JP2000000024A - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents

コンバインの穀粒排出装置

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JP2000000024A
JP2000000024A JP16807198A JP16807198A JP2000000024A JP 2000000024 A JP2000000024 A JP 2000000024A JP 16807198 A JP16807198 A JP 16807198A JP 16807198 A JP16807198 A JP 16807198A JP 2000000024 A JP2000000024 A JP 2000000024A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折畳み自在な横オーガを採用した機種におい
て、その折畳み構造を利用することによって、確実な上
昇規制手段を構造簡単にして実現する。 【解決手段】 縦オーガと、駆動上下揺動自在な横オー
ガとでアンローダを構成したコンバインの穀粒排出装置
において、横オーガを、縦オーガに支持された根元側部
分12aと、これに対して折畳み自在に連結された先端
側部分12bとで構成し、横オーガが下降揺動されての
格納状態であるときに、先端側部分12bの折畳み移動
に伴って先端側部分12bの上昇を規制する上昇ロック
状態が現出され、かつ、折畳まれた状態にある先端側部
分12bの伸展移動に伴って上昇ロック状態が解除され
る上昇規制手段Gを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下向きの縦オー
ガと、折り畳み自在な横オーガとで成るアンローダを備
えたコンバインの穀粒排出装置に係り、詳しくは、下降
揺動して支持具に載置された格納状態にあるアンローダ
の上昇規制手段を、横オーガの折り畳み構成を利用して
構造簡単に実現させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】アンローダを格納状態に維持する手段と
しては、実開平7‐7351号公報に示されたもののよ
うに、横オーガ部分を機体に備えた樋状の支持具に載置
させる構造のものが一般的である。そして、輸送車の荷
台に載せての運搬中や移動走行中における不測の横オー
ガ上昇を阻止するために、前記公報に示されたように、
横オーガの上側を通してゴムバンドを支持具の両上端部
に亘って架設するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴムバ
ンドで上昇規制を行う構造では、ゴムバンドを装着した
ままでアンローダを上昇操作してゴムバンドを切断して
しまうおそれがあるとともに、ゴムバンドの付け忘れに
よる前述したアンローダの不測の上昇が起こりうるもの
であり、改善の余地があった。
【0004】本発明は、実開昭61‐118220号公
報に示されたように、折畳み自在な横オーガを採用した
機種において、その折畳み構造を利用することによっ
て、確実な上昇規制手段を構造簡単にして実現させるこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、上
下向きの縦オーガと、この縦オーガの先端側に駆動上下
揺動自在に支持された横オーガとによって、グレンタン
ク内の穀粒を排出可能なアンローダを構成してあるコン
バインの穀粒排出装置において、横オーガを、縦オーガ
に支持された根元側部分と、これに対して折畳み自在に
連結された先端側部分とで構成し、横オーガが下降揺動
されての格納状態であるときに、先端側部分の折畳み移
動に伴って先端側部分の上昇が規制される上昇ロック状
態を現出し、かつ、折畳まれた状態にある先端部分の伸
展移動に伴って上昇ロック状態を解除するように機能す
る上昇規制手段を備えてあることを特徴とする。
【0006】第2発明は、第1発明において、下降揺動
されて格納状態にある横オーガの根元側部分を受止めて
載置する支持具を備え、この支持具に横側方に延出され
たアーム部を設け、先端側部分の折畳み移動に伴って該
先端側部分がアーム部の下側に位置するとともに、折畳
