JPH11296012A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH11296012A
JPH11296012A JP10225198A JP10225198A JPH11296012A JP H11296012 A JPH11296012 A JP H11296012A JP 10225198 A JP10225198 A JP 10225198A JP 10225198 A JP10225198 A JP 10225198A JP H11296012 A JPH11296012 A JP H11296012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
fixing
release agent
cleaning
metal belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10225198A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Maekawa
孝 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP10225198A priority Critical patent/JPH11296012A/ja
Publication of JPH11296012A publication Critical patent/JPH11296012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】メンテナンスが容易な定着装置を提供する。 【解決手段】離型剤塗布装置74を構成するオイルロー
ラ50,ドナーローラ48及びクリーニングローラ51
のうちの、オイルローラ50とクリーニングローラ51
を位置決めプレート92に回動可能に支持し、これらオ
イルローラ50とクリーニングローラ51をバネ部材9
5で位置決めプレート92に弾性的に保持するようにな
っているため、メンテナンス時にオイルローラ50とク
リーニングローラ51を一体として同時に交換すること
が可能になり、メンテナンス作業が容易化する。又、オ
イルローラ50とクリーニングローラ51をバネ部材9
5でドナーローラ48へ押圧するようになっており、オ
イルローラ50とクリーニングローラ51が常時適正な
接触圧でドナーローラ48に接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙やプラスチッ
クシート等の転写体に画像を形成するプリンタ,複写
機,ファクシミリ等の画像形成装置に使用される定着装
置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、紙等のシート材(転写体)にカ
ラー画像を形成するレーザープリンタは、一般に転写ド
ラム方式,中間転写方式,タンデム方式及び多重現像方
式の4種の記録方式に分類される。このうち、近年の高
速記録化の要請の下、記録速度において他の方式よりも
優れたタンデム方式が多く採用されるようになってい
る。このタンデム方式のレーザープリンタは、シート材
の搬送方向にブラック,マゼンタ,シアン,イエローの
各画像形成手段を順次配置し、これら各画像形成手段に
よって形成した各色のトナー画像をシート材に転写した
後、定着デバイス(定着装置)で所望のカラー画像をシ
ート材に定着させるようになっている。
【0003】このようなカラープリンタにおいて、定着
装置は、加熱ローラと定着ローラとに無端状の金属ベル
トを巻掛け、加熱ローラで金属ベルト及び定着ローラを
加熱するようになっている。そして、この定着装置は、
トナー像が転写されたシート材を定着ローラ及び金属ベ
ルトと加圧ローラとの間に挟み込み、そのシート材を加
熱・加圧することにより、トナー像をシート材に定着さ
せるようになっている。
【0004】この定着作業時、シート材上のトナーが金
属ベルト側に付着するというオフセットを効果的に防止
し、光沢のあるすぐれたカラー画像を得るため、トナー
に接触する金属ベルトに離型剤を塗布し、金属ベルトの
離型性を向上する様々技術が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような、定着作業
時に離型剤を塗布する離型剤塗布装置としては、離型剤
としてのシリコーンオイルをオイルローラからドナーロ
ーラに供給し、このドナーローラから金属ベルトの表面
にシリコーンオイルを塗布するものがある。そして、ド
