JPH11314866A - 地震時のエレベータの遠隔監視システム - Google Patents
地震時のエレベータの遠隔監視システムInfo
- Publication number
- JPH11314866A JPH11314866A JP12220898A JP12220898A JPH11314866A JP H11314866 A JPH11314866 A JP H11314866A JP 12220898 A JP12220898 A JP 12220898A JP 12220898 A JP12220898 A JP 12220898A JP H11314866 A JPH11314866 A JP H11314866A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- remote monitoring
- earthquake
- elevator
- control center
- monitoring system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現状の遠隔監視システムでは地震時、広域に
わたり地震感知器が動作した場合、管制センタに遠隔監
視装置から送信される信号が集中し、通信回線がパンク
することが心配されていた。そこで、通信回線がパンク
することなく、かつ迅速に地震感知器の動作状況を把握
することのできる地震時のエレベータの遠隔監視システ
ムの提供。 【解決手段】 本発明の地震時のエレベータの遠隔監視
システムは、複数台の遠隔監視装置の通信回線をまと
め、地震時に送信される複数の信号の中から特定のデー
タを選択し、管制センタ９に送信する選択装置８を備
え、エレベータを設置しているビルに地震感知器６が動
作しやすい順に番号を付加したデータベース１０を前記
選択装置８と管制センタ９に備える構成とした。
わたり地震感知器が動作した場合、管制センタに遠隔監
視装置から送信される信号が集中し、通信回線がパンク
することが心配されていた。そこで、通信回線がパンク
することなく、かつ迅速に地震感知器の動作状況を把握
することのできる地震時のエレベータの遠隔監視システ
ムの提供。 【解決手段】 本発明の地震時のエレベータの遠隔監視
システムは、複数台の遠隔監視装置の通信回線をまと
め、地震時に送信される複数の信号の中から特定のデー
タを選択し、管制センタ９に送信する選択装置８を備
え、エレベータを設置しているビルに地震感知器６が動
作しやすい順に番号を付加したデータベース１０を前記
選択装置８と管制センタ９に備える構成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に地震時の地震
感知器の動作状況を把握するのに有効な、地震時のエレ
ベータの遠隔監視システムに関する。
感知器の動作状況を把握するのに有効な、地震時のエレ
ベータの遠隔監視システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】地震時、広域にわたり多数の地震感知器
が動作すると、管制センタの通信回線は遠隔監視装置か
ら一斉に送信される信号のためパンクすることが心配さ
れる。この問題を解決するために、特開昭３−１０６７
７６号公報には、遠隔監視装置から管制センタに送信す
る際、各遠隔監視装置に時間差を設け、優先順位の高い
ビルから順に行う方法が開示されている。
が動作すると、管制センタの通信回線は遠隔監視装置か
ら一斉に送信される信号のためパンクすることが心配さ
れる。この問題を解決するために、特開昭３−１０６７
７６号公報には、遠隔監視装置から管制センタに送信す
る際、各遠隔監視装置に時間差を設け、優先順位の高い
ビルから順に行う方法が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
管制センタは全ての遠隔監視装置からの信号を受信する
ため、管制センタの通信回線が長時間、地震感知器動作
の受信処理に占有されてしまう。この間に、遠隔監視装
置から閉じ込めなどの緊急の信号が送信された場合、管
制センタはこの信号を受信できず不都合が生じる。
管制センタは全ての遠隔監視装置からの信号を受信する
ため、管制センタの通信回線が長時間、地震感知器動作
の受信処理に占有されてしまう。この間に、遠隔監視装
置から閉じ込めなどの緊急の信号が送信された場合、管
制センタはこの信号を受信できず不都合が生じる。
【０００４】本発明の目的は、通信回線がパンクするこ
となく、また短時間で地震感知器の動作状況を把握でき
る地震時のエレベータの遠隔監視システムを提供するこ
とにある。
となく、また短時間で地震感知器の動作状況を把握でき
る地震時のエレベータの遠隔監視システムを提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、昇降路上部の機械室に設置されエレベータ
の制御を行う制御盤と、制御盤に接続され常時エレベー
タの状態を監視する遠隔監視装置と、前記機械室に設置
され前記制御盤と接続され地震を感知すると制御盤に信
号を送りエレベータを停止させる地震感知器と、遠隔監
視装置と通信回線を介して接続され全てのエレベータの
状態を集中監視している管制センタで構成されたエレベ
ータの遠隔監視システムにおいて、複数台の遠隔監視装
置の通信回線をまとめ、地震時に送信される複数の信号
の中から特定のデータを選択し、管制センタに送信する
選択装置を備える構成としたものである。
に本発明は、昇降路上部の機械室に設置されエレベータ
の制御を行う制御盤と、制御盤に接続され常時エレベー
タの状態を監視する遠隔監視装置と、前記機械室に設置
され前記制御盤と接続され地震を感知すると制御盤に信
号を送りエレベータを停止させる地震感知器と、遠隔監
視装置と通信回線を介して接続され全てのエレベータの
