JPH11311536A - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム

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JPH11311536A
JPH11311536A JP10119779A JP11977998A JPH11311536A JP H11311536 A JPH11311536 A JP H11311536A JP 10119779 A JP10119779 A JP 10119779A JP 11977998 A JP11977998 A JP 11977998A JP H11311536 A JPH11311536 A JP H11311536A
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JP
Japan
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route
time
information
railroad crossing
crossing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10119779A
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English (en)
Inventor
Kunio Kakiuchi
邦夫 垣内
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Traffic Control Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】探索された走行経路上に踏切があると、踏切待
ちするか、迂回経路をとるかを判断して所要時間が短縮
できるナビゲーションシステムを提供する。 【解決手段】列車の運行情報に基いて踏切の遮断時間帯
を検出する遮断時間帯検出手段と、遮断時間帯検出手段
により検出された遮断時間帯の情報を移動局に送信する
送信手段とを備えた基地局と、基地局から送信された遮
断時間帯の情報を受信する受信手段と、移動局が目的地
まで運行する経路を探索する経路探索手段と、経路探索
手段により探索された経路上に踏切があるときに、移動
局が遮断時間帯検出手段により検出された踏切の遮断時
間帯に踏切を通過する否かを判断する判断手段とを備え
た移動局とから構成され、経路探索手段は、判断手段に
より移動局が踏切の遮断時間帯に踏切を通過すると判断
された場合には踏切を通過しない迂回経路を再探索す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、踏切での列車通過
待ちの時間を考慮して迂回経路を選択すべきか否かの判
断ができるナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーション装置による経路案内にお
いては、自車の位置を人工衛星からの電波を利用するG
PSシステムや車速センサ、方位センサ等の自立航行シ
ステムにより検出する。そして、地図情報が記録された
CD−ROM及びその読取装置(CD−ROMドライ
ブ)等からなる地図データベースと照合して自車の位置
を地図上で特定して、液晶等の表示部上に地図情報と共
に車両の現在地を表示する。一方、ドライバにより目的
地が入力されると、マイクロコンピュータ等からなる制
御部は現在地と目的地を所定の指示に従って例えば、最
短距離になるような経路を探索する。そして、ドライバ
は表示部上に表示された案内経路に従って右折、左折等
の指示を受けながら目的地まで走行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
装置による経路案内においては、現在地から目的地まで
の経路は特別な指定がなければ最短距離になるように探
索される。しかし、走行経路上に踏切があると、探索さ
れた経路が最短距離であっても列車の通過待ちのため予
想外に時間を要し、例え遠回りであっても迂回経路を走
行した方が早く目的地に到達できる場合がある。ところ
が、踏切での待ち時間が短いと迂回経路を走行すると距
離が長い分だけ所要時間が長くなり踏切を通過した方が
結局早く目的地に到達できるという問題がある。
【0004】本発明は、探索された走行経路上に踏切が
あると、当初探索された経路を走行するか、迂回経路を
走行するかを判断して所要時間が短縮できるナビゲーシ
ョンシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、列車の運行情報に基いて踏切の遮断時間帯
を検出する遮断時間帯検出手段と、前記遮断時間帯検出
手段により検出された前記遮断時間帯の情報を移動局に
送信する送信手段とを備えた基地局と、前記基地局から
送信された前記遮断時間帯の情報を受信する受信手段
と、移動局が目的地まで運行する経路を探索する経路探