ナーローラには、クリーニングローラを接触させて、ド
ナーローラに付着した紙粉等の異物をクリーニングロー
ラで取り除き、常時金属ベルトに満遍なくシリコーンオ
イルを塗布するように工夫されている。
【0006】しかしながら、このような離型剤塗布装置
は、オイルローラにシリコーンオイルを補給したり、
又、クリーニングローラの汚れを取り除くために、メン
テナンスが必要になる。そのため、ユーザーが容易にメ
ンテナンスできるような構造の離型剤塗布装置の提供が
望まれていた。
【0007】本発明は、このような要望に応えるために
案出されたものであり、メンテナンス作業を容易化でき
る離型剤塗布装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の定着装置は、ヒ
ータを内蔵する加熱ローラと定着ローラとに無端状の金
属ベルトを巻掛け、前記加熱ローラの熱で金属ベルト及
び定着ローラを加熱する加熱手段と、この加熱手段の定
着ローラ及び金属ベルトと共働してトナー像が転写され
た転写体を加圧する加圧手段と、前記加熱手段の金属ベ
ルトに接して、金属ベルト上に離型剤を塗布する離型剤
塗布手段と、を備えている。そして、前記離型剤塗布手
段が、前記金属ベルトに転接して離型剤を塗布する塗布
ローラと、この塗布ローラに転接して離型剤を供給する
供給ローラと、前記塗布ローラに転接して塗布ローラ表
面をクリーニングするクリーニングローラとを有してい
る。このうち、前記供給ローラと前記クリーニングロー
ラを位置決めプレートに回動可能に支持し、これら供給
ローラとクリーニングローラをバネ部材で位置決めプレ
ートに弾性的に保持すると共に、これら供給ローラとク
リーニングローラを前記バネ部材で前記塗布ローラへ押
圧することを特徴としている。
【0009】このような構成の本発明によれば、供給ロ
ーラとクリーニングローラを位置決めプレートに対して
バネ部材で弾性的に保持しているため、メンテナンス時
に供給ローラとクリーニングローラを同時に交換するこ
とが可能になる。そして、供給ローラとクリーニングロ
ーラがバネ部材で塗布ローラへ押圧されるようになって
いるため、供給ローラとクリーニングローラが常時適正
な接触圧で塗布ローラに接触し、供給ローラの離型剤が
塗布ローラを介して金属ベルトに塗布され、又、塗布ロ
ーラに付着した紙粉等の異物がクリーニングローラによ
って取り除かれ、塗布ローラによって金属ベルトに塗布
される離型剤が均一化する。
【0010】又、前記位置決めプレートは、前記供給ロ
ーラと前記クリーニングローラの軸受を収容すると共
に、この軸受を前記塗布ローラの中心に向けて案内する
ように形成された軸受係合部を備えている。
【0011】このような構成の本発明によれば、バネ部
材の弾性力が塗布ローラの中心に向けて作用することに
なり、供給ローラと塗布ローラとの接触状態が安定化す
ると共に、クリーニングローラと塗布ローラの接触状態
が安定化し、供給ローラ,塗布ローラ及びクリーニング
ローラが均一に接触する。
【0012】又、請求項3の発明は、前記請求項1の発
明において、前記バネ部材が、前記位置決めプレートに
両端部が係止され、前記供給ローラと前記クリーニング
ローラに掛け渡された引っ張りバネであることを特徴と
している。
【0013】このような構成の本発明によれば、供給ロ
ーラとクリーニングローラが単一のバネ部材で位置決め
プレートに弾性的に保持されるようになっており、引っ
張りバネを位置決めプレートに対して着脱するだけで供
給ローラとクリーニングローラを位置決めプレートに対
して容易に着脱することが可能になる。
【0014】又、請求項4の発明は、画像形成手段で形
成されたトナー像を転写体に転写する転写手段と、この
転写手段によって転写体に転写されたトナー像を転写体
に定着させる上記定着装置とを備えたことを特徴とする
画像形成装置である。
【0015】このような構成の本発明によれば、定着装
置の離型剤塗布手段によって金属ベルトに均一に離型剤
が塗布されるので、定着時のオフセットを抑制すること
ができ、良質の画像が形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0017】[画像形成装置]図1は、本発明の定着装
置が使用されるカラープリンタ(画像形成装置)2の概
略構成図である。
【0018】先ず、図1に基づいてカラープリンタ2の
概略構成を説明する。カラープリンタ2は、転写体とし
てのシート材3を一枚ずつ送り出す給紙部4と、この給
紙部4から送り出されたシート材を後述する作像部5ま