まれた状態にある先端部分の伸展移動に伴って該先端部
分がアーム部の下側から横方向に退くように、アーム部
と先端側部分とを連係配置して上昇規制手段を構成した
ことを特徴とする。
【0007】第3発明は、第1発明において、下降揺動
されて格納状態にある横オーガの根元側部分を受止めて
載置する支持具を備え、横側方に張り出た係合部を先端
側部分に、かつ、該係合部の上方移動を規制可能な規制
部を支持具に夫々形成し、先端側部分の折畳み移動に伴
って係合部が規制部の下側に位置するとともに、折畳ま
れた状態にある先端側部分の伸展移動に伴って係合部が
規制部の下側から横方向に退くように、係合部と前記規
制部とを連係配置することで前記上昇規制手段を構成し
たことを特徴とする。
【0008】〔作用〕請求項1の構成によれば、横オー
ガが下降揺動されての格納状態であるときに、先端側部
分の折畳み移動に伴って先端側部分の上昇を規制する上
昇ロック状態が現出され、かつ、折畳まれた状態にある
先端部分の伸展移動に伴って上昇ロック状態が解除され
る上昇規制手段を備えたから、単に先端側部分を折畳み
揺動するだけで上昇規制状態を現出でき、かつ、単に先
端側部分を伸展移動するだけで上昇規制解除状態を現出
できるようになる。つまり、アンローダを格納操作する
だけでその上昇規制がされる状態になるので、バンド掛
けする等の専用の別操作が不要であるとともに、上昇ロ
ック操作をし忘れるということが生じないようになる。
【0009】請求項2の構成によれば、折畳まれた横オ
ーガ先端部分の上側に支持具を構成する部材を延長して
上昇ロック状態を現出させるものであり、アンローダ側
に一切の改造を加えることなく、かつ、既存の支持具に
改造を加えることで上昇規制手段を構成することができ
るようになる。又、横オーガを載置するに十分な強度を
有した支持具で上昇規制手段を構成したので、格納状態
にある横オーガを誤って上昇操作しても、支持具等を損
傷させることなく横オーガの上昇規制を行わせることが
容易である。
【0010】請求項3の構成によれば、横側方に張り出
た係合部を先端側部分に、かつ、係合部の上方移動を規
制可能な規制部を支持具に備えて上昇規制手段を構成す
るものであり、従来の支持具側面を凹まして規制部とす
る等、横オーガに係合部を設けることによって従来の支
持具を部分的に加工するだけで使えるようにすることが
できる。又、横オーガを載置するに十分な強度を有した
支持具で上昇規制手段を構成したので、格納状態にある
横オーガを誤って上昇操作しても、支持具等を損傷させ
ることなく横オーガの上昇規制を行わせることが容易で
ある点は請求項2のものと同じである。
【0011】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載のコ
ンバインでも、バンド掛け等の特別な操作無しに、アン
ローダをその横オーガ先端側部分を折畳んでの格納状態
に移行させるだけの簡単な単一操作のみで、予期せぬア
ンローダの上昇移動を確実に回避できる合理的な穀粒排
出装置が得られた。
【0012】請求項2に記載の穀粒排出装置では、アン
ローダの改造無く従来のものを共通使用できる便利なも
のであり、かつ、誤操作による支持具損傷おそれも回避
できる上昇規制手段が得られる利点がある。
【0013】請求項3に記載の穀粒排出装置では、従来
の支持具を流用できる便利なものであり、かつ、誤操作
による支持具損傷おそれも回避できる上昇規制手段が得
られる利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、稲、
麦等の植立穀稈を引起こして刈取り、刈取った穀稈を機
体後方に搬送する刈取部1を、クローラ式走行装置2や
運転座席3を有した運転部等を備えた走行機体の前部
に、上下に揺動操作できるように取付け、刈取部1から
搬送されてくる穀稈を扱ぎ処理する脱穀装置4、この脱
穀装置4からの脱穀粒を貯留するグレンタンク5、及
び、グレンタンク5に貯留された脱穀粒を排出する装置
であるアンローダ10等を走行機体に搭載してコンバイ
ンを構成してある。
【0015】グレンタンク5は、天板部に開閉蓋5aが
付いた点検用開口を、底部に穀粒排出用開口を夫々備え
るように形成した合成樹脂で成るタンクにしてあり、横