索手段と、前記経路探索手段により探索された経路上に
踏切があるときに、前記移動局が前記遮断時間帯検出手
段により検出された前記踏切の遮断時間帯に該踏切を通
過する否かを判断する判断手段とを備えた前記移動局と
から構成され、前記経路探索手段は、前記判断手段によ
り前記移動局が前記踏切の遮断時間帯に該踏切を通過す
ると判断された場合には該踏切を通過しない迂回経路を
再探索するものであることを特徴とするものである。
【0006】また、前記列車の運行情報には、列車の通
過速度、編成車両数等についての情報が含まれており、
複数の線路が敷設されてなる踏切にあっては、前記遮断
時間帯検出手段は、前記踏切に敷設された全線路につい
ての遮断時間帯を検出するものであることを特徴とする
ものである。また、前記経路探索手段により再探索され
た迂回経路を経由する場合の所要時間と、前記経路探索
手段により探索された前記踏切を経由する場合の所要時
間をそれぞれ予測する所要時間予測手段と、前記各所要
時間を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0007】また、前記経路探索手段により再探索され
た迂回経路を経由する場合の所要時間と、前記経路探索
手段により探索された前記踏切を経由する場合の所要時
間をそれぞれ予測する所要時間予測手段と、前記各所要
時間を音声で通知する音声通知手段とを備えたことを特
徴とするものである。また、前記経路探索手段は探索ま
たは再探索した経路を案内するものであって、前記経路
探索手段によって再探索された迂回経路に基づく案内を
行うか、前記踏切を経由する経路に基づく案内を行うか
を選択する選択手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0008】また、音声を認識する音声認識手段を備
え、前記選択手段は、前記音声認識手段により認識され
た所定の音声に基づき、前記迂回経路に基づく案内を行
うか、前記踏切を経由する経路に基づく案内を行うかを
選択するものであることを特徴とするものである。ま
た、前記受信手段が、前記列車の運行情報に前記踏切内
または前記踏切付近において列車が緊急停車していると
の緊急情報を含んでいることを受信すると、前記経路探
索手段は前記選択手段による選択によらず、前記迂回経
路に基づく案内を行うものであることを特徴とするもの
である。
【0009】また、前記経路探索手段により再探索され
た迂回経路に基づいて実際に移動局が目的地まで要した
実所要時間を検出する実所要時間検出手段を備え、前記
表示手段は、前記実所要時間を表示するものであること
を特徴とするものである。また、前記移動局の踏切での
実待ち時間を計測する計時手段と、前記計時手段により
計測された実待ち時間を表示する表示手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、前記判断手段及び前記所要時間予測
手段は、前記移動局が前記踏切を通過せずに迂回可能な
最終分岐点まで動作することを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例のナビゲーションシ
ステムの基地局の構成を示す図で、(a)は情報センタ
ーの構成ブロック図、(b)は路上機の構成ブロック
図、(c)は情報センターと路上機の関係を示す図であ
る。図2は本発明の一実施例のナビゲーションシステム
の車載機の構成を示すブロック図である。以下、図に従
って説明する。
【0012】1は車両(移動局である車載機3)に踏切
情報を送信する情報センターで、運行管理センター等か
ら提供されるダイヤグラム、列車編成等の列車運行情報
を取得する運行情報取得部11、踏切の位置等の踏切デ
ータが記憶された踏切データベース12、列車の運行情
報及び踏切データを基に各踏切毎の遮断開始時刻、遮断
終了時刻を演算すると共に路上機2に踏切情報を送信す
るタイミングを制御する制御部13、踏切情報を路上機
2に送信するための送信機14で構成される。2は交差
点等に設置され情報センター1から送信されてきた踏切
情報を受信し、交差点を通過する車両に踏切情報を提供
(中継)する路上機で、情報センター1から送信されて
きた踏切情報を受信する受信機21、情報センター1か
ら受信した踏切情報のうち自路上機2の送信(提供)す
べき情報をIDコードに基いて選択する制御部22、車
載機3に踏切情報を送信する送信機23で構成される。
【0013】尚、情報センター1と路上機2を併せて基
地局と称し、情報センター1は複数の路上機2(1号機
1〜4号機)を統括しており、各路上機2は踏切番号1
〜踏切番号6を分担している(図1(c)参照、○印は
担当、×印は非担当)。例えば、1号機(路上機)は踏
切番号1と踏切番号2の踏切情報を送信する。また、2
号機(路上機)は踏切番号1と踏切番号2と踏切番号3
の踏切情報を送信する。各路上機2が分担して踏切情報
を送信する方法として例えば、情報センター1から路上
機毎のIDコードを付与した踏切情報を全路上機2(1