で搬送する搬送部6と、この搬送部6によって搬送され
たシート材に転写すべきトナー画像を形成する作像部5
と、前記搬送部6によって搬送されたシート材を受け取
り、そのシート材を所定方向に搬送すると共に、そのシ
ート材に作像部5で形成されたトナー像を転写する転写
搬送部7と、この転写搬送部7によって搬送されたシー
ト材上のトナー像をシート材に定着させる定着部8と、
この定着部8から排出されたシート材を受け取る排紙部
10と、前記作像部5に向けて露光用のレーザ光を照射
する光学ユニット11と、を備えている。
【0019】給紙部4は、第1の給紙トレイ12上に積
載したシート材3を給紙ローラ13とリバースローラ1
4とで一枚ずつ送り出す第1給紙部15と、手差しトレ
イ16上のシート材(図示せず)を給紙ローラ17で送
り出す第2給紙部18とからなっている。
【0020】搬送部6は、第1給紙部15から送り出さ
れたシート材3の移動を案内する搬送路20と、この搬
送路20の途中に配置された搬送ローラ21と、この搬
送ローラ21からシート材を受け取り、シート材の斜行
を補正して作像部5に送り込むレジストローラ対22
と、このレジストローラ対22よりもシート搬送方向上
流側の搬送路20に接続される手差し搬送路23とから
なっている。
【0021】作像部5は、シート搬送方向上流側から順
に、ブラックのトナー(以下、ブラックと略称する)を
有する第1作像部24、マゼンタ顔料を含むトナー(以
下、マゼンタと略称する)を有する第2作像部25、シ
アン顔料を含むトナー(以下、シアンと略称する)を有
する第3作像部26及びイエロー顔料を含むトナー(以
下、イエローと略称する)を有する第4作像部27とか
らなっている。そして、第1から第4の各作像部24〜
27は、円筒状の感光体ドラム28と、この感光体ドラ
ム28の外周面にトナー画像を作成する現像デバイス3
0と、感光体ドラム28上の残留トナーを除去するファ
ーブラシ31及びクリーニングブレード32を備えたク
リーニングデバイス33と、感光体ドラム28に電荷を
付与して感光体ドラム28を帯電させる帯電デバイス3
4とを有している。尚、この作像部5は、その支持フレ
ーム35と一体で画像形成装置本体36から引き出すこ
とができるようになっている。
【0022】転写搬送部(転写手段)7は、フッ素系樹
脂材料製の無端状転写ベルト37と、この転写ベルト3
7を巻掛ける駆動ローラ38及びテンションローラ40
と、各感光体ドラム28と対向する位置にそれぞれ配置
された転写ローラ41a,41b,41c,41dとを
有している。そして、これら転写ローラ41a〜41d
と感光体ドラム28とで転写ベルト37を挟むようにな
っている。又、転写ベルト37内周側の適当な位置にベ
ルトガイドローラ42,43が配置されている。尚、こ
の転写搬送部7は、感光体ドラム28,転写ローラ41
a〜41d及び転写ベルト37の劣化防止のため、プリ
ント停止時に2点鎖線位置まで下降させると共に、テン
ションローラ40を駆動ローラ38側に僅かに移動させ
て、光体ドラム28と転写ローラ41a〜41dに作用
する圧力、及び転写ベルト37に作用するテンションを
解放するようになっている。又、この転写搬送部7は、
白黒画像のみを作成する場合、他のマゼンタ,シアン,
イエローの各転写ローラ41b〜41dを感光体ドラム
28から離間させる機構(図示せず)を備えている。こ
こで、駆動ローラ38は、図示しないトルクリミッタを
介して図示しない駆動モータに連繋されており、所定以
上のトルクが作用すると駆動モータに対してすべりを生
じるようになっている。したがって、転写ベルト37
は、駆動ローラ38によって駆動力を付与されている
が、感光体ドラム28の回転に従動することになる。
【0023】定着部(定着装置)8は、ヒータを内蔵し
た加熱ローラ44と、定着ローラ45と、これら加熱ロ
ーラ44と定着ローラ45とに巻掛けられた無端状の金
属ベルト46と、定着ローラ45に押し付けられる加圧
ローラ47とを有している。そして、無端状ベルト46
の外表面に離型剤としてのシリコーンオイルを塗布する
ドナーローラ(離型剤塗布ローラ)48と、このドナー
ローラ48に転がり接触して離型剤を供給するオイルロ
ーラ(供給ローラ)50と、前記ドナーローラ48に転
がり接触してドナー表面をクリーニングするクリーニン
グローラ51とが配置されている。
【0024】排紙部10は、定着部8から排出されたシ
ート材を排出路53を介して画像形成装置本体36上部
に導き、画像形成面を裏にして積載する排紙トレイ54
