JPH11311914A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JPH11311914A
JPH11311914A JP11801398A JP11801398A JPH11311914A JP H11311914 A JPH11311914 A JP H11311914A JP 11801398 A JP11801398 A JP 11801398A JP 11801398 A JP11801398 A JP 11801398A JP H11311914 A JPH11311914 A JP H11311914A
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JP
Japan
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roller
temperature
fixing
image forming
heating
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JP11801398A
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English (en)
Inventor
Junji Shirokoshi
順二 城越
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源オン後の印刷待機状態から印刷開始までの
時間を短縮することができる定着装置を提供する。 【解決手段】ヒータ44aを内蔵する加熱ローラ44と
定着ローラ45とに無端状の金属ベルト46を巻掛け、
加熱ローラ44の熱で金属ベルト46及び定着ローラ4
5を加熱する。定着ローラ45及び金属ベルト46と加
圧ローラ47が共働してトナー像が転写された転写体を
加熱・加圧する。加熱ローラ44の温度が温度センサ1
01で検知され、その検知信号がコントローラ68に入
力される。コントローラ68は、温度センサ101から
の信号に基づいて加熱ローラ44への通電を制御し、電
源オン後に加熱ローラ44を所定温度にウォームアップ
する。そして、コントローラ68は、電源オン後の印刷
待機時における加熱ローラ44の温度を少なくともウォ
ームアップ完了時の温度に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙やプラスチッ
クシート等の転写体に画像を形成するプリンタ,複写
機,ファクシミリ等の画像形成装置に使用される定着装
置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、紙等のシート材(転写体)にカ
ラー画像を形成するプリンタは、一般に転写ドラム方
式,中間転写方式,タンデム方式及び多重現像方式の4
種の記録方式に分類される。このうち、近年の高速記録
化の要請の下、記録速度において他の方式よりも優れた
タンデム方式が多く採用されるようになっている。この
タンデム方式のプリンタは、シート材の搬送方向にブラ
ック,マゼンタ,シアン,イエローの各画像形成手段を
適宜配置し、これら各画像形成手段によって形成した各
色のトナー画像をシート材に転写した後、定着デバイス
(定着装置)で所望のカラー画像をシート材に定着させ
るようになっている。
【0003】このようなカラープリンタにおいて、定着
装置は、加熱ローラと定着ローラとに無端状の金属ベル
トを巻掛け、加熱ローラで金属ベルト及び定着ローラを
加熱するようになっている。そして、この定着装置は、
トナー像が転写されたシート材を定着ローラ及び金属ベ
ルトと加圧ローラとの間に挟み込み、そのシート材を加
熱・加圧することにより、トナー像をシート材に定着さ
せるようになっている。
【0004】このような定着装置は、図6のチャート図
に示すように、電源スイッチがオン状態になると、ヒー
タがオンされ、加熱ローラのウォームアップが開始され
る(S11)。そして、加熱ローラが所定温度(T1
1)に達すると、定着ローラの駆動モータが回転させら
れ、定着ローラ及び金属ベルトが回動させられる(S1
2)。その結果、定着ローラの温度が上昇する。その
後、定着ローラが印刷可能な所定温度(T13)まで上
昇すると(S13)、定着ローラの温度が所定温度(T
13)で所定時間保持され、ウォームアップが終了し、
