JPH11309017A - 使い捨てブラシの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

使い捨てブラシの製造方法及びその製造装置

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JPH11309017A
JPH11309017A JP10117169A JP11716998A JPH11309017A JP H11309017 A JPH11309017 A JP H11309017A JP 10117169 A JP10117169 A JP 10117169A JP 11716998 A JP11716998 A JP 11716998A JP H11309017 A JPH11309017 A JP H11309017A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不織布に熱プレス成形を施すことにより安価
に製作可能で、しかもヘアブラシとして使用に耐え得る
サイズ及び強度の突起を成形可能な使い捨てブラシの製
造方法及びその製造装置を提供する。 【解決手段】 雌型21に形成した雌型側成形部23の
口縁25で、熱可塑性合成樹脂材料からなるバインダー
繊維を含む短繊維ニードルパンチ不織布からなる素材布
1Aを受け止めながら、雄型20に突出状に形成した雄
型側成形部22と雌型側成形部23間に該素材布1Aが
挟持されないようにしつつ、雄型側成形部22で該素材
布1Aを雌型側成形部23の内側へ突き出し、該素材布
1Aに対してヘアブラシのピンとして機能する複数の突
起3を熱プレス成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布からなる使
い捨てブラシの製造方法及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘアブラシとして、実開平4−3690
6号公報や実開平6−66367号公報には、ヘアブラ
シのヘッド部に植設された複数のピン部材の夫々に、不
織布や繊維材からなる被覆部材を被覆したものが記載さ
れている。また、使い捨てブラシとしては、全体を厚手
の紙で構成した紙製の櫛(実開昭62−69910号公
報参照)や、筒状に丸めた台紙の端部に、切り込みによ
りブラシ部を一体的に形成した使い捨てブラシ(特開平
9−135728号公報参照)が提案されている。
【0003】一方、不織布からなる成形品として、例え
ばギフト商品を箱詰めするためのトレーが実用化されて
いる。通常、このような不織布からなるトレーは、ポリ
エステル系不織布やポリプロピレン系不織布からなる素
材布を、マッチモールドプレス型により熱プレス加工し
て成形している。具体的には、雌型に凹凸部の外面に沿
った形状の雌型側成形部を形成し、雄型に凹凸部の内面
に沿った形状の雄型側成形部を形成し、両型を一定温度
に加熱した状態で、両型間に不織布からなる素材布を供
給して両型を型締めし、雄型側成形部と雌型側成形部間
に不織布を挟持して凹凸部を成形するように構成されて
いる。また、不織布としては、短繊維ニードルパンチ不
織布と長繊維スパンボンド不織布が広く採用されている
が、短繊維ニードルパンチ不織布は、目付けを大きく設
定できるが、伸びが小さいという特性を有し、長繊維ス
パンボンド不織布は、伸びは大きいが、目付けを大きく
設定すると、目付けムラが大きくなり実用に適さないの
で、目付けを250g/m2 以下にしか設定できないと
いう特性を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載のヘア
ブラシにおいては、複数のピン部材に対して被覆部材を
被覆させる必要があり、ヘアブラシの製造コストが高く
なるという問題がある。また、比較的高価なものになる
ため、使い捨て使用が困難であり、しかも繰り返し使用
している間に被覆部材が毛羽立ったりしたり、被覆部材
に雑菌が繁殖し易いという衛生面での問題もある。ま
た、前記公報に記載の使い捨てブラシにおいては、櫛や
清掃用のブラシとしてはある程度使用に耐え得るもので
あるが、複数のピン部材を有するようなヘアブラシへの
適用は困難であった。
【0005】本出願人も、安価に製作可能な不織布製の
ヘアブラシを製作しようとして、種々の試験を行った
が、次のような理由から、その実現には中々至れなかっ
た。即ち、前述した成形方法により、不織布に対してヘ
アブラシのピン部材として機能し得る突起、例えば口径
に対して0.5倍以上で、なおかつ8mm以上の高さの
突起を成形しようとすると、素材布として短繊維ニード