とを有している。尚、排紙部カバー52は、ジャム処理
時には画像形成装置本体36から引き出し、ジャム処理
しない場合には画像形成装置本体36内に収納すること
ができるようになっている。
【0025】光学ユニット11は、ポリゴンスキャナミ
ラー55と結像レンズ56,57及びミラー58とを有
する露光デバイス11a,11b,11c,11dが各
感光体ドラム28に対応して配置されており、レーザー
光を光学ユニットフレーム60に形成されたスリット6
1a,61b,61c,61dから感光体ドラム28に
向けて照射するようになっている。
【0026】このように構成されたカラープリンタ2
は、第1給紙部15又は第2給紙部18からシート材が
送り出されると、そのシート材が搬送部6によって第1
作像部24の感光体ドラム28と転写搬送部7の転写ベ
ルト37との間に送り込まれる。そして、シート材は、
感光体ドラム28と転写ローラ41a〜41dとの間を
転写ベルト37で搬送される間に、ブラック,マゼン
タ,シアン,イエローの各感光体ドラム28に形成され
たトナー像が順次転写される。そして、カラー画像の転
写が終了したシート材は、転写ベルト37によって定着
部8の定着ローラ45と加圧ローラ47との間に送り込
まれ、ここで加熱・加圧されてカラートナー像が定着さ
れる。定着作業が終了したシート材は、排紙トレイ54
に排出されることになる。
【0027】[定着装置]次ぎに、図2に基づき定着装
置8について説明する。図2は、図1に示した定着装置
8を部分的に拡大した図である。
【0028】この図2に示すように、定着部(定着装
置)8は、前記したように、ヒータ44aを内蔵した加
熱ローラ44と定着ローラ45とに無端状の金属ベルト
46が巻掛けられ、加熱ローラ44の温度が金属ベルト
46及び定着ローラ45に伝熱されるようになってい
る。そして、定着ローラ45に対応する位置には加圧ロ
ーラ47が配置され、この加圧ローラ47が金属ベルト
46及び定着ローラ45側に押圧されている。尚、上記
加熱ローラ44及び定着ローラ45が上ケース70に回
動可能に支持されており、加圧ローラ47が下ケース7
1に回動可能に支持されている。ここで、定着ローラ4
5は、コントローラ68で駆動制御される駆動用モータ
69によって回動させられるようになっている。
【0029】したがって、転写ベルト37によって送り
出されたシート材は、定着装置8の下ケース71のガイ
ド72に沿って案内され、その先端が定着ローラ45及
び金属ベルト46と加圧ローラ47との接触部に生じる
ニップ73に送り込まれ、このニップ73により加熱・
加圧されるようになっている(図1参照)。その結果、
シート材に転写されたトナー像が定着される。
【0030】そして、無端状の金属ベルト46の外表面
に離型剤としてのシリコーンオイルを塗布する離型剤塗
布手段としての離型剤塗布装置74は、図2中におい
て、金属ベルト46の上方に配置されており、定着装置
8の離型剤塗布装置受容部75に収容されている。
【0031】この離型剤塗布装置74は、図3にその詳
細を示すように、塗布装置本体76の下面77,77が
それぞれ上ケース70の第1フレーム80と第2フレー
ム81上に載置され、上部側壁78,78が上ケース7
0の開口部壁面82,82によって位置決めされるよう
になっている。そして、塗布装置本体76の両側端部に
は、オイルローラ50の軸受83とクリーニングローラ
51の軸受84を収容する軸支持部85,86が形成さ
れている。又、この塗布装置本置76には、下方に開口
するドナーローラ軸受容部87が形成されている。尚、
図3に示すように、軸受83は、オイルローラ50の回
転軸90を回動可能に支持しており、軸受84は、クリ
ーニングローラ51の回転軸91を回動可能に支持して
いる。
【0032】ここで、塗布装置本体76の両端面には、
図4に示す位置決めプレート92がそれぞれ配置される
ようになっている。この位置決めプレート92は、前記
オイルローラ50の軸受83に係合する軸受係合部93
が形成されると共に、前記クリーニングローラ51の軸
受84に係合する軸受係合部94が形成されている。こ
れら軸受係合部93,94は、共にドナーローラ48の
中心に向かう方向へ形成された溝である。このように、
オイルローラ50及びクリーニングローラ51がドナー
ローラ48の中心に向けて案内されているため、オイル
ローラ50とドナーローラ48の接触状態が安定し、
又、クリーニングローラ51とドナーローラ48の接触
状態が安定して、オイルローラ50とクリーニングロー
ラ51が均一にドナーローラ48に接触する。
