JPH11308952A - 両軸受けリールのバックラッシュ防止装置 - Google Patents
両軸受けリールのバックラッシュ防止装置Info
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- JPH11308952A JPH11308952A JP11949398A JP11949398A JPH11308952A JP H11308952 A JPH11308952 A JP H11308952A JP 11949398 A JP11949398 A JP 11949398A JP 11949398 A JP11949398 A JP 11949398A JP H11308952 A JPH11308952 A JP H11308952A
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- disk
- backlash
- magnetic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 両軸受けリールのバックラッシュ防止装置に
おける制動性能を高める。 【解決手段】 リール本体の側板2,3間にスプール4
を回転自在に掛け渡す。スプールの一端に導電材からな
るディスク33体回転可能に形成する。側板にディスク
の内外面の少なくとも一方に対向するように磁性体34
を配設する。ディスクがスプールの回転に伴う遠心力に
より該ディスクを向心方向に付勢する弾性手段22性力
に抗して遠心方向に拡径するように設ける。
おける制動性能を高める。 【解決手段】 リール本体の側板2,3間にスプール4
を回転自在に掛け渡す。スプールの一端に導電材からな
るディスク33体回転可能に形成する。側板にディスク
の内外面の少なくとも一方に対向するように磁性体34
を配設する。ディスクがスプールの回転に伴う遠心力に
より該ディスクを向心方向に付勢する弾性手段22性力
に抗して遠心方向に拡径するように設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両軸受けリールに
おける磁石を利用したバックラッシュ防止装置に関す
る。
おける磁石を利用したバックラッシュ防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】両軸受けリールにおける磁石を利用した
バックラッシュ防止装置としては、特開平9−3226
78号公報が開示するようなものがある。このバックラ
ッシュ防止装置は、リール側板間に回転自在に支持した
スプールに一体回転可能に軸方向に突出するように固着
した環状の導電体を挟むように一対の磁性体を配置し、
該一対の磁性体を軸方向に移動或いは周方向に回動して
上記環状の導電体に作用する磁束密度を調整するように
なっている。一般に、スプールの回転に常時磁気制動力
が付加されるようにしたリールは、ビギナーにはバック
ラッシユを防止しうるとして重宝がられ、サミング等を
修得したベテランになると釣り糸の飛距離を伸ばすこと
ができないとして敬遠されるが、特開平9−32267
8号のバックラッシュ防止装置は、環状の導電体をスプ
ールに着脱可能に設けることによって磁気制動力が全く
作用しない状態を得られるようにしている。
バックラッシュ防止装置としては、特開平9−3226
78号公報が開示するようなものがある。このバックラ
ッシュ防止装置は、リール側板間に回転自在に支持した
スプールに一体回転可能に軸方向に突出するように固着
した環状の導電体を挟むように一対の磁性体を配置し、
該一対の磁性体を軸方向に移動或いは周方向に回動して
上記環状の導電体に作用する磁束密度を調整するように
なっている。一般に、スプールの回転に常時磁気制動力
が付加されるようにしたリールは、ビギナーにはバック
ラッシユを防止しうるとして重宝がられ、サミング等を
修得したベテランになると釣り糸の飛距離を伸ばすこと
ができないとして敬遠されるが、特開平9−32267
8号のバックラッシュ防止装置は、環状の導電体をスプ
ールに着脱可能に設けることによって磁気制動力が全く
作用しない状態を得られるようにしている。
【0003】また、近年、スプールの回転速度に応じて
環状の導電体を軸方向に移動可能に設けることによって
スプールの低速回転時は磁性体間の磁束から環状の導電
体を退避させて磁気制動力が全く作用しない状態でスプ
ールを回転でき、スプールの高速回転時は磁性体間の磁
束内に環状の導電体を侵入させて磁気制動力が付加され
た状態でスプールを回転できるようにし、様々な使用者
がバックラッシュを生じさせることなく釣り糸の飛距離
を伸ばすことのできるバックラッシュ防止装置が提案さ
れている。
環状の導電体を軸方向に移動可能に設けることによって
スプールの低速回転時は磁性体間の磁束から環状の導電
体を退避させて磁気制動力が全く作用しない状態でスプ
ールを回転でき、スプールの高速回転時は磁性体間の磁
束内に環状の導電体を侵入させて磁気制動力が付加され
た状態でスプールを回転できるようにし、様々な使用者
がバックラッシュを生じさせることなく釣り糸の飛距離
を伸ばすことのできるバックラッシュ防止装置が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−3
22678号のバックラッシュ防止装置は、磁気制動力
が全く作用しない状態を得るためには、リール本体から
スプールを取り出して導電体を外した後、再びスプール
をリールに組み込まなければならず、その作業が面倒な
のみならず、取り外した導電体を紛失、損傷し易いとい
う問題を有する。
22678号のバックラッシュ防止装置は、磁気制動力
が全く作用しない状態を得るためには、リール本体から
スプールを取り出して導電体を外した後、再びスプール
をリールに組み込まなければならず、その作業が面倒な
のみならず、取り外した導電体を紛失、損傷し易いとい
う問題を有する。
【0005】また、後者のバックラッシュ防止装置は、
スプールの回転速度に応じて大きくなる回転遠心力によ
り環状の導電体を軸方向に移動させて磁性体間に進退さ
せるものであり、スプールの回転軸芯から放射方向に作
用する遠心力により環状の導電体を軸方向に移動させる
ものであるために運動変換ロスが多く、かつ、環状の導
電体を近接して設けた一対の磁性体間に軸方向に移動さ
せて進退させるものであるために組立加工精度が要求さ
れ、作動の確実性において問題がある。
スプールの回転速度に応じて大きくなる回転遠心力によ
り環状の導電体を軸方向に移動させて磁性体間に進退さ
せるものであり、スプールの回転軸芯から放射方向に作
用する遠心力により環状の導電体を軸方向に移動させる
ものであるために運動変換ロスが多く、かつ、環状の導
電体を近接して設けた一対の磁性体間に軸方向に移動さ
せて進退させるものであるために組立加工精度が要求さ
れ、作動の確実性において問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、リール本体(1)の側板(2,
3)間に回転自在に支承されたスプール(4)の一端に
導電材からなるディスク(33)が一体回転可能に形成
され、上記側板(2)には上記ディスク(33)の内外
面の少なくとも一方に対向するように磁性体(34)が
配設された両軸受けリールのバックラッシユ防止装置に
おいて、上記ディスク(33)が上記スプール(4)の
