JPH11314493A - ライティングボ―ド装置 - Google Patents

ライティングボ―ド装置

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Publication number
JPH11314493A
JPH11314493A JP4671599A JP4671599A JPH11314493A JP H11314493 A JPH11314493 A JP H11314493A JP 4671599 A JP4671599 A JP 4671599A JP 4671599 A JP4671599 A JP 4671599A JP H11314493 A JPH11314493 A JP H11314493A
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JP
Japan
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writing
recording medium
cleaner
cleaner liquid
liquid
Prior art date
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Application number
JP4671599A
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English (en)
Inventor
Kenzo Ariyama
賢三 有山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Elemex Corp, Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Elemex Corp
Priority to JP4671599A priority Critical patent/JPH11314493A/ja
Publication of JPH11314493A publication Critical patent/JPH11314493A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライティングボード装置では、書込み内容の
すべてを消去するとき、手で拭かなければならない面倒
があった。 【解決手段】 たとえば水等のクリーナ液で消去可能な
インクを用いて筆記具により書込みを行うシート状の記
録媒体Aと、その表面上を走査して書込み内容を読み取
る書込み内容読取手段Bと、それで読み取った書込み内
容を記録紙に記録する、熱転写プリンタやインクジェッ
トプリンタ等のプリント手段Cと、読取原稿上を走査し
て原稿情報を読み取る原稿情報読取手段Dと、それで読
み取った原稿情報を、同じく水等のクリーナ液で消去可
能なインクを用いて記録媒体Aに自動的に書き込む、イ
ンクジェットプリンタ・プロッタ等の自動書込み手段E
と、記録媒体A上を走査しながらその表面にクリーナ液
を付着して該記録媒体A上の書込み内容を消去する自動
消去手段Fとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マーカーペン等
の筆記具を用いてシート状の記録媒体の表面に書込みを
行う、会議等で用いる電子黒板装置や、プレゼンテーシ
ョンを行うときに用いるプレゼンテーション装置などの
ライティングボード装置に関し、壁掛けタイプやスタン
ド支持タイプや卓上タイプで、書込み面が黒色・白色・
緑色などの各種のライティングボード装置に適用する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば電子黒板装置の中には、
筆記具により任意の書込みを行うシート状の記録媒体
と、その記録媒体上を走査してその表面上の書込み内容
を読み取る書込み内容読取手段と、その書込み内容読取
手段で読み取った書込み内容を記録紙に記録するプリン
ト手段とを備えるものがある。
【0003】電子黒板装置の中には、また、たとえば特
開平3ー284044号公報に記載されるように、筆記
具のインクとして、クリーナ液で消去可能なインクを用
いるとともに、別途、原稿上を走査して原稿情報を読み
取る原稿情報読取手段と、その原稿情報読取手段で読み
取った原稿情報を、クリーナ液で消去可能なインクを用
いて筆記具により記録媒体に自動的に書き込む自動書込
み手段とを備えるものがある。
【0004】そして、記録媒体に、筆記具を用いて書込
みを行い、もしくは原稿情報読取手段で原稿情報を読み
取って自動書込み手段で書込みを行っていた。また、書
込み内容読取手段でその記録媒体上を走査して書込み内
容を読み取り、プリント手段で記録紙に記録していた。
【0005】一方、書込み内容のすべてを消去するとき
は、水等のクリーナ液をしみこませた拭き具で記録媒体
の表面を拭いて該表面にクリーナ液を付着し、筆記した
文字等を化学反応により消していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のライティングボード装置では、書込み内容のすべ
てを消去するとき、手で拭かなければならない面倒があ
った。
【0007】そこで、この発明の目的は、クリーナ液で
消すことができるインクを用い、筆記具や自動書込み手
段により記録媒体の表面に書込みを行うライティングボ
ード装置において、書込み内容のすべてを自動的に消す
ことができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、電子黒板装置やプレゼンテーション装置な
