JPH11308563A - デジタル電子スチルカメラ - Google Patents

デジタル電子スチルカメラ

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JPH11308563A
JPH11308563A JP10110755A JP11075598A JPH11308563A JP H11308563 A JPH11308563 A JP H11308563A JP 10110755 A JP10110755 A JP 10110755A JP 11075598 A JP11075598 A JP 11075598A JP H11308563 A JPH11308563 A JP H11308563A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮率を変更してもよい画像圧縮データに対
して確実に圧縮率が操作できる操作性に富んだデジタル
電子スチルカメラを実現すること。 【解決手段】 被写体からの反射光を被写体光像として
撮像素子の撮像面上に結像するレンズ光学系と、このレ
ンズ光学系によって結像された被写体光像をアナログ画
像信号に変換する撮像素子を備えた撮像手段と、アナロ
グ画像信号を処理するアナログ信号処理手段と、アナロ
グ画像信号をデジタル画像信号に変換するアナログ・デ
ジタル変換手段と、デジタル画像信号を圧縮または伸張
するデジタル圧縮・伸張手段と、メモリに格納された圧
縮画像データで圧縮率を変更できる画像管理手段を備え
たデジタル電子スチルカメラにおいて、画像管理手段
が、要求に応じて、圧縮率を変更したくない圧縮画像デ
ータに対して、圧縮率変更を禁止する圧縮プロテクト処
理を実行するように構成されている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スチルカメラ
に関し、特に、撮影画像を圧縮して記録する機能を備え
た電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のデジタル電子スチルカメラ
としては、例えば、特開平8−32912号公報に示す
ようなものがある(第1従来技術)。
【0003】第1従来技術のデジタル電子スチルカメラ
は、記録媒体に実際に記録可能な枚数分を超える連写枚
数を設定した場合には、記録媒体に記録する前段に設け
てあるメモリなどの一時記憶媒体にその容量の許容範囲
内で一時的に記録することによって、実際に撮れる連写
枚数を増やすことが出来るようにするため、連写枚数を
あらかじめ設定できる連写機能付き電子スチルカメラで
あって、記録媒体の実記録可能枚数を超える連写枚数の
設定を行った時には、メモリ容量の許す限り、その実記
録可能枚数を超えた記録分を、一時的にメモリに保持す
る機能を備えた連写機能付き電子スチルカメラである。
【0004】このような構成により、実記録可能枚数を
超えた連写の後半は、記録媒体の前段に設けてある一時
記憶媒体(メモリ)に確保できることが開示されてい
る。
【0005】また第1従来技術のデジタル電子スチルカ
メラは、一部記録済みのフロッピーディスクに記録する
場合には、残り空きトラック群の中から、予め設定した
連写枚数が途切れることなく記録できるように、連続記
録可能なトラック群を選択し、かつその中から最も小さ
いトラック群を選択して、そのトラック群に連写記録す
る機能を備えている。このような構成により、操作者が
連写しようとするとき、連写枚数を設定し、連写開始時
にレリーズボタンをただ一回押すだけで、設定した枚数
だけ連写が実行され、連写記録画像は、連続したトラッ
クに記録できることが開示されている。また第1従来技
術のデジタル電子スチルカメラは、一回の撮影動作のみ
で任意の複数枚分の映像を記憶することの出来る連写枚
数設定モードと、連写する時間間隔を任意の長さに設定
する連写間隔設定モードとを備えている。このような構
成により、操作者が連写しようとするとき、連写枚数を
設定し、連写開始時にレリーズボタンをただ一回押すだ
けで、設定した枚数だけ連写を実行できることが開示さ
れている。
【0006】また第1従来技術のデジタル電子スチルカ
メラは、一回の撮影動作のみで、任意の複数枚分の映像
を記憶することの出来る連写枚数設定モードと、連写間
隔を任意に可変できる連写間隔設定モードとを備え、カ
メラ内の記憶手段に画像データが記憶されると同時にそ
の旨を表示する表示手段と連写枚数を表示する表示手段
とを備えている。このような構成により、操作者が連写
しようとするとき、連写枚数を設定し、連写開始時にレ
リーズボタンをただ一回押すだけで、設定した枚数だけ
