JPH11309220A - 粒子線治療装置及びx線ct装置 - Google Patents

粒子線治療装置及びx線ct装置

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JPH11309220A
JPH11309220A JP10121411A JP12141198A JPH11309220A JP H11309220 A JPH11309220 A JP H11309220A JP 10121411 A JP10121411 A JP 10121411A JP 12141198 A JP12141198 A JP 12141198A JP H11309220 A JPH11309220 A JP H11309220A
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ray
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者の治療できる部位が頭から上腹部までと
限定されており、他の部位の疾患の治療ができなかっ
た。 【解決手段】 ベッド角度設定手段により、粒子線の発
生手段12により発生された粒子線の進行方向とベッド
20上の患者22の体軸方向のなす角度を任意角度に設
定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陽子線・重粒子
線(炭素線、アルゴン線など)で代表される粒子線を照
射して患者の体内に存在する腫瘍などの疾患を治療する
粒子線治療装置、及び粒子線治療装置による粒子線治療
を行うための治療計画策定用のX線CT装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の粒子線治療装置は、例えば199
4年に発刊されたアバゾフ(V.M.Abazov)
他、JINR出版物、E−18−94−112「JIN
R陽子線ファソトロンビームを用いた放射線治療のため
の医療設備(Medical Facility fo
r Radiation Therapy with
JINR Proton Phasotron Bea
ms)」に記載されている。
【0003】図15は、上記アバゾフ他に開示された粒
子線治療装置を示す斜視図である。図において、1は図
示しない加速器から照射される陽子線のビーム、2は照
射に必要な細いビームを作るためのコリメータ、3はビ
ーム1のエネルギーを低下させて、所定の体内深さでビ
ームを止めるためのエネルギー・ディグレーダ(滅衰
器)、4はエネルギー・ディグレーダ3のギャップ間隔
を図示しない計算機で制御するマニピュレータ、5はコ
リメータ2とエネルギー・ディグレーダ3、マニピュレ
ータ4を設置するスタンドである。
【0004】また、6は治療する患者であり、この例で
は食道がんを陽子線で治療する。陽子線のエネルギーを
検出する検出器(図示せず)が患者の食道に挿入されて
いる。7は検出器に接続されたチューブ、8は検出器の
出力をモニタするモニタ、9は患者が座る治療用椅子で
ある。10は治療用椅子9を上下・左右方向に回転・並
進運動させる駆動機構、11は治療用椅子9のスタンド
である。
【0005】次に動作について説明する。検出器をチュ
ーブ7を介して食道に挿入して治療用椅子9に患者6が
座ると、駆動機構10により患者6を垂直方向及び水平
方向に並進移動させて陽子線のビーム1に患部が正確に
当たるように患者位置の調整が行われる。患者6の位置
の調整が完了すると、加速器から陽子線のビーム1が照
射され、コリメータ2でビーム1の太さが絞られ、エネ
ルギー・ディグレーダ3でビーム1のエネルギー出力が
減衰され、患者6に照射される。実際の治療において
は、治療用椅子9を水平面内で回転させながらビーム1
を照射する。この時、常にがん部位に高い線量が吸収さ
れるようにビーム1のエネルギーをエネルギー・ディグ
レーダ3で連続的に可変調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の粒子線治療装置
は以上のように構成されているので、患者の治療できる
部位は頭から上腹部までと限定されていた。したがっ
て、他の部位の癌等の疾患は治療できないという課題が
あった。
【0007】また、粒子線治療を行うに先立って治療部
位を確定するためにX線CT撮影を行う必要があるが、
従来のX線CT装置では患者を斜めの位置にしてCT画
