JPH11310922A - 鋼管杭の継手接続方法 - Google Patents

鋼管杭の継手接続方法

Info

Publication number
JPH11310922A
JPH11310922A JP12127398A JP12127398A JPH11310922A JP H11310922 A JPH11310922 A JP H11310922A JP 12127398 A JP12127398 A JP 12127398A JP 12127398 A JP12127398 A JP 12127398A JP H11310922 A JPH11310922 A JP H11310922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pipe pile
rotation
press
chuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12127398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3850138B2 (ja
Inventor
Tetsuo Nagae
哲生 長江
Norifusa Sugiyama
憲房 杉山
Fumio Takizawa
文夫 滝沢
Mitsuo Kawasaki
光雄 川崎
Munehiro Fujita
宗寛 藤田
Mizuki Mori
瑞樹 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJIIGUMI KK
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
FUJIIGUMI KK
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJIIGUMI KK, Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical FUJIIGUMI KK
Priority to JP12127398A priority Critical patent/JP3850138B2/ja
Publication of JPH11310922A publication Critical patent/JPH11310922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3850138B2 publication Critical patent/JP3850138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管杭回転圧入装置を使用して、単位長さの
鋼管杭どうしをねじ接続により継ぎ足しながら打設する
鋼管杭打設工法において、先行打設された鋼管杭に対す
る継ぎ足し鋼管杭のねじ接続を、前記鋼管杭回転圧入装
置を利用して容易且つ安全に行える方法を提供するこ
と。 【解決手段】 先行鋼管杭Wを打設し終わった後、鋼管
杭回転駆動手段38内に継ぎ足し鋼管杭Wを挿通して、
当該継ぎ足し鋼管杭Wに前もって突設してある突出片1
10を開放状態にあるチャック片107間に遊嵌させ、
前記チャック片107を開放状態にしたまま鋼管杭の回
転圧入工程を実行し、その回転圧入力の内、回転力のみ
を前記チャック片107から突出片110を介して継ぎ
足し鋼管杭Wに伝達し、当該継ぎ足し鋼管杭Wの回転に
より、この継ぎ足し鋼管杭Wの下端ねじ継ぎ手部Wcと
先行打設鋼管杭Wの上端ねじ継ぎ手部Wbとを互いに螺
嵌接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管杭回転圧入装
置を使用して、単位長さの鋼管杭どうしをねじ接続によ
り継ぎ足しながら打設する鋼管杭打設工法において、先
行打設された鋼管杭に対して継ぎ足し鋼管杭をねじ接続
するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管杭回転圧入装置は、自走車体の前部
に支持されたリーダーと、このリーダーに昇降可能に支
持され且つ圧入用シリンダーユニットにより昇降駆動さ
れる鋼管杭回転駆動手段とを備え、前記鋼管杭回転駆動
手段には、回転力を鋼管杭に伝達する周方向複数個の開
閉自在なチャック片が設けられたたものであり、前記鋼
管杭回転駆動手段に挿通され且つ前記チャック片の締結
により当該鋼管杭回転駆動手段に固定された鋼管杭を、
前記鋼管杭回転駆動手段の回転力と圧入用シリンダーユ
ニットの作動により与えられる圧入力とで地中に回転圧
入するものである。
【0003】しかして、この鋼管杭回転圧入装置により
単位長さの鋼管杭を継ぎ足しながら打設する場合、先行
打設鋼管杭に継ぎ足し鋼管杭を同心状に接続一体化する
鋼管杭接続作業が必要になる。この鋼管杭の接続方法と
しては、鋼管杭の端部どうしを溶接により接続する溶接
接続方法や、鋼管杭の端部に予め形成されたねじ継ぎ手
部どうしを互いに螺嵌させるねじ接続方法などが知られ
ているが、営業路線の軌道内またはその近傍に鋼管杭を
打設する場合のように、鋼管杭打設工事が深夜に行われ
る状況では、夜間の限られた時間内での施工本数と施工
精度の向上を図るため、ねじ接続方法を採用するのが望
ましい。
【0004】しかして、ねじ接続方法を採用する場合、
圧入用シリンダーユニットによって決まる鋼管杭回転駆
動手段の1回転当たりの降下量が、鋼管杭端部に形成さ
れるねじ継ぎ手部のねじピッチと一致しないし、これを