連写を実行し、記憶手段に一枚一枚記憶される度に、表
示手段により表示できることが開示されている。
【0007】また第1従来技術のデジタル電子スチルカ
メラは、マルチ画面出力機構により、一回の連写動作で
撮影したコマ数のみをマルチ画面表示するモードを備え
た連写機能付き電子スチルカメラを提案する。このよう
な構成により、一回の連写に使った記録トラックをグル
ープ化し、その情報をキュートラックに記録できること
が開示されている。
【0008】しかしながら、第1従来技術のデジタル電
子スチルカメラは、画像データ圧縮後画像圧縮データの
まま圧縮率を変えることは困難であった。このため、ユ
ーザーはメモリがいっぱいになったとき、あと1枚撮り
たくてもあきらめるか、いままで撮ったデータを検索し
て消していいものを探し出し、それを消してから撮らな
くてはならないという問題点があった。
【0009】このような第1従来技術のデジタル電子ス
チルカメラの問題点を解決することを目的としたデジタ
ル電子スチルカメラとしては、例えば、特開平9−27
912号公報に示すようなものがある(第2従来技
術)。
【0010】第2従来技術のデジタル電子スチルカメラ
は、入力データを圧縮データストリームに符号化する符
号化装置であって、ピラミッド分割により入力データを
複数の係数へ変換する可逆ウエーブレットフィルタ、可
逆ウエーブレットフィルタと結合され、複数の係数を順
序付けしかつ複数係数の各係数内の2進値を順序付け
し、複数の係数に応じて埋め込み符号ストリームを生成
する順序付け及びモデリング機構、及び順序付け及びモ
デリング機構と結合され、埋め込み符号ストリームを2
元エントロピー符号化して圧縮データストリームを発生
する2元バイナリー符号化器を具備していた。
【0011】符号化装置は、ピラミッド分割により入力
データを複数の係数へ変換する可逆ウエーブレットフィ
ルタと、可逆ウエーブレットフィルタと結合され、複数
の係数に応じて埋め込み符号ストリームを生成し、複数
の係数を順序付けし、かつ複数係数の各係数内の2進値
を順序付けする順序付け及びモデリング機構と、順序付
け及びモデリング機構と結合され、埋め込み符号ストリ
ームを2元エントロピー符号化して圧縮データストリー
ムを発生する2元バイナリー符号化器とを具備する構成
とされる。
【0012】また、符号化装置は、入力データを複数の
係数に変換する可逆ウエーブレットフィルタと、可逆ウ
エーブレットフィルタと結合され、複数の係数に対し埋
め込み符号化を行ってビットストリームを生成する埋め
込み符号化器と、埋め込み符号化器と結合され、ビット
ストリームに対しエントロピー符号化を行って符号化デ
ータを生成するエントロピー符号化器と、固定サイズの
メモリへの圧縮データの格納を制御するための通信路マ
ネージャを具備し、通信路マネージャは圧縮データを有
意性レベルに分類し、十分なバンド幅が利用できるなら
ば全てのデータを伝送し、そうでなければ有意性の低い
データを捨て有意性の高いデータだけを伝送する構成と
されることが開示されている。
【0013】また、符号化装置は、入力データを複数の
係数に変換する可逆ウエーブレットフィルタと、可逆ウ
エーブレットフィルタと結合され、複数の係数に対し埋
め込み符号化を行ってビットストリームを生成する埋め
込み符号化器と、埋め込み符号化器に結合され、ビット
ストリームに対しエントロピー符号化を行って符号化デ
ータを生成するエントロピー符号化器と、エントロピー
符号化器と結合され、符号化データを固定サイズのセグ
メントに分割する通信路マネージャを具備し、各固定サ
イズセグメントは当セグメント内の最高有意性データの
表示を含む構成とされることが開示されている。
【0014】また、符号化装置は、可変数レベルのピラ
ミッド分割によって入力データを複数の係数に変換する
可逆ウエーブレットフィルタと、可逆ウエーブレットフ
ィルタが複数の係数の計算中に情報を記憶するために利
用する、可逆ウエーブレットフィルタに結合された固定
サイズのメモリと、可逆ウエーブレットフィルタ及び固
定サイズのメモリと結合され、メモリの固定サイズに基
づいてレベル数を選択する制御機構と、可逆ウエーブレ
ットフィルタ及び固定サイズのメモリと結合され、複数
の係数に応じて埋め込み符号ストリームを生成するもの
で、複数の係数を順序付けしかつ複数係数の各係数内の
2進値を順序付けする順序付け及びモデリング機構と、
順序付け及びモデリング機構と結合され、埋め込み符号
ストリームを2元エントロピー符号化して圧縮データス
トリームを生成する2元エントロピー符号化器とを具備
する構成とされることが開示されている。