ルパンチ不織布を使用した場合には、素材布の伸びが十
分に得られないことから、突起の頂部や側面が破れると
いう不具合が発生し、素材布として長繊維スパンボンド
不織布を使用した場合には、目付けを大きく設定できな
いことから、突起の強度が十分に得られないという問題
が発生し、どちらの不織布を用いた場合でも、ヘアブラ
シとして使用に耐えないものしか成形できなかった。こ
のような状況のなか、本出願人は、更に試験を繰り返し
た結果、マッチモールドプレス型を用いた従来の成形方
法では、型締めにより素材布が成形部間に挟持されて、
全体的な素材布の伸びが抑制され、素材布に局部的に大
きな引張力が作用することが、短繊維ニードルパンチ不
織布を使用した場合において、突起の頂部や側面に破れ
が発生することの原因の1つになっていることを見出し
た。
【0006】本発明の目的は、不織布に熱プレス成形を
施すことにより安価に製作可能で、しかもヘアブラシと
して使用に耐え得るサイズ及び強度の突起を成形可能な
使い捨てブラシの製造方法及びその製造装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
係る使い捨てブラシの製造方法は、雌型に形成した雌型
側成形部の口縁で、熱可塑性合成樹脂材料からなるバイ
ンダー繊維を含む短繊維ニードルパンチ不織布からなる
素材布を受け止めながら、雄型に突出状に形成した雄型
側成形部と雌型側成形部間に該素材布が挟持されないよ
うにしつつ、雄型側成形部で該素材布を雌型側成形部の
内側へ突き出し、該素材布に対してブラシのピンとして
機能する複数の突起を熱プレス成形するものである。
【0008】この製造方法においては、雄型側成形部で
素材布を雌型側成形部の内側へ突き出すときに、素材布
全体に一様に引張力が作用して、素材布全体が一様に伸
びながら、複数の突起が熱プレス成形されるので、突起
の先端部や側面に局部的に大きな引張力が作用すること
が防止される。また、型締め後においても、素材布が雌
型側成形部と雄型側成形部間に素材布が挟持されないの
で、突起を構成する素材布は、型締め後においてもその
伸びが許容され、突起の先端部や側面に局部的に大きな
引張力が作用することが一層効果的に防止される。この
ため、素材布として、素材の伸びの小さい短繊維ニード
ルパンチ不織布を用いつつ、ブラシとして使用可能なサ
イズ及び強度の突起を成形することが可能となる。ま
た、突起の内外面が型に密着しないので、突起の外面に
不織布としての風合いを残すことが可能となる。
【0009】請求項2記載の製造方法は、請求項1記載
の製造方法において、前記素材布として、繊維長が30
〜70mmで、バインダー繊維を30重量%以上配合し
た短繊維ニードルパンチ不織布を用いたものである。繊
維長が30mm未満の場合には、突起の頂部や側面にお
ける破れが発生し易くなり、70mmを越えると、目付
けムラが大きくなるので、素材布の繊維長は30〜70
mmに設定することが好ましい。また、熱プレス成形に
より、バインダー繊維が軟化して、素材布を構成する繊
維同士が結合し、突起が保形されることになるが、十分
な保形性を確保するにはバインダー繊維を30重量%以
上配合することが好ましい。
【0010】請求項3記載の製造方法は、請求項1又は
2記載の製造方法において、前記バインダー繊維とし
て、表面部を熱可塑性合成樹脂材料で構成し、中心部を
表面部よりも融点の高い素材で構成した芯鞘構造のバイ
ンダー繊維を用いたものである。この場合には、バイン
ダー繊維の表面部だけが軟化するように温度設定して熱
プレス成形を施すことにより、バインダー繊維全体が融
着固化する場合と比較して、ゴワゴワ感を少なくして、
不織布としての素材の風合いを維持でき、しかもバイン
ダー繊維が破断することによる、突起における厚さのム
ラの発生を一層低減できる。
【0011】請求項4記載の製造方法は、請求項1〜3
のいずれか1項記載の製造方法において、前記素材布と
して、複数枚の不織布を積層してなるもの用いたもので
ある。このように、複数枚の不織布を積層すると、例え
ば外面部と中央部の不織布の素材や繊維長を変えること
で、種々の使用条件に応じた特性のブラシを製作するこ
とが可能となる。また、同種の不織布を用いる場合で
も、素材布の肉厚を容易に厚く設定でき、ブラシの風合
いや突起の強度を向上することが可能となる。
【0012】請求項5記載の製造方法は、請求項1〜4
のいずれか1項記載の製造方法において、前記素材布と
して、不織布に熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした
ものを用いたものである。例えば頭髪化粧剤や養毛剤を
使用した後でブラッシングすると、不織布に薬剤が染み
込んで手に付着することがあるので、熱可塑性樹脂フィ
ルムをラミネートすることで、薬剤が手に付着すること
を防止できる。また、不織布に熱可塑性樹脂フィルムを
ラミネートすると、突起の強度を一層高めることが可能
となる。
【0013】請求項6記載の製造方法は、請求項1〜5
のいずれか1項記載の製造方法において、前記隣接する
突起のピッチを同じに設定したものである。このように
突起を成形すると、熱プレス成形時に素材布全体が一様
に伸びてブラシが成形されることになるので、厚さのム
ラを一層低減でき、突起を一層密に配置させることが可
能となる。
【0014】請求項7記載の製造方法は、請求項1〜6
のいずれか1項記載の製造方法において、前記突起の高
さを8〜15mmに設定するとともに、突起のピッチを
高さの2倍以内に設定したものである。突起の高さが8
mm未満の場合には、ブラシとして機能しなくなり、1
5mmを越えると、突起に破れが発生し易くなるので、
8〜15mmに設定することが好ましい。また、突起の
ピッチが高さの2倍を越えると、突起の個数が少なくな
り、ブラッシング感が低下するので、突起のピッチを高
さの2倍以内に設定することが好ましい。
【0015】請求項8記載の製造方法は、請求項1〜7
のいずれか1項記載の製造方法において、前記突起の頂
部を球面状に形成してその半径を1〜3mmに設定した
ものである。突起の先端部の半径が1mm未満の場合に
は、突起の成形時にその先端部に局部的に引張力が作用
して、先端部や破れ易くなり、3mmよりも大きいと、
ブラッシング感が低下するので、1〜3mmに設定する
ことが好ましい。
【0016】請求項9に係る使い捨てブラシの製造装置
は、熱可塑性合成樹脂材料からなるバインダー繊維を含
む短繊維ニードルパンチ不織布からなる素材布に、ブラ
シのピンとして機能する複数の突起を熱プレス成形する
ための雌型と雄型とを備え、前記雌型に、突起に対応さ
せて形成した雌型側成形部であって、口縁が突起の外縁
部に対応する位置に形成された雌型側成形部を設け、前
記雄型に、雌型側成形部に対応させて突出状に形成した
雄型側成形部であって、素材布を雌型側成形部の内側へ
突き出して、素材布に突起を成形する雄型側成形部を設
け、前記雌型と雄型を型締めした状態で、雌型側成形部
と雄型側成形部間に形成される隙間を素材布の肉厚以上
に設定したものである。
【0017】この製造装置においては、型締めした状態
で、雌型側成形部と雄型側成形部間に形成される隙間が
素材布の肉厚以上に設定されるので、雌型側成形部と雄
型側成形部間に素材布が挟持されないようにしながら複
数の突起を成形するとが可能となる。このため、請求項
1の作用と同様に、素材布として素材の伸びの少ない短
繊維ニードルパンチ不織布を用いつつ、ブラシとして使
用に耐え得るサイズ及び強度の複数の突起を素材布に成
形できるとともに、突起の内外面に不織布としての風合
いを残すことが可能となる。
【0018】請求項10記載の製造装置は、請求項9記
載の製造装置において、前記雌型側成形部及び雄型側成
形部の隣接するもの同士のピッチを同じに設定したもの
である。このように設定すると、素材布全体が一様に伸
びてブラシが成形されることになるので、厚さのムラを
一層低減でき、突起を一層密に配置させることが可能と
なる。
【0019】請求項11記載の製造装置は、請求項9又
は10記載の製造装置において、前記雄型側成形部の高
さを8〜15mmに設定するとともに、雄型側成形部の
ピッチを高さの2倍以内に設定したものである。雄型側
成形部の高さが8mm未満の場合には、成形される突起
が低くなり過ぎてブラシとして機能しなくなり、15m
mを越えると、成形される突起に破れが発生し易くなる
ので、8〜15mmに設定することが好ましい。また、
雄型側成形部のピッチが高さの2倍を越えると、単位面
積当たりに成形される突起の個数が少なくなり、ブラッ
シング感が低下するので、雄型側成形部のピッチを高さ
の2倍以内に設定することが好ましい。
【0020】請求項12記載の製造装置は、請求項9〜
11のいずれか1項記載の製造装置において、前記雄型
側成形部の頂部を球面状に形成してその半径を1〜3m
mに設定したものである。雄型側成形部の頂部の半径が
1mm未満の場合には、ブラシの成形時に局部的に引張
力が作用して、突起の先端部が破れ易くなり、3mmよ
りも大きいと、成形される突起によるブラッシング感が
低下するので、1〜3mmに設定することが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。本実施例は、使い捨てヘア
