JPH11161089A - 定着装置 - Google Patents
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- JPH11161089A JPH11161089A JP9328844A JP32884497A JPH11161089A JP H11161089 A JPH11161089 A JP H11161089A JP 9328844 A JP9328844 A JP 9328844A JP 32884497 A JP32884497 A JP 32884497A JP H11161089 A JPH11161089 A JP H11161089A
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Abstract
きの仕上がり品質の低下を防止する。 【解決手段】 画像形成処理が指示されるとハロゲンラ
ンプを強制点灯を開始する(ステップ100〜10
8)。一方、最終トナー画像が形成された中間転写体の
所定の位置を画像検出センサによって検出すると時間の
カウントダウンを開始し(ステップ110)、画像検出
センサの検出結果に基づいて搬送されて中間転写体に形
成された最終トナー像が転写された用紙が加熱ローラと
加圧ローラのニップ点に達するまでの残り時間が所定の
時間となると、ハロゲンランプの強制点灯を終了して
(ステップ112、114)、用紙に転写されたトナー
の定着処理を行う(ステップ116〜124)。
Description
ー像を定着させる定着装置に係り詳細には、未定着トナ
ー像が形成された記録媒体を挟持搬送しながらトナー像
を加熱定着させる定着装置に関する。
像形成装置としては、カラー画像を形成する機能を備え
たものが急速に普及している。このような画像形成装置
では、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)
及びBK(ブラック)の各色のトナー像をベルト状の中
間転写媒体上に順次重ねて転写し、最終トナー像を中間
転写媒体上に形成する。この後、この最終トナー像を中
間転写媒体から記録紙等の記録媒体へ転写した後、定着
装置によってトナー画像を記録媒体へ定着させ、画像形
成媒体上にカラー画像を形成する。
着装置には、発熱体によって所定の温度に加熱された加
熱ローラと、この加熱ローラとの間でトナー画像が転写
されている記録媒体を挟持する加圧ローラを備えたもの
がある。この定着装置では、トナー像が転写された画像
形成媒体を加熱ローラと加圧ローラとの間で挟持するこ
とにより、記録媒体へトナー画像を加圧しながら加熱定
着する。
ラには、軸心部にハロゲンランプ等の発熱体が加熱手段
として設けられ、加熱手段をオン/オフ制御することに
より、表面温度が所定の温度範囲に保たれるようになっ
ている。
ながら加熱定着する場合、加熱温度が低いと定着不足が
生じる。このために、例えば特開平8−24011号公
報では、定着処理に先立って所定時間以上ハロゲンラン
プを強制点灯した後に、加熱ローラが所定の定着温度と
なるように温度制御を行っている。これによって、記録
媒体は、所定の定着温度より高い温度で加熱され、温度
不足等による定着不良が防止される。
ンランプの強制点灯された加熱ローラの外周面の温度と
定着温度では温度差が大きいため、強制点灯状態から通
常の点灯状態に切り換えた場合、加熱ローラの表面温度
のオーバーシュート量が大きくなる。特に、加熱ローラ
の外周部に加熱ローラからの記録媒体やトナーの剥離性
を向上させるために、ゴム等の熱伝達効率の低い弾性体
を用いた場合、オーバーシュート量が大きくなり、一時
的に定着温度より下がったり、また、定着温度よりも必
要以上に高くなってしまうことがある。
は、連続して複数枚の記録媒体を定着処理するときに、
2枚目や2枚目以降の記録媒体の定着処理時に、加熱温
度が低いことによって生じる定着不良や、加熱温度が高
すぎることによって生じる光沢ムラや光沢不足等として
顕れ、記録媒体に形成されるカラー画像の仕上がり品質
を低下させてしまう。
あり、ハロゲンランプ等の発熱体によって加熱ローラを
強制点灯することにより、連続して定着処理される最初
の記録媒体に形成される画像の仕上がりの向上を図ると
共に、2枚目以降の記録媒体に形成される画像の仕上が
り品質を損ねることがなく、安定した仕上がり品質とな
