JPH11312730A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11312730A
JPH11312730A JP11797398A JP11797398A JPH11312730A JP H11312730 A JPH11312730 A JP H11312730A JP 11797398 A JP11797398 A JP 11797398A JP 11797398 A JP11797398 A JP 11797398A JP H11312730 A JPH11312730 A JP H11312730A
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JP
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region
insulating film
film
active
oxide film
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JP11797398A
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Takeshi Yamazaki
武 山崎
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAM素子とロジック素子とを混載した半
導体装置においても、STI技術によって上面の平坦性
が向上した素子分離膜が得られるようにする。 【解決手段】 アクティブ部分が密集して形成される
(ニ)DRAM領域の(イ)セル領域と、アクティブ部
分が疎に形成される(ロ)ロジック領域とを有したシリ
コン基板11のアクティブ部分上に窒化シリコン膜13
を形成するとともに、シリコン基板11にアクティブ部
分を電気的に分離するためのトレンチ14を形成した基
体10を用い、窒化シリコン膜13上にトレンチ14内
を埋め込む状態で指向性のある埋め込み酸化膜15を形
成し、(イ)セル領域の埋め込み酸化膜15を、少なく
とも窒化シリコン膜13の上面と同程度の高さまでトレ
ンチ14内に残した状態でエッチングし、その後、CM
P法によって窒化シリコン膜13が露出するまで埋め込
み酸化膜15を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、例えばダイナミックランダムアクセスメモ
リ(DRAM)素子とロジック素子とを混載した半導体
記憶装置の製造に適用される半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造分野では、シス
テムLSI化に伴い、DRAM素子とロジック素子とを
混載した半導体記憶装置(以下、DRAM混載ロジック
LSIと記す)の開発が進められている。一方、半導体
装置の高集積化による素子の微細化にしたがい、素子を
形成する領域(以下、アクティブ部分と記す)を電気的
に分離する素子分離膜(フィールド部)の形成技術が従
来のLOCOS(LocalOxidation of Silicon) 技術か
らSTI(Shallow Trench Isolation) 技術に変化しつ
つあり、DRAM混載ロジックLSIの製造においても
STI技術の採用が検討されている。
【0003】DRAM混載ロジックLSIの製造にST
I技術を採用する場合には、まず、図5(a)に示すよ
うに、(イ)のDRAM素子のメモリセルを形成する領
域(以下、セル領域と記す)と(ロ)のDRAM素子の
周辺回路を形成する領域(以下、周辺回路領域と記す)
とからなる(ニ)のDRAM素子を形成する領域(以
下、DRAM領域と記す)、および(ハ)のロジック素
子を形成する領域(以下、ロジック領域と記す)を有す
るシリコン基板11全面に酸化膜12を10nm程度か
ら20nm程度の厚みに形成する。
【0004】次いで、化学的気相成長法(以下、CVD
法と記す)によって、酸化シリコン膜12上に窒化シリ
コン膜13を150nm程度から200nm程度の厚み
に形成し、窒化シリコン膜13上に、(イ)セル領域、
(ロ)周辺回路領域および(ハ)ロジック領域のそれぞ
れのアクティブ部分の島パターンを有するフォトレジス
ト膜(図示省略)を形成する。次に、フォトレジスト膜
をマスクとしたエッチングによって窒化シリコン膜13
をパターニングし、その後にフォトレジスト膜を除去す
る。そして、窒化シリコン膜13をマスクとしてシリコ
ン基板12を300nm程度から400nm程度エッチ
ングしてトレンチ14を形成する。
【0005】次いで、トレンチ14の側壁に熱酸化膜
(図示省略)を形成し、続いて図5(b)に示すように