ブラシに本発明を適用した場合のものである。先ず、使
い捨てヘアブラシの構成について説明する。図1〜図3
に示すように、ヘアブラシ1は、後述するように、不織
布からなる素材布1A(図4参照)に熱プレス成形を施
して製作したもので、略平坦な小判形の基底部2と、基
底部2から上方へ突出した略円錐状の複数の突起3と、
基底部2の側部から側方へ張り出した1対の把持部4と
を備えいる。このヘアブラシ1は、例えばヘアブラシ1
の裏面側に手を当てがって、一方の把持部4を親指と人
指し指間に挟み、他方の把持部4を小指と薬指間に挟ん
で、ヘアブラシ1を手に保持し、この状態でヘアブラシ
1のピン部材として機能する複数の突起3で髪の毛をブ
ラッシングして使用する。
【0022】突起3の高さHは、8mm未満の場合に
は、ヘアブラシとして機能しなくなり、15mmを越え
ると、突起3に破れが発生し易くなるので、8〜15m
mに設定されている。また、突起3の高さHは、その基
端部の直径Dの0.5倍以上に設定され、突起3の密度
及び高さが高くなるように設定されている。突起3のピ
ッチPは、高さHの2倍を越えると、突起3の密度が低
下し、ブラッシング感が低下するので、突起3のピッチ
Pを高さの2倍以内に設定されている。また、突起3は
図例のように、正三角形の頂点位置に中心が位置するよ
うに、つまり隣接する突起3のピッチPが同じになるよ
うに配置されており、このように配置することで、後述
のようにヘアブラシ1を成形するときに、素材布1A全
体がバランスよく伸び、厚さのムラが防止されるととも
に、突起3の密度が高くなるように構成されていてる。
但し、これ以外の配列に配置することも可能である。突
起3の頂部3aは球面状に形成され、その半径Rは、1
mm未満の場合には、突起3の成形時にその先端部に局
部的に引張力が作用して、先端部が破れ易くなり、3m
mよりも大きいと、ブラッシング感が低下するので、1
〜3mmに設定されている。
【0023】但し、ヘアブラシ1としては、基底部2に
複数の突起3を形成しているものであれば、種々の構成
のものを採用できる。例えば、基底部2の形状は、手で
保持し易い形状であれば種々の形状に形成でき、図例の
ように小判形でもよいが、円盤形や正方形や長方形或い
は帯状に形成してもよい。突起3の形状は、図例のよう
に円錐状であってもよいし、角錐状や円錐台状や角錐台
状に形成してもよい。把持部4は、ヘアブラシ1を手に
固定できる構成であれば、種々の構成のものを採用でき
る。例えば、基底部2の側部に1対のスリットを形成
し、このスリットに手を差し込んでヘアブラシ1を保持
するように構成したり、ベルト部を形成して、手にヘア
ブラシ1を固定するようにしてもよい。また、繰り返し
使用可能な柄に対してヘアブラシ1を固定するように構
成することも可能である。
【0024】ヘアブラシ1を構成する素材としては、成
形性を考慮して短繊維ニードルパンチ不織布が採用され
ている。短繊維ニードルパンチ不織布としては、合成繊
維、天然繊維、無機繊維、或いはこれらの複合繊維に、
熱可塑性合成樹脂材料からなるバインダー繊維を配合し
たものや、熱可塑性合成樹脂材料からなるバインダー繊
維のみからなるものを採用できる。バインダー繊維は、
突起3の強度を確保するため、30重量%以上配合する
ことが好ましい。また、繊維長は、30mm未満の場合
には、成形時に突起3の頂部3aや側面3bにおいて破
れが発生し易くなり、70mmを越えると、目付けムラ
が大きくなるので、30〜70mmに設定することが好
ましく、特に40mm前後のもが、安価に入手できしか
も突起3の成形性や強度を十分に確保できので好まし
い。
【0025】更に、目付けは、250g/m2 未満の場
合には、突起3の強度を十分に確保できず、800g/
2 を越えると成形性が低下するので、250〜800
g/m2 に設定することが好ましい。但し、複数枚の不
織布を積層して所望の目付けが得られるように構成して
もよい。また、この場合には、短繊維ニードルパンチ不
織布に対して長繊維スパンボンド不織布を積層させるこ
とも可能である。また、不織布にポリオレフィン系やエ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA樹脂)等の熱可塑
性樹脂フィルムをラミネートして水密性を付与してもよ
い。熱可塑性樹脂フィルムの厚さは任意に設定可能であ
るが、成形性を考慮して10〜100μmに設定するこ
とが好ましい。また、熱可塑性樹脂フィルムは、素材布
1Aに対して予めラミネートしてもよいし、ヘアブラシ
1の成形時に素材布1Aに対してラミネートしてもよ
