JPH11309111A

JPH11309111A - 内視鏡

Info

Publication number: JPH11309111A
Application number: JP10119163A
Authority: JP
Inventors: Susumu Aono; 進青野
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1998-04-28
Filing date: 1998-04-28
Publication date: 1999-11-09

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、湾曲部の外径がほとんど変化せず、
また滅菌前の準備作業不備によっても外被部材が破裂し
ない構造の内視鏡を提供することにある。【解決手段】本発明は、挿入部２に遠隔操作によって湾
曲可能な湾曲部９を有する内視鏡１において、上記湾曲
部９の外被部材１２が、非エラストマー部材の網状管１
３に、エラストマー部材の外被部材１２を固着して構成
した。非エラストマー部材の網状管１３によって外被部
材１２の膨張を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、挿入部に設けられ
て遠隔操作によって湾曲させられる湾曲部の構造を改良
した内視鏡に関する。

【０００２】

【従来の技術】内視鏡を消毒・滅菌するために、エチレ
ンオキサイドガス（ＥＯＧ）滅菌やオートクレーブ滅菌
が使用されることが多い。これらの滅菌を行なう場合に
は内視鏡を滅菌容器内に収納して減圧または加圧して行
なうことになる。一般に内視鏡は気密的な構造になって
いるため、各部がそのような圧力変化に耐え得る構造で
あることが必要である。この際、特に問題となるのは、
最も柔軟な外装チューブが設けられている湾曲部の外装
構造である。この湾曲部の外装チューブは周囲の減圧時
に膨らんで破裂してしまう虞があるためである。

【０００３】従来の内視鏡ではＥＯＧ滅菌等の減圧時に
湾曲部の外装チューブが破裂しないように、内視鏡内部
と外部を連通させて内外の圧力を同じくするアダプター
を装着したり、減圧時に膨らむべローズを用いたりして
いる。しかし、このようなアダプターやべローズの働き
が常に減圧の条件に適う場合とは限らず、十分に対応し
きれないような場合に使用できない。また、オートクレ
ーブ滅菌時にあたり内視鏡内部と外部を連通させると、
内視鏡内部に湿気が侵入し、その後の排気においても、
除去できない湿気により、次第に内視鏡の内部に水が溜
まってしまうという不具合があった。

【０００４】上記不都合を解決するための一例として、
特開平５−１０３７５４号公報には弾性を有する柔軟な
内外２重のゴムチューブによって湾曲部を被覆し、上記
内外２重のチューブの間の隙間には潤滑剤をまぶして網
状管を挟み込んだものが提案されている。また、実公昭
６３−２３０４５号公報には、合成樹脂製等の平板を螺
旋状に巻いてフレキシブルな螺旋管とし、これを滅菌処
理中、内視鏡の挿入部に被せて被覆ゴムの膨張を防止す
るようにしたものが提案されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】（従来技術の欠点）特
開平５−１０３７５４号公報の外装構造では、被覆ゴム
が２枚とその間に潤滑剤をまぶして移動自在に挟み込ん
だ網状管とを設ける構造であるため、湾曲部の外径がか
なり太くなってしまうという問題点があった。また、実
公昭６３−２３０４５号公報のものでは、滅菌前に湾曲
部保護用の螺旋管を挿入部の外周に組み付けるために滅
菌処理作業に手間がかかる。また、万一、保護用螺旋管
を挿入部に組み付け忘れた場合には湾曲部の被覆ゴムが
破裂してしまい、その結果、多大な修理が必要になると
いう問題点があった。

【０００６】（発明の目的）本発明は上記課題に着目し
てなされたもので、その目的とするところは、湾曲部の
外径がほとんど変化せず、また滅菌前の準備作業不備に
よっても外被部材が破裂しない構造の内視鏡を提供する
ことにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段および作用】（手段）本発
明は、挿入部に遠隔操作によって湾曲可能な湾曲部を有
する内視鏡において、上記湾曲部の外被部材が、エラス
トマー部材に、補強用非エラストマー部材を固定して構
成したものである。

