JPH11311321A - 車両制御装置及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

車両制御装置及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11311321A
JPH11311321A JP11930698A JP11930698A JPH11311321A JP H11311321 A JPH11311321 A JP H11311321A JP 11930698 A JP11930698 A JP 11930698A JP 11930698 A JP11930698 A JP 11930698A JP H11311321 A JPH11311321 A JP H11311321A
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秀喜 有賀
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邦裕 岩月
Takashi Ota
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Toshihiro Shiimado
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交差点から車両が進出する道路に対応させて交
差点制御を円滑に行うことができるようにする。 【解決手段】道路データ上の所定の交差点の位置、及び
道路データ上で推測される現在位置に基づいて、前記所
定の交差点について交差点制御を行う車両制御装置にお
いて、前記現在位置を検出する現在位置検出部15と、
前記道路データに基づいて目的地までの経路を設定する
経路設定手段120と、該経路設定手段120によって
設定された経路に基づいて車両を案内する案内手段12
1と、前記所定の交差点が経路上の案内交差点である場
合に交差点制御を行う制御手段123とを有する。案内
された経路上の交差点が右左折案内交差点である場合
に、交差点制御が行われる。案内手段121によって車
両が案内されるので、車両が進出する可能性の高い道路
を特定するのが容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両制御装置及び
そのプログラムを記録した記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、道路状況に対応させて走行制御を
行うことができるようにした車両制御装置が提供されて
いて、該車両制御装置においては、例えば、車両がコー
ナ又は交差点に差し掛かると想定されると、前記走行制
御としてのコーナ制御又は交差点制御が行われるように
なっている。
【0003】そのために、車両にデータ記憶部及びナビ
ゲーション処理部を備えるナビゲーション装置が搭載さ
れ、前記データ記憶部に道路状況を表すデータ等が格納
される。そして、前記ナビゲーション処理部は、前記デ
ータ等に基づいて演算処理を行い、制御用データを作成
し、該制御用データに従って前記コーナ制御又は交差点
制御を行う。
【0004】例えば、該交差点制御においては、交差点
の中心点が特定され、該中心点より手前側及び先側の所
定の範囲に制御区間が設定され、該制御区間において運
転者が所定の動作をすると、上限の変速段が決定され、
該上限の変速段より上の変速段(高速側の変速段、変速
比の小さい変速段等)が選択されないように自動変速機
の制御が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の車両制御装置においては、交差点から車両が進出す
る道路が特定されない場合、交差点制御を円滑に行うこ
とができない。そこで、ウィンカの操作等によって交差
点における車両の右左折を判定したり、交差する道路の
道路種別に基づいて、車両が進出する可能性の高い道路
を特定したりすることが考えられる。
【0006】ところが、交差点で交差する道路が多い場
合、同じような方向に複数の道路が分岐している場合、
同じ道路種別の道路が交差する場合等においては、車両
が進出する可能性の高い道路を特定するのは困難であ
る。本発明は、前記従来の車両制御装置の問題点を解決
して、交差点から車両が進出する道路に対応させて交差
点制御を円滑に行うことができる車両制御装置及びその
プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の車
両制御装置においては、道路データ上の所定の交差点の
位置、及び道路データ上で推測される現在位置に基づい
て、前記所定の交差点について交差点制御を行う車両制
御装置において、前記現在位置を検出する現在位置検出
部と、前記道路データに基づいて目的地までの経路を設
定する経路設定手段と、該経路設定手段によって設定さ
れた経路に基づいて車両を案内する案内手段と、前記所
定の交差点が経路上の案内交差点である場合に交差点制
御を行う制御手段とを有する。
【0008】本発明の他の車両制御装置においては、さ
らに、前記案内交差点が右左折案内交差点である場合に
制御パラメータを設定するパラメータ設定手段と、該制
御パラメータが設定されたときに、交差点制御を開始す
る制御開始手段と、前記制御パラメータがクリアされた
ときに、前記交差点制御を解除する制御解除手段とを有
する。
【0009】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記パラメータ設定手段は、現在位置から
次のノードまでの距離が基準距離以下である場合に制御
パラメータを設定する。本発明の更に他の車両制御装置
においては、さらに、前記パラメータ設定手段は、道路
属性に基づいて制御パラメータを設定する。
【0010】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記制御開始手段は、変速マップを変更す
る変速パターン変更処理手段を備える。本発明の更に他
の車両制御装置においては、さらに、前記制御開始手段
は、ロックアップ装置のスリップ制御を禁止するロック
アップ処理手段を備える。本発明の記録媒体において
は、道路データ上の所定の交差点の位置、及び道路デー
タ上で推測される現在位置に基づいて、前記所定の交差
点について交差点制御を行うとともに、前記道路データ
に基づいて目的地までの経路を設定し、設定された経路
に基づいて車両を案内し、前記所定の交差点が経路上の
案内交差点である場合に交差点制御を行うプログラムを
記録する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における車両制御装置の機能ブロック図であ