トレンチ14内に埋め込むようにして窒化シリコン膜1
3上に、高密度プラズマ(High Density Plasma:HD
P)を用いて酸化シリコン膜(以下、この膜を埋め込み
酸化膜と記す)15を形成する。このとき、埋め込み酸
化膜15の膜厚は、トレンチ14の深さと窒化シリコン
膜13の膜厚とによるが、600nm程度から800n
m程度にする。
【0006】その後、後に行う化学的機械的研磨(以
下、CMPと記す)法による研磨工程の際の研磨ばらつ
きを抑えるために、図5(c)のように、予め、広い幅
のアクティブ部分、つまり(ロ)周辺回路領域のアクテ
ィブ部分を除く領域をフォトレジスト膜31で覆い、こ
のフォトレジスト膜31をマスクとしたエッチングを行
って、図6(d)に示すように(ロ)周辺回路領域に形
成された埋め込み酸化膜15を除去する。
【0007】具体的には、上記フォトレジスト膜31
は、アクティブ部分のパターンデータに対して、例えば
1.5μm以上の幅を有する(ロ)周辺回路領域のアク
ティブ部分のみを孔パターン31aとして有する反転パ
ターンとなる。またこの反転パターンは、孔パターン3
1aの端縁から(ロ)周辺回路領域のアクティブ部分の
中心に向けて0.5μm延出することにより、(ロ)周
辺回路領域のアクティブ部分のパターンデータに対して
被りを持たせかつ孔パターン31aの幅が0.5μm以
上となるように形成される。よって、反転パターンは必
ず、(ロ)周辺回路領域のアクティブ部分上に形成され
るようになっている。
【0008】このように(ロ)周辺回路領域のアクティ
ブ部分の埋め込み酸化膜15を除去した後は、フォトレ
ジスト膜31を除去し、図6(e)に示すように全ての
領域のアクティブ部分に窒化シリコン膜13を残す状態
でCMP法により埋め込み酸化膜15を研磨除去する。
アクティブ部分に窒化シリコン膜13を残すようにCM
Pを行うのは、窒化シリコン膜13が完全に除去されて
しまうと、アクティブ部分にスクラッチ等が生じて、ア
クティブ部分に形成する素子の特性を損なう等の不具合
が生じる恐れがあるためである。次いで図6(f)に示
すように窒化シリコン膜13をホットリン酸で除去する
ことによって、トレンチ14内に埋め込まれた埋め込み
酸化膜15からなる素子分離膜が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、上記したようにDRAM混載ロジックLSI
の製造にSTI技術を採用した場合に、次のような課題
が生じる。すなわち、DRAM混載ロジックLSIで
は、セル領域が多数のセルで構成され、したがってアク
ティブ部分が密集して形成される。このため、ロジック
領域のようにアクティブ部分が孤立している領域とは異
なり、セル領域にも埋め込み酸化膜が厚く堆積される。
【0010】ところが従来では、CMP工程の前に行う
埋め込み酸化膜のエッチング工程において、広い幅のア
クティブ部分のみを対象として埋め込み酸化膜を除去す
る。つまり、埋め込み酸化膜の除去は周辺回路領域のみ
に適用される。このため、次工程のCMPにていずれの
領域にもアクティブ部分に窒化シリコン膜を残すように
埋め込み酸化膜の除去を行おうとすると、セル領域に窒
化シリコン膜が厚く残り、これに伴ってセル領域のトレ
ンチ内に埋め込まれた埋め込み酸化膜も、窒化シリコン
膜のほぼ上面の高さまで残ってしまう。したがって、ホ
ットリン酸で窒化シリコン膜を除去すると、セル領域で
は、周辺回路領域やロジック領域に比べて、トレンチ内
の埋め込み酸化膜の上面とアクティブ部分におけるシリ
コン基板の上面との間に大きな段差が生じる。
【0011】セル領域にて埋め込み酸化膜の上面とシリ
コン基板の上面との間に大きな段差が生じると、シリコ
ン基板上にトランジスタのゲート電極を形成すべくシリ
コン基板上にポリシリコン膜を成膜するときに、セル領
域の上記段差部分にてポリシリコン膜が厚く形成され
る。このため、エッチングによりポリシリコン膜を加工
する際に、周辺回路領域やロジック領域を基準にしてエ
ッチングを行うと、セル領域の段差部分にてポリシリコ
ンのエッチング残りが生じ、このエッチング残りによっ
てゲート電極間でショートしたり、他の導電層とゲート
電極とがショートする等の不都合が発生する。
【0012】また、セル領域にて埋め込み酸化膜の上面
とシリコン基板の上面との間に大きな段差が生じると、
その後、シリコン基板に形成された自然酸化膜を除去す
るためのウエットエッチング時に、図6(g)に示すよ
うに(イ)セル領域の埋め込み酸化膜15のエッジ部分
が特に大きく削られてトレンチ14の側壁との間に大き
な窪みが生じる。このことも(イ)セル領域の上記段差
部分にてポリシリコン膜が厚く形成される原因となり、
ポリシリコン膜を加工する際、(イ)セル領域の段差部
