JPH11311462A - 冷蔵庫の制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の制御装置

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JPH11311462A
JPH11311462A JP12083998A JP12083998A JPH11311462A JP H11311462 A JPH11311462 A JP H11311462A JP 12083998 A JP12083998 A JP 12083998A JP 12083998 A JP12083998 A JP 12083998A JP H11311462 A JPH11311462 A JP H11311462A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電源の容量を大きくすることなく高輝度
直流ランプを確実に点灯する。 【解決手段】 制御回路8は、扉スイッチ18がオンし
たときは、シャント抵抗21の誘起電圧に基づいて現在
の各負荷の消費電流を求めると共に、その消費電流にキ
セノンランプ20の定格電流を加算することにより総消
費電流を予想し、その予想総消費電流が直流電源3の定
格出力電流を上回っていたときは、予想消費電流が直流
電源3の定格出力電流を上回らないように負荷の電流を
抑制した状態でドライバ19によりキセノンランプ20
に通電する。これにより、キセノンランプ20に十分な
電流を通電することができるので、キセノンランプ20
を確実に点灯することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キセノンランプ或
いはハロゲンランプのような高輝度直流ランプを庫内灯
として使用した冷蔵庫の制御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、冷蔵庫の庫
内灯としては、100Vの白熱電球が使用されているも
のの、この白熱電球の輝度は比較的小さいことから、庫
内を十分に照らすには不足気味である。また、白熱電球
の光は黄味がかっているので、庫内に収納された食品が
自然の色と異なってしまい、おいしそうに見えないとい
う欠点がある。
【0003】そこで、白色光のキセノンランプ或いはハ
ロゲンランプ等の高輝度直流ランプを使用することが考
えられている。この高輝度直流ランプを使用する場合、
冷蔵庫の電子制御装置用の直流電源に接続される構成と
なるが、高輝度直流ランプは消費電流が大きいことか
ら、他の負荷の通電状態によっては高輝度直流ランプを
点灯したときに直流電源の出力電流が不足し、高輝度直
流ランプの輝度が低下してしまう虞がある。このため、
このような状況に対応するには、直流電源として大きな
容量のものを使用して電流不足を生じないように対応す
る必要があり、コスト高となってしまう。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、直流電源の容量を大きくすることなく
高輝度直流ランプを確実に点灯することできる冷蔵庫の
制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、直流電源に接
続される庫内照明用の高輝度直流ランプを設け、前記直
流電源に接続される負荷を設け、前記負荷の消費電流を
検出する負荷消費電流検出手段を設け、冷蔵庫の運転に
応じて前記負荷を前記直流電源に接続すると共に、冷蔵
庫の扉が開放されたときは前記負荷消費電流検出手段に
より現在の負荷消費電流を求め、その負荷消費電流に前
記高輝度直流ランプの定格電流を加算した予想総消費電
流が前記直流電源の定格出力電流を上回る場合は予想総
消費電流が前記直流電源の定格出力電流を上回らないよ
うに前記負荷の通電電流を抑制した状態で前記高輝度直
流ランプを前記直流電源に接続する制御手段を設けたも
のである(請求項1)。
【0006】このような構成によれば、制御手段は、負
荷を直流電源に接続することにより冷蔵庫の動作を制御
する。ここで、制御手段は、高輝度直流ランプを点灯す
るときは、まず、負荷消費電流検出手段により現在の負
荷消費電流を検出してから、その負荷消費電流に高輝度
直流ランプの定格電流を加算することにより総消費電流
を予想する。このとき、斯様にして求めた予想総消費電
流が直流電源の定格出力電流を上回る場合は、このまま
高輝度直流ランプを直流電源に接続したのでは電流が不