る。図において、15は図示されない車両の現在位置を
検出する現在位置検出部、31は、道路データに基づい
て目的地までの経路を設定する経路設定手段120、及
び該経路設定手段120によって設定された経路に基づ
いて車両を案内する案内手段121を備えるCPU、1
23は所定の交差点が経路上の案内交差点である場合に
交差点制御を行う制御手段である。
【0012】図2は本発明の実施の形態における車両制
御装置の概略図、図3は本発明の実施の形態における推
奨車速マップを示す図、図4は本発明の実施の形態にお
ける減速線マップを示す図である。なお、図3におい
て、横軸にノード半径を、縦軸に推奨車速VR を、図4
において、横軸に車両の位置を、縦軸に車速Vを採って
ある。
【0013】図2において、10は自動変速機(A/
T)、11はエンジン(E/G)、12は前記自動変速
機10の全体の制御を行う自動変速機制御装置(EC
U)、13は前記エンジン11の全体の制御を行うエン
ジン制御装置(EFI)、14はナビゲーション装置で
ある。また、41はウインカセンサ、42は運転者の動
作を検出するアクセルセンサ、43は前記運転者の動作
を検出するブレーキセンサ、44は車速センサ、45は
スロットル開度センサ、46は記録媒体としてのRO
M、47は通常モードとナビモードとを選択するための
モード選択部である。
【0014】前記ナビゲーション装置14は、現在位置
検出部15、道路状況を表すデータ等が格納されたデー
タ記憶部16、前記データ等に基づいて、ナビゲーショ
ン処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部
17、入力部34、表示部35、音声入力部36、音声
出力部37及び通信部38を有する。そして、現在位置
検出部15は、GPS(グローバルポジショニングセン
サ)21、地磁気センサ22、距離センサ23、ステア
リングセンサ24、ビーコンセンサ25、ジャイロセン
サ26、図示されない高度計等から成る。
【0015】前記GPS21は、人工衛星によって発生
させられた電波を受信して、現在位置を検出し、前記地
磁気センサ22は、地磁気を測定することによって車両
が向いている方位を検出し、前記距離センサ23は、道
路上の所定の地点間の距離等を検出する。前記距離セン
サ23としては、例えば、車輪の回転数を測定し、該回
転数に基づいて距離を検出するもの、加速度を測定し、
該加速度を2回積分して距離を検出するもの等を使用す
ることができる。
【0016】また、前記ステアリングセンサ24は、舵
(だ)角を検出するためのものであり、例えば、図示さ
れないステアリングホイールの回転部に取り付けられた
光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付け
られた角度センサ等が使用される。そして、前記ビーコ
ンセンサ25は、道路に沿って配設されたビーコンから
の位置情報を受信して現在位置を検出する。前記ジャイ
ロセンサ26は、車両の回転角速度を検出するものであ
り、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用され
る。そして、前記ジャイロセンサ26によって検出され
た回転角速度を積分することにより、車両が向いている
方位を検出することができる。
【0017】なお、前記GPS21及びビーコンセンサ
25においては、それぞれ単独で現在位置を検出するこ
とができるが、距離センサ23の場合は、該距離センサ
23によって検出された距離と、地磁気センサ22及び
ジャイロセンサ26によって検出された方位とを組み合
わせることにより現在位置が検出される。また、距離セ
ンサ23によって検出された距離と、ステアリングセン
サ24によって検出された舵角とを組み合わせることに
よって現在位置を検出することもできる。
【0018】前記データ記憶部16は、地図データファ
イル、交差点データファイル、ノードデータファイル、
道路データファイル、目的地データファイル、行先デー
タファイル、写真データファイル、及び各地域のホテ
ル、ガソリンスタンド、観光地案内等の各主地域ごとの
情報が格納されたデータファイルを備える。これら各デ
ータファイルには、経路を検索するための経路データの
ほか、前記表示部35の画面に、検索した経路に沿って
案内図を表示したり、交差点又は経路における特徴的な
写真、コマ図等を表示したり、次の交差点までの距離、
次の交差点における進行方向等を表示したり、他の案内
情報を表示したりするための各種のデータが格納され
る。なお、前記データ記憶部16には、所定の情報を音
声出力部37によって出力するための各種のデータも格
納される。
【0019】ところで、前記交差点データファイルには
各交差点に関する交差点データが、ノードデータファイ
ルにはノードに関するノードデータが、道路データファ
イルには道路に関する道路データがそれぞれ格納され、
前記交差点データ、ノードデータ及び道路データによっ
て道路状況が表される。なお、前記ノードデータは、前
記地図データファイルに格納された地図データにおける
道路の位置及び形状を表す要素であり、道路上の各ノー
ド及び各ノード間を連結するリンクを示すデータから成
る。そして、前記道路データによって、道路自体につい
ては、幅員、勾配(こうばい)、カント、バンク、路面
の状態、道路の車線数、車線数の減少する地点、幅員の
狭くなる地点等が、コーナについては、曲率半径、交差
点、T字路、コーナの入口等が、道路属性については、
踏切、高速道路出口ランプウェイ、高速道路の料金所、
降坂路、登坂路、道路種別(国道、一般道路、高速道路
等)等がそれぞれ表される。
【0020】なお、現在位置から目的地までの経路は、
前記道路データ、交差点データ、ノードデータ等を使用
して検索によって設定したり、入力部34をマニュアル
操作することによって設定したりすることができる。そ
して、前記経路が設定されると、案内道路列、案内交差
点、分岐点での進行方法、位置(交差点番号)等の経路
に関する経路案内情報が設定されるとともに、該経路案
内情報がテーブルとして記録される。
【0021】したがって、現在位置を追跡することによ
って、前記テーブルを参照して経路を案内したり、経路
上で現在位置の前方における所定距離内の検索を行った
り、案内交差点、分岐点等を読み出したり、案内交差点
に関する案内情報(音声データ、交差点拡大図データ
等)を作成したりすることができる。また、前記ナビゲ
ーション処理部17は、ナビゲーション装置14の全体
の制御を行うCPU31、該CPU31が制御を行うに
当たってワーキングメモリとして使用されるRAM3