分に生じた大きな窪み部分にポリシリコンのエッチング
残り32が生じ、ゲート電極間でショートする等の不具
合を招いている。
【0013】また、上記の段差等の問題を解決しようと
してセル領域の窒化シリコン膜の上面の高さに合わせて
CMPを行うと、ロジック領域の孤立した幅の狭いアク
ティブ部分がオーバー研磨となる。この結果、前述した
ようにアクティブ部分に形成される素子の特性が損なわ
れる。また、埋め込み酸化膜のエッジ部分が窪んで、シ
リコン基板の<100>結晶面以外にゲート酸化膜が形
成されることになり、酸化膜質が劣化したり、トランジ
スタの逆狭チャネル効果によりしきい値が減少して、セ
ル設計が困難となる。
【0014】DRAM素子が混載されないシリコン基板
へのSTI技術の適用では、前述したフォトレジストの
反転パターンで広い幅のアクティブ部分の埋め込み酸化
膜を予め除去することによって、CMPでの均一性が得
られていた。しかし上述のように、DRAM素子のセル
領域のような密集したアクティブ部分を有するシリコン
基板に対しては、STI技術の採用が難しいのが現状で
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために本発明に係る半導体装置の製造方法は、アクテ
ィブ部分が密集して形成される第1領域と、この第1領
域よりもアクティブ部分が疎に形成される第2領域とを
有した基板のアクティブ部分上に第1絶縁膜を形成する
とともに、基板にアクティブ部分を電気的に分離するた
めの溝を形成した基体を用い、第1絶縁膜上に上記溝内
を埋め込む状態で堆積に指向性のある第2絶縁膜を形成
し、第1領域における第2絶縁膜を、少なくとも第1絶
縁膜の上面と同程度の高さまで溝内に残した状態でエッ
チングし、その後に、CMP法によって、第1領域およ
び第2領域の双方で第1絶縁膜が露出するまで第2絶縁
膜を除去するようになっている。
【0016】堆積に指向性のある第2絶縁膜を形成する
工程では、第2絶縁膜が横方向に広がることなく形成さ
れる。このため、アクティブ部分が密集して形成される
第1領域では、アクティブ部分の第1絶縁膜上に第2絶
縁膜が第2領域に比較して厚く形成される。しかしなが
ら、本発明では、第2絶縁膜の形成後でかつCMPの前
に、第1領域における第2絶縁膜を、少なくとも第1絶
縁膜の上面と同程度の高さまで溝内に残した状態でエッ
チングするため、第1領域における第1絶縁膜上の第2
絶縁膜と、第2領域における第1絶縁膜上の第2絶縁膜
との厚みの差が低減される。よって、その後のCMPに
よる除去工程では、研磨ばらつきが抑制されて、第1領
域の第1絶縁膜と第2領域の第1絶縁膜との厚みの差が
ほぼなくなる、つまり第1領域および第2領域の溝内に
埋め込まれた第2絶縁膜の上面の高さがほぼ等しくなる
とともに、第1領域および第2領域の双方の第1絶縁膜
を薄くすることが可能になる。したがって、その後、第
1絶縁膜を除去して基板を露出させることにより、上面
の平坦性が向上しかつ第1領域においても基板上面との
段差が小さい第2絶縁膜からなる素子分離膜が得られ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体装置の
製造方法の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施
形態では、DRAM素子とロジック素子とを混載したメ
モリ混載ロジックLSIの素子分離膜の形成に本発明を
適用し、アクティブ部分が密集して形成される本発明の
第1領域をDRAM素子を形成する領域(以下、DRA
M領域と記す)とし、第1領域よりもアクティブ部分が
疎に形成される本発明の第2領域をロジック素子を形成
する領域(以下、ロジック領域と記す)とした場合につ
いて述べる。
【0018】なお、DRAM領域は、幅の狭いアクティ
ブ部分が密集して形成される密部であるメモリセルを形
成する領域(以下、セル領域と記す)と、セル領域のア
クティブ部分よりも広い幅のアクティブ部分がセル領域
よりも疎に有する疎部である、DRAM素子の周辺回路
を形成する領域(以下、周辺回路領域と記す)とを備え
て構成されている。また本実施形態においてDRAM領
域は、単位面積当たりに占めるアクティブ部分の面積割
合が例えば30%程度であるのに対し、ロジック領域
は、単位面積当たりに占めるアクティブ部分の面積割合
が数%というように、アクティブ部分がDRAM領域に
比較して非常に少ない領域となっている。
【0019】図1(a)〜(b)、図2(c)〜
(e)、図3(f),(g)は実施形態に係る半導体装
置の製造方法を工程順に示す断面図である。また図1、
図2、図3、において(イ)はDRAM領域におけるセ