【０００８】（作用）エチレンオキサイドガス（ＥＯ
Ｇ）滅菌やオートクレーブ滅菌ではチャンバー内を陰圧
にし、その後、チャンバー内にＥＯＧや高圧蒸気を充満
させて滅菌を行う。この陰圧工程で、水密が確保されて
いる内視鏡では、内視鏡の内部が陽圧となり、内視鏡の
湾曲部を被覆するエラストマーのチューブ部材も外側に
膨らもうとするが、エラストマーのチューブ部材は非エ
ラストマー部材に固定してあるので、チューブ部材の膨
らみを防ぐ。

【０００９】

【発明の実施の形態】〈第１実施形態〉図１乃至図３を
参照して本発明の第１実施形態を説明する。（構成）図１は内視鏡１を示す。内視鏡１は、挿入部
２、操作部３、およびユニバーサルコード４を有してな
り、操作部３には接眼部５及び操作レバー６が設けられ
ている。ユニバーサルコード４の末端には光源装置に接
続するコネクタ部７が設けられている。

【００１０】上記挿入部２は可撓管８と、この先端に接
続された湾曲部９と、この湾曲部９の先端に接続された
先端部１０とを有してなり、上記湾曲部９は挿入部２の
先端付近寄りに配置され、操作レバー６の操作によって
湾曲させられるようになっている。

【００１１】上記湾曲部９は図２で示す如く、複数の湾
曲コマ１１と、この湾曲コマ１１の群を被覆する外被部
材１２とからなる管状のものとして構成されている。外
被部材１２は、略円筒形の網状管１３と、この網状管１
３の外周面に成形されるエラストマーチューブ１４とを
一体的に固着した構成したものである。上記網状管１３
は例えば、金属線または非エラストマー繊維等の素線に
よって網状に構成され、管状の非エラストマー部材とし
て構成されている。上記エラストマーチューブ１４は例
えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ポリウレタン、ポ
リエステルなどのエラストマー材料によって管状のエラ
ストマー部材として構成されている。上記外被部材１２
は非エラストマー部にエラストマー部を一体成形によっ
て構成し、一体的な部材のものとした。

【００１２】上記湾曲部９の先端側部分は先端部１０の
金属部材１５に接続され、湾曲部９の後端側部分は可撓
管８の先端に接続管部材１６を介して組み付けられてい
る。なお、ここでのエラストマーチューブ１４は、網状
管１３の外周面に一体的に成形して両者を全体的に固着
するようにしたが、図３で示す如く、エラストマーチュ
ーブ１４の壁部内に網状管１３を埋没させるように成形
する一体化構造のものとしてもよい。

【００１３】（作用）内視鏡１は、操作レバー６を操作
すると、挿入部２の湾曲部９を湾曲操作することができ
る。次に、内視鏡１の滅菌方法について説明する。エチ
レンオキサイドガス（以下、ＥＯＧと略記）滅菌やオー
トクレーブ滅菌を行う際には、内視鏡１を洗浄し、この
後に、滅菌機のチャンバー内に設置する。滅菌機は一般
にチャンバー内の圧力を陰圧にし、その後、チャンバー
内にＥＯＧや高圧蒸気を充満させて滅菌を行う。また、
滅菌行程終了後、エアレーションや乾燥のために、チャ
ンバー内の圧力を陰圧にすることが多い。

【００１４】これらの陰圧行程では、内視鏡１の内部が
陽圧となり、内視鏡１の外被部材が膨らもうとするた
め、圧力に耐えられない外装部分があれば、その部分が
破損する。この際に最も問題となるのは最も柔軟な外装
チューブを設ける湾曲部９の外被部材１２の部分であ
る。

【００１５】ここでの外被部材１２は網状管１３とエラ
ストマーチューブ１４が一体的に固着して設けられてい
るので、柔軟なエラストマーチューブ１４が外側へ大き
く膨らむことはなく、エラストマーチューブ１４が破裂
するには至らない。