足して高輝度直流ランプの輝度が低下してしまうと判断
して、予想総消費電流が直流電源の定格出力電流を上回
らないように負荷の通電電流を抑制した状態で高輝度直
流ランプに直流電源を接続する。これにより、高輝度直
流ランプに十分な電流を通電することができるので、高
輝度直流ランプの点灯により庫内を十分に照明すること
ができる。この場合、高輝度直流ランプの点灯時間は短
時間であるので、他の負荷の通電電流を短時間だけ抑制
するにしても、冷蔵庫の運転に支障を生じることはな
い。
【0007】また、本発明は、直流電源に接続される庫
内照明用の高輝度直流ランプを設け、前記直流電源に接
続される負荷を設け、この負荷の動作状態とそのときの
消費電流との対応関係を予め記憶した記憶手段を設け、
冷蔵庫の運転に応じて前記負荷を前記直流電源に接続す
ると共に、冷蔵庫の扉が開放されたときは現在の負荷の
動作状態に対応して前記記憶手段に記憶されている負荷
消費電流を求め、その負荷消費電流に前記高輝度直流ラ
ンプの定格電流を加算した予想総消費電流が前記直流電
源の定格出力電流を上回る場合は前記記憶手段の記憶デ
ータに基づいて予想総消費電流が前記直流電源の定格出
力電流を上回らないように前記負荷の動作を制御した状
態で前記高輝度直流ランプを前記直流電源に接続する制
御手段を設けたものである(請求項2)。
【0008】このような構成によれば、制御手段は、負
荷を直流電源に接続することにより冷蔵庫の動作を制御
する。ここで、制御手段は、高輝度直流ランプを点灯す
るときは、まず、現在の負荷の動作状態に対応して記憶
手段に記憶されている負荷消費電流を求めてから、その
負荷消費電流に高輝度直流ランプの定格電流を加算する
ことにより総消費電流を予想する。このとき、斯様にし
て求めた予想総消費電流が直流電源の定格出力電流を上
回る場合は、このまま高輝度直流ランプを直流電源に接
続したのでは電流が不足して高輝度直流ランプの輝度が
低下してしまうと判断して、記憶手段の記憶データに基
づいて予想総消費電流が直流電源の定格出力電流を上回
らないように負荷の動作を制御する。これにより、高輝
度直流ランプに十分な電流を通電することができるの
で、高輝度直流ランプの点灯により庫内を十分に照明す
ることができる。この場合、負荷の消費電流を求めるた
めの手段を設ける必要がないので、全体構成を簡単化す
ることができる。
【0009】上記各構成において、前記制御手段は、前
記高輝度直流ランプに前記直流電源を接続するときは前
記負荷の通電を所定時間だけ停止することが好ましい
(請求項3)。このような構成によれば、高輝度直流ラ
ンプの点灯始動時に大きな突入電流が流れるにしても、
負荷の通電が停止されているので、直流電源がブレーク
ダウンしてしまうことはない。
【0010】また、前記高輝度直流ランプの通電電流が
所定の制限電流を上回ることを抑制する突入電流抑制回
路を設けるようにしてもよい(請求項4)。このような
構成によれば、高輝度直流ランプに突入電流が流れよう
としたときは、突入電流抑制回路は、高輝度直流ランプ
の突入電流が所定の制御電流を上回ることを抑制するの
で、高輝度直流ランプの点灯始動時に制限電流を上回る
大きな突入電流が流れることはなく、負荷の動作状態に
かかわらず直流電源がブレークダウンしてしまうことを
防止できる。
【0011】また、上記構成において、前記突入電流抑
制回路は、トランジスタのコレクタを前記高輝度直流ラ
ンプを通じて前記直流電源の一端に接続し、上記トラン
ジスタのエミッタを抵抗を通じて前記直流電源の他端に
接続し、上記トランジスタのベースを電圧リミッタと接
続して構成され、前記抵抗は、前記トランジスタのオン
状態で前記高輝度直流ランプに所定の定格電流が流れた
場合に前記高輝度直流ランプに定格電圧が印加されるよ
うにその抵抗値が設定され、前記電圧リミッタは、前記
高輝度直流ランプに所定の制限電流が流れた状態におけ
る前記トランジスタのベース電圧に一致するようにその
リミット電圧が設定されていてもよい(請求項5)。
【0012】このような構成によれば、トランジスタが
オンすると、高輝度直流ランプが直流電源に接続される
ので、トランジスタを通じて高輝度直流ランプに突入電
流が流れる。このとき、抵抗に制限電流よりも大きな電
流が流れて、トランジスタのベース電圧が電圧リミッタ
のリミット電圧よりも上昇するようになると、電圧リミ
ッタが動作してトランジスタのベース電圧がリミット電
圧に制御される。これにより、高輝度直流ランプの点灯
始動時は突入電流を制限電流に抑制することができるの
