JPH11308917A - コンバインのオーガ操作装置 - Google Patents

コンバインのオーガ操作装置

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JPH11308917A
JPH11308917A JP11822298A JP11822298A JPH11308917A JP H11308917 A JPH11308917 A JP H11308917A JP 11822298 A JP11822298 A JP 11822298A JP 11822298 A JP11822298 A JP 11822298A JP H11308917 A JPH11308917 A JP H11308917A
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JP
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auger
remote control
control device
grain
horizontal
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JP11822298A
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Kazuo Yasuda
和男 安田
Fumio Furuno
文雄 古野
Suezo Ueda
末蔵 上田
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀粒排出オーガのリモートコントロール装置
を備えるコンバインにおいて、リモートコントロール装
置をオーガに見やすいとともに操作しやすいように取り
付けて使用することを可能にする。 【解決手段】 穀粒排出オーガ10のためのリモートコ
ントロール装置42を、穀粒排出オーガ10の横オーガ
12の先端部に設けたリモコン保持部54に着脱できる
ように構成してある。リモートコントロール装置42を
リモコン保持部54に装着した場合、リモートコントロ
ール装置42の操作スイッチが付いている操作面42a
が上向きなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体上下向きの縦
オーガと、この縦オーガの先端側に上下揺動自在に支持
される横オーガとによって脱穀粒タンクから穀粒搬出す
る穀粒排出オーガを備えてあるコンバインのオーガ操作
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインにおいて、従来、たとえ
ば特開平2‐207711号公報に示されるように、穀
粒排出オーガを昇降及び旋回操作する操作スイッチが備
えられたオーガ側操作部と、このオーガ側操作部を挿脱
自在に収納するように構成してオーガ先端側の下部に取
り付けた収納部とを備えるものがあった。すなわち、オ
ーガをリモートコントロール装置としてのオーガ側操作
部によってリモート操作することも、オーガ側操作部を
オーガに取り付けておくこともできるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種コンバインにお
いては、運搬車の荷台やこの荷台に載せた大容量袋に穀
粒排出オーガによって脱穀粒を積み込む作業が行われた
り、圃場などに置いた小容量の籾袋に穀粒排出オーガに
よって脱穀粒を詰め込む作業が行われたりする。荷台へ
の積み込み作業の場合、オーガの穀粒排出口を荷台上の
所定の積み込み場所に移動させたり、位置合わせしたり
する必要があることから、リモートコントロール装置を
手で持ってオーガをリモート操作する方が穀粒排出口の
位置合わせがしやすいなど有利である。これに対し、袋
詰め作業の場合、籾袋の口をオーガの穀粒排出口に装着
したり、穀粒排出口から取り外したりするとか、袋口フ
ァスナーを開閉するとかの手作業が必要になることか
ら、リモートコントロール装置を手で持って使用するよ
りもオーガに取り付けて使用する方が、袋詰め作業が行
いやすくなる。ところが、従来、袋詰め作業の場合、リ