【００１６】（効果）この実施形態によれば、滅菌前に
湾曲部９の外被を保護する保護用螺旋管等の滅菌補助具
を準備する必要がない。また、これらの滅菌前の準備作
業不備によって湾曲部９の外被部材１２が破損すること
がない。また、滅菌前にアダプター等を取り付けて内視
鏡１の内部を通気させる必要がないため、アダプター等
を付けたまま水等に浸漬して、内部に水等が入り込み、
光学繊維束を破損するということがない。さらに、湾曲
部９の外被部材１２は網状管１３とエラストマーチュー
ブ１４を一体的に成形した構造であるので、湾曲部９の
外径が大きくならない。

【００１７】〈第２実施形態〉図４及び図５を参照して
本発明の第２実施形態を説明する。（構成）この実施形態に係る内視鏡１における湾曲部９
の外被部材１２は、内径が湾曲コマ１１の外径と略同一
のコイル部材１７と、このコイル部材１７の外周面に一
体的に成形されるエラストマーチューブ１４とからな
り、その両者は全体的に一体化されている。エラストマ
ーチューブ１４は例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴ
ム、ポリウレタン、ポリエステル等のエラストマー材料
によって管状のエラストマー部材として構成されてい
る。その他は第１実施形態のものと同様に構成されてい
る。

【００１８】なお、コイル部材１７は、内径が湾曲コマ
１１の外径と略同一の複数のリング部材に置き換えても
よい。また、コイル部材１７は図５に示すように、エラ
ストマーチューブ１４の壁部内に埋没するように成形し
て両者を一体的に固着するように設けたものでもよい。
さらに、湾曲コマ１１の外周面の外側と、エラストマー
チューブ１４の内周面の内側の間に網状管を付加的に設
けてもよい。

【００１９】（作用）コイル部材１７はエラストマーチ
ューブ１４に一体化され、エラストマーチューブ１４を
固定するため、エラストマーチューブ１４の膨張を阻止
する。その他の作用は第１実施形態と同じである。

【００２０】（効果）エラストマーチューブ１４とコイ
ル部材１７とが成形により一体的に固着する構造である
ので、湾曲部９の外径が大きくなることがない。この他
に第１実施形態と同様の効果を奏する。

【００２１】〈第３実施形態〉図６及び図７を参照して
本発明の第３実施形態を説明する。（構成）この実施形態に係る内視鏡１における湾曲部９
の外被部材１２は、エラストマーチューブ１４の壁部内
に非エラストマー部材としての繊維部材１８を一体的に
埋設してなるものである。繊維部材１８は複数の繊維を
織り込んで形成されており、例えば、ガラス繊維、絹
糸、ナイロン糸等からなる。また、エラストマーチュー
ブ１４は前述したものと同様、例えば、シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、ポリウレタン、ポリエステル等のエラ
ストマー材料によって管状のエラストマー部材として構
成されている。その他は、第１または第２実施形態のも
のと同様に構成されている。なお、湾曲コマ１１の外周
面と、エラストマーチューブ１４の内周面の間に網状管
を付加的に設けたものでもよい。

【００２２】（作用）エラストマーチューブ１４の壁部
内に非エラストマー部材としての繊維部材１８を一体的
に埋設してなるものであるから、繊維部材１８はエラス
トマーチューブ１４を固定し、エラストマーチューブ１
４の膨張を阻止する。その他の作用は第１実施形態と同
じである。

【００２３】（効果）繊維部材１８とエラストマーチュ
ーブ１４とを一体的に成形した構造であるので、湾曲部
９の外径が大きくなることはない。また、繊維部材１８
を用いているので、外被部材１２は柔軟性が確保でき、
湾曲部９の湾曲動作がスムーズに行われる。その他の効
果は第１実施形態と同じである。