で、高輝度直流ランプに過大な電流が流れるを防止しな
がら短時間で点灯することができる。
【0013】また、上記構成において、前記突入電流抑
制回路は、トランジスタのコレクタを前記高輝度直流ラ
ンプ及び第1の抵抗を通じて前記直流電源の一端に接続
し、上記トランジスタのエミッタを第2の抵抗を通じて
前記直流電源の他端に接続し、上記トランジスタのベー
スを電圧リミッタと接続して構成され、前記第1及び第
2の抵抗は、前記トランジスタのオン状態で前記高輝度
直流ランプに所定の定格電流が流れた場合に前記高輝度
直流ランプに定格電圧が印加されるようにその抵抗値が
設定され、前記電圧リミッタは、前記高輝度直流ランプ
に所定の制限電流が流れた状態における前記トランジス
タのベース電圧に一致するようにそのリミット電圧が設
定されていてもよい(請求項6)。
【0014】請求項5の構成では、トランジスタのエミ
ッタに接続された抵抗により定常時の電圧降下の全てを
負担させているので、高輝度直流ランプに所定の制限電
流が流れた状態では、トランジスタのエミッタに接続さ
れた抵抗の電圧降下が大きくトランジスタのベース電圧
が高くなる。このため、トランジスタのベース電流を制
限するための抵抗として抵抗値の小さなものを使用する
必要を生じるため、定常時におけるトランジスタのベー
ス電流が大きくなり、ベース電流供給用の直流電源の電
源容量を大きくする必要がある。
【0015】しかしながら、上記構成によれば、定常時
においてはトランジスタのコレクタに接続された第1の
抵抗とエミッタに接続された第2の抵抗により電圧降下
を分担するようにしているので、高輝度直流ランプに制
限電流が流れた状態では、トランジスタのベース電圧は
請求項5の構成に比較して低くなる。これにより、トラ
ンジスタのベースに接続された電圧リミッタのリミット
電圧を低く設定することができ、トランジスタのベース
電流を制限するための抵抗として大きな抵抗を使用する
ことができるので、定常時におけるベース電流が小さく
なり、ベース電流供給用の直流電源の電源容量を大きく
する必要がなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図1乃至図3を参照して説明す
る。図1は冷蔵庫の電気的構成を概略的に示している。
この図1において、倍電圧整流回路1は、プラグ2から
の交流100Vを倍電圧整流して直流電源3及びインバ
ータ主回路4に給電する。インバータ主回路4はスイッ
チング素子を主体として構成されており、インバータ制
御回路5によりスイッチング素子がオンオフすることに
応じてDCモータ6にパルス電流を通電することにより
コンプレッサ7を駆動するようになっている。
【0017】制御回路8(負荷消費電流検出手段、制御
手段に相当)はマイクロコンピュータを主体として構成
されており、ROM9に記憶されたプログラムにしたが
って動作するようになっている。つまり、F室温度セン
サ10の検出温度に基づいてインバータ制御回路5を通
じてコンプレッサ7を駆動することにより冷却器(図示
せず)で冷気を生成すると共にドライバ11を通じてD
Cファン12(負荷に相当)を駆動することにより冷気
を冷凍室(図示せず)に送風する。また、制御回路8
は、R室温度センサ13の検出温度に基づいてドライバ
14を通じてダンパ15(負荷に相当)を駆動すること
により冷却器で生成された冷気を冷蔵室に送風する。ま
た、制御回路8は、ドライバ16を通じて冷凍室に設け
られた製氷機17(負荷に相当)を駆動することにより
氷を自動的に製造する。そして、制御回路8は、冷蔵庫
の扉が開放されたことを検出する扉スイッチ18がオン
したときはドライバ19を通じてキセノンランプ20
(高輝度直流に相当)を点灯する。
【0018】上記各負荷を駆動するためのドライバ1
1,14,16,19は直流電源3の14V出力端子と
接続されており、ドライバ11,14,16,19を通
じて各負荷が直流電源3と接続されることにより駆動す
るようになっている。この場合、制御回路8は、ドライ
バ11,14,16,19に対する制御により負荷に対
する通電電流を制御可能に構成されている。
【0019】ここで、上記各ドライバ11,14,1
6,19の共通通電路にはシャント抵抗21が接続され
ており、制御回路8は、シャント抵抗21両端に発生す
る電圧に基づいて各負荷の消費電流を検出するようにな
っている。
【0020】次に上記構成の作用について説明する。図
2は制御回路8の動作のうち、キセノンランプ20を点