回転に伴う遠心力により該ディスク(33)を向心方向
に付勢する弾性手段(22)の弾性力に抗して遠心方向
に拡径するように設けられた両軸受けリールのバックラ
ッシュ防止装置を採用する。
め、請求項1の発明は、リール本体(1)の側板(2,
3)間に回転自在に支承されたスプール(4)の一端に
導電材からなるディスク(33)が一体回転可能に形成
され、上記側板(2)には上記ディスク(33)の内外
面の少なくとも一方に対向するように磁性体(34)が
配設された両軸受けリールのバックラッシユ防止装置に
おいて、上記ディスク(33)が上記スプール(4)の
回転に伴う遠心力により該ディスク(33)を向心方向
に付勢する弾性手段(22)の弾性力に抗して遠心方向
に拡径するように設けられた両軸受けリールのバックラ
ッシュ防止装置を採用する。
【0007】請求項2の発明は、上記ディスク(33)
を上記スプール(4)の回転軸芯(L)から所望の拡径
位置に位置調整する位置調整手段(56)が設けられた
請求項1に記載の両軸受けリールのバックラッシュ防止
装置を採用する。
を上記スプール(4)の回転軸芯(L)から所望の拡径
位置に位置調整する位置調整手段(56)が設けられた
請求項1に記載の両軸受けリールのバックラッシュ防止
装置を採用する。
【0008】請求項3の発明は、上記弾性手段(22)
による付勢力を調整する弾性力調整手段(23)が設け
られた請求項1又は請求項2の何れかに記載の両軸受け
リールのバックラッシュ防止装置を採用する。
による付勢力を調整する弾性力調整手段(23)が設け
られた請求項1又は請求項2の何れかに記載の両軸受け
リールのバックラッシュ防止装置を採用する。
【0009】請求項4の発明は、上記磁性体(34)の
少なくとも一方が、上記側板(2)との間に設けられた
制動力調節手段(37等)により、上記スプール(4)
の回転軸芯(L)方向又は周方向に位置調整可能とされ
た請求項1乃至請求項3の何れかに記載の両軸受けリー
ルのバックラッシュ防止装置を採用する。
少なくとも一方が、上記側板(2)との間に設けられた
制動力調節手段(37等)により、上記スプール(4)
の回転軸芯(L)方向又は周方向に位置調整可能とされ
た請求項1乃至請求項3の何れかに記載の両軸受けリー
ルのバックラッシュ防止装置を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
に基いて説明する。
【0011】実施の形態1 図1に示されるように、この魚釣り用の両軸受けリール
はリール本体1を有し、その左右の枠板1a,1bに側
板2,3がそれぞれ取り付けられている。そして、右側
の枠板1bと左側の側板2との間に、釣糸が巻き付けら
れるスプール4が軸受5,6を介して回転自在に支承さ
れている。
はリール本体1を有し、その左右の枠板1a,1bに側
板2,3がそれぞれ取り付けられている。そして、右側
の枠板1bと左側の側板2との間に、釣糸が巻き付けら
れるスプール4が軸受5,6を介して回転自在に支承さ
れている。
【0012】スプール4は、リール本体1外に配置され
たハンドル7と次に述べるような駆動力伝達系を介し連
結されている。枠板1bと側板3との間には、ハンドル
軸7aとピニオン軸8とが平行に軸支されている。ハン
ドル軸7aの一端にはハンドル7が一体に結合されてお
り、ハンドル軸7aの中間にはマスター歯車9がドラッ
グ装置10等を介し取り付けられており、ハンドル7を
回せばドラッグ装置10の摩擦抵抗を受けつつマスター
歯車9がハンドル7と共に回転するようになっている。
たハンドル7と次に述べるような駆動力伝達系を介し連
結されている。枠板1bと側板3との間には、ハンドル
軸7aとピニオン軸8とが平行に軸支されている。ハン
ドル軸7aの一端にはハンドル7が一体に結合されてお
り、ハンドル軸7aの中間にはマスター歯車9がドラッ
グ装置10等を介し取り付けられており、ハンドル7を
回せばドラッグ装置10の摩擦抵抗を受けつつマスター
歯車9がハンドル7と共に回転するようになっている。
【0013】ピニオン軸8はスプール4の回転軸芯Lの
延長線上に配置され、その左端は右側の枠板1bにピニ
オン12を介し軸受11aにより軸支され、右端は側板
3に軸受11bを介し支持されている。該ピニオン軸8
には、ピニオン12が回転自在かつ摺動自在に被せら
れ、該ピニオン12に上記マスター歯車9が噛み合って
いる。
延長線上に配置され、その左端は右側の枠板1bにピニ
オン12を介し軸受11aにより軸支され、右端は側板
3に軸受11bを介し支持されている。該ピニオン軸8
には、ピニオン12が回転自在かつ摺動自在に被せら
れ、該ピニオン12に上記マスター歯車9が噛み合って
いる。
【0014】ピニオン12の一端とスプール4の一端と
の間には、クラッチ歯である係合凹凸部13が設けられ
ている。係合凹凸部13は、後述するクラッチ機構の操
作によりクラッチカム15が回りそれに伴いシフター1
4がピニオン12をピニオン軸8上で摺動させることで
係合し、クラッチカム15が反対方向に回ると離反する
ようになっている。
の間には、クラッチ歯である係合凹凸部13が設けられ
ている。係合凹凸部13は、後述するクラッチ機構の操
作によりクラッチカム15が回りそれに伴いシフター1
4がピニオン12をピニオン軸8上で摺動させることで
係合し、クラッチカム15が反対方向に回ると離反する
ようになっている。
【0015】この係合凹凸部13が係合する(クラッチ
機構がON)と、スプール4はフリー回転を阻止されス
プール4からの釣糸繰出しを停止する。そして、ハンド
ル7が釣糸の巻取方向に回されると、その動力がハンド
ル軸7a、マスター歯車9、ピニオン12を経てスプー
ル4に伝達され、スプール4が回転して釣糸を巻き取
る。係合凹凸部13が離反(クラッチ機構がOFF)す
ると、スプール4はフリーになり、釣糸を繰出可能な状
態となって、仕掛けの重み等により釣糸を繰り出す。
機構がON)と、スプール4はフリー回転を阻止されス
プール4からの釣糸繰出しを停止する。そして、ハンド
ル7が釣糸の巻取方向に回されると、その動力がハンド
ル軸7a、マスター歯車9、ピニオン12を経てスプー
ル4に伝達され、スプール4が回転して釣糸を巻き取
る。係合凹凸部13が離反(クラッチ機構がOFF)す
ると、スプール4はフリーになり、釣糸を繰出可能な状
態となって、仕掛けの重み等により釣糸を繰り出す。
【0016】左右の枠板1a,1b間には、スプール4
に釣糸を均一に巻き付けるための釣糸案内体19が設け
られている。釣糸案内体19は、左右の枠板1a,1b
間に掛け渡されたトラバースカム21と図示しないガイ
ドバーとに係合し、トラバースカム21がハンドル軸7
aに歯車列を介して繋がっている。ハンドル7が回され
てスプール4が回転すると、同時に釣糸案内体19がリ
ールの左右方向に往復移動し、これにより釣糸はスプー
ル4上に均一な厚さで巻き取られることになる。
に釣糸を均一に巻き付けるための釣糸案内体19が設け
られている。釣糸案内体19は、左右の枠板1a,1b
間に掛け渡されたトラバースカム21と図示しないガイ
ドバーとに係合し、トラバースカム21がハンドル軸7
aに歯車列を介して繋がっている。ハンドル7が回され
てスプール4が回転すると、同時に釣糸案内体19がリ
ールの左右方向に往復移動し、これにより釣糸はスプー
ル4上に均一な厚さで巻き取られることになる。
【0017】クラッチ機構は、次に述べる公知の切替装