号機1〜4号機)に送信し、各路上機側で自分のIDコ
ードと一致した踏切情報のみを制御部22で選別し車載
機(移動局)3に送信する。また、別の方法として、情
報センター1から路上機2毎に分担すべき踏切情報のみ
を選別して送信し、各路上機2は受信した踏切情報をそ
のまま車載機3に送信する等がある。
【0014】3は情報センター1(路上機2を介して)
から送信されている踏切情報を受信して走行経路の選択
情報を提供する車載機(移動局)で、人工衛星からの電
波を受信して自車の位置を検出するGPSシステム3
1、車速センサ、距離センサ、角速度センサ、方位セン
サ等により自車の進行方位、位置を検出する自立航行シ
ステム32、地図情報が記録されたCD−ROM及びそ
の読取装置(CD−ROMドライブ)等からなる地図デ
ータベース33、GPSシステム31、自立航行システ
ム32及び地図データベース33の対応する地図情報に
基いて自車の位置を特定する処理、表示処理、経路探索
・案内処理等を行うROM、RAM、CPU等からなる
制御部34、制御部34からの信号に基づき地図情報等
を表示する液晶等の表示部35、路上機2を介して情報
センター1からの踏切情報を受信する受信機36、制御
部34に入力指示を行うための操作部37で構成され
る。
【0015】図3は本発明の一実施例のナビゲーション
システムの情報センターの制御部の処理説明図で、
(a)はフローチャート、(b)は遮断開始時刻・終了
時刻の算出及び送信タイミングを示す図である。以下、
図に従って説明する。ステップS11では、列車の運行
情報を取得してステップS12に移る。つまり、運行情
報取得部11により列車の運行を管理している運行管理
センター等から列車の運行情報を取得する。運行情報は
各列車の種別、位置、速度、編成等の踏切を遮断するタ
イミングを算出するために必要な全ての情報である。
【0016】ステップS12では、緊急情報があるか否
かを判断して緊急情報があればステップS17に移り、
緊急情報がなければステップS13に移る。つまり、災
害や事故等で正常な列車の運行ができず、徐行、停車等
が繰り返される場合は、踏切が長時間遮断されたり、ダ
イヤグラムに基づく踏切の遮断時間帯が予測できないの
で緊急情報が出される。
【0017】ステップS13では、列車が踏切手前L0
に到達したか否かを判断してL0に到達しておればステ
ップS14に移り、到達していなければステップS11
に戻る。つまり、列車が対象の踏切から余りにも遠く離
れた状態のときに遮断開始及び終了時刻を算出しても、
列車の速度変動等のために踏切を遮断すべき地点に列車
が到達する時刻に誤差が生ずる。そこで、遮断開始及び
終了時刻を算出するタイミングを車両が迂回可能な範囲
で遅らせる。
【0018】ステップS14では、遮断開始時刻及び終
了時刻を算出してステップS15に移る。つまり、図3
(b)のごとく、列車が踏切の手前L1の地点に到達し
た時に踏切を遮断する場合には、距離(L0−L1)を
列車(平均速度をVとする)が進むに要する時間後に遮
断開始すればよい。列車が踏切の手前L1の地点に到達
するまでの所要時間T1は(L0−L1)/Vとなり、
遮断時間Tは(L1+L2)/Vとなる。従って、遮断
開始時刻t1は現在の時刻のT1後、遮断終了時刻t2
は遮断開始時刻t1のT後となる。尚、列車の踏切通過
後の距離L2は列車の編成(長さ)に依存する。
【0019】ステップS15では、遮断開始のT0前か
否かを判断してT0前ならばステップS16に移り、T
0前でなければステップS14に戻る。つまり、算出し
た遮断開始時刻t1、遮断終了時刻t2は現在の列車の
運行状況であり、今後の変更を考慮して、踏切を通過す
る車両が迂回可能な地点(分岐点)に到達するまで遮断
情報の送信を待ち、常に最新の運行情報を基に演算を繰
り返して信頼性を向上する(図5において最終迂回可能
地点B点の近くまで送信を待つ)。
【0020】ステップS16では、踏切遮断情報を送信
して処理を終える。つまり、該当する踏切についての遮
断開始時刻t1、遮断終了時刻t2を送信機14を介し
て路上機2に送信する。この場合、複数の踏切について
の踏切遮断情報を送信するが、路上機2では路上機2の
設置されている付近の踏切(車両の進行方向も考慮)に
関する情報のみを受信できるように路上機2と対応する
踏切との関係を示すIDコードを付与しておく。この目
的は、全踏切に関する情報を送信すると路上機2と車載
機3の間の通信時間が長くなるので、路上機2からは不
必要な情報の送信は行わず、車両の走行経路に関係する
少数の踏切に限定するためである。尚、路上機2は受信
した踏切情報を車載機3に送信する。
【0021】ステップS17では、緊急情報を路上機2
に送信して処理を終える。つまり、事故等の異常事態で
は列車が正常に通過できず、長時間踏切が遮断された状
態となるので、通常の踏切情報の他に列車運行情報から
取得した緊急情報を路上機2に送信する。尚、路上機2
は受信した踏切情報を車載機3に送信する。このよう
