JP2010006166A - 車両用空気循環式寝具 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの過放電による損傷や過放電の問題がなく信頼性の高い車両用空気循環式寝具を提供することを目的とする。
【解決手段】車両2に配設される寝具本体10と、圧縮機31と凝縮器33と蒸発器34とを連結した冷凍サイクル30及び冷凍サイクル30を制御する主制御部90を有し空気の温度を調節する温度調節ユニット20と、温度調節ユニット20に電源を供給するバッテリ16と、を備え、温度調節ユニット20により温度調節された空気を寝具本体10内に循環させて寝具本体10の温度を調節する車載用空気循環式寝具1において、バッテリ16の残量が所定量以下になると、制御電源供給部40を制御することでバッテリ16から主制御部90に供給される電源を遮断し温度調節ユニット20を停止させる過放電保護手段80を備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

温度調節ユニットにより温度調節された空気を車両内に配設される寝具本体内に循環させて、寝具本体の温度を調節する車載用空気循環式寝具に関する。
トラックなどの車両内で休憩する場合、夏季においては車両内の室温が高くなることが多いことから、車両自体の空気調和装置を作動させて車内を冷房しながら休憩することがあるが、かかる場合、空気調和装置を動かすためだけにエンジンを回し続けることになるので、エネルギーの浪費に繋がるばかりでなく大気汚染や騒音公害など環境汚染の原因になるという問題がある。
そこで、従来、内部に人間が横たわる空間を有する寝具本体とこの寝具本体に接続される空気調和装置とを有し、空気調和装置に設けられた冷凍機などの冷熱源によって発生した冷気を送風装置が寝具本体に供給する寝具が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、このような寝具では、通常、エンジンを回転駆動するスタータに電力を供給するバッテリといった、車両に搭載されているバッテリを使用して上記冷熱源や送風装置を駆動する。そのため、バッテリの残量が低下し電圧が低下すると、冷熱源や送風装置に入力する電力量を一定に保持しようとして電流量が増加し、冷熱源や送風装置を駆動するインバータ回路など駆動回路を破損するおそれがあり、また、過放電によりバッテリが劣化しやすいなど製品信頼性に問題がある。
これに対し、バッテリ残量の低下を検出すると制御部が冷熱源や送風装置を停止させ、バッテリの過放電を抑える場合があるが、かかる場合であっても制御部には、バッテリより動作電源が入力されており、バッテリの放電が継続されているため、長期間放置されるとバッテリが完全に放電しバッテリ寿命に悪影響を及ぼすおそれがある。
特開2007− 98044号 特開2007−111372号 特開2007−105084号
本発明は上記問題を考慮してなされたものであり、バッテリ上がりの問題が生じることなく、しかも、バッテリ電圧低下による熱損傷や過放電の問題がなく信頼性の高い車両用空気循環式寝具を提供することを目的とする。
車両に配設される寝具本体と、圧縮機と凝縮器と蒸発器とを連結した冷凍サイクル及び前記冷凍サイクルを制御する制御部を有し空気の温度を調節する温度調節ユニットと、前記温度調節ユニットに電源を供給するバッテリと、を備え、前記温度調節ユニットにより温度調節された空気を前記寝具本体内に循環させて前記寝具本体の温度を調節する車載用空気循環式寝具において、前記バッテリの残量が所定量以下になると前記バッテリから前記制御部に供給される電源を遮断し前記温度調節ユニットを停止させる過放電保護手段を備えることを特徴とする。
本発明であると、バッテリ上がりの問題が生じることなく信頼性の高い車両用空気循環式寝具が得られる。