置によりON・OFFを行うようになっている。クラッ
チカム15とシフター14とが上記ピニオン12の回り
を囲むように配置され、シフター14がクラッチカム1
5の図示しないカム片に対向するようにクラッチカム1
5に重ね合わされている。クラッチカム15は、枠板1
b上に回転可能に支持され、シフター14はピニオン1
2の環状溝に嵌まり込んでいる。クラッチカム15が枠
板1b上でいずれかの向きに回されると、シフター14
がピニオン12をその軸方向にスライドさせて上記係合
凹凸部13を係脱せしめる。これにより、ハンドル7か
らスプール4への動力の伝達が可能又は不能になる。シ
フター14は、リール本体1に設けられた図示しないピ
ンによりピニオン軸8の軸芯上を左右方向に案内される
ようになっている。ピンには図示しないコイルスプリン
グが装着され、係合凹凸部13が係合状態を維持するこ
とができるよう該コイルスプリングがシフター14を介
しピニオン12を常時クラッチONの向きに付勢してい
る。
置によりON・OFFを行うようになっている。クラッ
チカム15とシフター14とが上記ピニオン12の回り
を囲むように配置され、シフター14がクラッチカム1
5の図示しないカム片に対向するようにクラッチカム1
5に重ね合わされている。クラッチカム15は、枠板1
b上に回転可能に支持され、シフター14はピニオン1
2の環状溝に嵌まり込んでいる。クラッチカム15が枠
板1b上でいずれかの向きに回されると、シフター14
がピニオン12をその軸方向にスライドさせて上記係合
凹凸部13を係脱せしめる。これにより、ハンドル7か
らスプール4への動力の伝達が可能又は不能になる。シ
フター14は、リール本体1に設けられた図示しないピ
ンによりピニオン軸8の軸芯上を左右方向に案内される
ようになっている。ピンには図示しないコイルスプリン
グが装着され、係合凹凸部13が係合状態を維持するこ
とができるよう該コイルスプリングがシフター14を介
しピニオン12を常時クラッチONの向きに付勢してい
る。
【0018】クラッチカム15は、リール外部に設けら
れたクラッチレバー16の操作により作動するようにな
っている。クラッチレバー16は、左右の枠板1a,1
b間に上下方向に回動可能に掛け渡され、リンク機構を
介しクラッチカム15に連結されている。リンク機構
は、クラッチレバー16の軸の一端に固定された腕リン
ク24を有し、該腕リンク24は枠板1b上に揺動可能
に軸支された図示しない揺動リンクの一端に連結され、
該揺動リンクの他端がクラッチカム15にピン及び長孔
を介し連結されている。揺動リンクは枠板1bとの間に
介装された図示しないバネにより常に一方向に付勢され
ている。このバネによる付勢力で、クラッチカム15は
クラッチONの方向に回って停止し、クラッチレバー1
6は上方向に回って停止している。
れたクラッチレバー16の操作により作動するようにな
っている。クラッチレバー16は、左右の枠板1a,1
b間に上下方向に回動可能に掛け渡され、リンク機構を
介しクラッチカム15に連結されている。リンク機構
は、クラッチレバー16の軸の一端に固定された腕リン
ク24を有し、該腕リンク24は枠板1b上に揺動可能
に軸支された図示しない揺動リンクの一端に連結され、
該揺動リンクの他端がクラッチカム15にピン及び長孔
を介し連結されている。揺動リンクは枠板1bとの間に
介装された図示しないバネにより常に一方向に付勢され
ている。このバネによる付勢力で、クラッチカム15は
クラッチONの方向に回って停止し、クラッチレバー1
6は上方向に回って停止している。
【0019】これにより、クラッチレバー16が指で押
し下げられない状態では、上記図示しないバネやコイル
スプリングの付勢力で、シフター14が図1中実線で示
される位置で停止し、ピニオン12とスプール4との間
の係合凹凸部13を係合させる。従って、ハンドル7を
回せば、スプール4は巻取方向に回転する。クラッチレ
バー16を指で押し下げると、クラッチカム15が回動
し、そのカム片がバネ等の付勢力に抗してシフター14
を図1中右方向に押し退け、シフター14はピニオン1
2を伴って右方向に移動する。このため、ピニオン12
とスプール4との間の係合凹凸部13は互いに離反し、
スプール4はフリーになり、仕掛けの重み等で繰出方向
に回転する。
し下げられない状態では、上記図示しないバネやコイル
スプリングの付勢力で、シフター14が図1中実線で示
される位置で停止し、ピニオン12とスプール4との間
の係合凹凸部13を係合させる。従って、ハンドル7を
回せば、スプール4は巻取方向に回転する。クラッチレ
バー16を指で押し下げると、クラッチカム15が回動
し、そのカム片がバネ等の付勢力に抗してシフター14
を図1中右方向に押し退け、シフター14はピニオン1
2を伴って右方向に移動する。このため、ピニオン12
とスプール4との間の係合凹凸部13は互いに離反し、
スプール4はフリーになり、仕掛けの重み等で繰出方向
に回転する。
【0020】スプール4は、図1に示されるように、支
持筒17の外周に脚部18を介して鼓型の釣糸巻着胴4
aが取り付けられた構造になっている。支持筒17の右
端には軸片20が固着され、この軸片20が右側の枠板
1bに軸受5を介して支持されている。この軸片20の
一端に上記係合凹凸部13の一方の凹凸片が形成されて
いる。支持筒17の左端は左側の側板2上のスプール支
承部27に軸受6を介して支持されている。スプール支
承部27はスプール4の回転軸芯Lに合致するように配
置され、枠部材28を介し側板2と一体化されている。
これにより、スプール4は支持筒17の両側を軸受5,
6で支えられつつ回転可能である。
持筒17の外周に脚部18を介して鼓型の釣糸巻着胴4
aが取り付けられた構造になっている。支持筒17の右
端には軸片20が固着され、この軸片20が右側の枠板
1bに軸受5を介して支持されている。この軸片20の
一端に上記係合凹凸部13の一方の凹凸片が形成されて
いる。支持筒17の左端は左側の側板2上のスプール支
承部27に軸受6を介して支持されている。スプール支
承部27はスプール4の回転軸芯Lに合致するように配
置され、枠部材28を介し側板2と一体化されている。
これにより、スプール4は支持筒17の両側を軸受5,
6で支えられつつ回転可能である。
【0021】スプール4は次に述べるようにリール本体
1の両枠板1a,1b間から取り外し可能である。すな
わち、スプール4の右側の軸片20は軸受5の内輪内に
抜き取り可能に挿入されている。また、左側の枠板1a
には、スプール挿入孔29が、スプール4のフランジの
外径よりやや大きい径で形成されている。そして、スプ
ール4は、軸受6、スプール支承部27及び枠部材28
を介して側板2と一体化された状態でスプール挿入孔2
9を通して両枠板1a,1b間に対し出し入れされる。
1の両枠板1a,1b間から取り外し可能である。すな
わち、スプール4の右側の軸片20は軸受5の内輪内に
抜き取り可能に挿入されている。また、左側の枠板1a
には、スプール挿入孔29が、スプール4のフランジの
外径よりやや大きい径で形成されている。そして、スプ
ール4は、軸受6、スプール支承部27及び枠部材28
を介して側板2と一体化された状態でスプール挿入孔2
9を通して両枠板1a,1b間に対し出し入れされる。
【0022】枠部材28は固定ネジ30により側板2内
に固定されている。枠部材28はボス部28aと、ボス
部28aを取り巻くように配置されるリム部28bとを