るように定着処理を行うことができる定着装置を提案す
ることを目的とする。
未定着画像が形成されている記録媒体を挟持する一対の
ローラと、前記一対のローラの少なくとも一方に設けら
れた発熱体と、前記発熱体への通電を制御することによ
り前記一対のローラを所定の温度に加熱する加熱制御手
段と、を備え、搬送手段によって所定の搬送速度で搬送
される前記未定着像が形成された記録媒体を前記一対の
ローラによって挟持して加熱し、前記未定着画像を記録
媒体へ定着させる定着装置であって、定着処理が指示さ
れたときに前記発熱体へ連続して通電する強制通電手段
と、前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体が前
記一対のローラによる挟持点へ達する前の所定のタイミ
ングで前記強制通電手段の作動を終了させる強制通電制
限手段と、を含むことを特徴とする。
発熱体へ強制的に通電することにより一対のローラの温
度を高くする。これによって、記録媒体は、一対のロー
ラによる挟持点を通過するときにローラによって加熱さ
れ、加熱温度が低いことによる定着不良が生じることな
く画像が定着される。
対のローラの挟持点に達する前の所定のタイミングで強
制通電を終了して、通常の通電制御に切り換える。この
強制通電制限手段が強制通電手段の作動を終了させるタ
イミングを適切に設定することにより、複数枚の記録媒
体を連続して定着処理するときに、1枚目の記録媒体は
勿論、2枚目以降の記録媒体も所望の温度で未定着像が
加熱定着されるようにすることができる。
制御に切り替わってローラの表面温度が変化するときに
オーバーシュート量が大きくても、強制通電を終了する
タイミングを適切に設定することにより、ローラが適切
な温度となるタイミングで2枚目以降の記録媒体の加熱
定着を行うことができ、温度が低いことによって生じる
定着不良は勿論、温度が高すぎることによって生じる光
沢不足等の仕上がり品質の低下を防止することができ
る。
手段が、前記記録媒体が前記ローラによる挟持点に達す
る所定時間前に前記強制通電手段の作動を終了させるこ
とを特徴とする。
電制限手段が、前記記録媒体が前記ローラによる挟持点
の手前の所定の位置に達したときに前記強制通電手段の
作動を終了させることを特徴とする。
制通電手段の作動を終了するタイミングを時間によって
設定している。また、請求項3に記載の発明では、発熱
体への強制通電を終了するタイミングを記録媒体の搬送
位置によって設定している。
って設定する場合、搬送手段によって搬送される記録媒
体が事前に判定できる位置を通過してから、この位置か
らローラによる挟持点までの時間のカウントダウンを行
い、残り時間が所定の時間に達したときに、強制通電を
終了すれば良く、これによって、記録媒体がローラによ
る挟持点に達する所定の時間前に発熱体への強制通電を
的確に終了させることができる。
録媒体の搬送位置によって設定する場合、搬送手段によ
って搬送される記録媒体が事前に判定できる位置を通過
してから、この位置からローラによる挟持点までの距離
のカウントダウンを行い、残り時間が所定の時間に達し
たときに、強制通電を終了すれば良く、また、記録媒体
が事前に判定できる位置を通過してからの搬送距離を積
算して、この積算値が予め設定した値となったときに、
強制通電を終了するようにしても良い。さらに、強制通
電を終了させたい位置に記録媒体を検出する検出手段を
設け、この検出手段が記録媒体を検出したときに、強制
通電を終了させるようにしても良い。
しては、記録媒体のサイズ、カラー画像かモノトーンの
画像かなどの、定着処理に先立って記録媒体の未定着の
画像を形成するときの処理条件や、記録媒体の材質等の
種々の条件を考慮して設定することが好ましく、これに
よって、仕上がり品質の良い画像を記録媒体に形成する
ことができる。
た画像形成装置10の概略構成を示している。この画像
形成装置10には、略箱体形状のケーシング12内に、
本発明に係る定着装置14が設けられている。なお、以
下で説明する定着装置14は、本発明が適用される定着
装置の構成を限定するものではなく、また、画像形成装
置10は、本発明の定着装置が設けられる画像形成装置
の構成を限定するものではない。
トレイ16(本実施の形態においては3つの用紙トレイ
16A、16B、16Cを図示)が配設されている。そ
れぞれの用紙トレイ16A、16B、16Cには、例え