い。
【0026】バインダー繊維としては、ポリアミド系、
ポリアクリロニトリル系、ポリエステル系、ポリビニル
アルコール系、ポリプロピレン系、ポリ塩化ビニル系、
ポリ塩化ビニリデン系などの熱可塑性合成樹脂材料から
なるものを採用できる。特に、表面部を熱可塑性合成樹
脂材料で構成し、中心部を表面部よりも融点の高い素材
で構成した芯鞘構造のバインダー繊維を用いることが、
ヘアブラシ1に不織布の風合いを残存させ、且つ目付け
ムラを防止する上で好ましい。具体的には、中心部と表
面部とを融点の異なるポリエチレンテレフタレート(P
ET)樹脂で構成したり、中心部をポリエステル(PE
T)樹脂で構成し、表面部をポリエチレン(PE)樹脂
で構成した芯鞘構造のバインダー繊維が使用できる。
【0027】次に、使い捨てヘアブラシ1の製造装置に
ついて説明する。図4に示すように、製造装置10は、
不織布からなる素材布1Aを巻回した原反ロール11
と、原反ロール11から繰り出した素材布1Aを予備加
熱する上下1対の予備加熱手段12と、予備加熱された
素材布1Aに対して熱プレス加工を施して突起3を形成
するプレス装置13と、熱プレス加工された素材布1A
を所望形状にカットしてヘアブラシ13を得る切断手段
14とを備えている。但し、予備加熱手段12は省略す
ることは可能である。また、枚葉で素材布を供給する場
合には、原反ロール11に代えて、1枚ずつ素材布を供
給する供給手段を設け、切断手段14を省略することに
なる。
【0028】図5〜図7に示すように、プレス装置13
の雄型20及び雌型21にはヘアブラシ1の突起3に対
応させて雄型側成形部22と雌型側成形部23とが夫々
形成され、雄型20と雌型21の少なくとも一方には図
示外の加熱手段が内装され、素材布1Aは、この加熱手
段により一定温度に加熱されながら熱プレス加工され
る。
【0029】このプレス装置13の雄型側成形部22及
び雌型側成形部23は、突起3の内外面に沿った形状に
構成されているが、図7に示すように、型締め状態で両
成形部22、23間に素材布1Aが挟持されないよう
に、両成形部間22、23間の隙間Cは素材布1Aの厚
さ以上に設定されている。但し、両成形部22、23
は、型締め状態で素材布1Aが挟持されないように構成
されていれば、種々の構成のものを採用できる。例え
ば、図8に示すように、雌型側成形部23に代えて、内
側面が口縁25から略ストレートに伸びる雌型側成形部
23Aを設けてもよい。また、図9に示すように、雄型
側成形部22に代えて、棒状の雄型側成形部22Bを設
け、雄型側成形部22Bの側面が素材布1Aに接触しな
いように構成してもよい。更に、雌型側成形部23、2
3Aは有底であっても良いし、貫通孔状に形成してもよ
い。
【0030】このプレス装置13においては、図6に示
すように、雌型側成形部23の口縁25で素材布1Aを
受け止めつつ、雄型側成形部22の頂部25で素材布1
Aを雌型側成形部23内へ押し込み、素材布1A全体を
一様に伸ばしながら型締めされる。また、型締め後にお
いても、図7に示すように、突起3が雄型側成形部22
と雌型側成形部23間に挟持されないので、突起3を構
成する素材布1Aの伸びが許容され、突起3における厚
さのムラが防止されることになる。また、ヘアブラシ1
の突起3の中心が、図2に示すように、正三角形の頂点
に位置するように、つまり隣接する突起3のピッチPが
同じになるように、雄型側成形部22及び雌型側成形部
23が配置されているので、型締め時に素材布1A全体
にバランス良く張力が作用し、素材布1Aが一様に伸び
た状態で、ヘアブラシ1の基底部24及び突起3が成形
されるので、突起3の破れや厚さのムラの発生が防止さ
れる。
【0031】次に、使い捨てヘアブラシ1の製造方法に
ついて説明する。先ず、図4に示すように、原反ロール
11から素材布1Aを繰出して、予備加熱手段12によ
り、予備加熱する。但し、予め裁断した枚葉の素材布1
Aを予備加熱手段12に供給してもよい。
【0032】次に、予備加熱した素材布1Aをプレス装
置13の雌型21と雄型20間へ移送し、雌型21と雄
型20の少なくとも一方を素材布1Aを構成する熱可塑
性樹脂繊維の軟化温度に加熱した状態で、型締めして素
材布1Aに対して熱プレス加工を施す。具体的には、素
材布1Aを構成する熱可塑性樹脂繊維として、ポリエチ
レンテレフタレートを用いる場合には、70〜140
℃、好ましくは80〜120℃の範囲内に型温を保った
状態で、プレス加工を施すことになる。このとき、前述
のように、雌型側成形部23と雄型側成形部22間の隙
間Cが、素材布1Aの厚さ以上に設定されているので、