【0033】そして、この位置決めプレート92には、
軸受83を軸受係合部93に弾性的に係止すると共に、
軸受84を軸受係合部94に弾性的に係止するバネ部材
95が配置されている。このバネ部材95は、引っ張り
コイルバネであり、その両端部95a,95bがそれぞ
れ位置決めプレート92に固定されたピン96,97に
係止されている。即ち、オイルローラ50とクリーニン
グローラ51は、位置決めプレート92にバネ部材95
で弾性的にロックされることになる。その結果、オイル
ローラ50とクリーニングローラ51は、均一の圧力で
ドナーローラ48に接触することになる。尚、この位置
決めプレート92には、前記塗布装置本体76のドナー
ローラ軸受容部87に対応する軸受容部87aが形成さ
れている。
【0034】したがって、オイルローラ50とクリーニ
ングローラ51は、位置決めプレート92及び塗布装置
本体76と一体で定着装置8の上ケース70に着脱する
ことが可能となる。そのため、オイルローラ及びクリー
ニングローラのメンテナンスが極めて容易になる。そし
て、これらオイルローラ50及びクリーニングローラ5
1がドナーローラ48に対して常時均一の接触圧で転接
することになる。
【0035】この離型剤塗布装置74は、オイルローラ
50に収容保持されたシリコーンオイルが、このオイル
ローラ50と転接するドナーローラ48に供給されるよ
うになっている。このドナーローラ48に供給されたシ
リコーンオイルは、ドナーローラ50と転接する金属ベ
ルト46の表面に均一に塗布される。この際、金属ベル
ト46の表面上の紙粉等の異物がドナーローラ48の外
表面に付着するので、ドナーローラ48にクリーニング
ローラ51を転接させて、このドナーローラ48の外表
面の異物をクリーニングローラ51で取り除くようにな
っている。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、離型
剤塗布装置74を構成する供給ローラ50,塗布ローラ
48及びクリーニングローラ51のうちの、供給ローラ
50とクリーニングローラ51を位置決めプレート92
に回動可能に支持し、これら供給ローラ50とクリーニ
ングローラ51をバネ部材95で位置決めプレート92
に弾性的に保持するようになっているため、メンテナン
ス時に供給ローラ50とクリーニングローラ51を一体
として同時に交換することが可能になり、メンテナンス
作業が容易化する。
【0037】又、本実施の形態によれば、供給ローラ5
0とクリーニングローラ51をバネ部材95で塗布ロー
ラ48へ押圧するようになっており、供給ローラ50と
クリーニングローラ51が常時適正な接触圧で塗布ロー
ラ48に接触し、供給ローラ50の離型剤が塗布ローラ
48を介して金属ベルト46に塗布され、又、塗布ロー
ラ48に付着した紙粉等の異物がクリーニングローラ5
1によって取り除かれ、塗布ローラ48によって金属ベ
ルト46に塗布される離型剤が均一化するため、定着時
のオフセットが抑制され、良質の画像を形成することが
できる。
【0038】尚、上記実施の形態画像形成装置は、カラ
ープリンタに適用する例を説明したが、これに限られ
ず、ファクシミリ,複写機等に広く適用することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の定着装置は、離型
剤塗布手段を構成する供給ローラ,塗布ローラ及びクリ
ーニングローラのうちの、供給ローラとクリーニングロ
ーラを位置決めプレートに回動可能に支持し、これら供
給ローラとクリーニングローラをバネ部材で位置決めプ
レートに弾性的に保持するようになっているため、メン
テナンス時に供給ローラとクリーニングローラを一体と
して同時に交換することが可能になり、メンテナンス作
業が容易化する。又、本発明は、供給ローラとクリーニ
ングローラをバネ部材で塗布ローラへ押圧するようにな
っており、供給ローラとクリーニングローラが常時適正
な接触圧で塗布ローラに接触し、供給ローラの離型剤が
塗布ローラを介して金属ベルトに塗布され、又、塗布ロ
ーラに付着した紙粉等の異物がクリーニングローラによ
って取り除かれ、塗布ローラによって金属ベルトに塗布
される離型剤が均一化するため、定着時のオフセットが
抑制され、良質の画像を形成することができる。
【0040】又、請求項2の発明は、上記発明におい
て、前記位置決めプレートは、前記供給ローラと前記ク
リーニングローラの軸受を収容すると共に、この軸受を
前記塗布ローラの中心に向けて案内するように形成され