一致させることは現実的に無理であるから、下側の先行
打設鋼管杭に対して上側の継ぎ足し鋼管杭をねじ込む手
段として、前記鋼管杭回転圧入装置を活用することがで
きない。従って従来は、下側の先行打設鋼管杭に対して
上側の継ぎ足し鋼管杭をねじ込む作業を作業者の手作業
で行う必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、下側の
先行打設鋼管杭に対する上側の継ぎ足し鋼管杭のねじ込
みを手作業で行う場合、人力で大重量の鋼管杭を回転さ
せなければならないので、少なくとも2名程度の作業者
が必要になるばかりでなく、鋼管杭回転駆動手段の下側
の狭い空間内で腰を屈めての力作業になるので、ぎっく
り腰になる恐れが大きい。また、鋼管杭回転駆動手段の
下側に作業者が入り込んで作業することになるので、誤
った合図を鋼管杭回転圧入装置のオペレーターに送った
場合、鋼管杭回転駆動手段の降下により人身事故を招く
恐れもある。さらに、鋼管杭回転駆動手段の下側にでき
る限り十分な高さの作業空間を確保しようとする結果、
当該鋼管杭回転駆動手段の上側の作業空間が狭くなり、
先に説明したような営業路線の軌道内の打設作業の場
合、軌道上方の給電用架線の存在により、鋼管杭回転駆
動手段の上側での作業に支障を来す恐れもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る鋼管杭の継手接続方法を提供す
ることを目的とするものであって、その手段を後述する
実施形態の参照符号を付して示すと、自走車体1の前部
に支持されたリーダー34と、このリーダー34に昇降
可能に支持され且つ圧入用シリンダーユニット37によ
り昇降駆動される鋼管杭回転駆動手段38とを備え、前
記鋼管杭回転駆動手段38には、回転力を鋼管杭Wに伝
達する周方向複数個の開閉自在なチャック片107が設
けられた鋼管杭回転圧入装置5を使用して、単位長さの
鋼管杭Wどうしをねじ接続により継ぎ足しながら打設す
る鋼管杭打設工法において、前記鋼管杭回転駆動手段3
8にセットされる継ぎ足し鋼管杭Wの外周面には、開放
状態にある前記チャック片107間に遊嵌する突出片1
10を付設しておき、前記鋼管杭回転駆動手段38が鋼
管杭Wを打設し終わった後、当該鋼管杭回転駆動手段3
8内に前記継ぎ足し鋼管杭Wを挿通して、当該継ぎ足し
鋼管杭Wの前記突出片110を開放状態にあるチャック
片107間に遊嵌させ、前記チャック片107を開放状
態にしたまま鋼管杭回転駆動手段38と前記圧入用シリ
ンダーユニット37を作動し、鋼管杭回転駆動手段38
の回転圧入力の内、回転力のみを前記チャック片107
から突出片を介して継ぎ足し鋼管杭Wに伝達し、当該継
ぎ足し鋼管杭Wの回転により、この継ぎ足し鋼管杭Wの
下端ねじ継ぎ手部Wcと先行打設鋼管杭Wの上端ねじ継
ぎ手部Wbとを互いに螺嵌接続させることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明方法の実施において
使用する鋼管杭打設装置の好適実施形態を添付図に基づ
いて説明すると、図1〜図3において、1は左右一対の
クローラー2から成る接地用自走手段3を備えた自走車
体であって、軌道用自走手段4、鋼管杭回転圧入装置
5、左右一対の鋼管杭保持手段6A,6B、架線保護手
段7、及び着脱自在な軌道用台車8(図3)を備えてい
る。
【0008】軌道用自走手段4は、自走車体1の後端に
取り付けられた従動車輪ユニット9と、自走車体1の前
端に取り付けられた駆動車輪ユニット10とから成るも
ので、従動車輪ユニット9は、図4及び図5に示すよう
に、自走車体1の後端に取り付けられたガイド部材11
と、当該ガイド部材11に2本の昇降ガイド支柱12
a,12bを介して昇降可能に支持された軸受け部材1
3と、当該軸受け部材13の両端に同心状に軸支された
左右一対の従動車輪14a,14bと、前記ガイド部材
11と軸受け部材13との間に介装された昇降駆動用シ
リンダーユニット15とから成るもので、前記シリンダ
ーユニット15により軸受け部材13を下降させること
により、図3〜図5に示すように、両車輪14a,14
bを軌道の2本のレール16a,16bに係合させた状
態で自走車体1を所定高さまで浮上させることができ
る。
【0009】なお、図3に示すように、従動車輪ユニッ
ト9により自走車体1を軌道(2本のレール16a,1
6b)から所定高さまで浮上させた状態は、2本の昇降
ガイド支柱12a,12bに設けられたピン孔17とガ
イド部材11に設けられたピン孔18とにわたってロッ
クピン19を挿通させることによりロックすることがで
きる。また、図1及び図4、図5の仮想線で示すよう
に、シリンダーユニット15により軸受け部材13を上
昇させて、両車輪14a,14bを軌道の2本のレール
16a,16bから所定高さまで浮上させ、自走車体1
の接地用自走手段3を接地させた状態は、2本の昇降ガ
イド支柱12a,12bに設けられたピン孔20とガイ
ド部材11に設けられたピン孔18とにわたってロック
ピン19を挿通させることによりロックすることができ
る。このロックピン19も、使用状態においてガイド部
材11にピンやボルトなどでロックできるように構成す
ることができる。
【0010】駆動車輪ユニット10は、図4、図6、及
び図7に示すように、自走車体1の前端に取り付けられ
たブラケット21に水平支軸22を介して上下揺動自在
に軸支された揺動フレーム23と、この揺動フレーム2
3の遊端に軸支された駆動軸24の両端に取り付けられ
た左右一対の駆動車輪25a,25bと、前記揺動フレ