【００２４】〈第４実施形態〉図８及び図９を参照して
本発明の第４実施形態を説明する。（構成）この実施形態に係る内視鏡１における湾曲部９
の外被部材１２は、複数の湾曲コマ１１を被覆する様に
して設けられる網状管１３と、この網状管１３を被うよ
うにして設けられる外被チューブ２１とからなる。外被
チューブ２１は例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等
のエラストマー材料によって形成され、エラストマーチ
ューブを形成している。外被チューブ２１の内周面には
図９に示すような複数の略円柱形状の突起部２２が設け
られる。突起部２２の先端にはその根元部２３の外径よ
りも大きい外径の固定部２４が設けられる。網状管１３
には上記突起部２２に対応する位置にその根元部２３の
外径と略同一の孔径の孔部２５が設けられる。孔部２５
には突起部２２が嵌まり込み、外被チューブ２１は網状
管１３に固定される。なお、突起部２２の形状は略円柱
形状のもに限定されるものではない。その他は前述した
第１実施形態のものと同様に構成されている。

【００２５】（作用）エラストマー部材としての外被チ
ューブ２１が突起部２２により非エラストマー部材とし
ての網状管１３に固定され、外被チューブ２１は非エラ
ストマー部材としての網状管１３に保持される。

【００２６】（効果）第１実施形態と同じである。〈第５実施形態〉図１０及び図１１を参照して本発明の
第５実施形態を説明する。（構成）この実施形態に係る内視鏡１における湾曲部９
の外被部材１２は、複数の湾曲コマ１１を被覆する様に
して設けられる網状管１３と、この網状管１３を被うよ
うにして設けられる外被チューブ２１とからなる。外被
チューブ２１は例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等
のエラストマー材料によって形成され、エラストマーチ
ューブを形成している。

【００２７】網状管１３の外周面と外被チューブ２１の
内周面には、図１１で示すように、複数の箇所に接着剤
２６が設けられ、これにより網状管１３と外被チューブ
２１を部分的に接着して両者は固着している。その他は
前述した第１実施形態のものと同様に構成されている。

【００２８】（作用）非エラストマー部材としての網状
管１３とエラストマー部材としての外被チューブ２１と
が固着され、網状管１３により外被チューブ２１の膨張
を防ぐ。その他の作用は第１実施形態と同じである。

【００２９】（効果）網状管１３と外被チューブ２１を
接着剤２６で固着するものであるためにその構造が簡単
であるので、製造コストが安くなる。その他の効果は第
１実施形態と同じである。

【００３０】〈第６実施形態〉図１２及び図１３を参照
して本発明の第６実施形態を説明する。（構成）この実施形態に係る内視鏡１における湾曲部９
の外被部材１２は、複数の湾曲コマ１１を被覆する様に
して設けられる網状管１３と、この網状管１３を被うよ
うにして設けられる外被チューブ２１とからなる。外被
チューブ２１は例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等
のエラストマー材料によって形成され、エラストマーチ
ューブを形成している。外被チューブ２１の内周面に
は、図１３に示すように、複数のフック２７が一体的に
設けられる。各フック２７は外被チューブ２１の軸方向
に直線的に並べられたものが複数列に配置して設けられ
ている。各列のフック２７には、ワイヤー２８が通さ
れ、ワイヤー２８の先端部は、網状管１３の先端部分の
外表面に固着され、ワイヤー２８の後端部は、網状管１
３の後端部分の外表面に固着される。ワイヤー２８の材
質は例えば、金属製でもよいし、合成樹脂製でもよい。
その他は前述した第１実施形態のものと同様に構成され
ている。

【００３１】（作用）フック２７とワイヤー２８により
非エラストマー部材としての網状管１３とエラストマー
部材としての外被チューブ２１とが固定され、網状管１
３により外被チューブ２１の膨張を防ぐ。その他の作用
は第１実施形態と同じである。

【００３２】（効果）外被チューブ２１の内周面に一体
的に設けられた複数のフック２７にワイヤー２８を通
し、このワイヤー２８の両端を網状管１３に固定した構
造なので、湾曲操作時に摺動抵抗となることが無く、湾
曲動作がスムーズに行われる。その他の効果は第１実施
形態と同じである。

