JPH11309298A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

ドラム式洗濯乾燥機

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Publication number
JPH11309298A
JPH11309298A JP10118323A JP11832398A JPH11309298A JP H11309298 A JPH11309298 A JP H11309298A JP 10118323 A JP10118323 A JP 10118323A JP 11832398 A JP11832398 A JP 11832398A JP H11309298 A JPH11309298 A JP H11309298A
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JP
Japan
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packing member
connecting pipe
drum
detergent
outer tub
Prior art date
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Application number
JP10118323A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Shinji
義和 榛地
Tadashi Inuzuka
正 犬塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 略水平方向に回転自在に配設した回転ドラム
内で洗濯物を洗濯、すすぎ、脱水、乾燥するドラム式洗
濯乾燥機において、洗剤ケースに付着した水滴をパッキ
ング部材の表面に落とさず、外槽に流すようにして、脱
水または乾燥した衣類を取り出すとき水滴が落下して衣
類を濡らすことがないようにする。 【解決手段】 略水平方向に回転軸4を有する回転ドラ
ム1をモータ6により駆動するとともに外槽3により外
包し、外槽3を主体とする揺動体をボデー8に揺動可能
に収容し、回転ドラム1の前面開口部に対応する外槽3
の開口部とボデー8の前面開口部との間を略筒状のパッ
キング部材12により連結し、回転ドラム1内の衣類を
加熱装置により加熱乾燥させる。洗剤ケース14より洗
剤を投入し、この洗剤ケース14とパッキング部材12
とを内部に逆止弁23を有する連結管21で連結し、連
結管21と外槽3とを連結パイプ26により連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略水平方向の回転
軸を中心に回転自在に配設した回転ドラム内で洗濯物を
洗濯、すすぎ、脱水、乾燥するドラム式洗濯乾燥機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドラム式洗濯乾燥機は図
8および図9に示すように構成していた。以下、その構
成について説明する。
【0003】図に示すように、回転ドラム1は、外周部
に多数の通水孔2を全面に設け、外槽3内に回転自在に
配設している。回転ドラム1の回転中心に回転軸4の一
端を略水平方向に固定し、回転軸4の他端にドラムプー
リー5を固定している。モータ6は、ベルト7によりド
ラムプーリー5と連結し、回転ドラム1を回転駆動す
る。
【0004】外槽3は、ボデー8よりばね体9で揺動可
能に吊り下げ、防振ダンパー10により脱水起動時の振
動が低減され、定常脱水時の振動がボデー8に伝達され
ないように防振支持するとともに、脱水時の振動を低減
するバランサー11を設けている。略筒状のパッキング
部材12は、回転ドラム1の前面開口部に対応する外槽
3の開口部とボデー8の前面開口部との間を連結するも
のである。ボデー8の前面開口部に窓13を開閉自在に
設けている。
【0005】洗剤ケース14は、洗剤を投入するもの
で、内面上部に多数の穴を設けたノズルプレート14a
を有しており、給水弁15から給水された水がでノズル
プレート14aに流れるように、給水弁15と接続して
いる。
【0006】洗剤ケース14は、連通管16により回転
ドラム1内と連通状態に連結しており、連通管16には
回転ドラム1から洗剤ケース14への流れを阻止する逆
止弁17を設けている。加熱装置18は外槽3内の洗濯
物を加熱し乾燥するものである。制御装置(図示せず)
は、モータ6、加熱装置18などの動作を制御し、洗
濯、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を逐次制御す
る。
【0007】排水ポンプ19は排水ホース20を介して
外槽3に連結し、排水時に外槽3内の水を機外に排水す
