JPH11311025A - コンクリートディストリビュータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械組立、解体を容易にし、機械重量の軽減
を図り、更に、移動時におけるコンクリート輸送管の配
管盛替えを必要としない、自走装置を有するディストリ
ビュータの開発を行うことである。 【解決手段】 旋回台１０と、旋回フレーム９と、突設
ブーム４と、ワイヤロープ５と、前記突設ブーム４にそ
の一部が付設されているコンクリート配管３と、から構
成される旋回ブーム装置１と、走行機構を有した自走装
置２０とから構成されるコンクリートディストリビュー
タであって、前記自走装置２０の移動に応じて、前記コ
ンクリートディストリビュータと前記コンクリート配管
３が接近離反可能となるように構成されており、前記旋
回ブーム装置１の下方に前記自走装置２０を着脱可能な
手段で接合することにより固定したことを特徴とするコ
ンクリートディストリビュータとするものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ダムコンクリート
を打設する際に使用する、走行機構を有するコンクリー
トディストリビュータに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、コンクリートディストリビュータ
を用いてダムコンクリートを打設する際には、施工領域
を一定の打設ブロックに分割し、コンクリートポンプに
装着されるコンクリート配管を備えるブームが可動する
各種の油圧式コンクリートディストリビュータを用い
て、打設ブロックごとに施工することが一般的であっ
た。その際用いられるコンクリートディストリビュータ
の作業半径は、ブーム長に依存しており、その範囲内で
作業を行うものであるため、コンクリートディストリビ
ュータの種類により、それぞれに次のような欠点が存在
していた。

【０００３】油圧式コンクリートディストリビュータ
は、油圧シリンダにより、油圧を利用してブームの上げ
下げ及び移動を行っていた。しかし、油圧シリンダは非
常に重いため、機動性が悪く、作業半径が制限されると
いう欠点を有していた。また、上記の油圧式コンクリー
トディストリビュータは、固定式であるものがほとんど
であったため、コンクリートポンプからの作業区域が限
定されるという問題点をも有していた。従って、固定式
の小型コンクリートディストリビュータを、施工領域が
広い大型ブロックで使用した場合には、複数台の設備が
必要となり、機械設備費の増加につながることとなって
いた。

【０００４】一方、作業半径と作業高さを大きくするた
めには、大型コンクリートディストリビュータが必要と
なるが、機械重量が重くなるため打設ブロックに吊り上
げ搬入ができなくなり、また、本体設置場所が制限され
るという欠点を有していた。更に、走行機構を有する移
動式のコンクリートディストリビュータでは、本体設置
位置からの作業半径が限定されることはないが、移動時
にコンクリート輸送管の配管盛替えが必要となる。その
ため、配管の組ばらしに時間と作業要員が必要となり、
その間の打設中断による打設効率の低下が生じるという
問題点を有していた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を除くためになされたものであり、配管盛替えに伴う作
業の中断がなく、１打設ブロック内の打設を連続的に行
うことができるコンクリートディストリビュータの提供
を目的とするものである。また、機械重量の軽減を図
り、機械の組立、解体を容易にすることにより、施工の
作業能率を高めるコンクリートディストリビュータの提
供を目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】要するに、請求項１記載
の本発明は、中心軸の回りに水平面内で回動自在に構成
されている旋回台と、前記旋回台に固定されている旋回
フレームと、前記旋回フレームに鉛直面内で回動自在に
支持されている突設ブームと、前記突設ブーム位置を操
作するために前記突設ブームに取付けられている紐体
と、前記突設ブームにその一部が付設されかつコンクリ
ート輸送管に連通されているコンクリート配管と、前記
突設ブーム位置を制御するための制御部から構成される
旋回ブーム装置と、走行機構を有した自走装置と、から
構成されているコンクリートディストリビュータであっ
て、前記自走装置の移動に応じて、前記コンクリートデ
ィストリビュータと前記コンクリート配管が接近離反可
能となるように構成されていることを特徴とするコンク
リートディストリビュータを提供するものである。