どのライティングボード装置において、たとえばエンド
レスのものを駆動ローラと従動ローラ間に掛け渡して設
け、水等のクリーナ液で消去可能なインクを用いて筆記
具により書込みを行うシート状の記録媒体と、その記録
媒体上を走査しながら表面にクリーナ液を付着して該記
録媒体上の書込み内容を自動消去する自動消去手段と、
を備えてなる、ことを特徴とする。
【0009】そして、この請求項1に記載の発明では、
使用時、クリーナ液で消去可能なインクを用いて筆記具
により記録媒体に任意の書込みを行う。記録媒体上の書
込み内容のすべてを一度に消去するときは、相対移動し
て自動消去手段で記録媒体上を走査しながらその表面に
クリーナ液を付着して書込み内容を消す。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のライティングボード装置において、自動消去手段に、
クリーナ液で洗浄スクイズして記録媒体上の書込み内容
を消去するクリーナ器と、クリーナ液を収納する貯蔵容
器と、作動したときその貯蔵容器とクリーナ器との間で
クリーナ液を循環するポンプと、そのポンプを作動する
とともに、クリーナ器で記録媒体上を走査する消去スイ
ッチと、を備えてなる、ことを特徴とする。
【0011】そして、この請求項2に記載の発明では、
記録媒体上の書込み内容のすべてを一括して消去すると
き、自動消去手段の消去スイッチを操作し、ポンプを作
動して貯蔵容器とクリーナ器との間でクリーナ液を循環
するとともに、相対移動してクリーナ器で記録媒体上を
走査して記録媒体の表面をクリーナ液で洗浄スクイズす
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1、また
は2に記載のライティングボード装置において、クリー
ナ液の濃度を検知してクリーナ液交換信号を発信する液
汚れ検知手段を備えてなる、ことを特徴とする。
【0013】そして、この請求項3に記載の発明では、
液汚れ検知手段でクリーナ液の濃度を検知して検知濃度
が所定以上のときクリーナ液の交換を促すクリーナ液交
換信号を発信する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1、2、
または3に記載のライティングボード装置において、記
録媒体上を走査して書込み内容を読み取る書込み内容読
取手段と、その書込み内容読取手段で読み取った書込み
内容を記録紙に記録する、熱転写プリンタやインクジェ
ットプリンタなどのプリント手段と、を備えてなる、こ
とを特徴とする。
【0015】そして、この請求項4に記載の発明では、
必要に応じ、相対移動して書込み内容読取手段で記録媒
体上を走査して書込み内容を読み取り、プリント手段で
記録紙に記録する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のライティングボード装置において、プリント手段で記
録紙に記録するとき、クリーナ液で消去可能なインクを
用いてなる、ことを特徴とする。
【0017】そして、この請求項5に記載の発明では、
プリント手段で記録紙に記録した記録内容も、クリーナ
液を付着して消去可能とする。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、または5に記載のライティングボード装置にお
いて、書込み信号を受けて、クリーナ液で消去可能なイ
ンクを用いて筆記具により記録媒体に自動的に書込みを
行う、インクジェットプリンタ・プロッタ等の自動書込
み手段を備えてなる、ことを特徴とする。
【0019】そして、この請求項6に記載の発明では、
書込み信号を受けて、クリーナ液で消去可能なインクを
用いて自動書込み手段で筆記具により記録媒体に自動的
に書込みを行う。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、または6に記載のライティングボード装置
において、記録媒体に書込みを行うインクを水で消すこ
とができるものとし、クリーナ液として水を使用してな
る、ことを特徴とする。
【0021】そして、この請求項7に記載の発明では、
クリーナ液として使用する水を自動消去手段で記録媒体
の表面に付着し、その記録媒体上の書込み内容を消す。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、または7に記載のライティングボード
装置において、外部機器と送受信を行う通信手段を備え
てなる、ことを特徴とする。
【0023】そして、この請求項8に記載の発明では、
通信手段を用いて、たとえば書込み内容読取手段で読み
取った書込み内容を遠隔地に送信するとともに、遠隔地
からの送信情報を受信してプリント手段や自動書込み手
段に入力する。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
のライティングボード装置において、通信手段で消去信
号を送受信可能とし、自動消去手段で記録媒体上の書込
み内容を自動消去してなる、ことを特徴とする。
【0025】そして、この請求項9に記載の発明では、
通信手段で消去信号を送信して相手方の記録媒体上の書
込み内容を自動消去手段で自動消去して後、たとえば書
込み内容を送信して相手方の記録媒体に書込みを行うと
ともに、消去信号を受信して自分のところの記録媒体の
書込み内容を自動消去して後、たとえば送信情報を受信
して自動書込み手段により記録媒体に書込みを行う。
【0026】請求項10に記載の発明は、請求項1に記
載のライティングボード装置において、書込み内容を表
示する複数の表示面を備えてなる、ことを特徴とする。
【0027】そして、この請求項10に記載の発明で
は、記録媒体上の書込み内容を複数の表示面で表示す