以下、図面に基づき本発明の1実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る車両用空気循環式寝具(以下、寝具という)1を示す図であり、図2は寝具1の冷凍サイクル30の構成を示す図、図3は寝具1の制御装置18を示すブロック図、図4は制御装置18における制御電源供給部40及びスイッチ検出部50を示す回路図、図5は制御装置18における過放電保護部80を示す回路図、図6は制御装置18の動作を示すタイミングチャート、図7は寝具1の過放電保護方法を示すフロー図である。
寝具1は、例えば、トラックなどの車両2内で休憩する際に使用される寝袋であって、図1に示すように、使用者Aを収容する収容空間Sが形成され寝具本体10と、寝具本体10内部に供給する空気の温度を調節する温度調節ユニット20とを備えており、車両2内において寝具本体10を配設し使用者Aが休憩する際に使用されるものである。
なお、本実施形態では寝具として敷きマット及び掛けマットが一体となった寝袋について説明するが、本発明はこれに限定されず、内部の少なくとも一部に空気を循環させることができるものであればよく、例えば、敷きマット及び掛けマットのいずれか一方であっても良く、また、敷きマット及び掛けマットの双方を備えたものであってもよい。
寝具本体10内部には空気の流路(不図示)が形成され、該流路の両端部が寝具本体10の外方に開口しており、一方の開口部12が温度調節ユニット20の吹出ダクト22と連結され、他方の開口部14が温度調節ユニット20の吸込ダクト24と連結されている。
これにより、温度調節ユニット20により温度調節された空気が、吹出ダクト22を介して一方の開口部12より寝具本体10内部に送り込まれ、寝具本体10内部に形成された流路を流通した空気が他方の開口部14から吸込ダクト24を介して温度調節ユニット20に戻り、戻った空気が、温度調節ユニット20内で温度調節され再び寝具本体10内部に送り込まれ、寝具本体10内部と温度調節ユニット20とを循環することで、寝具本体10の温度を調節する。
温度調節ユニット20は、寝具1のON・OFFの切換を行う電源スイッチ25と、寝具1を循環する空気の温度設定を行う操作部26と、温度調節ユニット20の動作状況に関係なく寝具1の動作を停止させるリセットスイッチ27と、寝具1のON・OFFやバッテリの電圧低下を表示する表示部28とを設けた筐体21を有する。この筐体21内部に寝具本体10内部を流通させる空気の温度を調整する熱源としての冷凍サイクル30とこの冷凍サイクル30を制御する制御装置18とを備え、温度調節ユニット20は車両2に搭載されるバッテリ16より電力の供給を受けて、電源スイッチ25、操作部26、及びリセットスイッチ27の操作に従い駆動運転される。
詳細には、冷凍サイクル30は、図2に示すように、圧縮機31、四方弁32、第1熱交換器33、ドライヤ34、キャピラリーチューブ35及び第2熱交換器36を順次接続してなる。第2熱交換器36は寝具本体10内部を流通する空気と熱交換するものであって、送風ファン37が第2熱交換機36と熱交換した空気を寝具本体10内部に送り込む。第2熱交換機36と熱交換した空気は、例えば、吹出ダクト22に至る流路内に設けられた温度センサ39により温度が測定される。なお、符号38は第1熱交換器33の放熱を促す放熱ファンであり、第1熱交換器33と熱交換した空気は車両2の側壁に設けられた排気孔3を介して車両2の外部へ放出される。
図2において、実線の矢印は冷房運転時の冷媒の流れを示し、圧縮機31から吐出した冷媒は四方弁32を通って凝縮器としての第1熱交換器33に流入して凝縮され、ドライヤ34で水分を除去した後キャピラリーチューブ35に入る。キャピラリーチューブ35で減圧された冷媒は、蒸発器としての第2熱交換器36で蒸発し第2熱交換器36を冷却することで気化し、四方弁32を通って圧縮機31に戻り、再び四方弁32を介して第1熱交換器33に流入し循環する。また、破線の矢印は暖房運転時の冷媒の流れを示し、四方弁32を切り替えて、第1熱交換器33が蒸発器となり、第2熱交換器36が凝縮器となるように冷媒が循環する。
冷凍サイクル30を制御する制御装置18は、制御電源供給部40と、スイッチ検出部50と、昇圧部60と、圧縮モータ駆動部70と、過放電保護部80と、主制御部90とを備えている。