ーム23上に支持され且つ前記駆動軸24とチェン伝動
手段26を介して連動連結された駆動用モーター27
と、前記揺動フレーム23を昇降駆動する左右一対のシ
リンダーユニット28とから成るもので、前記シリンダ
ーユニット28により揺動フレーム23を下降させるこ
とにより、図3、図4、及び図6に示すように、両車輪
25a,25bを軌道の2本のレール16a,16bに
係合させた状態で自走車体1を所定高さまで浮上させる
ことができる。逆に、前記シリンダーユニット28によ
り揺動フレーム23を上昇させることにより、図1に示
すように、両車輪25a,25bを軌道の2本のレール
16a,16bから所定高さまで浮上させ、自走車体1
の接地用自走手段3を接地させることができる。このと
き、図4に示すようにブラケット21に設けたピン孔2
9に挿通したピン(図示省略)で揺動フレーム23を支
持させて、駆動車輪ユニット10を上昇待機位置でロッ
クすることもできる。
【0011】鋼管杭回転圧入装置5は、定長リンク30
と伸縮駆動可能な伸縮リンク31、及び定長リンク30
を上下駆動するシリンダーユニット32から成る支持手
段33を介して自走車体1の前端に支持されたリーダー
34と、このリーダー34に設けられたガイドレール3
5と当該ガイドレール35に係合する昇降ガイド36と
を介して当該リーダー34に昇降可能に支持され且つ圧
入用シリンダーユニット37により昇降駆動される鋼管
杭回転駆動手段38とから成り、鋼管杭回転駆動手段3
8は、例えば実公平6−29226号公報などにより従
来周知のもので、リング状回転駆動部39と当該回転駆
動部39に吊り下げられたリング状チャック部40とを
備え、リング状回転駆動部39とリング状チャック部4
0とにわたって垂直に挿通された鋼管杭Wを、前記リン
グ状チャック部40で把持した状態で、リング状回転駆
動部39に搭載された左右一対のモーター41により回
転駆動するものである。
【0012】さらに詳述すれば、図8及び図9に示すよ
うに、前記リング状回転駆動部39には、その軸心が上
下向きとなるようにリング状回転体100が支承され、
このリング状回転体100の外周部に同心状に連設され
たギヤ部101に、前記左右一対のモーター41の出力
軸にそれぞれ取り付けられたギヤ102が咬合してい
る。一方、前記リング状チャック部40は、周方向複数
個の昇降ガイド103と周方向複数個の昇降駆動用シリ
ンダーユニット104とを介して前記リング状回転駆動
部39の下側に同心状に吊り下げられ、内側には上広が
りテーパー状のガイド面105aを備えたリング状回転
体105が軸受け106を介して同心状に支承され、当
該リング状回転体105の内側に、前記ガイド面105
aと面接触する上広がりテーパー状の被ガイド面107
aを備えたチャック片107が周方向適当間隔おきに配
置され、各チャック片107が中間リンク108を介し
て前記リング状回転駆動部39のリング状回転体100
に吊り下げられている。
【0013】上記構成の鋼管杭回転駆動手段38におい
て、リング状回転駆動部39とリング状チャック部40
とにわたって垂直に鋼管杭Wを挿通配置した状態で、前
記昇降駆動用シリンダーユニット104によりリング状
チャック部40を引き上げると、リング状回転体105
のガイド面105aが各チャック片107の被ガイド面
107aに作用して、当該各チャック片107を内側に
押圧するので、各チャック片107が鋼管杭Wの周面を
締結し、当該鋼管杭Wがリング状回転駆動部39のリン
グ状回転体100に固定されることになる。従って、モ
ーター41によりリング状回転体100を回転駆動する
と、その回転力は各チャック片107を介して鋼管杭W
に伝達され、鋼管杭Wがリング状回転体100と一体に
なって回転する。係る状態で圧入用シリンダーユニット
37を作動させ、リーダー34に対して鋼管杭回転駆動
手段38を強制降下させると、鋼管杭Wがその軸心の周
りに自転しながら降下することになり、鋼管杭の回転圧
入が行われる。鋼管杭回転駆動手段38を圧入用シリン
ダーユニット37により上昇させるときは、昇降駆動用
シリンダーユニット104によりリング状チャック部4
0を下降させて、各チャック片107を開放状態にすれ
ば良い。
【0014】左右一対の鋼管杭保持手段6A,6Bは、
図2に示すように、鋼管杭回転圧入装置5の左右両側に
配設された左右対称構造のもので、それぞれ駆動機構4
2と鋼管杭支持具43とを備えており、駆動機構42
は、図1及び図3に示すように、鋼管杭回転圧入装置5
のリーダー34に支持された前後一対の昇降ガイドレー
ル44に昇降可能に支持され且つシリンダーユニット4
5により昇降駆動される昇降体46と、図10に示すよ
うに、この昇降体46の前端から前方に延出するように
垂直支軸47により軸支され且つシリンダーユニット4
8により水平揺動駆動される第一アーム49と、この第
一アーム49の先端に垂直支軸50により軸支され且つ
シリンダーユニット51により水平揺動駆動される第二
アーム52とから構成されている。
【0015】前記鋼管杭支持具43は、図10及び図1
1に示すように、前記駆動機構42の第二アーム52の
先端に取り付けられたもので、前記第二アーム52の先
端に水平支軸53で軸支され且つターンバックル付きリ
ンク54により所定角度に固定された基板55と、この
基板55の前側に、当該基板55の前面との間に適当な
隙間を隔てて付設された左右一対の上向きピン56と、
当該上向きピン56より下側で前記基板55の裏側に水
平支軸57により自転可能に軸支され且つ周面が基板5