2、及び制御プログラムのほか、目的地までの経路の検
索、経路中の走行案内、特定区間の決定等を行うための
各種のプログラムが記録された記録媒体としてのROM
33から成るとともに、前記ナビゲーション処理部17
に、前記入力部34、表示部35、音声入力部36、音
声出力部37及び通信部38が接続される。
【0022】なお、前記データ記憶部16及びROM3
3は、図示されない磁気コア、半導体メモリ等によって
構成される。また、前記データ記憶部16及びROM3
3に代えて、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピーデ
ィスク、磁気ドラム、CD、MD、DVD、光ディス
ク、ICカード、光カード等の各種の記録媒体を使用す
ることもできる。
【0023】本実施の形態においては、前記ROM33
に各種のプログラムが記録され、前記データ記憶部16
に各種のデータが格納されるようになっているが、各種
のプログラム及び各種のデータを同じ外部の記録媒体に
記録することもできる。この場合、例えば、前記ナビゲ
ーション処理部17に図示されないフラッシュメモリを
配設し、前記外部の記録媒体から前記プログラム及びデ
ータを読み出してフラッシュメモリに書き込むこともで
きる。したがって、外部の記録媒体を交換することによ
って前記プログラム及びデータを更新することができ
る。また、自動変速機制御装置12の制御プログラム等
を併せて前記外部の記録媒体に記録することもできる。
このように、各種の記録媒体に記録された各種のプログ
ラムを起動し、各種のデータに基づいて各種の処理を行
うことができる。
【0024】さらに、前記通信部38は、FM送信装
置、電話回線等との間で各種のデータの送受信を行うた
めのものであり、例えば、図示されない情報センサ等に
よって受信した渋滞等の道路情報、交通事故情報、GP
S21の検出誤差を検出するD−GPS情報等の各種の
データを受信する。なお、本発明の機能を実現するため
のプログラム及びデータの少なくとも一部を前記通信部
38によって受信し、フラッシュメモリ等に格納するこ
ともできる。
【0025】そして、前記入力部34は、走行開始時の
位置を修正したり、目的地を入力したりするためのもの
であり、表示部35と別に配設されたキーボード、マウ
ス、バーコードリーダ、ライトペン、遠隔操作用のリモ
ートコントロール装置等を使用することができる。ま
た、前記入力部34は、表示部35に画像で表示された
キー又はメニューにタッチすることにより、入力を行う
タッチパネルによって構成することもできる。
【0026】そして、前記表示部35には、操作案内、
操作メニュー、操作キーの案内、目的地までの経路、走
行する経路に沿った案内等が表示される。前記表示部3
5としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、
プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを
投影するホログラム装置等を使用することができる。そ
して、音声入力部36は、図示されないマイクロホン等
によって構成され、音声によって必要な情報を入力する
ことができるようになっている。さらに、音声出力部3
7は、それぞれ図示されない音声合成装置及びスピーカ
を備え、音声合成装置によって合成された音声による案
内情報をスピーカから出力する。なお、音声合成装置に
よって合成された音声のほかに、各種の案内情報をテー
プに録音しておき、該案内情報をスピーカから出力する
こともできる。
【0027】ところで、前記構成の車両制御装置におい
て、自動変速機制御装置12は、ROM46に記録され
た制御プログラムに従ってシフトアップ又はシフトダウ
ンの変速を行う。そして、運転者がモード選択部47を
操作することによって通常モードが選択されると、前記
自動変速機制御装置12は、前記車速センサ44によっ
て検出された車速V、及びスロットル開度センサ45に
よって検出されたスロットル開度に基づいて、ROM4
6内の図示されない変速マップを参照し、前記車速V及
びスロットル開度に対応する変速段を選択する。
【0028】また、運転者がモード選択部47を操作す
ることによってナビモードが選択されると、前記ナビゲ
ーション処理部17は、データ記憶部16から所定の道
路データを読み出し、変速段の上限値又は下限値を規定
するための制御内容を設定するとともに、該制御内容に
対応させて制御推奨フラグを自動変速機制御装置12に
送信する。そして、自動変速機制御装置12は、前記制
御推奨フラグを受信し、図示されないアクセルペダルが
緩められたこと等の所定の条件が満たされると、上限の
変速段を決定し、該上限の変速段以上で変速を行わない
ようにする。なお、常時、前記ナビゲーション処理部1
7によって、ナビモードが選択されたときと同様の処理
を行うことができる。
【0029】次に、ナビモードが選択された場合の前記
ナビゲーション処理部17の動作について更に説明す
る。なお、本実施の形態においては、走行制御としてコ
ーナ制御を行う場合について説明する。まず、前記CP
U31は、現在位置検出部15によって検出された現在
位置を読み込むとともに、データ記憶部16の道路デー
タファイルにアクセスし、前記現在位置より前方の位置
の道路データを前記道路データファイルから読み出し、
制御実施条件が成立しているかどうかを判断する。この
場合、前記制御実施条件として、前記道路データが前記
道路データファイル内に存在していること、フェール動
作が発生していないこと等が設定される。
【0030】そして、前記制御実施条件が成立すると、
前記CPU31は、道路形状判断処理を行い、道路形状
を判断する。すなわち、CPU31は、前記現在位置及
び前記現在位置より前方の位置の道路データに基づい
て、制御リストを作成し、制御用データとして現在位置
を含む道路上の所定の範囲(例えば、現在位置から1〜
2〔km〕)内の各ノードごとに道路のノード半径を算
出する。
【0031】なお、必要に応じて現在位置から目的地ま
での経路を検索し、検索した経路上のノードについてノ
ード半径を算出することもできる。この場合、道路デー
タに従って、各ノードの絶対座標、及び前記各ノードに
隣接する二つのノードの各絶対座標に基づいて演算処理
を行い、前記ノード半径を算出する。また、道路データ
としてあらかじめデータ記憶部16にノード半径を、例
えば、各ノードに対応させて格納しておき、必要に応じ
て前記ノード半径を読み出すこともできる。
【0032】次に、CPU31は、前記所定の範囲内に
おいて前記ノード半径が閾(しきい)値より小さいノー