【0015】これにより、第2従来技術のデジタル電子
スチルカメラでは、画像圧縮データで圧縮率が操作で
き、画像データを消すことなく一度いっぱいになったメ
モリに空間を作って新たにデータを取り込む技術が出て
きた。この技術は圧縮するときに、画像データを重要度
の高い成分と低い成分に段階的に分けられるように圧縮
し、圧縮後必要に応じてある段階でデータを切り捨てる
ことにより、画像圧縮データを小さくする(つまり圧縮
率を上げる)ことができるとされている。
【0016】例えば、第2従来技術のデジタル電子スチ
ルカメラにおいて、図7(a)に示すように、1つの画
像圧縮データがランクA,B,C,Dのようにランク分
けされていたとする(重要度はAのほうが高い。図7
(a)の長方形はメモリ空間を表している)。何かの用
途でこのメモリ空間の一部を空(何も記憶されていない
状態)にしたいとする。画像圧縮データはランクA,
B,C,Dの4つのランクに分かれているため重要度の
低いランクDとランクCをカット(記憶を消去)するこ
とにより、図7(b)に示すように、その部分が空にな
る。もちろん画像データはランクの高いランクAとラン
クBが残っているので無くならない(画像データのデー
タ量は少なくなるが)。ここに新たな画像データを書き
込むことができる。
【0017】図8(a),(b)は、複数枚の画像圧縮
データの説明図である。説明しやすいように4つの画像
データとランクA,B,C,Dの4つのランクにしてあ
る。図8の長方形はメモリ空間を表している。
【0018】例えば、第2従来技術のデジタル電子スチ
ルカメラのメモリが、図8(a)のメモリ空間の状態の
ようにいっぱいの状態(画像圧縮データ1A〜1D、画
像圧縮データ2A〜2D、画像圧縮データ3A〜3D、
画像圧縮データ4A〜4Dによってメモリ空間の記憶容
量が全て占有されている状態、すなわち、空きメモリゼ
ロ状態)だったとする。
【0019】このとき、メモリはいっぱいの状態である
ため、通常、もう画像圧縮データを取り込むことができ
ない。このような状態から更に画像圧縮データを取り込
む方法としては、例えば、画像圧縮データの部分をすべ
て消して空状態を生成し、この空になったところ(メモ
リアドレス)に新しい画像圧縮データを取り込むことが
考えられる。
【0020】しかしながら、第2従来技術のデジタル電
子スチルカメラの技術を用いれば、画像圧縮データの部
分も残したい場合には、例えば、画像圧縮データ1(1
A〜1D)〜4(4A〜4D)の画質を多少落として画
像圧縮データのデータ量を少なくするために、図8
(b)に示すように、画像圧縮データ1(1A〜1D)
〜4(4A〜4D)のうちランクDの画像圧縮データを
消す処理を実行し、空状態となった画像圧縮データのア
ドレスに新たな画像圧縮データを取り込むことが可能と
なる。
【0021】この技術を用いれば、前述した第1従来技
術のデジタル電子スチルカメラにおける課題を解決する
ことができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな第2従来技術のデジタル電子スチルカメラでは、圧
縮率を変更したくない圧縮画像データと圧縮率を変更し
てもよい圧縮画像データとがメモリ上に混在していた場
合、圧縮率を変更したくない圧縮画像データに対して誤
って圧縮率を変更してしまうという問題点があった。
【0023】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、圧縮率を変更したく
ない圧縮画像データと圧縮率を変更してもよい圧縮画像
データとがメモリ上に混在していた場合であっても、圧
縮率を変更したくない圧縮画像データに対して誤って圧
縮率を変更してしまうようなケースを回避でき、圧縮率
を変更してもよい画像圧縮データに対して確実に圧縮率
が操作できる操作性に富んだデジタル電子スチルカメラ
を実現することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
成された請求項1に記載の発明は、被写体からの反射光
を被写体光像として撮像素子の撮像面上に結像するレン
ズ光学系と、このレンズ光学系によって結像された被写
体光像をアナログ画像信号に変換する撮像素子を備えた
撮像手段と、アナログ画像信号を処理するアナログ信号
処理手段と、アナログ画像信号をデジタル画像信号に変
換するアナログ・デジタル変換手段と、デジタル画像信
号を圧縮または伸張するデジタル圧縮・伸張手段と、メ
モリに格納された圧縮画像データで圧縮率を変更できる
画像管理手段を備えたデジタル電子スチルカメラにおい
て、前記画像管理手段が、要求に応じて、前記圧縮率を