ル領域、(ロ)はDRAM領域における周辺回路領域、
(ハ)はロジック領域、(イ)および(ロ)を備えた
(ニ)はDRAM領域をそれぞれ示している。
【0020】本実施形態では、メモリ混載ロジックLS
Iの素子分離膜を形成するにあたり、まず、既知の技術
によって図1(a)に示す基体10を作製しておく。す
なわち、本発明の基板となるシリコン基板11全面に、
例えば、熱酸化法によって酸化シリコン膜12を10n
m程度から20nm程度の厚みd1に形成する。次い
で、CVD法によって、酸化シリコン膜12上に、本発
明の第2絶縁膜となる窒化シリコン膜13を例えばその
厚みd2が150nm程度から200nm程度となるよ
うに形成する。
【0021】次に、窒化シリコン膜13上に、(イ)セ
ル領域、(ロ)周辺回路領域および(ハ)ロジック領域
のそれぞれのアクティブ部分の島パターンを有するフォ
トレジスト膜(図示省略)を形成する。次いで、フォト
レジスト膜をマスクとしたエッチングによって窒化シリ
コン膜13をパターニングし、その後にフォトレジスト
膜を除去する。
【0022】そして、窒化シリコン膜13をマスクとし
てシリコン基板11を、例えば300nm程度から40
0nm程度の深さd3にエッチングし、これによりシリ
コン基板11にアクティブ部分を電気的に分離するため
の溝であるトレンチ14を形成する。したがって、トレ
ンチ14の底部から窒化シリコン膜13の上面までの寸
法Dは、D=d1+d2+d3になる。また、トレンチ
14の形成により、(イ)セル領域に幅が狭いアクティ
ブ部分が密集して形成され、(ロ)周辺回路領域に幅が
比較的広いアクティブ部分が形成され、(ハ)ロジック
領域に幅が狭いアクティブ部分が孤立して形成された基
体10が得られる。
【0023】上記のように基体10を作製した後は、ト
レンチ14の側壁に熱酸化膜(図示省略)を例えば10
nm程度から20nm程度形成する。そして図1(b)
に示すように、トレンチ14内に埋め込むようにして窒
化シリコン膜13上に第2絶縁膜として例えば酸化シリ
コン膜からなる埋め込み酸化膜15を成膜する。この
際、トレンチ14が高アスペクト比であっても、スリッ
トやボイド、膜収縮等が少ない膜種で埋め込み酸化膜1
5を形成するとともに、横方向に広がらない、つまり堆
積に指向性のある膜種で埋め込み酸化膜15を形成す
る。また埋め込み酸化膜15を上記寸法Dとほぼ同じ厚
みかもしくは寸法Dよりも厚く形成する。
【0024】このような埋め込み酸化膜15としては、
スパッタリングをしながら膜の形成材料を堆積する成膜
技術によって形成される絶縁膜が挙げられる。スパッタ
リングをしながら膜の形成材料を堆積することによっ
て、緻密でかつ堆積に指向性のある埋込み酸化膜15を
形成できるのである。スパッタリングをしながら膜の形
成材料を堆積する成膜技術としては、例えば、バイアス
ECR(電子サイクロトロン共鳴)によるCVD技術や
高密度プラズマを用いたCVD技術等が挙げられる。
【0025】次に、図2(c)に示すように、シリコン
基板11内において単位面積当たりに占めるアクティブ
部分の面積の割合が高い箇所以外の埋め込み酸化膜15
を次工程のエッチングの際にマスクとなる膜で覆う。本
実施形態ではこの膜として、単位面積当たりに占めるア
クティブ部分の面積の割合が高い箇所に孔パターン16
aが形成されたフォトレジスト膜16を埋め込み酸化膜
15上に形成する。そして図2(d)に示すように、フ
ォトレジスト膜16をマスクとしてドライエッチングま
たはウエットエッチングを行って、孔パターン16aに
対応する箇所の埋め込み酸化膜15を除去する。
【0026】つまり、先の埋め込み酸化膜15の形成工
程では、埋め込み酸化膜15が堆積に指向性を有してい
る膜であるため、シリコン基板11内において単位面積
当たりに占めるアクティブ部分の面積の割合が高い箇所
に厚く埋め込み酸化膜15が成膜される。本実施形態に
おいて、単位面積当たりに占めるアクティブ部分の面積
の割合が高い箇所とは、(イ)セル領域や(ロ)周辺回
路領域となる。よって、後のCMP工程の際の研磨ばら
つきを抑えるため、CMP工程に先立ち、(イ)セル領
域および(ロ)周辺回路領域に形成された厚い埋め込み
酸化膜15をエッチングするのである。
【0027】このエッチングの際に用いるフォトレジス
ト膜16等のマスクのパターンは、例えば、シリコン基
板11のアクティブ部分を島パターンとしたアクティブ
部分の初期パターンデータに対して補正を加えることに
より作製される。その作製方法を図4(a),(b)を
用いて説明する。ここで図4(a)は、マスクを作製す
る基体の一例の断面図であり、図1(a)と同様にシリ
コン基板11のアクティブ部分に酸化シリコン膜12を
介して窒化シリコン膜13が形成され、かつシリコン基
