JPH11311396A - 高熱配管用断熱スリーブ - Google Patents
高熱配管用断熱スリーブInfo
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- JPH11311396A JPH11311396A JP10132553A JP13255398A JPH11311396A JP H11311396 A JPH11311396 A JP H11311396A JP 10132553 A JP10132553 A JP 10132553A JP 13255398 A JP13255398 A JP 13255398A JP H11311396 A JPH11311396 A JP H11311396A
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- Japan
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- heat insulating
- sleeve
- insulating sleeve
- heat
- fibers
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＥＧＲ管等の高熱配管に好適な断熱スリーブ
を提供することである。 【解決手段】 ＥＧＲ管用断熱スリーブ１はガラス繊
維、セラミックス繊維等の無機質繊維を編組して成る筒
状編組体を所定長さに切断して作ってある。その端部１
ａ，１ｂは、スリーブ１の内側に折り返してある。これ
ら端部でのほつれ防止のため、縫製処理または金具止め
する。また上記スリーブは焼成処理して有機物を加熱分
解させておくとよい。
を提供することである。 【解決手段】 ＥＧＲ管用断熱スリーブ１はガラス繊
維、セラミックス繊維等の無機質繊維を編組して成る筒
状編組体を所定長さに切断して作ってある。その端部１
ａ，１ｂは、スリーブ１の内側に折り返してある。これ
ら端部でのほつれ防止のため、縫製処理または金具止め
する。また上記スリーブは焼成処理して有機物を加熱分
解させておくとよい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の内熱機関
のＥＧＲ（エキゾースト・ガス・リサーキュレーショ
ン）管などの高熱配管用断熱スリーブの改良に関する。
のＥＧＲ（エキゾースト・ガス・リサーキュレーショ
ン）管などの高熱配管用断熱スリーブの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】排気ガス規制に対応するため、自動車等
の内熱機関にはＥＧＲ管が用いられることが多くなって
いる。ＥＧＲ管は自動車エンジンの排気ガスを排気側か
ら吸気側に送る管であり、その管からは高熱が発生す
る。このため、ＥＧＲ管をそのまま使用すると、耐熱性
の低い周辺部品への熱害の恐れや、また走行後にメンテ
ナンスを実施した場合、作業者が火傷をする恐れがある
ので、断熱材を被覆している。
の内熱機関にはＥＧＲ管が用いられることが多くなって
いる。ＥＧＲ管は自動車エンジンの排気ガスを排気側か
ら吸気側に送る管であり、その管からは高熱が発生す
る。このため、ＥＧＲ管をそのまま使用すると、耐熱性
の低い周辺部品への熱害の恐れや、また走行後にメンテ
ナンスを実施した場合、作業者が火傷をする恐れがある
ので、断熱材を被覆している。
【０００３】公知のＥＧＲ管に被覆する断熱材として
は、（ｉ）アルミ箔とガラスクロス、或いはガラスクロ
スとアルミ箔と断熱ペーパーより成るフレキシブルチュ
ーブ、（ii）アルミ箔と断熱ペーパーより成るフレキシ
ブルチューブの内側に断熱マット（ガラスマット）を付
加した物、（iii）ガラススリーブに樹脂を全体に含浸
させた物、（iv）ＥＧＲ管に巻き付けるガラス繊維にて
織られた断熱テープがある。
は、（ｉ）アルミ箔とガラスクロス、或いはガラスクロ
スとアルミ箔と断熱ペーパーより成るフレキシブルチュ
ーブ、（ii）アルミ箔と断熱ペーパーより成るフレキシ
ブルチューブの内側に断熱マット（ガラスマット）を付
加した物、（iii）ガラススリーブに樹脂を全体に含浸
させた物、（iv）ＥＧＲ管に巻き付けるガラス繊維にて