変更したくない前記圧縮画像データに対して、圧縮率変
更を禁止する圧縮プロテクト処理を実行するように構成
されていることを特徴とするデジタル電子スチルカメラ
である。
【0025】請求項1に記載の発明によれば、圧縮率を
変更したくない圧縮画像データに非圧縮率変更の圧縮プ
ロテクト処理をかけられるので、誤って圧縮率を変更す
ることがなくなる。
【0026】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のデジタル電子スチルカメラにおいて、前記圧縮プ
ロテクト処理は、圧縮率変更を禁止する前記画像圧縮デ
ータの先頭に、圧縮率変更が禁止されていることを意味
する記号であるプロテクトマーカーを書き込む処理を含
むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル電子スチ
ルカメラである。
【0027】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、ユーザーが画像の画質は絶対に
落としたくないと考えた画像に対して圧縮プロテクト処
理をかけることができるようになる。このとき、圧縮プ
ロテクト処理は、画像圧縮データの一番最初(先頭アド
レス)にプロテクトマーカーをつけている。このように
プロテクトマーカーがつけられた画像圧縮データは、圧
縮率変更が無効化されるので、誤って大事な画像の画質
を落としたり消したりすることがなくなる。すなわち、
プロテクトマーカーがつけられた画像圧縮データは、圧
縮率変更が効かなくなり、誤って大事な画像の画質を落
としたり消したりすることがなくなる。
【0028】また請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載のデジタル電子スチルカメラにおいて、前記画像管
理手段が、前記圧縮プロテクト処理の実行下にある前記
圧縮画像データを除く前記圧縮画像データに対して自動
的に前記圧縮率を変えていく優先順位付き圧縮率変更処
理を実行するように構成されているデジタル電子スチル
カメラである。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の効果に加えて、圧縮率を変える順序は、所定数
の優先順位設定モードからユーザーが選択できるように
なっているので、選択された優先順位に従って画像圧縮
データを消すことができるようになる。その結果、圧縮
プロテクト処理している圧縮画像データを除いて、自動
的に圧縮率を変えていくことができるので、ユーザーが
いちいち画像を探さなくてもよくなる。更に加えて、こ
うして得られたメモリ空間には新たなデータを書き込む
ことができるようになる。
【0030】また請求項4に記載の発明は、請求項3に
記載のデジタル電子スチルカメラにおいて、前記画像管
理手段が、ユーザーからの要求に応じて、前記圧縮率変
更可能な前記圧縮画像データに対して優先順位を設定す
る優先順位設定モードを実行すると共に、当該設定され
た優先順位に従った前記優先順位付き圧縮率変更処理を
実行するように構成されているデジタル電子スチルカメ
ラである。
【0031】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の効果に加えて、画像圧縮データの一番最初(先
頭アドレス)に優先順位マーカーをつけることにより、
ユーザーが自由に優先順位をつけられるようになる。そ
の結果、圧縮率変更可能な圧縮画像データに優先順位が
つけられるので、ユーザーの希望する順番通りに圧縮率
を変えることが可能となる。
【0032】また請求項5に記載の発明は、請求項1に
記載のデジタル電子スチルカメラにおいて、前記画像管
理手段が、前記圧縮率変更後に空きのできたメモリ領域
を自動的に詰めるメモリ整理処理を実行するように構成
されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
デジタル電子スチルカメラである。
【0033】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、画像圧縮データがメモリ空間上
で自動的に詰められるようになっているので、特にディ
スクメモリなどメカ的なメモリにはアクセス時間の短縮
が期待できるようになる。その結果、ユーザーが画像メ
モリがまだいっぱいにならない時点でメモリをできるだ
け多く残しておきたいと考えたときに、画質を落とす操
作が可能となり、新たに画像を書き込むとき、メモリの
空き空間はまとまって空いていたほうがそのアクセス時
間が短縮されるため、書き込む時間や読み出す時間が短
