JPH11313194A - 可変解像度における画像化のための登録装置及び方法 - Google Patents

可変解像度における画像化のための登録装置及び方法

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JPH11313194A
JPH11313194A JP11051256A JP5125699A JPH11313194A JP H11313194 A JPH11313194 A JP H11313194A JP 11051256 A JP11051256 A JP 11051256A JP 5125699 A JP5125699 A JP 5125699A JP H11313194 A JPH11313194 A JP H11313194A
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JP
Japan
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transfer gate
blue
green
line
optical
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Application number
JP11051256A
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English (en)
Inventor
Rudi H Lamproye
ルデイ・エイチ・ランプロイ
Patrick Pandelaers
パトリツク・パンデラース
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Agfa Corp
Original Assignee
Agfa Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/48Picture signal generators
    • H04N1/486Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像化システム用の複数個の部分的に移動さ
れた像の集積シーンを登録する。 【解決手段】 光センサーアレイはKが1からN−1の
整数であるときに先頭の光センサーアレイKに関連し、
及び後続の光センサーアレイK+1に関して光学的ライ
ン間隔 OLS(K+1:K)を有し、更に複数のN個の光センサ
ーアレイの各は、対応したN個の転送ゲート受信手段を
有し、iを1からNまでの整数としたとき、N個の光セ
ンサーアレイの各を、複数の転送ゲート信号 TGi(t) の
対応したものに応答して光学的信号を電気信号に変換す
るように独立的にトリガする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の分野は、電荷結合素子
(CCD)を使用するデジタル画像化システムを含んだ
高解像度のカラー及びモノクロの画像捕獲システムに関
する。特に、本発明の分野は、イメージスキャナー、デ
ジタルカメラ、ファクシミリ機械、フォトコピヤー、又
はその他の画像捕獲のシステムと方法、及び同等のもの
を使ったカラー及びモノクロの画像を含んだ高解像度画
像の走査又は捕獲に関する。
【0002】
【定義、仮定及び陳述】オリジナル像は、文書又は同等
物に表示された捕獲すべき実際の情報内容であり、典型
的には、オリジナル像は、テキスト、線画、カラー又は
モノクロの写真又はハーフトーン像、グラフィックス、
アートワーク又は同等物を単独又は組合せで含むことが
できる。
【0003】オリジナル像を捕獲するための感知システ
ムは、到来した放射に応じて電気信号を提供するため
に、1個又は複数個の放射感知素子を備える。
【0004】電荷結合素子(CCD)又は同等品は、到
来した光の量に比例した電圧を発生する感知システムの
光電素子である。一般に、CCDアレイは複数の個別画
素を備え、その各は個々の画素に落ちる放射の量により
作られる電圧値を判定するためにアドレス可能であり、
そして多数の画素は一列の線形状に又は2次元状アドレ
スに配列することができる。
【0005】トリリニア(trilinear)CCDは、個々に
アドレス可能な画素の3個のリニアアレイ備え、各はオ
リジナル像の異なった場所の像を捕獲するために配列さ
れ、かつ各は画素のアレイとオリジナル像との間に位置
決めされたカラーマスクを備え、カラーマスクを透過し
たある色の光だけがアレイの個々の画素を露光する。こ
の方法においては、例えば、赤、緑及び青のフィルター
の組が使用されるときは、第1のアレイがオリジナル像
の赤の部分のみを捕獲し、第2のアレイがオリジナル像
の緑の部分のみを捕獲し、そして第3のアレイがオリジ
ナル像の青の部分のみを捕獲するように、画素のトリリ
ニアアレイの各は、オリジナル像を横切って動き、又は
走査することができる。
【0006】ラインタイムT、又は集積時間は、画素又
は画素のアレイ上に落ちる放射のレベルの適切な電気信
号表現を得るために、CCD画素、又はCCD画素のリ
ニアアレイが電圧信号の集積に要する時間の長さであ
る。通常、ラインタイムは、オリジナル像の照明レベル
に依存し、そして、通常は、与えられた走査システムに
ついては一定である。
【0007】例えば、画素のリニアアレイがオリジナル
像に関して移動する走査システムにおいては、このリニ
アアレイは、ラインタイム経過中、オリジナル像のある
部分の上方を動くであろう。1ラインタイム中にリニア
アレイが移動したオリジナル像の部分が走査線として定
義される。CCDアレイがラインN+1に動かされると
き、ラインNを走査するには、ラインタイムはtN-1
り開始し、tNで終わる。ラインタイムは、2個の連続
した転送ゲートパルス、即ち、ラインタイム中にCCD
アレイに蓄積された電圧を転送するパルスの間の時間と
実質的に等しいとする。転送ゲートパルス信号の期間は
Tにより与えられる。一般に、tN=N×T 及び tN
N-1=T である。ここに、tN-1 はラインNについ
ての光の集積の開始時であり、tN はラインNについて
の光の集積の終了時である。
【0008】画素は、CCDアレイの1個の素子、或い
はラインタイム中にCCDの1個の素子により捕獲され
たオリジナル像の部分である。
【0009】走査又は像の解像度は、単位長さ当たり何
個の画素が採取されるかを指す。リニアCCDアレイの
軸線の長手方向軸線と平行に、又は走査線と平行に決め
られるx方向においては、解像度は、個々のCCD素子
のピッチにより定められる。リニアCCDアレイとオリ
ジナル像との間の相対運動の方向として定義されるy方
向においては、解像度は、オリジナル像の上方のアレイ
の相対運動の速度により決定される。
【0010】光学的解像度又は基礎解像度はy方向の解
像度であり(従って、オリジナル像の上のリニアアレイ
の相対運動の速度)であり、これはx方向のCCD素子
のピッチに対応する。光学的解像度における捕獲画素は
正方形である。
【0011】一般に、走査、又は走査のためのy方向解
像度は次式で与えられる。
【0012】解像度(dpi)=25.4mm(1in)/(速度
(mm/sec))×(ラインタイム(sec)) 解像度(ppmm)=1/(速度(mm/sec))×(ラインタイム
(sec)) ここに、dpi は1インチ当たるドット数、mm はミリメ
ートル、ppmm は1mm 当たり画素数、in はインチ、そ
してsec は秒である。
【0013】倍率1を使った光学的画像化システムで
は、光学的解像度におけるオリジナル像の画素はCCD
素子の寸法と等しい。別の解像度又は走査速度及びその
他の倍率においては、オリジナル像の画素の大きさは、
より大きいことが典型的であろう。
【0014】一般に、オリジナル像は、オリジナル像に
関するリニアアレイの運動速度を変えることにより種々
の解像度で走査することができる。光学的解像度以外の
解像度で走査された画素の寸法は光学的解像度を走査解
像度で割った値に比例する。例えば、走査システムが光
学的解像度4000dpi(即ち、CCD素子がx方向で
10μm のピッチ)を有し、従って、オリジナルを16
00dpi で走査したい場合は、走査され又は採取された
画素のy方向の寸法は2.5倍大きい、又はほぼ25μm
のピッチを持つ。
【0015】BRG−青、緑及び赤、CCDの3原色分
離に関連しても使用される。
【0016】TRANSFER GATE SIGNAL(転送ゲート信号)
TG(t)は、CCD光センサーアレイをトリガするた
めに、適宜の公知のマイクロプロセッサー、オッシレー
ター、タイミング又はクロック手段により作られる周期
的なタイミング信号である。典型的には、転送ゲート信
号は、ラインタイムTと実質的に等しい周期を有するパ
ルス波形又は方形波よりなり、かつ形式 TG(t)=TG(ω
(t-τ)) である。ここに、ω は 2・/T に等しい角
振動数であり、τ は時間に関する位相ずれである。も
し τ が正の数であるならば、位相ずれは時間遅れを表
す。
【0017】TRANSFER GATE RECEIVING MEANS(転送ゲ
ート受信手段)、転送ゲート信号を受信するための光セ
ンサーアレイ、例えばCCDにおけるピンアウト(pin-
outs)、即ちトリガ信号及び同等信号を受信するための
チャンナルである。
【0018】OPTICAL LINE SPACING(光学的ライン間
隔)OLS(K+1:K),はチャンネル間の間隔、即ち光センサ
ーアレイKとこれに続く光センサーアレイK+1との中
心間、前縁間、又は後縁間の距離である。特に、トリリ
ニアCCDアレイにおいては、カラーチャンネル間の間
隔である。典型的には、光学的ライン間又はチャンネル
間の間隔は、マイクロメーター、画素の単位、或いは光
学的解像度における走査線の数で特定される。
【0019】トリリニアCCDに対しては、赤センサー
と緑センサーとの間の光学的ライン間隔は記号 OLS(R:
G) で参照されるであろう。同様に、緑−青の光学的ラ
イン間隔は OLS(G:B)で、また赤−青の光学的ライン間
隔は OLS(R:B) で参照されるであろう。一般に、K光セ
ンサーアレイとこれに続くK+1光センサーアレイとの
間の光学的ライン間隔、OLS は、以後、OLS(K+1:K) と
呼ばれるであろう。ただし、K及びK+1は、あるセン
サー及びこれに続くセンサーである。
【0020】LINESKIP(ラインスキップ)は、トリリニ
アCCDアレイのR、G及びBチャンネル間の走査線の
数である。光学的解像度における走査に対しては、ライ
ンスキップは、単にチャンネル間、又はR、G、Bチャ
ンネル間の光学的ライン間隔である。その他の解像度に
ついては、ラインスキップは次の等式により計算するこ
とができる。