に、実際の列車の運行状況を基に遮断時間帯を検出して
いるので、リアルタイムで正確な情報を得ることができ
る。
【0022】図4は本発明の一実施例のナビゲーション
システムの車載機の制御部の行う処理フローチャートで
ある。図5は車両の走行経路と処理タイミングを示す図
である。以下、図に従って述べる。尚、本処理は現在
地、目的地が入力され経路探索が指示された時点から開
始する。ステップS21では、経路探索を行ってステッ
プS22に移る。つまり、通常のナビゲーションシステ
ムにおける経路探索処理と同様に、例えば、入力された
現在地と目的地間の距離が最短になるような条件で走行
経路を探索する。尚、探索された経路は、図5において
出発地からA点、B点、踏切、C点を経由して目的地に
至るものとする。
【0023】ステップS22では、踏切情報を受信した
か否かを判断して踏切情報を受信すればステップS23
に移り、受信しなければ待機する。つまり、車両が交差
点等を通過する時に、路上機2から送信されている踏切
情報を受信機36が受信できたか否かを判断する。ステ
ップS23では、対象となる踏切が案内経路上にあるか
否かを判断して案内経路上にあればステップS24に移
り、案内経路上になければステップS22に戻る。つま
り、路上機2からは複数の踏切に関する踏切情報が送信
されており、受信した踏切情報がステップS21で探索
した自車の走行経路上にある踏切のものか否かを判断す
る。
【0024】ステップS24では、緊急情報であるか否
かを判断して緊急情報であればステップS26に移り、
緊急情報でなければステップS25に移る。つまり、受
信した踏切情報が通常の踏切遮断情報か、列車停止等の
緊急情報であるかを判断する。緊急情報の場合は踏切遮
断時間帯を考慮せず、迂回経路を経由するためにステッ
プS26で再経路探索を行う。
【0025】ステップS25では、自車(移動局)の踏
切到達時刻(予定)が踏切の遮断時間帯(遮断開始時刻
から遮断終了時刻まで)に合致しているか否かを判断し
て合致しておればステップS26に移り、合致していな
ければステップS22に戻る。つまり、自車が走行経路
上にある踏切に到達したときに、踏切が遮断されている
か否かを判断するものである。この判断は、踏切情報を
受信した時にGPSシステム31及び地図データベース
33により自車の現在位置を検出し、その現在位置から
踏切までの距離を算出する。そして、自車の平均速度を
基に現在位置から踏切までの所要時間を算出する。自車
の平均速度はその道路の制限速度、または信号待ち等を
考慮した直近の平均速度を使用する。自車の踏切到達時
刻は現在時刻から所要走行時間が経過した後となる。踏
切到達時刻(t)が遮断時間帯(遮断開始時刻t1から
遮断終了時刻t2まで)にあるか否かで判断する。この
ように、自車が遮断時間帯に踏切を通過しない場合は再
探索しないので、無駄に踏切を迂回しないように経路案
内できる。
【0026】ステップS26では、再経路探索を行って
ステップS27に移る。つまり、自車が予定通り進行す
ると、踏切において遮断時間帯に合致して列車通過待ち
を余儀なくさせられるので、現在地から対象となる踏切
を経由せずに目的地まで行く新たな経路を探索(再探
索)する。現在地はGPSシステム31及び地図データ
ベース33により検出した位置を使用する。
【0027】ステップS27では、迂回経路での所要時
間を予測してステップS28に移る。つまり、再探索さ
れた迂回経路(図5において現在地(A点付近)からB
点、D点、E点、C点を経由して目的地に至るものとす
る)において、分岐点(B点)から踏切を回避して合流
点(C点)までの距離を算出する。そして、自車の平均
速度を基に分岐点(B点)から合流点(C点)までの所
要時間を算出(予測)する。
【0028】ステップS28では、当初経路での所要時
間を予測してステップS29に移る。つまり、当初の経
路において分岐点(B点)から踏切を経由して合流点
(C点)までの距離を算出する。そして、自車の平均速
度を基に分岐点(B点)から踏切を経由して合流点(C
点)までの所要時間を算出(予測)する。さらに、踏切
での予測待ち時間を加算する。尚、踏切での予測待ち時
間は自車の踏切到達時刻(t)から遮断終了時刻(t
2)までとする。
【0029】ステップS29では、当初経路と迂回経路
の予測所要時間を比較表示してステップS30に移る。
つまり、迂回経路を走行した場合の予測所要時間と当初
経路を走行した場合の予測所要時間(踏切での予測待ち
時間を含む)を表示部35上に表示する。また、表示部
35上に表示する代わりに別に設けられた音声合成部
(制御部34を兼用)により音声合成してスピーカから
出力する方法を採ってもよい。
【0030】ステップS30では、走行経路が決定され
たか否かを判断して走行経路が決定されたらステップS
31に移り、走行経路が未だ決定されなければステップ
S27に戻る。この判断は、ステップS24において緊
急情報を受信しておれば、制御部34が自動的に即迂回