るものである。
【0008】上記構成において動作を説明すると、窓1
3を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、洗剤ケー
ス14内に洗剤を入れて運転を開始すると、給水弁15
より給水された水はノズルプレート14aの穴より洗剤
ケース14に流れ込み、洗剤ケース14内洗剤を押し流
す。洗剤と水は、連通管16を経て回転ドラム1内に流
入する。
【0009】洗濯行程では、回転ドラム1はモータ6に
よって低速(約53rpm)にて回転駆動され、回転ド
ラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下され
る。こうして洗濯行程が進行する。すすぎ行程において
も洗濯行程と同様の動作を行う。
【0010】脱水行程では、モータ6により回転ドラム
1は高速(約1000rpm)で回転駆動され、洗濯物
は遠心脱水される。このとき、回転ドラム1内の洗濯物
の片寄り、すなわちアンバランスが生じると、回転ドラ
ム1、外槽3などの揺動体は振動(揺動)するが、脱水
起動時は防振ダンパー10により揺動体の振動を減衰
し、定常脱水時は防振ダンパー10の防振機構によりボ
デー8に伝達されることはない。
【0011】また、外槽3の開口部とボデー8の前面開
口部との間を略筒状のパッキング部材12により連結し
ているが、揺動体の揺動により略筒状のパッキング部材
12の蛇腹部がたわむことにより、略筒状のパッキング
部材12を通してボデー8に振動が伝達されることはな
い。
【0012】乾燥行程では、回転ドラム1は洗濯行程と
同様に低速で回転駆動され、回転ドラム1内の洗濯物
は、持ち上げられて落下されながら加熱装置18により
加熱され、外槽3内の温度が上昇し、乾燥していく。外
槽3内の蒸気は連通管16の逆止弁17により封口され
外部へは出ない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、給水により洗剤ケース14の表面には水滴が多数
付着しており、これが洗剤ケース14の出口または逆止
弁17の近くに集まってしまい、乾燥終了時に窓13を
開けると回転ドラム1内が負圧になり、逆止弁17が開
き、水滴がパッキング部材12の表面に落下してしま
い、乾燥した衣類を取り出すとき濡らしてしまう恐れが
あった。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、洗剤ケースに付着した水滴をパッキング部材の表面
に落とさず、外槽に流すようにして、脱水または乾燥し
た衣類を取り出すとき水滴が落下して衣類を濡らすこと
がないようにすることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、略水平方向に回転軸を有する回転ドラムを
モータにより駆動するとともに外槽により外包し、外槽
を主体とする揺動体をボデーに揺動可能に収容し、回転
ドラムの前面開口部に対応する外槽の開口部とボデーの
前面開口部との間を略筒状のパッキング部材により連結
し、回転ドラム内の衣類を加熱装置により加熱乾燥させ
る。洗剤ケースより洗剤を投入し、この洗剤ケースとパ
ッキング部材とを内部に逆止弁を有する連結管で連結
し、連結管と外槽とを連結パイプにより連結したもので
ある。
【0016】これにより、洗剤ケースに付着した水滴を
パッキング部材の表面に落とさず、外槽に流すことがで
きて、脱水または乾燥した衣類を取り出すとき水滴が落
下して衣類を濡らすことがないようにでき、製品の品質
を向上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、この回
転ドラムを外包した外槽と、前記回転ドラムを駆動する
モータと、前記外槽を主体とする揺動体を揺動可能に収
容したボデーと、前記回転ドラムの前面開口部に対応す
る外槽の開口部とボデーの前面開口部との間を連結した
略筒状のパッキング部材と、前記回転ドラム内の衣類を
加熱乾燥させる加熱装置と、洗剤を投入する洗剤ケース
と、この洗剤ケースと前記パッキング部材とを連結しか
つ内部に逆止弁を有する連結管とを備え、前記連結管と
外槽とを連結パイプにより連結したものであり、洗剤ケ
ースに付着した水滴を連結パイプを通して外槽に流すこ
とによりパッキング部材の表面に落とさず、脱水または
乾燥した衣類を取り出すとき、水滴が落下して衣類を濡
らすのを防止できる。
【0018】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、連結パイプ内に弁を設け、この弁
は、連結パイプ内に水が流れていないときは開き、連結
パイプ内を多量の水が流れると水圧で閉じるように構成
したものであり、洗剤ケースから流れ落ちる水滴を外槽
に流すことにより、脱水または乾燥した衣類を取り出す
とき濡らすのを防止でき、また、洗濯行程の給水時に、
