JPH11311985A - 映像有効領域検出装置 - Google Patents

映像有効領域検出装置

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JPH11311985A
JPH11311985A JP10118727A JP11872798A JPH11311985A JP H11311985 A JPH11311985 A JP H11311985A JP 10118727 A JP10118727 A JP 10118727A JP 11872798 A JP11872798 A JP 11872798A JP H11311985 A JPH11311985 A JP H11311985A
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JP
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effective area
circuit
output
horizontal
detection circuit
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JP10118727A
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Inventor
Hiroshi Masuda
宏 増田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力映像信号が切り替わる度に表示領域が最
適になるよう手動で調整しなければならない。 【解決手段】 PLL回路の出力に応じて画素番号をカ
ウントするカウンター回路4と、その出力を用いて二値
化回路1の出力の最初の変化点を検出する有効領域開始
位置検出回路5と、同様に二値化回路1の出力の最後の
変化点を検出する有効領域終了位置検出回路6と、水平
有効領域の開始位置の最小値を検出する最小値検出回路
7と、水平有効領域の終了位置の最大値を検出する最大
値検出回路8と、最小値検出回路7及び最大値検出回路
8の出力に基づいてPLL回路3の分周比を決定して伝
送するマイコン10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な映像信号よ
り最適なサンプリングクロックを発生し、正確な有効領
域を検出する映像有効領域検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコンの映像信号出力など水
平、垂直の有効画素数が同じで、帰線期間領域や同期信
号タイミングの異なる映像信号をディスプレイ装置に表
示する場合、それぞれの映像信号に合わせて表示領域を
手動で調整していた。例えば、プレゼンテーションなど
でプロジェクターにパソコンを接続して映像を表示する
場合、接続するパソコンから出力される映像信号の違い
によっては、前もって映像信号と同期信号の位相等を操
作することにより表示領域を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな装置では、入力映像信号が切り替わる度に表示領域
が最適になるよう手動で調整しなければならないという
課題を有していた。
【0004】本発明はかかる点に鑑み、様々な映像信号
より最適なサンプリングクロックを発生し、正確な有効
領域を検出する映像有効領域検出装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、映像信号を二
値化する二値化回路と、映像信号における水平同期信号
及び垂直同期信号の周期にそれぞれ対応した各パルスを
発生するパルス発生回路と、その発生したパルスから、
制御信号に基づいて水平走査線上の画素位置情報を生成
する画素位置情報生成手段と、その画素位置情報生成手
段の出力及び二値化回路の出力から、映像信号の水平有
効領域の開始画素位置を検出する有効領域開始位置検出
回路と、画素位置情報生成手段の出力及び二値化回路の
出力から、映像信号の水平有効領域の終了画素位置を検
出する有効領域終了位置検出回路と、有効領域開始位置
検出回路の出力から各フレーム毎または各フィールド毎