灯するための動作を示すフローチャートであり、他の冷
蔵庫の運転に関する制御(図示せず)と並列動作するよ
うになっている。この図2において、制御回路8は、扉
スイッチ18がオンすることを監視している(S10
1)。
【0021】さて、使用者が冷蔵庫の扉を開放すると、
扉スイッチ18がオンするので(S101:YES)、
制御回路8は、シャント抵抗21の電圧に基づいて現在
の消費電流を求めると共に(S102)、その消費電流
にキセノンランプ20の定格電流(833mA)を加算
することによりキセノンランプ20の点灯時における消
費電流を予想する(S103)。
【0022】続いて、各負荷(コンプレッサ7を除く)
の通電を停止してから(S104)、ドライバ19を通
じてキセノンランプ20に通電する(S105)。これ
は、キセノンランプ20の特性として、図3に示すよう
に点灯始動時には定常状態に比較して数倍の大きな突入
電流が流れ、直流電源3がブレークダウンする虞がある
からである。
【0023】続いて、ランプ点灯始動後から0.5秒経
過して定常状態となったところで(S106:YE
S)、制御回路8は、上述のように求めたキセノンラン
プ20の点灯状態(安定時)における総消費電流が直流
電源3の定格出力電流を上回ると予想したときは(S1
07:YES)、その総消費電流が直流電源3の定格出
力電流を上回らないように各負荷の通電電流を抑制する
状態(出力低下)にしたり、或いは停止しても支障を生
じない例えば冷気送風用のDCファン12の通電を禁止
する通電抑制処理を実施してから(S108)、他の負
荷の通電を再開する(S109)。この場合、コンプレ
ッサ7については停止させると冷却不良を生じることか
ら、コンプレッサ7については出力抑制の対象外とす
る。
【0024】さて、使用者が冷蔵庫の扉を閉鎖すると、
扉スイッチ18がオフするので(S110:YES)、
制御回路8は、キセノンランプ20に対する通電を停止
してから(S111)、各負荷の通電抑制状態を解除す
る(S112)。これにより、キセノンランプ20が消
灯すると共に、各負荷は通常運転状態に復帰する。
【0025】このような実施の形態によれば、冷蔵庫の
扉が開放されたときは各負荷の消費電流にキセノンラン
プ20の定格電流を加算することにより総消費電流を予
想し、その総消費電流が直流電源3の定格出力電流を上
回る場合は、所定の負荷の通電電流を抑制したり、停止
するようにしたので、冷蔵庫の扉が開放されたときはキ
セノンランプ20に単に通電してしまう構成に比較し
て、キセノンランプ20を確実に点灯させることができ
る。しかも、このように各負荷の通電が制御される期間
は、扉が開放されている短い時間であるから、各負荷の
動作に支障が生じるものではない。
【0026】また、キセノンランプ20の点灯始動時に
0.5秒間だけ他の負荷の通電を停止するようにしたの
で、点灯始動時にキセノンランプ20に大きな突入電流
が流れるにしても、直流電源3がブレークダウンしてシ
ステムがリセットしてしまうことはない。
【0027】さらに、他の負荷の通電電流を抑制する場
合であっても、コンプレッサ7の通電状態は継続するよ
うにしたので、冷凍サイクルによる冷却不良が生じてし
まうことを防止できる。
【0028】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
形態を図4を参照して説明する。この第2の実施の形態
は、上記第1の実施の形態に設けられていたシャント抵
抗21を廃止したことを特徴とする。
【0029】図4は全体の電気的構成を示しており、第
1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、異なる部分についてのみ説明する。即ち、図4
において、ROM9(記憶手段に相当)には、各負荷の
動作状態(通電開始時からの経過時間、DCファン12
の場合は回転数等)と消費電流との対応関係が記憶され
ており、制御回路8は、扉スイッチ18がオンしたとき
は、各負荷の動作状態に対応してROM9に記憶されて
いる消費電流を読取ることにより各負荷の現在の消費電
流を予想し、その消費電流とキセノンランプ20の定格
電流とを加算することにより総消費電流を求め、その予
想総消費電流が直流電源3の定格出力電流を上回る場合
は、他の負荷の通電を0.5秒間停止してから、直流電
源3の定格出力電流を上回らないように各負荷の通電電
流を抑制したり、優先度の低い負荷の通電を停止した状
態でキセノンランプ20に通電し、扉スイッチ18がオ