状態を集中監視している管制センタで構成されたエレベ
ータの遠隔監視システムにおいて、複数台の遠隔監視装
置の通信回線をまとめ、地震時に送信される複数の信号
の中から特定のデータを選択し、管制センタに送信する
選択装置を備える構成としたものである。
【０００６】上記構成としたことにより、地震時、広域
にわたり多数の地震感知器が動作し、遠隔監視装置から
一斉に信号が送信された場合、選択装置で上記データベ
ースと送信された信号を比較し、送信された信号の中で
最も地震感知器が動作しにくいビルを判定し、管制セン
タに送信する。管制センタでは、受信した信号と上記デ
ータベースから受信したビルよりも地震感知器が動作し
やすいビルの地震感知器が動作したと判断できる。この
ようなシステムとすることで、管制センタに送信する信
号を減らすことができ、管制センタの通信回線がパンク
することなく、短時間に地震感知器の動作状況を把握す
ることができる。
にわたり多数の地震感知器が動作し、遠隔監視装置から
一斉に信号が送信された場合、選択装置で上記データベ
ースと送信された信号を比較し、送信された信号の中で
最も地震感知器が動作しにくいビルを判定し、管制セン
タに送信する。管制センタでは、受信した信号と上記デ
ータベースから受信したビルよりも地震感知器が動作し
やすいビルの地震感知器が動作したと判断できる。この
ようなシステムとすることで、管制センタに送信する信
号を減らすことができ、管制センタの通信回線がパンク
することなく、短時間に地震感知器の動作状況を把握す
ることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【０００８】図１は制御盤４と、遠隔監視装置５と、地
震感知器６と、選択装置８と、管制センタ９で構成され
た地震時のエレベータの遠隔監視システムの全体構成図
である。遠隔監視装置５は制御盤４に取り付けられてお
り、また制御盤４は地震感知器６に通信回線７を介して
接続されている。遠隔監視装置５は選択装置８に通信回
線７を介して接続されており、選択装置８は管制センタ
９に通信回線７を介して接続されている。地震時、選択
装置８はメッシュに区切った地域１の１メッシュの地区
２にあるａビル〜ｅビルの遠隔監視装置５から送信され
る複数の信号の中から特定のデータを選択し、管制セン
タ９に送信する。
震感知器６と、選択装置８と、管制センタ９で構成され
た地震時のエレベータの遠隔監視システムの全体構成図
である。遠隔監視装置５は制御盤４に取り付けられてお
り、また制御盤４は地震感知器６に通信回線７を介して
接続されている。遠隔監視装置５は選択装置８に通信回
線７を介して接続されており、選択装置８は管制センタ
９に通信回線７を介して接続されている。地震時、選択
装置８はメッシュに区切った地域１の１メッシュの地区
２にあるａビル〜ｅビルの遠隔監視装置５から送信され
る複数の信号の中から特定のデータを選択し、管制セン
タ９に送信する。
【０００９】図２は過去の地震感知器６の動作状況から
エレベータを設置しているビルに地震感知器６が動作し
やすい順に番号を付加したデータベース１０と、地震時
に遠隔監視装置５から送信される複数の信号を比較し、
管制センタ９の受信部９ａに送信する信号を選択する判
定部８ａと信号を受信部９ａに送信する通信部８ｂを有
する選択装置８の構成図である。データベース１０では
地震感知器６が動作しにくいビルに大きな数値を付加し
ている。以下、この数値を動作レベルと記す。また、デ
ータベース１０は、管制センタ９にも備えておく。
エレベータを設置しているビルに地震感知器６が動作し
やすい順に番号を付加したデータベース１０と、地震時
に遠隔監視装置５から送信される複数の信号を比較し、
管制センタ９の受信部９ａに送信する信号を選択する判
定部８ａと信号を受信部９ａに送信する通信部８ｂを有
する選択装置８の構成図である。データベース１０では
地震感知器６が動作しにくいビルに大きな数値を付加し
ている。以下、この数値を動作レベルと記す。また、デ
ータベース１０は、管制センタ９にも備えておく。
【００１０】図３は選択装置８の処理を示したフローチ
ャートである。
ャートである。
【００１１】次に、図３のフローチャートに従い選択装
置８の処理を説明する。手順Ｓ１において選択装置８は
常に地震感知器６が動作し、遠隔監視装置５から信号が
送信されていないか監視している。信号を受信すると手
順Ｓ２において選択装置８は図２に示すように判定部８
ａで送信のあったビル名とデータベース１０を比較し、
動作レベルの最も大きいビル、即ち送信のあったビルの
中で最も地震感知器６が動作しにくいｄビルを選択す
る。次いで、手順Ｓ３において、選択装置８は通信部８
ｂから選択したビルを受信部９ａに送信する。管制セン
タ９はデータベース１０から受信したビルより動作レベ
ルの小さいビル、すなわち図２に示すａビル〜ｄビルが
動作したと判断できる。このようなシステムとすること
で、管制センタ９に送信される信号を減らすことがで
き、管制センタ９の通信回線がパンクすることなく、短
時間に、地震感知器の動作状況を把握することができ
る。
置８の処理を説明する。手順Ｓ１において選択装置８は
常に地震感知器６が動作し、遠隔監視装置５から信号が
送信されていないか監視している。信号を受信すると手
順Ｓ２において選択装置８は図２に示すように判定部８
ａで送信のあったビル名とデータベース１０を比較し、
動作レベルの最も大きいビル、即ち送信のあったビルの
中で最も地震感知器６が動作しにくいｄビルを選択す
る。次いで、手順Ｓ３において、選択装置８は通信部８
ｂから選択したビルを受信部９ａに送信する。管制セン
タ９はデータベース１０から受信したビルより動作レベ
ルの小さいビル、すなわち図２に示すａビル〜ｄビルが
動作したと判断できる。このようなシステムとすること
で、管制センタ９に送信される信号を減らすことがで