の最小値を検出する最小値検出回路と、有効領域終了位
置検出回路の出力から各フレーム毎または各フィールド
毎の最大値を検出する最大値検出回路と、最小値検出回
路の出力及び最大値検出回路の出力から水平有効領域内
の画素数を算出し、その算出した画素数と水平同期信号
及び垂直同期信号に基づいて求められる水平有効画素数
とを比較し、それら両画素数が一致するまで画素位置情
報生成手段に制御信号を入力する有効領域制御手段とを
備え、両画素数が一致した時の最小値検出回路の出力を
最終的な水平有効領域の開始位置とし、またその時の最
大値検出回路の出力を最終的な水平有効領域の終了位置
とする映像有効領域検出装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態における映像有効領域検出装置のブロック図である。
図1において、1は映像信号入力を二値化し、ディジタ
ル信号の1(ハイ)、0(ロー)信号を出力する二値化
回路である。2は同期信号の付加された映像信号入力よ
り水平同期信号及び垂直同期信号を分離し、水平及び垂
直周期の各種パルスを発生するパルス発生回路である。
尚、外部から別系統で水平同期信号及び垂直同期信号が
入力される場合は、これら同期信号より水平及び垂直周
期の各種パルスを発生することも可能である。
【0007】3は、パルス発生回路2の出力する水平同
期周期のパルスに同期したクロックを発生するPLL回
路であり、分周比はマイコン10により制御される。9
は位相制御回路であり、PLL回路3の出力するクロッ
クをマイコン10の指示に従って、位相制御し出力す
る。4はパルス発生回路2の出力する水平同期周期のパ
ルスでリセットをかけ、位相制御回路9の出力するクロ
ックで、前述の水平同期周期のパルス位置を基準とし
た、水平走査線上の画素番号をカウントするカウンター
回路である。この画素番号は位相制御回路9の出力する
クロック周波数によって変化する。また、PLL回路
3、位相制御回路9及びカウンター回路4が画素位置情
報生成手段を構成している。
【0008】5は、二値化回路1の出力信号の最初の変
化点における、カウンター回路4の出力する画素番号を
検出する有効領域開始位置検出回路である。6は、二値
化回路1の出力信号の最後の変化点における、カウンタ
ー回路4の出力する画素番号を検出する有効領域終了位
置検出回路である。
【0009】7は最小値検出回路であり、有効領域開始
位置検出回路5の出力する水平有効領域の開始位置よ
り、1垂直期間の最小値を検出し、マイコン10に伝送
する。8は最大値検出回路であり、有効領域終了位置検
出回路6の出力する水平有効領域の終了位置より、1垂
直期間の最大値を検出し、マイコン10に伝送する。
【0010】有効領域制御手段としてのマイコン10
は、最小値検出回路7および最大値検出回路8の出力値
より水平有効領域内のクロック数を算出し、その値によ
り分周比を決定し、PLL回路3に伝送する。また、位
相制御回路9もマイコン10により最適なクロック位相
に制御される。
【0011】以上のように構成された上記第1の実施の
形態の映像有効領域検出装置において、以下その動作を
説明する。
【0012】映像信号が二値化回路1に入力されると、
ある値以上の部分は1(ハイ)、それ以外は0(ロー)
に変換されて出力される。二値化回路1の動作例を図2
に示す。この例では、映像信号の最大振幅を0.7V、
またハイ、ローを区別する電圧を0.35Vに設定し
た。
【0013】パルス発生回路2では、同期信号の付加さ
れた映像信号入力より水平同期信号及び垂直同期信号を
分離し、水平及び垂直周期の各種パルスを発生する。
尚、外部から別系統で水平同期信号及び垂直同期信号が
入力される場合は、これら同期信号より水平及び垂直周
期の各種パルスを発生することも可能である。これらの
パルスは、PLL回路3、カウンター回路4、有効領域
開始位置検出回路5、有効領域終了位置検出回路6、最
小値検出回路7、最大値検出回路8のリセット、ロード
などのタイミング信号として使用される。
【0014】PLL回路3では、パルス発生回路2の出
力する水平同期周期のパルスに同期したクロックを発生
する。分周比はマイコン10により制御される。PLL
回路3の出力するクロック信号は、位相制御回路9に入