ドが検出されると、コーナ制御を必要とするコーナが有
ると判定してコーナ制御を行うための推奨変速段決定処
理を開始し、図3の推奨車速マップを参照して、前記ノ
ード半径に対応する推奨車速VR を読み込む。なお、前
記推奨車速マップにおいては、ノード半径が小さくなる
と推奨車速VR が低くされ、ノード半径が大きくなると
推奨車速VR が高くされる。次に、ナビゲーション処理
部17は現在位置から各ノードまでの道路の勾配を算出
する。
【0033】ところで、本実施の形態においては、車両
がコーナに差し掛かると、現在位置からコーナに到達す
るまでに車速Vが前記推奨車速VR になるような減速が
必要であると判断される。そこで、現在位置から所定の
範囲内の各ノードのうちノード半径が閾値より小さい特
定のノードNdi (i=1、2、…)が選択され、該各
ノードNdi について推奨車速VRi(i=1、2、…)
が算出され、該推奨車速VRiに基づいて推奨値算出処理
が行われ、推奨変速段が推奨値として決定されるように
なっている。
【0034】そのために、CPU31は、各ノードNd
i について、現在の変速段を維持することが望ましいと
考えられる閾値を表す減速加速度基準値α、及びこれ以
上減速加速度(減速の度合い)が大きくなる場合は、変
速段を3速以下にすることが望ましいと考えられる閾値
を表す減速加速度基準値βを設定する。前記各減速加速
度基準値α、βは、道路の勾配も考慮して設定される。
これは、平坦(たん)な道路において減速を行う場合
と、登坂路又は降坂路において減速を行う場合とでは、
同じ距離を走行させても減速加速度が異なるからであ
る。例えば、登坂路においては、運転者が車両を減速さ
せようとした場合、積極的にシフトダウンの変速を行わ
なくても十分な減速が行われる。
【0035】また、前記各減速加速度基準値α、βを、
道路の勾配に対応させて複数設定したり、平坦な道路用
として1組の減速加速度基準値α、βをあらかじめ設定
しておき、道路の勾配に対応させて前記各減速加速度基
準値α、βを補正したりすることができる。さらに、車
両の総重量を算出し、例えば、乗員が1名である場合と
4名である場合とで減速加速度基準値α、βを異ならせ
ることもできる。この場合、車両の総重量は、例えば、
特定の出力軸トルクを発生させたときの加速度に基づい
て算出される。
【0036】続いて、CPU31は、現在位置から各ノ
ードNdi までの区間距離Lを算出し、該区間距離L、
前記推奨車速VRi及び前記減速加速度基準値αに基づい
て、シフトアップの変速が行われるのを禁止するための
ホールド制御用減速線Mhを、区間距離L、前記推奨車
速VRi及び減速加速度基準値βに基づいて、シフトダウ
ンの変速を許可するための減速線、すなわち、変速許可
制御用減速線Msをそれぞれ設定する。この場合、該変
速許可制御用減速線Msは、区間距離Lにおいてそれぞ
れ減速加速度基準値βで減速が行われた場合に、各ノー
ドNdi を推奨車速VRiで走行することができる車速V
の値を示す。
【0037】ところで、前記現在位置を現在位置検出部
15によって検出するようになっているので、検出され
た現在位置に検出誤差が生じると、検出された現在位置
と実際の現在位置とが異なってしまう。その場合、減速
加速度基準値βに基づいて前記変速許可制御用減速線M
sを一律に設定すると、実際の道路状況に対応したコー
ナ制御を行うことができなくなってしまう。
【0038】そこで、前記変速許可制御用減速線Msと
は別に現在位置検出部15の検出誤差を考慮に入れた変
速許可制御用減速線M1を設定するようにしている。こ
の場合、該変速許可制御用減速線M1は、現在位置から
前記ノードNdi に到達するまでの車速パターンを示す
減速線部分ma、及び該減速線部分maに連続させて形
成され、各ノードNdi から現在位置に近づく側に延び
てノード幅を形成する調整部分mcから成る。本実施の
形態において、減速線部分maは、変速許可制御用減速
線M1より所定距離分、すなわち、調整部分mc分だけ
ずらすことによって形成される。また、減速線部分ma
を、変速許可制御用減速線Msより所定速度だけ低い値
にすることによって形成することもできる。
【0039】そして、前記調整部分mcの車速Vは、ノ
ードNdi に対応する推奨車速VRiと等しくされる。な
お、前記調整部分mcを、所定のノード幅を持たせて所
定の車速パターンで設定することができる。また、前記
調整部分mcを、現在位置検出部15による現在位置の
検出精度に応じて変更することもできる。例えば、検出
精度が低い場合は、調整部分mcが長くされる。この場
合、前記検出精度は、各種センサの検出状態、マッチン
グ状態等の現在位置の検出状態を評価し、評価結果に基
づいて設定されるので、後述する第2の判定領域AR2
が不必要に広くならない。したがって、実際の道路状況
に一層対応した走行制御を行うことができる。
【0040】そして、ホールド制御用減速線Mhは、前
記変速許可制御用減速線M1に対応させて、例えば、変
速許可制御用減速線M1より10〔km/h〕だけ低い
値にされる。また、ホールド制御用減速線Mhを変速許
可制御用減速線M1より所定距離分だけずらすことがで
きる。そして、前記ホールド制御用減速線Mh及び変速
許可制御用減速線Ms、M1はコーナ制御が終了するま
で固定される。
【0041】なお、前記ホールド制御用減速線Mh及び
変速許可制御用減速線Msは、いずれも演算処理を行う
ことによって設定することができるだけでなく、演算結
果をROM33にマップとして記録しておき、該マップ
を参照することによって設定することもできる。この場
合、ROM33によって図示されない減速線設定手段が
構成される。また、前記減速加速度基準値βのほかに、
これ以上減速加速度が大きくなる場合は、変速段を2速
以下にすることが望ましいと考えられる閾値を表す減速
加速度基準値γを設定することもできる。その場合、変
速許可制御用減速線Ms、M1のほかに、シフトダウン
の変速を許可するための他の減速線が設定される。
【0042】そして、図4に示されるように、変速許可
制御用減速線Msより高速側に、シフトダウンの変速を
許容する第1の判定領域AR1が、変速許可制御用減速
線Ms、M1間に、現在位置検出部15における現在位
置の検出誤差を前提にしてシフトダウンの変速を許容す
る第2の判定領域AR2が、ホールド制御用減速線Mh
と変速許可制御用減速線M1との間にシフトアップの変
速を禁止する第3の判定領域AR3が設定される。
【0043】本実施の形態においては、現在位置検出部
15によって検出された現在位置に検出誤差が生じて
も、車両がノードNdi より調整部分mcの距離分だけ
手前に到達したときに、現在の車速Vnow が第1〜第3