ば、B5サイズ、B4サイズ、A4サイズ、A3サイズ
等のサイズの異なる用紙18が備えられている。用紙ト
レイ16における用紙排出部近傍には半月ローラ20が
配設されており、指定された用紙トレイ16から用紙1
8が一枚ずつ送り出され、複数の搬送ローラ対22によ
って所定方向に搬送される。
は、必要に応じて用紙18を手差しで挿入する手差しト
レイ24が配設されている。手差しトレイ24における
用紙排出部近傍には、前述した用紙トレイ16と同様に
半月ローラ20が配設されており、用紙18を一枚ずつ
送り出すことができるようになっている。また、画像形
成装置10内には、用紙18の両面(表面と裏面)への
画像形成が指示された場合に、表面への画像形成が終了
した用紙18の表裏を反転させる用紙反転部17が設け
られている。
4によって所望の画像が定着された用紙18が排出され
る排出トレイ26が設けられている。
の上部には、画像形成部28が設けられている。この画
像形成部28には、定着装置14と共に、図示しないス
キャナで原稿から読取られ、かつ各種画像処理を施した
画像データ(カラー画像を形成するときには画像処理を
施すことによってイエロー、マゼンタ、シアン、黒の4
色の画像データに変換される)に基づいて感光体30へ
光ビームを照射する光走査装置32が設けられている。
4、fθレンズ、シリンドリカルミラー、反射ミラー3
6等によって構成されている。図示しない光源から射出
されたレーザ光は、回転多面鏡34によって偏向されか
つfθレンズ、シリンドリカルミラー、反射ミラー36
等を介して感光体30に照射される。
8、ロータリー現像器40、IBTベルトにより構成さ
れた中間転写体42、感光体用クリーナー44及び図示
しない除電ランプが配設されている。
に定速回転する。帯電器38は、感光体30を一様にマ
イナスに帯電させ、ロータリー現像器40は、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、黒の4色のトナー46Y、46
M、46C、46BKを感光体30の表面へ供給する。
また、中間転写体42は、複数のローラ48に巻き掛け
られており、ローラ48が回転することによって図1に
示される矢印B方向に一定速度で移動しながら、感光体
30の周面に接触するようになっている。さらに、感光
体用クリーナー44は、中間転写体42に転写されずに
感光体30上に残留したトナーを除去する。
器38によって一様にマイナス帯電され、光走査装置3
2から射出されるレーザ光によってまず第1色目の黒色
の潜像が感光体30上に形成される。この潜像は、ロー
タリー現像器40から供給される黒色のトナー46BK
によって現像され、黒色のトナー像となる。黒色トナー
像は感光体30の回転に同期して移動する中間転写体4
2が感光体30に接触することにより、中間転写体42
へ転写され、感光体30上に転写されずに残ったトナー
は、感光体用クリーナーによって除去される。
ない除電ランプにより除電された後、再び帯電器38に
よって一様にマイナス帯電され、第2色目のイエローの
トナー画像が形成され、イエローのトナー像が、中間転
写体42の黒色のトナー像に重ねて転写される。
4色目のシアンまで計4色のトナー像が中間転写体42
に順次転写される。4色のトナー像の中間転写体42へ
の転写が完了することにより、中間転写体42の表面に
最終トナー像が形成される。
サ51及び中間転写体用クリーナー50が配設されてい
る。また、中間転写体42の下方には、用紙トレイ16
等から取り出された用紙18が重ね合わせられることに
より、中間転写体42の表面の最終トナー像が、用紙1
8へ転写される転写部が設けられており、中間転写体4
2は、この転写部52を通過するようになっている。
間転写体42の回転方向上流側に設けられており、中間
転写体42に形成されたトナー像の有無を検出するよう
になっている。中間転写体用クリーナー50は、転写部
52よりも中間転写体42の回転方向下流側に設けられ
ており、中間転写体42から用紙18へのトナー像の転
写が終了した後に中間転写体42の表面に残留したトナ
ーを除去するようになっている。
イズの用紙18が備えられている用紙トレイ16から搬
送ローラ対22によって転写部52まで搬送され、最終
トナー像が形成されている中間転写体42に重ね合わせ
られながら転写部52を通過することにより、中間転写
体42の表面の最終トナー像が転写される。