外側の側壁部に付設してある上下一対の把手6により、
走行機体に固定の板金製の底スクリューケース7の上側
に着脱するように構成してある。すなわち、作業時に
は、グレンタンク5の穀粒排出用開口が付いている底部
を底スクリューケース7の上に載せて固定する。
【0016】すると、脱穀装置4の脱穀粒排出部から延
出する揚穀装置8の穀粒排出口がグレンタンク5の横内
側の側壁部に位置する穀粒受入れ口に接続して、脱穀装
置4からの脱穀粒をグレンタンク5に供給して貯留でき
るようになり、グレンタンク5の穀粒排出用開口が底ス
クリューケース7の内部に連通して、グレンタンク5が
貯留する脱穀粒を底スクリューケース7に排出できるよ
うになる。グレンタンク5を底スクリューケース7から
取外すことにより、底スクリューケース7の内部を清掃
及び点検しやすいように開放できるとともに、グレンタ
ンク5の内部を点検用開口や穀粒排出用開口から容易に
清掃したり、点検したりできる。
【0017】図1,図2に示すように、アンローダ10
は、底スクリューケース7の後側に連結している伝動ケ
ース9に電動旋回モータ21を有する旋回操作機構20
によって旋回操作できるように立設してある機体上下向
きの縦オーガ11と、この縦オーガ11の先端側に電動
起伏モータ31を有する起伏操作機構30によって水平
方向の軸芯Pまわりで上下に揺動操作できるように連結
してある横オーガ12とによって構成してある。
【0018】図6に示すように、横オーガ12を、縦オ
ーガ11に基端部が連結支持された根元側部分12a
と、これに対して折畳み自在に連結された先端側部分1
2bとで構成し、根元側スクリュー軸14先端に形成し
た係合部16aと、先端側スクリュー軸15基端に形成
した係合部16bとが、先端側部分12bと根元側部分
12aとが直列接続されるように先端側部分を伸展移動
(閉じ移動)した作用状態では両スクリュー軸14,1
5が連動回転するように噛合い、先端側部分12bを折
畳み移動(開き移動)して、根元側部分12aの横傍に
平行に並ぶように折畳まれた格納状態では離間して噛合
いが解除されるドッグクラッチ16を構成してある。
尚、14Aは根元側オーガ筒18に固定されて根元側ス
クリュー軸14を支承する支持ブラケットであり、19
は先端側オーガ筒17に固定されて先端側スクリュー軸
15を支承する支持ブラケットである。
【0019】図6,図7,図10に示すように、根元側
オーガ筒18先端の左側に備えた上下向きの回動支点X
によって、前端側部分12bを折畳み自在に支承してあ
るとともに、先端側オーガ筒17にスクリュー軸に沿う
回動軸部48aでもって支承された開閉ハンドル48
を、かつ、根元側オーガ筒18の先端に開閉ハンドル4
8に係合可能な係合板49を夫々備えてある。
【0020】つまり、巻きバネ25の付勢力に抗して開
閉ハンドル48を係合板49を乗り越えて挟みつける状
態の位置に回動操作することにより、先端側部分12b
を伸展移動した作用状態にロックできるとともに、開閉
ハンドル48を下方に約半回転回動操作すれば、係合板
49の切欠き49aを通してロック解除となり、先端側
部分12bを折畳み移動できる状態になる。
【0021】図9,図10に示すように、先端側部分1
2bを折畳み格納位置に維持する格納ロック機構26を
備えてある。すなわち、根元側スクリュー筒18に固着
したブラケット29に、受け板36と掛けバネ37をボ
ルト止めするとともに、先端側スクリュー筒17の上部
に係合片38を固着して格納ロック機構26を構成して
ある。
【0022】図9(イ)に示すように先端側部分12b
を折畳み揺動させると、下側の受け板36と掛けバネ3
7との上下間に滑り込むように移動し、かつ、図9
(ロ)に示すように、傾斜辺38aによって掛けバネ3
7が自動的に上方に開いて係合片38に係合するように
なり、それによって格納状態でロックできるのである。
伸展移動させるときには、手指操作で掛けバネ37を係
合片38から外すことで可能となる。尚、39はクッシ
ョンゴムである。
【0023】図1に示すように、底スクリューケース7
の内部に位置する底スクリュー7aにエンジンEから動
力伝達するように構成したベルトテンションクラッチで
成る穀粒排出クラッチCLを入りに操作すると、底スク
リュー7aが駆動されてグレンタンク5から底スクリュ