経路を選択するように経路決定を行う。緊急受信を受信
していなければ、表示部35に表示された所要時間の比
較表を見て運転者が操作した操作スイッチ37の状態に
基いて迂回経路か当初経路かの選択を行う。また、マイ
クロフォンを介して入力した運転者の所定の音声を別に
設けられた音声認識部(制御部34を兼用)により認識
し、これに基づき選択する方法を採ってもよい。尚、経
路決定がなされない時にステップS27に戻って所要時
間の予測を繰り返すのは、踏切までかなり距離があり途
中の走行状態を見て所要時間算出に修正を加えるためで
ある。この処理は運転者により経路決定が行われなけれ
ば、踏切が回避できる最終分岐点(図5の場合ではB
点)まで継続する。
【0031】ステップS31では、迂回経路が選択され
たか否かを判断して迂回経路が選択されればステップS
32において迂回経路に基いて案内を行うと共にステッ
プS33に移り、迂回経路が選択されなければステップ
S35において踏切を経由する経路に基いて案内を行う
と共にステップS36に移る。この判断は、表示部35
に表示された所要時間の比較表を見て運転者が操作した
操作スイッチ37の状態により行う。
【0032】ステップS33では、迂回経路における所
要時間を実測し、メモリに記憶してステップS34に移
る。つまり、迂回前の所定地点である迂回を開始した地
点(B点)から迂回後の所定地点である合流点(C点)
までの走行時間を計測する。この情報は予測所要時間の
算出結果と対比して今後の経路選択の参考にするためで
ある。
【0033】ステップS34では、迂回経路及び当初経
路の実測及び予測所要時間を比較表示し、メモリに記憶
して処理を終える。つまり、今後、この踏切が案内経路
になった場合の参考にするために、踏切を回避して迂回
した場合と踏切待ちをした場合の予測と実測の違いを確
認するためにメモリに記憶しておく。ステップS35で
は、通常経路を選択すると共に、それに従い経路案内を
行ってステップS36に移る。
【0034】ステップS36では、踏切待ち時間を実測
し、表示部35に経過時間を表示してステップS37に
移る。つまり、踏切を経由する経路を走行するために踏
切待ちが生ずる。運転者に待ち時間を知らせるためと、
今後踏切を通過する場合の待ち時間の予測に対応するた
めである。踏切待ち時間の測定方法としては、例えば、
GPSシステム31及び地図データベース33により自
車が踏切位置(所定距離内)に到達したことを検出し、
且つ車速センサにより車両が停止したことを検出した時
を踏切待ちの開始時刻、自車が踏切位置から所定距離外
に出たことを検出した時を踏切待ちの終了時刻とする。
尚、実待ち時間は制御部34のメモリに記憶しておく。
【0035】ステップS37では、当初経路における所
要時間を実測し、メモリに記憶してステップS34に移
る。つまり、分岐点(B点)から踏切を経由して合流点
(C点)までの走行時間を計測する。この情報は予測所
要時間の算出結果と対比して今後の経路選択の参考にす
るためである。尚、本例では、所要時間の予測を分岐点
(B点)から合流点(C点)までについて行っている
が、これに限らず、踏切情報を受信した地点(A点付
近)から目的地までについて行ってもよい。
【0036】以上のように本実施例では、探索された走
行経路上に踏切があると、踏切を通過する経路と、迂回
経路の走行距離、踏切待ち時間等を予測して所要時間を
比較しているので、リアルタイムで、精度のよい探索を
行うことができ、所要時間の短い経路が容易に選択でき
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、探索
された走行経路上に踏切があっても、全体としての所要
時間の短い経路選択を、リアルタイムで精度良く行うこ
とができるナビゲーションシステムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のナビゲーションシステムの
基地局の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例のナビゲーションシステムの
車載機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例のナビゲーションシステムの
情報センターの制御部の処理説明図である。
【図4】本発明の一実施例のナビゲーションシステムの
車載機の制御部の行う処理フローチャートである。
【図5】車両の走行経路と処理タイミングを示す図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・情報センター、 3・・・・・車
載機、11・・・・運行情報取得部、 31・・
・・GPSシステム、12・・・・踏切データベース、
32・・・・自立航行システム13・・・・制御
部、 33・・・・地図データベース、
14・・・・送信機、 34・・・・制
御部、2・・・・・路上機、 35・・
・・表示部、21・・・・受信機、 3
6・・・・受信機、22・・・・制御部、