洗剤が外槽に直接流れ込むことがなく、衣類にかかるよ
うにすることができ、洗浄性能の低下するのを防止でき
る。
【0019】請求項3に記載の発明は、略水平方向に回
転軸を有する回転ドラムと、この回転ドラムを外包した
外槽と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記外槽
を主体とする揺動体を揺動可能に収容したボデーと、前
記回転ドラムの前面開口部に対応する外槽の開口部とボ
デーの前面開口部との間を連結した略筒状のパッキング
部材と、前記回転ドラム内の衣類を加熱乾燥させる加熱
装置と、洗剤を投入する洗剤ケースと、この洗剤ケース
と前記パッキング部材とを連結しかつ内部に逆止弁を有
する連結管とを備え、前記連結管の内壁に吸水性のシー
トを取り付けたものであり、簡単な構成で、洗剤ケース
から流れ落ちる水滴を吸水材で吸い取ることにより、脱
水または乾燥した衣類を取り出すとき濡らすのを防止で
き、また、洗濯行程の給水時に洗剤が外槽に直接流れ込
むことがなく洗浄性能の低下を防止することができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、略水平方向に回
転軸を有する回転ドラムと、この回転ドラムを外包した
外槽と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記外槽
を主体とする揺動体を揺動可能に収容したボデーと、前
記回転ドラムの前面開口部に対応する外槽の開口部とボ
デーの前面開口部との間を連結した略筒状のパッキング
部材と、前記回転ドラム内の衣類を加熱乾燥させる加熱
装置と、洗剤を投入する洗剤ケースと、この洗剤ケース
と前記パッキング部材とを連結しかつ内部に逆止弁を有
する連結管とを備え、前記パッキング部材の出口からパ
ッキング部材の蛇腹部に、出口からの水を誘うようなリ
ブにより構成した樋を設けたものであり、洗剤ケースか
ら流れ落ちる水滴をパッキング部材の蛇腹部(折り返し
部)に流し込み、脱水または乾燥した衣類取り出すとき
濡らすのを防止でき、また、洗濯行程の給水時洗剤が外
槽に直接流れ込むことがなく、洗浄性能の低下を防止す
ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0022】(実施例1)図1から図3に示すように、
連結管21は、洗剤ケース14とパッキング部材12と
を連結するもので、第1の連結管21aと第2の連結管
21bとで構成している。第1の連結管21aは一端を
洗剤ケース14とOリング22により水密に結合し、他
端を第2の連結管21bに接続し、第2の連結管21b
の他端はパッキング部材12と水密に連結し、洗剤ケー
ス14からの水がパッキング部材12の上部から回転ド
ラム1内に流れ込むように連結している。
【0023】逆止弁23は、弾性体により円板状に形成
し、洗剤ケース14から外槽3への方向へは開き、逆方
向へは閉じるように、略筒状の弁保持器24の内端面側
に上端を略垂直に固定している。逆止弁23の平面部
は、弁保持器24の内端面に密着するように取り付けて
いる。弁保持器24は、第1の連結管21aと第2の連
結管21bの接続部に位置し、外周と第1の連結管21
aの内周との気密をOリング25により保持している。
連結パイプ26は一端を第2の連結管21b下面に接続
し、他端を外槽3に接続している。他の構成は従来例と
同じである。
【0024】上記構成において動作を説明すると、窓1
3を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、洗剤ケー
ス14内に洗剤を入れて運転を開始すると、給水弁15
より給水された水はノズルプレート14aを通って洗剤
ケース14内の洗剤を押し流す。洗剤と水の大部分は第
1の連結管21aを経て逆止弁23を開け、第2の連結
管21b、パッキング部材12を通って回転ドラム1内
に流入する。そして、一部は第2の連結管21bより連
結パイプ26を経て外槽3へ流入する。
【0025】洗濯行程では、回転ドラム1はモータ6に
よって低速(約53rpm)で回転駆動され、回転ドラ
ム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下される。
こうして洗濯行程が進行する。すすぎ行程においても洗
濯行程と同様の動作を行う。
【0026】脱水行程では、回転ドラム1はモータ6に
より高速(約1000rpm)で回転駆動され、洗濯物
は遠心脱水される。このとき、回転ドラム1内の洗濯物
の片寄り、すなわちアンバランスが生じると、回転ドラ
ム1、外槽3などの揺動体は振動(揺動)するが、脱水
起動時は防振ダンパー10により揺動体の振動を減衰
し、定常脱水時は防振ダンパー10の防振機構によりボ
デー8に伝達されることはない。
【0027】また、外槽3の開口部とボデー8の前面開