フしたところでキセノンランプ20の通電を停止すると
共に他の負荷の通電抑制状態を解除するようになってい
る。
【0030】このような第2の実施の形態によれば、各
負荷の動作状態と消費電流との関係を予めROM9に記
憶しておき、各負荷の動作状態に対応してROM9に記
憶されている各負荷の現在の消費電流を読取ることによ
りキセノンランプ20の点灯状態における総消費電流を
予想するようにしたので、第1の実施の形態におけるシ
ャント抵抗21を省略することができ、全体の構成の簡
単化を図ることができる。この場合、データを記憶する
ためのROM9は制御回路8のプログラム記憶用として
予め設けられているので、記憶手段を新規に設ける必要
はない。
【0031】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図5を参照して説明する。上記各実施の形
態では、キセノンランプ20の点灯始動時に他の負荷の
通電を0.5秒間停止するようにしたが、この第3の実
施の形態では、キセノンランプ20のドライバ19に点
灯始動時の突入電流の抑制機能を持たせ、キセノンラン
プ20の点灯始動時に他の負荷を通電停止しないことを
特徴とする。
【0032】図5はキセノンランプ20のドライバ19
(突入電流抑制回路に相当)の一例を示している。この
図5において、pnp式トランジスタ22のエミッタは
直流電源3の5V出力端子と接続されていると共に、抵
抗23と抵抗24とからなる直列回路を通じて制御回路
8の出力端子と接続されている。また、抵抗23と抵抗
24との共通接続点はトランジスタ22のベースと接続
されている。
【0033】npn式トランジスタ25のコレクタはキ
セノンランプ20を介して直流電源3の14V出力端子
と接続され、トランジスタ25のベースは抵抗26を介
してトランジスタ22のコレクタと接続され、トランジ
スタのエミッタは抵抗27を介して0Vラインに接続さ
れている。また、トランジスタ25のベースは図示極性
のツェナーダイオード28を介して0Vラインと接続さ
れている。
【0034】この実施の形態で使用するキセノンランプ
20の定格仕様は、12V−833mA±8%(10
W)となっている。つまり、定常時においては、キセノ
ンランプ20に12Vを印加する必要があると共に、そ
の12Vの印加状態では833mA電流が流れる。従っ
て、キセノンランプ20の電源として他の負荷の電源で
もある直流電源3の14V出力を共通使用する構成で
は、キセノンランプ20の印加電圧が12Vとなるよう
にトランジスタ25と抵抗27の電圧降下により2Vを
負担する必要がある。
【0035】ここで、トランジスタ25のオン状態でコ
レクト電流として833mA以上の十分な電流が通電可
能とするには、トランジスタ25の発熱を考えた場合、
トランジスタ25は飽和領域で使用するべきであり、ベ
ース電流を20mA以上流してトランジスタ25のVce
を0.3Vに抑制したい。従って、抵抗27による電圧
降下は1.7Vとなるので、抵抗27の抵抗値は1.7
/0.833=2.04から約2Ωと求めることができ
る。
【0036】ここで、ツェナーダイオード28による電
流制限としては1.5Aに設定した。従って、抵抗27
に1.5A流れるとすると、トランジスタ25のベース
電圧は、2×1.5+0.9(トランジスタのVbe)=
2×1.5+0.9=3.9(V)となるので、ツェナ
ーダイオード28のツェナー電圧は3.9Vとなる。つ
まり、抵抗27に流れる電流が1.5A以上となると、
ツェナーダイオード28がオンしてトランジスタ25の
ベース電圧が3.9Vに制限されるようになるので、コ
レクタ電流IC も制限されるようになる。これにより、
キセノンランプ20に流れる突入電流は1.5Aに抑制
されるので、キセノンランプ20に過大な突入電流が流
れるのを防止しながら、キセノンランプ20を短時間で
点灯することができる。
【0037】この場合、抵抗27に1.5A通電するの
に必要なトランジスタ25のベース電流は、hfe(min
)=120とすると、IB =12.5(mA)となる
ものの、トランジスタ25を飽和領域で使用することか
ら、IB として20mAに設定する。
【0038】ここで、ツェナーダイオード28を安定化
させるのにツェナー電流として5mAを必要とすれば、
抵抗26には25mA流す必要がある。従って、抵抗2
6の値は、(5−3.9−0.1(トランジスタのVc
e))/0.025=40(Ω)となる。このとき、キ
セノンランプ20の定常時においては、(5−2×0.