織られた断熱テープがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】自動車が走行するとＥ
ＧＲ管より高熱を発し、従来のＥＧＲ管用断熱材では断
熱材に使用されていた接着剤、収束剤等が加熱されて発
煙し場合によっては、ユーザーが有害な煙を吸入してし
まうことになる。また、ユーザーがその発煙を車両事故
と誤認してしまう恐れがある。
ＧＲ管より高熱を発し、従来のＥＧＲ管用断熱材では断
熱材に使用されていた接着剤、収束剤等が加熱されて発
煙し場合によっては、ユーザーが有害な煙を吸入してし
まうことになる。また、ユーザーがその発煙を車両事故
と誤認してしまう恐れがある。
【０００５】その他、従来の前記各断熱材には下記のよ
うな問題がある。 （ｉ）前記フレキシブルチューブは耐熱温度が低い。ま
たＥＧＲ管を排気パイプと吸気パイプに組み付けるため
に、ＥＧＲ管の両端にフランジ又は口金が付いている場
合は、このチューブの円周上軸方向に全長に渡るスリッ
トを設けチューブを開いてＥＧＲ管に覆い被せる必要が
ある。またＥＧＲ管を排気パイプと吸気パイプに組み付
けるＥＧＲ管の両端にフランジ又は口金が付いていない
場合においてもＥＧＲ管の屈曲部のＲが小さくフレキシ
ブルチューブにスリットがない場合は通りにくく、もし
くは通らなく、取付け性が悪い。更にそのチューブ又は
接着剤を使用しているため、前述のように加熱される
と、発煙する。 （ii）前記フレキシブルチューブの内側に断熱マット
（ガラスマット）を付加した物は、高価である。またそ
の他（ｉ）と同様の問題がある。 （iii）前記ガラススリーブに全体に樹脂を含浸させた
物は前述のように収束剤、含浸樹脂されたため加熱によ
り発煙する。 （iv）前記ガラス繊維にて織られた断熱テープはＥＧＲ
管への組み付け性が悪い。また収束剤を含んでいるため
熱がかかると発煙する。
うな問題がある。 （ｉ）前記フレキシブルチューブは耐熱温度が低い。ま
たＥＧＲ管を排気パイプと吸気パイプに組み付けるため
に、ＥＧＲ管の両端にフランジ又は口金が付いている場
合は、このチューブの円周上軸方向に全長に渡るスリッ
トを設けチューブを開いてＥＧＲ管に覆い被せる必要が
ある。またＥＧＲ管を排気パイプと吸気パイプに組み付
けるＥＧＲ管の両端にフランジ又は口金が付いていない
場合においてもＥＧＲ管の屈曲部のＲが小さくフレキシ
ブルチューブにスリットがない場合は通りにくく、もし
くは通らなく、取付け性が悪い。更にそのチューブ又は
接着剤を使用しているため、前述のように加熱される
と、発煙する。 （ii）前記フレキシブルチューブの内側に断熱マット
（ガラスマット）を付加した物は、高価である。またそ
の他（ｉ）と同様の問題がある。 （iii）前記ガラススリーブに全体に樹脂を含浸させた
物は前述のように収束剤、含浸樹脂されたため加熱によ
り発煙する。 （iv）前記ガラス繊維にて織られた断熱テープはＥＧＲ
管への組み付け性が悪い。また収束剤を含んでいるため
熱がかかると発煙する。
【０００６】本発明の目的は断熱性が高く伸縮性があっ
て配管への被覆が容易であり、発煙も防止可能な高熱配
管用断熱スリーブを提供することにある。
て配管への被覆が容易であり、発煙も防止可能な高熱配
管用断熱スリーブを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第１の発明は、ガラス繊維、セラミックス繊維等の
無機質繊維を編組した所定長さの無機質繊維の筒状編組
体から成る高熱配管被覆用の断熱スリーブであって、端
部をスリーブの内側に折り返したことを特徴とする。
め、第１の発明は、ガラス繊維、セラミックス繊維等の
無機質繊維を編組した所定長さの無機質繊維の筒状編組
体から成る高熱配管被覆用の断熱スリーブであって、端
部をスリーブの内側に折り返したことを特徴とする。
【０００８】また第２の発明は、ガラス繊維、セラミッ
クス繊維等の無機質繊維を編組した所定長さの無機質繊
維の筒状編組体から成る高熱配管被覆用の断熱スリーブ
であって、前記筒状編組体は外側及び内側筒状編組体で
構成され、両編組体の一端部が互いに連結され、外側又
は外側の内側筒状編組体の他端部が内側に折り返された