【００３３】〈第７実施形態〉図１４及び図１５を参照
して本発明の第７実施形態を説明する。（構成）この実施形態に係る内視鏡１における湾曲部９
の外被部材１２は、複数の湾曲コマ１１を被覆する様に
して設けられる網状管１３と、この網状管１３を被うよ
うにして設けられる外被チューブ２１とからなる。外被
チューブ２１は例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等
のエラストマー材料によって形成され、エラストマーチ
ューブを形成している。

【００３４】外被チューブ２１の内周面には、図１５に
示すように、複数のフック２７が一体的に設けられる。
それぞれのフック２７には、コイル２９の素線部分が通
され、コイル２９の先端部は、網状管１３の先端部分の
外表面に固着され、コイル２９の後端部は、網状管１３
の後端部分の外表面に固着される。その他は前述した第
１実施形態のものと同様に構成されている。

【００３５】（作用）フック２７とコイル２９により非
エラストマー部材としての網状管１３とエラストマー部
材としての外被チューブ２１とが固定され、網状管１３
により外被チューブ２１の膨張を防ぐ。その他の作用は
第１実施形態と同じである。

【００３６】（効果）外被チューブ２１の内周面に一体
的に設けられた複数のフック２７にコイル２９の素線部
分を通し、コイル２９の両端を網状管１３に固定したと
いう構造なので、湾曲部９の湾曲操作時に摺動抵抗とな
ることが無く、湾曲部９の湾曲動作がスムーズに行われ
る。その他の効果は、第１実施形態と同じである。

【００３７】［付記］１．挿入部に遠隔操作によって湾曲可能な湾曲部を有す
る内視鏡において、上記湾曲部の外被部材が、エラスト
マーのチューブ部材と、このチューブ部材を補強する非
エラストマー部材とを一体的に固定して構成されたこと
を特徴とする内視鏡。２．上記湾曲部を被覆する外被部材がエラストマーと非
エラストマーとの一体成形部材からなることを特徴とす
る請求項１の内視鏡。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、湾曲部の
外被部材が、エラストマー部材に、補強用非エラストマ
ー部材を固定したから、外気が陰圧になってもエラスト
マー部材が膨張して破裂することがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施形態に係る内視鏡の全体図。

【図２】第１実施形態に係る内視鏡の挿入部における湾
曲部の断面図。

【図３】第１実施形態に係る内視鏡の挿入部における湾
曲部の他の例の断面図。

【図４】第２実施形態に係る内視鏡の挿入部における湾
曲部の断面図。

【図５】第２実施形態に係る内視鏡の挿入部における湾
曲部の他の例の断面図。

【図６】第３実施形態に係る内視鏡の挿入部における湾
曲部の断面図。

【図７】第３実施形態に係る内視鏡の挿入部における湾
曲部の外被部材の断面図。

【図８】第４実施形態に係る内視鏡の挿入部における湾
曲部の断面図。

【図９】図８中、Ａ部の拡大断面図。

【図１０】第５実施形態に係る内視鏡の挿入部における
湾曲部の断面図。

【図１１】図１０中、Ｂ部の拡大断面図。

【図１２】第６実施形態に係る内視鏡の挿入部における
湾曲部の断面図。

【図１３】図１２中、Ｃ部の拡大断面図。

【図１４】第７実施形態に係る内視鏡の挿入部における
湾曲部の断面図。

【図１５】図１４中、Ｄ部の拡大断面図。

【符号の説明】

１…内視鏡、２…挿入部、３…操作部、４…ユニバーサ
ルコード、８…可撓管、９…湾曲部、１０…先端部、１
１…湾曲コマ、１２…外被部材、１３…網状管、１４…
エラストマーチューブ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】挿入部に遠隔操作によって湾曲可能な湾曲
部を有する内視鏡において、上記湾曲部の外被部材が、
エラストマー部材に、補強用非エラストマー部材を固定
して構成したことを特徴とする内視鏡。