縮できるようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】本実施形態のデジタル電子スチル
カメラ10は、レンズ光学系、撮像手段、アナログ信号
処理手段、アナログ・デジタル変換手段、デジタル圧縮
・伸長手段、画像管理手段を備えている。
【0035】レンズ光学系は、被写体からの反射光を被
写体光像として撮像素子の撮像面上に結像する機能を有
し、レンズ101を中心とするハードウェア構成となっ
ている。
【0036】撮像手段は、レンズ光学系によって結像さ
れた被写体光像をアナログ画像信号に変換する撮像素子
102(後述)を備えている。
【0037】アナログ信号処理手段は、アナログ画像信
号を処理する機能を有し、後述するアナログ部103を
中心とするハードウェア構成となっている。
【0038】アナログ・デジタル変換手段は、アナログ
画像信号をデジタル画像信号に変換する機能を有し、後
述するA/D変換器104を中心とするハードウェア構
成となっている。
【0039】デジタル圧縮・伸張手段は、デジタル画像
信号を圧縮または伸張する機能を有し、後述する圧縮伸
長部105を中心とするハードウェア構成となってい
る。
【0040】画像管理手段は、メモリに格納された圧縮
画像データで圧縮率Rcを変更できる機能を有し、後述
する圧縮伸長部105によって実現されている。
【0041】具体的なデジタル電子スチルカメラ10
は、図6に示すようにレンズ101(レンズ光学系)を
通し、撮像素子102(撮像手段)によって得られた画
像信号をアナログ部103(アナログ信号処理手段)で
アナログ信号処理し、A/D変換器104(アナログ・
デジタル変換手段)によってデジタル画像信号104a
に変換し、以後の圧縮伸長部105(デジタル圧縮・伸
張手段)においてデータ圧縮が行われて画像圧縮データ
105aが生成され、メモリ107に画像圧縮データ1
05aが蓄積される。モニタ106は、入力部11から
得られた画像を液晶ディスプレイなど表示し、レリーズ
ボタン108によってメモリ107に蓄積される画像が
取り込むように構成されているこのようなハードウェア
構成のデジタル電子スチルカメラ10は、圧縮率Rcを
変更したくない圧縮画像データに圧縮率Rcの変更がで
きないようにする圧縮プロテクト処理をかけられること
と、圧縮プロテクト処理している圧縮画像データを除い
て自動的に圧縮率Rcを変えていく優先順位付き圧縮率
Rcの変更処理、圧縮率Rcの変更可能な圧縮画像データ
にユーザーが優先順位をつけられる優先順位付き圧縮率
Rcの変更処理、圧縮率Rcの変更後の空きのできたメモ
リ領域を自動的に詰めるメモリ整理処理を実行する点に
特徴を有している。
【0042】本実施形態における以下の説明では、説明
の便宜上、画像(画像圧縮データ105a)は4つと
し、各々を4つの画像圧縮データ105a−1,画像圧
縮データ105a−2,画像圧縮データ105a−3,
画像圧縮データ105a−4と名付ける。画像圧縮デー
タ105a−1は、1A,1B,1C,1Dのメモリ空
間を占有し、画像圧縮データ105a−2は、2A,2
B,2C,2Dのメモリ空間を占有し、画像圧縮データ
105a−3は、3A,3B,3C,3Dのメモリ空間
を占有し、画像圧縮データ105a−4は、4A,4
B,4C,4Dのメモリ空間を占有しているとする。こ
こで、1A,1B,1C,1D,2A,2B,2C,2
D,3A,3B,3C,3D,4A,4B,4C,4D
の各々は、メモリ107のメモリ空間の記憶単位、具体
的には、単位ワードを意味している。一方、一つの画像
圧縮データは4つのランクにランク分けされているとす
る。
【0043】図1は、圧縮プロテクト処理を説明するた
めのメモリマップである。
【0044】画像管理手段が、ユーザ要求に応じて、圧
縮率Rcを変更したくない圧縮画像データに対して、圧
縮率Rcの変更を禁止する圧縮プロテクト処理を実行す
るように構成されている点に特徴を有している。
【0045】更に加えて、本実施形態のデジタル電子ス
チルカメラ10で実行される圧縮プロテクト処理は、圧
縮率Rcの変更を禁止する画像圧縮データの先頭に、圧
縮率Rcの変更が禁止されていることを意味する記号で
あるプロテクトマーカー12(網部)を書き込む処理を
含む点に特徴を有している。
【0046】図1において、大きな長方形(外枠)は画
像圧縮データ105aを保存するためのメモリ空間を表
しており、太線は、4つの画像圧縮データ105aの各
々のメモリ空間の区切り、細線は各画像圧縮データ10
5a内のランクの区切りを示している。
【0047】図1では説明しやすいように、4つ(1〜