設けられており、転写ローラ53の上側のローラに中間
転写体42が巻き掛けられている。画像検出センサ51
は、中間転写体42上のトナー画像の形成開始位置を検
出するようになっており、用紙18は、画像検出センサ
51の検出結果に基づいて中間転写体42の移動に同期
して転写ローラ53の間へ送り込まれる。これによっ
て、中間転写体42上の最終トナー像が形成された領域
に用紙18が重ね合わせられながら、転写ローラ53に
よって中間転写体42と用紙18が挟持され、中間転写
体42上の最終トナー像が用紙18へ転写される。
りも用紙18の搬送方向下流側に配設されており、転写
部52を通過した用紙18が、定着装置14へ向けて一
定速度で搬送される。定着装置14では、最終トナー像
が転写された用紙18に定着処理を施すことによって所
定の画像が用紙18上に形成される。以下に定着装置1
4の詳細を説明する。
紙18上に転写された最終トナー像を形成しているトナ
ー54を用紙18に融解定着させるための加熱ローラ5
6と、この加熱ローラ56との間で用紙18を挟持して
加圧させるための加圧ローラ58と、を含んで構成され
ている。
の鉄材を用いた金属中空管として構成されている。ま
た、用紙18との接触面、すなわち加熱ローラ56の表
面は、厚さ2mm程度のゴム層60が形成されている。
また、加熱ローラ56の内部には、発熱体としてのハロ
ゲンランプ62が内蔵されており、ハロゲンランプ62
によって外周部が所定の温度となるように加熱されてい
る。なお、本実施の形態では、加熱ローラ56に発熱体
としてハロゲンランプ62を内蔵した場合を例として説
明するが、発熱体は、これに限定されるものではなく、
例えばハロゲンヒータ等の任意の発熱体を用いることが
できる。
周囲に前述した加熱ローラ56と同様に厚さ1mm程度
のゴム層60が形成されている。この加圧ローラ58
は、スプリング68等の付勢手段により一定の付勢力で
加熱ローラ56へ向けて付勢されており、用紙18は、
加熱ローラ56と加圧ローラ58の間で挟持されながら
搬送される。こうして加熱ローラ56と加圧ローラ58
との間を用紙18が通過する際にトナー54が用紙18
上に加圧融解定着されることにより、用紙18上にカラ
ー画像が形成される。
圧ローラ58の外周部にゴム層60が形成されているこ
とにより、加熱ローラ56と加圧ローラ58から送り出
すときにゴム層60に弾性変形によって生じる歪みの復
元力で用紙18を加熱ローラ56と加圧ローラ58の間
のニップ点から押し出す。これにより、用紙18と共に
トナー54が加熱ローラ56と加圧ローラ58に巻き込
まれることなく接線方向へ押し出されるので、安定して
剥離される。
された用紙18は、搬送ローラ対22によってケーシン
グ12内を上方へ向けて案内搬送され、ケーシング12
の上部に設けられている排出トレイ26へ排出されて集
積される。
置14の加熱ローラ56内に配置されているハロゲンラ
ンプ62は、制御回路66に接続されている。この制御
回路66は、図示しないCPU、ROM、RAM及び入
出力ポートを含んで構成されるマイクロコンピュータを
備えており、画像形成装置10での画像形成処理を制御
する。このとき、制御回路66は、加熱ローラ56の外
周部に隣接して設けられている温度検知センサ64によ
って検出した加熱ローラ56の表面温度及び画像形成装
置10内での画像形成処理に合わせてハロゲンランプ6
2のオン・オフ制御を行うようになっている。
1の検出結果に基づいて用紙18を一定速度で搬送して
転写部52の転写ローラ53の間へ送り込むと共に、転
写ローラ53から送り出された用紙18を定着装置14
の加熱ローラ56と加圧ローラ58の間へ送り込む。こ
のとき、画像検出センサ51の検出結果と用紙18の搬
送速度から用紙18の位置が判断できるので、この用紙
18が定着装置の加熱ローラ56と加圧ローラ58のニ
ップ点に達するタイミングからハロゲンランプ62の制
御を行うようになっている。
の開始指示を待っているスタンバイ状態では、加熱ロー
ラ56が、予め設定されている定着温度よりも僅かに高
いスタンバイ温度となるようにハロゲンランプ62の点
灯を制御しているが、画像形成処理の開始が指示される
ことにより、加熱ローラ56の表面温度を定着温度及び
スタンバイ温度よりも高い所定の温度となるようにハロ
ゲンランプ62の強制点灯に切り換える。
実行されて最初の用紙18が定着装置14に達するより