5の前面から突出する回転ガイド板58とから構成され
ている。一方、この鋼管杭支持具43で支持される鋼管
杭Wには、その外側面適当高さ位置に、前記左右一対の
上向きピン56が下から上向きに嵌入可能なように、パ
イプ材や溝形鋼などから成る一対の被支持具59が溶接
により取り付けられる。
【0016】架線保護手段7は、図1、図3、及び図1
2に示すように、鋼管杭回転圧入装置5のリーダー34
の上端に左右一対の平行2連リンク60a,60bから
成るパンタグラフリンク機構61により支持したフレー
ム62上に、電気絶縁材料(エボナイトなど)から成る
架線保護用遮蔽板63を水平に付設し、前記フレーム6
2とリーダー34の上端との間に介装したシリンダーユ
ニット64により前記架線保護用遮蔽板63を、前記鋼
管杭回転圧入装置5の鋼管杭回転駆動手段38の真上に
位置する作用位置(図1、及び図12の仮想線で示す)
と当該作用位置から後方下方に離れた待機位置(図3、
及び図12の実線で示す)との間で平行移動させること
ができる。パンタグラフリンク機構61として、左右一
対の平行2連リンク60a,60bを利用したものを例
示したが、これに限定されない。
【0017】軌道用台車8は、図3、図4、及び図13
に示すように、軌道の2本のレール16a,16bに係
合する左右一対、前後2組の車輪65を備えた台車であ
って、その上面には、前記鋼管杭回転圧入装置5の鋼管
杭回転駆動手段38にセットされた鋼管杭Wの下端が嵌
合する凹入部66が設けられ、図3に示すように、前記
凹入部66に下端が嵌合した鋼管杭Wを介して前記鋼管
杭回転圧入装置5を支持するものであり、前記鋼管杭回
転圧入装置5の鋼管杭回転駆動手段38に鋼管杭Wがセ
ットされていないときは、図4に仮想線で示すように、
前記鋼管杭回転駆動手段38のリング状チャック部40
を直接支持することもできる。また、図4に仮想線で示
すように、この軌道用台車8は、チェンなどの複数本の
吊り具67により前記鋼管杭回転駆動手段38のリング
状チャック部40などに吊り下げることができる。
【0018】以上のように構成された鋼管杭打設装置を
使用する鋼管杭の打設工法を、図14〜図21に基づい
て説明すると、軌道内またはその近傍の鋼管杭打設工事
現場から離れた工事基地内において、図14に示すよう
に鋼管杭回転圧入装置5に鋼管杭Wをセットする。即
ち、架線保護手段7の架線保護用遮蔽板63を、鋼管杭
回転駆動手段38の真上位置から後方下方に離れた待機
位置(図3、及び図12の実線で示す)に移動させると
ともに、鋼管杭回転圧入装置5における鋼管杭回転駆動
手段38をリーダー34に対して適当高さまで上昇させ
た状態で、クレーン車などを使用して鋼管杭Wをリング
状回転部39及びリング状チャック部40内に吊り込
み、リング状チャック部40により当該鋼管杭Wを把持
固定し、リング状チャック部40より下側に突出してい
る鋼管杭Wの周面に回転掘削用先端金物Waを取り付け
る。なお、この先端金物付き鋼管杭Wの上端内側には、
図9に示すように雌ねじ継ぎ手部Wbが形成されてい
る。
【0019】次に、図15に示すように、鋼管杭保持手
段6A,6Bにクレーン車などを利用してそれぞれ別の
鋼管杭Wをセットする。即ち、各鋼管杭保持手段6A,
6B(図10参照)の昇降体46の昇降駆動、第一アー
ム49の水平揺動駆動、及び第二アーム52の水平揺動
駆動により、鋼管杭支持具43を作業に最適な地上高と
向きにセットした状態で、予め図11に示すように被支
持具59が溶接により取り付けられた鋼管杭Wをクレー
ン車で吊り上げて、前記被支持具59を鋼管杭支持具4
3の2本の並列上向きピン56に外嵌させ、当該鋼管杭
Wを各鋼管杭保持手段6A,6Bの鋼管杭支持具43に
略鉛直姿勢で保持させる。このとき、図11Bに示すよ
うに、鋼管杭支持具43の回転ガイド板58に鋼管杭W
の周面を当接させながら当該鋼管杭Wを下降させること
により、前記被支持具59を鋼管杭支持具43の2本の
並列上向きピン56に容易に外嵌させることができる。
【0020】なお、図9に示すようにこれら各鋼管杭W
の上端内側には、雌ねじ継ぎ手部Wbが形成され、そし
て上端外側には、他の鋼管杭Wの前記雌ねじ継ぎ手部W
bに螺嵌結合可能な雄ねじ継ぎ手部Wcが形成されてい
る。さらに、先端金物Waが取り付けられる鋼管杭W以
外の継ぎ足し鋼管杭Wには、図8及び図9に示すように
鉄板などから成る突出片110が溶接などにより取り付
けられている。この突出片110は、鋼管杭打設1行程
終了後にリング状チャック部40の各チャック片107
を開放して鋼管杭回転駆動手段38を地上所定高さに上
げた状態において、前記突出片付き継ぎ足し鋼管杭W
を、その下端が先行打設鋼管杭Wの上端に同心状に突き
合う状態に鋼管杭回転駆動手段38のリング状回転駆動
部39及びリング状チャック部40内に挿通させたとき
(図9では、図を判りやすくするために上下の鋼管杭W
間に隙間を空けている)、開放状態にあるリング状チャ
ック部40において周方向に隣接する2つのチャック片
107間に遊嵌し得る位置に突設されている。
【0021】次に、図16に示すように、軌道用台車8
を鋼管杭回転圧入装置5の下端にセットする。即ち、鋼
管杭回転駆動手段38にセットされ且つリング状チャッ
ク部40により固定された先端金物付き鋼管杭Wを、リ
ーダー34に対する鋼管杭回転駆動手段38の上昇また
は自走車体1に対する鋼管杭回転圧入装置5の上昇若し
くはその両方により、地上適当高さまで浮上させ、クレ
ーン車などにより吊り上げた軌道用台車8を前記先端金