制御電源供給部40は、押しボタンスイッチなとの電源スイッチ25の操作によってバッテリ16からの電源を主制御部90に入力するものであって、バッテリ16と主制御部90との間に設けられたリレー42をスイッチング素子46の動作に応じてON・OFF制御することで、バッテリ16と主制御部90との接続・切断を行う。
図4に示すように、スイッチング素子46は、例えばMOSFETなどからなり、ドレイン電極にリレー42のコイル44を介してバッテリ16のプラス側電極が接続されるとともに、ソース電極が接地されている。また、スイッチング素子46のゲート電極には、電源スイッチ25及びリセットスイッチ27の一方端子と、主制御部90と、スイッチ検出部50が接続されており、ゲート電圧Vg(例えば、2.5V)以上の電圧信号の有無により、リレー42のON・OFFを制御する。
より詳細には、電源スイッチ25の他方端子にはバッテリ16のプラス側電極が接続されており、電源スイッチ25を操作することで、電源スイッチ信号S1としてバッテリからの電源電圧VB(例えば、VB=24V)をゲート電圧Vg以上の第1電圧V1(例えば、V1=8V)に分圧し、スイッチング素子46のゲート電極に入力する。
リセットスイッチ27の他方端子は接地されており、リセットスイッチ27を操作することで接地レベルの第3電圧V3をスイッチング素子46のゲート電極に入力する。
主制御部90は、抵抗及びダイオードを介してスイッチング素子46のゲート電極と接続されており、駆動信号S2としてゲート電圧Vg以上であって第1電圧V1より小さい電圧値に設定された第2電圧V2(例えば、V2=4.2V)をスイッチング素子46のゲート電極に入力する。
そして、ゲート電圧Vg以上に設定された電源スイッチ信号S1あるいは駆動信号S2がゲート電極46Gに入力されることで、リレー42のコイル44に励磁電流が供給されてリレー42の接点がON状態となり、主制御部90がDC/DCコンバータ94を介して接続され、バッテリ16からの電源電圧VBをDC/DCコンバータ94によって所定の制御電圧Vc(例えば、Vc=5V)に変圧して主制御部90に入力する。
主制御部90が、スイッチング素子46のゲート電極に駆動信号S2の入力を中止することで、あるいは、リセットスイッチ27が操作されスイッチング素子46のゲート電極に接地レベルの第3電圧V3が入力されることで、リレー42のコイル44への励磁電流の供給が断たれてリレー42の接点がOFF状態となり、主制御部90とバッテリ16の接続が切断される。
また、スイッチ検出部50は、ツェナーダイオード52を介してゲート電極と接続されており、ツェナーダイオード52のアノードがスイッチ検出部50に接続され、カソードがスイッチング素子46のゲート電極に接続されている。ツェナーダイオード52のツェナー電圧Vzは、第1電圧V1より小さく、かつ、第2電圧V2以上に設定されており(例えば、Vz=7V)、電源スイッチ25の操作時のみツェナーダイオード52が導通し、スイッチ検出部50に所定電圧V5(例えば、V5=0.7V)のスイッチ検出信号S3が入力される。
スイッチ検出部50は、ベースがツェナーダイオード52のアノードと接続されたトランジスタ54を有し、スイッチ検出信号S3がトランジスタ54のベースに入力されることで、接地レベルの停止信号S4を主制御部90に出力し、トランジスタ54のベースへのスイッチ検出信号S3の入力が断たれると、基準電源56の基準電圧V4(例えば、5V)に応じた停止信号S4を主制御部90に入力する。
昇圧部60は、DC/DCコンバータ62と出力電圧検出部64とPWM制御部66とを有し、DC/DCコンバータ62にバッテリ16が接続され、バッテリ16の電源電圧VBを所定電圧(例えば、140V)に昇圧して圧縮機モータ駆動部70に出力する。また、昇圧部60は、出力電圧検出部64がDC/DCコンバータ62により昇圧された出力電圧を検出し、この検出値に基づきPWM制御部66がDC/DCコンバータ62を駆動するPWM信号のデューティ比を制御することで、DC/DCコンバータ62の入力電圧の変動や圧縮機31の負荷変動に対してDC/DCコンバータ62の出力電圧が所定電圧になるようにフィードバック制御する。