モートコントロール装置をオーガに取り付けると、その
操作面が横向きになって操作しにくいものになり、穀粒
を排出させるとか穀粒排出を停止させるとかのオーガ操
作の面から袋詰め作業が行いにくくなっていた。本発明
の目的は、上記した積み込み作業などの場合も、袋詰め
作業などの場合も、オーガ操作が容易にできるコンバイ
ンのオーガ操作装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕機体上下向きの縦オーガと、この
縦オーガの先端側に上下揺動自在に支持される横オーガ
とによって脱穀粒タンクから穀粒搬出する穀粒排出オー
ガを備えてあるコンバインのオーガ操作装置において、
前記穀粒排出オーガを操作するためのリモートコントロ
ール装置を取り外し自在に保持させるリモコン保持部
を、前記横オーガの先端部に備えさせるとともに、リモ
ートコントロール装置が前記リモコン保持部に装着され
た状態でリモートコントロール装置の操作面が上向きに
なるように構成してある。
【0006】〔作用〕穀粒を運搬車荷台に積み込むなど
の場合、リモートコントロール装置をリモコン保持部か
ら取り外して使用すれば、リモートコントロール装置を
オーガと共に移動しなくて操作しやすいように手で保持
しながらオーガ操作ができる。穀粒を袋詰めするなどの
場合、リモートコントロール装置をリモコン保持部に装
着してそのまま使用すれば、籾袋を穀粒排出口に着脱す
るなどの操作に手が何時でも使えるようにしながらオー
ガ操作ができる。このとき、オーガに支持されるリモー
トコントロール装置の操作面が上向きになっており、籾
袋が満杯になった適切なタイミングでオーガの穀粒排出
を停止操作するなどのオーガ操作が籾袋の様子を見なが
ら適切かつ正確に行いやすい。
【0007】〔効果〕穀粒を荷台に積み込むなどの場
合、リモートコントロール装置を手で持ちながら使用
し、穀粒排出口を容易に位置合わせするなどのオーガ操
作を容易に行って能率よく作業できる。穀粒を袋詰めす
るなどの場合、リモートコントロール装置をオーガに取
り付けるとともに適切かつ正確に操作し、籾袋及びオー
ガの操作を迅速に適切かつ正確に行って能率よく作業で
きる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記リモコン保持部が、前記横オーガの穀粒排出口
よりも横オーガ先端側に配置されている。
【0010】〔作用〕穀粒を袋詰めするなど、リモート
コントロール装置をオーガに取り付けて作業する場合、
より見やすいとともに操作しやすいように作業者の手前
側に位置させて取り付けておくものである。
【0011】〔効果〕穀粒を袋詰めするなどの場合、オ
ーガの取り付けたリモートコントロール装置がより見や
すいとともに操作しやすくて、オーガをより適切かつ正
確に操作しながら作業できる。
【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記リモートコントロール装置が前記リモコ
ン保持部に装着された状態でリモートコントロール装置
の操作面が横オーガに対して横オーガ先端側に至るほど
横オーガ下方側に位置する傾斜状態での上向きになるよ
うに構成してある。
【0014】〔作用〕籾袋を圃場面など比較的低レベル
に置いて袋詰めする場合、横オーガは穀粒排出口が位置
する先端側ほど低レベルに位置する先端下がりの傾斜姿
勢で縦オーガから延出する姿勢になる。籾袋を運搬車荷
台など比較的高レベルに置いて袋詰めする場合、横オー
ガは水平の姿勢とか、穀粒排出口が位置する先端側ほど
高レベルに位置する先端上がりの傾斜姿勢で縦オーガか
ら延出する姿勢になる。このため、リモートコントロー
ル装置をリモコン保持部に装着した状態でその操作面が
横オーガに対して横オーガと平行な上向き面になるもの
に比し、横オーガが先下がり傾斜姿勢、水平姿勢、先上
がり傾斜姿勢のいずれになる場合でも、操作面が袋詰め
作業者に向かって操作しやすいとともに見やすい状態で
作業できるものである。
【0015】〔効果〕横オーガが縦オーガからどのよう
な姿勢で延出する場合でも、リモートコントロール装置
を操作しやすいとともに見やすい姿勢でオーガに取り付
けておいて、オーガをより適切かつ正確に操作しながら