【0021】1) LINESKIP=光学的ライン間隔/走査
された画素の寸法 ここに、光学的ライン間隔及び走査された画素の寸法
は、距離の単位、例えばμm、又は光学的画素の長さを
単位とすることができる。
【0022】2) LINESKIP=光学的ライン間隔×走査
解像度/光学的解像度 ここに、式2の光学的ライン間隔は、光学的画素ライン
の単位で与えられる。
【0023】上のように、記号は、光センサーの所与の
対の間の LINESKIP を参照して使用することができる。
例えば、LINESKIP(R:G)は、赤色及び青色の光セン
サーの間のラインスキップを表すために使用することが
できる。一般に、先行の光センサーアレイK及び後続の
光センサーアレイK+1との間のラインスキップは、以
下、LINESKIP(K+1:K)として参照されるであろ
う。ここに、K及びK+1はそれぞれ先行及び後続のセ
ンサーである。
【0024】FRACTIONAL LINESKIP(分数ラインスキッ
プ)−例えば、トリリニアCCDを使用したカラー走査
システムにおいては、FRACTIONAL LINESKIPは、LINESK
IP、即ち、1対のカラーセンサーの間の光学的ライン間
隔を走査された画素の寸法で割った値が整数に等しくな
い場合の解像度において発生する。FRACTIONAL LINESK
IP は、LINESKIP の分数成分である。例えば、LINESKIP
が整数Iに等しい場合は、FRACTIONAL LINESKIP はゼ
ロである。しかし、LINESKIP が整数とある分数成分n
/mとの和である場合は、FRACTIONAL LINESKIP はn/
mである。ただし、0<n<mとする。特に、ラインス
キップ=4.8 ならば、FRACTIONAL LINESKIP=FRACTIO
NAL(4、8)=0.8である。
【0025】FRACTIONAL(X) を省略する場合に、以後、
FRAC(X) を使用することが理解されるであろう。例え
ば、FRAC(4.8)=0.8 及び FRAC(5.0)=0である。FRAC
(LINSKIP(K+1:K)) は、先行光センサーアレイKと後続
光センサーアレイK+1との間のラインスキップの分数
成分を意味する。即ち、FRAC(LINESKIP(K+1:K))=FRAC
TIONAL LINESKIP(K+1:K) である。
【0026】ROUND-UP OF THE LINESKIP(ラインスキッ
プの切上げ)RULS−もしラインスキップが分数成分n/
mを有するとすれば、ラインスキップの ROUND-UP 関数
がラインスキップを次の整数値に切り上げる。このた
め、O<n<mのとき、LINESKIP=I+n/m に対しては、
RULS=RU(I+n/m)=I+1 である。特に、LINESKIP=4.2の
ときは RULS=RU(4.2)=5 である。
【0027】
【従来技術及びその課題】例えば、フラットベッドCC
D走査システムのような反射及び透過走査用の先行技術
の走査及びデジタル画像化システムの使用の際は、基板
上のオリジナル像は走査線に沿って照明され、これから
反射し、又は基板を透過した照明エネルギーは、トリリ
ニアCCDアレイのようなセンサーに走査線の像を形成
するために光学システムにより捕獲される。センサー又
はCCDは、走査の捕獲画像を走査線の電気信号表現に
変換する。典型的には、以後「走査方向又はy方向」と
呼ばれる運動方向に沿って、照明システム、光学系及び
CCDセンサーを、オリジナルに関して同時に動かすこ
とにより、オリジナルの希望の部分が走査される。しか
し、固定された光学系に関してオリジナル文書が動かさ
れるシステムもまた存在する。
【0028】上述のように、トリリニアCCDは、オリ
ジナル像の赤、緑及び青の成分を捕獲するために、3列
又は3チャンネルの光センサー素子より構成される。カ
ラーチャンネル間の間隔又はチャンネル間の間隔はミク
ロン単位、又は光学的解像度における画素又は走査線の
数で特定することができ、そして、これは、整数個の画
素の長さ又は光学的ライン間隔(OLS)に等しいことが
好ましい。例えば、イーストマンコダック社製造のCC
D部品番号KLI−8013は、走査方向で距離108
μm 又は12個の9ミクロン画素だけ等間隔に離された
青、緑及び赤のセンサーアレイを持つ。
【0029】典型的には、先行技術のCCDは、3個の
カラーセンサーのすべてが同時に走査の作動開始をなさ
れるように3個のカラーチャンネルの各から電圧を転送
させるための1個の共通の転送ゲート受信手段を持つ。
しかし、カラーチャンネル間の間隔のため、各チャンネ
ルはオリジナル像の異なった部分を走査し、又は異なっ
た走査線を走査する。走査線で測定されたチャンネル間
の分離はy方向の走査解像度に依存する。光学的解像度
の場合、カラーチャンネル間のチャンネル間間隔は走査
線の整数値に等しいので、先行チャンネル、例えば図5
の青チャンネルにより走査される走査線からのデータ
は、後で後続の赤及び緑のチャンネルが同じ走査線を走
査したとき、これらのチャンネルにより提供されるデー
タと容易に適合できる。言い換えれば、光学的な線の間
隔を走査される画素寸法で割った値が整数である走査解
像度においては、3個のカラーチャンネルは総てオリジ
ナル像の同じ走査線を走査するのでカラーチャンネル間
のカラーの誤登録はない。そこで、後段の処理及びメモ
リーは、各カラーについて整数シフトされたライン走査
の相互の関連付け又は登録が要求されることがすべてで
ある。
【0030】これまで、先行技術のカラー、モノクロ又
はデジタル画像化システムにより未解決のままで残った
問題は、光学的ライン間隔を走査される画素の寸法で割
った値が整数でない解像度走査に関連する。ラインスキ
ップが分数成分を有する場合は、カラー画素データに誤
登録又は分数シフトが存在し、このため、システムの総
合性能を著しく劣化させることなしには容易に登録する
ことができない。1回の通過でCCD画像化システムに
よりその他の解像度走査又はデジタル露光を行うことは
可能であるが、結果として構造の問題、貧困な画質及び
カラー誤登録が発生する。
【0031】先行技術においては、オリジナルのカラー
シーンが照明されリニアCCDにより電気信号に変換さ
れるデジタルカメラ及びスキャナーのような先行技術の
画像化システムにおいては、誤登録の問題は、典型的に
は、各カラーチャンネルについて1回ずつのオリジナル
像の走査を3回実施し、その後で、オリジナル像の3個
の分離したシーンを重ねることにより解決される。この
方法は、カラー走査を完了させるに要する時間が非常に
長くなり、同時に、走査の完了のために要するメモリー
及び処理の量が増加しかつ機械的な登録、照明及びCC
Dの安定性の問題が大きくなるため望ましくない。
【0032】このため、先行技術の1回通過式システム
は、大量の後処理、リサンプリング、選別により、或い
は位相ずれデータを単に無視して不完全なシーンを出力
することにより部分的登録の問題を解決しようと試み
た。これらの解はいずれも貧弱な画質の像及び/又は貧
弱なシステム性能をもたらした。
【0033】1回通過式の画像化システムについての一
つの解は、特定の解像度のために要するよりも多量のデ
ータの採取を行うようにシステムの光学的解像度を増加
させることである。次いで、得られた「過採取」画素デ
ータは選別されて本質的でないデータが捨てられる。し
かし、過度に遅い走査速度によりシステム性能が低下す
るだけでなく、画像化装置又はシステムのその他の基板
におけるメモリーの要求が性能を非常に低下させるであ
ろう。
【0034】本発明は、メモリー要求を大きくさせるこ
となく、かつ過度の後処理及び生の画素データの選別な
しに、先行技術の諸問題を解決する。複数回通過の走査
又は画像化に時間を費やす必要性は無くされる。更に、
本発明の教示は、高価で精密に作られた光学的ライン間
隔を有するCCDに対する要求を減らす。
【0035】従って、大容量で可変の解像度のカラー又
はモノクロの走査及びデジタル画像化用の装置を提供す
ることが本発明の一般目的である。
【0036】誤登録された画素の大量の後処理に対する
要求の無くされた走査装置付きの、画像化装置を提供す
ることが本発明の特別な目的である。
【0037】誤登録された画素の大量の後処理に対する
要求の無いデジタル画像化装置を提供することが本発明
の特別な目的である。
【0038】走査を行うために要する時間を最小にする
ことが本発明の一般目的である。
【0039】光学的解像度でない解像度において、走査
から画像の処理の完了までに要する時間を最小にするこ
とが本発明の更に特別な目的である。
【0040】複数の解像度においてデジタル画像を処理
するための時間を最小にすることが本発明の更に特別な
目的である。
【0041】CCDのような光センサーのアレイを複数
使用し、各光センサーについて独立の伝達ゲート受信手
段を有する感知システムにより光から電子への変換を行
うことが本発明の特徴である。
【0042】CCDのような光センサーのアレイを複数
使用する感知システムが、整数個の光学的画素長に相当
するセンサーアレイ間の光学的ライン間隔(チャンネル
間間隔)を持つ必要のないことが本発明の別の重要な特
徴である。
【0043】低費用で走査又は画像化のシステムを作る
ことが本発明の別の目的である。
【0044】正確な整数個の光学的画素の長さと等しく
ない光学的ライン間隔を有して作られた多センサーCC
Dのような光感知用アレイを複数使用することにより、
低費用で走査及び画像化のシステムを作ることが本発明
の別の特別な目的である。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明の以上の目的及び
特徴を達成するために、複数の選択可能な解像度で電気
的な像を作るための画像化システムであって、複数の光
センサーアレイを備えた感知システムを備え、前記の数
は2以上の整数Nであり、前記光センサーアレイはKが
1からN−1の整数であるときに先頭の光センサーアレ
イK及び後続の光センサーアレイK+1に関して光学的
ライン間隔 OLS(K+1:K)を有し、前記複数の光センサー
アレイの各は対応した数のN個の転送ゲート受信手段を
有し、これにより、iを1からNまでの整数としたと
き、前記N個の光センサーアレイの各を、複数の転送ゲ
ート信号 TGi(t) の対応したものに応答して光サイト(p
hotosite)に蓄積された電荷を電気信号に変換するよう
に独立的にトリガすることができ、そして前記転送ゲー
ト信号の各は周期T及び角振動数ωを有し、前記転送ゲ
ート信号は一般形式 TGi(t)=TGi(ω(t-τi)) のもので
ある前記画像化システムを提供する。
【0046】本発明の上記の目的及び特徴を達成するた
めに、光学系と感知システムとを備えた画像化システム
のために複数の部分的にシフトされた集積シーンを登録