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1は、この発明を電
子黒板装置に適用した場合の一例の構成ブロック図であ
る。
【0029】図示電子黒板装置は、たとえばエンドレス
のものを駆動ローラと従動ローラ間に掛け渡して設け、
水等のクリーナ液で消去可能なたとえば水溶性や半水溶
性のインクを用いて筆記具により書込みを行うシート状
の記録媒体Aと、その記録媒体A上を走査してその表面
上の書込み内容を読み取る書込み内容読取手段Bと、そ
の書込み内容読取手段Bで読み取った書込み内容を記録
紙に記録する、熱転写プリンタやインクジェットプリン
タなどのプリント手段Cと、原稿上を走査して原稿情報
を読み取る原稿情報読取手段Dと、その原稿情報読取手
段Dで読み取った原稿情報を、クリーナ液で消去可能な
インクを用いて筆記具により記録媒体Aに自動的に書き
込む、インクジェットプリンタ・プロッタ等の自動書込
み手段Eと、記録媒体A上を走査しながらその表面にク
リーナ液を付着して該記録媒体A上の書込み内容を自動
消去する自動消去手段Fと、別の電子黒板装置などの外
部機器と送受信を行う通信手段Gと、全体を制御するパ
ソコンPCと、を備えてなる。
【0030】そして、使用時、クリーナ液で消去可能な
インクを用いて筆記具により手で記録媒体Aに任意の書
込みを行う。または、原稿情報読取手段Dで原稿上を走
査してその表面上の原稿情報を読み取り、クリーナ液で
消去可能なインクを用いて自動書込み手段Eで筆記具に
より記録媒体Aに自動的に書込みを行う。
【0031】記録媒体A上への書込み内容は、必要に応
じ、相対移動して書込み内容読取手段Bで記録媒体A上
を走査して書込み内容を読み取り、プリント手段Cで記
録紙に記録する。記録媒体A上の書込み内容のすべてを
一括して消去するときは、相対移動して自動消去手段F
で記録媒体A上を走査しながらその表面にクリーナ液を
付着して書込み内容を消す。
【0032】また、通信手段Gを用いて、たとえば書込
み内容読取手段Bで読み取った書込み内容を遠隔地に送
信するとともに、遠隔地からの送信情報を受信してプリ
ント手段Cや自動書込み手段Eに入力する。
【0033】図2には、その電子黒板装置を具現化して
示す。図2に示すように、電子黒板装置10は、たとえ
ば会議室の壁に掛けて備える。
【0034】電子黒板装置10のフレームケース11
は、扁平な矩形形状をなし、横長にして立てて備え、正
面に大きな窓孔11aを設ける。そして、その窓孔11
aから、記録媒体Aのフラットな一部を臨ませてなる。
図示例では、記録媒体Aとして、エンドレスの書込みシ
ート12を使用し、それを後述のごとくフレームケース
11内において張り渡してなる。
【0035】フレームケース11の手前には下縁に沿っ
て細長なトレイ13を取り付け、そのトレイ13上には
筆記具14や拭き具15などを乗せる。筆記具14は、
図示例では水で消すことができる水溶性または半水溶性
のインクを使用し、書込みシート12上に文字や絵など
を書き込むときに使用する。一方、拭き具15は、図示
例では水をしみ込ませてなり、書込みシート12を拭い
てその表面上の書込み内容を消すときに使用する。
【0036】なお、手で拭いて書込みシート12上の書
込み内容を消すときには、この拭き具15に代えて、た
とえばウェットティッシュなどを近くに置いてそれを使
い捨てで使用するようにしてもよい。
【0037】前述したフレームケース11の下には、ま
た、プリント手段Cとして、手前に記録紙受け16を有
する熱転写式プリンタ17を取り付けるとともに、2つ
の収納ケース18・19を順に並べて取り付ける。
【0038】他方、フレームケース11の片側側縁に
は、スイッチ群20を設ける。スイッチ群20の中に
は、上述した書込みシート12を搬送するときの搬送ス
イッチ、書込みシート12上の書込み内容を読み取りプ
リントアウトするときのプリントスイッチ、書込み内容
を消去するときの消去スイッチ20aなどを備える。
【0039】さて、そのようなフレームケース11内に
は、左右に、図3に示すように駆動ローラ22と従動ロ
ーラ23とを立てて互いに平行に設ける。それらのロー
ラ22・23間には、前述の書込みシート12を掛け渡
し、図示省略したスプリングで従動ローラ23を付勢し
てそれら両ローラ22・23間で張り渡してなる。
【0040】そして、上述したスイッチ群20の搬送ス
イッチを操作し、図示省略する駆動源からの回転を伝達
して駆動ローラ22を回転するとともに従動ローラ23
を従動回転し、書込みシート12を図中左右方向に搬送
する。なお、図中符号24は、書込みシート12の裏側
に設けて窓孔11aから臨ませる部分に裏当てする裏板
である。
【0041】また図3に示すように、フレームケース1
1内には、片側に、書込み内容読取手段Bとして、スキ
ャナ25を設ける。スキャナ25は、詳しくは図示省略
するが、複写機やこの種の電子黒板装置などではすでに
広く使用されるものであり、書込みシート12の搬送と
ともにその書込みシート12上の書込み内容を読み取る
ものである。そして、そのスキャナ25からの信号をパ
ソコンPCを介して熱転写式プリンタ17に入れ、読取
内容を縮小して該プリンタ17内に備える記録紙に記録
し、前述した記録紙受け16上にプリントアウトする。
【0042】パソコンPCには、セットした読取原稿上
を走査してその表面上の原稿情報を読み取る原稿読取手
段Dを接続する。また、その原稿読取手段Dで読み取っ
た原稿情報を書込みシート12に自動的に書き込む自動
書込み手段Eを接続する。図示例では、自動書込み手段
Eとして、筆記具のインクと同様に、水溶性または半水
溶性のインクを用いたインクジェットプリンタやプロッ