板11にトレンチ14が形成されているが、説明を簡単
とするためアクティブ部分が図1(a)とは異なったパ
ターンに形成されたものとなっている。また図4(b)
は、マスクの形状を補正順に示す図である。
【0028】例えば図4(a)において、トレンチ14
内に埋め込む状態で窒化シリコン膜13上に形成する埋
め込み酸化膜(図示省略)の埋め込み膜厚、すなわちト
レンチ14の底部から窒化シリコン膜13の上面までの
寸法が、上記実施形態と同様にDであるとする。この場
合、シリコン基板11のアクティブ部分を島パターン2
0aとしたアクティブ部分の初期パターンデータ20に
対して、まず下記(1)の補正を加える。次いで下記
(2)、(3)の補正を加える。
【0029】(1)アクティブ部分が密集して形成され
た領域における各アクティブ部分のパターンデータ(島
パターン)20aに対し、所定の端縁を所定方向に所定
寸法分だけ延出(オーバーサイズ)する。アクティブ部
分が密集して形成された領域における各アクティブ部分
とは、隣合うアクティブ部分間の距離S(トレンチ14
の幅)が上記寸法Dよりも短く、かつアクティブ部分の
幅Lが寸法Dの1/2以下であるアクティブ部分であ
り、例えば図1〜図3に示すシリコン基板11の(イ)
セル領域におけるアクティブ部分である。そしてこの隣
合うアクティブ部分それぞれの島パターン20aにおい
て、寸法Dより短い距離で隣合うアクティブ部分側の端
縁を、この隣合うアクティブ部分側に向けて上記寸法D
の1/2分延出する。
【0030】そして、シリコン基板11における各アク
ティブ部分のパターンデータを融合する。この結果、初
期パターンデータ20の、幅が上記寸法Dよりも短いト
レンチ14に対応する孔パターン20bが、各アクティ
ブ部分の島パターン20aの端縁を延出したことによる
オーバラップのために塞がれた図4(b)に示す中間パ
ターンデータ21が得られる。
【0031】なお、後述するように、作製するマスク
は、シリコン基板11のアクティブ部分を島パターン2
0aとしたアクティブ部分の初期パターンデータ20を
反転し、初期パターンデータ20で島パターン20aで
あった部分のいくつかを孔パターンとしたものとなる。
したがって、反転前の中間パターンデータ21における
島パターン21aのいくつかは最終的に孔パターン、つ
まりエッチング対象箇所のパターンとなる。よって、
(1)の補正は、隣合うアクティブ部分間の距離Sが寸
法Dよりも短く、かつアクティブ部分の幅Lが寸法Dの
1/2以下であるアクティブ部分上の埋め込み酸化膜
と、この隣合うアクティブ部分間の埋め込み酸化膜とを
エッチングの対象とするための補正となる。
【0032】ここで、隣合うアクティブ部分間の距離S
が上記寸法Dよりも短いアクティブ部分の島パターン2
0aの端縁を、隣合うアクティブ部分側に向けて延出す
る寸法を上記寸法Dの1/2分とするのは、次のような
理由による。
【0033】補正が加えられて作製されたマスクを用い
てエッチングされる埋め込み酸化膜は、堆積に指向性の
ある膜で形成されて横方向に広がらない膜である。この
ような埋め込み酸化膜では、隣合うアクティブ部分が、
それぞれのアクティブ部分の島パターン20aの端縁か
ら寸法Dの1/2を延出しても離れていると、つまり隣
合うアクティブ部分間の距離SがD以上であると、アク
ティブ部分間のトレンチ14内に、トレンチ14の底部
から窒化シリコン膜13の上面までの寸法Dまで厚く堆
積されない。
【0034】一方、隣合うアクティブ部分間の距離Sが
寸法D未満であると、アクティブ部分間のトレンチ14
内に、トレンチ14の底部から窒化シリコン膜13の上
面までの寸法Dまで埋め込み酸化膜が厚く堆積されるこ
とは実験的に確認されている。よって、隣合うアクティ
ブ部分間の距離Sが寸法D未満であるアクティブ部分そ
れぞれの島パターン20aの端縁をD/2分延出するこ
とで、隣合うアクティブ部分間に埋め込まれた埋め込み
酸化膜もエッチング対象としているのである。また、図
4(a)において幅Lが2D以上の広いアクティブ部分
では、埋め込み酸化膜が寸法D以上に厚く堆積されるた
め、島パターン20aのまま(エッチング対象のまま)
としている。
【0035】(2)次いで、(1)にて得た中間パター
ンデータ21を反転し、反転パターンデータ22を得
る。この結果、中間パターンデータ21の島パターン2
1aが反転パターンデータ22の孔パターン22bとな
り、中間パターンデータ21の孔パターン21bが反転
パターンデータ22の島パターン22aとなる。この反
転は、中間パターンデータ21の島パターン21aに対
応する箇所に存在する埋め込み酸化膜をエッチング対象
とするために行う操作である。
【0036】(3)(2)にて得た反転パターンデータ