有し、ボス部28aでスプール支承部27を保持し、リ
ム部28bでスプール挿入孔29を開閉可能に遮蔽して
いる。枠部材28は、図示しないネジ棒により側板2と
共に枠板1aに対し着脱される。
に固定されている。枠部材28はボス部28aと、ボス
部28aを取り巻くように配置されるリム部28bとを
有し、ボス部28aでスプール支承部27を保持し、リ
ム部28bでスプール挿入孔29を開閉可能に遮蔽して
いる。枠部材28は、図示しないネジ棒により側板2と
共に枠板1aに対し着脱される。
【0023】この両軸受けリールは、図2〜図5に示さ
れるように、スプール4の左端とこれに対向する側板2
との間にスプール制動手段であるバックラッシュ防止装
置を備えている。
れるように、スプール4の左端とこれに対向する側板2
との間にスプール制動手段であるバックラッシュ防止装
置を備えている。
【0024】このバックラッシュ防止装置は、スプール
4の一端に導電材からなるディスク33が一体回転可能
に形成され、側板2にはディスク33の内外面の少なく
とも一方に対向するように磁性体34が配設された構成
であり、ディスク33がスプール4の回転に伴う遠心力
により、該ディスク33を向心方向に付勢する弾性手段
である圧縮コイルバネ22の弾性力に抗して、遠心方向
に拡径するように設けられている。
4の一端に導電材からなるディスク33が一体回転可能
に形成され、側板2にはディスク33の内外面の少なく
とも一方に対向するように磁性体34が配設された構成
であり、ディスク33がスプール4の回転に伴う遠心力
により、該ディスク33を向心方向に付勢する弾性手段
である圧縮コイルバネ22の弾性力に抗して、遠心方向
に拡径するように設けられている。
【0025】より具体的には、スプール4の半径方向に
平行に伸びる四本のガイド棒25がスプール4の支持筒
17の左端に放射状に固定され、各ガイド棒25にディ
スク片33aがスライド可能に支持されている。ガイド
棒25の先端にはストッパー25aが設けられ、該スト
ッパー25aとディスク片33aとの間に弾性手段であ
る圧縮コイルバネ22が介装されている。スプール4が
回転すると、ディスク片33aは遠心力の作用で圧縮コ
イルバネ22の付勢力に抗してガイド棒25上を遠心方
向にスライドする。
平行に伸びる四本のガイド棒25がスプール4の支持筒
17の左端に放射状に固定され、各ガイド棒25にディ
スク片33aがスライド可能に支持されている。ガイド
棒25の先端にはストッパー25aが設けられ、該スト
ッパー25aとディスク片33aとの間に弾性手段であ
る圧縮コイルバネ22が介装されている。スプール4が
回転すると、ディスク片33aは遠心力の作用で圧縮コ
イルバネ22の付勢力に抗してガイド棒25上を遠心方
向にスライドする。
【0026】ディスク片33aは導電材で出来たリング
をその中心から放射状に伸びる平面で等分することによ
り得られるような扇形片である。スプール4が静止し遠
心力が作用しない場合は図3のように元のリング形に合
体し、スプール4が回転し遠心力が作用すると図5のよ
うに分離し拡径する。
をその中心から放射状に伸びる平面で等分することによ
り得られるような扇形片である。スプール4が静止し遠
心力が作用しない場合は図3のように元のリング形に合
体し、スプール4が回転し遠心力が作用すると図5のよ
うに分離し拡径する。
【0027】ガイド棒25は、スプール4の支持筒17
に被せられ固定される筒体54の先端部にフランジ部5
4aを介して設けられている。ガイド棒25はフランジ
部54aの周縁からスプール4の回転軸芯Lに垂直な方
向に立ち上がっている。また、ガイド棒25は、図2及
び図3から明らかなように、横断面が矩形であり、ディ
スク片33aにはこれに対応した形状の孔が穿設され
る。このため、ディスク片33aは磁性体34に対向し
た状態でガイド棒25上を遠心方向又は向心方向にスラ
イドする。ガイド棒25の横断面形状及びディスク片3
3aの挿通孔の横断面形状は図示例では矩形であるが、
楕円形や、三角形、四角等の多角形状や真円を除く小判
型等の任意の形状に形成することができる。
に被せられ固定される筒体54の先端部にフランジ部5
4aを介して設けられている。ガイド棒25はフランジ
部54aの周縁からスプール4の回転軸芯Lに垂直な方
向に立ち上がっている。また、ガイド棒25は、図2及
び図3から明らかなように、横断面が矩形であり、ディ
スク片33aにはこれに対応した形状の孔が穿設され
る。このため、ディスク片33aは磁性体34に対向し
た状態でガイド棒25上を遠心方向又は向心方向にスラ
イドする。ガイド棒25の横断面形状及びディスク片3
3aの挿通孔の横断面形状は図示例では矩形であるが、
楕円形や、三角形、四角等の多角形状や真円を除く小判
型等の任意の形状に形成することができる。
【0028】磁性体34は側板2の方にその軸芯がスプ
ール4の回転軸芯Lに合致するように環状に配置されて
固定され、ディスク33の回転軌跡に対向するようにな
っている。磁性体34の半径方向の幅は、望ましくは、
図2及び図4に示されるように、ディスク片33aがガ
イド棒25上をスライドし得る距離と略同じ大きさとさ
れる。
ール4の回転軸芯Lに合致するように環状に配置されて
固定され、ディスク33の回転軌跡に対向するようにな
っている。磁性体34の半径方向の幅は、望ましくは、
図2及び図4に示されるように、ディスク片33aがガ
イド棒25上をスライドし得る距離と略同じ大きさとさ
れる。
【0029】なお、磁性体34に鉄片として硅素鋼板を
添設することによりディスク33への磁束を強めること
ができる。また、磁性体34は、ディスク33の内側と
外側とに配置するようにしてもよく、ディスク33の内
側にのみ磁性体34を配置するようにしてもよい。
添設することによりディスク33への磁束を強めること
ができる。また、磁性体34は、ディスク33の内側と
外側とに配置するようにしてもよく、ディスク33の内
側にのみ磁性体34を配置するようにしてもよい。
【0030】上述のようなディスク33と磁性体34の
構成によれば、スプール4の回転に伴いその半径方向に
拡縮するので、スプール4が回転し始め、その回転数が
最大になろうとすると遠心力も最大になってディスク片
33aはガイド棒25上を最遠心位置に移動する。ま
た、ディスク片33aにはスプール4の回転数に比例し
た渦電流が流れて大きな電磁力が作用する。このため、
最もバックラッシュが生じ易い時に最も大きい制動力が
スプール4に掛かることになる。その後、スプール4の
回転数が低減すると、ディスク片33aは遠心力の低下
により圧縮コイルバネ22に押されてガイド棒25上を
向心方向に移動し、フランジ部54aの周縁に接触した
ところで停止する。その結果、スプール4の回転が弱ま
るに連れて、制動力がゼロに近づく。
構成によれば、スプール4の回転に伴いその半径方向に
拡縮するので、スプール4が回転し始め、その回転数が
最大になろうとすると遠心力も最大になってディスク片
33aはガイド棒25上を最遠心位置に移動する。ま
た、ディスク片33aにはスプール4の回転数に比例し
た渦電流が流れて大きな電磁力が作用する。このため、
最もバックラッシュが生じ易い時に最も大きい制動力が
スプール4に掛かることになる。その後、スプール4の
回転数が低減すると、ディスク片33aは遠心力の低下
により圧縮コイルバネ22に押されてガイド棒25上を
向心方向に移動し、フランジ部54aの周縁に接触した