するための方法であって、前記感知システムが2位上の
整数N個の光センサーアレイを有し、前記光センサーア
レイはKが1からN−1の整数であるときに先頭の光セ
ンサーK及び後続の光センサーアレイK+1に関して光
学的ライン間隔 OLS(K+1:K) を有し、更に前記複数N個
の光センサーアレイの各は対応したN個の転送ゲート受
信手段を有し、これにより、iを1からNまでの整数と
したとき、前記N個の光センサーアレイの各を、複数の
転送ゲート信号TGi(t)の対応したものに応答して光サイ
トに蓄積された電荷を電気信号に変換するように独立的
にトリガすることができ、そして前記転送ゲート信号の
各は周期T及び角振動数ωを有し、前記転送ゲート信号
は一般形式 TGi(t)=TGi(ω(t-τi)) のものである前記
方法が与えられる。
【0047】画像化システムの本発明の重要な実施例に
おいては、複数N個の光センサーアレイは3個の光セン
サーアレイ、即ち、青、緑及び赤のカラースペクトル分
離のための青の光センサーアレイ、緑の光センサーアレ
イ及び赤の光センサーアレイを備え、前記青、緑及び赤
の光センサーアレイは、更にそれぞれ青、緑及び赤の転
送ゲート受信手段を備える。
【0048】青の転送ゲート信号 TGB(ωt) は前記青の
光センサーアレイのための前記青の転送ゲート受信手段
に対応し、緑の転送ゲート信号 TGG(ωt) は前記緑の光
センサーアレイのための前記緑の転送ゲート受信手段に
対応し、そして赤の転送ゲート信号 TGR(ωt) は前記赤
の光センサーアレイのための前記赤の転送ゲート受信手
段に対応し、前記青、緑及び赤の転送ゲート信号は一般
に次のように定められる。
【0049】TGB(ωt)=TGB(ωt)、 TGG(ω(tーτ))=TG
B(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(G:B)×T)) 及び TGR(ω(t-σ))=TGB(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(G:
B)×T)) ここに、FRACTIONAL LINESKIP は次のように定義され
る。
【0050】FRACTIONAL LINESKIP(G:B)=FRAC(OLS(G:
B)×光学的解像度/走査解像度
【実施例】
【0051】本技術の熟練者に容易に理解されるよう
に、本発明は、限定するものではないが電荷結合素子技
術において使用される光センサーアレイのような光セン
サーアレイを複数個、透過及び反射式の光学的走査シス
テム、高解像度スキャナー、カラーデジタルカメラ及び
カメラフォトコピーシステム及び同等品を備えた感知シ
ステムに基づく種々の画像捕獲システム及び方法に適用
することができる。
【0052】CCD技術の主題においては、光センサー
アレイはオリジナル像から電子像を走査捕獲するための
リニアセンサーであること、及び複数の光センサーアレ
イはCCD又はCCDリニアセンサーを有することが更
に理解されるであろう。例えば、トリリニアカラーCC
Dセンサーを使った感知システムは、BGRの各に1ア
レイずつの3個の光センサーアレイを備える。
【0053】さて、図面に戻れば、図1−3は、トリリ
ニアカラー光センサーアレイ又はCCDプラットフォー
ムに基づいた先行技術の図式的かつ部分的表現であり、
これは、ガラス平面12を有する反射式フラットベッド
スキャナー1、本質的に光源14を備えた照明システ
ム、本質的に複数のミラー16を備えた光学系、本質的
にレンズ20を備えた拡大システム、可動のCCD4
0、及び直線駆動システム(図示せず)を備える。走査
すべきオリジナル10はガラス面12の上に置かれる。
オリジナルは光源14により照明され、得られた光のビ
ームは矢印30で示されたような経路を経てCCD40
の頂面上に反射される。
【0054】カラー走査中、オリジナルの3個の走査
線、青B、緑G及び赤Rは、光源14により発光された
白色光のビーム幅内で照明される。露光後、反射された
光はレンズ20によりCCDアレイ40上に焦点を合わ
せられる。分離されたBGRカラーは、分離された3列
の光センサーを有するCCD40により同時に捕獲され
る。光センサーの各列は、それぞれ青、緑及び赤のフィ
ルターを持ち、オリジナル像の青部分、緑部分及び赤部
分についての電気信号を提供する。
【0055】図2及び3は、一般に、青46、緑44及
び赤42のセンサーを有するトリリニアCCD40が、
スペクトル分離のための3列のカラー集積フィルター
(color integrated filter)のストリップをいかに持
つかを示す。図3は、中央列44、即ち光捕獲用素子の
緑センサーアレイにより感知される画素データを、図解
の目的のためのみに示す。一般に、CCD40は、アナ
ログ固体素子であり、これに落ちるある量の放射を比例
した電圧に変換し、これが読み取られ処理される。
【0056】本技術において知られるように、CCD4
0からのアナログ信号35は、典型的には、適切なアナ
ログデジタル変換器によりデジタルデータに変換され
る。次いで、このデジタルデータは公知の手段により処
理されて、光の透過及び反射の際の不完全、CCDセン
サー素子及びアナログ電子回路における不均一が修正さ
れ、更に希望の解像度及び画質を得るために多くの画像
処理モジュールにより処理される。
【0057】以下説明される先行技術の走査及び画像化
システムの例においては、光学的な画素の長さ9μm が
説明のために仮定される。その他のCCD、例えば光学
的ライン間隔が光学的画素長の整数倍でないもの、光学
的画素寸法が9μm とは違うもの及び/又は先頭のカラ
ーセンサーが青以外の色であるものを説明し得ることが
当業者により容易に理解されるであろう。
【0058】説明のために、拡大システムは1に等しい
倍率を使用し、かつ光学的解像度より低い解像度でなさ
れた解像度走査だけが説明されるとする。本発明は、光
学的解像度より大きい解像度に、及びその他の拡大率を
使用する画像化システムに対する用途を有することが、
本技術の熟練者に容易に理解されるであろう。
【0059】図4は、走査方向(y方向)における先行
技術のCCD40の断面を示す。典型的には、マスター
センサーとしても知られる青のセンサー46が走査方向
で先頭のセンサーであり、これに緑センサー44及び赤
センサー42が続く。
【0060】赤42と緑44のカラー画素センサーアレ
イ、及び緑44と青46のカラー画素センサーアレイ
は、それぞれチャンネル50及び52により各が分離さ
れる。典型的には、トリリニアCCDについてはチャン
ネル50と52とは等しい長さに作られ、各チャンネル
50及び52の長さは光学的画素長の整数倍に等しい。
説明のために、チャンネル50及び52の長さは、(仮
想的な切れ目マーク51で示されるように)11個分の
光学的画素長に相当するとして示される。
【0061】各BGR光センサーアレイ42、44及び
46の走査方向における幅もまた1画素であるため、赤
チャンネルと緑チャンネルとの間の光学的ライン間隔 O
LS(R:G) 54、及び OLS(G:B) 56は、各、長さが12
個分の光学的画素に相当し、一方、OLS(R:B) 110
は、長さが24個分の光学的画素に相当する。
【0062】図5は、上述の仕様のCCD40を有する
走査システムがいかに実時間で光学的解像度走査を行う
かを示す。平面図で示されたオリジナル10に関して動
いているCCD40が、端面図において示される。走査
線 R(N)、G(N+12)及び B(N+24)は、同じ時間の増分点t
N+24 においてアクティブに走査された線である。各切
れ目マークは9μm の画素長を表す。
【0063】更に図5を参照すれば、これは先行技術の
走査システムの例を示し、共通の転送ゲート信号が、青
46、緑44及び赤42の3個のカラー光センサーが同
時に走査するようにこれらをトリガーする。従って、各
実時間走査により、各カラーに対して1回、計3回の異
なったライン走査が生ずる。図5は、更に、青画素デー
タがN+24線の走査された後の走査線を示す。現在走
査された線 R(N)、G(N+12)及び B(N+24)は、共通転送ゲ
ート信号のタイミング及びCCDのBGR光センサー素
子46、44及び42の均一な間隔のため、OLS(R:G)
54と等しい距離だけずれて配置される(この例におい
ては、これは OLS(G:B) に相当する)。図5は、青画素
に対するアクティブな走査線 B(N+24)が、緑画素データ
のための走査線 G(N+12) に関して OLS(G:B) 56と等
しい距離(12個分の光学的画素長又は108μm )
を、いかにしてシフトされたかを示す。緑画素に対する
アクティブな走査線 G(N+12) は、赤画素データ用の走
査線 R(N) に関して同じ OLS(R:G) 54(12個分の光
学的画素長又は108μm )だけシフトさせられる。青
画素用の走査線 B(N+24) は、赤画素データ用の走査線
R(N) に関して OLS(R:B) 110(24個分の光学的画
素長又は216μm )だけシフトされる。
【0064】図6Aは、図5の斜視図であり、これは、
走査中の時間t1 及びtN+24 における各色青、緑及び
赤についての個別領域又は集積されたシーンを示す。各
集積シーン60、70、80は、特定時間における特定
の色の画素データの経過(強度値、図示せず)を含む。
オリジナル10は、CCD40により走査されている光
学的に9μm 幅のBGR走査線 L(N)、L(N+12) 及び L
(N+24) で示される。説明のために、BGR集積シーン
60、70及び80はオリジナル10とCCD40との
間に挟まれて示される。
【0065】更に図6Aを参照すれば、CCD40が2
位置において図式的に示される。第1の位置は走査開始
時t1 であり、このときは、線L(1)が、先頭の青の
光センサーアレイ46により青の画素テータのために走
査される。この時点においては、青の集積シーン80は
この1個の走査線B(1)からのスペクトル的に分離さ
れた青の画素からなり、一方、緑及び赤の集積シーンは
まだいかなる画素情報も蓄積されない。
【0066】CCD40の第2の位置が後の時点tN+24
で示される。ラインタイムTは実質的に一定であるの
で、tN=N×T であることは本技術の熟練者により容易に
理解されるであろう。そこで、tN+24 はラインタイム
でN+24単位である。この時点で、青の集積シーン8
0は、N+24個の線(線 B(1)から(B(N+24))の青の
画素データを含む。図6Aは、更に、tN+24 におい
て、緑の集積シーン70が 線 G(1)から G(N+12) の緑
の画素データを有し、同様に赤の集積シーン60は、
線 R(1) からR(N) の赤の画素データをいかにして有す
るかを示す。
【0067】図6Bは図6Aの図式的な端面図である。