ことを特徴とする。
クス繊維等の無機質繊維を編組した所定長さの無機質繊
維の筒状編組体から成る高熱配管被覆用の断熱スリーブ
であって、前記筒状編組体は外側及び内側筒状編組体で
構成され、両編組体の一端部が互いに連結され、外側又
は外側の内側筒状編組体の他端部が内側に折り返された
ことを特徴とする。
【０００９】更に第３の発明は、ガラス繊維、セラミッ
クス繊維等の無機質繊維を編組した所定長さの無機質繊
維の筒状編組体から成る高熱配管被覆用の断熱スリーブ
であって、前記筒状編組体は外側及び内側筒状編組体で
構成され、上記外側又は外側と内側筒状編組体の両端部
が内側に折り返されたことを特徴とする。
クス繊維等の無機質繊維を編組した所定長さの無機質繊
維の筒状編組体から成る高熱配管被覆用の断熱スリーブ
であって、前記筒状編組体は外側及び内側筒状編組体で
構成され、上記外側又は外側と内側筒状編組体の両端部
が内側に折り返されたことを特徴とする。
【００１０】更に第４の発明は、ガラス繊維、セラミッ
クス繊維等の無機質繊維を編組した所定長さの無機質繊
維の筒状編組体から成る高熱配管被覆用の断熱スリーブ
であって、上記筒状編組体は、少なくとも外側及び内側
の２つの筒状編組体から成り、内側筒状編組体の上に外
側筒状編組体が編組されていて、上記外側と内側筒状編
組体の両端部が内側に折り返されたことを特徴とする。
クス繊維等の無機質繊維を編組した所定長さの無機質繊
維の筒状編組体から成る高熱配管被覆用の断熱スリーブ
であって、上記筒状編組体は、少なくとも外側及び内側
の２つの筒状編組体から成り、内側筒状編組体の上に外
側筒状編組体が編組されていて、上記外側と内側筒状編
組体の両端部が内側に折り返されたことを特徴とする。
【００１１】上記各発明について、折り返した端部を、
縫製するか、または金具止めするようにしてもよく、ま
た前記無機質繊維製のスリーブを、該スリーブ中に含ま
れる有機物の熱分解温度以上の温度で加熱処理してもよ
い。
縫製するか、または金具止めするようにしてもよく、ま
た前記無機質繊維製のスリーブを、該スリーブ中に含ま
れる有機物の熱分解温度以上の温度で加熱処理してもよ
い。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の高熱配管用断熱スリーブ
は、例えば、ガラス繊維、ガラス繊維を酸処理し、シリ
カリッチにした繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維等耐熱
性のある長繊維を筒状に編組した物を単層もしくは複層
にし、その筒状の端部は内側に折り返してほつれ防止構
造とする。更に完全なほつれ防止構造とするには縫製処
理、金具止め加工を施す。加えて収束剤等の有機物が加
熱され発煙するのを防止するため望ましくはその後、３
００〜５００℃で３０分〜７２時間焼成処理する。例え
ば、ガラス繊維製のスリーブの両端部を２０ｍｍ内側に
折り曲げ、スリーブが２層になった部位を、縫製処理す
る。その後スリーブを３８０℃×２時間焼成する。ま
た、ガラス繊維製のスリーブを数本重ね合わせて、スリ
ーブの切断端部側を内側に２０ｍｍ折り返し、縫製、加
工する。その後加工したスリーブを４３０℃×１３時間
焼成処理する。焼成処理はスリーブの段階で、端部折り
返し加工後または縫製、金具止め加工後のいずれの段階
で実施しても良い。また、焼成条件は３００〜５００℃
で３０分〜７２時間とする。
は、例えば、ガラス繊維、ガラス繊維を酸処理し、シリ
カリッチにした繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維等耐熱
性のある長繊維を筒状に編組した物を単層もしくは複層
にし、その筒状の端部は内側に折り返してほつれ防止構
造とする。更に完全なほつれ防止構造とするには縫製処
理、金具止め加工を施す。加えて収束剤等の有機物が加
熱され発煙するのを防止するため望ましくはその後、３
００〜５００℃で３０分〜７２時間焼成処理する。例え
ば、ガラス繊維製のスリーブの両端部を２０ｍｍ内側に
折り曲げ、スリーブが２層になった部位を、縫製処理す
る。その後スリーブを３８０℃×２時間焼成する。ま
た、ガラス繊維製のスリーブを数本重ね合わせて、スリ