ところで停止する。その結果、スプール4の回転が弱ま
るに連れて、制動力がゼロに近づく。
【0031】なお、ディスク33は、図3に示される位
置に来た時に、環状に配置された磁性体34の中心穴の
方へ逃げるように形成しても良い。この場合は、スプー
ル4が低速時にディスク33が磁性体34に対向しなく
なり、制動力を0にすることができる。
置に来た時に、環状に配置された磁性体34の中心穴の
方へ逃げるように形成しても良い。この場合は、スプー
ル4が低速時にディスク33が磁性体34に対向しなく
なり、制動力を0にすることができる。
【0032】また、バックラッシュ防止装置は、スプー
ル4に対する制動力の大きさを加減するための制動力調
節手段を備えている。この制動力調節手段は、図1及び
図2に示されるように、ディスク33と上記側板2との
間に設けられ、ディスク33をスプール4の回転軸芯L
の伸び方向に位置調整することでスプール4に掛かる制
動力の大きさを加減するようになっており、側板2に設
けられた調整操作部材37を有している。
ル4に対する制動力の大きさを加減するための制動力調
節手段を備えている。この制動力調節手段は、図1及び
図2に示されるように、ディスク33と上記側板2との
間に設けられ、ディスク33をスプール4の回転軸芯L
の伸び方向に位置調整することでスプール4に掛かる制
動力の大きさを加減するようになっており、側板2に設
けられた調整操作部材37を有している。
【0033】調整操作部材37は、ダイヤル状のつまみ
であり、側板2上に回転可能に保持される。調整操作部
材37の軸の先端には小歯車39が固定されている。上
記側板2内に固定された枠部材28のボス部28aに
は、磁性体34を保持したディスクホルダー40がスプ
ール4の回転軸芯Lに平行にスライド可能に取付けら
れ、このディスクホルダー40に、上記小歯車39と噛
み合う大歯車41が形成されている。これにより、調整
操作部材37が回されると、ディスクホルダー40が磁
性体34を伴ってボス部28aの回りを回転する。
であり、側板2上に回転可能に保持される。調整操作部
材37の軸の先端には小歯車39が固定されている。上
記側板2内に固定された枠部材28のボス部28aに
は、磁性体34を保持したディスクホルダー40がスプ
ール4の回転軸芯Lに平行にスライド可能に取付けら
れ、このディスクホルダー40に、上記小歯車39と噛
み合う大歯車41が形成されている。これにより、調整
操作部材37が回されると、ディスクホルダー40が磁
性体34を伴ってボス部28aの回りを回転する。
【0034】磁性体34のホルダー40の外周には、係
合突起47が放射状に設けられ、側板2内の枠部材28
には係合突起47と共働するカム面48が設けられてい
る。磁性体34はディスクホルダー40に保持され、デ
ィスクホルダー40は、枠部材28のボス28aに装着
された圧縮コイルスプリング49により、枠部材28の
方へと常時付勢され、そのため係合突起47はカム面4
8に弾力的に押し付けられる。カム面48は各係合突起
47に対応して設けられ、各カム面48は枠部材28の
リム部28b上にボス部28aの軸芯を中心とした円弧
に沿って伸びている。
合突起47が放射状に設けられ、側板2内の枠部材28
には係合突起47と共働するカム面48が設けられてい
る。磁性体34はディスクホルダー40に保持され、デ
ィスクホルダー40は、枠部材28のボス28aに装着
された圧縮コイルスプリング49により、枠部材28の
方へと常時付勢され、そのため係合突起47はカム面4
8に弾力的に押し付けられる。カム面48は各係合突起
47に対応して設けられ、各カム面48は枠部材28の
リム部28b上にボス部28aの軸芯を中心とした円弧
に沿って伸びている。
【0035】これにより、調整操作部材37を回動操作
すると、カム面48と係合突起47とが相対回転し、磁
性体34の位置がスプール4の回転軸芯Lに沿った方向
に調整され、ディスク33と磁性体34との間隔が加減
されてスプール4に掛けられる制動力の大きさが調節さ
れることになる。
すると、カム面48と係合突起47とが相対回転し、磁
性体34の位置がスプール4の回転軸芯Lに沿った方向
に調整され、ディスク33と磁性体34との間隔が加減
されてスプール4に掛けられる制動力の大きさが調節さ
れることになる。
【0036】なお、カム面48と係合突起47とは枠部
材28とホルダー40との間で入れ替えることも可能で
ある。また、ホルダー40と調整操作部材37の対向面
に、カム面48と係合突起47を設けることも可能であ
る。また、側板2上のボス28aとホルダー40とを螺
合させることにより、磁性体34をスプール3の回転軸
芯Lの伸び方向に螺進退させることで、制動力の大きさ
を調節するようにしてもよい。
材28とホルダー40との間で入れ替えることも可能で
ある。また、ホルダー40と調整操作部材37の対向面
に、カム面48と係合突起47を設けることも可能であ
る。また、側板2上のボス28aとホルダー40とを螺
合させることにより、磁性体34をスプール3の回転軸
芯Lの伸び方向に螺進退させることで、制動力の大きさ
を調節するようにしてもよい。
【0037】また、ディスク33を内外両側から磁性体
34で挟むようにした場合は、外側の磁性体を保持する
ホルダー40をボス28a上で単に回転させ、外側の磁
性体を内側の磁性体に対して相対的にずらせることによ
っても制動力の大きさを調節することができる。
34で挟むようにした場合は、外側の磁性体を保持する
ホルダー40をボス28a上で単に回転させ、外側の磁
性体を内側の磁性体に対して相対的にずらせることによ
っても制動力の大きさを調節することができる。
【0038】この両軸受けリールにはスプール4に制動
力を加える手段として機械式ブレーキ装置も設けられて
いる。この機械式ブレーキ装置は、図1に示されるよう
に、ピニオン軸8をスプール4と一体の軸片20に押し
付けてスプール4に制動力を掛けようとするものであ
る。ピニオン軸8はスプール4の回転軸芯Lの延長線上
でスライド可能であり、側板3上に配置された調整ノブ
52を操作することにより軸片20への押付け力が調整
される。ピニオン軸8は側板3をその外方に貫通し、こ
の貫通した部分を側板3上のボス3aが取り囲み、この
ボス3aに袋ナット状の調整ノブ52が螺合し、調整ノ
ブ52の内面とピニオン軸8の軸端との間にブレーキ片
53が挿入されている。調整ノブ52をいずれかの向き
に回しブレーキ片53を介しピニオン軸8をその軸方向
に押す力を加減することでスプール4に掛ける制動力を
調節することができる。
力を加える手段として機械式ブレーキ装置も設けられて
いる。この機械式ブレーキ装置は、図1に示されるよう
に、ピニオン軸8をスプール4と一体の軸片20に押し
付けてスプール4に制動力を掛けようとするものであ
る。ピニオン軸8はスプール4の回転軸芯Lの延長線上
でスライド可能であり、側板3上に配置された調整ノブ
52を操作することにより軸片20への押付け力が調整
される。ピニオン軸8は側板3をその外方に貫通し、こ
の貫通した部分を側板3上のボス3aが取り囲み、この
ボス3aに袋ナット状の調整ノブ52が螺合し、調整ノ
ブ52の内面とピニオン軸8の軸端との間にブレーキ片
53が挿入されている。調整ノブ52をいずれかの向き
に回しブレーキ片53を介しピニオン軸8をその軸方向
に押す力を加減することでスプール4に掛ける制動力を
調節することができる。