垂直線95は光学的解像度走査が行われたときを示し、
BGR画素の領域60、70及び80が登録され、即ち
これらは左に揃えられ95で示されたように垂直方向で
揃えられる。例えば、赤の第1の走査線 R(1) は緑の第
1の走査線 G(1) と垂直方向で揃い、同様に、青の第1
の走査線 B(1) と揃う。走査が完了したとき、それぞれ
集積シーン60、70及び80からの走査線 R(1)、G
(1) 及び B(1) の各は、オリジナル10に関するN番目
の物理的位置に対応する。
【0068】図6Bは、更に、斜めの線tN+24 に関し
て、BGR走査線のN個の線を画像化するために十分な
だけの実時間データがあるかを示す。図5及び6より、
N+24個の青の線はN個の青の全必要量だけが走査さ
れたにも拘わらず、緑及び赤の走査線を画像化し得るこ
とが容易に理解されるであろう。限られたメモリーを有
する走査及び画像化システムについて、ビデオデータの
N個の線を出力する能力は重要な特徴である。
【0069】一般に、ラインスキップは、光学的ライン
間隔を走査された画素寸法で割った値である。光学的解
像度での走査については、ラインスキップは、走査線単
位で表したチャンネル間の間隔又は光学的ライン間隔で
ある。ラインスキップは、R、G及びBの走査された画
素データを登録するためにスキップすることが必要なラ
インの量を表す。特にこの例では、対象の3個のライン
スキップを次式で計算することができる。
【0070】
【数1】 図5−6から、tN+24 においては、B(N) は、現在の青
の走査線 B(N+24) から24線、ラインスキップ (R:G)
戻ってカウントすることにより、青の集積シーン80か
らアクセスし得ることが認められるであろう。同様に、
G(N) は、G(N+12) から12線、ラインスキップ (G:B)
戻ってカウントすることによりアクセスできる。R(n)
は、線を戻ってカウントすることなしにアクセスでき
る。従って、ラインスキップは、走査線を登録するため
の参照値を提供する。
【0071】以上のCCDパラメーター、及び図5−6
を一般に参照して継続すれば、ラインスキップが整数の
ままで非光学的解像度で走査が行われた場合は、各カラ
ーについての集積シーンは、図6Bと同様に左で揃った
ままである。特別の例のように、走査解像度が光学的解
像度の半分に減らされたならば、即ち4000dpi から
2000dpi に減らされたならば、走査速度、従って走
査される画素の寸法は9μm から18μm に2倍とな
り、このため、採取される画素情報の量は半分となる。
しかし、この半分の解像度においては、走査された画素
寸法で割ったカラーセンサー間の光学的ライン間隔は整
数値に等しい値のままである。そこで、この半解像度走
査については、集積シーンは左に揃えられたままであ
り、カラー登録の問題はない。一般に、光学的ライン間
隔を採取された画素の寸法で割ったものが整数に等しい
ときは、各カラーのシフトされたライン走査の相関を求
め、又は登録するために、簡単な後処理及びメモリーの
要求を使うことができる。
【0072】図7は、1600dpi 解像度走査(走査解
像度=0.4×4000dpi)に対し、走査された画素寸
法 SP が、どのようにして光学的解像度走査の2.5倍
の速度(走査速度=2.5×光学的速度)で採取された
かを示す。光学的画素長に対する走査された画素長の比
は、2.5:1である。走査された画素と光学的画素と
の相対長さは、それぞれオリジナル10の上に置かれた
SP 及び OP として示される。
【0073】図7は、y方向において端面図で見た低解
像度1600dpi の開始を示すことが認められるであろ
う。各線は、y方向における画素幅により表される。走
査の開始は図7に示されるので、CCD40の青のセン
サー46だけがオリジナルの面10の下方に示される。
緑−青の光学的ライン間隔56であるラインスキップ
(G:B)、即ち OLS(G:B)=108μm を、走査された画素
寸法 SP=22.5μmで割った値は4.8走査線である。
ラインスキップの分数成分として定義された分数ライン
スキップは、走査線の0.8倍に等しい。即ち 、FRAC
(4.8)=0.8である。
【0074】図7を参照すれば、CCD40が、時間t
4及びt5における2種の位置で示される。第1の位置 P
OSITION A は、青の光センサー46がオリジナル面10
に関する線4の走査を完了したとき、即ち、t4 におけ
る位置である。t4 においては、緑の光センサー44は
まだオリジナル面10に達している。線4に対する光の
集積の終点、t4 は、線5についての光の集積の開始点
でもある。青の光センサーにより集積された4本の線
が、青の集積シーン80のB1からB4として示される。
青の光センサー46は、t4からt5まで、即ち位置Aか
らBまで、オリジナルから線5を走査して、オリジナル
10の直下に置かれたB5で示されるように青の線5を
作る。
【0075】対象の特定の点は t4+0.8T において発生
し、ここで青の光センサー46は5番目の線の0.8を
集積する。この時点、即ち、走査に入って4.8単位の
ラインタイムにおいて、緑の光センサー44がオリジナ
ル10の始点(線0)に到達する。
【0076】第2の位置 POSITION B は、t5、即ち青
の光センサー46がオリジナルに関して線5の終点又は
線6の始点にあるときである。この時点t5(5単位の
ラインタイム)において、青の光センサー46は5本の
青の走査線を集積するであろう。しかし、青の光センサ
ー46が線5の終点にあるとき、緑の光センサーはオリ
ジナル10に関して 0.2SP にある。
【0077】図8は、線 G(1) 及び B(6) の走査を示
す。CCD40は、2個の時間位置、t5及びt6におい
て示される。第1の位置 POSITION C はt5にある。こ
れは、G(1) 及び B(6) の始点である。第2の位置 POSI
TION D はt6にあり、このとき、緑及び青の光センサー
はそれぞれ G(1) 及び B(6) の終点にある。この時点t
6(又は6単位のラインタイム)において、青の光セン
サー46は6本の青線を集積し、緑の光センサー44は
1本の緑の線を集積する。
【0078】図7−10に示された先行技術の走査シス
テムは、3個のカラー光センサーのすべてについて共通
の転送ゲートを使用するため、緑の光センサー42は、
これがオリジナル10に関して走査線の0.2になるま
では光の集積を開始しない。緑及び青の集積シーン70
及び80が組み合わせられるとき、走査された画素の長
さの0.2倍、又は4.5μm に等しい誤登録誤差δGB
あるであろう。誤登録誤差δGBは、次のように定義され
る。
【0079】δGB=1−FRACTIONAL LINESKIP(G:B) δGB=1−FRAC[光学的ライン間隔(G:B)/走査された画
素の寸法] δGB=1−FRAC(108μm/22.5μm) δGB=1−FRAC(4.8)=0.2 図7−8は、ラインスキップを、光学的ライン間隔に適
合した走査画素数としていかに視覚化し得るかを示す。
この例においては、4.8個の走査された画素が緑及び
青の光センサー間の光学的ライン間隔内に適合する。共
通転送ゲートは線1の始点における緑のセンサーの到達
を信号するため、青のセンサーの第1の走査 B(1) に関
しては同期しない。従って、ラインスキップが整数に等
しくない場合は、図示のように緑及び青の集積されたシ
ーンに誤登録がある。この特別の例においては、緑の走
査線 G(1) の位置は、青の走査線 B(1)+δGBの位置と
等しくなる。ここにδGBは走査された画素の長さの0.
2である。
【0080】図9は、それぞれ線 R(1)、G(6) 及び B(1
1) の走査を示す。CCD40は、2個の時間位置、t
10及びt11において示される。第1の位置 POSITION E
はt 10にある。これは、それぞれ線 R(1)、G(6) 及び B
(11) の集積の始点である。第2の位置 POSITION F は
11にある。これは、それぞれ線 R(1)、G(6) 及び B(1
1) の集積の終点である。緑及び青の集積シーン70及
び80が下に示される。赤のセンサー42はその第1の
線 R(1) を集積中であるので赤の集積シーン60は示さ
れない。青、緑及び赤の集積シーン80、70及び60
が組み合わせられると、赤と緑の集積シーン間の誤登録
δRBは、走査された画素の長さの0.4倍、又は9μm
に等しい。誤登録δRBは次式で定められる。
【0081】δRB=1−FRACTIONAL LINESKIP(R:B) δRB=1−FRAC[光学的ライン間隔(R:B)/走査された画
素の寸法] δGB=1−FRAC(216μm/22.5μm) δGB=1−FRAC(9.6)=0.4 図10は、完了した1600dpi 走査について得られた
BGRカラー集積シーン80、70及び60を部分的に
示す。青、緑及び青の集積シーン80、70及び60が
オリジナル10に関して物理的に示される。参照の目的
で、オリジナル10は9μm に等しい光学的画素増分O
Pで区切られる。走査された画素の幅はSP で示され、
これは長さが光学的画素の2.5倍(22.5mm)に相当
する。
【0082】図10は、誤登録誤差δRG、δGB、δ
RBが、いかにして青、緑及び赤の集積シーン80、70
及び60を通じての走査された画素データの誤登録を生
ずるかを示す。上の例から、青のセンサー46がtN-1
からtNまで B(N) を集積している間に、緑のセンサー
はtN-1からtNまで G(N-5) を集積し、そして赤のセン
サーはtN-1からtNまで R(N-10) を集積することが認
められるであろう。一般に、青のセンサーが B(N) を集
積しているときは、緑のセンサーは G(N-RULS(G:B))を
集積し、そして赤のセンサーは R(N-RULS(R:B)) を集積
する。ここに、RULSは、分数成分があるときにラインス
キップの切上げを計算する関数として定義される。緑−
青のラインスキップの切上げ RULS(G:B) は、4.8の切
上げであり5に等しい。赤−青のラインスキップの切上
げ RULS(R:B) は、9.6の切上げであって10に等し
い。
【0083】図10は、更に、この1600dpi 解像度
走査において、緑の走査線 G(N) と青の走査線 B(N) と
の間の誤登録の大きさδGBは、走査された画素の長さの
0.2倍、又は4.5μm に等しく、これは、光学的な画
素の長さの半分に相当することを示す。走査線緑 R(N)
と青 B(N) との間の誤登録の大きさδRBは、走査された
画素の長さの0.4倍、又は4.5μm に等しい。赤の集
積シーン60は緑の集積シーン70に関してδRGの距離
だけシフトされ(δRG=0.2、SP=0.2×22.5μm
=4.5μm)、青の集積シーン80に関してδRB=2
δGBの距離だけシフトされる。