22における島パターン22aの周縁を、初期パターン
データ20において孤立して存在するアクティブ部分
(以下、孤立したアクティブ部分と記す)の幅Lの1/
2分延出(オーバーサイズ)する。孤立したアクティブ
部分とは、初期パターンデータ20にて隣合うアクティ
ブ部分間の距離Sが寸法D以上でかつアクティブ部分の
幅Lが寸法Dの1/2分以下であるアクティブ部分であ
る。このようなアクティブ部分の幅Lを0.4μm程度
とすると、反転パターンデータ22における島パターン
22aの端縁を0.2μm程度延出する。孤立したアク
ティブ部分が存在する領域は、図1〜図3に示すシリコ
ン基板11において例えば(ハ)ロジック領域となる。
【0037】この結果、反転パターンデータ22の孤立
したアクティブ部分に対応する孔パターン22bが、島
パターン22aの端縁を延出したことによるオーバラッ
プのために塞がれて島パターン23aとなり、孤立した
アクティブ部分上の埋め込み酸化膜がエッチング対象か
ら外された最終的な最終パターンデータ23が得られ
る。また、最終パターンデータ23では、幅Lが2D以
上のアクティブ部分と、幅LがD/2以下でかつ隣合う
アクティブ部分の距離SがD未満のアクティブ部分が密
集して形成された領域に対応する箇所が孔パターン23
bとなっている。
【0038】なお、(3)の補正において、島パターン
22aの端縁を孤立したアクティブ部分の幅Lの1/2
分延出するのは、孤立したアクティブ部分が、後のCM
P工程にて過剰に研磨されるのを防止するためである。
【0039】本実施形態では、以上の手順にて作製され
た最終パターンデータ23を有するフォトレジスト膜1
6を埋め込み酸化膜15上に形成する。またこのフォト
レジスト膜16は、図2(c)に示すように(ロ)周辺
回路領域の幅Lが2D以上の広いアクティブ部分上と、
幅LがD/2以下でかつ隣合うアクティブ部分の距離S
がD未満のアクティブ部分が密集して形成された領域で
ある(イ)セル領域とに、孔パターン16a(最終パタ
ーンデータ23の孔パターン23bに相当)を有したも
のとなる。
【0040】そして前述したように、フォトレジスト膜
16をマスクとしてドライエッチングまたはウエットエ
ッチングを行って、孔パターン16aに対応する箇所の
埋め込み酸化膜15、つまり(ロ)周辺回路領域のアク
ティブ部分上と、(イ)セル領域とに厚さDより厚く堆
積された余分な埋め込み酸化膜15を除去することにな
る。その際、アクティブ部分上の埋め込み酸化膜15を
できるだけ除去することが望ましいが、(イ)セル領域
のトレンチ14内に埋め込まれた埋め込み酸化膜15の
厚さが寸法Dを保つ程度に除去することが重要である。
【0041】従来では、窒化シリコン膜13をエッチン
グストッパ層としてエッチングを行っていたが、本実施
形態において窒化シリコン膜13をエッチングストッパ
層としてエッチングを行うと、(イ)セル領域における
埋め込み酸化膜13の上面の高さが低くなる。これは、
(ロ)周辺回路領域の広い幅のアクティブ部分上に
(イ)セル領域よりも厚く埋め込み酸化膜15が形成さ
れるため、窒化シリコン膜13をエッチングストッパ層
として(ロ)周辺回路領域のアクティブ部分上の埋め込
み酸化膜15が完全に除去されるまでエッチングを行う
と、(イ)セル領域の埋め込み酸化膜15がエッチング
され過ぎてしまうためである。
【0042】したがって、エッチングの際には、(イ)
セル領域の埋め込み酸化膜13の上面の高さに合わせて
エッチング量を調整することが望ましい。このために
は、(ロ)周辺回路領域の広い幅のアクティブ部分上に
埋め込み酸化膜15を残す状態でエッチングを行えばよ
い。
【0043】エッチングを終えた後はフォトレジスト膜
16を除去する。その後、図2(e)に示すように、窒
化シリコン膜13をストッパ層としたCMP法によって
埋め込み酸化膜15を除去する。研磨量は窒化シリコン
膜13を目安に最適化する。次いで、図3(f)に示す
ように窒化シリコン膜13をホットリン酸により除去
し、さらに窒化シリコン膜13の下層の酸化シリコン膜
12を一旦除去することによって、トレンチ14内の埋
め込み酸化膜15からなる素子分離膜が形成される。
【0044】本実施形態では、CMP工程に先立ち、
(イ)セル領域の余分な埋め込み酸化膜15を除去して
いるため、CMP工程後および窒化シリコン膜13と酸
化シリコン膜12との除去後には、(イ)セル領域にお
いても、アクティブ部分におけるシリコン基板11の上
面とトレンチ14内の埋め込み酸化膜15の上面との段
差を小さくでき、シリコン基板11全面における埋め込
み酸化膜15の平坦性を向上できる。
【0045】埋め込み酸化膜15からなる素子分離膜の