力され、その位相はマイコン10の指示により最適な位
置に制御される。
【0015】図3は、カウンター回路4の動作図であ
る。カウンター回路4の出力値は10進数で示した。カ
ウンター回路4は、パルス発生回路2の出力する水平同
期周期のパルスでリセットをかけられ、位相制御回路9
の出力するクロックで前述のパルス位置を基準とした、
水平走査線上の画素数をカウントする。この動作によ
り、水平帰線期間を含むすべての画素に現在のクロック
周波数での画素番号、すなわち個々の画素が前述のパル
ス位置から何番目にあるかが決められる。例えば、図3
の映像信号上のaの画素は、現在のクロック周波数で水
平同期周期のパルス位置から52番目の画素ということ
になる。
【0016】図4は、有効領域開始位置検出回路5と有
効領域終了位置検出回路6の動作例を示した図である。
【0017】有効領域開始位置検出回路5は、二値化回
路1の出力信号の最初の変化点における、カウンター回
路4の出力する画素番号を水平走査線毎に検出し出力す
る。図4の例では、この走査線における二値化回路1の
出力信号の最初の変化点は、カウンター回路4の出力値
が22の時であるので、有効領域開始位置検出回路5
は、22をこの走査線の有効領域開始位置として出力す
る。
【0018】有効領域終了位置検出回路6は、二値化回
路1の出力信号の最後の変化点における、カウンター回
路4の出力する画素番号を水平走査線毎に検出し出力す
る。図4の例では、この走査線における二値化回路1の
出力信号の最後の変化点は、カウンター回路4の出力値
が191の時であるので、有効領域終了位置検出回路6
は、191をこの走査線の有効領域終了位置として出力
する。
【0019】最小値検出回路7は、有効領域開始位置検
出回路5の出力する各走査線の有効領域の開始位置から
1垂直期間内の最小値を検出し、その検出値を水平有効
領域の開始位置として、マイコン10に伝送する。
【0020】最大値検出回路8は、有効領域終了位置検
出回路6の出力する各走査線の有効領域の終了位置から
1垂直期間内の最大値を検出し、その検出値を水平有効
領域の終了位置として、マイコン10に伝送する。
【0021】また、マイコン10は、図5に示す流れ図
に対応するプログラムを実行する。まず、映像信号が入
力されると、水平同期信号の周波数と垂直同期信号の周
波数の関係から、映像信号入力の垂直帰線期間を含めた
総走査線数aを求め、その総走査線数aより有効走査線
数bを推定する(ステップS11)。次に、推定された
有効走査線数bより水平有効画素数dを設定する(ステ
ップS12)。近年パソコンなどの映像信号出力の有効
表示領域は、帰線期間が未知であっても、例えば有効走
査線が600本ならば水平の有効画素は800画素とい
うように、水平および垂直の画素数(有効走査線数)の
規格化、すなわち画像モードの規格化が進んでいる。そ
のため、有効走査線数より水平の有効画素数を求めるこ
とができる。
【0022】次に、ステップS12で設定された水平有
効画素数dに応じて、デフォルトの分周比eをPLL回
路3に伝送し(ステップS13)、PLL回路3でクロ
ックを発生する。
【0023】次に、最小値検出回路7と最大値検出回路
8から水平有効領域開始位置fと水平有効領域終了位置
gを受け取り、水平有効領域終了位置から水平有効領域
開始位置を減算することで、現在のクロック周波数での
水平有効領域内の画素数(クロック数)hを計算する
(ステップS14)。
【0024】次に、水平同期信号の周波数と垂直同期信
号の周波数の関係からステップS12で得られた水平有
効領域の画素数dと、現在のクロック周波数での水平有
効領域内の画素数(クロック数)hを比較する(ステッ
プS15)。d=hの場合は、処理を終了する。d>h
の場合は、分周比を1あげて(ステップS16)、ステ
ップS14に戻る。また、d<hの場合は、分周比を1
さげて(ステップS17)、ステップS14に戻る。こ
のように、d=hになるまでPLL回路3の分周比eを
増減し、最終的な分周比eを決定する(ステップS1
8)。
【0025】次に、再度、最小値検出回路7から水平有
効領域開始位置f、最大値検出回路8から水平有効領域
終了位置gを受け取る(ステップS19)。
【0026】以上のように、本実施の形態によれば、デ