物付き鋼管杭Wの下端真下に配置する。そして鋼管杭回
転駆動手段38を対地下降させて先端金物付き鋼管杭W
の下端を軌道用台車8の凹入部66内に嵌合させ、チェ
ンなどの吊り具67により当該軌道用台車8と鋼管杭回
転駆動手段38(リング状チャック部40)とを連結す
る。
【0022】なお、以上の作業は、図14〜図16に示
すように、軌道用自走手段4の従動車輪ユニット9と駆
動車輪ユニット10とを対地浮上させ、接地用自走手段
3を接地させた状態で行うが、作業の安全を図るため、
図1にも示すように自走車体1の後端左右両側に設けら
れている左右一対の接地盤90をシリンダーユニット9
1で下降接地させるとともに、鋼管杭回転圧入装置5の
リーダー34の下端左右両側に設けられている左右一対
の接地盤92をシリンダーユニット93で下降接地させ
ることができる。
【0023】以上の工事基地内準備作業が完了すれば、
図17に示すように、自走車体1に対して鋼管杭回転圧
入装置5を上昇させ、当該鋼管杭回転圧入装置5に吊り
具67を介して連結されている軌道用台車8を、当該吊
り具67により地上適当高さまで吊り上げる。この後、
自走車体1の左右一対の接地盤90及び鋼管杭回転圧入
装置5の左右一対の接地盤92をそれぞれ地上適当高さ
まで上昇させ、自走車体1を接地用自走手段3により自
走させる。
【0024】自走車体1を踏切などにおいて軌道内に進
入させたならば、軌道用自走手段4の従動車輪ユニット
9の左右一対の従動車輪14a,14b及び駆動車輪ユ
ニット10の左右一対の駆動車輪25a,25bが、そ
れぞれ軌道の2本のレール16a,16bの真上に位置
するように、自走車体1を操向停止させる。この後、従
動車輪ユニット9の左右一対の従動車輪14a,14b
及び駆動車輪ユニット10の左右一対の駆動車輪25
a,25bをそれぞれ前記のように自走車体1に対して
下降させることにより、これら従動車輪ユニット9及び
駆動車輪ユニット10により自走車体1を軌道の2本の
レール16a,16b上に支持させる。さらに、鋼管杭
回転圧入装置5を自走車体1に対して下降させ、吊り下
げている軌道用台車8の車輪65を軌道の2本のレール
16a,16bに係合させる。このとき、軌道用台車8
がレール16a,16bに乗り移った後も自走車体1に
対して鋼管杭回転圧入装置5の全体、または鋼管杭回転
駆動手段38のみを下降させ、当該鋼管杭回転駆動手段
38にセットされている先端金物付き鋼管杭Wの下端を
軌道用台車8の凹入部66の底面上に当接させ、当該先
端金物付き鋼管杭Wや鋼管杭保持手段6A,6Bに保持
されている2本の鋼管杭Wを含めて、鋼管杭回転圧入装
置5側の全体重量を軌道用台車8に受け持たせることが
できる。
【0025】図18に示すように、鋼管杭打設装置全体
を軌道の2本のレール16a,16b上に移載したなら
ば、軌道用自走手段4の駆動車輪ユニット10における
左右一対の駆動車輪25a,25bをモーター27によ
り回転駆動し、鋼管杭打設装置全体を軌道の2本のレー
ル16a,16b上で鋼管杭打設工事現場へ向けて自走
させることができる。なお、この軌道上での自走作業に
際しては、鋼管杭保持手段6A,6B及びこれらに保持
されている左右2本の鋼管杭Wが軌道内の車両走行領域
の外側に張り出さないように、鋼管杭保持手段6A,6
Bの第一アーム49及び第二アーム52を内側へ適当角
度揺動させておく。図18〜図21中の94は、軌道上
方に張設されている給電用架線である。
【0026】鋼管杭打設装置(自走車体1)が鋼管杭打
設工事現場に到着したならば、図19に示すように、鋼
管杭回転圧入装置5を自走車体1に対して上昇させて、
先端金物付き鋼管杭Wを軌道用台車8から浮上させるこ
とにより、軌道用台車8を鋼管杭回転圧入装置5から離
脱除去する。そして、軌道用自走手段4の従動車輪ユニ
ット9と駆動車輪ユニット10とを対地浮上させて接地
用自走手段3を接地させるとともに、鋼管杭回転圧入装
置5を自走車体1に対して下降させた後、さらに、自走
車体1側の左右一対の接地盤90と鋼管杭回転圧入装置
5側の左右一対の接地盤92とをそれぞれ下降させ、こ
れら接地盤90,92により鋼管杭打設装置全体を支持
させるように自走車体1の接地用自走手段3を対地浮上
させる。
【0027】上記の準備作業が完了すれば、鋼管杭回転
圧入装置5により先端金物付き鋼管杭Wを打設する。即
ち、図8及び図9に基づいて説明したように、鋼管杭回
転駆動手段38のリング状チャック部40で先端金物付
き鋼管杭Wを把持した状態で当該リング状チャック部4
0を回転駆動させながら鋼管杭回転駆動手段38を圧入
用シリンダーユニット37によりリーダー34に対して
強制下降させる鋼管杭回転圧入工程と、リング状チャッ
ク部40を開放させた状態で鋼管杭回転駆動手段38を
圧入用シリンダーユニット37によりリーダー34に対
して上昇させる鋼管杭回転駆動手段38の戻し工程と
を、繰り返し行うことにより、先端金物Waを備えた鋼
管杭Wを、図20に示すように所定深さまで打設する。
【0028】先端金物付き鋼管杭Wの打設が完了したな
らば、図20に示すように、待機位置にあった架線保護
手段7の架線保護用遮蔽板63を作用位置へ移動させ
て、軌道上方の給電用架線94の真下位置で鋼管杭回転
駆動手段38の上方に架線保護用遮蔽板63を配置する
(鋼管杭打設工事現場に自走車体1を固定したときに架
線保護用遮蔽板63を作用位置へ移動させておいても良
い)とともに、鋼管杭回転駆動手段38を圧入用シリン
ダーユニット37によりリーダー34に対して下降限位
置まで下降させた状態で、鋼管杭保持手段6A(または