ーブの切断端部側を内側に２０ｍｍ折り返し、縫製、加
工する。その後加工したスリーブを４３０℃×１３時間
焼成処理する。焼成処理はスリーブの段階で、端部折り
返し加工後または縫製、金具止め加工後のいずれの段階
で実施しても良い。また、焼成条件は３００〜５００℃
で３０分〜７２時間とする。
【００１３】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例を説明す
る。図１は本発明のＥＧＲ管用断熱スリーブの一実施例
の平面図で、図２はそのＡ−Ａ線断面図である。同図に
おいて、ＥＧＲ管用断熱スリーブＩはガラス繊維、セラ
ミックス繊維等の無機質繊維を編組して成る無機質繊維
の筒状編組体を所定長さに切断して得るもので、その端
部１ａ，１ｂはスリーブＩの内側に折り返してほつれ防
止構造としてある。そして特にほつれ防止を確実にする
ためには、図３に示すように縫製処理３ａ，３ｂを施す
か、図４に示すように金具止め加工４ａ，４ｂを施す。
この縫製処理又は金具止め加工方法によりスリーブの端
部の径は広がり難くなることもある。上記縫製処理又は
金具止め加工はスリーブＩの端部１ａ，１ｂを、開いた
大口径の状態で行ない、スリーブＩをＥＧＲ管に覆い被
せる時にこの端部がＥＧＲ管のフランジ又は口金部を通
過できるようにすることもある。
る。図１は本発明のＥＧＲ管用断熱スリーブの一実施例
の平面図で、図２はそのＡ−Ａ線断面図である。同図に
おいて、ＥＧＲ管用断熱スリーブＩはガラス繊維、セラ
ミックス繊維等の無機質繊維を編組して成る無機質繊維
の筒状編組体を所定長さに切断して得るもので、その端
部１ａ，１ｂはスリーブＩの内側に折り返してほつれ防
止構造としてある。そして特にほつれ防止を確実にする
ためには、図３に示すように縫製処理３ａ，３ｂを施す
か、図４に示すように金具止め加工４ａ，４ｂを施す。
この縫製処理又は金具止め加工方法によりスリーブの端
部の径は広がり難くなることもある。上記縫製処理又は
金具止め加工はスリーブＩの端部１ａ，１ｂを、開いた
大口径の状態で行ない、スリーブＩをＥＧＲ管に覆い被
せる時にこの端部がＥＧＲ管のフランジ又は口金部を通
過できるようにすることもある。
【００１４】図５に示すＥＧＲ管用断熱スリーブは本発
明の他の実施例で、外側及び内側筒状編組体１，２で構
成され、両編組体の一端部１ｂは互いに連結され、他端
部１ａは内側に折り返されている。その製造方法は、前
記筒状編組体を所定長さに切断した後、一端部１ｂから
外側に捲り返し、スリーブＩの長さ方向の一定部分１
（外側筒状編組体）を他の長さ方向の一定部分２（内側
筒状編組体）の上に重ね合わせ、他端部１ａを内側に折
り返して４層構造の端部としている。
明の他の実施例で、外側及び内側筒状編組体１，２で構
成され、両編組体の一端部１ｂは互いに連結され、他端
部１ａは内側に折り返されている。その製造方法は、前
記筒状編組体を所定長さに切断した後、一端部１ｂから
外側に捲り返し、スリーブＩの長さ方向の一定部分１
（外側筒状編組体）を他の長さ方向の一定部分２（内側
筒状編組体）の上に重ね合わせ、他端部１ａを内側に折
り返して４層構造の端部としている。
【００１５】図６に示すＥＧＲ管用断熱スリーブはこの
端部１ａをホッチキス止め６ａとし、また図７はこの端
部３を縫製処理３ａとする。
端部１ａをホッチキス止め６ａとし、また図７はこの端
部３を縫製処理３ａとする。
【００１６】図８に示すＥＧＲ管用断熱スリーブは本発
明の他の実施例で、外側及び内側筒状編組体１，２で構
成され、両編組体の一端部１ｂは互いに連結され、外側
筒状編組体の他端部１ａが内側に折り返されている。そ
の製造方法は、前記筒状編組体を所定長さに切断した
後、一端部１ｂから外側に捲り返し、一定部分２（内側
筒状編組体）の上に重ね合わせた一定部分１（外側筒状
編組体）の長さを一定部分２の長さより長くし一定部分
１の他端部１ａのみを内側に折り返して端部３は３層構
造として縫製処理３ａを施している。
明の他の実施例で、外側及び内側筒状編組体１，２で構
成され、両編組体の一端部１ｂは互いに連結され、外側
筒状編組体の他端部１ａが内側に折り返されている。そ
の製造方法は、前記筒状編組体を所定長さに切断した