4)の画像圧縮データ105aを示し、重要度を意味す
るランクをランクA,B,C,Dの4段階にしてある。
そこで、4つの画像圧縮データ105aを、順に、画像
圧縮データ105a−1,画像圧縮データ105a−
2,画像圧縮データ105a−3,画像圧縮データ10
5a−4とする。
【0048】例えば、ユーザーが、4つの画像圧縮デー
タ105a−1,画像圧縮データ105a−2,画像圧
縮データ105a−3,画像圧縮データ105a−4の
うち、1と2の画像(画像圧縮データ105a−1と画
像圧縮データ105a−2)の画質は絶対に落としたく
ない(最初にメモリ107に書き込んだ画像圧縮データ
105aの圧縮率Rcを変えたくないこと)と考えたと
する。
【0049】このとき、ユーザーは、例えば、1と2の
画像(画像圧縮データ105a−1と画像圧縮データ1
05a−2)に圧縮プロテクト処理を実行できる。
【0050】ここで、圧縮プロテクト処理は、画像圧縮
データ105aの一番最初(先頭アドレス)にプロテク
トマーカー12(網部)をつけることにより達成され
る。このようにプロテクトマーカー12(網部)がつけ
られた画像圧縮データ105a(具体的には、画像圧縮
データ105a−1や画像圧縮データ105a−2)
は、圧縮率Rcの変更が効かなくなり、誤って大事な画
像(具体的には、画像圧縮データ105a−1や画像圧
縮データ105a−2)の画質を落としたり消したりす
ることがなくなる。
【0051】これにより、圧縮率Rcを変更したくない
圧縮画像データに圧縮率Rcの変更ができないようにす
る圧縮プロテクト処理をかけられるので、誤って圧縮率
Rcを変更することがなくなる。具体的には、ユーザー
が画像の画質は絶対に落としたくない(低下させたくな
い)と考えた画像(具体的には、画像圧縮データ105
a−1や画像圧縮データ105a−2)に対して圧縮プ
ロテクト処理をかけることができるようになる。このと
き、圧縮プロテクト処理は、画像圧縮データの一番最初
(先頭アドレス)にプロテクトマーカー12(網部)を
つけている。このようにプロテクトマーカー12(網
部)がつけられた画像圧縮データは、圧縮率Rcの変更
が無効化されるので、誤って大事な画像(具体的には、
画像圧縮データ105a−1や画像圧縮データ105a
−2)の画質を落としたり消したりすることがなくな
る。すなわち、プロテクトマーカー12(網部)がつけ
られた画像圧縮データは、圧縮率Rcの変更が効かなく
なり、誤って大事な画像の画質を落としたり消したりす
ることがなくなる。
【0052】図2は、圧縮プロテクト処理データ以外の
画像圧縮データ105aに対し、自動的に圧縮率Rcを
変える優先順位付き圧縮率Rcの変更処理を説明するた
めのメモリマップである。
【0053】本実施形態では、画像管理手段が、圧縮プ
ロテクト処理の実行下にある圧縮画像データを除く圧縮
画像データに対して自動的に圧縮率Rcを変えていく優
先順位付き圧縮率Rcの変更処理を実行する。
【0054】圧縮率Rcを変える順序は、本実施形態で
は、“新しいデータほど優先順位が低い”と“古いデー
タほど優先順位が低い”という2つの優先順位設定モー
ドからユーザーが選択できるようになっている。
【0055】例えば、4つの画像圧縮データ105a−
1,画像圧縮データ105a−2,画像圧縮データ10
5a−3,画像圧縮データ105a−4の順で今、画像
圧縮データ105a−1が一番古いデータで、ユーザー
が“新しいデータほど優先順位が低い”とする優先順位
設定モードを選んだとする(ただし画像圧縮データ10
5a−2は圧縮プロテクト処理されているデータとす
る)。
【0056】この場合には、図2に結果を示してあるよ
うに、メモリ空間4D→メモリ空間3D→メモリ空間1
D→メモリ空間4Cの順でデータを消していく(実際に
は同時に消しても良い)。こうして得られたメモリ空間
に新たなデータを書き込む。
【0057】これにより、圧縮率Rcを変える順序は、
所定数の優先順位設定モードからユーザーが選択できる
ようになっているので、選択された優先順位に従って画
像圧縮データを消すことができるようになる。その結
果、圧縮プロテクト処理している圧縮画像データを除い
て、自動的に圧縮率Rcを変えていくことができるの
で、ユーザーがいちいち画像を探さなくてもよくなる。
更に加えて、こうして得られたメモリ空間には新たなデ
ータを書き込むことができるようになる。
【0058】図3は、優先順位付き圧縮率Rcの変更処
理の他の実施形態を説明するためのメモリマップであ
る。
【0059】本実施形態の画像管理手段が、ユーザーか
ら要求に応じて、圧縮率Rcの変更可能な圧縮画像デー