6B)に保持させている鋼管杭Wを鋼管杭回転駆動手段
38にセットする。即ち、鋼管杭保持手段6Aの昇降体
46の昇降駆動と第一アーム49及び第二アーム52の
揺動駆動とにより、当該鋼管杭保持手段6Aの鋼管杭支
持具43で支持している鉛直姿勢の鋼管杭Wを鋼管杭回
転駆動手段38のリング状回転駆動部39の真上に配置
した後、昇降体46の下降により当該鋼管杭Wをリング
状回転駆動部39からリング状チャック部40内へ挿入
する。
【0029】次に、図21に示すように、鋼管杭回転駆
動手段38を圧入用シリンダーユニット37により地上
所定高さまで上昇させ、リング状チャック部40の下側
に適当な鋼管杭接続工程監視用空間を確保した状態で、
所定深さまで打設されて固定状態の先端金物付き鋼管杭
Wの上端と、その上に前記のようにセットされた継ぎ足
し鋼管杭Wの下端とのねじ接続を行う。即ち、図8及び
図9に示すように、鋼管杭回転駆動手段38内に挿通さ
れた継ぎ足し鋼管杭Wの下端は、その面取りガイド部に
おいて、先行打設されて固定状態の鋼管杭Wの上端に同
心状に嵌合した状態にあり(図9では、図を判りやすく
するために上下の鋼管杭W間に隙間を空けている)、当
該継ぎ足し鋼管杭Wの外周面に予め取り付けられている
突出片110は、開放状態にある各チャック片107の
内、周方向に隣接する2つのチャック片107間の上端
付近に遊嵌している。
【0030】係る状態において、リング状チャック部4
0の各チャック片107を開放したまま、モーター41
でリング状回転駆動部39のリング状回転体100を回
転駆動するとともに圧入用シリンダーユニット37によ
り鋼管杭回転駆動手段38を強制降下させる。この結
果、リング状回転体100と一体に回転しながら降下す
る各チャック片107が開放状態であるから、当該チャ
ック片107の回転力のみが突出片110を介して継ぎ
足し鋼管杭Wに伝達され、圧入用シリンダーユニット3
7から与えられる下降力は当該継ぎ足し鋼管杭Wには伝
達されない。このときの継ぎ足し鋼管杭Wの回転方向
が、固定状態にある先行打設鋼管杭Wの上端雌ねじ継ぎ
手部Wbに対して下端雄ねじ継ぎ手部Wcが螺入するね
じ込み方向であれば、継ぎ足し鋼管杭Wの回転により、
その下端雄ねじ継ぎ手部Wcは固定状態にある先行打設
鋼管杭Wの上端雌ねじ継ぎ手部Wbに自動的に螺合する
ことになる。
【0031】なお、継ぎ足し鋼管杭Wの下端雄ねじ継ぎ
手部Wcが固定状態にある先行打設鋼管杭Wの上端雌ね
じ継ぎ手部Wbに螺合することにより、当該継ぎ足し鋼
管杭Wは、その螺合深さだけ鋼管杭回転駆動手段38に
対して下降することになり、突出片110はリング状チ
ャック部40のチャック片107間で下降することにな
るが、この鋼管杭回転駆動手段38そのものも圧入用シ
リンダーユニット37によりリーダー34に対して下降
駆動されているので、両者の下降量の差分だけ両者の上
下方向の相対位置関係が変わるだけである。この両者の
下降量の差によって、上下両鋼管杭どうしのねじ接続が
完了する前に突出片110がチャック片107間より上
下方向に外れてしまうことがないよう、突出片110の
鋼管杭軸心方向の長さと突設位置(ねじ接続工程開始時
の鋼管杭回転駆動手段38の位置)が決められる。
【0032】上記のようにして、先行打設鋼管杭Wに対
し継ぎ足し鋼管杭Wのねじ接続が完了すれば、先端金物
付き鋼管杭Wにおいて説明した鋼管杭回転圧入作業を実
施して、先端金物付き鋼管杭Wとこれに継ぎ足された鋼
管杭Wとを所定深さまで打設する。この作業が完了すれ
ば、鋼管杭保持手段6B(または6A)で保持されてい
る鋼管杭Wを前記の要領で鋼管杭回転駆動手段38にセ
ットし、上下の鋼管杭Wどうしを前記のようにねじ接続
した後、再び鋼管杭回転圧入作業を実施して、継ぎ足し
により全長が延長された鋼管杭を所定深さまで打設す
る。
【0033】空き状態の鋼管杭保持手段6A,6Bに
は、図21に示すように適当な鋼管杭把持手段を備えた
クレーン車などにより、新たに鋼管杭Wを補給しておく
ことができる。鋼管杭継ぎ足し打設作業が終了すれば、
再び軌道用自走手段4により自走車体1を軌道のレール
16a,16b上に支持させるとともに、当該軌道のレ
ール16a,16b上に載置した軌道用台車8の上に鋼
管杭回転クレーン手段38のリング状チャック部40を
移載した状態で、前記軌道用自走手段4を利用して鋼管
杭打設装置を鋼管杭打設工事現場から退出させれば良
い。
【0034】なお、鋼管杭Wの周面に付設された被支持
具59や突出片110は、当該鋼管杭Wの回転圧入抵抗
を増大させることになるので、これらが地中に進入する
前の適当時期にハンマーなどで打ち叩いて取り外してお
くのが望ましい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の鋼管杭の継手接続
方法によれば、上下両端にねじ継ぎ手部を備え且つ外周
面の所定位置に突出片が取り付けられた継ぎ足し鋼管杭
を、地上所定高さまで上昇させた鋼管杭回転駆動手段内
にセットしたならば、固定状態にある先行打設鋼管杭の
上端と当該継ぎ足し鋼管杭の下端とが同心状に突き合っ
ている状態で、チャック片を開放したまま鋼管杭回転圧
入工程を実行するだけで、その回転力のみを開放状態の
チャック片から前記突出片を介して継ぎ足し鋼管杭に伝
達し、当該継ぎ足し鋼管杭をねじ込み方向に回転駆動し
て、先行打設鋼管杭の上端ねじ継ぎ手部に対し継ぎ足し
鋼管杭の下端ねじ継ぎ手部を自動的に螺入させて、両鋼
管杭どうしのねじ接続を行わせることができる。