像を撮影することができなかった。そのため、水平の仰
臥位置と斜めの位置とでは患者の臓器位置が異なってし
まうため、正確な治療部位を確定することが困難である
という課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、全身の癌をはじめとする各種疾病
を治療できる粒子線治療装置を得ることを目的とする。
【0009】また、この発明は、患者を斜めの位置にし
てX線CT撮影を行うことのできるX線CT装置を得る
ことを目的とする。
【0010】また、この発明は、患者を斜めの位置にし
て患者の水平方向のスライス画像を撮影できるX線CT
装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る粒子線治
療装置は、粒子線の発生手段により発生された粒子線の
進行方向とベッド上の患者の体軸方向のなす角度を任意
角度に設定するベッド角度設定手段と、前記ベッドを支
持する手段を少なくとも水平面内で回転させる第1の駆
動機構とを備えたものである。
【0012】この発明に係る粒子線治療装置は、ベッド
を支持する手段を水平面内で並進運動させる第2の駆動
機構を備えたものである。
【0013】この発明に係る粒子線治療装置は、ベッド
角度設定手段が設定する粒子線の進行方向とベッド上の
患者の体軸方向のなす角度が20度以上80度以下であ
るものである。
【0014】この発明に係る粒子線治療装置は、粒子線
を患者に照射する際に、第1の駆動機構が、患者を斜め
の位置を保ったまま水平方向に回転させながら同時に前
記患者を垂直方向に移動させるものである。
【0015】この発明に係る粒子線治療装置は、粒子線
を患者に照射する際に、第1の駆動機構が、患者を斜め
の位置を保ったまま水平方向に回転させながら同時に前
記患者を垂直方向に移動させながらさらに同時に前記患
者を水平面内で並進運動させるものである。
【0016】この発明に係る粒子線治療装置は、粒子線
を偏向させる偏向手段を更に備えたものである。
【0017】この発明に係る粒子線治療装置は、偏向手
段として電磁石を用いたものである。
【0018】この発明に係るX線CT装置は、ガントリ
を該ガントリの中心軸方向に平行移動させるガントリ駆
動手段と、前記ガントリの中心軸を回転させる回転駆動
手段とを備えたものである。
【0019】この発明に係るX線CT装置は、ガントリ
駆動手段が、ガントリの中心軸の方向を、患者の体軸方
向と近似的に一致させて前記ガントリを前記中心軸方向
に並行移動させるものである。
【0020】この発明に係るX線CT装置は、ガントリ
駆動手段の角度とは無関係にガントリを回転できるよう
に支持する支持手段を更に備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による粒
子線治療装置を示す斜視図である。図において、1は陽
子線のビーム、12は陽子線の発生手段であり、例えば
サイクロトン加速器である。20は斜め(好ましくは2
0度〜80度)に設置されたベッド、22はベッド20
上に斜めに寝かされた患者、24は患者22の下腹部に
生じている腫瘍、26a,26bは患者22の両肩を固
定する固定具、28a,28bは患者22の両手を固定
する握り、29a,29bは患者22の足を固定する固
定具である。
【0022】また、30はベッド20を水平面内方向に
回転させる回転駆動機構(第1の駆動機構)、32はベ
ッド20を支持する支持台である。なお、この実施の形
態1で用いる回転駆動機構30は公知の種々の回転駆動
機構を用いる事ができる。例えば、回転駆動機構30と
して、ギアを用いた場合を説明する。
【0023】図2は、回転駆動機構30の駆動機構部分
を示す斜視図である。図において、33,35は回転力
を伝達するギア(第1の駆動機構)、37はギア35を
支持し、ギア35に回転力を伝達するシャフト(第1の
駆動機構)、38はモータ(第1の駆動機構)である。
ギア35はシャフト37を介してモータ38に接続さ
れ、ギア35と噛合するギア33に伝達された回転力に
より、ベッド20が回転する。
【0024】次に動作について説明する。モータ38が
回転するとその回転力はシャフト37、ギア35を介し
てギア33に伝達され、このギア33の回転によりベッ
ド20が患者22を斜めに保持したまま水平方向に回転
する。このとき、発生手段12は陽子の粒子線ビーム1
を強度を連続的に変更しながら患者22の腫瘍24に照
射する。