の判定領域AR1〜AR3のいずれに属するかを判定す
ることが可能になるので、コーナ制御が開始されるのが
遅れることはない。
【0044】続いて、前記減速線設定手段は、現在位置
に対応する第1の設定値としてのホールド制御用減速線
Mhの値Vh、現在位置に対応する第2の設定値として
の変速許可制御用減速線M1の値V1、及び現在位置に
対応する第3の設定値としての変速許可制御用減速線M
sの値Vsを算出するとともに、現在の車速Vnow を読
み込み、該車速Vnow と前記値Vh、V1、Vsとを比
較する。
【0045】そして、車速Vnow が、値Vh以上であ
り、かつ、値V1より低く、第3の判定領域AR3に属
する場合、CPU31の図示されない推奨値算出手段
は、変速段の推奨値として、現在の変速段(以下「実変
速段」という。)と同じ変速段を算出し、コーナ制御用
の制御推奨フラグAを設定(オン)する。このとき、該
制御推奨フラグAが設定されることによって、自動変速
機制御装置12にホールド制御が行われることが推奨さ
れる。なお、ホールド制御が行われると、シフトアップ
の変速が行われるのが禁止されるので、ハンチングが発
生するのを防止することができる。例えば、一旦(いっ
たん)シフトダウンの変速が行われて3速になった後に
4速になるのが防止される。
【0046】また、前記車速Vnow が、値V1以上であ
り、かつ、値Vsより低く、第2の判定領域AR2に属
する場合、前記推奨値算出手段は、変速段の推奨値とし
て、例えば、3速を算出し、コーナ制御用の制御推奨フ
ラグBを設定する。このとき、該制御推奨フラグBが設
定されることによって、自動変速機制御装置12に、第
1の制御開始条件が成立したときに、実変速段より低い
変速段へのシフトダウンの変速が行われることが推奨さ
れる。
【0047】さらに、前記車速Vnow が、値Vs以上で
あって第1の判定領域AR1に属する場合、前記推奨値
算出手段は、変速段の推奨値として、例えば、3速を算
出し、コーナ制御用の制御推奨フラグCを設定する。こ
のとき、該制御推奨フラグCが設定されることによっ
て、自動変速機制御装置12に、第2の制御開始条件が
成立したときに、実変速段より低い変速段へのシフトダ
ウンの変速が行われることが推奨される。
【0048】そして、各ノードNdi について推奨値の
算出、及び制御推奨フラグA〜Cの設定が行われ、すべ
てのノードNdi についての推奨値の算出、及び制御推
奨フラグA〜Cの設定が終了して制御終了条件が成立す
ると、前記制御推奨フラグA〜Cに基づいて制御内容が
設定され、制御推奨フラグA〜Cは自動変速機制御装置
12に送信される。
【0049】次に、交差点制御判定処理について説明す
る。この場合、該交差点制御判定処理を行うに当たり、
ナビゲーション装置14において、入力部34が操作さ
れて目的地が設定され、CPU31の経路設定手段12
0(図1)は、現在位置を追跡し、現在位置に基づいて
目的地までの経路を検索して設定し、CPU31の案内
手段121は、前記経路設定手段120によって設定さ
れた経路に基づいて表示部35、音声出力部37等によ
って車両を案内するようになっている。
【0050】そして、CPU31の図示されないパラメ
ータ設定手段は、車両が走行している道路の道路属性に
ついての判定を行い、例えば、道路が高速道路であるか
どうかを判断する。道路が高速道路である場合、交差点
が無いので、交差点制御が不要であるとし、制御パラメ
ータとしての交差点制御用の制御推奨フラグDをクリア
(オフ)する。
【0051】一方、道路が高速道路でない場合、例え
ば、一般道路である場合、交差点が有るので、交差点制
御が必要であるとし、前記パラメータ設定手段は、現在
位置から次のノードまでの距離Sを算出する。そして、
該距離Sが基準距離以下であり、かつ、次のノードが経
路上における右左折案内交差点である場合、前記パラメ
ータ設定手段は前記制御推奨フラグDを設定する。
【0052】このように、現在位置から基準距離の範囲
内にある交差点について順に右左折案内交差点であるか
どうかを判断し、右左折案内交差点である場合、交差点
に進入するに当たって推奨される走行動作を反映させて
設定された変速段の上限値又は下限値が推奨値として算
出される。なお、ここで、前記右左折案内交差点は、現
在位置から目的地までの経路において右折又は左折の経
路案内が行われる交差点である。
【0053】また、前記距離Sが基準距離より長い場
合、特別な走行動作は不要であるので、前記パラメータ
設定手段は制御推奨フラグDをクリアする。そして、該
制御推奨フラグDが設定された後、交差点が連続して現
れる場合等においてハンチングが発生し、交差点制御が
行われなくなるのを防止するために、前記制御推奨フラ
グDが設定された後の基準距離は変更されて長くされ
る。
【0054】このようにして、交差点制御判定処理にお
いて、交差点制御用の制御推奨フラグDが設定され、該
制御推奨フラグDは自動変速機制御装置12に送信され
る。続いて、該自動変速機制御装置12の制御手段12
3は、図示されない制御開始手段によって車速V、スロ
ットル開度、油温等の車両情報を読み込み、CPU31
から送信された制御推奨フラグDが設定されているかど
うかを判断し、制御推奨フラグDが設定されている場
合、図示されない変速パターン変更処理手段によって変
速パターン変更処理を行い、ROM46内の図示されな
い基本の変速マップを交差点制御用の変速マップに変更
する。したがって、自動変速機制御装置12内の図示さ
れない変速段決定手段は、前記交差点制御用の変速マッ
プを参照し、車速V、スロットル開度等の走行条件に基
づいて交差点制御用の変速段を決定する。
【0055】その結果、交差点で交差する道路が多い場
合、同じような方向に複数の道路が交差している場合、
同じ道路種別の道路が交差する場合等においても、経路
設定手段120によって経路が案内されるので、車両が
進出する可能性の高い道路を特定するのが容易になる。
そして、交差点に車両が進入して進出する場合に、交差
点制御用の変速マップを参照し、車速V、スロットル開
度等の走行条件に基づいて交差点制御用の変速段を決定
することができるので、交差点から車両が進出する道路
に対応させて交差点制御を円滑に行うことができる。
【0056】また、前記制御開始手段の図示されないロ
ックアップ処理手段は、ロックアップ処理を行い、交差
点から車両が進出して加速する際に、自動変速機10の
図示されないトルクコンバータにおいて行われるロック
アップ装置のスリップ制御を禁止し、ロックアップクラ
ッチを完全な解放状態にする。なお、前記スリップ制御
は、ロックアップクラッチを所定の半係合状態にする制