【0039】次に、この両軸受けリールの動きについて
説明する。
説明する。
【0040】図1のようにクラッチレバー16から指を
離した状態では、係合凹凸部13が噛み合ったクラッチ
ONの状態にあり、ハンドル7を回すと、それによる動
力がマスター歯車9、ピニオン12、係合凹凸部13等
を経てスプール4に伝達される。これにより、スプール
4は回転しつつ釣糸をその回りに巻き取る。
離した状態では、係合凹凸部13が噛み合ったクラッチ
ONの状態にあり、ハンドル7を回すと、それによる動
力がマスター歯車9、ピニオン12、係合凹凸部13等
を経てスプール4に伝達される。これにより、スプール
4は回転しつつ釣糸をその回りに巻き取る。
【0041】クラッチレバー16を指で押し下げ、係合
凹凸部13の係合を解くと、スプール4はフリーにな
り、仕掛けの重み等で釣糸を繰り出す方向に回転する。
その場合、釣りの状況に応じて調整操作部材37が操作
され、ディスク33と磁性体34とのスプール回転軸芯
L方向における間隔又はディスク33を挟む磁性体間の
周方向での相対位置が調整され、スプール4に掛けられ
るべき制動力の大きさが調節される。釣糸の投擲又は放
出によりスプール4がフリー回転すると、ディスク片3
3aは図2及び図3の位置から図4及び図5の位置へと
ガイド棒25上を圧縮コイルバネ22の付勢力に抗し遠
心方向にスライドし、ディスク33が拡開する。図4及
び図5に示すようにスプール4が最高速に到達したとこ
ろでディスク片33aに加わる電磁力が最大になり、そ
の結果スプール4には大きな制動力が加えられ、バック
ラッシュが防止される。その後、スプール4の回転数が
低減するに連れて、ディスク片33aは圧縮コイルスプ
リング22に押されてガイド棒25上を向心方向に移動
し、制動力がゼロに近づく。このため、スプール4には
必要以上の制動力が掛からなくなり、スプール4から釣
糸が円滑に繰り出され、釣糸の飛距離が伸びることにな
る。
凹凸部13の係合を解くと、スプール4はフリーにな
り、仕掛けの重み等で釣糸を繰り出す方向に回転する。
その場合、釣りの状況に応じて調整操作部材37が操作
され、ディスク33と磁性体34とのスプール回転軸芯
L方向における間隔又はディスク33を挟む磁性体間の
周方向での相対位置が調整され、スプール4に掛けられ
るべき制動力の大きさが調節される。釣糸の投擲又は放
出によりスプール4がフリー回転すると、ディスク片3
3aは図2及び図3の位置から図4及び図5の位置へと
ガイド棒25上を圧縮コイルバネ22の付勢力に抗し遠
心方向にスライドし、ディスク33が拡開する。図4及
び図5に示すようにスプール4が最高速に到達したとこ
ろでディスク片33aに加わる電磁力が最大になり、そ
の結果スプール4には大きな制動力が加えられ、バック
ラッシュが防止される。その後、スプール4の回転数が
低減するに連れて、ディスク片33aは圧縮コイルスプ
リング22に押されてガイド棒25上を向心方向に移動
し、制動力がゼロに近づく。このため、スプール4には
必要以上の制動力が掛からなくなり、スプール4から釣
糸が円滑に繰り出され、釣糸の飛距離が伸びることにな
る。
【0042】実施の形態2 この両軸受けリールのバックラッシュ防止装置は図6及
び図7に示されるようなディスクの位置決め手段を備え
る。
び図7に示されるようなディスクの位置決め手段を備え
る。
【0043】図6及び図7に示されるように、スプール
4の支持筒17にスライド筒55が被せられ、該スライ
ド筒55の回りに調整カム56が各ディスク片33aに
対応して設けられている。スライド筒55は支持筒17
に装着されたスプリング59によりガイド棒25の方に
付勢されている。ディスク片33aは弾性手段である圧
縮コイルスプリング22の付勢力により調整カム56に
押し付けられている。スライド筒55をスプール4の支
持筒17の回りで回すと、ディスク片33aはガイド棒
25に沿って上下動し、これによりディスク片33aの
下限位置がスプール4の回転軸芯Lから所望の距離に設
定される。
4の支持筒17にスライド筒55が被せられ、該スライ
ド筒55の回りに調整カム56が各ディスク片33aに
対応して設けられている。スライド筒55は支持筒17
に装着されたスプリング59によりガイド棒25の方に
付勢されている。ディスク片33aは弾性手段である圧
縮コイルスプリング22の付勢力により調整カム56に
押し付けられている。スライド筒55をスプール4の支
持筒17の回りで回すと、ディスク片33aはガイド棒
25に沿って上下動し、これによりディスク片33aの
下限位置がスプール4の回転軸芯Lから所望の距離に設
定される。
【0044】また、ガイド棒25の基端のフランジ部5
4aにはその円周方向に沿って複数個の小孔57が穿設
され、このフランジ部54aに対向するスライド筒55
の先端にはいずれかの小孔57に嵌まり込む突起58が
設けられている。スライド筒55がスプール4の支持筒
17の回りで回されディスク片33aの下限位置が選択
されたところで突起58が小孔57のいずれかに嵌め込
まれると、当該ディスク片33aの下限位置が設定され
ることになる。ディスク片33aはこの下限位置と上限
位置との間を遠心力の大きさに応じてスライドし、ディ
スク33の径が拡縮することになる。
4aにはその円周方向に沿って複数個の小孔57が穿設
され、このフランジ部54aに対向するスライド筒55
の先端にはいずれかの小孔57に嵌まり込む突起58が
設けられている。スライド筒55がスプール4の支持筒
17の回りで回されディスク片33aの下限位置が選択
されたところで突起58が小孔57のいずれかに嵌め込
まれると、当該ディスク片33aの下限位置が設定され
ることになる。ディスク片33aはこの下限位置と上限
位置との間を遠心力の大きさに応じてスライドし、ディ
スク33の径が拡縮することになる。
【0045】このように、ディスク片33aの下限位置
をスプール4の回転軸芯Lから所望の拡径位置に調整し
セットすることができるようにしたことで、スプール4
の低速回転時の制動力を所望の大きさに加減することが
可能になる。
をスプール4の回転軸芯Lから所望の拡径位置に調整し
セットすることができるようにしたことで、スプール4
の低速回転時の制動力を所望の大きさに加減することが
可能になる。
【0046】実施の形態3 図8に示されるように、この両軸受けリールのバックラ
ッシュ防止装置には、付勢手段である圧縮コイルバネ2
2の弾性力を調整する弾性力調整手段が設けられてい
る。
ッシュ防止装置には、付勢手段である圧縮コイルバネ2
2の弾性力を調整する弾性力調整手段が設けられてい
る。
【0047】この弾性力調整手段は具体的にはガイド棒
25の先端に形成された雄ネジ25bに螺合するナット
としての調整ネジ23で構成される。調整ネジ23がガ
イド棒25上で螺進退すると、圧縮コイルバネ22の弾
性力が増減し、ディスク片33aの遠心力に対する移動
量も変化する。例えば、圧縮コイルバネ22が伸びるよ
うに調整ネジ23を操作すると、ディスク片33aは早
めに最大径まで移動するので比較的低い回転数でスプー
ル4に制動力が働くが、圧縮コイルバネ22が縮むよう
に調整ネジ23を操作すると、ディスク片33aは最大
径まで移動するのが遅れるので比較的高い回転数でスプ
ール4に制動力が働くことになる。また、この調整ネジ
23を螺進退させることでディスク片33aの移動範囲
を規制することもできる。