形成後は、従来の技術によってシリコン基板11上に犠
牲酸化膜(図示省略)を形成し、シリコン基板11に不
純物を導入する。次いで、フッ酸を用いて犠牲酸化膜を
除去する。犠牲酸化膜の除去では図3(g)に示すよう
に、フッ酸によって、トレンチ14側壁部分の埋め込み
酸化膜15が少々窪むが、埋め込み酸化膜15の上面と
シリコン基板11の上面との段差が小さいため、従来に
比較してこの窪み量が小さいものとなる。その後は図示
しないが、(イ)セル領域、(ロ)周辺回路領域、
(ハ)ロジック領域の各領域のアクティブ部分における
シリコン基板11上にゲート酸化膜を形成し、ゲート電
極の形成等を行うことによって、DRAM混載ロジック
LSIからなる半導体装置が完成する。
【0046】このように本実施形態の方法によれば、
(イ)セル領域においても素子分離膜となる埋め込み酸
化膜15の上面とシリコン基板11の上面との段差を小
さくでき、シリコン基板11全面における埋め込み酸化
膜15の平坦性を向上できるので、シリコン基板11上
にトランジスタのゲート電極を形成すべくポリシリコン
膜等の導電層を成膜しても、他の箇所よりも上記段差部
分にて導電層が厚く形成されることがない。また、埋め
込み酸化膜15のエッジ部分が大きく窪む等の不具合も
防止できるため、このことによっても、シリコン基板1
1上に導電層を成膜した際、上記段差部分にて導電層が
厚く形成されるのを防止できる。よって、段差部分にて
導電層のエッチング残りを生じさせることなく導電層を
加工することができるので、本実施形態の方法は、ゲー
ト電極間でショートしたり、他の導電層とゲート電極と
がショートする等の不都合の発生を防止することができ
る。
【0047】またCMPに先立ち埋め込み酸化膜15を
エッチングする際には、最も厚く埋め込み酸化膜15が
堆積される(ロ)周辺回路領域の広い幅のアクティブ部
分上に埋め込み酸化膜15を残す状態でエッチングを行
うため、CMPの際には、(イ)セル領域、(ロ)周辺
回路領域、(ハ)ロジック領域のいずれの領域において
もオーバー研磨となることがない。したがって、オーバ
ー研磨になることによる不具合、例えばアクティブ部分
に形成される素子の特性が損なわれる、埋め込み酸化膜
15のエッジ部分が窪んで、シリコン基板11の<10
0>結晶面以外にゲート酸化膜が形成されることにな
り、酸化膜質が劣化する等の不具合を防止することがで
きる。
【0048】また、本実施形態では、図5および図6を
用いて説明した従来技術でCMPに先立ち(ロ)周辺回
路領域のアクティブ部分上の埋め込み酸化膜15をエッ
チングする際に用いるマスクに替えて、前述した補正を
加えたマスクを用いるだけであり、マスク数が増加する
ことなく、また従来に比較してリソグラフィ工程および
エッチング工程が増加しないため、コストを増加させる
ことなく製造することができる。
【0049】よって、本実施形態によれば DRAM混
載ロジックLSIに対してもSTI技術による素子分離
膜の形成を実現でき、電気的信頼性が高い、安定した素
子特性のDRAM混載ロジックLSIをコストを増加さ
せることなく製造することができる。
【0050】なお、本実施形態では、(ロ)周辺回路領
域のアクティブ部分上の埋め込み酸化膜のエッチングと
(イ)セル領域の埋め込み酸化膜のエッチングとを同じ
工程にて行ったが、別々のエッチング工程にてエッチン
グを行ってもよい。また本実施形態の説明で述べた使用
材料や膜厚等については一例を述べたに過ぎず、したが
って本発明はこれらの例に限定されないのはもちろんで
ある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、CMPの前に、第1領域にお
ける堆積に指向性のある第2絶縁膜を、少なくとも第1
絶縁膜の上面と同程度の高さまで溝内に残した状態でエ
ッチングするので、その後のCMPによる除去工程での
研磨ばらつきを抑制でき、第1領域および第2領域の溝
内に埋め込まれた第2絶縁膜の上面の高さをほぼ等しく
できる。よって第1絶縁膜を除去して基板を露出させる
ことにより、上面の平坦性が向上しかつ第1領域におい
ても基板上面との段差が小さい第2絶縁膜からなる素子
分離膜を形成できるので、基板上にトランジスタのゲー
ト電極を形成すべく導電層を成膜しエッチング加工した
際の、上記段差部分での導電層のエッチング残りの発生
を防止できる。したがって、本発明によればDRAM混
載ロジックLSIに対してもSTI技術による素子分離
膜を実現でき、電気的信頼性が高い、安定した素子特性
のDRAM混載ロジックLSIを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明に係る半導体装置の製
造方法の一実施形態を工程態を示す断面図(その1)で
