JP4589076B2 - コンバインの穀粒搬出構造 - Google Patents
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請求項1に係る発明の特徴構成は、グレンタンク内の貯留穀粒を機外に排出する穀粒搬出装置を、穀粒排出口を備えた横搬送装置と、その横搬送装置を支持する縦搬送装置とを備えて構成し、前記横搬送装置を運転操縦部の上方位置での格納状態に格納自在に構成するとともに、前記格納状態から前記横搬送装置を前記縦搬送装置に対して昇降及び旋回自在に構成し、前記横搬送装置を、前記縦搬送装置に連結支持された基端側横搬送装置部と、前記穀粒排出口を備えた先端側横搬送装置部とを備えて構成するとともに、前記先端側横搬送装置部を前記基端側横搬送装置部に横折れ自在に構成し、前記先端側横搬送装置部を横折れ状態にして前記基端側横搬送装置部に支持させその支持状態をロックするロック機構を設け、前記ロック機構から当該ロック機構を支持する支持ピンの軸芯方向に直交する水平向きに且つ前記運転操縦部に向けて取手を延出して運転者が前記運転操縦部から手を伸ばして前記取手を操作できるように構成するとともに、前記支持ピンの軸芯まわりでの前記取手の揺動操作により前記ロック機構のロック状態を解除できるように構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
請求項2に係る発明の特徴構成は、グレンタンク内の貯留穀粒を機外に排出する穀粒搬出装置を、穀粒排出口を備えた横搬送装置と、その横搬送装置を支持する縦搬送装置とを備えて構成し、前記横搬送装置を運転操縦部の上方位置での格納状態に格納自在に構成するとともに、前記格納状態から前記横搬送装置を前記縦搬送装置に対して昇降及び旋回自在に構成し、前記横搬送装置を、前記縦搬送装置に連結支持された基端側横搬送装置部と、前記穀粒排出口を備えた先端側横搬送装置部とを備えて構成するとともに、前記先端側横搬送装置部を前記基端側横搬送装置部に横折れ自在に構成し、前記先端側横搬送装置部を横折れ状態にして前記基端側横搬送装置部に支持させその支持状態をロックするロック機構を設け、前記ロック機構のロック状態を解除することができる取手を前記ロック機構から前記運転操縦部に向けて延出し、運転者が前記運転操縦部から手を伸ばして前記取手を操作できるように構成し、前記取手をロックする方向に付勢する付勢機構を設けるとともに、前記取手を押し下げ操作することによって、前記ロック機構をロック解除可能に構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
請求項1及び2に係る発明では、ロック機構に取手を取り付けることによって、取手を運転操縦部に向けて延出することができ、この延出された取手を握って、運転操縦部においてもロック機構を解除操作できる。
本発明のうちの請求項3記載の発明では、前記先端側横搬送装置部を前記基端側横搬送装置部に対して横折れ揺動自在に構成するとともに、前記先端側横搬送装置部を揺動させるための姿勢変更レバーを設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、姿勢変更レバーによって先端側横搬送装置部を横折れ揺動自在に操作することができるので、先端側横搬送装置部に手を掛けて運転者がこの先端側横搬送装置部を揺動させる、というような操作形態を採る必要がない。
本発明のうちの請求項4記載の発明では、姿勢変更レバーを操作状態と格納状態とに切換可能に構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、姿勢変更レバー自体の姿勢を操作状態と格納状態とに切換ることができるので、非使用時においては格納姿勢に切り換えることによって、不測に姿勢変更レバーが操作されることはなく、作業者の意に反して先端側横搬送装置部がロック機構のロック力に抗して元の伸長状態に戻る方向に揺動することはない。
図1に示すように、稲・ 麦などの植立穀稈を刈り取り条毎に分草具7で分草し、引起装置1によって引き起こし処理するとともにバリカン形の刈取装置2によって刈り取り処理し、刈取り穀稈を縦搬送装置3によって機体後方側に搬送する刈取部4を、クローラ式走行装置5、キャビン6A付きの運転操縦部6、運転席6aの下方に位置するエンジンEを備える走行機体に昇降操作自在に連結し、前記刈取部4からの刈取り穀稈を脱穀処理する脱穀装置8、この脱穀装置8からの脱穀粒を揚穀装置38によって持ち上げ、グレンタンク9の上部開口部を通して送り込まれる穀粒を貯留するグレンタンク9を前記走行機体に設けるとともに、前記グレンタンク9の底部内に位置する底スクリュー11を備える穀粒搬出装置10によって、グレンタンク9から穀粒を取り出すように構成して、コンバインを構成してある。