圧縮機モータ駆動部70は、インバータ回路72とインバータ制御部74とドライバ76と保護回路78とを有し、インバータ回路72には、昇圧部60によって昇圧されたバッテリ16からの電源電圧が入力されており、主制御部90から速度信号の入力を受けたインバータ制御部74よりドライバ76を介して速度信号に応じた回転速度のPWM信号が入力されて、圧縮機31が有する3相インダクションモータ(以下、圧縮機モータという)31aに3相交流電圧を出力する。保護回路78は、シャント抵抗79によってインバータ回路72を流れる電流を電圧に変換し、この電圧値が所定電圧値を越えるとインバータ制御部74に停止信号を出力して圧縮機モータ31aを停止させる。
過放電保護部80は、リレー42と主制御部90との間に設けられ、バッテリの電圧値よりバッテリの残量低下を検出するものであって、バッテリ16の電圧値を検出するバッテリ電圧検出部82と第1比較器84と第2比較器86を有しており、バッテリ電圧検出部82が、バッテリ16のプラス側電極と接続されバッテリ16の電圧値VBを測定して第1比較器84及び第2比較器86の各一方端子に出力する。
また、第1比較器84の他方端子は第1基準電源85と接続され第1基準電圧VS1が入力され、第2比較器86の他方端子には第2基準電源87と接続され第1基準電圧VS1より小さい電圧値の第2基準電圧VS2が入力されており、バッテリ16の電圧値VBが第1基準電圧値VS1以下の場合に第1比較器84より第1電圧低下信号を出力して主制御部90に入力し、第2バッテリ16の電圧値VBが第1基準電圧値VS1より小さい値に設定される第2電圧値VS2以下の場合に第2比較器86より第2電圧低下信号を出力して主制御部90に入力する。
主制御部90は、リレー42及びDC/DCコンバータ94を介してバッテリ16から電源が入力されるマイコンより構成され、その入力側には、操作部26、温度センサ39、過放電保護部80、及び制御装置18の駆動時間を積算するタイマ96が接続され、各種信号の入力を受けて、表示部28、制御電源供給部40、PWM制御部66、インバータ制御部74、送風ファン37及び放熱ファン38を回転駆動するファンモータ駆動部92に制御信号を出力する。
具体的には、電源スイッチ25を操作することにより、主制御部90にバッテリからの電源を供給し、温度調節ユニット20を始動させる。
詳細には、図6に示すように、電源スイッチ25の操作が継続している時間T1(例えば、T1=0.5〜1秒)、例えば、電源スイッチ25が押しボタンスイッチであれば押圧操作が継続している間、図4中のP点の電圧はバッテリからの電源電圧と等しくなり、電源スイッチ信号S1がスイッチング素子46のゲート電極に入力され、リレー42がON状態となり、バッテリからの電源がDC/DCコンバータ94において所定の制御電圧Vcに変圧され主制御部90に入力される。
そして、電源スイッチ25の操作開始時点から時間T1より短い時間に設定された所定時間T2(例えば、T2=0.2秒)経過後、主制御部90がスイッチ素子46のゲート電極に駆動信号S2を入力する。
また、電源スイッチ25の操作が継続している間、ツェナーダイオード52のカソードにツェナー電圧Vzより大きな電源スイッチ信号S1が印加されるため、スイッチ検出部50のトランジスタ54のベースにスイッチ検出信号S3が入力され、電源スイッチ25が操作される前の温度調節ユニット20の停止状態から引き続き継続してスイッチ検出部50より主制御部90に接地レベルの停止信号S4が入力される。
そして、電源スイッチ25の操作が解除され、スイッチング素子46のゲート電極に電源スイッチ信号S1の入力が断たれても、主制御部90が継続してスイッチ素子46のゲート電極に駆動信号S2を入力することで、リレー42がON状態を維持し、バッテリからの電源がDC/DCコンバータ94において制御電圧Vcに変圧され主制御部90に入力される。