ある。
【図2】(c)〜(e)は本発明に係る半導体装置の製
造方法の一実施形態を工程態を示す断面図(その2)で
ある。
【図3】(f),(g)は本発明に係る半導体装置の製
造方法の一実施形態を工程態を示す断面図(その3)で
ある。
【図4】マスクの作製方法の一例を説明するための図で
あり、(a)はマスクを作製する基体の一例の断面図、
(b)は、マスクの形状を補正順に示す図である。
【図5】(a)〜(c)は従来の半導体装置の製造方法
の一例を工程順に示す断面図(その1)である。
【図6】(d)〜(g)は従来の半導体装置の製造方法
の一例を工程順に示す断面図(その2)である。
【符号の説明】
10…基体、11…シリコン基板、13…窒化シリコン
膜、14…トレンチ、15…埋め込み酸化膜、16…フ
ォトレジスト、16a…孔パターン、(イ)…セル領
域、(ロ)…周辺回路領域、(ハ)…ロジック領域、
(ニ)…DRAM領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブ部分が密集して形成される第
    1領域と、該第1領域よりもアクティブ部分が疎に形成
    される第2領域とを有した基板の前記アクティブ部分上
    に第1絶縁膜を形成するとともに、前記基板に前記アク
    ティブ部分を電気的に分離するための溝を形成した基体
    を用い、 前記第1絶縁膜上に前記溝内を埋め込む状態で堆積に指
    向性のある第2絶縁膜を形成する成膜工程と、 化学的機械的研磨法によって、前記第1領域および前記
    第2領域の双方にて第1絶縁膜が露出するまで前記第2
    絶縁膜を除去する除去工程と、 を有した半導体装置の製造方法において、 前記成膜工程と前記除去工程との間に、前記第1領域に
    おける前記第2絶縁膜を、少なくとも前記第1絶縁膜の
    上面と同程度の高さまで前記溝内に残した状態でエッチ
    ングするエッチング工程を有していることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1領域は、狭い幅のアクティブ部
    分が密集した密部と、該密部のアクティブ部分の幅より
    も広い幅のアクティブ部分が密部よりも疎に存在する疎
    部とからなり、 前記エッチング工程の際には、前記第1領域の疎部のア
    クティブ部分上に第2絶縁膜を残す状態に該第2絶縁膜
    をエッチングすることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基板に、メモリセルおよび周辺回路
    を備えたダイナミックランダムアクセスメモリ素子とロ
    ジック素子とを形成する半導体装置の製造方法であって
    前記第1領域は、前記ダイナミックランダムアクセスメ
    モリ素子を形成する領域であり、 前記第2領域は、ロジック素子を形成する領域であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記成膜工程にて前記第2絶縁膜を形成
    する際には、前記溝の底部から前記第1絶縁膜の上面ま
    での寸法Dと同じかまたは該寸法Dよりも厚くなるよう
    に第2絶縁膜を形成し、 前記エッチング工程では、前記第2絶縁膜上に所定の孔
    パターンを有するマスクを形成し、該マスクを用いたエ
    ッチングによって前記第1領域における前記第2絶縁膜
    を除去し、 前記マスクには、前記基板の前記アクティブ部分を島パ
    ターンとした該アクティブ部分の初期パターンデータに
    対して下記(1)から(3)の補正、 (1)隣合うアクティブ部分間の距離が前記寸法Dより
    も短くかつアクティブ部分の幅が前記寸法Dの1/2以
    下であるアクティブ部分のパターンデータにおける前記
    寸法Dより短い距離で隣合うアクティブ部分側の端縁
    を、該隣合うアクティブ部分側に向けて前記寸法Dの1
    /2分延出して、各アクティブ部分のパターンデータを
    融合する (2)(1)にて得たパターンデータを反転する (3)(2)にて反転して得たパターンデータにおける
    島パターンの端縁を、前記初期パターンデータにて隣合
    うアクティブ部分間の距離が前記寸法D以上でかつアク
    ティブ部分の幅が前記寸法Dの1/2分以下であるアク
    ティブ部分のパターンデータの幅の1/2分延出するを
    加えて作製されたものを用いることを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
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