JPH11311889A - 帯電デバイス - Google Patents

帯電デバイス

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JPH11311889A
JPH11311889A JP11808398A JP11808398A JPH11311889A JP H11311889 A JPH11311889 A JP H11311889A JP 11808398 A JP11808398 A JP 11808398A JP 11808398 A JP11808398 A JP 11808398A JP H11311889 A JPH11311889 A JP H11311889A
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英樹 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帯電デバイスのフレームの固定部分の剛性を向
上することにより、帯電デバイスの位置精度も良くする
ことを目的とする。 【解決手段】放電ワイヤ71とこの放電ワイヤ71を内
部空間に収容するケーシング電極72とを支持する樹脂
材料製フレーム74が、クリーニングブレード78の金
属製の取付板80を介してクリーニングデバイス33の
ケーシング70に固定されている。その結果、剛性を有
するクリーニングブレード78の取付板80により樹脂
材料製フレーム74の成形歪みや撓み変形が矯正され、
フレーム74の強度が補強されることになり、放電ワイ
ヤ71と感光体ドラム28表面との間の距離が均一に保
持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙やプラスチッ
クシート等の転写体に画像を形成するプリンタ,複写
機,ファクシミリ等の画像形成装置において、作像ユニ
ットの一部を構成する帯電デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、紙等のシート材(転写体)にカ
ラー画像を形成するプリンタは、一般に転写ドラム方
式,中間転写方式,タンデム方式及び多重現像方式の4
種の記録方式に分類される。このうち、近年の高速記録
化の要請の下、記録速度において他の方式よりも優れた
タンデム方式が多く採用されるようになっている。この
タンデム方式のプリンタは、シート材の搬送方向にブラ
ック,マゼンタ,シアン,イエローの各画像形成手段を
適宜配置し、これら各画像形成手段によって形成した各
色のトナー画像をシート材に転写した後、定着デバイス
(定着装置)で所望のカラー画像をシート材に定着させ
るようになっている。
【0003】このようなカラープリンタにおいて、作像
ユニットを構成する帯電デバイスは、放電ワイヤの放電
によって感光体表面を帯電させるように構成されたもの
がある。このような帯電デバイスは、放電ワイヤとこの
放電ワイヤを内部空間に収容するケーシング電極とをフ
レームで支持し、そのフレームを隣接して配置されるク
リーニングデバイスのケーシングに固定し、放電ワイヤ
と感光体表面との距離を一定に保持し、感光体表面を均
一に帯電させるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
帯電デバイスは、放電ワイヤとケーシング電極を支持す
るフレームが比較的薄い樹脂材料で形成されており、樹
脂成形により生じる歪みや撓み変形等に起因して、放電
ワイヤと感光体表面との間の距離を均一に精度良く保持
することが困難な場合があった。この原因を究明したと
ころ、フレームの剛性、とりわけクリーニングデバイス
のケーシングに固定される部分の強度が十分でないこと
が一因であると判明した。
【0005】そこで、本発明は、帯電デバイスのフレー
ムの固定部分の剛性を向上することにより、帯電デバイ
スの位置精度も良くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電デバイス
は、上記目的を達成するために案出されたものであり、
放電ワイヤとこの放電ワイヤを内部空間に収容するケー
シング電極とを支持する樹脂材料製フレームが、クリー
ニングブレードの金属製の取付板を介してクリーニング
デバイスのケーシングに固定されたことを特徴としてい
る。
【0007】このような構成の本発明によれば、剛性を
有するクリーニングブレードの取付板により樹脂材料製
フレームの成形歪みや撓み変形が矯正され、フレームの
強度が補強されることになり、放電ワイヤと感光体表面
との間の距離が均一に保持される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0009】[画像形成装置]図1は、本発明の定着装
置が使用されるカラープリンタ(画像形成装置)2の概
略構成図である。
【0010】先ず、図1に基づいてカラープリンタ2の
概略構成を説明する。カラープリンタ2は、転写体とし
てのシート材3を一枚ずつ送り出す給紙部4と、この給
紙部4から送り出されたシート材を後述する作像部5ま
で搬送する搬送部6と、この搬送部6によって搬送され
たシート材に転写すべきトナー画像を形成する作像部5
と、前記搬送部6によって搬送されたシート材を受け取
り、そのシート材を所定方向に搬送すると共に、そのシ
ート材に作像部5で形成されたトナー像を転写する転写
搬送部7と、この転写搬送部7によって搬送されたシー
ト材上のトナー像をシート材に定着させる定着部8と、
この定着部8から排出されたシート材を受け取る排紙部