口部との間を略筒状のパッキング部材12により連結し
ているが、揺動体の揺動により略筒状のパッキング部材
12の蛇腹部がたわむことにより、略筒状のパッキング
部材12を通してボデー8に振動が伝達されることはな
い。また、第2の連結管21bは、パッキング部材12
の蛇腹部以外の固定部に設けているため、揺動体の揺動
による振動が連結管21を介して洗剤ケース14側へ伝
達されることはない。
【0028】乾燥行程では、回転ドラム1は洗濯行程と
同様に低速で回転駆動され、回転ドラム1内の洗濯物
は、持ち上げられて落下されながら、加熱装置18によ
り加熱され、外槽3内の温度が上昇し、乾燥していく。
このとき外槽3内は蒸気が発生し、連結管21より洗剤
ケース14を経て外部へ流出しようとするが、第2の連
結管21bに設けた逆止弁23により外槽3内と洗剤ケ
ース14とを遮蔽しているため、蒸気は、外槽3内から
洗剤ケース14への流出を阻止され、洗剤ケース14か
ら外部への蒸気流出を防止する。
【0029】また、脱水行程終了時点で洗剤ケース14
の内壁には多くの水滴が付着しており、これが乾燥行程
中に徐々に洗剤ケース14の出口部または逆止弁23の
近くに集まる。乾燥が終了して窓13を開けると、回転
ドラム1内の圧力が急激に下がり、逆止弁23が一瞬開
いてしまう。
【0030】このとき、集まった水滴は第2の連結管2
1bに接続した連結パイプ26を通って外槽3に流れ込
み、パッキング部材12へ流れ込むことはない。このた
め、パッキング部材12の表面が水滴で濡れることもな
く、回転ドラム1から衣類を取り出すとき、乾燥した衣
類が濡れるのを防止できる。
【0031】(実施例2)図4に示すように、連結管2
7は、洗剤ケース14とパッキング部材12とを連結す
るもので、第1の連結管27aと第2の連結管27bと
で構成している。連結パイプ28は一端を第2の連結管
27bの下面に接続し、他端を外槽3に接続しており、
連結パイプ28と第2の連結管27bとの接続部に弁2
9を設けている。
【0032】弁29は弁保持器30に保持されており、
第2の連結管27b内に水が流れていないときは、弁2
9の弾性を利用して弁29は開いており、給水時のよう
に第2の連結管27b内を多量の水が流れているとき
は、水の水圧により閉じるように構成している。他の構
成は上記実施例1と同じである。
【0033】上記構成において動作を説明する。なお、
洗濯、脱水、乾燥行程の基本動作は上記実施例1と同じ
であるので説明を省略する。
【0034】窓13を開いて回転ドラム1内に洗濯物を
投入し、洗剤ケース14内に洗剤をいれて運転を開始す
ると、洗剤は給水された水によって、ノズルプレート1
4a、洗剤ケース14、第1の連結管27aを経て、逆
止弁23を開けて第2の連結管27bを通り、パッキン
グ部材12を通って回転ドラム1内に流入する。
【0035】このとき、弁29は水圧により閉じられて
いるため、洗剤を含んだ水が連結パイプ28を通って外
槽3に流れ込むことはなく、パッキング部材12から直
接回転ドラム1内に流れ込む。給水弁15が閉じて、水
量が減ると弁29の弾性により弁29は開く。脱水行程
終了時点で洗剤ケース14の内壁には多くの水滴が付着
しており、これが乾燥行程中に徐々に洗剤ケース14の
出口部または逆止弁23の近くに集まる。
【0036】乾燥が終了して窓13を開けると、回転ド
ラム1内の圧力が急激に下がり、逆止弁23は一瞬開い
てしまう。このとき、弁29は開いているので、集まっ
た水滴は、第2の連結管27bに接続された連結パイプ
28を通って外槽3に流れ込み、パッキング部材12へ
流れ込むことはない。このため、パッキング部材12の
表面が水滴で濡れることもなく、回転ドラム1から衣類
を取り出すとき、乾燥した衣類が濡れるのを防止でき
る。
【0037】また、洗剤ケース14の洗剤はパッキング
部材12を通ってすべて衣類に掛かるため、洗剤が洗濯
時に有効的に使われる。
【0038】なお、本実施例では、連結パイプ28を第
2の連結管27bと外槽3との間に接続しているが、図
5に示すように、第1の連結管27aと機外排水ホース
31に接続しても同様の効果が得られる。
【0039】(実施例3)図6に示すように、連結管3
2は、洗剤ケース14とパッキング部材12とを連結す
るもので、第1の連結管32aと第2の連結管32bと
で構成している。第1の連結管32aは一端を洗剤ケー
ス14とOリング22により水密に結合し、他端を第2
の連結管32bに接続し、第2の連結管32bの他端は
パッキング部材12と水密に連結し、洗剤ケース14か
らの水がパッキング部材12の上部から回転ドラム1内
に流れ込むように連結している。第2の連結管32bの
内壁には吸水性のシート33を貼り付けている。他の構
成は上記実施例1と同じである。
【0040】上記構成において動作を説明する。なお洗