タに対して優先順位を設定する優先順位設定モードを実
行すると共に、設定された優先順位に従った優先順位付
き圧縮率Rcの変更処理を実行するように構成されてい
る点に特徴を有している。
【0060】通常の画像圧縮データ105aを保存する
メモリ107以外に、画像1枚分(画像圧縮データ10
5aで)に相当するメモリ1071を持たせた例であ
る。
【0061】このメモリ1071は通常の画像圧縮メモ
リ107がいっぱいになり、あと1枚撮りたいと思った
ときに使うために用意した補助的な記憶手段で、通常は
使われていない。
【0062】ユーザーがあと1枚撮りたいと思って撮っ
たデータは、このメモリ1071に一時保存される。そ
の後(または同時に)この保存された画像圧縮データ1
05aのデータサイズを測定し、通常の画像圧縮データ
105aメモリ上ではそれに必要なサイズ分のメモリ空
間を自動的に空にする。
【0063】図3(a)は追加する画像圧縮データ10
5aのデータサイズが4つ分の空部分が必要な例で、図
3(b)は追加する画像圧縮データ105aのデータサ
イズが3つ分の空部分が必要な例である。
【0064】図4は、各画像圧縮データ105aにユー
ザーが自由に優先順位をつけられる優先順位付き圧縮率
Rcの変更処理を説明するためのメモリマップである。
【0065】図4では、優先順位マーカー13には、
、、、の順で優先順位がつけてあり、優先順位
マーカーのほうが、優先順位マーカーよりも優先順
位が高い。
【0066】優先順位は、画像圧縮データ105aの一
番最初(先頭アドレス)に優先順位マーカー13をつけ
ることにより達成される。
【0067】このように優先順位マーカー13がつけら
れた画像圧縮データ105aは、優先順位の低いメモリ
空間、具体的には、メモリ空間2D→メモリ空間4D→
メモリ空間3D→メモリ空間1D→メモリ空間2C→メ
モリ空間4C→……の順で圧縮率が変更される。
【0068】これにより、画像圧縮データの一番最初
(先頭アドレス)に優先順位マーカー13をつけること
により、ユーザーが自由に優先順位をつけられるように
なる。その結果、圧縮率Rcの変更可能な圧縮画像デー
タに優先順位がつけられるので、ユーザーの希望する順
番通りに圧縮率Rcを変えることが可能となる。
【0069】図5(a),(b)は圧縮率Rcの変更後
の空きのできたメモリ領域を自動的に詰めるメモリ整理
処理を説明するためのメモリマップである。
【0070】画像管理手段が、圧縮率Rcの変更後に空
きのできたメモリ領域を自動的に詰めるメモリ整理処理
を実行するように構成されている点に特徴を有してい
る。
【0071】例えば、図5(a),(b)に示すよう
に、ユーザーが画像メモリ107がまだいっぱいになら
ない時点で、画質を落としてもよいからメモリ107を
できるだけ多く残しておきたいと考えたとき、画質を落
とす操作が可能になる。従って、新たに画像を書き込む
とき、メモリ107の空き空間はまとまって空いていた
ほうがそのアクセス時間が短縮されるため書き込む時間
や読み出す時間が短縮される。
【0072】このため、画像圧縮データ105aはメモ
リ空間上で自動的に詰められるようになっている。これ
はディスクメモリなどメカ的なメモリ107には特に有
効である。
【0073】これにより、画像圧縮データがメモリ空間
上で自動的に詰められるようになっているので、特にデ
ィスクメモリなどメカ的なメモリにはアクセス時間の短
縮が期待できるようになる。その結果、ユーザーが画像
メモリがまだいっぱい(メモリフル状態)にならない時
点でメモリをできるだけ多く残しておきたいと考えたと
き、画質を落とす操作が可能となり、新たに画像を書き
込むとき、メモリの空き空間はまとまって空いていたほ
うがそのアクセス時間が短縮されるため、書き込む時間
や読み出す時間が短縮できるようになる。
【0074】なお、本実施形態では、説明のしやすいよ
うに、便宜上、画像(画像圧縮データ105a)は4つ
とし、ランクを4つに設定したが、実用上は、画像、ラ
ンクとも、もっと多くなることは言うまでもない。ま
た、説明しやすいように、メモリ107内に記憶されて
いるデータを消してメモリ107の一部を空にしてから
新しい画像圧縮データ105aを書き込むとしたが、こ
れに特に限定されることなく、メモリ107内に記憶さ
れているデータに対して上書きしてもよいことは言うま
でもない。
【0075】図1や図4に示した実施形態の説明では、
画像圧縮データ105aの一番最初(先頭アドレス)に
プロテクトマーカー12(網部)や優先順位マーカー1
3をつけると述べたが、特に一番最初(先頭アドレス)
である必要はない。また、メモリ空間をあらかじめ画像