タを使用する。
【0043】ところで、この発明では、書込みシート1
2上を走査しながらその表面にクリーナ液を付着して該
書込みシート12上の書込み内容を自動消去する自動消
去手段Fを設ける。自動消去手段Fには、前述した消去
スイッチ20aとともに、以下に説明するクリーナ器2
6や貯蔵容器32やポンプ34などを備えてなる。
【0044】クリーナ器26は、書込みシート12の表
面にクリーナ液を付着してクリーナ液で具体的には後述
するごとく洗浄スクイズするもので、たとえば図3に示
すように角柱状につくり、エンドレスの書込みシート1
2の裏面側の張り渡した部分に外側から押し当てる押し
当て面26aを有し、その押し当て面26aに縦長の開
口26bをあけ、図4に示す横断面図から判るとおり該
開口26b内に凹溝26cを設ける。そして、その凹溝
26c内には直線状のブラシ27を縦2列に備え、それ
らの先端を押し当て面26aとほぼ等しくする。
【0045】上述した例では、凹溝26c内にブラシ2
7を縦2列に備えたが、たとえば図5に示すようにブラ
シ27に代えて仕切板28を縦2列に設ける構成として
もよく、また図6に示すようにコロ29を回転自在に設
ける構成などとしてもよい。なお、この場合も、図示す
るようにコロ29の外面を押し当て面26aとほぼ等し
くすることが好ましい。
【0046】そして、この種のクリーナ器26には、図
3に示すとおり、上部に、凹溝26c内に通ずる導入口
26dを設け、その導入口26dにチューブ30を接続
し、途中の電磁弁31を介して貯蔵容器32に配管接続
する。また、下部に、同じく凹溝26c内に通ずる排出
口26eを設け、その排出口26eに別のチューブ33
aを接続し、途中のポンプ34からチューブ33bを通
して同様に貯蔵容器32に配管接続する。
【0047】貯蔵容器32は、たとえば図7に示すよう
に、ボトル形状の容器36内に、図示例では水よりなる
クリーナ液37を収納し、容器36の口部36aにキャ
ップ38を取り付けてなる。キャップ38からは容器3
6内に濾過用フィルタ39を吊り下げ、またキャップ3
8には排出管40および導入管41を貫通して設ける。
そして、排出管40には前述のチューブ30を、導入管
41には前述のチューブ33bを取り付け、排出管40
は濾過用フィルタ39を貫通して容器36の底部までの
ばし、他方導入管41は口部36aのところまでとして
なる。
【0048】また、図7に示すとおり、貯蔵容器32
は、容器36の肩部下からオーバーフロー口36bを下
向きにのばし、その先端にオーバーフロー管61の一端
をはめ付ける。オーバーフロー管61は、図3に示すよ
うに、他端をクリーナ液タンク60の口60aから内部
に入れる。クリーナ液タンク60は、樹脂製等の容器
で、クリーナ液37を貯蔵容器32よりはるかに大量に
収容してなる。クリーナ液タンク60の口60aには、
また別に、バイパス管62の一端を挿入する。バイパス
管62は、ポンプ34の手前で上述したチューブ33a
に接続する。
【0049】これにより、図3に示すとおり、貯蔵容器
32から排出管40を通してチューブ30内に入り、途
中電磁弁31内を通過してクリーナ器26の導入口26
dに至り、クリーナ器26の凹溝26c内を通って排出
口26eに達し、別のチューブ33a内を通って途中ポ
ンプ34内を通過し、チューブ33bから導入管41を
通して再び元の貯蔵容器32内に戻る第1の循環路J
(図3中実線矢印で示す循環路)を形成する。そして、
ポンプ34を作動し、該第1の循環路Jを通してクリー
ナ液37を濾過用フィルタ39で濾過しながら循環す
る。
【0050】また、それとは別に、クリーナ液タンク6
0からバイパス管62およびチューブ33aを通してポ
ンプ34に入り、チューブ33bから導入管41を通し
て貯蔵容器32内に導き、そこにクリーナ液37を補給
するとともに、その貯蔵容器32でオーバーフローした
クリーナ液をオーバーフロー管61を通して再び元のク
リーナ液タンク60に戻す第2の循環路K(図3中点線
矢印で示す循環路)を形成してなる。
【0051】なお、図示例では、図3に示す貯蔵容器3
2は図2に示す収納ケース18内に収納し、また図3に
示すポンプ34は図2に示す収納ケース19内に収納す
る。また、図3に示すクリーナ液タンク60は、図2で
は図示省略するが、電子黒板装置10の下方に設ける収
納ケース内に収納してなる。
【0052】クリーナ器26に入るクリーナ液37を遮
断する電磁弁31は、もちろん、図示例のような電磁弁
に限らず、カム等で作動してクリーナ液を遮断する機械
式のものなどであってもよい。また、クリーナ液の循環
路途中に設ける濾過用フィルタ39は、図示例のように
貯蔵容器32内に限らず、循環路の他の個所に設けても
よい。このように濾過用フィルタ39を循環路途中に設
けることにより、濾過用フィルタ39でクリーナ液37
中に混入した不純物を除去する。
【0053】この発明は、たとえば以上のごとく構成す
る。そして、使用時は、通常の電子黒板装置と同様に、
トレイ13上の筆記具14を手に持ち、必要に応じ拭き
具15でクリーナ液を付着して消しながら、書込みシー
ト12の表面に文字や絵などを書き込む。窓孔11aか
ら露出する書込みシート12だけではスペース的に不十
分となったときには、スイッチ群20中の搬送スイッチ
を押して書込みシート12を搬送し、未使用の余白部分
を適宜繰り出して窓孔11a内に臨ませ、そこに書込み
を行う。
【0054】書込み内容をプリントアウトするときは、
スイッチ群20中のプリントスイッチを押して書込みシ
ート12を搬送し、その書込みシート12上の書込み内
容をスキャナ25で読み取り、その読取内容を熱転写式
プリンタ17で記録紙に記録して記録紙受け16上にプ