濯、脱水、乾燥行程の動作は上記実施例1と同じである
ので説明を省略する。
【0041】乾燥行程において、乾燥前までの行程では
シート33は濡れているが、乾燥行程時に加熱装置18
により第2の連結管32b内のシート33も乾燥する。
洗剤ケース14に付着している水滴は、乾燥行程中に徐
々に洗剤ケース14の出口部または逆止弁23の近くに
集まる。そして、乾燥が終了して窓13を開けると、回
転ドラム1内の圧力が急激に下がり、逆止弁23は一瞬
開いてしまう。
【0042】このとき、集まった水滴は第2の連結管3
2bを通って流れるが、このとき、シート33は乾燥行
程で乾燥しているため、流れた水滴は吸水されてしま
い、パッキング部材12から流れ出ることはない。この
ため、パッキング部材12の表面が水滴で濡れることも
なく、回転ドラム1から衣類を取り出すとき、乾燥した
衣類が濡れるのを防止できる。
【0043】(実施例4)図7および図8に示すよう
に、連結管34は、一端を洗剤ケース14と水密に連結
し、他端をパッキング部材12と水密に連結し、洗剤ケ
ース14からの水がパッキング部材12の上部から回転
ドラム1内に流れ込むように連結している。
【0044】パッキング部材12の出口35からパッキ
ング部材12の蛇腹部(振動吸収部)36までリブ37
をパッキング部材12の表面に沿って設けており、パッ
キング部材12の出口35からの水滴を蛇腹部36に導
く樋を形成している。他の構成は上記実施例1と同じで
ある。
【0045】上記構成において動作を説明すると、窓1
3を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、洗剤ケー
ス14内に洗剤を入れて運転を開始すると、給水弁15
より給水された水はノズルプレート14aを通って洗剤
ケース14内の洗剤を押し流す。洗剤と水は、連結管3
4を経て逆止弁23を開けて、パッキング部材12の出
口35より大部分が回転ドラム1内に流れ込み、一部は
リブ37を伝ってパッキング部材12の蛇腹部36から
回転ドラム1内に流入する。
【0046】洗剤ケース14に付着している水滴は、乾
燥行程中に徐々に洗剤ケース14の出口部または逆止弁
23の近くに集まる。乾燥が終了して窓13を開ける
と、回転ドラム1内の圧力が急激に下がり、逆止弁23
は一瞬開いてしまう。このとき、集まった水滴は連結管
34を通り、パッキング部材12の出口35から流れ出
るが、リブ37によりリブ37に沿ってパッキング部材
12の蛇腹部36に流れ込む。
【0047】このため。パッキング部材12の表面12
aが水滴で濡れることもなく、回転ドラム1から衣類を
取り出すとき、乾燥した衣類が濡れるのを防止できる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、略水平方向に回転軸を有する回転ドラム
と、この回転ドラムを外包した外槽と、前記回転ドラム
を駆動するモータと、前記外槽を主体とする揺動体を揺
動可能に収容したボデーと、前記回転ドラムの前面開口
部に対応する外槽の開口部とボデーの前面開口部との間
を連結した略筒状のパッキング部材と、前記回転ドラム
内の衣類を加熱乾燥させる加熱装置と、洗剤を投入する
洗剤ケースと、この洗剤ケースと前記パッキング部材と
を連結しかつ内部に逆止弁を有する連結管とを備え、前
記連結管と外槽とを連結パイプにより連結したから、洗
剤ケースに付着した水滴を連結パイプを通して外槽に流
すことができ、パッキング部材へ流れ込むことを防止で
きるため、パッキング部材の表面が水滴で濡れることも
なく、脱水または乾燥した衣類を取り出すとき、水滴が
落下して衣類を濡らすのを防止できる。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、連
結パイプ内に弁を設け、この弁は、連結パイプ内に水が
流れていないときは開き、連結パイプ内を多量の水が流
れると水圧で閉じるように構成したから、洗剤ケースか
ら流れ落ちる水滴を外槽に流すことにより、脱水または
乾燥した衣類を取り出すとき濡らすのを防止でき、ま
た、洗濯行程の給水時に、洗剤が外槽に直接流れ込むこ
とがなく、衣類にかかるようにすることができ、洗浄性
能の低下するのを防止できる。
【0050】また、請求項3に記載の発明によれば、連
結管の内壁に吸水性のシートを取り付けたから、簡単な
構成で、洗剤ケースから流れ落ちる水滴を吸水材で吸い
取ることができ、パッキング部材から流れ出ることはな
いため、パッキング部材の表面が水滴で濡れることがな
く、脱水または乾燥した衣類を取り出すとき濡らすのを
防止でき、また、洗濯行程の給水時に洗剤が外槽に直接
流れ込むことがなく洗浄性能の低下を防止することがで
きる。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、パ
ッキング部材の出口からパッキング部材の蛇腹部に、出