素材布1Aは、先ず図6に示すように、雌型側成形部2
3の口縁25で受け止められた状態で、雄型側成形部2
2の頂部25で雌型側成形部23内へ押し込まれ、素材
布1A全体が一様に引き伸ばされる。そして、型締めさ
れると、図7に示すように、ヘアブラシ1の基底部24
に対応する部分は雌型21と雄型20間に挟持される
が、突起3に対応する部分は、雄型側成形部22と雌型
側成形部23間に挟持されないので、型締め後において
も、突起3に対応する部分の素材布1Aの伸びが許容さ
れ、突起3における厚さのムラが防止されることにな
る。次に、型開きして突起3が形成された素材布1Aを
脱型し、これを切断手段14により図1に示すように所
定形状に裁断してヘアブラシ1を得ることになる。
【0033】次に、ヘアブラシ1の評価試験について説
明する。先ず、素材布1Aを選定するために行った試験
について説明する。試験品として、次のような素材から
なる素材布を用い、前述したヘアブラシ1の製造装置1
0により、図1〜図3に示す形状のヘアブラシを製作
し、成形性と突起強度とブラシの使用感の評価試験を行
い、表1のような結果を得た。但し、◎、○、△、×の
順番で評価は悪くなる。
【0034】試験品1:目付け250g/m2 のポリエ
ステル短繊維ニードルパンチ不織布 試験品2:目付け250g/m2 のポリエステル長繊維
スパンボンド不織布 試験品3:目付け250g/m2 のポリプロピレン長繊
維スパンボンド不織布 試験品4:試験品1の裏面に30μmの厚さのポリオレ
フィン(PP)系フィルムをラミネート 試験品5:試験品1の裏面に30μmの厚さのエチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)系フィルムをラミネー
ト 試験品6:試験品2の裏面に30μmの厚さのポリオレ
フィン(PP)系フィルムをラミネート 試験品7:試験品2の裏面に30μmの厚さのエチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)系フィルムをラミネー
ト 試験品8:試験品3の裏面に30μmの厚さのポリオレ
フィン(PP)系フィルムをラミネート 試験品9:試験品3の裏面に30μmの厚さのエチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)系フィルムをラミネー
【0035】
【表1】
【0036】表1から、長繊維スパンボンド不織布を用
いた試験品2、3では、成形性はある程度確保されるも
のの、突起強度及びブラシの使用感が悪く、ヘアブラシ
として使用に耐えないものしか成形できないことが判っ
た。また、樹脂フィルムをヘアブラシの表面にラミネー
トすると、突起強度が高くなり、長繊維スパンボンド不
織布においても、ブラシの使用感は、ある程度改善され
るが、成形性が多少低下する傾向を示しており、結果、
長繊維スパンボンド不織布だけでは、実用に耐えうるヘ
アブラシを製造できないことが判った。また、樹脂フィ
ルムに関しては、ポリオレフィン(PP)系フィルムよ
りもエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)系フィル
ムの方が、成形性の低下傾向が小さく、EVA系フィル
ムを使用することが好ましいことが判った。
【0037】次に、突起3の形状を選定するために行っ
た評価試験について説明する。素材布として目付け25
0g/m2 のポリエステル短繊維ニードルパンチ不織布
を用い、図10(a)〜(d)に示す、円錐形1、円錐
形2、円柱形、棒状形の4つの形状の突起を成形して、
その壁面強度、頂部強度、突起強度、成形性の評価試験
を行い、表2に示す結果を得た。但し、◎、○、△、×
の順番で評価は悪くなる。
【0038】
【表2】
【0039】表2から、円錐形1、2の方が、円柱形や
棒状形よりも好ましいことが判る。また、円錐形におい
ても、先端を尖らせた円錐形1よりも、先端を丸めた円
錐形2の方が、良好な性能が得られることが判る。尚、
本実施例では、使い捨てヘアブラシ1に対して本発明を
適用したが、ヘアブラシ以外の種々のブラシに対しても
本発明を同様に適用できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係る使い捨てヘアブラシの製
造方法によれば、素材布全体に引張力を作用させながら
突起が成形され、しかも型締め後においても、突起の伸
びが許容されるので、素材布として短繊維ニードルパン
チ不織布を用いても、突起の頂部や側面に破れが発生す
ることが防止される。このため、短繊維ニードルパンチ
不織布を用いつつ、ヘアブラシとして使用に耐え得るサ
