JPH11312074A - Dsp用除算処理補助回路 - Google Patents

Dsp用除算処理補助回路

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JPH11312074A
JPH11312074A JP10119189A JP11918998A JPH11312074A JP H11312074 A JPH11312074 A JP H11312074A JP 10119189 A JP10119189 A JP 10119189A JP 11918998 A JP11918998 A JP 11918998A JP H11312074 A JPH11312074 A JP H11312074A
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JP
Japan
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divisor
dividend
quotient
unit
division
Prior art date
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Pending
Application number
JP10119189A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Okamura
俊幸 岡村
Daisaku Yamane
大作 山根
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11312074A publication Critical patent/JPH11312074A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べ高速で除算を実行可能なDSPを
実現する。 【解決手段】 DSP内に除算処理補助回路24を設け
る。除算処理補助回路24内には、並列的に動作する被
除数更新部34と、除数更新部36及び商発生部38を
設ける。被除数更新部34では、被除数A及び除数Bの
大小関係に基づき次サイクルにて用いるべき被除数Aを
設定し、除数更新部36では除数Bを1ビット右シフト
することにより次サイクルにて用いるべき除数Bを設定
する。商発生部38では、被除数Aと除数Bの大小関係
に応じてラッチ部54上のデータの最下位ビットに0又
は1を挿入することによって、商Cを発生させる。最初
に除数Bとして与えられたデータのビット数と等しいサ
イクル数で商Cを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積和演算、加減算
等を高速で実行するディジタルシグナルプロセッサ(D
SP)に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】DSPは、大量の積和演
算や加減算を高速で行うためのプロセッサであり、その
ため、従来のDSPにおいては積和演算や加減算を中心
としたアーキテクチャが採用されていた。しかしなが
ら、ディジタル信号処理の分野は近年その応用範囲が広
がっており、そのため、積和演算や加減算以外の演算、
例えば除算の処理量が増加してきていた。従来のDSP
は、積和演算や加減算を中心としたアーキテクチャであ
ったため、除算を効率的に行うのは困難であった。
【0003】
【発明の概要】本発明の目的の1つは、従来に比べ高速
で除算を行うことができるDSPを提供すること、より
具体的には比較減算、選択、シフトといった機能部材を
有する除算処理補助回路を設けることによってDSPに
おける除算を高速化することにある。
【0004】このような目的を達成すべく、本発明に係
るDSP用除算処理補助回路は、被除数Aと除数Bの差
A−Bが負である場合には被除数Aを、逆に正である場
合には差A−Bを、次のサイクルにおける被除数Aに設
定する被除数更新部と、被除数更新部の動作に並行して
動作し、除数Bを1ビット右シフトした値を次のサイク
ルにおける除数に設定する除数更新部と、被除数更新部
及び除数更新部の動作に並行して動作し、商Cを1ビッ
ト左シフトした値の最下位ビットに、差A−Bが負であ
る場合には0を、逆に正である場合には1をそれぞれ挿
入する商発生部と、を備え、最初に与えられた除数Bの
ビット数と等しいサイクル数だけ被除数更新部、除数更
新部及び商発生部を並行動作させおえた時点における商
Cをもって、最初に与えられた被除数Aを最初に与えら
れた除数Bにて除したときの商として出力することを特
徴とする。さらに、本発明に係るDSPは、逐次入力さ
れるデータに関し和又は差を演算する加減算器と、逐次
入力されるデータに関し積和を演算する積和演算器と、
を備えるDSPであって、逐次入力されそれぞれ被除数
A及び除数Bを与えるデータに基づき除算を行う本発明
に係るDSP用除算処理補助回路を備えることを特徴と
する。
【0005】このように、本発明においては、被除数A
と除数Bの間の大小関係に応じ被除数更新部により次の
サイクルにおける被除数Aを設定し、またこれと並行し
て除数更新部により除数Bを1ビット右シフトすること
により次のサイクルにおける除数Bを設定し、さらにこ
れらに並行して商発生部により1ビットずつ商を求める