【0025】この実施の形態1によれば、患者22の体
をビーム1の進行方向に対して斜めに傾けたので、治療
部位の制約はほとんど解消される。実際の治療において
は、回転駆動機構30によりベッド20を一定速度でゆ
っくり回転させながら、従来例と同様に、照射するビー
ム1のエネルギーを連続可変させ、常に腫瘍24の位置
で陽子が停止するようにする。この結果、腫瘍24に高
い放射線線量を吸収させることができる。さらに、患者
22を回転させながら、ビーム1を照射するために、腫
瘍24以外の正常組織の吸収する放射線線量をきわめて
低減でき、副作用がほとんどない治療を実現できる。な
お、ベッド20は、1周1分程度のゆっくりとした定速
回転で回転させる。これにより、患者22にめまいなど
の不快な症状は生じない。また、回転がゆっくりで、患
者22の臓器にかかる加速度は無視できるために、回転
中に臓器が移動するおそれはない。さらに、加速器のビ
ーム出力は水平固定照射でよいために、直径が8m程度
の大がかりな回転ガントリ構造体を設置する必要もな
く、装置のコストを大きく低減できる。
【0026】図3は、患者22をベッド20の上で斜め
に回転させてビーム1を照射することにより形成される
患者22の体内放射線線量分布を示す図である。図にお
いて、29は患者22の身体の腫瘍24のある位置での
断面、25は断面29での腫瘍24の断面で腫瘍領域を
表す。また、27aは高い線量が照射される高線量領
域、27bは低い線量が照射される低線量領域である。
【0027】説明を簡単化するために、ここでは患者2
2の身体のある断面29で考える。陽子線のビーム1は
患者22の周囲360度方向から照射される。ただし、
脊髄などの重要臓器がある場合は、その方向だけは照射
を停止する。照射停止には、加速器内部で停止する方法
(イオン源の遮断など)、加速器出口以降でブロックす
る方法(キッカ磁石によるビームの偏向)などがあり、
いずれも公知の方法である。脊髄に対応する体表面に金
属などから成る棒などを置いて、その部位を遮蔽する方
法も公知である。種々の方向からビーム1を照射した結
果、腫瘍領域25には高線量領域27aが形成され、周
囲の正常組織には低線量領域27bが形成される。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、患者の全身に陽子線のビームを照射できると共に、
腫瘍位置のみに高線量領域を形成できる効果が得られ
る。
【0029】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による粒子線治療装置を示す斜視図である。以下の
全ての実施の形態に関する図において、その図より前に
説明した図中に示した実施の形態の構成要素と同一の構
成要素には同一の符号を付けて、重複した説明を省略す
る。
【0030】図4において、36は患者22とベッド2
0との間に設けられた、公知の患者固定用のベッドマッ
ト、41はベッドマット36内の空気を抜くための排気
口、42は真空ポンプ、40はベッドマット36の排気
口41と真空ポンプ42の吸引口とを結ぶチューブ、3
4はベッド20を垂直方向に回転させるための回転軸、
21は患者22が足を乗せるための足台である。
【0031】ベッドマット36の内部には直径数ミリメ
ートルのポリスチレン球が多数詰められており、これを
真空ポンプ42でチューブ40、排気口41を介して、
真空引きすることにより、患者の体型に沿った硬いベッ
ドマットを形成することができる。
【0032】次に動作について説明する。患者22を水
平にされたベッド20上に寝かせ、真空ポンプ42でベ
ッドマット36内の空気を吸引して患者22をベッド2
0上に固定した後、ベッド20は回転軸34の回りに回
転し患者22を斜めの位置にする。このようにして患者
22を回転させながらビーム1を患者22に照射する。
【0033】陽子線の照射中は回転駆動機構30が水平
面内でゆっくり回転し、これにより患者22は斜めにな
ったまま回転する。ベッドマット36を真空引きする時
期は、回転軸34を回転させたあとでもよい。また、図
1に示した種々の患者固定具を併用してもよい。さら
に、真空ポンプ42は掃除機を用いてもよい。
【0034】図5は、この実施の形態2において、陽子
線のビーム1の照射中にベッド20を種々の方向に回転
または並進運動させる様子を示す図である。図におい
て、43はベッド20を全体的に並進移動させるための
移動台(第2の駆動機構)、50は水平面内での回転運