以上、係合枠22Cと被係合片13cとトーションバネ18とで、先端側横スクリューコンベア部13Bを基端側横スクリューコンベア部13Aに横折れ支持するロック機構Lを構成する。
図6に示すように、取手19は係合枠22Cを付勢するトーションバネ18によって略水平状態に維持されており、その状態から押し下げ操作されてロック機構Lのロック状態を解除すべく下向きに揺動する。
この参考形態では、上記実施形態で示したロック機構Lを解除する取手19の代わりにロック解除レバー27を姿勢変更レバー23に設置する点が異なっている。そこで、その異なる点だけを説明する。
図10及び図11に示すように、基端側横スクリューコンベア部13Aから横側方に延出した前記ブラケット21に第1支持ピン22Aを支持して設け、この第1支持ピン22Aにボス22Bを外嵌合し、このボス22Bに一体回転するアーム22Eを延出する。
図10及び図11に示すように、アーム22Eの先端に連係用のインナーワイヤ26a端を連結してある。アーム22Eの下方でブラケット21にアウターワイヤ26b端を取り付け固定してあり、インナーワイヤ26aとアウターワイヤ26bとでロック解除用のワイヤ機構26を構成してある。
(1) 縦搬送装置12、横搬送装置13ともに、スクリュー型だけでなく、バケット型、スプリング型等の搬送形態を採用できる。
(2) 運転操縦部6としては、キャビン6Aを特に備えなくてもよい。
9 グレンタンク
10 穀粒搬出装置
12 縦搬送装置
13 横搬送装置
13A 基端側横搬送装置部
13B 先端側横搬送装置部
13c 穀粒排出口
18 付勢機構
19 取手
22A 第1支持ピン(支持ピン)
23 姿勢変更レバー
L ロック機構
Claims (4)
- グレンタンク内の貯留穀粒を機外に排出する穀粒搬出装置を、穀粒排出口を備えた横搬送装置と、その横搬送装置を支持する縦搬送装置とを備えて構成し、前記横搬送装置を運転操縦部の上方位置での格納状態に格納自在に構成するとともに、前記格納状態から前記横搬送装置を前記縦搬送装置に対して昇降及び旋回自在に構成し、前記横搬送装置を、前記縦搬送装置に連結支持された基端側横搬送装置部と、前記穀粒排出口を備えた先端側横搬送装置部とを備えて構成するとともに、前記先端側横搬送装置部を前記基端側横搬送装置部に横折れ自在に構成し、前記先端側横搬送装置部を横折れ状態にして前記基端側横搬送装置部に支持させその支持状態をロックするロック機構を設け、前記ロック機構から当該ロック機構を支持する支持ピンの軸芯方向に直交する水平向きに且つ前記運転操縦部に向けて取手を延出して運転者が前記運転操縦部から手を伸ばして前記取手を操作できるように構成するとともに、前記支持ピンの軸芯まわりでの前記取手の揺動操作により前記ロック機構のロック状態を解除できるように構成してあるコンバインの穀粒搬出構造。
- グレンタンク内の貯留穀粒を機外に排出する穀粒搬出装置を、穀粒排出口を備えた横搬送装置と、その横搬送装置を支持する縦搬送装置とを備えて構成し、前記横搬送装置を運転操縦部の上方位置での格納状態に格納自在に構成するとともに、前記格納状態から前記横搬送装置を前記縦搬送装置に対して昇降及び旋回自在に構成し、前記横搬送装置を、前記縦搬送装置に連結支持された基端側横搬送装置部と、前記穀粒排出口を備えた先端側横搬送装置部とを備えて構成するとともに、前記先端側横搬送装置部を前記基端側横搬送装置部に横折れ自在に構成し、前記先端側横搬送装置部を横折れ状態にして前記基端側横搬送装置部に支持させその支持状態をロックするロック機構を設け、前記ロック機構のロック状態を解除することができる取手を前記ロック機構から前記運転操縦部に向けて延出し、運転者が前記運転操縦部から手を伸ばして前記取手を操作できるように構成し、
前記取手をロックする方向に付勢する付勢機構を設けるとともに、前記取手を押し下げ操作することによって、前記ロック機構をロック解除可能に構成してあるコンバインの穀粒搬出構造。 - 前記先端側横搬送装置部を前記基端側横搬送装置部に対して横折れ揺動自在に構成するとともに、前記先端側横搬送装置部を揺動させるための姿勢変更レバーを設けてある請求項1または2記載のコンバインの穀粒搬出構造。
- 前記姿勢変更レバーを操作状態と格納状態とに切換可能に構成してある請求項3記載のコンバインの穀粒搬出構造。
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2004
- 2004-10-15 JP JP2004301540A patent/JP4589076B2/ja active Active
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