【０００７】即ち、本発明は、紐体によりブームを上下
できるようにすることで、一定重量を要する油圧シリン
ダを用いなくてすむことを可能として、機械重量の軽減
を図ることを可能とするものである。また、自走装置の
移動に応じて、コンクリートディストリビュータとコン
クリート配管が接近離反可能となるように構成すること
により、コンクリート輸送管の配管盛替えに伴う作業の
中断がなく、１打設ブロック内の打設を連続的に行うこ
とができるコンクリートディストリビュータとするもの
である。

【０００８】更に、請求項２記載の本発明は、中心軸の
回りに水平面内で回動自在に構成されている旋回台と、
前記旋回台に固定されている旋回フレームと、前記旋回
フレームに鉛直面内で回動自在に支持されている突設ブ
ームと、前記突設ブーム位置を操作するために前記突設
ブームに取付けられている紐体と、前記突設ブームにそ
の一部が付設されかつコンクリート輸送管に連通されて
いるコンクリート配管と、前記突設ブーム位置を制御す
るための制御部から構成される旋回ブーム装置と、走行
機構を有した自走装置と、から構成されているコンクリ
ートディストリビュータであって、前記旋回ブーム装置
の下方に前記自走装置を着脱可能な手段で接合すること
により固定することを特徴とするコンクリートディスト
リビュータを提供するものである。

【０００９】即ち、本発明は、旋回ブーム装置と自走装
置を着脱可能な手段により接合可能な構造とすることに
より、機械組立、解体を容易にし、加えて、機械重量の
軽減を図り、打設ブロックへの吊り上げ搬入等を容易と
するものである。

【００１０】また、請求項３記載の本発明は、前記旋回
ブーム装置の下方に前記自走装置を着脱可能な手段で接
合することにより固定することを特徴とする請求項１記
載のコンクリートディストリビュータを提供するもので
ある。

【００１１】即ち、本発明は、請求項１及び請求項２記
載の発明の有する総ての効果を奏するコンクリートディ
ストリビュータを提供するものである。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明に係るコンクリートディス
トリビュータの一実施形態について、添付図面により詳
細に説明する。図１において、本発明に係るコンクリー
トディストリビュータは、旋回ブーム装置１と、走行機
構を有した自走装置２０を備えている。更に、旋回ブー
ム装置１を詳細に説明すると、旋回ブーム装置１は、突
設ブーム４（第１ブーム４ａ，第２ブーム４ｂ）と、紐
体であるワイヤロープ５（第１ブーム巻上ワイヤロープ
５ａ，第２ブーム巻上ワイヤロープ５ｂ）と、コンクリ
ート配管３（突設ブーム付設部３ｂ，移動部３ｃ）と、
旋回フレーム９と、旋回台１０と、旋回ブーム装置設置
台１２及びブーム位置及び前記ワイヤロープ位置を制御
するための制御部（図示せず）から構成されている。

【００１３】第１ブーム４ａは、旋回フレーム９に、鉛
直方向に上下可能となるように支持されている。また、
第２ブーム４ｂはその端点４ｔにおいて、端点４ｔ回り
に鉛直面内で回動自在となるように、第１ブーム４ａに
支持されている。第１ブーム４ａは、それに取り付けら
れる第１ブーム巻上ワイヤロープ５ａを弛張することに
より、上下可能となっており、同様に、第２ブーム４ｂ
も、それに取り付けられる第２ブーム巻上ワイヤロープ
５ｂを弛張することにより、上下可能となっている。即
ち、ワイヤロープ５により、突設ブーム４が操作可能な
構造となっている。尚、本実施例では、ブームは第１ブ
ーム４ａ、と第２ブーム４ｂの２本のブームにより構成
されているが、特にブームの数に制限はない。また、本
実施例では、第１ブーム４ａ、と第２ブーム４ｂが屈折
する方式となっているが、ブームの運動方法としてはブ
ーム軸方向に伸縮する方式等であっても差し支えない。
更に、突設ブーム４に取り付けられている紐体５には、
ワイヤロープを用いているが、その他のものであっても
何ら問題はない。

【００１４】上記突設ブーム４を備える旋回フレーム９
は、旋回台１０に支持されており、旋回台１０はその中
心軸の回りに水平面内で回動自在となっている。従っ
て、突設ブーム４及び突設ブーム４にその一部が付設さ
れているコンクリート配管３は、旋回台１０を中心とし
て、水平面内で回動自在となっている。また、旋回ブー
ム装置１と自走装置２０を接合するために、旋回台１０
は旋回ブーム装置設置台１２に固着するように構成され
ている。