フォルトの分周比で発生するクロックで水平有効領域開
始位置と水平有効領域終了位置を検出し、減算すること
で得た水平有効領域内の画素数と、水平同期信号の周波
数と垂直同期信号の周波数の関係から得られた実際の水
平の有効画素数とを比較し、これらの値が一致するよう
にPLL回路3の分周比を決定し、その後、水平有効領
域開始位置と水平有効領域終了位置を検出することで正
確な映像有効領域を検出できる。 (第2の実施の形態)図6は、本発明の第2の実施の形
態における映像有効領域検出装置のマイコン10のプロ
グラムの流れ図である。尚、本実施の形態の映像有効領
域検出装置の基本的な構成は、図1と同様であるので、
説明を省略する。
【0027】まず、映像信号が入力されると、水平同期
信号の周波数と垂直同期信号の周波数の関係から、映像
信号入力の垂直帰線期間を含めた総走査線数aを求め、
その総走査線数aより有効走査線数bを推定する(ステ
ップS21)。次に、推定された有効走査線数bより水
平有効画素数dを設定する(ステップS22)。近年パ
ソコンなどの映像信号出力の有効表示領域は、帰線期間
が未知であっても、例えば有効走査線が600本ならば
水平の有効画素は800画素というように、水平および
垂直の画素数(有効走査線数)の規格化、すなわち画像
モードの規格化が進んでいる。そのため、有効走査線数
より水平の有効画素数を求めることができる。
【0028】次に、ステップS22で設定された水平有
効画素数dに応じて、デフォルトの分周比eをPLL回
路3に伝送し(ステップS23)、PLL回路3でクロ
ックを発生する。
【0029】次に、最小値検出回路7と最大値検出回路
8から水平有効領域開始位置fと水平有効領域終了位置
gを受け取り、水平有効領域終了位置から水平有効領域
開始位置を減算することで、現在のクロック周波数での
水平有効領域内の画素数(クロック数)hを計算する
(ステップS24)。
【0030】次に、水平同期信号の周波数と垂直同期信
号の周波数の関係からステップS22で得られた水平有
効領域の画素数dと、現在のクロック周波数での水平有
効領域内の画素数(クロック数)hを比較する(ステッ
プS25)。d=hの場合は、処理を終了する。d>h
の場合は、分周比を1あげて(ステップS26)、ステ
ップS24に戻る。また、d<hの場合は、分周比を1
さげて(ステップS27)、ステップS24に戻る。こ
のように、d=hになるまでPLL回路3の分周比eを
増減し、最終的な分周比eを決定する(ステップS2
8)。
【0031】次に、再度、最小値検出回路7から水平有
効領域開始位置f、最大値検出回路8から水平有効領域
終了位置gを受け取る(ステップS29)。次に、水平
有効領域開始位置fと水平有効領域終了位置gを数フレ
ームまたは数フィールド間記憶し、その間の有効領域開
始位置fの最小値と水平有効領域終了位置gの最大値を
算出する(ステップS30)。
【0032】以上のように、本実施の形態によれば、デ
フォルトの分周比で発生するクロックで水平有効領域開
始位置と水平有効領域終了位置を検出し、減算すること
で得た水平有効領域内の画素数と、水平同期信号の周波
数と垂直同期信号の周波数の関係から得られた実際の水
平の有効画素数とを比較し、これらの値が一致するよう
にPLL回路3の分周比を決定し、その後、水平有効領
域開始位置の数フレーム間の最小値と水平有効領域終了
位置の数フレーム間の最大値を検出することで、時間的
な変動に対しても、より正確な映像有効領域を検出でき
る。 (第3の実施の形態)図7は、本発明の第3の実施の形
態における映像有効領域検出装置のマイコン10のプロ
グラムの流れ図である。尚、本実施の形態の映像有効領
域検出装置の基本的な構成は、図1と同様であるので、
説明を省略する。
【0033】まず、映像信号が入力されると、水平同期
信号の周波数と垂直同期信号の周波数の関係から、映像
信号入力の垂直帰線期間を含めた総走査線数aを求め、
その総走査線数aより有効走査線数bを推定する(ステ
ップS31)。次に、推定された有効走査線数bより水
平有効画素数dを設定する(ステップS32)。近年パ
ソコンなどの映像信号出力の有効表示領域は、帰線期間
が未知であっても、例えば有効走査線が600本ならば
水平の有効画素は800画素というように、水平および