口からの水を誘うようなリブにより構成した樋を設けた
から、洗剤ケースから流れ落ちる水滴をパッキング部材
の蛇腹部に流し込み、このためパッキング部材の表面が
水滴で濡れることもなく、脱水または乾燥した衣類取り
出すとき濡らすのを防止でき、また、洗濯行程の給水時
洗剤が外槽に直接流れ込むことがなく、洗浄性能の低下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のドラム式洗濯乾燥機の
断面図
【図2】同ドラム式洗濯乾燥機の一部切欠した背面図
【図3】同ドラム式洗濯乾燥機の要部拡大断面図
【図4】本発明の第2の実施例のドラム式洗濯乾燥機の
要部断面図
【図5】同ドラム式洗濯乾燥機の他の例の一部切欠した
背面図
【図6】本発明の第3の実施例のドラム式洗濯乾燥機の
要部断面図
【図7】本発明の第4の実施例のドラム式洗濯乾燥機の
断面図
【図8】同ドラム式洗濯乾燥機のパッキング部材の拡大
正面図
【図9】従来のドラム式洗濯乾燥機の断面図
【図10】同ドラム式洗濯乾燥機の一部切欠した背面図
【符号の説明】
1 回転ドラム 3 外槽 4 回転軸 6 モータ 8 ボデー 12 パッキング部材 14 洗剤ケース 18 加熱装置 21 連結管 23 逆止弁 26 連結パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平方向に回転軸を有する回転ドラム
    と、この回転ドラムを外包した外槽と、前記回転ドラム
    を駆動するモータと、前記外槽を主体とする揺動体を揺
    動可能に収容したボデーと、前記回転ドラムの前面開口
    部に対応する外槽の開口部とボデーの前面開口部との間
    を連結した略筒状のパッキング部材と、前記回転ドラム
    内の衣類を加熱乾燥させる加熱装置と、洗剤を投入する
    洗剤ケースと、この洗剤ケースと前記パッキング部材と
    を連結しかつ内部に逆止弁を有する連結管とを備え、前
    記連結管と外槽とを連結パイプにより連結したドラム式
    洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 連結パイプ内に弁を設け、この弁は、連
    結パイプ内に水が流れていないときは開き、連結パイプ
    内を多量の水が流れると水圧で閉じるように構成した請
    求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 略水平方向に回転軸を有する回転ドラム
    と、この回転ドラムを外包した外槽と、前記回転ドラム
    を駆動するモータと、前記外槽を主体とする揺動体を揺
    動可能に収容したボデーと、前記回転ドラムの前面開口
    部に対応する外槽の開口部とボデーの前面開口部との間
    を連結した略筒状のパッキング部材と、前記回転ドラム
    内の衣類を加熱乾燥させる加熱装置と、洗剤を投入する
    洗剤ケースと、この洗剤ケースと前記パッキング部材と
    を連結しかつ内部に逆止弁を有する連結管とを備え、前
    記連結管の内壁に吸水性のシートを取り付けたドラム式
    洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 略水平方向に回転軸を有する回転ドラム
    と、この回転ドラムを外包した外槽と、前記回転ドラム
    を駆動するモータと、前記外槽を主体とする揺動体を揺
    動可能に収容したボデーと、前記回転ドラムの前面開口
    部に対応する外槽の開口部とボデーの前面開口部との間
    を連結した略筒状のパッキング部材と、前記回転ドラム
    内の衣類を加熱乾燥させる加熱装置と、洗剤を投入する
    洗剤ケースと、この洗剤ケースと前記パッキング部材と
    を連結しかつ内部に逆止弁を有する連結管とを備え、前
    記パッキング部材の出口からパッキング部材の蛇腹部
    に、出口からの水を誘うようなリブにより構成した樋を
    設けたドラム式洗濯乾燥機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029521A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toshiba Corp 洗濯乾燥機
KR101481520B1 (ko) * 2008-03-24 2015-01-13 엘지전자 주식회사 의류처리장치

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KR101481520B1 (ko) * 2008-03-24 2015-01-13 엘지전자 주식회사 의류처리장치
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