リントアウトする。
【0055】書込みシート12上の書込み内容のすべて
を一度に消去するときは、スイッチ群20中の消去スイ
ッチ20aを押し、書込みシート12を搬送するととも
にポンプ34を作動する。そして、まずクリーナ液タン
ク60内のクリーナ液37を吸い上げる。
【0056】なお、ポンプ34を作動したとき、まずク
リーナ液タンク60内のクリーナ液37を吸い上げるこ
とができるように、クリーナ液タンク60内のクリーナ
液面とポンプ34の吸込口間の高低差h(図11参照)
を小さくすべく、クリーナ液タンク60とポンプ34と
を近接して設置することが好ましい。
【0057】そうして、クリーナ液タンク60内からの
クリーナ液37の吸い上げを呼び水としてクリーナ器2
6内の凹溝26c内を負圧化し、張力によりクリーナ器
26に当てていた書込みシート12をさらに引き付け、
クリーナ器26の押し当て面26aに密着して該書込み
シート12で開口26bを密閉する。このとき、図4に
示すように、書込みシート12の表面をブラシ27の先
端に当て、書込みシート12が変形しまた凹溝26c内
に入り込むことを阻止する。
【0058】そして、ポンプ34の作動により、図8中
矢示するように貯蔵容器32内のクリーナ液37をクリ
ーナ器26内の凹溝26cを通して循環するとともに、
書込みシート12を搬送し、クリーナ器26の開口26
bを通してその書込みシート12の表面にクリーナ液3
7を付着し、表面を洗浄スクイズして書込みシート12
上の書込み内容を消す。図示実施の形態では、凹溝26
c内にブラシ27を設けるから、そのブラシ27でクリ
ーナ液37を十分に保持して書込みシート12の表面に
ムラなく塗布することができる。
【0059】書込み内容を消去して後は、再び消去スイ
ッチ20aを押し、書込みシート12の搬送を停止する
とともに、ポンプ34の作動を止める。図示例では、タ
イマにより電磁弁31をある時間閉じて図9に示すよう
に貯蔵容器32からクリーナ器26に入るクリーナ液3
7を遮断する。そして、押し当て面26aに付着するイ
ンクを含めてクリーナ器26のクリーナ液37を強制的
に吸引除去し、所定時間経過後完全に吸引除去してか
ら、ポンプ34の作動を止め、電磁弁31を開く。これ
により、消去後のクリーナ器26からのクリーナ液37
の漏洩を防ぐ。
【0060】このとき、電磁弁31としてたとえば3ポ
ート弁を使用し、残ったクリーナ液を吸引除去すると
き、貯蔵容器32からクリーナ器26への通路を遮断す
るとともに、大気へと通ずる通路を開放すると、空気を
吸い込んで残留クリーナ液の吸引効果を一層高めること
ができる。
【0061】ところで、この種の電子黒板装置では、適
宜個所に備えるスイッチやレバーなどの切換操作部材を
切換操作することにより、また消去スイッチ20aを操
作したとき自動的に、書込みシート12に対してクリー
ナ器26を接離するようにするとよい。
【0062】たとえば、書込み内容を消去するときは書
込みシート12の張力で図8に示すように書込みシート
12をクリーナ器26に当て、消去しないときは図示し
ないがたとえばソレノイドを作動してリンク機構を介し
てクリーナ器26を動かし、図10に示すように書込み
シート12からクリーナ器26を離す。
【0063】なお、図11に示すように、貯蔵容器32
内のクリーナ液面とクリーナ器26の導入口26d間の
高低差をHとすると、そのHが大きくなるほどポンプ圧
を高く設定しなければならず、すると書込みシート12
に対するクリーナ器26の吸着力を高めることとなる。
そこで、この種の電子黒板装置では、その吸着力が最良
となるように、貯蔵容器32の位置を設定するとよい。
【0064】図示例では、図3および図11に示すよう
に、第2の循環路Kのクリーナ液タンク60とポンプ3
4間に流量調整装置63を備えてなる。そして、この流
量調整装置63を調整してバイパス管62を流れるクリ
ーナ液37の最大流量を調整する。これにより、クリー
ナ液タンク60内のクリーナ液37を呼び水としてポン
プ34でクリーナ器26からクリーナ液37を確実に吸
引することができるようにするとともに、クリーナ器2
6が書込みシート12を吸着する吸着力を微調整する。
【0065】図示例では、また、上述したとおり、貯蔵
容器32内からオーバーフローしたクリーナ液37をク
リーナ液タンク60へと導くオーバーフロー管61を設
けて第2の循環路Kを形成してなる。そして、貯蔵容器
32内のクリーナ液37が一定量以上となったとき、オ
ーバーフローしてオーバーフロー管61を通してクリー
ナ液タンク60に入るようにする。これにより、貯蔵容
器32内のクリーナ液面を一定としてクリーナ液37を
吸い上げるポンプ圧を不変とし、書込みシート12に対
するクリーナ器26の吸着力の変動をなくすことができ
る。
【0066】なお、図示例では、図11に概略的に示す
ように、クリーナ液タンク60に、クリーナ液37の濃
度を検知する、たとえば光センサなどの液汚れ検知手段
70を設ける。そして、検知濃度が所定以上となったと
き、クリーナ液37の交換を促すクリーナ液交換信号を
発信し、適宜手段で警告を発するようにしてなる。
【0067】この種の電子黒板装置では、書込みシート
12と接触するクリーナ器26の押し当て面26aに、
たとえばテフロンテープを貼り付けるなどしてテフロン
処理を施すとよい。このようにすることにより、擦れて
書込みシート12の表面に傷が付くことを防ぐととも
に、書込みシート12とクリーナ器26間の摩擦抵抗を
小さくすることができる。
【0068】また、書込みシート12の表面にたとえば
サンドをぶつけてマット加工処理を施す。このようにす
ることにより、書込みシート12の表面粗さを大きく