駆動モータが停止させられる(S14)。ここで、印刷
が行われないと、加熱ローラの余熱制御が行われ、加熱
ローラの温度が所定温度(T14)に保持される(S1
5)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような定着装置
は、一般に、ウォームアップ終了後に印刷が行われない
と、印刷待機状態となり、ウォームアップ完了時の温度
(T12)よりも低い温度(T14)で加熱ローラを余
熱制御するようになっている。したがって、印刷待機時
から印刷動作に移行するまでに時間がかかり、近年の印
刷時間の短縮化の要請に充分に応えられなかった。その
ため、印刷時間を短縮化することができる定着装置の提
供が望まれていた。
【0006】本発明は、このような要望に応えるために
案出されたものであり、印刷時間、とりわけ印刷待機時
から印刷までの時間を短縮することができる定着装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の定着装置は、ヒ
ータを内蔵する加熱ローラと定着ローラとに無端状の金
属ベルトを巻掛け、前記加熱ローラの熱で金属ベルト及
び定着ローラを加熱する加熱手段と、この加熱手段の定
着ローラ及び金属ベルトと共働してトナー像が転写され
た転写体を加圧する加圧手段と、前記加熱手段の温度を
検知する定着温度検知センサと、前記加熱ローラの温度
を検知する加熱ローラ温度センサと、画像形成持は前記
定着温度検知センサの検知温度に基づいて前記ヒータの
通電を画像形成可能な第1温度を維持するように制御
し、印刷待機時は加熱ローラ温度センサの検知温度に基
づいて定着ローラを第1温度よりも低い第2温度に制御
するコントローラと、を備えている。そして、前記コン
トローラが、印刷待機時における加熱ローラ温度を少な
くともウォームアップ完了時の温度に維持することを特
徴としている。
【0008】このような構成の本発明によれば、印刷待
機時における加熱ローラの温度が少なくともウォームア
ップ完了時の温度に維持され、加熱ローラの温度が従来
例よりも高い温度に維持されているので、印刷待機時に
印刷信号が入力されると、加熱ローラの熱が金属ベルト
を介して定着ローラに伝熱され、短時間で印刷待機状態
から印刷可能な状態へ移行する。
【0009】又、本発明の画像形成装置は、画像形成手
段で形成されたトナー像を転写体に転写する転写手段
と、この転写手段によって転写体に転写されたトナー像
を転写体に定着させる上記のような定着装置と、を備え
ている。したがって、印刷待機時から印刷までの時間を
短縮し、短時間で印刷を完了する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0011】[画像形成装置]図1は、本発明の定着装
置が使用されるカラープリンタ(画像形成装置)2の概
略構成図である。
【0012】先ず、図1に基づいてカラープリンタ2の
概略構成を説明する。カラープリンタ2は、転写体とし
てのシート材3を一枚ずつ送り出す給紙部4と、この給
紙部4から送り出されたシート材を後述する作像部5ま
で搬送する搬送部6と、この搬送部6によって搬送され
たシート材に転写すべきトナー画像を形成する作像部5
と、前記搬送部6によって搬送されたシート材を受け取
り、そのシート材を所定方向に搬送すると共に、そのシ
ート材に作像部5で形成されたトナー像を転写する転写
搬送部7と、この転写搬送部7によって搬送されたシー
ト材上のトナー像をシート材に定着させる定着部8と、
この定着部8から排出されたシート材を受け取る排紙部
10と、前記作像部5に向けて露光用のレーザ光を照射
する光学ユニット11と、を備えている。
【0013】給紙部4は、第1の給紙トレイ12上に積
載したシート材3を給紙ローラ13とリバースローラ1
4とで一枚ずつ送り出す第1給紙部15と、手差しトレ
イ16上のシート材(図示せず)を給紙ローラ17で送
り出す第2給紙部18とからなっている。
【0014】搬送部6は、第1給紙部15から送り出さ
れたシート材3の移動を案内する搬送路20と、この搬
送路20の途中に配置された搬送ローラ21と、この搬
送ローラ21からシート材を受け取り、シート材の斜行
を補正して作像部5に送り込むレジストローラ対22
と、このレジストローラ対22よりもシート搬送方向上
流側の搬送路20に接続される手差し搬送路23とから
なっている。