動、52は上下運動、54は図の左右方向への並進移
動、56は図の前後方向への並進移動、58はベッド2
0の長手方向に設定した回転軸の周りの回転運動、60
はベッド20の横方向に設定した回転軸の周りの回転運
動を表す。
【0035】図5の回転又は並進運動のうち特に重要な
運動は水平面内での回転運動50と上下運動52、並び
に左右及び前後への並進運動54及び56である。回転
運動50は腫瘍部分に常に高い放射線吸収線量を与えつ
つ、回転により周囲の正常組織の受ける線量を低減する
ために重要である。また、照射するビーム1は通常10
mm程度の直径を有するので、腫瘍がそれより大きい場
合には、ベッド20を上下に移動させる必要がある。す
なわち、ベッドのある高さで腫瘍を水平360度方向か
ら照射し、次にベッドの高さを変化させて、同様な照射
を繰り返す必要がある。この場合、回転運動50を行い
ながら、ゆっくりした上下運動52を同時に行うことも
有効である。なぜならば、この方法によれば、複雑な形
状をしている腫瘍の表面形状により一致した放射線線量
を形成できるからである。
【0036】この様子を図6及び図7に示す。いずれの
図においても、実線が腫瘍24の形状を表わし、点線が
高線量領域例えば、最大値の90%以上の線量を付与す
る体積を示す。図6はベッド20のある高さで腫瘍24
を水平360度方向から照射し(照射領域I)、次にベ
ッド20の高さを変化させて、同様な照射を照射領域I
I,III,IVとさらに3回繰り返す場合であり、6
0,62,64,66の各×点はそれぞれの腫瘍部分領
域の幾何学的な重心位置を示す。このように照射するた
めには、図5の移動方向では、回転運動50を行った
後、上下運動52と同時に並進運動54と56を行い、
腫瘍領域25の幾何学的な重心の水平位置と、ベッド2
0の回転運動50の回転軸の水平位置を一致させる必要
がある。
【0037】図7は回転運動50、上下運動52、並進
運動54と56をすべて同時に実行した場合の90%以
上の線量が付与された体積(点線)と腫瘍形状(実線)
を表す。腫瘍の各水平面内における幾何学的な重心位置
は一点鎖線で示されている。複雑な形状をしている腫瘍
の表面形状によく一致した放射線照射の高線量領域を形
成できることが理解できる。なお、腫瘍の各水平面内に
おける幾何学的な重心の水平位置がほとんど同じ動かな
い場合、すなわち、患者22をベッド20上に斜めに寝
かせた位置で腫瘍の幾何学的な重心の水平位置を結んだ
直線がほぼ垂直となる場合、並進運動54,56は不要
になる。
【0038】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、患者の全身に粒子線を照射できると共に、腫瘍位置
のみに高線量領域を形成できる効果が得られる。
【0039】実施の形態3.これまでの実施の形態1,
実施の形態2では陽子線の発生手段12から出射された
陽子線のビーム1は照射室の空間座標に対して固定され
て照射され、患者22のベッド20だけが移動してい
た。これに対して、この実施の形態3による粒子線治療
装置は陽子線のビームを水平方向及び/又は垂直方向に
偏向させて、患者のベッドの動きを少なくしたものであ
る。
【0040】図8は実施の形態3による粒子線治療装置
のビームを偏向させる偏向手段の配置を示す図である。
図において、70aはビーム1を垂直方向に偏向させる
電磁石(偏向手段)、70bはビーム1を水平方向に偏
向させる電磁石(偏向手段)である。
【0041】図9は実施の形態3における腫瘍24とビ
ーム1の照射スポットとの関係を示す図である。図にお
いて80はビーム1の照射スポットである。
【0042】次に動作について説明する。陽子線のビー
ム1は電磁石70a及び70bにより任意の方向に偏向
される。ベッド20は水平方向のみに回転させる。これ
により、図9に示すように、腫瘍24の全ての位置にビ
ーム1の照射スポット80を設定してスキャニングす
る。したがって、高線量領域を腫瘍部位全体に形成する
ことができる。なお、この場合はベッド20を回転駆動
機構30により水平方向のみ回転させることは必要であ
る。図3に示したように、ベッド20を回転させること
により始めて腫瘍部分だけに高い線量を付与し、周囲の
正常組織の線量を小さくできるからである。
【0043】なお、ビーム1を水平方向にだけ偏向さ
せ、ベッド20を回転運動50と共に上下運動52させ
てもよい。この場合には、電磁石を水平方向の偏向用に