25の先端に形成された雄ネジ25bに螺合するナット
としての調整ネジ23で構成される。調整ネジ23がガ
イド棒25上で螺進退すると、圧縮コイルバネ22の弾
性力が増減し、ディスク片33aの遠心力に対する移動
量も変化する。例えば、圧縮コイルバネ22が伸びるよ
うに調整ネジ23を操作すると、ディスク片33aは早
めに最大径まで移動するので比較的低い回転数でスプー
ル4に制動力が働くが、圧縮コイルバネ22が縮むよう
に調整ネジ23を操作すると、ディスク片33aは最大
径まで移動するのが遅れるので比較的高い回転数でスプ
ール4に制動力が働くことになる。また、この調整ネジ
23を螺進退させることでディスク片33aの移動範囲
を規制することもできる。
【0048】実施の形態4 図9及び図10に示されるように、この両軸受けリール
のバックラッシュ防止装置においては、多数の略扇形の
ディスク片33aがスプール4の一端に形成された環状
端面4bに、支軸となるピン60により一定角ピッチで
枢支されている。ピン60はスプール4の回転軸芯Lに
平行に配置されることから、ディスク片33aはスプー
ル4の回転軸芯Lに垂直な面上でピン60の回りを回転
可能である。また、ピン60にはトーションバネ61が
巻回され、その両端がスプール4の内縁とディスク片3
3aとに夫々係止される。このトーションバネ61によ
りディスク片33aは常時向心方向に付勢され、スプー
ル4の回転により遠心力が作用すると、ディスク片33
aはトーションバネ61による付勢力に打ち勝って図1
0中実線で示される位置から二点鎖線で示される位置へ
と遠心方向に突出する。
のバックラッシュ防止装置においては、多数の略扇形の
ディスク片33aがスプール4の一端に形成された環状
端面4bに、支軸となるピン60により一定角ピッチで
枢支されている。ピン60はスプール4の回転軸芯Lに
平行に配置されることから、ディスク片33aはスプー
ル4の回転軸芯Lに垂直な面上でピン60の回りを回転
可能である。また、ピン60にはトーションバネ61が
巻回され、その両端がスプール4の内縁とディスク片3
3aとに夫々係止される。このトーションバネ61によ
りディスク片33aは常時向心方向に付勢され、スプー
ル4の回転により遠心力が作用すると、ディスク片33
aはトーションバネ61による付勢力に打ち勝って図1
0中実線で示される位置から二点鎖線で示される位置へ
と遠心方向に突出する。
【0049】また、側板2には、ディスク片33aの前
面に対向し得る第1の磁性体34aが第1の磁性体ホル
ダー40aを介して取り付けられ、またディスク33の
後面に対向し得る第2の磁性体34bが第2の磁性体ホ
ルダー40bを介して取り付けられている。第1と第2
の磁性体ホルダー40a,40bは共に環状部材であ
り、第1の磁性体ホルダー40aはスプール4の回転軸
芯Lの延長線を軸芯として回転可能に側板2の内周面上
に保持され、第2の磁性体ホルダー40bは側板2上に
固定されている。
面に対向し得る第1の磁性体34aが第1の磁性体ホル
ダー40aを介して取り付けられ、またディスク33の
後面に対向し得る第2の磁性体34bが第2の磁性体ホ
ルダー40bを介して取り付けられている。第1と第2
の磁性体ホルダー40a,40bは共に環状部材であ
り、第1の磁性体ホルダー40aはスプール4の回転軸
芯Lの延長線を軸芯として回転可能に側板2の内周面上
に保持され、第2の磁性体ホルダー40bは側板2上に
固定されている。
【0050】このため、スプール4が回転し回転数が増
加してディスク片33aに作用する遠心力が大きくなる
に連れ、ディスク片33aは遠心方向へと磁性体34
a,34bの方により深く侵入することとなり、ディス
ク33に生じる渦電流が増加し、制動力が増加して行
く。従って、バックラッシュが生じ易い最大回転数に到
達する頃に制動力も最大になる。その後、回転数が低下
して行くと、ディスク片33aは磁性体34a,34b
から遠ざかろうとし、制動力も小さくなる。従って、釣
糸はスプール4から円滑に繰り出される。
加してディスク片33aに作用する遠心力が大きくなる
に連れ、ディスク片33aは遠心方向へと磁性体34
a,34bの方により深く侵入することとなり、ディス
ク33に生じる渦電流が増加し、制動力が増加して行
く。従って、バックラッシュが生じ易い最大回転数に到
達する頃に制動力も最大になる。その後、回転数が低下
して行くと、ディスク片33aは磁性体34a,34b
から遠ざかろうとし、制動力も小さくなる。従って、釣
糸はスプール4から円滑に繰り出される。
【0051】また、このバックラッシュ防止装置には制
動力調整装置が設けられている。すなわち、第1の磁性
体ホルダー40aには内歯歯車62が形成され、この内
歯歯車62に噛み合う調整歯車39が側板2の内面上に
軸支されている。調整歯車39の軸は側板2をその外側
へ貫通しており、外側に突出した個所に摘み状の調整操
作部材37が取り付けられている。調整操作部材37が
回されると、第1の磁性体ホルダー40aが第2の磁性
体ホルダー40bに対して周方向でずれることになり、
図9に示される異極同士の磁性体34a,34bが正対
状態からずれて磁束が減って行く。従って、調整操作部
材37を操作することで制動力を調節することができ
る。
動力調整装置が設けられている。すなわち、第1の磁性
体ホルダー40aには内歯歯車62が形成され、この内
歯歯車62に噛み合う調整歯車39が側板2の内面上に
軸支されている。調整歯車39の軸は側板2をその外側
へ貫通しており、外側に突出した個所に摘み状の調整操
作部材37が取り付けられている。調整操作部材37が
回されると、第1の磁性体ホルダー40aが第2の磁性
体ホルダー40bに対して周方向でずれることになり、
図9に示される異極同士の磁性体34a,34bが正対
状態からずれて磁束が減って行く。従って、調整操作部
材37を操作することで制動力を調節することができ
る。
【0052】なお、磁性体34a,34bは、ディスク
33の内側と外側との両側に設けてもよいが、両磁性体
34a,34bのうち一方を省略するようにしてもよ
い。また、ディスク33を付勢する手段として、図10
中左端に示されるように、トーションバネ61に代えて
コイルスプリング63を設けるようにしてもよい。
33の内側と外側との両側に設けてもよいが、両磁性体
34a,34bのうち一方を省略するようにしてもよ
い。また、ディスク33を付勢する手段として、図10
中左端に示されるように、トーションバネ61に代えて
コイルスプリング63を設けるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ディスク
をスプールの回転に伴う遠心力によりスプールの回転軸
芯から放射方向に拡径可能に設け、スプールの回転速度
に比例してディスクが側板に配設した磁性体の磁束内に
侵入してスプールへの回転制動力を変化させるようにし
たので、スプールが高速回転するとディスクが遠心力に
より弾性手段の弾性力に抗して拡径して磁性体の磁束内
に侵入して磁気制動力が大きな状態でスプールを回転さ
せることでき、スプールが低速回転するとディスクが弾
性手段によりスプールの回転軸芯方向に縮径して磁性体
の磁束からを退避し磁気制動力が小さな状態でスプール
を回転させることができる。従って、誰でもがバックラ
ッシュを生じることなく釣糸の飛距離を伸ばすことがで
きる。また、ディスクはスプールの回転により遠心方向