ーケース7に流下する脱穀粒を底スクリューケース7か
ら伝動ケース9の内部に搬出する。
【0024】そして、底スクリュー7aのスクリュー軸
と、縦オーガ11のスクリュー軸とが伝動ケース9の内
部でギヤ機構によって連動していること、及び、縦オー
ガ11と横オーガ12のスクリュー軸どうしが両オーガ
11,12の連結している部分の内部に位置するギヤ機
構によって連動していることにより、縦オーガ11のス
クリューも、横オーガ12のスクリューも底スクリュー
7aから伝達する回動力によって駆動される。
【0025】しかして、縦オーガ11のスクリューが底
スクリュー7aからの脱穀粒を縦オーガ11の上端部ま
で揚送し、横オーガ12のスクリューが縦オーガ11か
らの脱穀粒を横オーガ12の先端部に吐出筒を付設して
形成してある穀粒排出口13まで横送りして、この穀粒
排出口13から落下させるようになる。
【0026】これにより、横オーガ12を使用状態にす
るとともに、穀粒排出クラッチCLの入り操作によって
底スクリュー7aを駆動することにより、アンローダ1
0の縦オーガ11と横オーガ12とが駆動されてグレン
タンク5に貯留されている脱穀粒を、タンク5から搬出
して穀粒排出口13から排出する。つまり、図12
(イ)に示す如く、穀粒排出口13を運搬車の荷台Nに
セットしておくことにより、搬出穀粒を運搬車に積み込
むことができ、図12(ロ)に示す如く、穀粒排出口1
3に籾袋Fを装着しておくことにより、搬出穀粒の袋詰
めができる。
【0027】図3に示すように、旋回操作機構20は、
縦オーガ11のスクリュー筒の下端部に一体回動するよ
うに取付けた旋回ギヤ22と、伝動ケース9に固定のモ
ータブラケット23に水平向きの軸芯まわり回動自在に
支持されながら旋回ギヤ22に噛み合うピニオンギヤ2
4と、このピニオンギヤ24の回転支軸24aに出力軸
を連動させた状態でモータブラケット23に取付けた旋
回モータ21とによって構成してある。
【0028】図4に示すように、起伏操作機構30は、
縦オーガ11の先端部に固定のシリンダブラケット32
と、横オーガ12の基端部に固定のシリンダブラケット
33とに亘って取付けたねじシリンダ34及びガスシリ
ンダ35、シリンダブラケット33に取付けた電動起伏
モータ31の夫々によって構成してある。ねじシリンダ
34は、縦オーガ側のシリンダブラケット32に一端側
が回動自在に支持されるシリンダチューブ34aと、横
オーガ側のシリンダブラケット33に一端側が回動自在
に支持されるとともに他端側がシリンダチューブ34a
に螺合するシリンダねじ34bとによって構成してあ
る。
【0029】シリンダねじ34bを電動起伏モータ31
の出力軸に連動させ、電動起伏モータ31を正回転及び
逆回転方向に回転駆動されるように操作すると、起伏モ
ータ31の駆動力により、シリンダねじ34bが正回転
方向に回転駆動されてねじシリンダ34が伸長作動した
り、シリンダねじ34bが逆回転方向に回転駆動されて
ねじシリンダ34が短縮作動したりするように構成して
ある。
【0030】すなわち、ねじシリンダ34が電動起伏モ
ータ31の駆動力によって伸長及び短縮作動する電動ね
じシリンダになっており、伸長作動することによって横
オーガ12を上昇側に揺動操作し、短縮作動することに
よって横オーガ12を下降側に揺動操作する。ガスシリ
ンダ35は、シリンダチューブと、このシリンダチュー
ブに封入されたガスによってシリンダチューブから突出
する側に付勢されているシリンダロッドとで成り、電動
ねじシリンダ34が横オーガ12を上昇側に揺動操作す
る際、シリンダロッドの突出付勢力によって横オーガ1
2に上昇操作力を与えて電動ねじシリンダ34による上
昇操作を補助する。
【0031】穀粒排出クラッチCLのベルトテンション
アームに操作ケーブル、揺動レバー、ギヤ機構などで成
る連動機構を介して連動させた電動クラッチモータMを
運転座席3の後側に設けて、このクラッチモータMによ
る穀粒排出クラッチCLの入り切り操作によってアンロ
ーダ10の駆動及び停止操作を行うように構成し、図5
に示すように、クラッチモータMと旋回モータ21と起
伏モータ31とを制御する制御装置40に電線41によ
って有線式のリモコン装置42を連係させてある。又、
運転部の脇パネル55に備えたアンローダ操作手段A、