【0084】一般に、BGR走査線の物理的な位置は次
式のような関係がある。
【0085】YR(N)=YG(N)+δRG=YB(N)+δRG+δ
GBG(N)=YB(N)+δGBB(N)=YL(N) ここに、δRGは赤及び緑の集積シーン間の誤登録誤差で
あり、δGBは緑及び青の集積シーン間の誤登録誤差であ
り、そしてδGB及びδRBは赤及び青の集積シーン間の誤
登録誤差である。
【0086】図11は、一般に、本発明がBGRカラー
センサー42、44及び46の各につき、3個の時間シ
フトされた転送ゲート信号92、94及び96を提供す
ることにより、いかに誤登録の問題を克服するかを示
す。時間シフトされた転送ゲート信号92、94及び9
6の各は、ラインタイムに等しい同じ周期を持つ。
【0087】時間シフトされた転送ゲート信号は、3個
の独立した転送ゲート受信手段を有するCCDに送られ
る。複数の独立した転送ゲート受信手段を有するCCD
は、本技術において知られている。例えば、イーストマ
ンコッダク社製の部品番号KLI 10203は、各ラ
インにカラーフィルター(BGR)の組み込まれた10
200個のCCD素子の3個のラインを有するトリリニ
アCCDである。このCCDは、BGRのための構成可
能な個別露光のための受信手段を持つ。CCDは本技術
において公知のタイミンゲ発生器及びクロック機構のよ
うな適宜適切なクロック手段により駆動することができ
る。
【0088】独立した転送ゲート受信手段を有するCC
Dは、クロック機構及び同等装置のような個別の転送ゲ
ート発振器によりトリガーする必要がない。変動周期を
有する複数の転送ゲート信号は、これと調和して関連づ
けられた波形から作ることができる。この場合、上の時
間シフトされた転送ゲート信号は、高調波を倍増するこ
とにより効果的に発生させることができる。更に、転送
ゲート信号を作るために適宜の公知のマイクロプロセッ
サー、発振器又はクロック手段を使うことができる。従
って、説明された転送ゲート信号は、これに限定しよう
とするものでなく、電子技術において公知の適宜の相当
手段により作ることができる。
【0089】本発明に対しては、時間シフトされた各転
送ゲート信号は、特定のカラーのための独立してタイミ
ングを取られた線の走査をトリガーする。そこで、青が
第1の光センサーでありこれに緑が続き、更に赤が続く
場合は、第1の転送ゲート信号 BLUE TG 信号92が、
青の転送ゲート受信手段に向けられ、青のセンサーによ
る走査をトリガーする。これに、緑のセンサーをトリガ
ーするために時間シフトされた転送ゲート信号 GREEN T
G 94が続き、更に赤のセンサー用の時間シフトされた
転送ゲート信号 RED TG 96が続く。
【0090】図11及び12は、好ましくは、3個の転
送ゲート信号のすべてが時間に関する位相ずれによりい
かに関係付られるかを示す。BLUE TG 信号92が時間の
関数としてある種の周期的なタイミング信号 BLUE TG
(ωt) であることが本技術の熟練者により容易に認めら
れるであろう。青、緑及び赤の転送ゲート信号は一般に
以下のように関係付けられる。
【0091】BLUE TG(ωt) =BLUE TG(ωt) GREEN TG(ωt)=BLUE TG(ω(t-τ)) RED TG(ωt) =BLUE TG(ω(t-σ)) ここに、0<τ、σ<T であり、ωは角振動数であ
り、そしてτ及びσは各信号についての位相ずれであ
る。転送ゲート信号の周期数Tは、タイミングパルスの
前縁間距離として図11及び12に示されたラインタイ
ムに相当する。
【0092】図12は、CCD40が均一な光学的ライ
ン間隔、即ち光センサー間の光学的ライン間隔に等しい
ものを持ったとき、σがなぜ2τに等しいかを示す。周
期的な転送ゲート信号に対しては、nが整数でかつ0<
σ<τのときの時間スケールにおけるシフト 2τ=(n
T+σ) は、シフトσに相当する。このため、TG[ω(t
+nT+σ)]は、TG[ω(t+σ)]のシフトに相当する。こ
こに、0<2τ<Tに対しては σ=2τ,又は、T<2τ<2T
に対してはσ=2τ-Tである。
【0093】特別な例を参照すれば、以下の転送ゲート
信号は1600dpi における分数の誤登録を修正する。
【0094】GREEN TG(ωt)=BLUE TG(ω(t−0.8T)) RED TG(ωt)=GREEN TG(ω(t-0.8T))=BLUE TG(ω(t-0.
6T)) 定性的に、τ は、緑及び青のカラー画素を登録するた
めの GREEN TG 信号における遅延の大きさである。一般
にτは転送ゲート信号の周期Tの分数ラインスキップ倍
に等しい。
【0095】 τ=FRACTIONAL LINESKIP(G:B)×T=(1-δGB)T τ=FRAC[OLS(G:B)/SP]×T τ=FRAC(4.8)×T τ=0.8T 光センサー間の均一な光学的ライン間隔を考慮すれば、
赤及び青の画素の登録に要する RED TG 信号内にある遅
延の大きさは2τ又は1.6Tである。これは、σ=0.6
Tに相当する。RED TG の遅延は次のように分数ラインス
キップを使用して計算することができる。
【0096】 σ=FRACTIONAL LINESKIP(R:B)×T=(1-δGB)T σ=FRAC[PLS(R:B)/SP]×T σ=FRAC(9.6)×T σ=0.6T 図13及び14は、先行技術の画像化システムと本発明
の画像化システム、方法とを比較する。図13は、トリ
リニア光センサーアレイ40Aを本質的に備えた先行技
術が共通の転送ゲート受信手段BGRをいかに有するか
を示す。説明のため、転送ゲート受信手段BGRについ
てのピンアウト(pin-out)のみがトリリニア光センサー
アレイ40B上に示される。共通転送ゲート信号 TG(t)
は、3個の光センサーアレイのすべてを同時に走査す
るようにトリガーし、シフトされた青、緑及び赤の集積
シーン80、70及び60を図示のように誤登録された
電子像に組み合わせる。
【0097】図14は、本発明による感知システムが、
それぞれ青、緑及び赤の転送ゲート信号を受信するため
の3個の独立した転送ゲート受信手段B、G及びRを有
するトリリニア光センサーアレイ40Bを本質的にいか
に備えるかを示す。独立の転送ゲート受信手段B、G及
びRのピンアウトだけがトリリニア光センサーアレイ4
0B上に示される。3個の時間シフトされた転送ゲート
信号 TG(ω(t-σ))、TG(ω(t-τ) 及び TG(ωt) は、図
示のように、青、緑及び赤の集積シーン80,70及び
60を登録された電子像に組み合わせるように時間のシ
フトされた点において走査するように、青、緑及び赤の
光センサーアレイ46、44及び42の各をトリガーす
る。
【0098】本発明の教示は、更にここに説明されるよ
うなその他の多センサーアレイに応用することが容易に
理解されるであろう。即ち、図14は、本発明の感知シ
ステムに使用される光センサーアレイの数に関して限定
することを意図したものでないことが認められるであろ
う。
【0099】或いは、転送ゲート信号は時間に関して進
めることができる。転送ゲート信号のような時間シフト
された周期的信号については、0<τ<T のときの遅延τ
は、T-τ の進み TG(ω(t-τ))=TG(ω(t+τ-T)) に相当
することが容易に理解されるであろう。
【0100】定性的に、T-τ は、緑及び青のカラー画
素を登録するための GREEN TG 信号における進みの大き
さであり、また同様に、2×(T-τ) は赤及び青の画素を
登録するために必要な RED TG 信号における進みの大き
さである。一般に、T-τ は、転送ゲート信号の周期T
の(1−分数ラインスキップ)倍に等しい。(1−分数
ラインスキップ)はδに等しいので T-τ=δT である。
【0101】BLUE TG 信号92が時間の関数としてのあ
る種の周期的タイミング信号 BLUETG(ωt) である場合
は、青、緑及び赤の転送ゲート信号は一般に次のように
関係付けられる。
【0102】GREEN TG(ωt)=BLUE TG(ω(t+0.2T)) RED TG(ωt)=GREEN TG(ω(t+02T))=BLUE TG(ω(t+0.4
T)) ラインスキップの計算には、光学的な画素の長さの単位
及び解像度パラメーターを使用することが便利である。
ラインスキップは、光学的ライン間隔と光学的画素長の
単位での走査された画素の寸法との商として計算するこ
とができる。
【0103】
【数2】 更に、任意の解像度における走査に対するラインタイム
が実質的に一定である場合は、光学的画素長による走査
された画素の寸法は、次により計算することができる。
【0104】走査された画素の寸法/光学的画素寸法=
走査速度/光学的走査速度 走査された画素の寸法(光学的画素長)=光学的解像度
/走査解像度 従って、ラインスキップは、示されるように光学的ライ
ン間隔、光学的解像度及び走査解像度により計算するこ
とができる。
【0105】LINESKIP=光学的ライン間隔×走査解像度
/光学的解像度 上述のようなトリリニアCCDを使った1600dpi 走
査におけるカラー誤登録問題に戻ると、上式を使って青
の画素データにより緑の画素データを登録するために要
するラインスキップの大きさが次式のように計算され
る。
【0106】LINESKIP(G:B)=12×(1600/400
0)=12×(4/10)=4.8 ここに、緑のCCDセンサー44と青のCCDセンサー
46との間の OLS は、12光学的画素長である。そこ
で、GREEN TG 信号は、τ=0.80Tだけ時間遅れのあ
る信号 BLUE TD である。
【0107】青の画素データにより赤の画素データを登
録するに要するラインスキップの大きさは次のようであ
る。
【0108】 LINESKIP(R:G)=24×(1600/4000)=9.6 ここに、赤のCCDセンサー42と青のCCDセンサー
46との間の OLS は24光学的画素長である。従っ
て、RED TG 信号はσ=0.6Tの時間遅れのある信号 B
LUE TG である。
【0109】表1は、ラインスキップが上式により計算
された複数の解像度を持つ。ラインスキップはカラーセ
ンサーの各対について2個のコラムに分割される。INTE
GERで示されたコラムはラインスキップの整数成分であ
り、FRACTIONAL で示されたコラムはラインスキップの
分数成分である。ある特定の走査についてのラインスキ
ップはこの両方のコラムの和となる。
【0110】緑及び赤の転送ゲート信号についての時間
遅れτ及びσは、分数コラムの十進分数と転送ゲート信
号の周期Tとの乗算により容易に計算することができ
る。
【0111】更に、分数ラインスキップのいかなる場合
にも緑及び赤の TG 信号の両者が時間シフトされること
が必要なわけではないことに注意すべきである。例え