き、管制センタ９の通信回線がパンクすることなく、短
時間に、地震感知器の動作状況を把握することができ
る。
【００１２】本発明のデータベース１０は実施形態に限
定されず、震源の位置毎に分類したデータベース１０を
作成しておき、管制センタ９、選択装置８に地震発生
後、直ちに公表される震源位置の情報を入力するなど判
定に用いるデータを増やすことによって、更に制度の良
い地震感知器６の動作状況を把握することが可能であ
る。
定されず、震源の位置毎に分類したデータベース１０を
作成しておき、管制センタ９、選択装置８に地震発生
後、直ちに公表される震源位置の情報を入力するなど判
定に用いるデータを増やすことによって、更に制度の良
い地震感知器６の動作状況を把握することが可能であ
る。
【００１３】また、本実施形態では建屋の形状、地質等
によって決まる地震感知器６の動作しやすい建屋の順を
過去の地震感知器６の動作状況から求めたが、シミュレ
ータを用いて求めることも可能である。
によって決まる地震感知器６の動作しやすい建屋の順を
過去の地震感知器６の動作状況から求めたが、シミュレ
ータを用いて求めることも可能である。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
遠隔監視装置から管制センタに送信する信号を減らすこ
とができ、管制センタの通信回線がパンクすることな
く、短時間に地震感知器の動作状況を把握することがで
きる。
遠隔監視装置から管制センタに送信する信号を減らすこ
とができ、管制センタの通信回線がパンクすることな
く、短時間に地震感知器の動作状況を把握することがで
きる。
【図１】地震時のエレベータの遠隔監視システムの全体
構成図である。
構成図である。
【図２】選択装置の構成図である。
【図３】選択装置の処理を示したフローチャートであ
る。
る。
１ メッシュに区切った地域 ２ １メッシュの地区 ３ 機械室 ４ 制御盤 ５ 遠隔監視装置 ６ 地震感知器 ７ 通信回線 ８ 選択装置 ８ａ 判定部 ８ｂ 通信部 ９ 管制センタ ９ａ 受信部 １０ データベース
Claims (3)
- 【請求項１】 昇降路上部の機械室に設置されエレベー
タの制御を行う制御盤と、制御盤に接続され常時エレベ
ータの状態を監視する遠隔監視装置と、前記機械室に設
置され前記制御盤と接続され地震を感知すると制御盤に
信号を送りエレベータを停止させる地震感知器と、遠隔
監視装置と通信回線を介して接続され全てのエレベータ
の状態を集中監視している管制センタで構成されたエレ
ベータの遠隔監視システムにおいて、複数台の遠隔監視
装置の通信回線をまとめ、地震時に送信される複数の信
号の中から特定のデータを選択し、管制センタに送信す
る選択装置を備えたことを特徴とする地震時のエレベー
タの遠隔監視システム。 - 【請求項２】 前記選択装置と管制センタに、エレベー
タを設置しているビルに地震感知器が動作しやすい順に
番号を付加したデータベースを備えたことを特徴とする
請求項１記載の地震時のエレベータの遠隔監視システ
ム。 - 【請求項３】 前記データベースと地震時に遠隔監視装
置から送信される複数の信号を比較し、管制センタに送
信する信号を選択する判定部を備えたことを特徴とする
請求項１記載の地震時のエレベータの遠隔監視システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12220898A JPH11314866A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | 地震時のエレベータの遠隔監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12220898A JPH11314866A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | 地震時のエレベータの遠隔監視システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11314866A true JPH11314866A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14830235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12220898A Pending JPH11314866A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | 地震時のエレベータの遠隔監視システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11314866A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007168925A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーター用地震時管制運転の復旧対応システム |
-
1998
- 1998-05-01 JP JP12220898A patent/JPH11314866A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007168925A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーター用地震時管制運転の復旧対応システム |
| JP4659607B2 (ja) * | 2005-12-19 | 2011-03-30 | 株式会社日立ビルシステム | エレベーター用地震時管制運転の復旧対応システム |
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