すなわち、十字操作レバー56と入切りスイッチ57と
によって、運転部に居ながらのアンローダ操作も行える
ように構成してある。
【0032】リモコン装置42には、十字型の第1操作
スイッチ43、第2操作スイッチ44、第3操作スイッ
チ45の夫々を備えさせるとともに、各操作スイッチ4
3,44,45を操作すると、制御装置40が操作スイ
ッチ43,44,45からの情報に基づいてアンローダ
10を制御するように構成してある。このリモコン装置
42は、アンローダ10先端の穀粒排出口13の上面
に、着脱自在に搭載装備されている。
【0033】図2,図8,図10に示すように、横オー
ガ12が下降揺動されての格納状態であるときに、先端
側部分12bの折畳み移動に伴って先端側部分12bの
上昇を規制する上昇ロック状態が現出され、かつ、折畳
まれた状態にある先端側部分12bの伸展移動に伴って
上昇ロック状態が解除される上昇規制手段Gを備えてあ
る。
【0034】すなわち、格納状態にある横オーガ12の
根元側部分12aを受止めて載置する二股状の支持具6
0を機体に支持される状態で備え、この支持具60に左
横側方に延出されたアーム部61を形成して設け、先端
側部分12bの折畳み移動に伴ってその先端側部分12
bがアーム部61の下側に位置して上昇ロック状態が現
出されるとともに、折畳み状態の先端側部分12bの伸
展移動に伴って先端側部分12bがアーム部61の下側
から左横方向に退くように、アーム部61と先端側部分
12bとを連係配置して上昇規制手段Gを構成してあ
る。
【0035】二股状支持具60を形成する左右の上方突
出部60a,60bのうちの左上方突出部60bを延出
して横に屈曲させることでアーム部61を形成してあ
り、そのアーム部61は、その下面が水平面に形成され
ており、丁度先端側部分12bのオーガ筒17の頂部と
軽く接触するか、又は極僅かな隙間が形成される程度に
寸法設定してある。
【0036】尚、図6に示すドッグクラッチ16を以下
のように構成すれば好都合である。すなわち、図11に
示すように、根元側係合部16aを有した駆動側ボス6
4を、根元側スクリュー軸14に固着された中軸65に
軸方向にスライド可能となるようにスプライン外嵌し、
かつ、巻きバネ66によって先端側に駆動側ボス64を
突出付勢する。尚、14Aは、先端側部分12bが開き
揺動したときに駆動側ボス64を回転位置に保持してお
くための支持ブラケットであり、この支持ブラケット1
4Aは根元側オーガ筒18の内面に固定されている。
【0037】又、先端側係合部16bが形成された軸ボ
ス27は、ベアリング28を介してブラケット19に支
承されるとともに、先端側スクリュー軸15と一体回転
状に固着されており、以上の構造によってドッグクラッ
チ16の自動咬合装置Hが構成されており、その作用は
次のようである。
【0038】すなわち、先端側部分12bを折畳み移動
すると、両係合部16a,16bが離れてドッグクラッ
チ16が切りとなり、折畳み状態にある先端側部分12
bを伸展移動すると、両係合部16a,16bが咬合し
てドッグクラッチ16が入りになる筈である。しかしな
がら、実際には走行振動やエンジン振動によって自由状
態の先端側スクリュー軸15が回動してしまうことがあ
り、単に先端側部分12bを伸展移動しただけでは上手
くドッグクラッチ16が再咬合しないことが多いので、
自動咬合装置Hはそれを自動的に咬合状態にするもので
ある。
【0039】すなわち、先端側部分12bを伸展移動し
たときに、両係合部16a,16bが正規の咬合状態に
ならない場合には、巻きバネ66を圧縮して駆動側ボス
64が押し込まれ移動されるので、その状態で根元側ス
クリュー軸14が駆動されると駆動側ボス64が空回り
し、両係合部16a,16bが咬合する位置になると、
巻きバネ66の付勢力によって駆動側ボス64が突出移
動され、ドッグクラッチ16としての咬合状態となり、
それ以後は先端側スクリュー軸15も連動回転するので
ある。
【0040】〔別実施形態〕図13に示すように、伸展
状態において左横側方に張り出た係合部62を先端側部
分12bに、かつ、係合部62の上方移動を規制可能な
規制部63を支持具60に夫々形成し、先端側部分12
bの折畳み移動に伴って係合部62が規制部63の下側