所定の時間前に、ハロゲンランプ62の強制点灯を終了
して、加熱ローラ56の表面温度が定着温度となるよう
にハロゲンランプ62のオン・オフ制御(ランニング制
御)を行うようになっている。
18の搬送速度vを70mm/secとなっており、画像検出
センサ51によって最終トナー画像が形成された中間転
写体42の所定の位置を検出してから、最終トナー画像
が転写された用紙18が、定着装置14に達するまでの
時間が45sec となっている。したがって、画像検出セ
ンサ51が中間転写体42の所定の位置を検出したとき
には、用紙18の先端が定着装置14から3,150mm
離れた位置を搬送されている。また、制御回路66で
は、例えば、用紙18が定着装置14に達する10sec
前、すなわち、用紙18が定着装置14に対して700
mm(図2に示す長さL)手前の位置に達したときに、ハ
ロゲンランプ62の強制点灯を終了するように設定され
ている。これは、画像検出センサ51が中間転写体42
の所定の位置を検出してから35sec 後となる。
示されるフローチャート及び図4(A)、図4(B)に
示されるタイミングチャートを参照しながら説明する。
ように制御回路66に予め記憶されており、オペレータ
により画像形成装置10の電源投入(オン)することに
より立ち上げ処理が行われ、立ち上げ処理が終了して、
画像形成可能となることにより実行される。また、この
フローチャートは、画像形成装置10がオフされること
により終了する。
るように、画像形成装置10では、所定の時間サイクル
Sでプロセスコントロールが行われている。プロセスコ
ントロールでは、画像形成装置10に備えられた各装置
(光走査装置32、定着装置14等)を統括して制御す
る。また、立ち上げ処理が終了することにより、定着装
置14の加熱ローラ56内のハロゲンランプ62のスタ
ンバイ制御が行われる。スタンバイ制御が実行されるこ
とにより、加熱ローラ56の温度がトナー54の用紙1
8への定着に必要な定着温度より所定の温度だけ高く保
たれる(スタンバイ温度)。
のステップ100で画像形成装置10における画像形成
処理の開始が指示されたか否かを判定する。これは、オ
ペレータが用紙18に所定の画像を形成するために、画
像形成装置10に設けられた図示しないスタートボタン
を操作することにより出力される信号を検出することに
よって判定することができる。図4(A)に示されるよ
うに、画像形成処理の開始が指示される(図4(A)上
のP点)ことにより、画像形成装置10では、画像形成
処理状態となる。
処理の開始が指示されると、ステップ100で肯定判定
されて、ステップ102へ移行する。
ルが稼動しているか否かを確認し、プロセスコントロー
ルが可動中であるとき(ステップ102で肯定判定)に
は、ステップ140へ移行してプロセスコントロールが
終了するまで待機する。
セスコントロールが終了していることを確認する(ステ
ップ102で否定判定又はステップ104で肯定判定)
と、ステップ106へ移行する。
の開始信号が出力されたか否かを判定する。マーキング
サイクルとは、画像形成装置10における原稿の読み取
り、画像データに基づく感光体30へのトナー像の形
成、感光体30から中間転写体42へのトナー像の転
写、中間転写体42から用紙18へのトナー像の転写、
用紙18におけるトナー像の定着、及び画像が形成され
た用紙18を排出トレイ26に排出するまでの一連の処
理のことであり、画像形成装置10では、マーキングサ
イクル開始信号を出力して画像形成処理を開始する。す
なわち、ステップ106では、画像形成処理が開始され
たか否かを判定する。
と(ステップ106で肯定判定)、ステップ108へ移
行して定着装置14に設けられた加熱ローラ56のハロ
ゲンランプ62を強制的に点灯する。
プロセスコントロールが稼動していないときには、画像
形成処理の開始が指示されると、マーキングサイクル開
始信号が出力され、ハロゲンランプ62の強制点灯制御
が実行される。また、図4(B)のタイミングチャート
にも示されるように、画像形成装置10における画像形
成処理が指示されたときにプロセスコントロールが稼動
している場合(図4(B)上の点P1 )には、プロセス
コントロールが終了するまで待機した後にハロゲンラン
プ62の強制点灯制御を行う。
行われることにより、加熱ローラ56は、表面温度がラ
ンニング制御における温度(定着温度)に対して所定の