御である。そして、ロックアップクラッチは、前記トル
クコンバータ内のポンプとタービンとの間に配設され、
完全な係合状態に置かれると、トルクコンバータにおけ
るトルク増幅作用が無くなり、完全な解放状態に置かれ
ると、前記トルク増幅作用が発生し、半係合状態に置か
れると、前記トルク増幅作用が低減する。したがって、
前記トルクコンバータのトルクの増幅度を利用し、加速
性を向上させることができる。なお、前記ロックアップ
処理において、交差点に車両が進入して減速する際に
は、燃費を向上させる必要があるので、前記スリップ制
御は禁止されない。
【0057】そして、車両が交差点から進出し、CPU
31から送信された制御推奨フラグDがクリアされる
と、自動変速機制御装置12内の制御手段123は、図
示されない制御解除手段よって解除制御処理を行い、前
記交差点制御用の変速マップを基本の変速マップに変更
する。したがって、前記変速段決定手段は、前記基本の
変速マップを参照し、車速V、スロットル開度θ等の走
行条件に基づいて通常の変速用の変速段を決定する。
【0058】また、前記制御解除手段は、交差点から車
両が進出して加速する際のスリップ制御の禁止を解除す
る。なお、前記自動変速機制御装置12には図示されな
い上限変速段決定手段が配設され、該上限変速段決定手
段は、前記制御推奨フラグA〜Cの判定処理を行い、各
制御推奨フラグA〜Cがどのように設定されているかを
判定し、各制御推奨フラグA〜Cの設定の組合せに対応
させてあらかじめ設定された制御開始条件をROM46
から読み出し、コーナ制御の制御開始条件が成立してい
るかどうかを判断する。
【0059】そして、前記上限変速段決定手段は、前記
制御開始条件が成立している場合、上限の変速段を決定
するための値SS に3をセットし、前記制御開始条件が
成立していない場合、前記値SS に4をセットする。こ
のようにして、値SS がセットされると、前記上限変速
段決定手段は、前記値SS を上限の変速段として決定す
る。そして、該上限の変速段と、ナビゲーション装置1
4を備えない通常の車両制御装置において行われる基本
自動変速機制御判断によって決定された上限の変速段と
が比較され、両上限の変速段のうち、いずれか低い方の
上限の変速段が出力される。
【0060】その結果、自動変速機制御装置12は、出
力された上限の変速段で変速処理を行い、車両を走行さ
せる。そして、道路のノード半径が閾値より大きくなる
と、コーナ制御が解除され、通常の制御が行われる。と
ころで、前記第2の判定領域AR2は、現在位置検出部
15による現在位置の検出誤差を考慮して設定されたも
のであるので、車速Vnow が第2の判定領域AR2に属
していると判定されても、必ずしもシフトダウンの変速
が必要であるとは限らない。そこで、車速Vnow が第2
の判定領域AR2に属していると判定された場合、第1
の判定領域AR1に属していると判定された場合より前
記制御開始条件が厳しくされる。
【0061】例えば、車速Vnow が第1の判定領域AR
1に属していると判定された場合は、踏み込まれていな
い図示されないブレーキペダルが踏み込まれてブレーキ
オフ→オンになると、制御開始条件が成立したと判断さ
れるのに対して、車速Vnowが第2の判定領域AR2に
属していると判定された場合は、ブレーキオフ→オンに
なり、かつ、車両の減速度が設定値より大きいときに制
御開始条件が成立したと判断される。したがって、運転
者が確実に車両を減速させようとしているときにシフト
ダウンの変速が許可される。
【0062】なお、前記減速度は、負の加速度であり、
前記車速Vnow を微分することによって算出される。ま
た、前記ブレーキオフ→オンは、ブレーキペダルが踏み
込まれ、ブレーキセンサ43がオンになっている状態を
いう。そして、自動変速機制御装置12は、制御推奨フ
ラグDを受信すると、該制御推奨フラグDに対応させて
あらかじめ設定された交差点制御を行う。例えば、通常
の判定領域に右左折案内交差点が存在する場合、判定領
域が右左折案内交差点までに変更される。
【0063】このように、現在位置検出部15によって
検出された現在位置に検出誤差が生じ、検出された現在
位置と実際の現在位置とが異なっても、第1の判定領域
AR1を拡張して設定された第2の判定領域AR2が形
成されるので、現在の車速V now が第1、第2の判定領
域AR1、AR2のいずれに属するかを判定することが
可能になる。
【0064】したがって、実際の道路状況に対応した走
行制御を行うことができる。次に、前記ナビゲーション
装置14の動作を示すフローチャートについて説明す
る。図5は本発明の実施の形態におけるナビゲーション
装置の動作を示すメインフローチャートである。 ステップS1 現在位置を読み込み、該現在位置より前
方の位置の道路データを読み出す。 ステップS2 制御実施条件が成立したかどうか判断す
る。制御実施条件が成立した場合はステップS3に進
み、成立していない場合はリターンする。 ステップS3 コーナ制御判定処理を行う。 ステップS4 交差点制御判定処理を行う。 ステップS5 制御推奨フラグを自動変速機制御装置1
2(図2)に送信する。
【0065】次に、図5のステップS3におけるコーナ
制御判定処理のサブルーチンについて説明する。図6は
本発明の実施の形態におけるコーナ制御判定処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。 ステップS3−1 道路形状判断処理を行う。 ステップS3−2 推奨変速段決定処理を行う。 ステップS3−3 制御内容を設定する。
【0066】次に、図6のステップS3−1における道
路形状判断処理のサブルーチンについて説明する。図7
は本発明の実施の形態における道路形状判断処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。 ステップS3−1−1 制御リストを作成する。 ステップS3−1−2 コーナ制御を必要とするコーナ
が有ると判定する。
【0067】次に、図6のステップS3−2における推
奨変速段決定処理のサブルーチンについて説明する。図
8は本発明の実施の形態における推奨変速段決定処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。 ステップS3−2−1 減速線を変更する。 ステップS3−2−2 推奨値算出処理を行う。 ステップS3−2−3 制御終了条件が成立したかどう
かを判断する。制御終了条件が成立した場合はリターン
し、成立していない場合はステップS3−2−2に戻
る。
【0068】次に、図5のステップS4における交差点