1台だけ用意すればいいという効果が得られる。
【0044】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、ビームを腫瘍形状に正確に一致させて照射できる効
果が得られる。
【0045】実施の形態4.以上の実施の形態1から実
施の形態3においては、本発明の粒子線治療装置に関し
て説明した。しかし、実際の治療においては、本発明の
粒子線治療装置を用いて治療する前に患者のCT画像を
取得して、照射位置別に陽子線ビームのエネルギーを計
算しておく必要がある。陽子線のエネルギーの増減によ
り治療できる体表面からの深さが制御できるからであ
る。この発明の粒子線治療装置ではベッドを斜めに配置
しているので、この状態でCT画像を取得することが望
ましい。なぜならば、人間の体内の臓器は体の傾きによ
り移動するからである。したがって、通常のCT装置で
は高精度な治療計画が立てられないこととなる。この発
明の実施の形態4によるX線CT装置は、斜めの位置に
寝かせた患者のCT画像を撮影できるようにしたもので
ある。
【0046】図10はこのような目的に適した実施の形
態4によるX線CT装置を示す斜視図である。図におい
て、44はX線発生源および人体を通過後のX線強度を
検出する検出器を含むX線ビーム照射・検出用のガント
リ、45はガントリ44をガントリ44の中心軸方向に
平行移動するガントリ駆動手段、46はガントリ44と
ガントリ駆動手段45全体を回転させるための回転駆動
手段であり、内部に例えば図2に示したギア33,3
5、シャフト37、モータ38のような機構が構成され
ている。47は回転駆動手段46を支持するスタンド、
48はこのX線CT装置全体を支持する支持台である。
【0047】図11はガントリ駆動手段45の具体的な
構成を示す図である。図において、90は直線型のギア
(ガントリ駆動手段)、91は円形のギア(ガントリ駆
動手段)、92はモータ(ガントリ駆動手段)である。
【0048】次に動作について説明する。図12は患者
22をベッド20に寝かせてこのX線CT装置を用いて
患部の断層写真を撮影する状態を示す測面図である。図
に示すように、患者22を実際に治療する姿勢に粒子線
治療装置により設定した状態で、実施の形態4のX線C
T装置のガントリ44を患者22に被せて、モータ92
でギア91,90を駆動して、ガントリ44を患者22
の周りで上下動させてCT画像を撮影する。CT画像を
撮影した後、粒子線治療装置の支持台32ごとベッド2
0を治療室に移動させ、粒子線治療を行う。
【0049】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、高精度な治療計画(照射位置ごとに決めるビームの
エネルギーなどの条件を決めること)を達成できる。
【0050】実施の形態5.実施の形態4のガントリ4
4は、図12に示すように、患者22の体側に対して直
角にX線が照射されるように配置されているので、患者
22の体側に対して直角方向の断面のスライス画像が得
られる。一方、陽子線治療を行う場合には、図1に示す
ように、ビーム1は水平に患者22に照射されるため、
患者22の体側に対しては斜めの断面に対して陽子線が
照射されることとなる。陽子線照射のビームパラメータ
を計算するための患者22のX線CT画像も水平面内で
の断面画像であることが望ましく、実施の形態4では、
直角方向の断面のスライス画像から計算により水平方向
の断面のスライス画像に変換しており、精度的にやや劣
ることは否めなかった。
【0051】この発明の実施の形態5によるX線CT装
置は患者22の水平面内の断面スライス画像を直接撮影
することができるようにしたものである。図13は実施
の形態5によるX線CT装置の側面図(図13の
(1))及びA−A断面図(図13の(2))である。
図において、100はガントリ駆動手段45の長さ方向
に摺動自在にガントリ44を支持するアーム(支持手
段)、102a及び102bはガントリ44をアーム1
00に軸支する支持機構(支持手段)である。アーム1
00は、図11に示したガントリ駆動手段45のギア9
0,91及びモータ92によりガントリ駆動手段45の
長さ方向に駆動され、支持機構102a、102bは図
2に示したのと同様な回転駆動機構によってガントリ4
4を回転させることができる。
【0052】次に動作について説明する。図14は患者
22をベッド20に寝かせてこのX線CT装置を用いて