に拡径するようにしたので、遠心力をそのままディスク
の拡径運動に利用でき、運動変換ロスのない確実な作動
を行うことができる。また、スプールの回転による遠心
方向とディスクの拡径方向が一致しているため、ディス
クの加工精度をラフにしても拡径したディスクはブレの
ない安定した状態で回転させることができる。また、デ
ィスクは、組立時において弾性手段により向心方向に縮
径されているのでリール内への組み込みが容易に出来
る。
をスプールの回転に伴う遠心力によりスプールの回転軸
芯から放射方向に拡径可能に設け、スプールの回転速度
に比例してディスクが側板に配設した磁性体の磁束内に
侵入してスプールへの回転制動力を変化させるようにし
たので、スプールが高速回転するとディスクが遠心力に
より弾性手段の弾性力に抗して拡径して磁性体の磁束内
に侵入して磁気制動力が大きな状態でスプールを回転さ
せることでき、スプールが低速回転するとディスクが弾
性手段によりスプールの回転軸芯方向に縮径して磁性体
の磁束からを退避し磁気制動力が小さな状態でスプール
を回転させることができる。従って、誰でもがバックラ
ッシュを生じることなく釣糸の飛距離を伸ばすことがで
きる。また、ディスクはスプールの回転により遠心方向
に拡径するようにしたので、遠心力をそのままディスク
の拡径運動に利用でき、運動変換ロスのない確実な作動
を行うことができる。また、スプールの回転による遠心
方向とディスクの拡径方向が一致しているため、ディス
クの加工精度をラフにしても拡径したディスクはブレの
ない安定した状態で回転させることができる。また、デ
ィスクは、組立時において弾性手段により向心方向に縮
径されているのでリール内への組み込みが容易に出来
る。
【0054】請求項2に係る発明によれば、ディスクに
は、スプールの回転軸芯から所望の拡径位置に位置調整
する位置調整手段が設けられているため、これを調整す
ることによってスプールの低速回転時における制動力を
調整することができる。
は、スプールの回転軸芯から所望の拡径位置に位置調整
する位置調整手段が設けられているため、これを調整す
ることによってスプールの低速回転時における制動力を
調整することができる。
【0055】請求項3に係る発明によれば、弾性手段の
弾性付勢力を調整する弾性力調整手段を設けたため、ス
プールの回転速度に応じて制動力の大きさを調整するこ
とができる。
弾性付勢力を調整する弾性力調整手段を設けたため、ス
プールの回転速度に応じて制動力の大きさを調整するこ
とができる。
【0056】請求項4に係る発明によれば、磁性体を制
動力調整手段によりスプールの回転軸芯方向又は周方向
に位置調整することによって制動力を調整することがで
きる。
動力調整手段によりスプールの回転軸芯方向又は周方向
に位置調整することによって制動力を調整することがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るバックラッシュ防
止装置を備えた両軸受けリールの水平断面図である。
止装置を備えた両軸受けリールの水平断面図である。
【図2】スプール停止時におけるバックラッシュ防止装
置の拡大断面図である。
置の拡大断面図である。
【図3】図2中要部の正面図である。
【図4】スプールの高速回転時におけるバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
防止装置の拡大断面図である。
【図5】図4中要部の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るバックラッシュ防
止装置の拡大断面図である。
止装置の拡大断面図である。
【図7】図6中要部の正面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るバックラッシュ防
止装置の拡大断面図である。
止装置の拡大断面図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係るバックラッシュ防
止装置の拡大断面図である
止装置の拡大断面図である
【図10】図9中要部の正面図である。
1…リール本体 2,3…側板 4…スプール 22…圧縮コイルバネ 23…調整ネジ 33…ディスク 34…磁性体 37…調整操作部材 56…調整カム L…スプールの回転軸芯
Claims (4)
- 【請求項1】 リール本体の側板間に回転自在に支承さ
れたスプールの一端に導電材からなるディスクが一体回
転可能に形成され、上記側板には上記ディスクの内外面
の少なくとも一方に対向するように磁性体が配設された
両軸受けリールのバックラッシユ防止装置において、上
記ディスクが上記スプールの回転に伴う遠心力により該
ディスクを向心方向に付勢する弾性手段の弾性力に抗し
て遠心方向に拡径するように設けられたことを特徴とす
る両軸受けリールのバックラッシュ防止装置。 - 【請求項2】 上記ディスクを上記スプールの回転軸芯
から所望の拡径位置に位置調整する位置調整手段が設け
られたことを特徴とする請求項1に記載の両軸受けリー
ルのバックラッシュ防止装置。 - 【請求項3】 上記弾性手段による付勢力を調整する弾
性力調整手段が設けられたことを特徴とする請求項1又
は請求項2の何れかに記載の両軸受けリールのバックラ
ッシュ防止装置。 - 【請求項4】 上記磁性体の少なくとも一方が、上記側
板との間に設けられた制動力調節手段により、上記スプ
ールの回転軸芯方向又は周方向に位置調整可能とされた
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載
の両軸受けリールのバックラッシュ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11949398A JPH11308952A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 両軸受けリールのバックラッシュ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11949398A JPH11308952A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 両軸受けリールのバックラッシュ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11308952A true JPH11308952A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14762641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11949398A Pending JPH11308952A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 両軸受けリールのバックラッシュ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11308952A (ja) |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP11949398A patent/JPH11308952A/ja active Pending
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