JPH11311358A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH11311358A
JPH11311358A JP11851698A JP11851698A JPH11311358A JP H11311358 A JPH11311358 A JP H11311358A JP 11851698 A JP11851698 A JP 11851698A JP 11851698 A JP11851698 A JP 11851698A JP H11311358 A JPH11311358 A JP H11311358A
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JP
Japan
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movable valve
valve body
yoke
iron core
fixed iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP11851698A
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English (en)
Inventor
Yojiro Koga
陽二郎 古賀
Yasushi Miura
康 三浦
Kazuo Miyasato
和夫 宮里
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 当該電磁弁の設計時に可動弁体と固定
鉄心の外径の設定に何ら制約を受けることなく、可動弁
体と固定鉄心間の距離変化に対する可動弁体と固定鉄心
間の吸引力の変化を緩やかにさせる。 【解決手段】 可動弁体(20)に小径円筒部(2
1)を設け、サイドヨーク(13)をこの小径円筒部に
対向させて吸引力を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電磁弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁弁は、たとえば、特開平1−
96584号公報にみられる如く広く知られ、利用され
ている。この例を図7に示す。
【0003】電磁弁1は、入口2と出口3とを有するケ
ーシング4を備え、このケーシング4に電気端子5を設
ける。この電気端子5は、合成樹脂材(非磁性材)から
なりかつケーシング4内に収納されたボビン6に巻回さ
れた電気コイル7に電気的に接続される。ボビン6の中
央孔に円筒状の固定鉄心8を挿入し、該固定鉄心8をケ
ーシング4に固定させる。入口2と出口3とを結ぶ通路
9を開閉させる可動弁体10を通路9と固定鉄心8の端
面との間に配し、可動弁体10をスプリング11で附勢
し、可動弁体10を常時閉の状態とさせる。ケーシング
4の外側に磁性体のヨーク12を配し、さらに、プレー
トマグネットとしてのサイドヨーク13を、可動弁体1
0の周囲をその内周縁がとりまくように配す。尚、サイ
ドヨーク13はボビン6に埋設され、その内周縁と可動
弁体10の周囲間にはボビン6の合成樹脂材によりギャ
ップが形成され、電気コイル7の通電時に生じる磁束に
より可動弁体10が偏心するのが抑制されている。可動
弁体10はボビン6の中央孔に摺接する円筒部とその端
面に固着され、通路9を塞ぐ弾性部材を有し、この弾性
部材に円形の板ばね14を取付け、この板ばね14の外
周縁をケーシング4の内周面に支持させる。板ばね14
は可動弁体10の回動を防止し、さらに、可動弁体10
の動きを助勢する。
【0004】端子5を介して電気コイル7に通電する
と、固定鉄心8と可動弁体10とはヨーク12とサイド
ヨーク13とによりその軸方向に磁気吸引力が作用し、
互いに吸引し合い、可動弁体10がスプリング11の附
勢力に抗して、固定鉄心8側へ移動する。この結果、通
路9が開放され、入口2と出口3とが連通する。電気コ
イル7への通電を止めると、磁気による吸引力が消滅
し、スプリング11の附勢力により可動弁体10は通路
9を塞ぐ位置に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に電磁弁は、可動
弁体に作用する吸引力が可動弁体と固定鉄心間の距離の
2乗に反比例する。そのため、前述の従来の電磁弁にお
いては、可動弁体の位置制御が困難となるばかりでな
く、可動弁体と固定鉄心とが衝接して異音が発生する。
これら問題は、特開平1−247877号公報に示され
るように、可動弁体に対向する固定鉄心の端面外縁に、
可動弁体の固定鉄心側への移動に応じて可動弁体の対向
端外周を包囲可能な環状の突起部を設け、可動弁体と固
定鉄心間に生じる磁束を可動弁体と固定鉄心間の距離が
小さくなるにつれて、突起部により径方向に分散させ
て、軸方向の磁束(吸引力に寄与する)を少なくさせ、
可動弁体と固定鉄心間の距離の変化に対する吸引力の変
化を緩やかにすることで解消することができる。しかし
ながら、可動弁体の固定鉄心側への移動に応じて可動弁