【００１５】コンクリート配管３は、突設ブーム４にそ
の一部が付設されている突設ブーム付設部３ｂとそれ以
外の部分である移動部３ｃにより構成されている。つま
り、コンクリート配管（突設ブーム付設部）３ｂは、突
設ブーム４と連動可能となるように、第１ブーム４ａ及
び第２ブーム４ｂの両ブームにその一部が付設されてい
る。また、コンクリート配管（移動部）３ｃは、自走装
置２０内を通り、継手３１を介して、コンクリート輸送
管３２に連通しており、コンクリート輸送管３２は、所
定位置に設置されたコンクリートポンプ３３に接続され
ている。

【００１６】更に、コンクリート配管（移動部）３ｃ
は、自走装置２０の移動に応じて、コンクリートディス
トリビュータとコンクリート配管３が接近離反可能とな
るように構成されている。具体的には、コンクリート配
管（移動部）３ｃ自体が伸縮可能となっており直線的に
伸縮できる構造（本実施例ではこの場合を想定）、又
は、コンクリート配管（移動部）３ｃ自体が横、斜め方
向等に屈折可能な機構を有する構造、又は、コンクリー
ト配管（移動部）３ｃが巻取り可能となっている構造等
により、コンクリートディストリビュータの移動に追随
して、コンクリート配管（移動部）３ｃが移動可能な構
造となっているものである。また、コンクリート配管３
に上記の機構以外の構造を用いた場合でも、直管及びベ
ント管を適宜接続してなり、かつ、コンクリート配管３
を相互にねじり可能とした接続部を中途部に含む前記コ
ンクリート配管３を有する構造とすること等により、コ
ンクリートディストリビュータの移動に追随して、コン
クリート配管（移動部）３ｃが移動可能な構造となって
いるものであっても、何ら問題はない。

【００１７】尚、本実施例では突設ブーム４とコンクリ
ート配管３が一体となるように構成されているが、突設
ブーム４の先端部にクレーン等を付設し、当該クレーン
等によりコンクリート配管３を吊り下げるような構成と
することも可能である。また、コンクリート配管３は、
自走装置２０内を通らず、直接コンクリート輸送管３２
に連通する構成とすることも可能である。

【００１８】次に、自走装置２０について説明する。自
走装置２０は走行機構２１であるクローラと、旋回ブー
ム装置１を設置するための台座２３と、台座２３上に設
置された運転操作装置２４と台座２３の下方側面部に付
設されたアウトリガー２２により構成されている。

【００１９】運転操作装置２４は、自走装置２０と突設
ブーム４の位置を制御するための制御部（図示せず）に
接続されており、本発明に係るコンクリートディストリ
ビュータの移動及び位置調節等の操作全般を行うことが
できるようになっている。台座２３には、旋回ブーム装
置１を設置するために、旋回ブーム装置設置台１２の形
状に適合するように凹部２３ａが形成されている。ま
た、台座２３の下方側面部には、コンクリート打設時に
おける作業の安定性を確保したり、後述する旋回ブーム
装置１と自走装置２０を組立てる際に両装置の位置等を
微調整するために用いられるアウトリガー２２が付設さ
れている。尚、本実施例では、走行機構２１にクローラ
を使用した、クローラ式のコンクリートディストリビュ
ータとなっているが、ホイール式、トラック式等の走行
機構とすることも可能である。