し、書込みシート12への書込みを容易とするととも
に、反射をなくして書込み内容をたとえば横からも見や
すくすることができる。
【0069】ところで、上述した例では、電子黒板装置
10が壁掛けタイプである例を示した。しかし、この発
明では、ライティングボード装置は、壁掛けタイプに限
らず、図12に示すようにスタンド42で支持するスタ
ンド支持タイプであってもよく、また図示しないが一回
り小さくして卓上でも使用できる卓上タイプであっても
よい。
【0070】この図12に示す例では、プリンタ17の
下に収納ケース65・66を順に設け、上方の収納ケー
ス65内にポンプ34を収納するとともに、下方の収納
ケース66内にクリーナ液タンク60を収納してなる。
また、フレームケース11の丁度消去スイッチ20a位
置の裏に別の収納ケース67を設け、そこに貯蔵容器3
2を収納してなる。なお、この図12では、この他、図
3中の対応する部分に用いた符号をそのまま使用し、重
複説明を省略する。
【0071】また、上述した例では、書込みシート12
を左右方向に搬送したが、図13に示すように上下方向
に搬送するようにしてもよい。すなわち、図13では、
駆動ローラ22と従動ローラ23とを水平に設け、さら
にガイドローラ43も設けてそれらのローラ22・23
・43間に掛け渡し、書込みシート12を三角に張り渡
す。
【0072】図13に示す電子黒板装置にも、貯蔵容器
32とは別にクリーナ液タンク60を設け、貯蔵容器3
2内のクリーナ液37をポンプ34でクリーナ器26を
通してそれにクリーナ液37を補給しながら循環する第
1の循環路Jを形成するとともに、それとは別に、クリ
ーナ液タンク60内のクリーナ液37をポンプ34で貯
蔵容器32を通してそれにクリーナ液37を補給しなが
ら循環する第2の循環路Kを形成したものである。
【0073】そして、駆動ローラ22とガイドローラ4
3間に掛け渡す書込みシート12の水平部分に、下方か
らクリーナ器26を押し当てる。クリーナ器26は、液
受皿44上に設け、万が一クリーナ器26からクリーナ
液37が漏れたときは、液受皿44で受け止め、受け止
めたクリーナ液37をチューブ45を通して貯蔵容器3
2に戻すことができるようになっている。この他、図1
3でも、上述した例の対応する部分に用いた符号をその
まま使用し、詳しい説明を省略する。
【0074】さらに、上述した例では、記録媒体Aをエ
ンドレスの書込みシート12として回転搬送する例を示
した。しかし、この発明では、記録媒体Aを有端ベルト
状となし、それを複数のローラ間に張り渡して往復搬送
するようにしてもよい。また、記録媒体Aをロールアッ
プスクリーンタイプとし、書込みを行うときは、巻き戻
して掛け止めし、記録媒体Aをスクリーン状に張り渡
し、使用後は、掛け止めを外してたとえば自動的にロー
ル状に巻き上げるようにしてもよい。そして、たとえ
ば、記録媒体Aの引き出し位置に該記録媒体Aを裏板と
の間で挾むようにクリーナ器を設け、使用後巻き上げる
ときにそのクリーナ器でクリーナ液を付着して書込み内
容を消去するようにする。
【0075】さて、上述した例では、プリント手段Cと
して熱転写式プリンタ17を用いた。しかし、当然にプ
リント手段Cは、熱転写式プリンタに限るものではな
く、たとえばクリーナ液で消去可能なインクを用いたイ
ンクジェットプリンタを使用してもよい。
【0076】そのようなインクジェットプリンタを使用
すると、記録紙の記録面をクリーナ液で拭くことにより
記録内容を消去して記録紙を何度でも繰り返し使用する
ことができ、今日の資源保護の要請に応えることができ
る。
【0077】また、上述した例と同様に、熱転写プリン
タを用いても、記録紙として熱可逆性のものを使用する
ことで、熱を加えることにより同様に記録内容を消去し
て記録紙を繰り返し使用することができる。
【0078】また、たとえばパソコンPCに、外部の電
子黒板装置と送受信を行う通信手段Gを接続し、たとえ
ば書込み内容読取手段Bで読み取った書込み内容、また
は原稿情報読取手段Dで読み取った原稿情報を遠隔地に
送信するとともに、遠隔地からの送信情報を受信してプ
リント手段Cまたは自動書込み手段Eに入力するとよ
い。
【0079】このとき、通信手段Gで、併せて、消去信
号を送受信可能とし、自動消去手段Fで記録媒体上の書
込み内容を自動消去するとよい。
【0080】そして、通信手段Gで、消去信号を送信し
て相手方の記録媒体上の書込み内容を自動消去して後、
たとえば書込み内容や原稿情報を送信して相手方の記録
媒体に書込みを行うようにする。また、通信手段Gで、
消去信号を受信して自分のところの記録媒体Aの書込み
内容を自動消去して後、たとえば送信情報を受信して自
動書込み手段Eで筆記具により記録媒体Aに自動的に書
込みを行うようにする。
【0081】ところで、以上の説明では、この発明を電
子黒板装置に適用した場合について説明した。しかし、
この発明は、電子黒板装置の他、たとえばプレゼンテー
ションを行うときに用いるプレゼンテーション装置にも
同様に適用することができる。図14は、この発明をプ
レゼンテーション装置に適用した場合の一例の構成ブロ
ック図である。
【0082】図示プレゼンテーション装置は、たとえば
エンドレスのものを駆動ローラと従動ローラ間に掛け渡
して設け、水等のクリーナ液で消去可能なたとえば水溶
性や半水溶性のインクを用いて筆記具により書込みを行
うシート状の記録媒体Aと、原稿上を走査してその表面
上の原稿情報を読み取る原稿情報読取手段Dと、その原
稿情報読取手段Dで読み取った原稿情報を、クリーナ液
で消去可能なインクを用いて筆記具により記録媒体Aに
自動的に書き込む、インクジェットプリンタ・プロッタ
等の自動書込み手段Eと、記録媒体A上を走査しながら