ようにしているため、最初に与えられた除数Bすなわち
除算を開始し始める際に与えられた除数Bのビット数と
等しいサイクル数だけこれら被除数更新部、除数更新部
及び商発生部を並行動作させおえた時点で、商Cとし
て、最初に与えられた被除数Aを最初に与えられた除数
Bにて除したときの商が得られる。従って、本発明によ
れば、例えば32ビット割る16ビットの除算であれば
16サイクルにて商を得ることができる。このような機
能を有する除算処理補助回路を設けることによって、D
SPにおける除算の処理速度を向上させることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。
【0007】図1に、本発明の一実施形態に係るDSP
の機能構成を示す。この図に示すDSPには入力用にデ
ータバス10、12、14及び16が接続されている。
また、この図のDSPは、加減算器18、積和器20、
シフト演算器22及び除算処理補助回路24を内蔵して
おり、これらは、データバス10及び12から入力選択
部26を介して入力されたデータやデータバス14及び
16から入力選択部28を介して入力されたデータに関
し、それぞれ加減算、積和、シフト、除算の各処理を実
行する。入力選択部26及び28は、それぞれ、接続さ
れているデータバスを選択的に後段の機能部材に接続す
る手段である。さらに、加減算器18、積和器20、シ
フト演算器20及び除算処理補助回路24の後段には、
対応する機能部材によって得られたデータをラッチする
ラッチ部27、29、30及び32が設けられている。
【0008】本実施形態において特徴としているところ
は、除算処理補助回路24を設けたことにある。すなわ
ち、従来のDSPにおいては、加減算器18や積和器2
0による処理を中心としたアーキテクチャが採用されて
いたため、除算を高速で行うことが難しかった。これに
対し、本発明においては、除算を行うための除算処理補
助回路24を別途設けると共に、この除算処理補助回路
24における除算のための動作を、従来のDSPにおい
て除算のために行われていた処理に比べ高速で除算を行
えるような構成にしている。
【0009】図2に、本実施形態における除算処理補助
回路24の内部構成を示す。この実施形態に係る除算処
理補助回路24は、被除数更新部34、除数更新部36
及び商発生部38から構成されている。
【0010】まず、被除数更新部34は、比較減算部4
0、選択部42及びラッチ部44から構成されている。
比較減算部40は、被除数Aと除数Bを比較し、その大
小関係を示す信号を選択部42や後述の0/1選択部4
6に供給する一方で、求めた差A−Bを選択部42に供
給する。選択部42は、比較減算部40においてA<B
であるとの比較結果が得られている場合には比較減算部
40に入力された被除数Aを出力し、逆にA≧Bである
との比較結果が得られている場合には差A−Bすなわち
剰余を表す数値を出力する。ラッチ部44は、選択部4
2により出力された数値すなわち次のサイクルにおいて
被除数Aとして用いるべき数値をラッチする。
【0011】また、除数更新部36は、被除数更新部3
4と同時並行的に動作する部材であり、シフト部48及
びラッチ部50を有している。シフト部48は除数Bを
1ビット右シフトし、ラッチ部50は1ビット右シフト
後の除数をラッチする。ラッチ部50によりラッチされ
た数値は、次のサイクルにおいて除数Bとして用いられ
る。このように、被除数更新部34の動作と並行して除
数Bを1ビット右シフトしておくことにより、選択部4
2から出力される次のサイクルにおける被除数Aと桁数
が合った除数Bを、得ることができる。
【0012】さらに、商発生部38は、被除数更新部3
4及び除数更新部36と同時並行的に動作するものであ
り、シフト部52、ラッチ部54及び0/1選択部46
を有している。0/1選択部46は、被除数更新部34
の比較減算部40において被除数Aが除数Bより小さい
との比較結果が得られたときには、ラッチ部54上のデ
ータの最下位ビット(LSB)に0を挿入し、逆に被除
数Aが除数Bより大きいとの比較結果が得られた場合に
は1を挿入する。ラッチ部54上のデータは次のサイク
ルにおいてシフト部52により1ビット左シフトされ
る。従って、被除数更新部34、除数更新部36及び商
発生部38を、最初に与えられた除数Bのビット数と等
しいサイクル数だけ動作させることにより、ラッチ部5
4上に商Cを得ることができる。このようにして得られ
た商Cは、その時点でラッチ部44上にある剰余と共
に、ラッチ部32を介し後段に出力される。
【0013】このように、本実施形態においては、除算
専用の回路である除算処理補助回路24を積和器20や
加減算器18とは別途設けると共にこの除算処理補助回
路24の動作手順に工夫を施しているため、従来のDS
Pにおいて行われていた多数のステップを消費する除算
処理を、行う必要がなくなる。これは、特に、除算処理
補助回路24内に互いに並列的に動作する被除数更新部
34、除数更新部36及び商発生部38を設け、除数B
の1ビット当り1サイクルの消費にて商Cを求められる
ようにしたことによる。さらに、除算処理補助回路24
内では比較減算、選択、シフト、ラッチといった比較的
単純な操作が行われるのみであるから、除算処理補助回
路24を設けたことによって消費電力の増大といった不