作業できる。
【0016】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0017】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記リモコン保持部におけるリ
モートコントロール装置載置部を前記横オーガが備える
作業灯カバーで作成してある。
【0018】〔作用〕作業灯カバーをリモートコントロ
ール装置載置部に兼用し、リモートコントロール装置載
置部をそれ専用の部材で作成するに比して構造簡単なも
のに済ませながらリモコン保持部を装備させるものであ
る。
【0019】〔効果〕リモートコントロール装置載置部
に作業灯カバーを兼用した簡単な構造でリモコン保持部
を作成し、リモートコントロール装置をオーガに操作し
やすいように取り付けておけるものが簡素で取扱いやす
いとか見栄えがよい状態に得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、稲、
麦などの植立穀稈を引き起こすとともに刈取り、刈取り
穀稈を機体後方に搬送する刈取り前処置装置1を、クロ
ーラ式走行装置2によって自走するとともに運転座席3
が備えられた運転部などを有する走行機体の前部に上下
に揺動操作できるように取り付け、前記前処理装置1か
らの刈取り穀稈を脱穀処理する脱穀装置4、及び、この
脱穀装置4からの脱穀粒を貯留する脱穀粒タンク5を前
記走行機体に設けるとともに、脱穀粒タンク5に貯留さ
れた脱穀粒を穀粒排出オーガ10によって搬出するよう
に構成して、コンバインを構成してある。
【0021】前記脱穀粒タンク5は、天板部に開閉蓋5
aが付いた点検用開口を、底部に穀粒排出用開口をそれ
ぞれ備えるように形成した合成樹脂で成るタンクにして
あり、横外側の側壁部に付設してある上下一対の把手6
により、走行機体に固定の板金製の底スクリューケース
7の上側に着脱するように構成してある。すなわち、作
業時には、脱穀粒タンク5の前記穀粒排出用開口が付い
ている底部を底スクリューケース7の上に載せて固定す
る。すると、脱穀装置4の脱穀粒排出部から延出する揚
穀装置8の穀粒排出口が脱穀粒タンク5の横内側の側壁
部に位置する穀粒受入れ口に接続して、脱穀装置4から
の脱穀粒を脱穀粒タンク5に供給して貯留できるように
なり、脱穀粒タンク5の前記穀粒排出用開口が底スクリ
ューケース7の内部に連通して、脱穀粒タンク5が貯留
する脱穀粒を底スクリューケース7に排出できるように
なる。脱穀粒タンク5を底スクリューケース7から取り
外すことにより、底スクリューケース7の内部を清掃及
び点検しやすいように開放できるとともに、脱穀粒タン
ク5の内部を前記点検用開口や穀粒排出用開口から容易
に清掃したり、点検したりできる。
【0022】図1に示すように、前記穀粒排出オーガ1
0は、前記底スクリューケース7の後側に連結している
伝動ケース9に電動旋回モータ21を有する旋回操作機
構20によって旋回操作できるように立設してある機体
上下向きの縦オーガ11と、この縦オーガ11の先端側
に電動起伏モータ31を有する起伏操作機構30によっ
て水平方向の軸芯Pまわりで上下に揺動操作できるよう
に連結してある横オーガ12とによって構成してある。
横オーガ12を、縦オーガ11に基端部が連結する基端
側横オーガ12aと、この基端側横オーガ12aの先端
側に揺動自在に連結する先端側オーガ12bとによって
構成し、先端側オーガ12bを基端側オーガ12aに対
して揺動調節し、両オーガ12a,12bを一直線状に
並べるとともに先端側オーガ12bの基端部を基端側オ
ーガ12aの先端部に連動連結することにより、横オー
ガ12が使用状態になり、先端側オーガ12bを基端側
オーガ12aの横側に平行に並べることにより、横オー
ガ12が格納状態になるように構成してある。前記底ス
クリューケース7の内部に位置する底スクリュー7aに
エンジンEから動力伝達するように構成したベルトテン
ションクラッチで成る穀粒排出クラッチCLを入りに操
作すると、底スクリュー7aが駆動されて脱穀粒タンク
5から底スクリューケース7に流下する脱穀粒を底スク
リューケース7から伝動ケース9の内部に搬出し、底ス