イズ及び強度の複数の突起を素材布に成形することが可
能となる。また、不織布を熱プレス成形するという簡単
な製造方法により、ヘアブラシを製作できるので、ヘア
ブラシの製作コストを大幅に低減でき、このヘアブラシ
を使い捨てブラシとして使用することが可能となる。し
かも、このような不織布からなるヘアブラシは、髪の毛
を乾かすときに、ヘアブラシ自身が髪に付着した水分を
吸収するので、髪の乾きが早く、しかも使い捨てなの
で、衛生的である。更に、突起が型間に挟持されないの
で、突起の内外面に不織布としての風合いを残すことが
可能となり、ヘアブラシの品質を向上できる。
【0041】請求項2記載のように、素材布として、繊
維長が30〜70mmで、バインダー繊維を30重量%
以上配合した短繊維ニードルパンチ不織布を用いると、
突起の強度が一層高くなり、ブラッシング時における突
起の破損を効果的に防止できる。請求項3記載のよう
に、芯鞘構造のバインダー繊維を用いると、ゴワゴワ感
を少なくして、不織布としての素材の風合いをヘアブラ
シに付与でき、しかもバインダー繊維が破断することに
よる厚さのムラの発生を低減して、突起の強度を一層向
上でき、ブラッシング時における突起の破損をより一層
効果的に防止できる。
【0042】請求項4記載のように、複数枚の不織布を
積層してなる素材布を用いると、例えば表面部と中央部
の不織布の素材や繊維長を変えることで、種々の使用条
件に応じたヘアブラシを製作することが可能となる。ま
た、同種の不織布を用いる場合でも、素材布の肉厚を容
易に厚く設定でき、ヘアブラシの風合いや突起の強度を
向上することが可能となる。請求項5記載のように、素
材布として、不織布に熱可塑性樹脂フィルムをラミネー
トしたものを用いると、例えば頭髪化粧剤や養毛剤を使
用した後でブラッシングしても、不織布に染み込んだ薬
剤で手が汚れることを防止できる。また、不織布に熱可
塑性樹脂フィルムをラミネートすると、突起の強度が一
層高められ、ブラッシング時における突起の破損を防止
できる。請求項6記載のように、隣接する突起のピッチ
を同じに設定すると、プレス成形時に素材布全体が一様
に伸びるので、厚さのムラによる突起の強度低下を防止
しつつ、突起を一層密に配置することが可能となり、ブ
ラッシング感を向上できる。
【0043】請求項7記載のように、突起の高さを8〜
15mmに設定するとともに、突起のピッチを高さの2
倍以内に設定すると、突起の強度が十分に確保され、且
つ突起の高さ及び密度が適度に設定された、ブラッシン
グ感の良いヘアブラシを製作できる。請求項8記載のよ
うに、突起の頂部を球面状に形成してその半径を1〜3
mmに設定すると、突起の先端部の破れを防止しつつ良
好なブラッシング感が得られる。
【0044】請求項9に係る使い捨てヘアブラシの製造
装置によれば、型締めした状態で雌型側成形部と雄型側
成形部間に形成される隙間が素材布の肉厚以上に設定さ
れるので、請求項1と同様に、ヘアブラシとして使用に
耐え得るサイズ及び強度の複数の突起を有し、安価に製
作可能で、しかも突起の内外面に不織布としての風合い
を残した品質の良いヘアブラシを製造できる。請求項1
0記載のように、雌型側成形部及び雄型側成形部の隣接
するもの同士のピッチを同じに設定すると、請求項6と
同様に、厚さのムラによる突起の強度低下を防止しつ
つ、突起を一層密に配置することが可能となり、ブラッ
シング感を向上できる。請求項11記載のように、雄型
側成形部の高さを8〜15mmに設定するとともに、雄
型側成形部のピッチを高さの2倍以内に設定すると、請
求項7と同様に、突起の強度を十分に確保し、且つ突起
の高さ及び密度を適度に設定した、ブラッシング感の良
いヘアブラシを製作できる。請求項12記載のように、
雄型側成形部の頂部を球面状に形成してその半径を1〜
3mmに設定すると、請求項8と同様に、突起の先端部
の破れを防止しつつ良好なブラッシング感のヘアブラシ
を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヘアブラシの斜視図
【図2】 同ヘアブラシの平面図
【図3】 同ヘアブラシの縦断面図
【図4】 ヘアブラシの製造装置の概略説明図
【図5】 雌型及び雄型の要部縦断面図
【図6】 プレス加工時における素材布の状態を示す説
明図
【図7】 型締め時における素材布の状態を示す説明図
【図8】 他の構成の雌型及び雄型の要部縦断面図
【図9】 他の構成の雌型及び雄型の要部縦断面図
【図10】 突起の形状を選定するために用いた種々形
状の突起の側面図
【符号の説明】