ば、500dpi においては、緑のセンサーと青のセンサ
ーとの間だけが分数ラインスキップであるので、緑の信
号 TG だけがシフトされる。
【0112】
【表1】 図15は、一般に、赤及び緑の転送ゲート信号 TG、 GRE
EN TG(ωt)=BLUE TG(ω(t-τ)) 及び RED TG(ωt)=GREE
N TG(ω(t-τ))=BLUE TG(ω(t-σ)) における遅延が、
本発明の独立的な転送ゲート信号及びトリリニアCCD
40を使って、アクティブに走査された赤の画素によ
り、現在走査された緑と青の画素及び青と緑の集積シー
ンをいかに登録するかを示す。
【0113】図16は、先頭の光センサーアレイの転送
ゲート信号 GREEN TG(ωt)=RED TG(ωt-τ) における遅
延が、本発明の独立的な転送ゲート信号及びトリリニア
CCD40を使って、アクティブに走査された赤の画素
により現在走査された緑の画素及び緑の集積シーンをい
かに登録するかを示す。そこで、本発明の教示により、
先頭光センサーのトリガを遅くさせ又は進めて、時間シ
フトされた転送ゲート信号の種々の組合せを得ることが
認められるであろう。
【0114】本発明の教示は、複数の光センサーアレイ
を有するCCDに容易に適用することができる。一般
に、先頭の光センサーK及び続く光センサーK+1によ
り作られる集積シーンを登録するに要する時間遅延は次
のように定められる。
【0115】τK+1=T×分数[OLS(K+1:K)/SP] TG(ωt)が先頭の光センサーアレイKに対する転送ゲー
ト信号であるならば、TG(ω(t-τK+1)) が、先頭の光セ
ンサーKにより作られた集積シーンにより後続の光セン
サーK+1により作られた集積シーンを登録するであろ
う。分数ラインスキップの関数としての転送ゲート信号
は次のように述べることができる。
【0116】 TGK1(ωt)=TG(ω(t-T×FRAC[OLS(K1:K1)/SP]) TGK2(ω(t+τK2))=TG(ω(t-T×FRAC[OLS(K2:K1)/SP]) ここに、同じ光センサーK1間の分数ラインスキップが
ゼロに等しいこと、即ちFRAC[OLS(K:K)/SP]=0 であるこ
とが容易に理解されるであろう。ここに、 SP は走査さ
れた画素の寸法である。一般に、以上は、N個の独立し
た受信手段及び次の転送ゲート信号を有するN個の光セ
ンサーを有するCCDに適用することができる。
【0117】 TGK(ωt) =TG(ω(t-T×FRAC[OLS(K1:K1)/SP]) TGK2(ω(t-τK2))=TG(ω(t-T×FRAC[OLS(K2:K1)/SP]) TGKN(ω(t-τKN))=TG(ω(t-T×FRAC[OLS(KN:K1)/SP]) ここに、K=K1,K2,…,KN 走査方向において物理的に先頭のセンサーは、中間の光
センサーが参照のため先頭センサー(K=1)として選ば
れたときは時間シフトされることが理解されるであろ
う。例えば、緑及び赤を後続とする先頭の青の光センサ
ーアレイを有する3個の独立した転送ゲート受信手段を
有する典型的なトリリニアカラーCCDに対しては、青
及び緑、或いは青及び赤の光センサーアレイが、時間シ
フトされた転送ゲート信号によりトリガーされる。先の
場合、赤の光センサーアレイが参照の光センサー(K-
1)であり、後の場合は緑の光センサーアレイが参照の
光センサー(K=1)である。
【0118】図17は、本発明の教示が、異なった光学
的ライン間隔のCCDデザインをいかに許すかを示す。
例えば、本発明の教示は、光学的画素長の整数倍でない
光学的ライン間隔を許すことが本技術の熟練者により容
易に理解されるであろう。更に、光センサーアレイ間の
光学的ライン間隔が必ずしも一様でないことが認められ
るであろう。
【0119】図17は、先頭の光センサーと後続の光セ
ンサーアレイとの間の光学的ライン間隔が整数でなくか
つ一様でもないCCDを示す(ピンアウトは図示せ
ず)。説明のために、図17は、72.9μm 及び11
8μm に等しい緑−青光学的ライン間隔 OLS(G:B) 及び
赤−緑光学的ライン間隔 OLS(R:G) を有するカラーCC
Dアレイを示す。光学的画素長を9μm とすると、これ
らの特性を有するCCDを使用した画像化システムは、
光学的解像度において誤登録誤差を示すであろう。光学
的解像度においては、誤登録誤差は次のようである。
【0120】δGB=1-FRACTIONAL LINESKIP(G:B)=1-[FRA
C(OLS(G:B))]/OP=1-FRAC(118/9)=1-FRAC(13.111゜゜゜)=0.
8999゜゜゜ δRG=1-FRACTIONAL LINESKIP(R:G)=1-[FRAC(OLS(R:G)]/
OP=1-FRAC(72.9/9)=1ーFRAC(8.1)=0.9 δRB=1-FRACTIONAL LINESKIP(R:B)=1-[FRAC(OLS(R:B)]/
OP=1-FRAC(190.9/9)=1ーFRAC(21.2111゜゜゜)=0.7999゜゜゜ 図18は、共通転送ゲート信号のための集積シーンを示
す。δGB及びδRBは循環分数であるので、誤登録誤差は
次の転送ゲート信号により最小にされる。
【0121】GREEN TG(ωt)=BLUE TG(ωt-0.89T) RED TG(ωt) =BLUE TG(ωt-0.79T) 又は GREEN TG(ωt)=BLUE TG(ωt+0.11T) RED TG(ωt) =BLUE TG(ωt+0.21T) 図19は、例えば、本発明の教示が部片状のリニアCC
Dアレイを利用したモノクロ画像化システムに容易にい
かに応用することができるかをを示す。CCD140
は、3個の部片状リニア光センサーのセグメント14
2、144及び146を備える(ピンアウトは図示せ
ず)。この例においては、セグメント142と146と
はx方向で揃い、一方、先頭センサーのセグメント14
4は走査方向において伸びる。光学的ライン間隔は、セ
グメント142と144との間、又は相当して146と
144との間の距離である。後続の光センサー142又
は146の間のラインスキップは、光学的ライン間隔S
を走査された画素の寸法で割ったものと等しい。
【0122】 LINESKIP=光学的ライン間隔/走査された画素の寸法 =S/走査された画素の寸法 分数ラインスキップは、ラインスキップの分数成分であ
る。
【0123】FRACTIONAL LINESKIP=FRAC(S/走査された
画素の寸法)=1-δS 図19は、定性的に、ラインスキップが本発明の教示に
従って修正されない分数成分を有する解像度について、
セグメント142及び146に対して走査された画素は
中央セグメント144により走査された画素に関してシ
フトされるであろうことを示す。シフト又は誤登録の大
きさは定性的にδSとして示される。モノクロのシーン
142D、144D及び146Dを登録するには、上下
のセグメント142及び146に対する転送ゲート信号
が τ=δST だけ進められ、又はT-τ=(1-δS)×T だけ
遅くされる。ここに、 1-δS はセンサーセグメント間
のラインスキップの分数成分である。
【0124】図20は、3個のセグメント化カラーアレ
イR、G及びBを備える。ここに、各セグメント化アレ
イは上述と同様な部片状の線形の形状である(ピンアウ
トは図示せず)。赤の光センサーセグメントRは、赤の
光センサートアレイR1、R2、R3よりなり、緑の光セ
ンサーセグメントGは、緑の光センサーアレイG1
2、G3よりなり、そして青の光センサーセグメントB
は、青の光センサーアレイB1、B2、B3よりなる。説
明の目的で、どのR、G又はBセグメント内で、1及び
3で示された光センサーアレイは同じx方向で揃うと仮
定する。従って、R 1はR3と揃い、G1はG3と揃い、そ
してB1はB3と揃う。更に、説明のために、y方向の隣
接光センサーの適宜の対の間の光学的ライン間隔は均一
であると仮定する。従って、例えば、R1とG1との間の
光学的ライン間隔 OLS(R1:G1) は、G 1とB1との間の光
学的ライン間隔 OLS(G1:B1) に等しく、そして一般に O
LS(Ri:Gi) は、OLS(Gi+Bi) に等しい。
【0125】先頭の光センサーB1が参照の目的で第1
の転送ゲート信号 TGB1(t)=TG(ωt)を受信するセンサー
として選ばれた場合は、一般に、残りの遅延された転送
ゲート信号は次の形式のものとなるであろう。
【0126】TGK=TG(ω(t-τK) ここに、K={B1,B2,B3,G1,G2,G3,R1
2,R3} に対して 遅延 τK=FRAC(OLS(K:B1)/SP)×T 表2は、4000dpi の光学的解像度を有する画像化シ
ステムについて、同じ指数のカラーセンサー間の光学的
ライン間隔は12光学的画素長に等しく、そしてオフセ
ットした光センサー(B1とB2、及びB2とB3)間の光
学的ライン間隔は3光学的画素長に等しく、1600dp
i の走査については続いた組の転送ゲート信号が誤登録
誤差を補正するであろう。
【0127】
【表2】 図21は、自動露光制御により生ずるカラー誤登録誤差
にいかに本発明を応用できるかを示す。本技術において
公知のように、青、緑及び赤のセンサーは光に対して異
なった感度を持つ。例えば、青のセンサーは緑又は赤の
センサーより光に対する感度が小さい。典型的には、こ
のため、青のセンサーは、ラインタイム中に光を集積す
るために、緑又は赤のセンサーに対する露光時間よりも
長い露光時間を持つ。
【0128】図21は、自動露光制御が、青の画素25
0の中心を、緑の画素252及び赤の画素の254の対
応した中心に関していかに信号をシフトさせるかを示
す。ある光学的シーンを考えたとき、各カラー画素に対
するラインタイムの始点及び終点が、オリジナル10に
関してそれぞれti及びti+1で示される。R、G、B
は、露光を調整せず、従って露光期間がラインタイムに
等しいときの走査された画素の寸法を表す。それぞれの
露光期間に関する画素寸法がそれぞれRE、GE及びBE
で表される。露光時間の相違が、それぞれ250、25
2及び254の位置により示されたような各カラーの中
心のシフトによる誤登録誤差の問題を生ずる。そこで、
光学的ライン間隔を走査された画素の寸法で割った値が
整数である場合は、例えば、光学的走査中の、青、緑及
び赤の画素データに対する集積されたシーン又は領域
は、各カラーセンサーについての露光時間の差のために
シフトされる。
【0129】不均一な露光期間により生ずる誤登録は、
本発明の時間シフト転送ゲート信号の教示により解決す
ることができる。図17において、青のセンサーの露光
時間がラインタイムに等しいとすれば、緑及び赤の転送
ゲート信号を時間シフトすることが要求されるだけであ
る。
【0130】本発明の教示は、適切な転送ゲート信号
を、非露光期間に相当するラインタイムの分数の半分だ