クリュー7aのスクリュー軸と、縦オーガ11のスクリ
ュー軸とが前記伝動ケース9の内部でギヤ機構によって
連動していることと、縦オーガ11と横オーガ12のス
クリュー軸どうしが両オーガ11,12の連結している
部分の内部に位置するギヤ機構によって連動しているこ
ととによって、縦オーガ11のスクリューも、横オーガ
12のスクリューも底スクリュー7aから伝達する回動
力によって駆動され、縦オーガ11のスクリューが底ス
クリュー7aからの脱穀粒を縦オーガ11の上端部まで
揚送し、横オーガ12のスクリューが縦オーガ11から
の脱穀粒を横オーガ12の先端部に吐出筒を付設して形
成してある穀粒排出口13まで横送りしてこの穀粒排出
口13から落下させるように構成してある。
【0023】これにより、横オーガ12を前記使用状態
にするとともに、前記穀粒排出クラッチCLの入り操作
によって底スクリュー7aを駆動することにより、穀粒
排出オーガ10の縦オーガ11と横オーガ12とが駆動
されて脱穀粒タンク5に貯留されている脱穀粒をタンク
5から搬出して穀粒排出口13から排出する。これによ
り、図7(イ)に示す如く前記穀粒排出口13を運搬車
の荷台Nにセットしておくことによって搬出穀粒を運搬
車に積み込むことができ、図7(ロ)に示す如く穀粒排
出口13に籾袋Fを装着しておくことによって搬出穀粒
の袋詰めができる。
【0024】図3に示すように、前記旋回操作機構20
は、前記縦オーガ11のスクリュー筒の下端部に一体回
動するように取り付けた旋回ギヤ22と、前記伝動ケー
ス9に固定のモータブラケット23に水平向きの軸芯ま
わり回動自在に支持されながら前記旋回ギヤ22に噛み
合うピニオンギヤ24と、このピニオンギヤ24の回転
支軸24aに出力軸を連動させた状態で前記モータブラ
ケット23に取り付けた前記旋回モータ21とによって
構成してある。
【0025】図4に示すように、前記起伏操作機構30
は、前記縦オーガ11の先端部に固定のシリンダブラケ
ット32と、前記横オーガ12の基端部に固定のシリン
ダブラケット33とにわたって取り付けたねじシリンダ
34及びガスシリンダ35、前記シリンダブラケット3
3に取り付けた前記電動起伏モータ31のそれぞれによ
って構成してある。前記ねじシリンダ34は、前記縦オ
ーガ側のシリンダブラケット32に一端側が回動自在に
支持されるシリンダチューブ34aと、前記横オーガ側
のシリンダブラケット33に一端側が回動自在に支持さ
れるとともに他端側が前記シリンダチューブ34aに螺
合するシリンダねじ34bとによって構成してある。シ
リンダねじ34bを前記電動起伏モータ31の出力軸に
連動させ、電動起伏モータ31を正回転及び逆回転方向
に回転駆動されるように操作すると、起伏モータ31の
駆動力により、シリンダねじ34bが正回転方向に回転
駆動されてねじシリンダ34が伸長作動したり、シリン
ダねじ34bが逆回転方向に回転駆動されてねじシリン
ダ34が短縮作動したりするように構成してある。すな
わち、ねじシリンダ34が電動起伏モータ31の駆動力
によって伸長及び短縮作動する電動ねじシリンダになっ
ており、伸長作動することによって横オーガ12を上昇
側に揺動操作し、短縮作動することによって横オーガ1
2を下降側に揺動操作する。前記ガスシリンダ35は、
シリンダチューブと、このシリンダチューブに封入され
たガスによってシリンダチューブから突出する側に付勢
されているシリンダロッドとで成り、電動ねじシリンダ
34が横オーガ12を上昇側に揺動操作する際、シリン
ダロッドの突出付勢力によって横オーガ12に上昇操作
力を与えて電動ねじシリンダ34による上昇操作を補助
する。
【0026】前記穀粒排出クラッチCLのベルトテンシ
ョンアームに操作ケーブル、揺動レバー、ギヤ機構など
で成る連動機構を介して連動させた電動クラッチモータ
Mを運転座席3の後側に設けて、このクラッチモータM
による穀粒排出クラッチCLの入り切り操作によって穀
粒排出オーガ10の駆動及び停止操作を行うように構成
し、図6に示すように、前記クラッチモータMと前記旋
回モータ21と前記起伏モータ31とを制御する制御機
構40に電線41によって有線式のリモートコントロー
ル装置42を連係させてある。このリモートコントロー