具合が生ずることはない。従って、本実施形態によれ
ば、例えば音声CODEC等の大規模プログラムを実行
する場合でも、消費電力の増大等を伴うことなく、数万
ステップ程度のプログラムステップ数の低減を実現する
ことができる。
【0014】この効果について、より具体的に説明する
と、次のようになる。
【0015】まず、従来のDSPにおいては、1サイク
ル目で被除数、除数及び商をメモリ又はレジスタから読
み出し、2サイクル目で、被除数が除数より大きいか否
かを判定する。被除数が除数より大きい場合、3サイク
ル目で被除数から除数を減じ、4サイクル目で除数を1
ビット右シフトし、5サイクル目及び6サイクル目で剰
余及び除数をレジスタ又はメモリに一時保存し、7サイ
クル目で商を1としてレジスタに保存する。逆に、被除
数が除数より大きい場合には、3サイクル目で除数を1
ビット右シフトし、4サイクル目及び5サイクル目で被
除数及び除数をレジスタ又はメモリに一時保存し、6サ
イクル目で商を0としてレジスタに保存する。従って、
除数1ビット当り、6又は7サイクルが必要であるか
ら、除数が16ビットである場合、従来は、96サイク
ル〜112サイクル程度のサイクル数が消費されてい
た。
【0016】これに対し、本実施形態では、前述のよう
に除数1ビット当り1サイクルで足りるため、除数Bが
16ビットであれば16サイクルを消費するのみであ
り、従来に比べ80サイクル〜96サイクルが低減され
ることとなる。
【0017】この効果は、除算の回数が多い場合に、特
に顕著になって現れる。例えば、コード励起線形予測例
えばPSI−CELPを用いるPDC(ディジタル携帯
電話)用CODECでは、1000〜3000回の除算
が必要であるため、最大で、(112−16)×300
0=288000サイクルを低減することができる。こ
れは、PDC用CODECプログラム全体を実行するの
に従来必要であったサイクル数の約20%程度に相当し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るDSPの構成を示
すブロック図である。
【図2】 この実施形態における除算処理補助回路の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
24 除算処理補助回路、34 被除数更新部、36
除数更新部、38 商発生部、40 比較減算部、42
選択部、44,50,54 ラッチ部、460/1選
択部、48,52 シフト部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被除数Aと除数Bの差A−Bが負である
    場合には被除数Aを、逆に正である場合には差A−B
    を、次のサイクルにおける被除数Aに設定する被除数更
    新部と、 被除数更新部の動作に並行して動作し、除数Bを1ビッ
    ト右シフトした値を次のサイクルにおける除数Bに設定
    する除数更新部と、 被除数更新部及び除数更新部の動作に並行して動作し、
    商Cを1ビット左シフトした値の最下位ビットに、差A
    −Bが負である場合には0を、逆に正である場合には1
    をそれぞれ挿入する商発生部と、 を備え、最初に与えられた除数Bのビット数と等しいサ
    イクル数だけ被除数更新部、除数更新部及び商発生部を
    並行動作させおえた時点における商Cを以て、最初に与
    えられた被除数Aを最初に与えられた除数Bにて除した
    ときの商として出力することを特徴とするDSP用除算
    処理補助回路。
  2. 【請求項2】 逐次入力されるデータに関し和又は差を
    演算する加減算器と、逐次入力されるデータに関し積和
    を演算する積和演算器と、を備えるディジタルシグナル
    プロセッサにおいて、 逐次入力されそれぞれ被除数A及び除数Bを与えるデー
    タに基づき除算を行う請求項1記載のDSP用除算処理
    補助回路を、備えることを特徴とするディジタルシグナ
    ルプロセッサ。
JP10119189A 1998-04-28 1998-04-28 Dsp用除算処理補助回路 Pending JPH11312074A (ja)

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JP10119189A JPH11312074A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 Dsp用除算処理補助回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432332B1 (ko) * 2001-12-26 2004-05-22 한국전자통신연구원 이동 통신 시스템에서 레이트 매칭을 위한 가변 길이나눗셈 장치 및 그 방법

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KR100432332B1 (ko) * 2001-12-26 2004-05-22 한국전자통신연구원 이동 통신 시스템에서 레이트 매칭을 위한 가변 길이나눗셈 장치 및 그 방법

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