37・・・・操作部、23・・・・送信機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/34 H04B 7/26 106Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車の運行情報に基いて踏切の遮断時間
    帯を検出する遮断時間帯検出手段と、 前記遮断時間帯検出手段により検出された前記遮断時間
    帯の情報を移動局に送信する送信手段とを備えた基地局
    と、 前記基地局から送信された前記遮断時間帯の情報を受信
    する受信手段と、 移動局が目的地まで運行する経路を探索する経路探索手
    段と、 前記経路探索手段により探索された経路上に踏切がある
    ときに、前記移動局が前記遮断時間帯検出手段により検
    出された前記踏切の遮断時間帯に該踏切を通過する否か
    を判断する判断手段とを備えた前記移動局とから構成さ
    れ、 前記経路探索手段は、前記判断手段により前記移動局が
    前記踏切の遮断時間帯に該踏切を通過すると判断された
    場合には該踏切を通過しない迂回経路を再探索するもの
    であることを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】 前記列車の運行情報には、列車の通過速
    度、編成車両数等についての情報が含まれており、 複数の線路が敷設されてなる踏切にあっては、 前記遮断時間帯検出手段は、前記踏切に敷設された全線
    路についての遮断時間帯を検出するものであることを特
    徴とする請求項1記載のナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記経路探索手段により再探索された迂
    回経路を経由する場合の所要時間と、前記経路探索手段
    により探索された前記踏切を経由する場合の所要時間を
    それぞれ予測する所要時間予測手段と、前記各所要時間
    を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1記載のナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記経路探索手段により再探索された迂
    回経路を経由する場合の所要時間と、前記経路探索手段
    により探索された前記踏切を経由する場合の所要時間を
    それぞれ予測する所要時間予測手段と、前記各所要時間
    を音声で通知する音声通知手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のナビゲーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記経路探索手段は探索または再探索し
    た経路を案内するものであって、 前記経路探索手段によって再探索された迂回経路に基づ
    く案内を行うか、前記踏切を経由する経路に基づく案内
    を行うかを選択する選択手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のナビゲーションシステム。
  6. 【請求項6】 音声を認識する音声認識手段を備え、 前記選択手段は、前記音声認識手段により認識された所
    定の音声に基づき、前記迂回経路に基づく案内を行う
    か、前記踏切を経由する経路に基づく案内を行うかを選
    択するものであることを特徴とする請求項5記載のナビ
    ゲーションシステム。
  7. 【請求項7】 前記受信手段が、前記列車の運行情報に
    前記踏切内または前記踏切付近において列車が緊急停車
    しているとの緊急情報を含んでいることを受信すると、
    前記経路探索手段は前記選択手段による選択によらず、
    前記迂回経路に基づく案内を行うものであることを特徴
    とする請求項5記載のナビゲーションシステム。
  8. 【請求項8】 前記経路探索手段により再探索された迂
    回経路に基づいて実際に移動局が目的地まで要した実所
    要時間を検出する実所要時間検出手段を備え、前記表示
    手段は、前記実所要時間を表示するものであることを特
    徴とする請求項3記載のナビゲーションシステム。
  9. 【請求項9】 前記移動局の踏切での実待ち時間を計測
    する計時手段と、前記計時手段により計測された実待ち
    時間を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載のナビゲーションシステム。
  10. 【請求項10】 前記判断手段及び前記所要時間予測手
    段は、 前記移動局が前記踏切を通過せずに迂回可能な最終分岐
    点まで動作することを特徴とする請求項3記載のナビゲ
    ーションシステム。
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