10と、前記作像部5に向けて露光用のレーザ光を照射
する光学ユニット11と、を備えている。
【0011】給紙部4は、第1の給紙トレイ12上に積
載したシート材3を給紙ローラ13とリバースローラ1
4とで一枚ずつ送り出す第1給紙部15と、手差しトレ
イ16上のシート材(図示せず)を給紙ローラ17で送
り出す第2給紙部18とからなっている。
【0012】搬送部6は、第1給紙部15から送り出さ
れたシート材3の移動を案内する搬送路20と、この搬
送路20の途中に配置された搬送ローラ21と、この搬
送ローラ21からシート材を受け取り、シート材の斜行
を補正して作像部5に送り込むレジストローラ対22
と、このレジストローラ対22よりもシート搬送方向上
流側の搬送路20に接続される手差し搬送路23とから
なっている。
【0013】作像部5は、シート搬送方向上流側から順
に、ブラックのトナー(以下、ブラックと略称する)を
有する第1作像部24、マゼンタ顔料を含むトナー(以
下、マゼンタと略称する)を有する第2作像部25、シ
アン顔料を含むトナー(以下、シアンと略称する)を有
する第3作像部26及びイエロー顔料を含むトナー(以
下、イエローと略称する)を有する第4作像部27とか
らなっている。そして、第1から第4の各作像部(作像
ユニット)24〜27は、円筒状の感光体ドラム(感光
体)28と、この感光体ドラム28の外周面にトナー画
像を作成する現像デバイス30と、感光体ドラム28上
の残留トナーを除去するファーブラシ31及びクリーニ
ングブレード32を備えたクリーニングデバイス33
と、感光体ドラム28に電荷を付与して感光体ドラム2
8を帯電させる帯電デバイス34とを有している。尚、
この作像部5は、その作像フレーム35と一体で画像形
成装置本体36から引き出すことができるようになって
いる。
【0014】転写搬送部(転写手段)7は、フッ素系樹
脂材料製の無端状転写ベルト37と、この転写ベルト3
7を巻掛ける駆動ローラ38及びテンションローラ40
と、各感光体ドラム28と対向する位置にそれぞれ配置
された転写ローラ41a,41b,41c,41dとを
有している。そして、これら転写ローラ41a〜41d
と感光体ドラム28とで転写ベルト37を挟むようにな
っている。又、転写ベルト37内周側の適当な位置にベ
ルトガイドローラ42,43が配置されている。尚、こ
の転写搬送部7は、感光体ドラム28,転写ローラ41
a〜41d及び転写ベルト37の劣化防止のため、プリ
ント停止時に2点鎖線位置まで下降させると共に、テン
ションローラ40を駆動ローラ38側に僅かに移動させ
て、感光体ドラム28と転写ローラ41a〜41dに作
用する圧力、及び転写ベルト37に作用するテンション
を解放するようになっている。又、この転写搬送部7
は、白黒画像のみを作成する場合、他のマゼンタ,シア
ン,イエローの各転写ローラ41b〜41dを感光体ド
ラム28から離間させる機構(図示せず)を備えてい
る。ここで、駆動ローラ38は、図示しないトルクリミ
ッタを介して図示しない駆動モータに連繋されており、
所定以上のトルクが作用すると駆動モータに対してすべ
りを生じるようになっている。したがって、転写ベルト
37は、駆動ローラ38によって駆動力を付与されてい
るが、感光体ドラム28の回転に従動することになる。
【0015】定着部(定着装置)8は、ヒータを内蔵し
た加熱ローラ44と、定着ローラ45と、これら加熱ロ
ーラ44と定着ローラ45とに巻掛けられた無端状の金
属ベルト46と、定着ローラ45に押し付けられる加圧
ローラ47とを有している。そして、無端状ベルト46
の外表面に離型剤としてのシリコーンオイルを塗布する
ドナーローラ(離型剤塗布ローラ)48と、このドナー
ローラ48に転がり接触して離型剤を供給するオイルロ
ーラ(供給ローラ)50と、前記ドナーローラ48に転
がり接触してドナーローラ48表面をクリーニングする
クリーニングローラ51とが配置されている。
【0016】排紙部10は、定着部8から排出されたシ
ート材を排出路53を介して画像形成装置本体36上部
に導き、画像形成面を裏にして積載する排紙トレイ54
を有している。尚、排紙カバー52は、ジャム処理する
際には画像形成装置本体36から引き出し、ジャム処理
しない場合には画像形成装置本体36内に収納すること
ができるようになっている。
【0017】光学ユニット11は、ポリゴンスキャナミ
ラー55と結像レンズ56,57及びミラー58とを有
する露光デバイス11a,11b,11c,11dが各
感光体ドラム28に対応して配置されており、レーザー
光を光学ユニットフレーム60に形成されたスリット6
1a,61b,61c,61dから感光体ドラム28に
向けて照射するようになっている。
【0018】このように構成されたカラープリンタ2
は、第1給紙部15又は第2給紙部18からシート材が
送り出されると、そのシート材が搬送部6によって第1
作像部24の感光体ドラム28と転写搬送部7の転写ベ
ルト37との間に送り込まれる。そして、シート材は、
感光体ドラム28と転写ローラ41a〜41dとの間を
転写ベルト37で搬送される間に、ブラック,マゼン
タ,シアン,イエローの各感光体ドラム28に形成され
たトナー像が順次転写される。そして、カラー画像の転
写が終了したシート材は、転写ベルト37によって定着
部8の定着ローラ45と加圧ローラ47との間に送り込
まれ、ここで加熱・加圧されてカラートナー像が定着さ
れる。定着作業が終了したシート材は、排紙トレイ54
に排出されることになる。
【0019】次ぎに、図2〜図3に基づき帯電デバイス