制御判定処理のサブルーチンについて説明する。図9は
本発明の実施の形態における交差点制御判定処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。ステップS4−
1 周辺の道路状況を判断い、道路属性、複数の交差点
間の位置 関係等をチェックする。 ステップS4−2 推奨動作判定処理を行う。ステップ
S4−3 制御内容を設定する。
【0069】次に、図8のステップS3−2−2におけ
る推奨値算出処理のサブルーチンについて説明する。図
10は本発明の実施の形態における推奨値算出処理のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。 ステップS3−2−2−1 現在位置から各ノードNd
i までの区間距離Lを算出する。 ステップS3−2−2−2 値Vh(図4)、V1、V
sを算出する。 ステップS3−2−2−3 現在の車速Vnow を読み込
む。 ステップS3−2−2−4 該車速Vnow が前記値Vh
以上であるかどうかを判断する。車速Vnow が値Vh以
上である場合はステップS3−2−2−5に、車速V
now が値Vhより低い場合はリターンする。 ステップS3−2−2−5 前記車速Vnow が前記値V
1以上であるかどうかを判断する。車速Vnow が値V1
以上である場合はステップS3−2−2−7に、車速V
now が値V1より低い場合はステップS3−2−2−6
に進む。 ステップS3−2−2−6 制御推奨フラグAを設定す
る。 ステップS3−2−2−7 前記車速Vnow が前記値V
s以上であるかどうかを判断する。車速Vnow が値Vs
以上である場合はステップS3−2−2−9に、車速V
now が値Vsより低い場合はステップS3−2−2−8
に進む。 ステップS3−2−2−8 制御推奨フラグBを設定す
る。 ステップS3−2−2−9 制御推奨フラグCを設定す
る。
【0070】次に、図9のステップS4−2における推
奨動作判定処理のサブルーチンについて説明する。図1
1は本発明の実施の形態における推奨動作判定処理のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。 ステップS4−2−1 道路属性の判定を行い、例え
ば、道路が高速道路であるかどうかを判断する。高速道
路である場合はステップS4−2−2に、高速道路でな
い場合はステップS4−2−3に進む。 ステップS4−2−2 制御推奨フラグDをクリアす
る。 ステップS4−2−3 前回、制御推奨フラグDが設定
されているかどうかを判断する。制御推奨フラグDが設
定されている場合はステップS4−2−4に、設定され
ていない場合はステップS4−2−6に進む。 ステップS4−2−4 後方の所定の範囲内に右左折案
内交差点が有るかどうかを判断する。右左折案内交差点
が有る場合はリターンし、無い場合はステップS4−2
−5に進む。 ステップS4−2−5 基準距離を変更する。 ステップS4−2−6 次のノードを検索する。 ステップS4−2−7 現在位置からノードまでの距離
Sを算出する。 ステップS4−2−8 距離Sが基準距離より長いかど
うかを判断する。距離Sが基準距離より長い場合はステ
ップS4−2−11に、距離Sが基準距離以下である場
合はステップS4−2−9に進む。 ステップS4−2−9 交差点が右左折案内交差点であ
るかどうかを判断する。右左折案内交差点である場合は
ステップS4−2−10に進み、右左折案内交差点でな
い場合はステップS4−2−6に戻る。 ステップS4−2−10 制御推奨フラグDを設定す
る。 ステップS4−2−11 制御推奨フラグDをクリアす
る。
【0071】次に、自動変速機制御装置12(図2)の
動作を示すフローチャートについて説明する。図12は
本発明の実施の形態における自動変速機制御装置の動作
を示すフローチャートである。 ステップS11 車両情報を読み込む。 ステップS12 制御推奨フラグDが設定されたかどう
かを判断する。制御推奨フラグDが設定された場合はス
テップS14に、設定されていない場合はステップS1
3に進む。 ステップS13 解除制御処理を行う。 ステップS14 変速パターン変更処理を行う。 ステップS15 ロックアップ処理を行う。
【0072】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、車両制御装置においては、道路データ上の所定の
交差点の位置、及び道路データ上で推測される現在位置
に基づいて、前記所定の交差点について交差点制御を行
う車両制御装置において、前記現在位置を検出する現在
位置検出部と、前記道路データに基づいて目的地までの
経路を設定する経路設定手段と、該経路設定手段によっ
て設定された経路に基づいて車両を案内する案内手段
と、前記所定の交差点が経路上の案内交差点である場合
に交差点制御を行う制御手段とを有する。
【0074】この場合、案内された経路上の交差点が右
左折案内交差点である場合に、交差点制御が行われる。
したがって、交差点で交差する道路が多い場合、同じ方
向に複数の道路が交差している場合、同じ道路種別の道
路が交差する場合等においても、案内手段によって車両
が案内されるので、車両が進出する可能性の高い道路を
特定するのが容易になる。
【0075】また、交差点に車両が進入して進出する場
合に、交差点制御用の変速マップを参照し、車速、スロ
ットル開度等の走行条件に基づいて交差点制御用の変速
段を決定することができるので、交差点から車両が進出
する道路に対応させて交差点制御を円滑に行うことがで
きる。そして、交差点から車両が進出する場合に、スリ
ップ制御を禁止することができるので、加速性を向上さ
せることができる。
【0076】本発明の他の車両制御装置においては、さ
らに、前記案内交差点が右左折案内交差点である場合に
制御パラメータを設定するパラメータ設定手段と、該制
御パラメータが設定されたときに、交差点制御を開始す
る制御開始手段と、前記制御パラメータがクリアされた
ときに、前記交差点制御を解除する制御解除手段とを有
する。
【0077】この場合、案内された経路上の交差点が右
左折案内交差点である場合に、制御パラメータが設定さ
れ、交差点制御が開始される。したがって、交差点で交
差する道路が多い場合、同じ方向に複数の道路が交差し
ている場合、同じ道路種別の道路が交差する場合等にお
いても、案内手段によって車両が案内されるので、車両
が進出する可能性の高い道路を特定するのが容易にな
る。
【0078】また、交差点に車両が進入して進出する場
合に、交差点制御用の変速マップを参照し、車速、スロ
ットル開度等の走行条件に基づいて交差点制御用の変速