患部の断層写真を撮影する状態を示す測面図である。図
に示すように、患者22を実際に治療する姿勢に粒子線
治療装置により設定した状態で、ガントリ44を患者2
2に被せて、ガントリ駆動手段45によりアーム100
を上下動させてガントリ44を患者22の治療部位に設
定すると共に、支持機構102a,102bによりガン
トリ44を回転させて、ガントリ44の中心軸を鉛直方
向に設定する。この状態で患者22のCT画像を撮影す
る。CT画像を撮影した後、粒子線治療装置の支持台3
2ごとベッド20を治療室に移動させ、粒子線治療を行
う。
【0053】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、実際に陽子線を照射する断面と同一断面のスライス
画像を直接撮影することができ、高精度にビームパラメ
ータを計算できる効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、粒子
線の発生手段により発生された粒子線の進行方向とベッ
ド上の患者の体軸方向のなす角度を任意角度に設定して
粒子線を照射するように構成したので、患者の全身を粒
子線治療できる効果がある。
【0055】この発明によれば、ベッドを支持する手段
を水平面内で並進運動させるように構成したので、より
正確に高線量領域を治療する部位に限ることができる効
果がある。
【0056】この発明によれば、粒子線の進行方向とベ
ッド上の患者の体軸方向のなす角度が20度以上80度
以下であるように構成したので、患者の全身に渡って隈
なく粒子線治療できる効果がある。
【0057】この発明によれば、粒子線を患者に照射す
る際に、患者を斜めの位置を保ったまま水平方向に回転
させながら同時に前記患者を垂直方向に移動させるよう
に構成したので、治療部位の形状に応じて高線量領域を
形成することができる効果がある。
【0058】この発明によれば、粒子線を患者に照射す
る際に、患者を斜めの位置を保ったまま水平方向に回転
させながら同時に前記患者を垂直方向に移動させながら
さらに同時に前記患者を水平面内で並進運動させるよう
に構成したので、より正確に治療部位の形状に応じて高
線量領域を形成することができる効果がある。
【0059】この発明によれば、粒子線を偏向させる偏
向手段を備えるように構成したので、患者のベッドの動
きを少なくでき、患者の治療部位の位置がずれてしまう
ことを予防できる効果がある。
【0060】この発明によれば、偏向手段として電磁石
を用いるように構成したので、簡便に粒子線を変更させ
ることができる効果がある。
【0061】この発明によれば、ガントリの中心軸を回
転させるように構成したので、斜めに寝かされた患者の
CT画像を撮影することができ、粒子線治療の際の患部
位置の正確な把握が可能となる効果がある。
【0062】この発明によれば、ガントリの中心軸の方
向を、患者の体軸方向と近似的に一致させてガントリを
中心軸方向に並行移動させるように構成したので、斜め
に寝かされた患者のより正確なCT画像を得ることがで
きる効果がある。
【0063】この発明によれば、ガントリ駆動手段の角
度とは無関係にガントリを回転できるように支持する支
持手段を更に備えるように構成したので、粒子線の照射
面と同一の平面内のスライス画像を直接得ることがで
き、高精度でビームパラメータを計算できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による粒子線治療装
置を示す斜視図である。
【図2】 実施の形態1の回転駆動機構の駆動機構部分
を示す斜視図である。
【図3】 実施の形態1において、患者をベッドの上で
斜めに回転させてビームを照射することにより形成され
る患者の体内放射線線量分布を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による粒子線治療装
置を示す斜視図である。
【図5】 実施の形態2において、陽子線のビームの照
射中にベッドを種々の方向に回転または並進運動させる
様子を示す図である。
【図6】 実施の形態2において粒子線の照射される腫
瘍の形状と高線量領域を示す図である。
【図7】 実施の形態2において粒子線の照射される腫
瘍の形状と高線量領域を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による粒子線治療装
置のビームを偏向させる偏向手段の配置を示す図であ
る。