垂直の画素数(有効走査線数)の規格化、すなわち画像
モードの規格化が進んでいる。そのため、有効走査線数
より水平の有効画素数を求めることができる。
【0034】次に、ステップS32で設定された水平有
効画素数dに応じて、デフォルトの分周比eをPLL回
路3に伝送し(ステップS33)、PLL回路3でクロ
ックを発生する。
【0035】次に、最小値検出回路7と最大値検出回路
8から水平有効領域開始位置fと水平有効領域終了位置
gを受け取り、水平有効領域終了位置から水平有効領域
開始位置を減算することで、現在のクロック周波数での
水平有効領域内の画素数(クロック数)hを計算する
(ステップS34)。
【0036】次に、水平同期信号の周波数と垂直同期信
号の周波数の関係からステップS32で得られた水平有
効領域の画素数dと、現在のクロック周波数での水平有
効領域内の画素数(クロック数)hを比較する(ステッ
プS35)。d=hの場合は、処理を終了する。d>h
の場合は、分周比を1あげて(ステップS36)、ステ
ップS34に戻る。また、d<hの場合は、分周比を1
さげて(ステップS37)、ステップS34に戻る。こ
のように、d=hになるまでPLL回路3の分周比eを
増減し、最終的な分周比eを決定する(ステップS3
8)。
【0037】次に、再度、最小値検出回路7から水平有
効領域開始位置f、最大値検出回路8から水平有効領域
終了位置gを受け取る(ステップS39)。次に、水平
有効領域開始位置fと水平有効領域終了位置gを数フレ
ームまたは数フィールド間記憶し、その間の有効領域開
始位置fの平均値と水平有効領域終了位置gの平均値を
算出する(ステップS40)。
【0038】以上のように、本実施の形態によれば、デ
フォルトの分周比で発生するクロックで水平有効領域開
始位置と水平有効領域終了位置を検出し、減算すること
で得た水平有効領域内の画素数と、水平同期信号の周波
数と垂直同期信号の周波数の関係から得られた実際の水
平の有効画素数とを比較し、これらの値が一致するよう
にPLL回路3の分周比を決定し、その後、水平有効領
域開始位置の数フレーム間の平均値と水平有効領域終了
位置の数フレーム間の平均値を検出することで、時間的
な変動に対しても、より正確な映像有効領域を検出でき
る。 (第4の実施の形態)図8は、本発明の第4の実施の形
態における映像有効領域検出装置のマイコン10のプロ
グラムの流れ図である。尚、本実施の形態の映像有効領
域検出装置の基本的な構成は、図1と同様であるので、
説明を省略する。
【0039】まず、映像信号が入力されると、水平同期
信号の周波数と垂直同期信号の周波数の関係から、映像
信号入力の垂直帰線期間を含めた総走査線数aを求め、
その総走査線数aより有効走査線数bを推定する(ステ
ップS41)。次に、推定された有効走査線数bより水
平有効画素数dを設定する(ステップS42)。近年パ
ソコンなどの映像信号出力の有効表示領域は、帰線期間
が未知であっても、例えば有効走査線が600本ならば
水平の有効画素は800画素というように、水平および
垂直の画素数(有効走査線数)の規格化、すなわち画像
モードの規格化が進んでいる。そのため、有効走査線数
より水平の有効画素数を求めることができる。
【0040】次に、ステップS42で設定された水平有
効画素数dに応じて、デフォルトの分周比eをPLL回
路3に伝送し(ステップS43)、PLL回路3でクロ
ックを発生する。
【0041】次に、最小値検出回路7と最大値検出回路
8から水平有効領域開始位置fと水平有効領域終了位置
gを受け取り、水平有効領域終了位置から水平有効領域
開始位置を減算することで、現在のクロック周波数での
水平有効領域内の画素数(クロック数)hを計算する
(ステップS44)。
【0042】次に、水平同期信号の周波数と垂直同期信
号の周波数の関係からステップS42で得られた水平有
効領域の画素数dと、現在のクロック周波数での水平有
効領域内の画素数(クロック数)hを比較する(ステッ
プS45)。d=hの場合は、処理を終了する。d>h
の場合は、分周比を1あげて(ステップ46)、ステッ
プS44に戻る。また、d<hの場合は、分周比を1さ
げて(ステップS47)、ステップS44に戻る。この
ように、d=hになるまでPLL回路3の分周比eを増
減し、最終的な分周比eを決定する(ステップS4