この時、スイッチ素子46のゲート電極に入力される駆動信号S2は、ツェナーダイオード52のツェナー電圧Vzより小さく設定されているため、主制御部90がスイッチ素子46のゲート電極に駆動信号S2を入力している間、基準電源56の基準電圧V4に応じた停止信号S4が主制御部90に入力される。
そして、主制御部90は、操作部26の設定値と温度センサ39の検出温度を比較して、インバータ制御部74に速度信号を出力して温度センサ39の検出温度が操作部26の設定値になるように圧縮機モータ31aの回転数を制御し、また、車両2のエンジンが車両2のエンジン停止中に限り温度調節ユニット20の運転を行い車両2の運転中やアイドリング中において温度調節ユニット20の運転を中止するように制御する。
また、動作中の温度調整ユニット20を停止させるには、電源スイッチ25を操作することにより、主制御部90に供給されるバッテリからの電源を遮断し、温度調節ユニット20を停止させる。
すなわち、温度調整ユニット20の動作中において、電源スイッチ25の操作が継続している時間T4(例えば、T3=0.5〜1秒)、上記のようにスイッチング素子46のゲート電極に電源スイッチ信号S1が入力され、トランジスタ54のベースにスイッチ検出信号S3が入力されることで、主制御部90に入力される停止信号S4が基準電源56の基準電圧V4から接地レベルに切り替わる。
主制御部90は、停止信号S4が基準電圧V4から接地レベルに切り替わる停止信号S4の立ち下がりを検知すると、昇圧部60、圧縮機モータ駆動部70及びファンモータ駆動部92を制御して、圧縮機モータ31a、送風ファン37、及び放熱ファン38を停止させ、立ち下がりの検知時点から所定時間T3(例えば、T4=5秒)後、主制御部90がスイッチ素子46のゲート電極に駆動信号S2の入力するのを中止し、温度制御ユニット20を停止させる。
また、温度調整ユニット20の動作中において、リセットスイッチ27を操作することにより、スイッチング素子のゲート電極に接地レベルの第3電圧V3が入力され、リレー42のコイル44への励磁電流の供給が断たれてリレー42の接点がOFF状態となり、主制御部90とバッテリ16の接続を切断することで、圧縮機モータ31a、送風ファン37、及び放熱ファン38を停止させ、温度調節ユニット20を停止させる。
更に、主制御部90は、温度調整ユニット20の動作中において、過電流保護部80より第1電圧低下信号及び第2電圧低下電信号の入力を受けると、保護制御信号を制御電源供給部40、昇圧部60、圧縮機モータ駆動部70、回路切断制御部88、ファンモータ駆動部92及び表示部26にそれぞれ出力し保護制御を実行する。
すなわち、図7において保護制御のフロー図に示すように、主制御部90は、まず、ステップS1において、過放電保護部80から第1電圧低下信号の入力があるか否か、すなわち、バッテリ16の電圧値VBが第1基準電圧値VS1以下であるか否か判断し、第1基準電圧値VS1以下であればステップS2に進み、第1基準電圧値VS1より大きい場合はバッテリ16の電圧値VBが適正値にあるとして保護制御を行わず、圧縮機モータ31aを第1回転数R1(例えば、3600rpm)以上で連続的あるいは間欠的に回転駆動するとともに、送風ファン37を第2回転数R2(例えば、3000rpm)以上で連続的あるいは間欠的に回転駆動する通常運転を行う。
ステップS2では、過放電保護部80から第2電圧低下信号の入力があるか否か、すなわち、バッテリ16の電圧値VBが第2基準電圧値VS2以下であるか否か判断し、第2基準電圧値VS2より大きい場合はステップS3に進み、第2電圧値VS2以下であればステップS4に進む。
ステップS3では、圧縮機モータ31aを第1回転数R1より減速して連続的あるいは間欠的に回転駆動するとともに、送風ファン37を第2回転数R2より減速して連続的あるいは間欠的に回転駆動する保護運転を行い、例えば、表示ランプを点滅させるなどによって表示部28に保護運転中である旨を表示する。その際、例えば、バッテリ検圧検出部82において測定した電圧値が小さいほど圧縮機モータ31a及び送風ファン37の回転数を低下させるなど、バッテリ検圧検出部82において測定した電圧値に応じて圧縮機モータ31a及び送風ファン37の回転数を低下させてもよい。