け時間シフトし、これにより各カラー画素の重心を揃え
ることによって可変の露光設定を補正する。デジタルサ
ンプリング技術において知られるように、非露光期間
は、走査された画素内における光が対応センサーに露光
されない非露光部分δNEに相当し、緑及び赤それぞれの
画素についてδGEN及びδR NEで表される。可変露光時間
による画素の重心のシフトを補正する1方法は、各カラ
ー信号を、非露光期間の半分に相当する時間(δGNE
2)、(δRNE/2)だけ進めることである。これは、
次の転送ゲート信号により達成できる。
【0131】青の転送ゲート=TG(ωt) 緑の転送ゲート=TG(ω(t-TδGNE/2))、及び 赤の転送ゲート=TG(ω(t-TδRNE/2)) 上に明らかにされたように、上の教示に鑑みて多くの種
々の変更及び変化が可能である。例えば、説明されたよ
うに、時間シフトは転送ゲート信号の遅れ又は同等の進
みから構成することができる。更に、先頭の光センサー
アレイを、参照センサーとして後続光センサーを選ぶこ
とにより後続光センサーアレイと向かい合うように時間
に関してシフトさせることができる。
【0132】本発明の教示により、CCDは、光学的ラ
イン間隔が均一でなくとも、また画素の長さの整数倍で
なくても使用することができる。事実上、本発明は、不
均一な光学的ライン間隔と非整数倍の光学的ライン間隔
との組合せを有するCCDの使用を許す。
【0133】光学的ライン間隔の分数成分を走査された
画素の寸法で割ったものは画像化システムの精度を越え
た無意味な桁の数に相当する長い分数となり得るので、
特別な解像度における分数ラインスキップによる誤登録
誤差の補正が完全でないことは本技術の熟練者ににより
容易に理解されるであろう。かかる例には、限定するも
のではないが長い循環分数及び無理数を有する分数ライ
ンスキップが含まれ、この場合、登録内に小さな切捨て
誤差があり得る。
【0134】説明のために、光学的解像度より低いとこ
ろで得られた解像度走査が説明された。本発明は、解像
度が光学的解像度より大きい(オーバーサプリング)走
査システム又は画像化システムへの応用を有すること
が、本技術の熟練者により容易に理解されるであろう。
【0135】そこで、本発明の以上の説明は、図解及び
説明の目的で与えられたことが認められるであろう。こ
れは、網羅することを意図したものでなく、また、本発
明を開示されたそのもに正確に限定することを意図する
ものでもなく、以上の教示に鑑み多くの変化及び変更が
可能であるこ注意すべきである。本技術の熟練者に明ら
かであろうかかる変化及び変更は特許請求の範囲に定め
られた本発明の範囲内に含まれることが意図される。
【0136】本発明の実施態様は以下のとおりである。
【0137】1.オリジナル像(10)に関して相対運
動ができるように形成された複数の光センサー素子(4
6、44、42)を備えたオリジナル像(10)走査用
の走査システム(1)において、前記複数の光センサー
素子(46、44、42)の各がオリジナル像のある部
分を表現する転送ゲート信号を読み取るために組み合わ
せられた転送ゲート(206、204、202)を有
し、前記複数の光センサー素子(46、44、42)が
先頭の光センサー素子(46)及びこの先頭の光センサ
ー素子(46)から間隙(56、10)だけ離された少
なくも1個の後続光センサー素子(44、42)も有す
る前記走査システム(1)であって、前記先頭の光セン
サー素子(46)と前記後続の光センサー素子(44、
42)の少なくも1つとがこれらの間に分数ラインスキ
ップを有する選定された走査解像度において、転送ゲー
ト信号の全てから構成される集積像における前記分数ラ
インスキップを無くすために、複数の光センサー素子の
少なくも1個に接続された転送ゲート(206、20
4、202)の少なくも1個から受信した信号が複数の
光センサー素子に接続された別の転送ゲートから受信し
た信号に関して時間シフトされることを特徴とする前記
走査システム。
【0138】2.走査システム(10)が光学的画素の
長さ(OP)を定めている光学的解像度を有し、選択さ
れた走査解像度が光学的画素の長さとは異なる走査され
た画素の長さ(SP)を定め、更にN=1からN−1に
対して先頭の感光素子Kと続いている感光素子K+Nの
一つとの間のラインスキップが OLS(K:K+N)×(走査解像度/光学的解像度) により定められ、更に、ラインスキップが走査された画
素の長さの整数倍でない分数部分を含み、そして更に先
頭の感光素子Kが転送ゲート信号 TG(t)=TG(ω(t))を有
し、そして時間の遅れτが先頭の光センサー素子(4
6)と続く光センサー素子(42、44)との間の分数
ラインスキップと転送ゲート信号の周期Tとの積に等し
いように、続いた感光素子の各が一般形式 TGi(t)=TG
I(ω(t-τi))の転送ゲート信号を有する実施態様1の走
査システム。
【0139】3.前記複数の光センサー素子が3個の光
センサー素子(46、44、42)、オリジナル像の
青、緑及び赤の部分を感知するための青の光センサー素
子(46)、緑の光センサー素子(44)及び赤の光セ
ンサー素子(42)よりなる上の実施態様のいずれかに
よるシステム。
【0140】4.前記青の光センサー素子(46)が前
記緑及び前記赤の光センサー素子(44、42)を先導
し、前記緑の光センサー素子(44)が前記赤の光セン
サー素子(42)を先導し、更に、iが整数1から3に
等しいときの3個の転送ゲート信号 TGi(t)=TGi(ω(t-
τi)) が、青の感光素子(46)と組み合わせられた転
送ゲートに相当する青の転送ゲート信号 TGB(ωt),緑
の感光素子(44)と組み合わせられた緑の転送ゲート
に相当する緑の転送ゲート信号 TGG(ωt)、及び赤の感
光素子(42)と組み合わせられた赤の転送ゲートに相
当する赤の転送ゲート信号 TGR(ωt) よりなり、前記
青、緑及び赤の転送ゲート信号は一般に TG1(t)=TGB(ωt) TG2(t)=TGG(ω(t-τ)) TG3(t)=TGR(ω(t-σ)) のように定められ、そして前記緑の転送ゲート信号 TGG
は更に次のような前記緑−青の分数ラインスキップと
周期Tとの積に等しい時間遅れτだけ遅れている時間シ
フトされた転送ゲート信号よりなり、また前記赤の転送
ゲート信号 TGR は更に次のような前記赤−青の分数ラ
インスキップと周期Tとの積に等しい時間遅れσだけ遅
れている時間シフトされた転送ゲート信号よりなる τ=FRACTIONAL LINESKIP(G:B)×T σ=FRACTIONAL LINESKIP(R:B)×T 実施態様3のシステム。
【0141】5.前記青の光センサー素子(46)が前
記緑及び前記赤の光センサー素子(44、42)を先導
し、前記緑の光センサー素子が前記赤の光センサー素子
(42)を先導し、更に、前記複数の転送ゲート信号
が、前記青の光センサー素子と組み合わせられた青の転
送ゲートに相当する青の転送ゲート信号信号 TGB(ω(t-
τ)),前記緑の光センサー素子と組み合わせられた緑の
転送ゲートに相当する緑の転送ゲート信号 TGG(ωt)、
及び前記赤の光センサー素子と組み合わせられた赤の転
送ゲートに相当する赤の転送ゲート信号 TGR(ω(t-φ))
よりなり、前記青、緑及び赤の転送ゲート信号は一般に TGB(ω(t-τ))=TGB(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(B:G)×
T) TGG(ωt)=TGG(ωt) TGR(ω(t-φ))=TGR(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(R:G)×
T)) のように定められる実施態様3のシステム。
【0142】6.前記青の光センサー素子(46)が前
記緑及び前記赤の光センサー素子(44、42)を先導
し、前記緑の光センサー素子(44)が前記赤の光セン
サー素子(42)を先導し、更に、前記複数の転送ゲー
ト信号が、前記青の光センサー素子(46)と組み合わ
せられた青の転送ゲートに相当する青の転送ゲート信号
TGB(ω(t-τ))、前記緑の光センサー素子(44)と組
み合わせられた緑の転送ゲートに相当する緑の転送ゲー
ト信号 TGG(ω(t-σ))、及び前記赤の光センサー素子
(42)と組み合わせられた赤の転送ゲートに相当する
赤の転送ゲート信号 TGR(ωt)よりなり、前記青、緑及
び赤の転送ゲート信号は一般に TGB(ω(t-τ))=TGB(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(B:R)×
T) TGG(ω(t-σ))=TGG(ωt-FRACTIONAL LINESKIP(G:R)×T) TGR(ωt)=TGR(ωt) のように定められる実施態様3のシステム。
【0143】7.前記複数の光センサー素子が、複数の
リニア光センサーアレイを有する電荷結合素子(CC
D)を備える上の実施態様のいずれかによるシステム。
【0144】8.オリジナル像(10)に関して相対運
動ができるように形成された複数の光センサー素子(4
6、44、42)によりオリジナル像(10)を走査す
る方法において、前記複数の光センサー素子(46、4
4、42)の各がオリジナル像(10)を表す転送ゲー
ト信号を読み取るために組み合わせられた転送ゲート
(206、204、202)を有し、前記複数の光セン
サー素子(46、44、42)は先頭の光センサー素子
(46)及びこの先頭の光センサー素子から間隙(5
6、110)だけ離された少なくも1個の後続光センサ
ー素子(44、42)を有し、前記走査システムは、前
記先頭の光センサー素子(46)と前記後続の光センサ
ー素子(44、42)とをこれらの間に分数ラインスキ
ップを持つようにさせる選択された解像度でオリジナル
像を走査する前記方法であって、 ・先頭の光センサー素子(46)に接続された転送ゲー
トからの電気信号を読み取り、そして ・転送ゲート信号から構成された集積像から前記分数ラ
インスキップを無くすために、少なくも1個の後続の感
光素子(44、42)に接続された転送ゲートから読み
取られた電気信号を時間シフトする諸段階を含んだ前記
方法。
【0145】9.走査システムは光学的画素の長さ(O
P)を定めている光学的解像度を有し、選択された解像
度は光学的画素の長さとは異なった走査された画素の長
さ(SP)を定め、更に先頭の感光素子KとN=1から
N−1のときの複数の後続の感光素子K+Nとの間のラ
インスキップが OLS(K:K+N)×(走査解像度/光学的解像度) により定められ、更に、先頭の光センサー素子Kは転送
ゲート信号 TG(t)=TG(ω(t)) を有し、複数の後続光セ
ンサー素子の各は時間遅れτが分数ラインスキップと転
送ゲート信号の周期Tとの積に等しいように一般形式 T