【0015】作像部(画像形成手段)5は、シート搬送
方向上流側から順に、ブラックのトナー(以下、ブラッ
クと略称する)を有する第1作像部24、シアン顔料を
含むトナー(以下、シアンと略称する)を有する第2作
像部25、マゼンタ顔料を含むトナー(以下、マゼンタ
と略称する)を有する第3作像部26及びイエロー顔料
を含むトナー(以下、イエローと略称する)を有する第
4作像部27とからなっている。そして、第1から第4
の各作像部24〜27は、円筒状の感光体ドラム28
と、この感光体ドラム28の外周面にトナー画像を作成
する現像デバイス30と、感光体ドラム28上の残留ト
ナーを除去するファーブラシ31及びクリーニングブレ
ード32を備えたクリーニングデバイス33と、感光体
ドラム28に電荷を付与して感光体ドラム28を帯電さ
せる帯電デバイス34とを有している。尚、この作像部
5は、その支持フレーム35と一体で画像形成装置本体
36から引き出すことができるようになっている。
【0016】転写搬送部(転写手段)7は、フッ素系樹
脂材料製の無端状転写ベルト37と、この転写ベルト3
7を巻掛ける駆動ローラ38及びテンションローラ40
と、各感光体ドラム28と対向する位置にそれぞれ配置
された転写ローラ41a,41b,41c,41dとを
有している。そして、これら転写ローラ41a〜41d
と感光体ドラム28とで転写ベルト37を挟むようにな
っている。又、転写ベルト37内周側の適当な位置にベ
ルトガイドローラ42,43が配置されている。尚、こ
の転写搬送部7は、感光体ドラム28,転写ローラ41
a〜41d及び転写ベルト37の劣化防止のため、プリ
ント停止時に2点鎖線位置まで下降させると共に、テン
ションローラ40を駆動ローラ38側に僅かに移動させ
て、感光体ドラム28と転写ローラ41a〜41dに作
用する圧力、及び転写ベルト37に作用するテンション
を解放するようになっている。又、この転写搬送部7
は、白黒画像のみを作成する場合、他のシアン,マゼン
タ,イエローの各転写ローラ41b〜41dを感光体ド
ラム28から離間させる機構(図示せず)を備えてい
る。ここで、駆動ローラ38は、図示しないトルクリミ
ッタを介して図示しない駆動モータに連繋されており、
所定以上のトルクが作用すると駆動モータに対してすべ
りを生じるようになっている。したがって、転写ベルト
37は、駆動ローラ38によって駆動力を付与されてい
るが、感光体ドラム28の回転に従動することになる。
【0017】定着部(定着装置)8は、ヒータを内蔵し
た加熱ローラ44と、定着ローラ45と、これら加熱ロ
ーラ44と定着ローラ45とに巻掛けられた無端状の金
属ベルト46と、定着ローラ45に押し付けられる加圧
ローラ47とを有している。そして、無端状ベルト46
の外表面に離型剤としてのシリコーンオイルを塗布する
ドナーローラ(離型剤塗布ローラ)48と、このドナー
ローラ48に転がり接触して離型剤を供給するオイルロ
ーラ(供給ローラ)50と、前記ドナーローラ48に転
がり接触してドナーローラ48表面をクリーニングする
クリーニングローラ51とが配置されている。
【0018】排紙部10は、定着部8から排出されたシ
ート材を排出路53を介して画像形成装置本体36上部
に導き、画像形成面を裏にして積載する排紙トレイ54
を有している。尚、排紙カバー52は、ジャム処理する
際には画像形成装置本体36から引き出し、ジャム処理
しない場合には画像形成装置本体36内に収納すること
ができるようになっている。
【0019】光学ユニット11は、ポリゴンスキャナミ
ラー55と結像レンズ56,57及びミラー58とを有
する露光デバイス11a,11b,11c,11dが各
感光体ドラム28に対応して配置されており、レーザー
光を光学ユニットフレーム60に形成されたスリット6
1a,61b,61c,61dから感光体ドラム28に
向けて照射するようになっている。
【0020】このように構成されたカラープリンタ2
は、第1給紙部15又は第2給紙部18からシート材が
送り出されると、そのシート材が搬送部6によって第1
作像部24の感光体ドラム28と転写搬送部7の転写ベ
ルト37との間に送り込まれる。そして、シート材は、
感光体ドラム28と転写ローラ41a〜41dとの間を
転写ベルト37で搬送される間に、ブラック,シアン,
マゼンタ,イエローの各感光体ドラム28に形成された
トナー像が順次転写される。そして、カラー画像の転写