833−0.1−0.9)/40=58(mA)の電流
が抵抗26を流れることになる。
【0039】このような第3の実施の形態によれば、キ
セノンランプ20の点灯始動時に当該キセノンランプ2
0に流れる突入電流が1.5A以上となることを抑制し
ながら短時間で点灯することができるので、他の負荷の
通電を抑制することなく、キセノンランプ20の点灯始
動時に直流電源3がブレークダウンしてシステムがリセ
ットしてしまうことを防止することができる。
【0040】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図6を参照して説明する。ところで、上記
第3の実施の形態では、抵抗26に58mA流れること
から、直流電源3の5V出力として大容量のものを使用
したり、抵抗26のランクをアップする必要がある。つ
まり、定常時においてキセノンランプ20に印加される
電圧を当該キセノンランプ20の定格電圧である12V
に抑制するには抵抗27として大きな抵抗値のものを用
いる必要があるものの、抵抗27の抵抗値が大きいと、
それだけ電流制限を行うためのツェナーダイオード28
としてツェナー電圧が高いもの(第3の実施の形態では
3.9V)を使用する必要が生じる。このため、キセノ
ンランプ20の点灯始動時にトランジスタ25に十分な
ベース電流を通電するためには抵抗26として小さな抵
抗値のものを使用する必要が生じるものの、それではキ
セノンランプ20の定常時に抵抗26に流れる電流が大
きくなり、直流電源3として大容量のものを使用した
り、抵抗26のランクをアップする必要を生じる。
【0041】そこで、第4の実施の形態では、図6に示
すようにトランジスタ25のコレクタに接続されたキセ
ノンランプ20を第1の抵抗27aを介して直流電源3
と接続すると共に、トランジスタ25のエミッタを第2
の抵抗27bを介して0Vラインと接続した上で、それ
らの第1,第2の抵抗27a,27bの合成抵抗が上記
第3の実施の形態における抵抗27の抵抗値と一致する
ように設定した。
【0042】このような構成によれば、キセノンランプ
20の定常時においては第1,第2の抵抗27a、27
bの合成抵抗による電圧降下によりキセノンランプ20
に定格電圧の12Vを印加することができるので、キセ
ノンランプ20を適切に点灯することができると共に、
キセノンランプ20の点灯始動時においては第2の抵抗
27bの抵抗値が小さいことから、ツェナーダイオード
28のツェナー電圧も低く抑制でき、抵抗26として大
きな抵抗値のものを使用することができる。従って、キ
セノンランプ20の定常時に抵抗26に流れる電流を抑
制することができるので、直流電源3として大容量のも
のを使用する必要がないと共に、抵抗26のランクをア
ップする必要もない。
【0043】本発明は上記の実施の形態に限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。キセノ
ンランプ20に代えて、ハロゲンランプを用いるように
してもよい。キセノンランプ20に通電するためのトラ
ンジスタ25はnpn式ではなくpnp式のものを用い
るようにしてもよい。この場合、キセノンランプ20及
びツェナーダイオード28の接続関係が逆となるのは勿
論である。ツェナーダイオード28に代えて、複数のダ
イオードを直列接続し、そのアノード側をトランジスタ
25のベースに接続するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の冷蔵庫の制御装置によれば、冷蔵庫の扉が開放された
ときは直流電源と接続された負荷の消費電流に高輝度直
流ランプの定格電流を加算することにより総消費電流を
予想し、その予想総消費電流が直流電源の定格出力電流
を上回ったときは、予想総消費電流が直流電源の定格出
力電流を上回らないように負荷の通電電流を抑制するよ
うにしたので、直流電源の容量を大きくすることなく高
輝度直流ランプを確実に点灯することができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電気的構成
を示す概略図
【図2】制御回路の動作を示すフローチャート
【図3】キセノンランプに流れる電流の変化を示す図
【図4】本発明の第2の実施の形態における電気的構成
を示す概略図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるキセノンラ
ンプのドライバを示す電気回路図
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるキセノンラ
ンプのドライバを示す電気回路図
【符号の説明】
3は直流電源、7はコンプレッサ、8は制御回路(負荷
消費電流検出手段、制御手段)、9はROM(記憶手
段)、12はDCファン(負荷)、15はダンパ(負
荷)、17は製氷機(負荷)、18は扉スイッチ、19