体の対向端外周と固定鉄心の環状突起部とが軸方向に重
合する上記した電磁弁では、可動弁体に対して固定鉄心
を大径化する必要がある。そのため、当該電磁弁の設計
上の自由度が小さいという問題がある。それ故に、本発
明は、当該電磁弁の設計時に可動弁体と固定鉄心の外径
の設定に何ら制約を受けることなく、可動弁体と固定鉄
心間の距離変化に対する可動弁体と固定鉄心間の吸引力
の変化を緩やかにさせることを、解決すべき課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、前述した課
題を解決するために、可動弁体が開方向に動くにつれ、
可動弁体とサイドヨークとの間の距離を大きくなるよう
にさせる技術的手段を用いる。この技術的手段の採用
は、閉弁時と開弁時の、可動弁体とサイドヨークとの間
の距離を変化させ、可動弁体の固定鉄心方向への移動に
つれて該距離を大とさせ、吸引力を小さくさせる(この
吸引力は該距離の2乗に反比例する)。この結果、可動
弁体と固定鉄心の外径の設定に何ら制約を受けることな
く、可動弁体の開動作に必要な吸引力を確保しつつ、可
動弁体と固定鉄心間の距離変化に対する可動弁体と固定
鉄心間の吸引力の変化を緩やかにさせ得る。
【0007】好ましくは、円筒状の可動弁体の外周面に
前述距離を小さくさせる変形部を設ける。より好ましく
は、可動弁体に小径部を作る。
【0008】具体的には、流体用の入口と出口を有する
ケーシングと、入口と出口を結ぶ通路の開閉を制御すべ
く第1位置と第2位置とに移動可能な磁性体からなる可
動弁体と、ケーシングに支持されかつ可動弁体とその軸
心方向で離間対向する固定鉄心と、固定鉄心まわりに配
された非磁性体からなるボビンと、ボビンに巻回される
電気コイルと、ケーシングに支持されかつ磁性体からな
るヨークと、ヨークに磁気的に接続されかつ可動弁体の
外周面に近接するようにその先端が配されたサイドヨー
クと、可動弁体と固定鉄心との間に配されたスプリング
とを有し、前記可動弁体の第1位置のときの可動弁体と
サイドヨークの内側端との距離が可動弁体の第2位置の
ときの同距離よりも大となることを特徴とする電磁弁を
提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本願発明の好ましい実施例を図1
に示すが、図7に示す従来例と同一構成部分には同一引
照番号を記し、その説明を省略する。鉄系材料からなる
可動弁体20を、固定鉄心8と離間対向させ、固定鉄心
8に結合されたヨーク12および該ヨーク12に結合さ
れたサイドヨーク13とにより、電気コイル7への通電
時、固定鉄心8、ヨーク12、サイドヨーク13、可動
弁体20、固定鉄心8を通る磁路を作ることで、可動弁
体20の固定鉄心8方向への吸引を可能にさせる。電気
コイル7への通電を止めると、スプリング11の附勢力
により可動弁体20は閉位置へ自動的に移動する。
【0010】図2に示すように、可動弁体20は、ボビ
ン6の中央孔の内周面に対して摺接する大径円筒部2
4、これにつづく小径円筒部21、さらに、フランジ部
22に固定された弾性部材23とからなり、弾性部材2
3の周縁に板ばね14に相当する支持手段の内周縁を固
定させる。弾性部材23の前面中央部が通路9を塞ぎ、
小径円筒部21側の弾性部材23の部分がボビン6の端
面に当接し、可動弁体20の開方向への動きを規制す
る。
【0011】図3に示すように、可動弁体20の閉状態
では、サイドヨーク13と可動弁体20との径方向の距
離はl1 であるのに対し、図4に示すように、可動弁体
20の開動作即ち固定鉄心8方向への移動にともなって
距離はl2 (l2 >l1 )へと変化する。この結果、可
動弁体20の開動作に伴い、可動弁体20と固定鉄心8
間の距離が小さくなり可動弁体20と固定鉄心8間の吸
引力が大きくなろうとするが、可動弁体20の開動作に
伴う上記径方向の距離の変化によってサイドヨーク13
と可動弁体20間で受け渡される磁束線の数が大きく減
らされ、可動弁体20と固定鉄心8間の吸引力に寄与す
る磁束が小さくなり、可動弁体20の開方向への動きに
対する吸引力の変化が緩やかにされる。
【0012】可動弁体20の小径円筒部21は、図2に
示す如く、テーパ面21′とさせ、このテーパ面21′
にサイドヨーク13を対向させ、可動弁体20の閉弁時
サイドヨーク13の内周端の一部をこのテーパ面21′
に対向させ、可動弁体20の開動作に必要な吸引力を従
来より幾分低く抑え、可動弁体20の開弁動作に必要な
吸引力をフラットな線上にのるようにさせるとよい。
【0013】図5は本願発明の第2実施例を示すが、図
1と同構成の部分には同一符号を記す。小径円筒部21
とテーパ面21′を有する可動弁体20は、入口2と出
口3を有するケーシング4の中央孔に挿入され、可動弁
体20はこの中央孔内を摺動する。即ち、この例では、
図1の板ばね14に代わってケーシング4の中央孔が支
持手段を構成する。本例も図1の例と同じく、電気コイ
ル7への通電により固定鉄心8に可動弁体20が磁力に
より吸引されるが、くぼみ状の小径円筒部21の存在に
よりサイドヨーク13と可動弁体20との間の距離に変