が終了したシート材は、転写ベルト37によって定着部
8の定着ローラ45と加圧ローラ47との間に送り込ま
れ、ここで加熱・加圧されてカラートナー像が定着され
る。定着作業が終了したシート材は、排紙トレイ54に
排出されることになる。
【0021】[定着装置]次ぎに、図2に基づき定着装
置8について説明する。図2は、図1に示した定着装置
8を部分的に拡大した図である。
【0022】この図2に示すように、定着部(定着装
置)8は、前記したように、ヒータ44aを内蔵した加
熱ローラ44と定着ローラ45とに無端状の金属ベルト
46が巻掛けられ、加熱ローラ44の温度が金属ベルト
46及び定着ローラ45に伝熱されるようになってい
る。そして、定着ローラ45に対応する位置には加圧ロ
ーラ47が配置され、この加圧ローラ47が金属ベルト
46及び定着ローラ45側に押圧されている。尚、上記
加熱ローラ44及び定着ローラ45が上ケース70に回
動可能に支持されており、加圧ローラ47が下ケース7
1に回動可能に支持されている。ここで、定着ローラ4
5は、コントローラ68で駆動制御される駆動用モータ
69によって回動させられるようになっている。
【0023】したがって、転写ベルト37によって送り
出されたシート材は、定着装置8の下ケース71のガイ
ド72に沿って案内され、その先端が定着ローラ45及
び金属ベルト46と加圧ローラ47との接触部に生じる
ニップ73に送り込まれ、このニップ73により加熱・
加圧されるようになっている(図1参照)。その結果、
シート材に転写されたトナー像が定着される。尚、シー
ト材は、下ケース71のガイド72に沿って案内されて
いる間に、加熱ローラ44及び金属ベルト46によって
余熱を与えられるようになっている。その結果、シート
材上に転写されたカラートナーの溶融性が高められ、カ
ラーの発色性が向上する。
【0024】そして、無端状の金属ベルト46の外表面
に離型剤としてのシリコーンオイルを塗布する離型剤塗
布手段としての離型剤塗布装置74は、図2中におい
て、金属ベルト46の上方に配置されており、定着装置
8の離型剤塗布装置受容部75に収容されている。
【0025】この離型剤塗布装置74は、図3にその詳
細を示すように、塗布装置本体76の下面77,77が
それぞれ上ケース70の第1フレーム80と第2フレー
ム81上に載置され、上部側壁78,78が上ケース7
0の開口部壁面82,82によって位置決めされるよう
になっている。そして、塗布装置本体76の両側端部に
は、オイルローラ50の軸受83とクリーニングローラ
51の軸受84を収容する軸支持部85,86が形成さ
れている。又、この塗布装置本置76には、下方に開口
するドナーローラ軸受容部87が形成されている。尚、
図3に示すように、軸受83は、オイルローラ50の回
転軸90を回動可能に支持しており、軸受84は、クリ
ーニングローラ51の回転軸91を回動可能に支持して
いる。
【0026】ここで、塗布装置本体76の両端面には、
図4に示す位置決めプレート92がそれぞれ配置される
ようになっている。この位置決めプレート92は、前記
オイルローラ50の軸受83に係合する軸受係合部93
が形成されると共に、前記クリーニングローラ51の軸
受84に係合する軸受係合部94が形成されている。こ
れら軸受係合部93,94は、共にドナーローラ48の
中心に向かう方向へ形成された溝である。このように、
オイルローラ50及びクリーニングローラ51がドナー
ローラ48の中心に向けて案内されているため、オイル
ローラ50とドナーローラ48の接触状態が安定し、
又、クリーニングローラ51とドナーローラ48の接触
状態が安定して、オイルローラ50とクリーニングロー
ラ51が均一にドナーローラ48に接触する。
【0027】そして、この位置決めプレート92には、
軸受83を軸受係合部93に弾性的に係止すると共に、
軸受84を軸受係合部94に弾性的に係止するバネ部材
95が配置されている。このバネ部材95は、引っ張り
コイルバネであり、その両端部95a,95bがそれぞ
れ位置決めプレート92に固定されたピン96,97に
係止されている。即ち、オイルローラ50とクリーニン
グローラ51は、位置決めプレート92にバネ部材95
で弾性的にロックされることになる。その結果、オイル
ローラ50とクリーニングローラ51は、均一の圧力で
ドナーローラ48に接触することになる。尚、この位置
決めプレート92には、前記塗布装置本体76のドナー