段を決定することができるので、交差点から車両が進出
する道路に対応させて交差点制御を円滑に行うことがで
きる。そして、交差点から車両が進出する場合に、スリ
ップ制御を禁止することができるので、加速性を向上さ
せることができる。
【0079】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記パラメータ設定手段は、現在位置から
次のノードまでの距離が基準距離以下である場合に制御
パラメータを設定する。この場合、現在位置から次のノ
ードまでの距離が基準距離より長い場合に、交差点制御
が行われないようにすることができる。
【0080】本発明の更に他の車両制御装置において
は、さらに、前記パラメータ設定手段は、道路属性に基
づいて制御パラメータを設定する。この場合、道路が高
速道路等である場合、交差点が無いので、交差点制御を
不要にすることができる。本発明の更に他の車両制御装
置においては、さらに、前記制御開始手段は、変速マッ
プを変更する変速パターン変更処理手段を備える。
【0081】この場合、交差点に車両が進入して進出す
る場合に、交差点制御用の変速マップを参照し、車速、
スロットル開度等の走行条件に基づいて交差点制御用の
変速段を決定することができる。本発明の更に他の車両
制御装置においては、さらに、前記制御開始手段は、ロ
ックアップ装置のスリップ制御を禁止するロックアップ
処理手段を備える。
【0082】この場合、交差点から車両が進入して進出
する場合に、スリップ制御を禁止することができるの
で、加速性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両制御装置の機
能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における車両制御装置の概
略図である。
【図3】本発明の実施の形態における推奨車速マップを
示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における減速線マップを示
す図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装
置の動作を示すメインフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態におけるコーナ制御判定処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態における道路形状判断処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態における推奨変速段決定処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態における交差点制御判定処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における推奨値算出処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における推奨動作判定処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態における自動変速機制御
装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
15 現在位置検出部 31 CPU 33、46 ROM 120 経路設定手段 121 案内手段 123 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F16H 59:66 63:12 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 太田 隆史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 椎窓 利博 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路データ上の所定の交差点の位置、及
    び道路データ上で推測される現在位置に基づいて、前記
    所定の交差点について交差点制御を行う車両制御装置に
    おいて、前記現在位置を検出する現在位置検出部と、前
    記道路データに基づいて目的地までの経路を設定する経
    路設定手段と、該経路設定手段によって設定された経路
    に基づいて車両を案内する案内手段と、前記所定の交差
    点が経路上の案内交差点である場合に交差点制御を行う
    制御手段とを有することを特徴とする車両制御装置。
  2. 【請求項2】 前記案内交差点が右左折案内交差点であ
    る場合に制御パラメータを設定するパラメータ設定手段
    と、該制御パラメータが設定されたときに、交差点制御
    を開始する制御開始手段と、前記制御パラメータがクリ
    アされたときに、前記交差点制御を解除する制御解除手
    段とを有する請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータ設定手段は、現在位置か
    ら次のノードまでの距離が基準距離以下である場合に制
    御パラメータを設定する請求項2に記載の車両制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ設定手段は、道路属性に
    基づいて制御パラメータを設定する請求項2に記載の車
    両制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御開始手段は、変速マップを変更
    する変速パターン変更処理手段を備える請求項2に記載
    の車両制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御開始手段は、ロックアップ装置
    のスリップ制御を禁止するロックアップ処理手段を備え
    る請求項2に記載の車両制御装置。
  7. 【請求項7】 道路データ上の所定の交差点の位置、及
    び道路データ上で推測される現在位置に基づいて、前記
    所定の交差点について交差点制御を行うとともに、前記
    道路データに基づいて目的地までの経路を設定し、設定
    された経路に基づいて車両を案内し、前記所定の交差点
    が経路上の案内交差点である場合に交差点制御を行うこ
    とを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
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