温度(例えば+10°C)だけ高くなるように加熱され
る。これによって、定着処理時に加熱温度が定着温度よ
り下がるのを防止している。
ることにより、カラー画像を形成するときには、中間転
写体42上の所定の領域にC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)及びBK(黒色)のトナー画像が
重ねて転写され、最終トナー画像が形成される。
51が最終トナー画像の形成された中間転写体42の所
定の位置を検出したか否かを確認する。画像検出センサ
51が、最終トナー画像が形成された中間転写体42上
の所定の位置を検出すると、ステップ110で肯定判定
されて、用紙18が定着装置14の加熱ローラ56と加
圧ローラ58とのニップ点に達すまでの時間のカウント
ダウンを開始し、ステップ112では、カウントダウン
した残り時間が所定の時間T(本実施の形態では一例と
して10sec )となったかを確認している。
が形成された中間転写体42の所定の位置(例えば画像
形成が開始されている位置)を検出すると、この検出結
果に基づいて用紙18を転写ローラ53へ向けて搬送す
る。これによって、中間転写体42に形成されている最
終のトナー画像へ用紙18が重ねられるように中間転写
体42と用紙18が転写ローラ53に挟持され、用紙1
8は、中間転写体42上に形成された最終トナー画像が
転写されながら定着装置14へ向けて搬送される。
いる用紙18が定着装置14に達するまでの残り時間が
時間Tとなると、ステップ112で肯定判定されてステ
ップ114へ移行する。このステップ114では、ハロ
ゲンランプ62の強制点灯を終了し、次のステップ11
6では、ランニング制御を開始する。すなわち、トナー
54が転写された用紙18の定着処理を開始するのに先
立って、加熱ローラ56の表面温度を定着温度より高い
温度にする強制点灯制御から定着温度に保つランニング
制御に切り換える。これにより、加熱ローラ56の表面
温度は、定着温度へ向けて緩やかに下降し、下降途中で
最初の用紙18が定着装置14の加熱ローラ56と加圧
ローラ58のニップ点に達し、この用紙18の定着処理
が行われる(図4(A)及び図4(B)に示す1枚
目)。
が設定されているときには、引き続いて中間転写体42
上に形成されたトナー画像が転写された用紙18が定着
装置14へ送り込まれ、定着処理が行われる(図4
(A)及び図4(B)に示す2枚目)。
開始する時間Tだけ前にハロゲンランプ62の強制点灯
を終了しているので、1枚目の用紙18は、所定の定着
温度より高くかつ、強制点灯制御時の温度より低い定着
に最適な温度で定着処理が行われる。
からランニング制御に切り換えたときに、加熱ローラ5
6の表面温度がオーバーシュートして2枚の用紙18の
定着処理を行うときに定着温度より下がったり、逆に高
くなってしまう。このとき、本実施の形態では、ハロゲ
ンランプ62の強制点灯制御を終了する時間を1枚目の
用紙18の定着処理を開始する10sec に設定すること
により、2枚目の用紙18の定着処理時に加熱ローラ5
6の表面温度がオーバーシュートによって定着温度より
下がったり、または必要以上に高くなるのを防止してい
る。
より、1枚の用紙18に形成したカラー画像には勿論、
2枚目の用紙18に形成したカラー画像にも、定着時の
加熱温度が定着温度より低いために生じる定着不足や、
必要以上に高いことにより生じる光沢ムラ等の仕上がり
不良が顕れるのを確実に防止し、仕上がり品質の良いカ
ラー画像を形成することができる。
効率の低いゴム層60が設けられているので、ハロゲン
ランプ62の強制点灯制御からランニング制御に切り換
えたときに、加熱ローラの外周面の温度のオーバーシュ
ート量が大きくなるが、時間Tを適切に設定することに
より、2枚目以降の用紙18に形成されるカラー画像や
モノトーンの画像に加熱不足による定着不良は勿論、過
加熱による光沢不足等の仕上がり不良が生じるのを確実
に防止することができる。
テップ118では、画像形成処理が指示された最終ペー
ジのトナー像が画像検出センサ51によって検出された
か否かを判定する。このステップ118において最終ペ
ージのトナー像が検出されたと判定された場合には、ス
テップ120に移行する。ステップ120では、ランニ
ング制御によって点灯されたハロゲンランプ62を消灯
する。ハロゲンランプ62の消灯後における定着処理は
余熱で行うよ。なお、最終ページの定着処理は、ハロゲ