ローラ軸受容部87に対応する軸受容部87aが形成さ
れている。
【0028】したがって、オイルローラ50とクリーニ
ングローラ51は、位置決めプレート92及び塗布装置
本体76と一体で定着装置8の上ケース70に着脱する
ことが可能となる。そのため、オイルローラ及びクリー
ニングローラのメンテナンスが極めて容易になる。そし
て、これらオイルローラ50及びクリーニングローラ5
1がドナーローラ48に対して常時均一の接触圧で転接
することになる。
【0029】この離型剤塗布装置74は、オイルローラ
50に収容保持されたシリコーンオイルが、このオイル
ローラ50と転接するドナーローラ48に供給されるよ
うになっている。このドナーローラ48に供給されたシ
リコーンオイルは、ドナーローラ50と転接する金属ベ
ルト46の表面に均一に塗布される。この際、金属ベル
ト46の表面上の紙粉等の異物がドナーローラ48の外
表面に付着するので、ドナーローラ48にクリーニング
ローラ51を転接させて、このドナーローラ48の外表
面の異物をクリーニングローラ51で取り除くようにな
っている。
【0030】図5は、定着装置の温度制御状態を示すチ
ャート図である。この図に示すように、本実施の形態
は、カラープリンタ2の電源スイッチがオンされると、
コントローラ68が加熱ローラ44のヒータ44aを点
灯させ、ウォームアップを開始する(S1)。加熱ロー
ラ44が所定温度(T1)まで達すると、その温度を温
度センサ101で検知し、その検知信号に基づいてコン
トローラ68が駆動モータ69を回転させる(S2)。
【0031】そして、駆動モータ69によって定着ロー
ラ45が回動させられ、その定着ローラ45によって金
属ベルト46が回動させられる。その結果、加熱ローラ
44の熱が金属ベルト46を介して定着ローラ45に伝
熱され、定着ローラ45の温度が上昇する。定着ローラ
45の温度が所定温度(T3)に達したことが温度セン
サ102によって検知されると、その検知信号がコント
ローラ68に出力され、コントローラ68が定着ローラ
45の温度が一定となるようにヒータ44aをオン・オ
フ制御する(S3)。定着ローラ45が所定温度に所定
時間保持されると、ウォームアップが終了し、コントロ
ーラ68が駆動モータ69の作動を停止させる(S
4)。これによって、プリント可能状態に移る。
【0032】プリント動作が行われない場合、コントロ
ーラ68が加熱ローラ44のヒータ44aをオン・オフ
制御し、加熱ローラ44の余熱制御を開始する(S
5)。この余熱制御は、少なくともウォームアップ終了
時点の温度T2に保持されるようになっており、従来よ
りも高い温度(T2>T14)に保持されるようになっ
ている(S6)。
【0033】この印刷待機状態において、印刷開始信号
がコントローラ68に入力されると、コントローラ68
が駆動モータ69を駆動させ、駆動モータ69が定着ロ
ーラ45及び金属ベルト46を回動させて、加熱ローラ
44の熱を定着ローラ45に伝熱するが、この際、加熱
ローラ44が従来よりも高い温度に保持されているた
め、早期に定着温度(T3)に達する。
【0034】以上のように、本実施の形態は、ウォーミ
ングアップ終了後の印刷待機時において、印刷開始信号
が入力されると、加熱ローラ44が少なくともウォーミ
ングアップ終了時の温度(T2)に保持されているた
め、定着ローラ45が早期に定着可能温度(T3)に上
昇する。その結果、本実施の形態によれば、プリント開
始時間が従来例に比較して短縮されることになる。
【0035】尚、上記実施の形態画像形成装置は、カラ
ープリンタに適用する例を説明したが、これに限られ
ず、ファクシミリ,複写機等に広く適用することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の定着装置は、印刷
待機時における加熱ローラの温度が少なくともウォーム
アップ完了時の温度に維持され、加熱ローラの温度が従
来例よりも高い温度に維持されているので、印刷待機時
に印刷信号が入力されると、加熱ローラの熱が金属ベル
トを介して定着ローラに伝熱され、定着ローラが短時間
で印刷(定着)可能な温度に上昇する。したがって、本
発明の定着装置は、印刷待機状態から短時間で印刷可能
状態に移行することが可能となり、印刷時間の短縮化を
図ることが可能となる。
【0037】又、本発明の画像形成装置は、画像形成手