ル装置42に十字型の第1操作スイッチ43、第2操作
スイッチ44、第3操作スイッチ45のそれぞれを備え
させるとともに、各操作スイッチ43,44,45を操
作すると、制御機構40が操作スイッチ43,44,4
5からの情報に基づいて穀粒排出オーガ10を制御する
ように構成してある。すなわち、図5に明示する第1操
作スイッチ43の上げ操作部43aを押し操作すると、
第1操作スイッチ43が横オーガ12を上昇させるべき
操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40が起伏
モータ31をオーガ上昇側に駆動させることによって横
オーガ12を上昇揺動するように制御する。第1操作ス
イッチ43の下げ操作部43bを押し操作すると、第1
操作スイッチ43が横オーガ12を下降させるべき操作
指令を制御機構40に出力し、制御機構40が起伏モー
タ31をオーガ下降側に駆動させることによって横オー
ガ12を下降揺動するように制御する。第1操作スイッ
チ43の左旋回操作部43cを押し操作すると、第1操
作スイッチ43が縦オーガ11を左回り旋回させるべき
操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40が旋回
モータ21をオーガ左旋回側に駆動させることによって
穀粒排出オーガ10を左回り旋回するように制御する。
第1操作スイッチ43の右旋回操作部43dを押し操作
すると、第1操作スイッチ43が縦オーガ11を右回り
旋回させるべき操作指令を制御機構40に出力し、制御
機構40が旋回モータ21をオーガ右旋回側に駆動させ
ることによって穀粒排出オーガ10を右回り旋回するよ
うに制御する。第2操作スイッチ44を押し操作する
と、第2操作スイッチ44が穀粒排出クラッチCLを入
りにさせるべき操作指令を制御機構40に出力し、制御
機構40がクラッチモータMをクラッチ入り側に駆動さ
せることによって穀粒排出オーガ10を駆動状態に制御
する。第3操作スイッチ45を押し操作すると、第3操
作スイッチ45が穀粒排出クラッチCLを切りにさせる
べき操作指令を制御機構40に出力し、制御機構40が
クラッチモータMをクラッチ切り側に駆動させることに
よって穀粒排出オーガ10を駆動停止に制御する。
【0027】図1及び図5に示すように、横オーガ12
の穀粒排出口13よりも先端側に、作業灯50の上側を
覆うように形成するとともに作業灯50を支持ピン50
aによってこれの軸芯まわりで取付け向き変更自在に支
持する作業灯ブラケットに兼用した作業灯カバー51を
取り付け、この作業灯カバー51の傾斜天板部51aで
作成したリモートコントロール装置載置部と、この傾斜
天板部51aの上面側の両横側に立設したリモコン支持
板52と、作業灯カバー51の傾斜天板部51aを形成
する板体の一部分を傾斜天板部51aの上面側に立つよ
うに折り曲げ成形して作成したリモコン受け板53とに
より、横オーガ12の穀粒排出口13よりも先端側で前
記リモートコントロール装置42を取り外し自在に保持
させるリモコン保持部54を構成してある。すなわち、
図5に二点鎖線で示すように、リモートコントロール装
置42の前記各操作スイッチ43,44,45が付いて
いる操作面42aとは反対側の背面側が作業灯カバー5
1の傾斜天板部51aに対向する取り付け向きにしてリ
モートコントロール装置42を前記左右のリモコン支持
板52,52の間にその上方から差し込み、リモートコ
ントロール装置42の背面側が前記リモートコントロー
ル装置載置部51aに、リモートコントロール装置42
の前記電線41が延出している側とは反対側の端面が前
記リモコン受け板53にそれぞれ載置して受け止め支持
されるとともに、リモートコントロール装置42の両横
側が前記リモコン支持板52に受け止め支持され、さら
に、リモートコントロール装置42の前記操作面42a
の両端部に前記リモコン支持板52の折り曲げ端部で成
る浮き上がり止めが作用する状態になると、リモートコ
ントロール装置42がリモコン保持部54に対する所定
の装着状態になる。この装着状態では、リモートコント
ロール装置42の前記操作面42aが横オーガ12に対