8)。
【0043】次に、再度、最小値検出回路7から水平有
効領域開始位置f、最大値検出回路8から水平有効領域
終了位置gを受け取る(ステップS49)。次に、水平
有効領域開始位置fと水平有効領域終了位置gを数フレ
ームまたは数フィールド間記憶し、その間の有効領域開
始位置fの中央値と水平有効領域終了位置gの中央値を
算出する(ステップS50)。
【0044】以上のように、本実施の形態によれば、デ
フォルトの分周比で発生するクロックで水平有効領域開
始位置と水平有効領域終了位置を検出し、減算すること
で得た水平有効領域内の画素数と、水平同期信号の周波
数と垂直同期信号の周波数の関係から得られた実際の水
平の有効画素数とを比較し、これらの値が一致するよう
にPLL回路3の分周比を決定し、その後、水平有効領
域開始位置の数フレーム間の中央値と水平有効領域終了
位置の数フレーム間の中央値を検出することで、時間的
な変動に対しても、より正確な映像有効領域を検出でき
る。
【0045】なお、上記実施の形態では、いずれもPL
L回路の分周比の変化量を1としたが、その他の変化量
を用いても良いことは言うまでもない。
【0046】また、上記実施の形態において、ハードウ
ェアの回路で実現した機能を、その他の手段、例えばマ
イコンなどで実現しても良いことは言うまでもない。
【0047】また、上記実施の形態では、いずれも有効
領域制御手段をマイコンにより実現したが、これに代え
て同様の機能を有する専用のハードウェアにより構成し
てもよい。
【0048】また、上記実施の形態における二値化回路
は、例えば、AD変換器あるいはコンパレータなどによ
り実現すればよい。
【0049】また、上記実施の形態における各回路及び
各手段の全部又は一部の機能を実行するためのプログラ
ムを、記録媒体に格納し、その記録媒体を用いてコンピ
ュータにより実現してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、入力映像信号に応じて、正確な有効領域を検出
することができ、自動的に最適な表示領域が得られると
いう長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2、第3、第4の実施の形態
における映像有効領域検出装置のブロック図である。
【図2】上記実施の形態における二値化回路1の動作例
を示す図である。
【図3】上記実施の形態におけるカウンター回路4の動
作を示す図である。
【図4】上記実施の形態における有効領域開始位置検出
回路5と有効領域終了位置検出回路6の動作例を示した
図である。
【図5】上記第1の実施の形態におけるマイコン10の
実行するプログラムの流れ図である。
【図6】上記第2の実施の形態におけるマイコン10の
実行するプログラムの流れ図である。
【図7】上記第3の実施の形態におけるマイコン10の
実行するプログラムの流れ図である。
【図8】上記第4の実施の形態におけるマイコン10の
実行するプログラムの流れ図である。
【符号の説明】
1 二値化回路 2 パルス発生回路 3 PLL回路 4 カウンター回路 5 有効領域開始位置検出回路 6 有効領域終了位置検出回路 7 最小値検出回路 8 最大値検出回路 9 位相制御回路 10 マイコン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を二値化する二値化回路と、前
    記映像信号における水平同期信号及び垂直同期信号の周
    期にそれぞれ対応した各パルスを発生するパルス発生回
    路と、その発生したパルスから、制御信号に基づいて水
    平走査線上の画素位置情報を生成する画素位置情報生成
    手段と、その画素位置情報生成手段の出力及び前記二値
    化回路の出力から、前記映像信号の水平有効領域の開始
    画素位置を検出する有効領域開始位置検出回路と、前記
    画素位置情報生成手段の出力及び前記二値化回路の出力
    から、前記映像信号の水平有効領域の終了画素位置を検
    出する有効領域終了位置検出回路と、前記有効領域開始
    位置検出回路の出力から各フレーム毎または各フィール
    ド毎の最小値を検出する最小値検出回路と、前記有効領