その表面にクリーナ液を付着して該記録媒体A上の書込
み内容を自動消去する自動消去手段Fと、別のプレゼン
テーション装置などの外部機器と送受信を行う通信手段
Gと、全体を制御するパソコンPCと、を備えてなる。
【0083】そして、使用時、クリーナ液で消去可能な
インクを用いて筆記具により手で記録媒体Aに任意の書
込みを行う。または、原稿情報読取手段Dで原稿上を走
査してその表面上の原稿情報を読み取り、クリーナ液で
消去可能なインクを用いて自動書込み手段Eで筆記具に
より記録媒体Aに自動的に書込みを行う。
【0084】記録媒体A上の書込み内容のすべてを一度
に消去するときは、自動消去手段Fで記録媒体A上を走
査しながらその表面にクリーナ液を付着して書込み内容
を消す。
【0085】また、通信手段Gを用いて、たとえば原稿
情報読取手段Dで読み取った原稿情報を遠隔地に送信す
るとともに、遠隔地からの送信情報を受信して自動書込
み手段Eに入力し、記録媒体A上に書込みを行ってたと
えば図15に示すようにプレゼンテーション装置の表示
ボード80の表示面に表示する。
【0086】図16には、表示ボードの裏面側にも表示
面を設けた場合のプレゼンテーション装置の構成ブロッ
ク図を示す。このプレゼンテーション装置では、図17
に示すように、表示ボード80の裏面側にも表示を行
い、また裏面側からも書込みを行うことができるように
する。
【0087】図16および図17に示す例では、表示ボ
ード80に設ける表示面が2面の場合について説明した
が、3面以上でもよく、多面状として四方から見ること
ができるようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、書込み
内容のすべてを一括して消去するとき、相対移動して自
動消去手段で記録媒体上を走査しながらその表面にクリ
ーナ液を付着し、面倒なく書込み内容のすべてを自動的
に消去することができ、手で拭いて消さなければならな
いわずらわしさをなくすことができる。
【0089】請求項2に記載の発明によれば、記録媒体
上の書込み内容のすべてを一括して消去するとき、自動
消去手段の消去スイッチを操作し、ポンプを作動して貯
蔵容器とクリーナ器との間でクリーナ液を循環するとと
もに、クリーナ器で記録媒体上を走査して記録媒体の表
面をクリーナ液で洗浄スクイズするから、上記効果に加
えて、消去スイッチを操作するだけの簡単な操作で、ク
リーナ液を循環して繰り返し書込み内容を消すことがで
きる。
【0090】請求項3に記載の発明によれば、液汚れ検
知手段でクリーナ液の濃度を検知して検知濃度が所定以
上であるときクリーナ液の交換を促すクリーナ液交換信
号を発信するから、上記効果に加えて、クリーナ液の交
換忘れをなくして消去性能の低下を防止することができ
る。
【0091】請求項4に記載の発明によれば、必要に応
じ、書込み内容読取手段で記録媒体上を走査して書込み
内容を読み取り、プリント手段で記録紙に記録するか
ら、上記効果に加えて、ライティングボード装置の機能
を拡大することができる。
【0092】請求項5に記載の発明によれば、プリント
手段で記録紙に記録した記録内容も、クリーナ液を付着
することにより容易に消すことができ、上記効果に加え
て、記録紙のリサイクル使用を可能として資源保護に寄
与することができる。
【0093】請求項6に記載の発明によれば、書込み信
号を受けて、クリーナ液で消去可能なインクを用いて自
動書込み手段で筆記具により記録媒体に自動的に書込み
を行うから、自動書込み手段による書込み内容も同様に
自動消去手段で一括消去することができる。そして、上
記効果に加えて、原稿内容やフロッピーディスクへの記
憶内容を記録媒体に自動的に書き込むことができ、通電
表示でなく、筆記具を用いた書込み内容の表示であるか
ら、長時間の表示でも電力消費がなく、経済的である。
【0094】請求項7に記載の発明によれば、クリーナ
液として水を自動消去手段で記録媒体の表面に付着し、
その記録媒体上の書込み内容を消すから、上記効果に加
えて、クリーナ液を発注したり予備のクリーナ液を準備
したりする面倒をなくし、使い勝手をよくすることがで
きる。
【0095】請求項8に記載の発明によれば、上記効果
に加えて、通信手段を用いて、たとえば書込み内容読取
手段で読み取った書込み内容を遠隔地に送信するととも
に、遠隔地からの送信情報を受信してたとえばプリント
手段に入力して記録紙に記録し、または自動書込み手段
に入力して記録媒体上に書き込むことができる。
【0096】請求項9に記載の発明によれば、上記効果
に加えて、通信手段を用いて書込みを行う前に、相手方
の記録媒体や自分のところの記録媒体上の書込み内容を
自動消去することができ、書込みを行う前にあらかじめ
手でわざわざ記録媒体上の書込み内容を消すわずらわし
さをなくすことができる。
【0097】請求項10に記載の発明によれば、記録媒
体上の書込み内容を複数の表示面で表示するから、上記
効果に加えて、表示面を見ることができる角度を広げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を電子黒板装置に適用した場合の一例
の構成ブロック図である。
【図2】その電子黒板装置を具現化した壁掛けタイプの
電子黒板装置の使用状態図である。
【図3】その内部機構の概略構成を示す斜視図である。
【図4】その電子黒板装置で使用するクリーナ器の横断
面図である。
【図5】その電子黒板装置で使用するクリーナ器の他例
の横断面図である。
【図6】その電子黒板装置で使用するクリーナ器のさら
に他例の横断面図である。
【図7】その電子黒板装置で使用する貯蔵容器の縦断面
図である。
【図8】その電子黒板装置において、書込み内容を消去