はドライバ(突入電流抑制回路)、20はキセノンラン
プ(高輝度直流ランプ)、21はシャント抵抗、25は
トランジスタ、27は抵抗、27aは第1の抵抗、27
bは第2の抵抗、28はツェナーダイオード(電圧リミ
ッタ)である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に接続される庫内照明用の高輝
    度直流ランプと、 前記直流電源に接続される負荷と、 前記負荷の消費電流を検出する負荷消費電流検出手段
    と、 冷蔵庫の運転に応じて前記負荷を前記直流電源に接続す
    ると共に、冷蔵庫の扉が開放されたときは前記負荷消費
    電流検出手段により現在の負荷消費電流を求め、その負
    荷消費電流に前記高輝度直流ランプの定格電流を加算し
    た予想総消費電流が前記直流電源の定格出力電流を上回
    る場合は予想総消費電流が前記直流電源の定格出力電流
    を上回らないように前記負荷の通電電流を抑制した状態
    で前記高輝度直流ランプを前記直流電源に接続する制御
    手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫の制御装置。
  2. 【請求項2】 直流電源に接続される庫内照明用の高輝
    度直流ランプと、 前記直流電源に接続される負荷と、 この負荷の動作状態とそのときの消費電流との対応関係
    を予め記憶した記憶手段と、 冷蔵庫の運転に応じて前記負荷を前記直流電源に接続す
    ると共に、冷蔵庫の扉が開放されたときは現在の負荷の
    動作状態に対応して前記記憶手段に記憶されている負荷
    消費電流を求め、その負荷消費電流に前記高輝度直流ラ
    ンプの定格電流を加算した予想総消費電流が前記直流電
    源の定格出力電流を上回る場合は前記記憶手段の記憶デ
    ータに基づいて予想総消費電流が前記直流電源の定格出
    力電流を上回らないように前記負荷の動作を制御した状
    態で前記高輝度直流ランプを前記直流電源に接続する制
    御手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記高輝度直流ランプ
    に前記直流電源を接続するときは前記負荷の通電を所定
    時間だけ停止することを特徴とする請求項1または2記
    載の冷蔵庫の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記高輝度直流ランプの突入電流が所定
    の制限電流を上回ることを抑制する突入電流抑制回路を
    備えたことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫
    の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記突入電流抑制回路は、トランジスタ
    のコレクタを前記高輝度直流ランプを通じて前記直流電
    源の一端に接続し、上記トランジスタのエミッタを抵抗
    を通じて前記直流電源の他端に接続し、上記トランジス
    タのベースを電圧リミッタと接続して構成され、 前記抵抗は、前記トランジスタのオン状態で前記高輝度
    直流ランプに所定の定格電流が流れた場合に前記高輝度
    直流ランプに定格電圧が印加されるようにその抵抗値が
    設定され、 前記電圧リミッタは、前記高輝度直流ランプに所定の制
    限電流が流れた状態における前記トランジスタのベース
    電圧に一致するようにそのリミット電圧が設定されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記突入電流抑制回路は、トランジスタ
    のコレクタを前記高輝度直流ランプ及び第1の抵抗を通
    じて前記直流電源の一端に接続し、上記トランジスタの
    エミッタを第2の抵抗を通じて前記直流電源の他端に接
    続し、上記トランジスタのベースを電圧リミッタと接続
    して構成され、 前記第1及び第2の抵抗は、前記トランジスタのオン状
    態で前記高輝度直流ランプに所定の定格電流が流れた場
    合に前記高輝度直流ランプに定格電圧が印加されるよう
    にその抵抗値が設定され、 前記電圧リミッタは、前記高輝度直流ランプに所定の制
    限電流が流れた状態における前記トランジスタのベース
    電圧に一致するようにそのリミット電圧が設定されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧リミッタは、ツェナーダイオー
    ドであることを特徴とする請求項5または6記載の冷蔵
    庫の制御装置。
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