【図9】 実施の形態3における腫瘍とビームの照射ス
ポットとの関係を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4によるX線CT装
置を示す斜視図である。
【図11】 実施の形態4のガントリ駆動手段の具体的
な構成を示す図である。
【図12】 実施の形態4のX線CT装置を用いて患部
の断層写真を撮影する状態を示す測面図である。
【図13】 この発明の実施の形態5によるX線CT装
置の側面図及びA−A断面図である。
【図14】 実施の形態5のX線CT装置を用いて患部
の断層写真を撮影する状態を示す測面図である。
【図15】 従来の粒子線治療装置の一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ビーム(粒子線)、12 発生手段、20 ベッ
ド、22 患者、30回転駆動機構(第1の駆動機
構)、33,35 ギア(第1の駆動機構)、37シャ
フト(第1の駆動機構)、38 モータ(第1の駆動機
構)、43 移動台(第2の駆動機構)、44 ガント
リ、45 ガントリ駆動手段、46 回転駆動手段、7
0a,70b 電磁石(偏向手段)、90,91 ギア
(ガントリ駆動手段)、92 モータ(ガントリ駆動手
段)、100 アーム(支持手段)、102a,102
b 支持機構(支持手段)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に固定された患者に照射する粒
    子線を発生する発生手段と、 該発生手段により発生された粒子線の進行方向と前記ベ
    ッド上の患者の体軸方向のなす角度を任意角度に設定す
    るベッド角度設定手段と、 前記ベッドを支持する手段を少なくとも水平面内で回転
    させる第1の駆動機構とを備えた粒子線治療装置。
  2. 【請求項2】 ベッドを支持する手段を水平面内で並進
    運動させる第2の駆動機構を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の粒子線治療装置。
  3. 【請求項3】 ベッド角度設定手段が設定する粒子線の
    進行方向とベッド上の患者の体軸方向のなす角度が20
    度以上80度以下であることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の粒子線治療装置。
  4. 【請求項4】 粒子線を患者に照射する際に、第1の駆
    動機構が、患者を斜めの位置を保ったまま水平方向に回
    転させながら同時に前記患者を垂直方向に移動させるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1項記載の粒子線治療装置。
  5. 【請求項5】 粒子線を患者に照射する際に、第1の駆
    動機構が、患者を斜めの位置を保ったまま水平方向に回
    転させながら同時に前記患者を垂直方向に移動させなが
    らさらに同時に前記患者を水平面内で並進運動させるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1項記載の粒子線治療装置。
  6. 【請求項6】 粒子線を偏向させる偏向手段を更に備え
    たことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいず
    れか1項記載の粒子線治療装置。
  7. 【請求項7】 偏向手段として電磁石を用いたことを特
    徴とする請求項6記載の粒子線治療装置。
  8. 【請求項8】 X線ビームを人体に照射しかつ前記人体
    を透過したX線ビームを検出するガントリと、 該ガントリを該ガントリの中心軸方向に平行移動させる
    ガントリ駆動手段と、 前記ガントリの中心軸を回転させる回転駆動手段とを備
    えたX線CT装置。
  9. 【請求項9】 ガントリ駆動手段が、ガントリの中心軸
    の方向を、患者の体軸方向と近似的に一致させて前記ガ
    ントリを前記中心軸方向に並行移動させることを特徴と
    する請求項8記載のX線CT装置。
  10. 【請求項10】 ガントリ駆動手段の角度とは無関係に
    ガントリを回転できるように支持する支持手段を更に備
    えた請求項8または請求項9記載のX線CT装置。
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