た軸受係合部を備えており、バネ部材の弾性力が塗布ロ
ーラの中心に向けて作用することになり、供給ローラと
塗布ローラとの接触状態が安定化すると共に、クリーニ
ングローラと塗布ローラの接触状態が安定化し、供給ロ
ーラ,塗布ローラ及びクリーニングローラが均一に接触
するため、離型剤が金属ベルトに均一に且つ満遍なく塗
布され、オフセットを効果的に抑制することができ、高
画質化を図ることができる。。
【0041】又、請求項3の発明は、上記発明におい
て、バネ部材は、位置決めプレートに両端部が係止さ
れ、供給ローラとクリーニングローラに掛け渡された引
っ張りバネであり、供給ローラとクリーニングローラが
単一のバネ部材で位置決めプレートに弾性的に保持され
るようになっているため、引っ張りバネを位置決めプレ
ートに対して着脱するだけで供給ローラとクリーニング
ローラを位置決めプレートに対して容易に着脱すること
が可能になる。又、供給ローラとクリーニングローラの
各別にバネ部材を設置する場合に比較して、部品点数の
削減を図ることができ、構造を簡単化することができ
る。
【0042】又、請求項4の発明は、画像形成手段で形
成されたトナー像を転写体に転写する転写手段と、この
転写手段によって転写体に転写されたトナー像を転写体
に定着させる上記定着装置とを備えているため、オフセ
ットを効果的に抑制することができ、高画質化を図るこ
とができるので、本装置に対する信頼性を格段に向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る定着装置の拡大構成
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る離型剤塗布装置の構
造を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る位置決めプレートの
構造図である。
【符号の説明】
2……カラープリンタ(画像形成装置)、3……シート
材(転写体)、5……作像部(画像形成手段)、8……
定着部(定着装置)、44……加熱ローラ(加熱手
段)、44a……ヒータ(加熱手段)、45……定着ロ
ーラ(加熱手段)、46……金属ベルト(加熱手段)、
47……加圧ローラ(加圧手段)、48……ドナーロー
ラ(塗布ローラ)、50……オイルローラ(供給ロー
ラ)、51……クリーニングローラ、74……離型剤塗
布装置(離型剤塗布手段)、92……位置決めプレー
ト、93,94……軸受係合部、95……バネ部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータを内蔵する加熱ローラと定着ロー
    ラとに無端状の金属ベルトを巻掛け、前記加熱ローラの
    熱で金属ベルト及び定着ローラを加熱する加熱手段と、 この加熱手段の定着ローラ及び金属ベルトと共働してト
    ナー像が転写された転写体を加圧する加圧手段と、 前記加熱手段の金属ベルトに接して、金属ベルト上に離
    型剤を塗布する離型剤塗布手段と、 を備えた定着装置において、 前記離型剤塗布手段が、前記金属ベルトに転接して離型
    剤を塗布する塗布ローラと、この塗布ローラに転接して
    離型剤を供給する供給ローラと、前記塗布ローラに転接
    して塗布ローラ表面をクリーニングするクリーニングロ
    ーラとを有し、 前記供給ローラと前記クリーニングローラを位置決めプ
    レートに回動可能に支持し、これら供給ローラとクリー
    ニングローラをバネ部材で位置決めプレートに弾性的に
    保持すると共に、これら供給ローラとクリーニングロー
    ラを前記バネ部材で前記塗布ローラへ押圧することを特
    徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決めプレートは、前記供給ロー
    ラと前記クリーニングローラの軸受を収容すると共に、
    この軸受を前記塗布ローラの中心に向けて案内するよう
    に形成された軸受係合部を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記バネ部材が、前記位置決めプレート
    に両端部が係止され、前記供給ローラと前記クリーニン
    グローラに掛け渡された引っ張りバネであることを特徴
    とする請求項1記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 画像形成手段で形成されたトナー像を転
    写体に転写する転写手段と、この転写手段によって転写