【００２０】続いて、旋回ブーム装置１と自走装置２０
の組立方法について説明する。まず、旋回ブーム装置１
と、自走装置２０を組立場所に搬送する。次に、旋回ブ
ーム装置１をクレーンで荷役し、自走装置２０の上部に
設置する。そして、クローラ２１の進行方向に対して直
角横方向から、台座２３の凹部２３ａに、旋回ブーム装
置設置台１２を挿入し、旋回ブーム装置設置台１２上部
から接続ピン１１を嵌挿することにより固定する。組立
後は、クレーン等により打設ブロックへ搬入され、その
後コンクリートディストリビュータは自走して、施工位
置に移動することになる。尚、旋回ブーム装置１と自走
装置２０の組立方法はピン接合に限られず、着脱可能な
手段により接合可能であれば、ボルトによる接合等であ
っても、何ら問題はない。上記のように旋回ブーム装置
１と、自走装置２０を分離して構成したため、打設ブロ
ックへの吊り上げ搬入が容易になり、また旋回ブーム装
置１と自走装置２０をピン接合とすることで、コンクリ
ートディストリビュータの組立解体が短時間で可能とな
り、作業の効率性が高まることになる。また、旋回ブー
ム装置１と自走装置２０の組立をする場合、アウトリガ
ー２２を地面に設置した状態でジャッキアップして旋回
ブーム装置１を自立させ、その下部空間に自走装置２０
を自走させることにより嵌挿し、両装置を接合すること
により、クレーン等の荷役設備を必要とせずに両装置を
容易に組み立てることも可能となる。尚、ジャッキアッ
プの際は、自走装置２０に搭載された油圧ポンプに油圧
ホースを接合することにより、必要となる動力を確保す
ることができる。

【００２１】更に、本発明に係るコンクリートディスト
リビュータは、以下に説明する、コンクリート輸送管３
２に接続することで、よりその効果を顕著に発揮するこ
とが可能となる。上記のコンクリート輸送管３２は、コ
ンクリートを打設する打設ブロックを考慮して、一定の
範囲で予め配置されている。また、コンクリート輸送管
３２は、複数のコンクリート輸送管３２が相互にねじり
可能となるように接続されており、コンクリート配管３
のコンクリート排出口３ａの任意位置への移動に伴い、
それに追随してコンクリート輸送管３２自体が、ある程
度変形することができるようになっている。加えて、上
述したように、コンクリート配管３を伸縮、屈折等可能
とし、また、コンクリート配管３の長さをある程度余裕
を持たせた長さとすることにより、コンクリートディス
トリビュータが移動する際に、コンクリート配管３とと
もに移動することが可能となる。

【００２２】実際にダムコンクリートの打設を行う場合
には、上記のコンクリート輸送管３２に、コンクリート
ディストリビュータに搭載されたコンクリート配管３を
適宜接合して、作業を行うこととなるが、上述した構造
とすることで、打設対象となる打設ブロック内におい
て、移動時におけるコンクリート輸送管３２の配管盛替
えをすることを不要とすることが可能となる。

【００２３】本発明は、上記のように構成されており、
以下、その作用について説明する。図１において、コン
クリート排出口３ａの位置は、ワイヤロープ５を弛張す
ること及び旋回台１０の回動位置を調節することにより
決定される。位置決め後、コンクリートポンプ３３から
圧送されてきたコンクリートは、コンクリート輸送管３
２及びコンクリート配管３を通り、コンクリート排出口
３ａから、型枠内や配筋上に打設されることとなる。本
発明に係るコンクリートディストリビュータは、上記の
操作を繰り返すことにより、作業半径内でのコンクリー
トの打設作業を行い、作業が終了すると、クローラ２１
により自走して施工場所を移動しながら、連続的にコン
クリートの打設を行うものである。

【００２４】本実施例で説明したコンクリートディスト
リビュータの規格について説明すると、第１ブーム４の
長さ、６．６５ｍ、第２ブーム５の長さ、６．６５ｍ、
旋回フレーム９からコンクリート排出口３ａまでの最大
水平距離、１４ｍ、旋回ブーム装置１の重量、６トン、
自走装置２０の重量、６トン、コンクリートディストリ
ビュータ全体の総重量、１２トンであり、従来の装置と
比較して、かなりの小型化、軽量化を図ることが可能と
なる。

【００２５】尚、本発明に係るコンクリートディストリ
ビュータは、主としてダムコンクリートを打設する場合
に用いることを想定しているが、打設されるコンクリー
トの種類、配合は制限されず、あらゆるコンクリートに
対応可能である。また、コンクリート打設場所もダムに
限られるものでなく、あらゆる施工場所に対応可能であ
る。

【００２６】

【発明の効果】本発明は、紐体によりブームを上下でき
るようにすることで、一定重量を要する油圧シリンダを
用いなくてすむことを可能として、機械重量の軽減化を
図ることができるという効果を得ることができる。ま
た、自走装置の移動に応じて、コンクリートディストリ
ビュータとコンクリート配管が接近離反可能となるよう
に構成することにより、コンクリート輸送管の配管盛替
えに伴う作業の中断がなく、１打設ブロック内の打設を
連続的に行うことができるコンクリートディストリビュ
ータを提供することが可能となる。これにより、コンク
リート打設時の作業効率が格段に向上することとなる。