ンランプ62のランニング制御を継続して行っても良
い。
クルが終了したか否かを判定する。すなわち、画像形成
処理が指示された最終ページに対する定着処理が終了し
かつ画像が形成された用紙18が排出トレイ26に排出
されたか否かを判定する。言い換えれば、画像形成処理
が指示された原稿に対する全ての処理が終了したか否か
を判定する。このステップ122においてマーキングサ
イクルが終了したと判定された場合(肯定判定)には、
ステップ124に移行してスタンバイ制御を行い、ステ
ップ100に移行して上述した処理を繰り返し実行す
る。スタンバイ制御では、ランニング制御と同様にハロ
ゲンランプ62をオン・オフ制御し、定着温度よりも若
干高い温度となるように制御する。
ゲンランプ62の強制点灯を行うことにより、加熱ロー
ル56に十分な熱を加えるようにしているため、1枚の
用紙18の定着処理における加熱温度を安定させること
ができる。また、用紙18の定着開始に先立って予め設
定した時間前に強制点灯を終了させることにより、加熱
ロール56に生じる表面温度のオーバーシュートによっ
て、2枚の用紙18を定着処理するときに、加熱不足や
過加熱によって仕上がり不良を生じさせるのを確実に防
止することができ、用紙18には高画質の画像を形成す
ることができる。
の定着処理に先立ってハロゲンランプ62の強制点灯制
御を終了する時間Tを10sec に設定しているが、この
時間Tは、カラープリントかモノトーンプリントか等の
プリントモード、用紙サイズ等のプリントサイズ、プリ
ントする用紙18の材質等において任意に設定されるも
のであっても良い。この場合、プリント処理(画像形成
処理)を開始するときに設定されているプリント条件
(処理条件)に基づいて予め設定されている複数の時間
から選択するようにしても良く、また、プリント処理を
開始するときの加熱ローラ56の表面温度等に基づいて
調整されるものであっても良い。
装置14に達するまでの時間を中間転写体42上の予め
設定している位置を画像検出センサ51によって検出す
ることによって計測しているが、用紙18の搬送途中
に、定着装置14へ向けて搬送される用紙18を検出す
る用紙検出センサを設け、この用紙検出センサの検出結
果に基づいて、用紙18が定着装置14に達する時間T
だけ前にハロゲンランプ62の強制点灯を終了させるよ
うにしても良い。
着装置14に達するまでの時間でハロゲンランプ62の
強制点灯制御を終了するようにしたが、用紙18が定着
装置14から所定の距離だけ手前に達したときに、強制
点灯を終了するようにしても良い。すなわち、用紙18
の搬送速度が明確となっているので、強制点灯を終了す
るタイミングは、時間と距離(用紙18の位置)の何れ
を用いても良い。
18の先端から加熱ローラ56と加圧ローラ58のニッ
プ点までの距離)を用いる場合、例えば、用紙18の定
着処理が開始される10sec 前に強制点灯制御を終了す
るためには、用紙18の搬送速度を70mm/secとしたと
き、図2に示される距離Lが700mmに達したときに行
えば良い。
18の位置は、その位置で用紙18を検出する用紙検出
センサを設けても良く、また、画像検出センサ51等を
用いて用紙18の位置を間接的に検出し、この検出結果
と検出してからの搬送距離に基づいて判定すれば良い。
を終了するタイミングは、画像形成装置10による画像
形成処理の開始を指示する図示しないスタートスイッチ
の操作タイミングから判定しても良く、また、マーキン
グサイクル開始信号が出力されるタイミングから判定し
ても良い。
成処理の開始が指示されてから1枚目及び2枚目の用紙
18が定着装置14に達するまでの時間は、処理条件に
よって変わっても画像形成装置10の内部で判定できる
ので、図示しないスタートスイッチの操作やマーキング
サイクル開始信号から適切にハロゲンランプ62の強制
点灯制御を終了させることは容易である。
熱体の強制通電を記録媒体が挟持点にに到達する前の所
定のタイミングで終了させることにより、連続して複数
枚の記録媒体の定着処理を行うときに、最初に定着処理
される記録媒体は勿論、2枚目以降の記録媒体も適切な
温度での定着処理が可能となる。これによって、記録媒
体に形成した画像に定着不良や光沢不足等の仕上がり不
良を生じさせることなく、記録媒体に高品質の画像を形
成することができると言う優れた効果が得られる。
終了するタイミングを記録媒体がローラによる挟持点に