    体に転写されたトナー像を転写体に定着させる前記請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP10225198A 1998-04-14 1998-04-14 定着装置及び画像形成装置 Pending JPH11296012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225198A JPH11296012A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225198A JPH11296012A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11296012A true JPH11296012A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14322392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10225198A Pending JPH11296012A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11296012A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006154340A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 離型剤塗布装置、定着装置、及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006154340A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 離型剤塗布装置、定着装置、及び画像形成装置
JP4689251B2 (ja) * 2004-11-30 2011-05-25 株式会社リコー 離型剤塗布装置、定着装置、及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5132739A (en) Toner fuser having an offset preventing liquid applying means and image-forming apparatus for use therein
US6704528B1 (en) Image forming apparatus having detachable cleaning unit
JP4496243B2 (ja) ベルトユニット及び画像形成装置
US8953992B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2005326640A (ja) 電子写真装置
JPH08282009A (ja) 画像形成装置
JPH11327317A (ja) 画像形成装置
US11137710B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP5267933B2 (ja) ベルト装置および定着装置
JP3261095B2 (ja) シート搬送装置及び該シート搬送装置を備えた画像形成装置
JPH11296012A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH11344891A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH05289564A (ja) 定着装置
JP3589859B2 (ja) 帯電デバイス
JPH11311914A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3406996B2 (ja) 画像形成装置
JP2019174615A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP2013083968A (ja) 画像形成装置
JP2000330395A (ja) 画像形成装置
US20240027941A1 (en) Image forming apparatus
JP2010117572A (ja) 画像形成装置
JP2004333683A (ja) 定着装置
JP6280605B2 (ja) 給紙装置および画像形成装置
JPH08248707A (ja) 画像形成装置
JP6598561B2 (ja) 画像形成装置