なお、上記した保護運転では、圧縮機モータ31aを低下させており、第1熱交換器33において必要な放熱量が減少するため、放熱ファン38の回転を通常運転時より減速させて回転駆動してもよい。
ステップS4では、バッテリ16の電圧値VBが低下しており、制御装置18を流れる電流増加に伴うDC/DCコンバータ62やインバータ回路72などの異常発熱を防止するため、主制御部90はスイッチング素子46のゲート電極への駆動信号S2の入力を中止することで、主制御部90への電源供給を遮断し、昇圧部60、圧縮機モータ駆動部70及びファンモータ駆動部92への電力供給を遮断することで、圧縮機モータ31a、送風ファン37、及び放熱ファン38などの温度調節ユニット20を停止させる。
以上のように、本実施形態の寝具1では、バッテリ16の電圧値が低下し、バッテリ16の残量が所定量以下になるとリレー42をOFF状態にして温度調節ユニット20を駆動制御する主制御部にバッテリ16から供給される電源を遮断し、温度調節ユニット20を停止させるため、主制御部90などのマイコンによってバッテリ16が放電することがなく、バッテリ寿命に悪影響を及ぼすおそれがない。
また、主制御部90は、バッテリ16の残量が低下した場合の温度調整ユニット20の停止と、電源スイッチ25の操作による温度調整ユニット20の停止とを、主制御部90からスイッチング素子46のゲート電極に入力する駆動信号S2の有無により制御することができ、簡単な回路構成によりバッテリ16の過放電保護と温度調整ユニット20のON・OFF制御とを実現することができる。
しかも、1つの電源スイッチ25により温度調整ユニット20のON・OFFが可能となり、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態の寝具1では、バッテリ16の電圧値VBが第2基準電圧V2以下になると、主制御部90は自己切断制御部88に切断信号を入力し、主制御部90への電源供給を遮断することで冷凍サイクル30の運転を停止させるため、バッテリ16の残量低下に伴うDC/DCコンバータ62やインバータ回路72など熱破損を防ぎ、制御装置18の損傷を防止することができる。
しかも、主制御部90は、バッテリ16の電圧値VBが第2基準電圧V2に至る前に
第1基準電圧V1以下に低下した時点で、圧縮機モータ31aや送風ファン37の回転数を減速させバッテリ16の放電量を抑えつつ、寝具本体10の温度を調整することができる。
また、上記した本実施形態では、保護運転として圧縮機モータ31a及び送風ファン37の回転数を通常運転時より低下させたが、圧縮機モータ31aに比べ送風ファン37の電力消費量が小さいことから、保護運転として圧縮機モータ31aの回転数のみ通常運転時より低下させ、送風ファン37の回転数を通常運転時と同じ回転数に設定して運転してもよく、また、保護運転として圧縮機モータ31aを停止させて送風ファン37のみ通常運転時と同じ回転数あるいは通常運転時より低下させた回転数に設定して運転してもよい。
なお、上記した本実施形態では、バッテリの残量をバッテリの電圧値より検出したが、本発明はこれに限定されず、例えば、バッテリ16が充電あるいは交換された時からの制御装置18の駆動時間をタイマ96で積算し、その積算時間が所定時間以上に達すると、バッテリの残量が所定量以下に達したとして、主制御部90が自己切断制御部88に切断信号を入力し、主制御部90への電源供給を遮断することで冷凍サイクル30の運転を停止させるように構成してもよい。このような場合であっても、バッテリ16の残量低下に伴うDC/DCコンバータ62やインバータ回路72など熱破損を防ぎ、制御装置18の損傷を防止することができる。
本発明の1実施形態に係る寝具の設置状態を示す図である。 本発明の1実施形態に係る寝具が備える冷凍サイクルを示す図である。 本発明の1実施形態に係る寝具の制御装置を示すブロック図である。 本発明の1実施形態に係る寝具の制御装置における制御電源供給部及びスイッチ検出部を示す回路図である。 本発明の1実施形態に係る寝具の制御装置における過放電保護部を示す回路図である。 本発明の1実施形態に係る寝具の制御装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の1実施形態に係る寝具の過放電保護方法を示すフロー図である。