するときのクリーナ液の流れを示す説明図である。
【図9】書込み内容を消去して後、残留クリーナ液を吸
引除去するときのクリーナ液の流れを示す説明図であ
る。
【図10】上記電子黒板装置において、記録媒体からク
リーナ器を離した状態説明図である。
【図11】その電子黒板装置において、書込み内容を消
去するときのクリーナ液の全体の流れを示す説明図であ
る。
【図12】電子黒板装置をスタンドで支持して使用する
ときの使用状態説明図である。
【図13】記録媒体を縦方向に搬送するタイプの電子黒
板装置の内部機構の概略構成を示す斜視図である。
【図14】この発明をプレゼンテーション装置に適用し
た場合の一例の構成ブロック図である。
【図15】そのプレゼンテーション装置を具現化したス
タンド支持タイプのプレゼンテーション装置の使用状態
図である。
【図16】表示ボードの裏面側にも表示面を設けたプレ
ゼンテーション装置の構成ブロック図である。
【図17】そのプレゼンテーション装置を具現化したス
タンド支持タイプの表示ボードの表裏面を示す使用状態
図である。
【符号の説明】
A 記録媒体 B 書込み内容読取手段 C プリント手段 D 原稿情報読取手段 E 自動書込み手段 F 自動消去手段 G 通信手段 PC パソコン 10 電子黒板装置(ライティングボード装置) 12 書込みシート(記録媒体) 14 筆記具 15 拭き具 17 熱転写式プリンタ 20 スイッチ群 20a 消去スイッチ 22 駆動ローラ 23 従動ローラ 25 スキャナ 26 クリーナ器 32 貯蔵容器 34 ポンプ 37 クリーナ液 60 クリーナ液タンク 70 液汚れ検知手段 80 プレゼンテーション装置の表示ボード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーナ液で消去可能なインクを用いて
    筆記具により書込みを行うシート状の記録媒体と、 その記録媒体上を走査しながら表面にクリーナ液を付着
    して該記録媒体上の書込み内容を自動消去する自動消去
    手段と、 を備えてなる、ライティングボード装置。
  2. 【請求項2】 前記自動消去手段に、 クリーナ液で洗浄スクイズして前記記録媒体上の書込み
    内容を消去するクリーナ器と、 クリーナ液を収納する貯蔵容器と、 作動したときその貯蔵容器と前記クリーナ器との間でク
    リーナ液を循環するポンプと、 そのポンプを作動するとともに、前記クリーナ器で前記
    記録媒体上を走査する消去スイッチと、 を備えてなる、請求項1に記載のライティングボード装
    置。
  3. 【請求項3】 クリーナ液の濃度を検知してクリーナ液
    交換信号を発信する液汚れ検知手段を備えてなる、請求
    項1、または2に記載のライティングボード装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体上を走査して書込み内容を
    読み取る書込み内容読取手段と、 その書込み内容読取手段で読み取った書込み内容を記録
    紙に記録するプリント手段と、 を備えてなる、請求項1、2、または3に記載のライテ
    ィングボード装置。
  5. 【請求項5】 前記プリント手段で記録紙に記録すると
    き、クリーナ液で消去可能なインクを用いてなる、請求
    項4に記載のライティングボード装置。
  6. 【請求項6】 書込み信号を受けて、クリーナ液で消去
    可能なインクを用いて筆記具により前記記録媒体に自動
    的に書込みを行う自動書込み手段を備えてなる、請求項
    1、2、3、4、または5に記載のライティングボード
    装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体に書込みを行うインクを水
    で消すことができるものとし、クリーナ液として水を使
    用してなる、請求項1、2、3、4、5、または6に記
    載のライティングボード装置。
  8. 【請求項8】 外部機器と送受信を行う通信手段を備え
    てなる、請求項1、2、3、4、5、6、または7に記
    載のライティングボード装置。
  9. 【請求項9】 前記通信手段で消去信号を送受信可能と
    し、前記自動消去手段で前記記録媒体上の書込み内容を
    自動消去してなる、請求項8に記載のライティングボー
    ド装置。
  10. 【請求項10】 書込み内容を表示する複数の表示面を
    備えてなる、請求項1に記載のライティングボード装
    置。
JP4671599A 1998-02-25 1999-02-24 ライティングボ―ド装置 Pending JPH11314493A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4671599A JPH11314493A (ja) 1998-02-25 1999-02-24 ライティングボ―ド装置

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JP6067298 1998-02-25
JP10-60672 1998-02-25
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102950939A (zh) * 2012-11-08 2013-03-06 西安石油大学 一种万次水写毛笔书写台
CN107150532A (zh) * 2017-07-10 2017-09-12 无锡市南长实验中学 一种小学生用自动清洁的黑板

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