1 ヘアブラシ 1A 素材布 2 基底部 3 突起 3a 頂部 3b 側面 10 製造装置 11 原反ロール 12 予備加熱手段 13 プレス装置 14 切断手段 20 雄型 21 雌型 22 雄型側成形部 23 雌型側成形部 24 頂部 25 口縁 23A 雌型側成形部 22B 雄型側成形部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌型に形成した雌型側成形部の口縁で、
    熱可塑性合成樹脂材料からなるバインダー繊維を含む短
    繊維ニードルパンチ不織布からなる素材布を受け止めな
    がら、雄型に突出状に形成した雄型側成形部と雌型側成
    形部間に該素材布が挟持されないようにしつつ、雄型側
    成形部で該素材布を雌型側成形部の内側へ突き出し、該
    素材布に対してブラシのピンとして機能する複数の突起
    を熱プレス成形することを特徴とする使い捨てブラシの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記素材布として、繊維長が30〜70
    mmで、バインダー繊維を30重量%以上配合した短繊
    維ニードルパンチ不織布を用いた請求項1記載の使い捨
    てブラシの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記バインダー繊維として、表面部を熱
    可塑性合成樹脂材料で構成し、中心部を表面部よりも融
    点の高い素材で構成した芯鞘構造のバインダー繊維を用
    いた請求項1又は2記載の使い捨てブラシの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記素材布として、複数枚の不織布を積
    層してなるもの用いた請求項1〜3のいずれか1項記載
    の使い捨てブラシの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記素材布として、不織布に熱可塑性樹
    脂フィルムをラミネートしたものを用いた請求項1〜4
    のいずれか1項記載の使い捨てブラシの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記隣接する突起のピッチを同じに設定
    した請求項1〜5のいずれか1項記載の使い捨てブラシ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記突起の高さを8〜15mmに設定す
    るとともに、突起のピッチを高さの2倍以内に設定した
    請求項1〜6のいずれか1項記載の使い捨てブラシの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記突起の頂部を球面状に形成してその
    半径を1〜3mmに設定した請求項1〜7のいずれか1
    項記載の使い捨てブラシの製造方法。
  9. 【請求項9】 熱可塑性合成樹脂材料からなるバインダ
    ー繊維を含む短繊維ニードルパンチ不織布からなる素材
    布に、ブラシのピンとして機能する複数の突起を熱プレ
    ス成形するための雌型と雄型とを備え、 前記雌型に、突起に対応させて形成した雌型側成形部で
    あって、口縁が突起の外縁部に対応する位置に形成され
    た雌型側成形部を設け、 前記雄型に、雌型側成形部に対応させて突出状に形成し
    た雄型側成形部であって、素材布を雌型側成形部の内側
    へ突き出して、素材布に突起を成形する雄型側成形部を
    設け、 前記雌型と雄型を型締めした状態で、雌型側成形部と雄
    型側成形部間に形成される隙間を素材布の肉厚以上に設
    定した、 ことを特徴とする使い捨てブラシの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記雌型側成形部及び雄型側成形部の
    隣接するもの同士のピッチを同じに設定した請求項9記
    載の使い捨てブラシの製造装置。
  11. 【請求項11】 前記雄型側成形部の高さを8〜15m
    mに設定するとともに、雄型側成形部のピッチを高さの
    2倍以内に設定した請求項9又は10記載の使い捨てブ
    ラシの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記雄型側成形部の頂部を球面状に形
    成してその半径を1〜3mmに設定した請求項9〜11
    のいずれか1項記載の使い捨てブラシの製造装置。
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