して横オーガ先端側に至るほど横オーガ下方側に位置す
る傾斜状態での上向きなるように構成してある。リモコ
ン保持部54に装着したリモートコントロール装置42
は、前記両リモコン支持板52の間から上方に抜き出す
ことにより、リモコン保持部54から取り外せるように
構成してある。
【0028】つまり、図7(イ)に示すように、穀粒を
運搬車荷台Nに積み込むなどの場合、リモートコントロ
ール装置42をリモコン保持部54から取り外すことに
より、リモートコントロール装置42を横オーガ12と
共に移動しないように手で保持しながら操作し、穀粒排
出口13を荷台上の所望の穀粒排出個所に迅速かつ正確
に位置合わせするなど穀粒排出オーガ10を適切かつ正
確に操作しながら作業できる。そして、図7(ロ)に示
すように、穀粒の袋詰めを行うなどの場合、リモートコ
ントロール装置42をリモコン保持部54に装着してお
くことにより、籾袋Fを穀粒排出口13に着脱するなど
の操作に手が何時でも使えるようにしながらリモートコ
ントロール装置42を操作し、籾袋Fが満杯になると同
時に穀粒排出オーガ10の穀粒排出を停止させるなど穀
粒排出オーガ10を適切かつ正確に操作しながら作業で
きる。このとき、籾袋Fを圃場面など比較的低レベルに
置いていて横オーガ12は先端側ほど低レベルに位置す
る先端下がりの傾斜姿勢で縦オーガ11から延出する姿
勢になっていても、リモートコントロール装置42の操
作面42aが上向きになっており、リモートコントロー
ル装置42の各スイッチ43,44,45を容易に見る
とともに操作しながら作業できる。
【0029】〔別実施形態〕リモートコントロール装置
42としては、上記実施形態の如く有線式を採用する
他、無線式を採用して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】コンバイン全体の平面図
【図3】旋回操作機構の平面図
【図4】起伏操作機構の側面図
【図5】リモートコントロール装置及びその保持部の斜
視図
【図6】穀粒排出オーガ操作系のブロック図
【図7】(イ)は、脱穀粒の運搬車への積み込み要領を
示す説明図、(ロ)は、脱穀粒の袋詰め要領を示す説明
【符号の説明】
5 脱穀粒タンク 10 穀粒排出オーガ 11 縦オーガ 12 横オーガ 13 穀粒排出口 42 リモートコントロール装置 42a 操作面 51 作業灯カバー 51a リモートコントロール装置載置部 54 リモコン保持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体上下向きの縦オーガと、この縦オー
    ガの先端側に上下揺動自在に支持される横オーガとによ
    って脱穀粒タンクから穀粒搬出する穀粒排出オーガを備
    えてあるコンバインのオーガ操作装置であって、 前記穀粒排出オーガを操作するためのリモートコントロ
    ール装置を取り外し自在に保持させるリモコン保持部
    を、前記横オーガの先端部に備えさせるとともに、リモ
    ートコントロール装置が前記リモコン保持部に装着され
    た状態でリモートコントロール装置の操作面が上向きに
    なるように構成してあるコンバインのオーガ操作装置。
  2. 【請求項2】 前記リモコン保持部が、前記横オーガの
    穀粒排出口よりも横オーガ先端側に配置されている請求
    項1記載のコンバインのオーガ操作装置。
  3. 【請求項3】 前記リモートコントロール装置が前記リ
    モコン保持部に装着された状態でリモートコントロール
    装置の操作面が横オーガに対して横オーガ先端側に至る
    ほど横オーガ下方側に位置する傾斜状態での上向きにな
    るように構成してある請求項1又は2記載のコンバイン
    のオーガ操作装置。
  4. 【請求項4】 前記リモコン保持部におけるリモートコ
    ントロール装置載置部を前記横オーガが備える作業灯カ
    バーで作成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載
    のコンバインのオーガ操作装置。
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