段で形成されたトナー像を転写体に転写する転写手段
と、この転写手段によって転写体に転写されたトナー像
を転写体に定着させる上記のような定着装置と、を備え
ている。したがって、本発明の画像形成装置は、印刷待
機時から印刷までの時間を短縮し、短時間で印刷を完了
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る定着装置の拡大構成
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る離型剤塗布装置の構
造図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る位置決めプレートの
組み付け状態図である。
【図5】本発明の定着装置の温度制御状態を示すタイム
チャート図である。
【図6】従来の定着装置の温度制御状態を示すタイムチ
ャート図である。
【符号の説明】
2……カラープリンタ(画像形成装置)、3……シート
材(転写体)、5……作像部(画像形成手段)、8……
定着部(定着装置)、44……加熱ローラ(加熱手
段)、44a……ヒータ(加熱手段)、45……定着ロ
ーラ(加熱手段)、46……金属ベルト(加熱手段)、
47……加圧ローラ(加圧手段)、68……コントロー
ラ)、101……温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータを内蔵する加熱ローラと定着ロー
    ラとに無端状の金属ベルトを巻掛け、前記加熱ローラの
    熱で金属ベルト及び定着ローラを加熱する加熱手段と、 この加熱手段の定着ローラ及び金属ベルトと共働してト
    ナー像が転写された転写体を加圧する加圧手段と、 前記加熱手段の温度を検知する定着温度検知センサと、 前記加熱ローラの温度を検知する加熱ローラ温度センサ
    と、 画像形成時は前記定着温度検知センサの検知温度に基づ
    いて前記ヒータの通電を画像形成可能な第1温度を維持
    するように制御し、印刷待機時は加熱ローラ温度センサ
    の検知温度に基づいて定着ローラを第1温度よりも低い
    第2温度に制御するコントローラと、を備えた定着装置
    において、 前記コントローラが、印刷待機時における加熱ローラ温
    度を少なくともウォームアップ完了時の温度に維持する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 画像形成手段で形成されたトナー像を転
    写体に転写する転写手段と、この転写手段によって転写
    体に転写されたトナー像を転写体に定着させる前記請求
    項1記載の定着装置と、を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
JP11801398A 1998-04-28 1998-04-28 定着装置及び画像形成装置 Pending JPH11311914A (ja)

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JP11801398A Pending JPH11311914A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 定着装置及び画像形成装置

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JP (1) JPH11311914A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636709B2 (en) * 2000-06-30 2003-10-21 Ricoh Company, Ltd. Fixing device having temperature detecting member and image forming apparatus using said fixing device
US6643478B2 (en) 2001-11-27 2003-11-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing device and temperature control method in fixing device

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