【００２７】更に、本発明は、旋回ブーム装置と自走装
置を着脱可能な手段により接合可能な構造とすることに
より、機械の組立、解体を容易にし、加えて、機械重量
の軽減を図り、打設ブロックへの吊り上げ搬入等を容易
とすることができるという効果を得ることができる。ま
た、上記の効果により、操作性の優れている小型ディス
トリビュータの開発をすることができるため、大型装置
を導入することが不可能な場所でのコンクリートの打設
を容易に行うことができるという効果をも有するもので
ある。

【００２８】以上のように、本発明は、機械重量の軽減
を図ることを可能としたことから、機械費用を大幅に削
減することができ、また、施工の作業能率が向上するこ
とから、作業人員の削減を図ることもできる。更に、人
力による作業が減少することにより、作業の安全性も飛
躍的に高まるという効果が得られる点で、非常に有益な
ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るコンクリートディストリビュータ
の一実施形態における側面図である。

【符号の説明】

１ 旋回ブーム装置 ３ コンクリート配管 ３ａ コンクリート排出口 ３ｂ コンクリート配管（突設ブーム付設部） ３ｃ コンクリート配管（移動部） ４ 突設ブーム ４ａ 第１ブーム ４ｂ 第２ブーム ５ ワイヤロープ（紐体） ５ａ 第１ブーム巻上ワイヤロープ（紐体） ５ｂ 第２ブーム巻上ワイヤロープ（紐体） １１ 接続ピン １２ 旋回ブーム装置設置台 ２０ 自走装置 ２１ クローラ（走行機構） ２３ 台座 ２３ａ 凹部 ３２ コンクリート輸送管 ３３ コンクリートポンプ

フロントページの続き (72)発明者 坂田 正一 東京都新宿区西新宿一丁目25番１号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 雑賀 英麿 東京都新宿区西新宿一丁目25番１号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 森田 信吾 東京都新宿区西新宿一丁目25番１号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 福井 智 東京都新宿区西新宿一丁目25番１号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 吉田 義隆 東京都新宿区歌舞伎町２丁目16番９号 成 和機工株式会社内 (72)発明者 野村 裕晧 大阪府寝屋川市点野４丁目11番７号 大裕 株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中心軸の回りに水平面内で回動自在に構
   成されている旋回台と、前記旋回台に固定されている旋
   回フレームと、前記旋回フレームに鉛直面内で回動自在
   に支持されている突設ブームと、前記突設ブーム位置を
   操作するために前記突設ブームに取付けられている紐体
   と、前記突設ブームにその一部が付設されかつコンクリ
   ート輸送管に連通されているコンクリート配管と、前記
   突設ブーム位置を制御するための制御部から構成される
   旋回ブーム装置と、走行機構を有した自走装置と、から
   構成されているコンクリートディストリビュータであっ
   て、前記自走装置の移動に応じて、前記コンクリートデ
   ィストリビュータと前記コンクリート配管が接近離反可
   能となるように構成されていることを特徴とするコンク
   リートディストリビュータ。
2. 【請求項２】 中心軸の回りに水平面内で回動自在に構
   成されている旋回台と、前記旋回台に固定されている旋
   回フレームと、前記旋回フレームに鉛直面内で回動自在
   に支持されている突設ブームと、前記突設ブーム位置を
   操作するために前記突設ブームに取付けられている紐体
   と、前記突設ブームにその一部が付設されかつコンクリ
   ート輸送管に連通されているコンクリート配管と、前記
   突設ブーム位置を制御するための制御部から構成される
   旋回ブーム装置と、走行機構を有した自走装置と、から
   構成されているコンクリートディストリビュータであっ
   て、前記旋回ブーム装置の下方に前記自走装置を着脱可
   能な手段で接合することにより固定することを特徴とす
   るコンクリートディストリビュータ。
3. 【請求項３】 前記旋回ブーム装置の下方に前記自走装
   置を着脱可能な手段で接合することにより固定すること
   を特徴とする請求項１記載のコンクリートディストリビ
   ュータ。