に位置し、折畳み状態の先端側部分12bの伸展移動に
伴って係合部62が規制部63の下側から左横方向に退
くように、係合部62と規制部63とを連係配置するこ
とで上昇規制手段Gを構成しても良い。
【0041】係合部62は、先端側オーガ筒17の外周
面に固着した板材で形成され、規制部63は、左上方突
出部60bの斜め下面を削り込み加工(又は鋳物材の型
成形による一体形成)して得られる水平面部で形成され
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】コンバイン全体の平面図
【図3】旋回操作機構の平面図
【図4】起伏操作機構の側面図
【図5】アンローダ操作系のブロック図
【図6】横オーガの折畳み構造を示す要部の断面図
【図7】アンローダ格納状態での折畳み部分の構造を示
す正面図
【図8】上昇規制手段の構造を示す断面図
【図9】格納ロック機構の構造を示す断面図
【図10】折畳み移動状態の横オーガを示す一部切欠き
の斜視図
【図11】横オーガの別構造によるドッグクラッチを示
す図
【図12】(イ)は荷台へ、(ロ)は籾袋への穀粒排出
状態を示す説明図
【図13】別構造の上昇規制手段を示す正面図
【符号の説明】
5 グレンタンク 10 アンローダ 11 縦オーガ 12 横オーガ 12a 根元側部分 12b 先端側部分 60 支持具 61 アーム部 62 係合部 63 規制部 G 上昇規制手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KC05 KE03 KE04 LA07 LE02 LE03 LE05 LE09 LE18 LP03 LP08 LP12 LP17 LR02 LR08 LR13 LR19 MA02 MA05 MA07 MC02 MC07 MC13 PA02 PA12 PA13 PA30 PA43 PA46 PA47 RA10 RA25 RA28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下向きの縦オーガと、この縦オーガの
    先端側に駆動上下揺動自在に支持された横オーガとによ
    って、グレンタンク内の穀粒を排出可能なアンローダを
    構成してあるコンバインの穀粒排出装置であって、 前記横オーガを、前記縦オーガに支持された根元側部分
    と、これに対して折畳み自在に連結された先端側部分と
    で構成し、 前記横オーガが下降揺動されての格納状態であるとき
    に、前記先端側部分の折畳み移動に伴って該先端側部分
    の上昇を規制する上昇ロック状態が現出され、かつ、折
    畳まれた状態にある前記先端部分の伸展移動に伴って前
    記上昇ロック状態が解除される上昇規制手段を備えてあ
    るコンバインの穀粒排出装置。
  2. 【請求項2】 下降揺動されて格納状態にある前記横オ
    ーガの根元側部分を受止めて載置する支持具を備え、こ
    の支持具に横側方に延出されたアーム部を設け、前記先
    端側部分の折畳み移動に伴って該先端側部分が前記アー
    ム部の下側に位置するとともに、折畳まれた状態にある
    前記先端部分の伸展移動に伴って該先端部分が前記アー
    ム部の下側から横方向に退くように、前記アーム部と前
    記先端側部分とを連係配置して前記上昇規制手段を構成
    してある請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
  3. 【請求項3】 下降揺動されて格納状態にある前記横オ
    ーガの根元側部分を受止めて載置する支持具を備え、横
    側方に張り出た係合部を前記先端側部分に、かつ、該係
    合部の上方移動を規制可能な規制部を前記支持具に夫々
    形成し、前記先端側部分の折畳み移動に伴って前記係合
    部が前記規制部の下側に位置するとともに、折畳まれた
    状態にある前記先端側部分の伸展移動に伴って前記係合
    部が前記規制部の下側から横方向に退くように、前記係
    合部と前記規制部とを連係配置することで前記上昇規制
    手段を構成してある請求項1に記載のコンバインの穀粒
    排出装置。
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