34の取付部構造について説明する。尚、図2は、帯電
デバイス34の取付構造を示す正面側断面図である。
又、図3は、図2のA方向矢視図である。
【0020】これらの図に示すように、作像ユニット
(第1〜第4作像部24〜27)の一部を構成する帯電
デバイス34は、隣接するクリーニングデバイス33の
ケーシング70の上部に固定されるようになっている。
詳しくは、帯電デバイス34が、放電ワイヤ71と、こ
の放電ワイヤ71を内部空間に収容するケーシング電極
72と、これら放電ワイヤ71及びケーシング電極72
を支持する樹脂材料製のボディ73と、このボディ73
をケーシング70の上部に支持する樹脂材料製フレーム
74と、を有している。そして、この帯電デバイス34
は、クリーニングデバイス33と共に、感光体ドラム2
8の軸方向に沿って延びており、その端部が感光体ドラ
ム28を回動可能に支持するベアリング75の近傍に位
置している。
【0021】又、この帯電デバイス34は、その上部に
図外の空気導入ファンに連通するダクト76が取り付け
られており、そのダクト76を通過する空気がボディ7
3に形成した空気導入穴77を通過し、放電ワイヤ71
の背面側から感光体ドラム28表面に向けて吹き付ける
ようになっている。これにより、放電ワイヤ71の周囲
に存在するシリコン化合物やオゾンを含んだガスが帯電
デバイス34から画像形成装置本体36内の空間に強制
的に排出され、放電ワイヤ71にシリコン化合物が付着
するのを効果的に防止することができる。したがって、
ユーザーが放電ワイヤ71の清掃をする必要がなくな
る。
【0022】このような構成の帯電デバイス34のフレ
ーム74は、クリーニングブレード78の金属製の取付
板80を介してクリーニングデバイス33のケーシング
70上部にネジ81で複数箇所固定されている。これに
より、樹脂材料製のフレーム74の成形歪みや撓みが矯
正され、放電ワイヤ71がフレーム74を介して剛性の
あるクリーニングデバイス33のケーシング70に位置
決めされた状態で支持されることになる。したがって、
放電ワイヤ71と感光体ドラム28表面との間の距離が
均一に保持される。
【0023】以上のように、本実施の形態は、帯電デバ
イス34の樹脂材料製フレーム74が、クリーニングブ
レード78の金属製の取付板80を介してクリーニング
デバイス33のケーシング70上部に固定されるように
なっており、フレーム74が金属製の取付板80で補強
されて、フレーム74の成形歪みや撓みが矯正されるた
め、放電ワイヤ71が精度良く位置決めされ、放電ワイ
ヤ71と感光体ドラム28との間の距離が均一に保持さ
れる。したがって、本実施の形態の帯電デバイス34に
よれば、感光体ドラム28表面を均一に帯電させること
ができ、優れた画像形成を可能とする。
【0024】尚、上記実施の形態の画像形成装置は、カ
ラープリンタに適用する例を説明したが、これに限られ
ず、ファクシミリ,複写機等に広く適用することができ
る。又、上記実施の形態は、第1作像部24から第4作
像部27までの複数の作像部を作像フレーム35に装着
する例を採って説明したが、これに限られず、単一の作
像部を作像フレームに装着する場合にも適用ができる。
即ち、白黒画像のみを印刷する画像形成装置にも適用す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の帯電デバイスは、放電ワイヤとこの放電ワイヤを内部
空間に収容するケーシング電極とを支持する樹脂材料製
フレームが、クリーニングブレードの金属製の取付板を
介してクリーニングデバイスのケーシングに固定される
ようになっており、剛性を有するクリーニングブレード
の取付板により樹脂材料製フレームの成形歪みや撓み変
形が矯正され、フレームの強度が補強されるため、放電
ワイヤが精度良く位置決めされ、放電ワイヤと感光体表
面との間の距離が均一に保持される。したがって、本発
明の帯電デバイスによれば、感光体表面を均一に帯電さ
せることができ、優れた画像形成を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図2】同作像ユニットを構成する帯電デバイスの構造
を示す正面側断面図である。
【図3】図2のA方向矢視図である。
【符号の説明】
34……帯電デバイス、70……ケーシング、71……
放電ワイヤ、72……ケーシング電極、74……フレー
ム、78……クリーニングプレード、80……取付板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電ワイヤとこの放電ワイヤを内部空間
    に収容するケーシング電極とを支持する樹脂材料製フレ
    ームが、クリーニングブレードの金属製の取付板を介し
    てクリーニングデバイスのケーシングに固定されたこと
    を特徴とする帯電デバイス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006098509A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Brother Ind Ltd 帯電器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009042642A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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