Gi(t)=TGi(ω(t-τi)) の転送ゲート信号を有する実施
態様8の方法。
【0146】10.前記複数の光センサー素子が3個の
光センサー素子(46、44、42)、オリジナル像の
青、緑及び赤の部分を感知するための青の光センサー素
子(46)、緑の光センサー素子(44)及び赤の光セ
ンサー素子(42)よりなる上の実施態様のいずれかに
よる方法。
【0147】11.前記青の光センサー素子(46)が
前記緑及び前記赤の光センサー素子(44、42)を先
導し、前記緑の光センサー素子(44)が前記赤の光セ
ンサー素子(42)を先導し、更に、iが1から3の整
数に等しいときの3個の転送ゲート信号 TGi(t)=TGi
(t-τi)) が、青の感光素子(46)と組み合わせられ
た転送ゲートに相当する青の転送ゲート信号 TGB
t),緑の感光素子(44)と組み合わせられた緑の転送
ゲートに相当する緑の転送ゲート信号 TGG(ωt)、及び
赤の感光素子(42)と組み合わせられた赤の転送ゲー
トに相当する赤の転送ゲート信号 TGR(ωt) よりなり、
前記青、緑及び赤の転送ゲート信号は一般に TG1(t)=TGB(ωt) TG2(t)=TGG(ω(t-τ)) TG3(t)=TGR(ω(t-σ)) のように定められ、そして前記緑の転送ゲート信号 TGG
は更に前記緑−青の分数ラインスキップと周期Tとの
積に等しい時間遅れτだけ遅れている時間シフトされた
転送ゲート信号よりなり、また前記赤の転送ゲート信号
は更に次のような前記赤−青の分数ラインスキップと周
期Tとの積に等しい時間遅れσだけ遅れている時間シフ
トされた転送ゲート信号よりなる τ=FRACTIONAL LINESKIP(G:B)×T σ=FRACTIONAL LINESKIP(R:B)×T 実施態様8の方法。
【0148】12.前記青の光センサー素子(46)が
前記緑及び前記赤の光センサー素子(44、42)を先
導し、前記緑の光センサー素子(44)が前記赤の光セ
ンサー素子(42)を先導し、更に、前記複数の転送ゲ
ート信号が、前記青の光センサー素子(46)と組み合
わせられた青の転送ゲートに相当する青の転送ゲート信
号信号 TGB(ω(t-τ)),前記緑の光センサー素子(4
4)と組み合わせられた緑の転送ゲートに相当する緑の
転送ゲート信号 TGG(ωt)、及び前記赤の光センサー素
子(42)と組み合わせられた赤の転送ゲートに相当す
る赤の転送ゲート信号TGR(ω(t-φ))よりなり、前記
青、緑及び赤の転送ゲート信号は一般に TGB(ω(t-τ))=TGB(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(B:G)×
T) TGG(ωt)=TGG(ωt) TGR(ω(t-φ))=TGR(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(R:G)×
T)) のように定められる実施態様10のシステム。
【0149】13.前記青の光センサー素子(46)が
前記緑及び前記赤の光センサー素子(44、42)を先
導し、前記緑の光センサー素子(44)が前記赤の光セ
ンサー素子(42)を先導し、更に、前記複数の転送ゲ
ート信号が、前記青の光センサー素子(46)と組み合
わせられた青の転送ゲートに相当する青の転送ゲート信
号 TGB(ω(t-τ))、前記緑の光センサー素子(44)と
組み合わせられた緑の転送ゲートに相当する緑の転送ゲ
ート信号 TGG(ω(tσ))、及び前記赤の光センサー素子
(42)と組み合わせられた赤の転送ゲートに相当する
赤の転送ゲート信号TGR(ωt)よりなり、前記青、緑及び
赤の転送ゲート信号は一般に TGB(ω(t-τ))=TGB(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(B:R)×
T) TGG(ω(t-σ))=TGG(ω(t-FRACTIONAL LINESKIP(G:R)×
T) TGR(ωt)=TGR(ωt) のように定められる実施態様10のシステム。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラットベッドスキャナーのような典型的な画
像化装置のCCDを含んだ構成要素間の相互関係を示
す。
【図2】フラットベッドスキャナーのような典型的な画
像化装置のCCDを含んだ構成要素間の相互関係を示
す。
【図3】フラットベッドスキャナーのような典型的な画
像化装置のCCDを含んだ構成要素間の相互関係を示
す。
【図4】図3の4−4に沿って得られた断面図であり、
CCDの走査方向又は運動方向で端から見たCCDの内
部構成要素の図式的表現である。
【図5】共通転送ゲートシステムを使った光学的解像度
において実時間で像がいかに走査されるかを示す。
【図6】y軸に沿って得られた図5の斜視図(A)であ
り、光学的解像度走査の結果として左側に揃えられた各
カラーBGRに対する集積シーンを図示し、y軸に沿っ
て得られた図6Aの端面図(B)であり、光学的解像度
走査の結果として左側に揃えられた各カラーBGRに対
する集積シーンを図示している。
【図7】ラインスキップが分数成分を有するとき、即
ち、光学的ライン間隔を採取された画素の寸法で割った
値が整数に等しくない解像度のための分数ラインスキッ
プのときに発生する一般的な誤登録誤差を示す。
【図8】ラインスキップが分数成分を有するとき、即
ち、光学的ライン間隔を採取された画素の寸法で割った
値が整数に等しくない解像度のための分数ラインスキッ
プのときに発生する一般的な誤登録誤差を示す。
【図9】ラインスキップが分数成分を有するとき、即
ち、光学的ライン間隔を採取された画素の寸法で割った
値が整数に等しくない解像度のための分数ラインスキッ
プのときに発生する一般的な誤登録誤差を示す。
【図10】y軸に沿って得られた側面図であって、ライ
ンスキップが分数成分を有する(分数ラインスキップ)
解像度で走査が行われたときに誤登録をし、かつ左に揃
っていない各カラーBGRについての集積シーンを示
す。
【図11】本発明のための転送ゲート信号が、時間に関
する位相シフトといかに関係付けられるかを示す。
【図12】本発明のための転送ゲート信号が、時間に関
する位相シフトといかに関係付けられるかを示す。
【図13】先行技術の画像化システムと本発明の画像化
システム及び方法とを比較する。
【図14】先行技術の画像化システムと本発明の画像化
システム及び方法とを比較する。
【図15】本発明の教示が、カラー集積シーンを登録す
る時間シフトされた転送ゲート信号の提供によりいかに
誤登録を補正するかを示す。
【図16】本発明の教示が、カラー集積シーンを登録す
る時間シフトされた転送ゲート信号の提供によりいかに
誤登録を補正するかを示す。
【図17】多センサーCCDの斜視図であって、CCD
ラインスペースが不均一でかつ整数に等しいときに、シ
フトされた集積シーンを登録するために本発明をいかに
使用できるかを示す。
【図18】本発明のシフトされた転送ゲート信号により
時間を補正する前の集積シーンにおける誤登録誤差を示
す。
【図19】モノクロの部片状のリニアCCDの平面図
(A)であって、選択された解像度に対する分数ライン
スキップがあるときに、シフトされたモノクロ集積シー
ンを登録するために本発明をいかに使い得るかを示し、
本発明の時間シフトされた転送ゲート信号による補正よ
り前の誤登録誤差(B)を示す。
【図20】多セグメント型の部片状リニアカラーCCD
の平面図であって、選定された解像度について先頭の光
センサーとこれに続く光センサーとの間に分数ラインス
キップがあるときの複数のシフトされたカラー集積シー
ンを登録するために本発明をいかに使うことができるか
を示す。
【図21】可変露光制御間の相互関係、及び走査中の可
変カラー露光の結果として誤登録誤差が生じたときに、
複数のシフトされたカラー集積シーンを登録するために
本発明の教示をいかに適用し得るかを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリジナル像に関して相対運動ができる
    ように形成された複数の光センサー素子を備えたオリジ
    ナル像走査用の走査システムにおいて、前記複数の光セ
    ンサー素子の各がオリジナル像のある部分を表現する転
    送ゲート信号を読み取るために組み合わせられた転送ゲ
    ートを有し、前記複数の光センサー素子が先頭の光セン
    サー素子及びこの先頭の光センサー素子から間隙だけ離
    された少なくも1個の後続光センサー素子も有する前記
    走査システムであって、 前記先頭の光センサー素子と前記後続の光センサー素子
    の少なくも1つとがこれらの間に分数ラインスキップを
    有する選定された走査解像度において、転送ゲート信号
    の全てから構成される集積像における前記分数ラインス
    キップを無くすために、複数の光センサー素子の少なく
    も1個に接続された転送ゲートの少なくも1個から受信
    した信号が複数の光センサー素子に接続された別の転送
    ゲートから受信した信号に関して時間シフトされること
    を特徴とする前記走査システム。
  2. 【請求項2】 オリジナル像に関して相対運動ができる
    ように形成された複数の光センサー素子によりオリジナ
    ル像を走査する方法において、前記複数の光センサー素
    子の各がオリジナル像を表す転送ゲート信号を読み取る
    ために組み合わせられた転送ゲートを有し、前記複数の
    光センサー素子は先頭の光センサー素子及びこの先頭の
    光センサー素子から間隙だけ離された少なくも1個の後
    続光センサー素子を有し、前記走査システムは、前記先
    頭の光センサー素子と前記後続の光センサー素子とをこ
    れらの間に分数ラインスキップを持つようにさせる選択
    された解像度でオリジナル像を走査する前記方法であっ
    て、 ・先頭の光センサー素子に接続された転送ゲートからの
    電気信号を読み取り、そして ・転送ゲート信号から構成された集積像から前記分数ラ
    インスキップを無くすために、少なくも1個の後続の感
    光素子に接続された転送ゲートから読み取られた電気信
    号を時間シフトする 諸段階を含んだ前記方法。
JP11051256A 1998-03-02 1999-02-26 可変解像度における画像化のための登録装置及び方法 Pending JPH11313194A (ja)

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US6075236A (en) 2000-06-13
EP0940973A2 (en) 1999-09-08
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