後、一端部１ｂから外側に捲り返し、一定部分２（内側
筒状編組体）の上に重ね合わせた一定部分１（外側筒状
編組体）の長さを一定部分２の長さより長くし一定部分
１の他端部１ａのみを内側に折り返して端部３は３層構
造として縫製処理３ａを施している。
【００１７】図９に示すＥＧＲ管用断熱スリーブは本発
明の更に他の実施例で、外側及び内側筒状編組体１，２
で構成され、両編組体の両端部１ａ，２ａ，１ｂ，２ｂ
が内側に折り返されている。その製造方法は、前記筒状
編組体を所定長さに切断した後、一つの筒状体１（外側
筒状編組体）を他の筒状体２（内側筒状編組体）の上に
覆い被せて２層構造の筒状体Ｉとした後、夫々の端部１
ａ，２ａ，１ｂ，２ｂを折り返して４層構造の端部と
し、その端部に縫製処理３ａ，３ｂを施している。この
場合、内側編組体の上に外側編組体を編組して２層以上
の多層の長尺筒状編組体として、これを所定長さに切断
して上記２層構造の筒状体Ｉを得るようにしてもよい。
明の更に他の実施例で、外側及び内側筒状編組体１，２
で構成され、両編組体の両端部１ａ，２ａ，１ｂ，２ｂ
が内側に折り返されている。その製造方法は、前記筒状
編組体を所定長さに切断した後、一つの筒状体１（外側
筒状編組体）を他の筒状体２（内側筒状編組体）の上に
覆い被せて２層構造の筒状体Ｉとした後、夫々の端部１
ａ，２ａ，１ｂ，２ｂを折り返して４層構造の端部と
し、その端部に縫製処理３ａ，３ｂを施している。この
場合、内側編組体の上に外側編組体を編組して２層以上
の多層の長尺筒状編組体として、これを所定長さに切断
して上記２層構造の筒状体Ｉを得るようにしてもよい。
【００１８】図１０に示すＥＧＲ管用断熱スリーブは、
外側筒状編組体１の長さを内側筒状編組体２の長さより
長くして、外側筒状編組体１の端部１ａ，１ｂのみを内
側に折り返し、３層構造の端部として縫製処理３ａ，３
ｂを施している。
外側筒状編組体１の長さを内側筒状編組体２の長さより
長くして、外側筒状編組体１の端部１ａ，１ｂのみを内
側に折り返し、３層構造の端部として縫製処理３ａ，３
ｂを施している。
【００１９】なお、上記各スリーブは、例えば、熱風循
環炉もしくは電気焼成炉にて３８０℃×２時間以上焼成
処理するのが望ましい。また本発明の断熱スリーブはＥ
ＧＲ管だけでなく、全ての高熱配管に適用できること勿
論である。
環炉もしくは電気焼成炉にて３８０℃×２時間以上焼成
処理するのが望ましい。また本発明の断熱スリーブはＥ
ＧＲ管だけでなく、全ての高熱配管に適用できること勿
論である。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明の断熱スリー
ブは無機質繊維の筒状編組体を用いているので伸縮性が
ある。このため、配管にフランジ、口金がついている場
合でもスリーブを軸方向に縮めて径を大きくして通し、
通したら伸ばしてＥＧＲ管にスリーブをフィットさせる
ことができ、取付け性が良い。また筒状体の層を重ねる
ことにより断熱性能を高めることができる。また、１本
のスリーブを一端部から外側又は内側に捲り返し、１本
のスリーブの長さ方向の一定部分を他の長さ方向の一定
部分の上に重ね合わせて２層にすることにより切断端部
が片側となり、ほつれ防止が一ヶ所で済む。またこの場
合、覆い被せる筒状体の一定部分の長さを覆い被せられ
る筒状体の一定部分より長くし、長い部分のみを内側に
折り返し、切断端部を３層にすることによりスリーブの
使用量を減らし端部の見栄えも良くすることができる。
スリーブを焼成処理することにより、繊維に使用されて
いる収束剤、またスリーブを切断する際に使用した有機
接着剤を焼失させれば、使用中に発煙する恐れがない。
ブは無機質繊維の筒状編組体を用いているので伸縮性が
ある。このため、配管にフランジ、口金がついている場
合でもスリーブを軸方向に縮めて径を大きくして通し、
通したら伸ばしてＥＧＲ管にスリーブをフィットさせる
ことができ、取付け性が良い。また筒状体の層を重ねる
ことにより断熱性能を高めることができる。また、１本
のスリーブを一端部から外側又は内側に捲り返し、１本
のスリーブの長さ方向の一定部分を他の長さ方向の一定
部分の上に重ね合わせて２層にすることにより切断端部
が片側となり、ほつれ防止が一ヶ所で済む。またこの場