符号の説明
1…車両用空気循環式寝具 10…寝具本体 16…バッテリ
18…制御装置 20…温度調節ユニット 30…冷凍サイクル
80…過放電保護部 90…主制御部

Claims (7)

  1. 車両に配設される寝具本体と、圧縮機と凝縮器と蒸発器とを連結した冷凍サイクル及び前記冷凍サイクルを制御する制御部を有し空気の温度を調節する温度調節ユニットと、前記温度調節ユニットに電源を供給するバッテリと、を備え、前記温度調節ユニットにより温度調節された空気を前記寝具本体内に循環させて前記寝具本体の温度を調節する車載用空気循環式寝具において、
    前記バッテリの残量が所定量以下になると前記バッテリから前記制御部に供給される電源を遮断し前記温度調節ユニットを停止させる過放電保護手段を備えることを特徴とする車載用空気循環式寝具。
  2. 前記過放電保護手段が、前記冷凍サイクルの駆動時間を検出し前記バッテリの残量を検出することを特徴とする請求項1に記載の車載用空気循環式寝具。
  3. 前記過放電保護手段が、バッテリの電圧値を検出し前記バッテリの残量を検出することを特徴とする請求項1に記載の車載用空気循環式寝具。
  4. 電源スイッチの操作を受けて前記バッテリからの電源を前記制御部に供給する電源供給部と、前記制御部の動作時に前記電源スイッチの操作を検出すると前記制御部に停止信号を入力するスイッチ検出部と、を備え、
    前記過放電保護手段は、前記バッテリの残量が所定量以下になると前記制御部に電圧低下信号を入力し、
    前記制御部は、前記電圧低下信号及び前記停止信号の少なくともいずれか一方の信号の入力を受けると前記電源供給部を停止させて前記制御部に供給される電源を遮断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載用空気循環式寝具。
  5. 前記電源供給部は、前記バッテリと前記制御部との間に配置されたリレー素子と、前記リレー素子にリレー駆動電流を切り換え可能に供給し前記バッテリと前記制御部との離接を行うスイッチング素子と、を備え、
    前記電源スイッチ及び前記制御部が前記スイッチング素子のゲート電極と接続され、
    前記電源スイッチの操作により前記スイッチング素子のゲート電圧以上の第1電圧を前記ゲート電極に供給し前記リレー素子が前記バッテリと前記制御部とを接続して前記制御部に電源を供給し、
    前記制御部の動作時において前記制御部が前記ゲート電極に前記ゲート電圧以上の第2電圧を供給し前記リレー素子が前記バッテリと前記制御部とを接続して前記制御部に電源を供給し、
    前記制御部は、前記電圧低下信号及び前記停止信号の少なくともいずれか一方の信号の入力を受けると、前記ゲート電極に前記第2電圧の供給を中止し前記バッテリと前記制御部との接続を切断して前記制御部に供給される電源を遮断することを特徴とすることを特徴とする請求項4に記載の車載用空気循環式寝具。
  6. 前記スイッチ検出部は、前記第1電圧以下であって前記第2電圧より大きいツェナー電圧を有するツェナーダイオードを介して前記スイッチング素子の前記ゲート電極と接続されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用空気循環式寝具。
  7. 前記スイッチング素子の前記ゲート電極にリセットスイッチが接続され、
    前記リセットスイッチの操作により前記ゲート電圧より小さい第3電圧を前記ゲート電極に供給し前記リレー素子が前記バッテリと前記制御部との接続を切断して前記制御部を停止させることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の車両用空気循環式寝具。
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