【0036】従って、ねじ接続作業時には、ねじ接続開
始時の上下両鋼管杭の突き合い状況を横側方から監視す
るだけで良く、ねじ接続のための鋼管杭の回転操作は鋼
管杭回転圧入装置の機能を利用して動力で行わせること
ができるので、鋼管杭を人力で回転駆動するための作業
者は不要であり、人件費の大幅な削減を図ることができ
るとともに、作業環境も改善され、人身事故の恐れも極
減する。さらに、鋼管杭回転駆動手段の下側には、上下
両鋼管杭の突き合い状況を横側方から監視し得るだけの
空間が確保できれば良いので、鋼管杭回転駆動手段の上
側の作業空間を広くとって、当該鋼管杭回転駆動手段の
上側の作業環境も改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 使用状態での鋼管杭打設装置の全体を示す側
面図である。
【図2】 鋼管杭打設装置の全体を示す平面図である。
【図3】 軌道上走行状態での鋼管杭打設装置の全体を
示す側面図である。
【図4】 軌道上走行時に使用する軌道用自走手段と軌
道用台車とを示す側面図である。
【図5】 軌道用自走手段の従動車輪ユニットを示す背
面図である。
【図6】 軌道用自走手段の駆動車輪ユニットを示す正
面図である。
【図7】 同駆動車輪ユニットを示す平面図である。
【図8】 鋼管杭回転駆動手段のリング状チャック部を
示す横断平面図である。
【図9】 ねじ接続作業前の鋼管杭回転駆動手段と鋼管
杭とを示す縦断側面図である。
【図10】 片側の鋼管杭保持手段を示す平面図であ
る。
【図11】 A図は同鋼管杭保持手段の鋼管杭支持具と
鋼管杭に取り付けられた被支持具とを示す平面図であ
り、B図は同鋼管杭支持具を鋼管杭側の被支持具に係合
させる直前の状態を示す側面図である。
【図12】 架線保護手段を示す側面図である。
【図13】 軌道用台車の平面図である。
【図14】 先端金物付き鋼管杭をセットする状態を示
す側面図である。
【図15】 鋼管杭保持手段に継ぎ足し使用する鋼管杭
をセットする状態を示す側面図である。
【図16】 軌道用台車をセットする状態を示す側面図
である。
【図17】 接地用自走手段による走行状態を示す側面
図である。
【図18】 軌道用自走手段による走行状態を示す側面
図である。
【図19】 打設工事現場での準備作業状態を示す側面
図である。
【図20】 先端金物付き鋼管杭の打設終了状態を示す
側面図である。
【図21】 鋼管杭の継ぎ足し作業状態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 自走車体 3 接地用自走手段 4 軌道用自走手段 5 鋼管杭回転圧入装置 6A 鋼管杭保持手段 6B 鋼管杭保持手段 7 架線保護手段 8 軌道用台車 9 従動車輪ユニット 10 駆動車輪ユニット 16a 軌道のレール 16b 軌道のレール 25a 駆動車輪 25b 駆動車輪 27 駆動車輪駆動用モーター 28 駆動車輪昇降用シリンダーユニット 33 鋼管杭回転圧入装置の支持手段 34 リーダー 37 鋼管杭回転駆動手段の圧入用シリンダーユニッ
ト 38 鋼管杭回転駆動手段 42 鋼管杭支持具の駆動機構 43 鋼管杭支持具 46 昇降体 48 第一アーム駆動用シリンダーユニット 49 第一アーム 51 第二アーム駆動用シリンダーユニット 52 第二アーム 56 上向きピン 59 被支持具 90 昇降可能な接地盤 92 昇降可能な接地盤 104 チャック開閉駆動用シリンダーユニット 107 チャック片 110 継ぎ足し鋼管杭に突設された突出片 W 鋼管杭 Wb 鋼管杭上端の雌ねじ継ぎ手部 Wc 鋼管杭下端の雄ねじ継ぎ手部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 文夫 東京都港区芝浦1丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 川崎 光雄 東京都港区芝浦1丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 藤田 宗寛 東京都港区芝浦1丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 森 瑞樹 大阪府大阪市大正区小林東1丁目2番44号 株式会社藤井組内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走車体の前部に支持されたリーダーと、
    このリーダーに昇降可能に支持され且つ圧入用シリンダ
    ーユニットにより昇降駆動される鋼管杭回転駆動手段と
    を備え、前記鋼管杭回転駆動手段には、回転力を鋼管杭
    に伝達する周方向複数個の開閉自在なチャック片が設け
    られた鋼管杭回転圧入装置を使用して、単位長さの鋼管
    杭どうしをねじ接続により継ぎ足しながら打設する鋼管
    杭打設工法において、 前記鋼管杭回転駆動手段にセットされる継ぎ足し鋼管杭
    の外周面には、開放状態にある前記チャック片間に遊嵌
    する突出片を付設しておき、 前記鋼管杭回転駆動手段が鋼管杭を打設し終わった後、
    当該鋼管杭回転駆動手段内に前記継ぎ足し鋼管杭を挿通
    して、当該継ぎ足し鋼管杭の前記突出片を開放状態にあ
    るチャック片間に遊嵌させ、 前記チャック片を開放状態にしたまま鋼管杭回転駆動手
    段と前記圧入用シリンダーユニットを作動し、鋼管杭回
    転駆動手段の回転圧入力の内、回転力のみを前記チャッ
    ク片から突出片を介して継ぎ足し鋼管杭に伝達し、 当該継ぎ足し鋼管杭の回転により、この継ぎ足し鋼管杭