合、覆い被せる筒状体の一定部分の長さを覆い被せられ
る筒状体の一定部分より長くし、長い部分のみを内側に
折り返し、切断端部を３層にすることによりスリーブの
使用量を減らし端部の見栄えも良くすることができる。
スリーブを焼成処理することにより、繊維に使用されて
いる収束剤、またスリーブを切断する際に使用した有機
接着剤を焼失させれば、使用中に発煙する恐れがない。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】上記実施例のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】上記実施例の変形例を示す断面図である。
【図４】上記実施例の他の変形例を示す断面図である。
【図５】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図６】図５の実施例の変形例を示す断面図である。
【図７】図５の実施例の他の変形例を示す断面図であ
る。
る。
【図８】図５の実施例の更に他の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図９】本発明の更に他の実施例を示す断面図である。
【図１０】図９の実施例の変形例を示す断面図である。
Ｉ 断熱スリーブ １ａ，１ｂ 筒状体の端部 ２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂ 縫製処理端部 ４ａ，４ｂ 金具止め加工端部
Claims (7)
- 【請求項１】 ガラス繊維、セラミックス繊維等の無機
質繊維を編組した所定長さの無機質繊維の筒状編組体か
ら成る高熱配管被覆用の断熱スリーブであって、 端部をスリーブの内側に折り返したことを特徴とする高
熱配管用断熱スリーブ。 - 【請求項２】 ガラス繊維、セラミックス繊維等の無機
質繊維を編組した所定長さの無機質繊維の筒状編組体か
ら成る高熱配管被覆用の断熱スリーブであって、 前記筒状編組体は外側及び内側筒状編組体で構成され、
両編組体の一端部が互いに連結され、外側又は外側と内
側筒状編組体の他端部が内側に折り返されたことを特徴
とする高熱配管用断熱スリーブ。 - 【請求項３】 ガラス繊維、セラミックス繊維等の無機
質繊維を編組した所定長さの無機質繊維の筒状編組体か
ら成る高熱配管被覆用の断熱スリーブであって、 前記筒状編組体は外側及び内側筒状編組体で構成され、
上記外側又は外側と内側筒状編組体の両端部が内側に折
り返されたことを特徴とする高熱配管用断熱スリーブ。 - 【請求項４】 ガラス繊維、セラミックス繊維等の無機
質繊維を編組した所定長さの無機質繊維の筒状編組体か
ら成る高熱配管被覆用の断熱スリーブであって、 上記筒状編組体は、少なくとも外側及び内側の２つの筒
状編組体から成り、内側筒状編組体の上に外側筒状編組
体が編組されていて、上記外側又は外側と内側の両端部
が内側に折り返されたことを特徴とする高熱配管用断熱
スリーブ。 - 【請求項５】 折り返した端部を、縫製するか、または
金具止めすることを特徴とする請求項１〜４の何れかに
記載の高熱配管用断熱スリーブ。 - 【請求項６】 前記無機質繊維製のスリーブを、該スリ
ーブ中に含まれる有機物の熱分解温度以上の温度で加熱
処理して、有機物を加熱分解処理したことを特徴とする
請求項１〜５の何れかに記載の高熱配管用断熱スリー
ブ。 - 【請求項７】 前記高熱配管が内熱機関のＥＧＲ管であ
ることを特徴とする請求項１〜６の何れかに記載の高熱
配管用断熱スリーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13255398A JP3417841B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 高熱配管用断熱スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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1998
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