化が生じ可動弁体20への吸引力を可動弁体20の弁開
方向へのストロークに応じ吸引力を低く抑えることがで
きる。
【0014】図7に示す従来例の可動弁体10は1.4
4gの重さであるのに対し、小径円筒部21を有する本
願発明の一例の可動弁体20は1.2gの重さであり、
軽量化が可能である。この軽量な可能弁体10は通路9
やボビン6への当接音を小さくできる。電気コイル7へ
0.4Aの電流を流すと従来例は550gの吸引力で開
弁するのに対し、本願発明の一例では460gに吸引力
を下げることができる。これにより、板ばね14への負
荷を小さくでき、板ばね14の耐久性を向上することが
できると共に、吸引力を下げるために特開平1−247
877号公報に示される電磁弁のように可動弁体に対し
て固定鉄心を大径化する必要がないため、可動弁体と固
定鉄心の外径設定の制約がなく設計上の自由度が大きく
でき、また当該電磁弁の小型化が図れる。これを図解す
ると図6の如くなる。本願発明の一例の吸引力の傾きは
従来品に比し、緩やかな傾きとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一例の電磁弁の断面図である。
【図2】可動弁体の断面図である。
【図3】可動弁体の閉時の小径円筒部とサイドヨークの
関係を示す部分断面図である。
【図4】可動弁体の開動作につれ、可動弁体とサイドヨ
ークとの間の距離の変化を示す部分断面図である。
【図5】本願発明の第2実施例の電磁弁の断面図であ
る。
【図6】可動弁体のストロークと吸引力を示すグラフ図
である。
【図7】従来の電磁弁を示す断面図である。
【符号の説明】
2 入口 3 出口 4 ケーシング 6 ボビン 7 電気コイル 8 固定鉄心 9 通路 11 スプリング 12 ヨーク 13 サイドヨーク 14 板ばね 20 可動弁体 21 小径円筒部 23 弾性部材 24 大径円筒部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体用の入口と出口を有するケーシング
    と、入口と出口を結ぶ通路の開閉を制御すべく第1位置
    と第2位置とに移動可能な磁性体からなる可動弁体と、
    ケーシングに支持されかつ可動弁体とその軸心方向で離
    間対向する固定鉄心と、固定鉄心まわりに配された非磁
    性体からなるボビンと、ボビンに巻回される電気コイル
    と、ケーシングに支持されかつ磁性体からなるヨーク
    と、ヨークに磁気的に接続されかつ可動弁体の外周面に
    近接するようにその先端が配されたサイドヨークと、可
    動弁体と固定鉄心との間に配されたスプリングとを有
    し、前記可動弁体の第1位置のときの可動弁体とサイド
    ヨークの内側端との距離が可動弁体の第2位置のときの
    同距離よりも大となることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 可動弁体の外周面とケーシングの内周面
    にその内外周縁を支持させた可撓性の支持手段を備える
    と共に、可動弁体がボビンの中央孔内周面に摺接する大
    径円筒部と、該大径円筒部につづく小径円筒部と、入口
    と出口を結ぶ通路を塞ぐ弾性部材とよりなり、支持手段
    の内周縁を弾性部材に支持させることを特徴とする請求
    項1に記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 可動弁体の弾性部材が、可動弁体の開
    時、ボビンの端面に当接自在な請求項2に記載の電磁
    弁。
  4. 【請求項4】 円筒状の可動弁体の外周面に可動弁体に
    対する磁力による吸引力を弱める変形部を設けている請
    求項1に記載の電磁弁。
  5. 【請求項5】 小径円筒部がテーパ面を有し、このテー
    パ面にサイドヨークの少なくとも一部が対向する請求項
    2に記載の電磁弁。
  6. 【請求項6】 流体用の入口と出口を有するケーシング
    と、入口と出口を結ぶ通路の開閉を制御する磁性体から
    なる可動弁体と、ケーシングに支持されかつ可動弁体と
    その軸心方向で離間対向する固定鉄心と、固定鉄心まわ
    りに配された非磁性体からなるボビンと、ボビンに巻回
    されかつ通電時可動弁体を一方向に吸引させる磁束を供
    給する電気コイルと、ケーシングに支持されかつ磁性体
    からなるヨークと、ヨークに磁気的に接続されかつ可動
    弁体の外周面に近接するようにその先端が配されたサイ
    ドヨークと、可動弁体の外周面とケーシングの内周面に
    その内外周縁を支持させた可撓性の支持手段と、および
    可動弁体と固定鉄心との間に配されたスプリングとを有
    し、前記可動弁体の開位置のときの可動弁体とサイドヨ
    ークの内側端との距離が可動弁体の閉位置のときの同距
    離よりも大となることを特徴とする電磁弁。
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