    域終了位置検出回路の出力から各フレーム毎または各フ
    ィールド毎の最大値を検出する最大値検出回路と、前記
    最小値検出回路の出力及び前記最大値検出回路の出力か
    ら水平有効領域内の画素数を算出し、その算出した画素
    数と前記水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて求め
    られる水平有効画素数とを比較し、それら両画素数が一
    致するまで前記画素位置情報生成手段に前記制御信号を
    入力する有効領域制御手段とを備え、前記両画素数が一
    致した時の前記最小値検出回路の出力を最終的な水平有
    効領域の開始位置とし、またその時の前記最大値検出回
    路の出力を最終的な水平有効領域の終了位置とすること
    を特徴とする映像有効領域検出装置。
  2. 【請求項2】 前記有効領域制御手段は、更に、前記最
    小値検出回路の出力する前記最終的な水平有効領域の開
    始位置と、前記最大値検出回路の出力する前記最終的な
    水平有効領域の終了位置とを数フレーム間または数フィ
    ールド間にわたって記憶し、その記憶した値に基づい
    て、水平有効領域の開始位置の最小値及び水平有効領域
    の終了位置の最大値を算出することを特徴とする請求項
    1記載の映像有効領域検出装置。
  3. 【請求項3】 前記有効領域制御手段は、更に、前記最
    小値検出回路の出力する前記最終的な水平有効領域の開
    始位置と、前記最大値検出回路の出力する前記最終的な
    水平有効領域の終了位置とを数フレーム間または数フィ
    ールド間にわたって記憶し、その記憶した値に基づい
    て、水平有効領域の開始位置の平均値及び水平有効領域
    の終了位置の平均値を算出することを特徴とする請求項
    1記載の映像有効領域検出装置。
  4. 【請求項4】 前記有効領域制御手段は、更に、前記最
    小値検出回路の出力する前記最終的な水平有効領域の開
    始位置と、前記最大値検出回路の出力する前記最終的な
    水平有効領域の終了位置とを数フレーム間または数フィ
    ールド間にわたって記憶し、その記憶した値に基づい
    て、水平有効領域の開始位置の中央値及び水平有効領域
    の終了位置の中央値を算出することを特徴とする請求項
    1記載の映像有効領域検出装置。
  5. 【請求項5】 前記画素位置情報生成手段は、前記パル
    ス発生回路の出力及び前記有効画素数制御手段から出力
    される制御信号に基づいてクロックを発生するPLL回
    路と、そのPLL回路の出力するクロックの位相を制御
    する位相制御回路と、その位相制御回路の出力及び前記
    パルス発生回路の出力により水平有効領域内の画素数を
    カウントして前記画素位置情報を出力するカウンター回
    路とを有することを特徴とする請求項1から4までのい
    ずれかに記載の映像有効領域検出装置。
  6. 【請求項6】 前記二値化回路を、AD変換器により実
    現することを特徴とする請求項1から5までのいずれか
    に記載の映像有効領域検出装置。
  7. 【請求項7】 前記二値化回路を、コンパレータにより
    実現することを特徴とする請求項1から5までのいずれ
    かに記載の映像有効領域検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかの前記映
    像有効領域検出装置の各回路及び各手段における全部ま
    たは一部の機能を実行するためのプログラムが格納され
    たことを特徴とする記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100405445C (zh) * 2006-05-25 2008-07-23 友达光电股份有限公司 依分辨率调节驱动电路的显示器及驱动方法
WO2012111120A1 (ja) * 2011-02-17 2012-08-23 Necディスプレイソリューションズ株式会社 画像表示装置及びそのクロック周波数調整方法

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