達するまでの距離や時間に基づいて設定することによ
り、所望のタイミングで的確に強制通電を終了させるこ
とができる。
概略構成図である。
である。
ーチャートに基づいた画像形成装置による画像形成処
理、プロセスコントロール、スタンバイ制御、強制点灯
制御、ランニング制御及び定着処理を示すタイミングチ
ャートであり、(A)はプロセスコントロールの非稼動
中に画像形成処理が指示された場合を示し、(B)はプ
ロセスコントロールの稼動中に画像形成処理が指示され
た場合を示している。
Claims (3)
- 【請求項1】 未定着画像が形成されている記録媒体を
挟持する一対のローラと、前記一対のローラの少なくと
も一方に設けられた発熱体と、前記発熱体への通電を制
御することにより前記一対のローラを所定の温度に加熱
する加熱制御手段と、を備え、搬送手段によって所定の
搬送速度で搬送される前記未定着像が形成された記録媒
体を前記一対のローラによって挟持して加熱し、前記未
定着画像を記録媒体へ定着させる定着装置であって、 定着処理が指示されたときに前記発熱体へ連続して通電
する強制通電手段と、 前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体が前記一
対のローラによる挟持点へ達する前の所定のタイミング
で前記強制通電手段の作動を終了させる強制通電制限手
段と、 を含むことを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記強制通電制限手段が、前記記録媒体
が前記ローラによる挟持点に達する所定時間前に前記強
制通電手段の作動を終了させることを特徴とする請求項
1に記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記強制通電制限手段が、前記記録媒体
が前記ローラによる挟持点の手前の所定の位置に達した
ときに前記強制通電手段の作動を終了させることを特徴
とする請求項1に記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9328844A JPH11161089A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9328844A JPH11161089A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11161089A true JPH11161089A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18214726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9328844A Pending JPH11161089A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11161089A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009186601A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Ricoh Co Ltd | 定着装置制御装置および画像形成装置 |
JP2013117577A (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-13 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP9328844A patent/JPH11161089A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009186601A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Ricoh Co Ltd | 定着装置制御装置および画像形成装置 |
JP2013117577A (ja) * | 2011-12-01 | 2013-06-13 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041203 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060704 |