    の下端ねじ継ぎ手部と先行打設鋼管杭の上端ねじ継ぎ手
    部とを互いに螺嵌接続させることを特徴とする鋼管杭の
    継手接続方法。
JP12127398A 1998-04-30 1998-04-30 鋼管杭の継手接続方法 Expired - Lifetime JP3850138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12127398A JP3850138B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 鋼管杭の継手接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12127398A JP3850138B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 鋼管杭の継手接続方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11310922A true JPH11310922A (ja) 1999-11-09
JP3850138B2 JP3850138B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=14807182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12127398A Expired - Lifetime JP3850138B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 鋼管杭の継手接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3850138B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283470A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Motoegumi:Kk 杭の位置決め案内装置及びこれを備えた靜荷重型杭圧入装置
JP2007321480A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 低空頭杭打機
JP7164139B1 (ja) * 2022-06-07 2022-11-01 ジェコス株式会社 杭打込み方法及び定置式機械

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283470A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Motoegumi:Kk 杭の位置決め案内装置及びこれを備えた靜荷重型杭圧入装置
JP2007321480A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 低空頭杭打機
JP7164139B1 (ja) * 2022-06-07 2022-11-01 ジェコス株式会社 杭打込み方法及び定置式機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP3850138B2 (ja) 2006-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20130095837A (ko) 캡 라이저를 구비한 파이프 부설기
CN110080794B (zh) 一种低瓦斯隧道大直径盾构分体下井施工方法
US4069879A (en) Pipe handler
CN210763886U (zh) 一种管道吊装正位装置
JP3856564B2 (ja) 鋼管杭打設装置及び鋼管杭打設工法
JPH11310922A (ja) 鋼管杭の継手接続方法
CN202879487U (zh) 一种钢箱内运输小车
CN105041240B (zh) 浮式海洋钻井用隔水管猫道机
JP4218883B2 (ja) 法枠移動式施工設備及び法枠移動式削孔設備、並びに法枠移動式削孔設備を用いた法枠交差部の削孔方法
JPH0544385A (ja) 水平型パイプ接続・分離装置
CN115949353A (zh) 具有垂直导向侧向举升随动机械手的修井作业系统及方法
JPH0771001A (ja) 転轍器交換作業車
JP2005105528A5 (ja)
CN105000082B (zh) 一种翻转装置及底盘装配系统
CN114370241A (zh) 一种车载式全液压修井机
JP3005779B2 (ja) 建築用揚重装置
KR101929753B1 (ko) 비계에 설치되는 조립용 케이블 레스 상하이송장치
JP3840179B2 (ja) 杭把持径調整冶具および回転圧入杭の施工方法
JP3859336B2 (ja) シールド掘進機後方の坑内作業設備
JP3868140B2 (ja) 鋼製杭状物の貫入装置及び貫入方法
CN213710366U (zh) 一种立柱整体式钢模结构
JP2022028219A (ja) チュービング装置
JP4062131B2 (ja) 機械式継手付き鋼管の接合方法及びそれに使用される機械式継手付き鋼管
CN214741397U (zh) 拆卸锚索锁具机器手
CN209875178U (zh) 一种台车驱动装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term