ごとに区切っておき、その決まった位置にプロテクトマ
ーカー12(網部)や優先順位用のメモリ空間を用意し
ておき、後で圧縮プロテクト処理または優先順位をかけ
たり解除したり、一度圧縮率Rcを変えた画像圧縮デー
タ105aにも圧縮プロテクト処理または優先順位をか
けたり解除したりしてもよいことは言うまでもない。
【0076】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、従来のデジタル電子スチルカメラ10では実現でき
なかった、画像圧縮データ105aの圧縮率Rcの変更
を簡単にかつより良い操作性で行うことができる。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、圧縮率
を変更したくない圧縮画像データに非圧縮率変更の圧縮
プロテクト処理をかけられるので、誤って圧縮率を変更
することがなくなる。
【0078】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、ユーザーが画像の画質は絶対に
落としたくないと考えた画像に対して圧縮プロテクト処
理をかけることができるようになる。このとき、圧縮プ
ロテクト処理は、画像圧縮データの一番最初(先頭アド
レス)にプロテクトマーカーをつけている。このように
プロテクトマーカーがつけられた画像圧縮データは、圧
縮率変更が無効化されるので、誤って大事な画像の画質
を落としたり消したりすることがなくなる。すなわち、
プロテクトマーカーがつけられた画像圧縮データは、圧
縮率変更が効かなくなり、誤って大事な画像の画質を落
としたり消したりすることがなくなる。
【0079】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の効果に加えて、圧縮率を変える順序は、所定数
の優先順位設定モードからユーザーが選択できるように
なっているので、選択された優先順位に従って画像圧縮
データを消すことができるようになる。その結果、圧縮
プロテクト処理している圧縮画像データを除いて、自動
的に圧縮率を変えていくことができるので、ユーザーが
いちいち画像を探さなくてもよくなる。更に加えて、こ
うして得られたメモリ空間には新たなデータを書き込む
ことができるようになる。
【0080】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の効果に加えて、画像圧縮データの一番最初(先
頭アドレス)に優先順位マーカー13をつけることによ
り、ユーザーが自由に優先順位をつけられるようにな
る。その結果、圧縮率変更可能な圧縮画像データに優先
順位がつけられるので、ユーザーの希望する順番通りに
圧縮率を変えることが可能となる。
【0081】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、画像圧縮データがメモリ空間上
で自動的に詰められるようになっているので、特にディ
スクメモリなどメカ的なメモリにはアクセス時間の短縮
が期待できるようになる。その結果、ユーザーが画像メ
モリがまだいっぱいにならない時点でメモリをできるだ
け多く残しておきたいと考えたときに、画質を落とす操
作が可能となり、新たに画像を書き込むとき、メモリの
空き空間はまとまって空いていたほうがそのアクセス時
間が短縮されるため、書き込む時間や読み出す時間が短
縮できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧縮プロテクト処理を説明するためのメモリマ
ップである。
【図2】圧縮プロテクト処理データ以外の画像圧縮デー
タに対し、自動的に圧縮率を変える優先順位付き圧縮率
の変更処理を説明するためのメモリマップである。
【図3】同図(a),(b)は、優先順位付き圧縮率R
cの変更処理の他の実施形態を説明するためのメモリマ
ップである。
【図4】各画像圧縮データにユーザーが自由に優先順位
をつけられる優先順位付き圧縮率の変更処理を説明する
ためのメモリマップである。
【図5】同図(a),(b)は、圧縮率Rcの変更後の
空きのできたメモリ領域を自動的に詰めるメモリ整理処
理を説明するためのメモリマップである。
【図6】本発明のデジタル電子スチルカメラの一実施形
態の基本構成図である。
【図7】同図(a)は、1つの画像圧縮データがランク
分けされていることを示す図であり、同図(b)は、重
要度の低いランクをカットした状態を示す図である。
【図8】同図(a),(b)は、複数枚の画像圧縮デー
タの説明図である。
【符号の説明】
10…デジタル電子スチルカメラ 101…レンズ(レンズ光学系) 102…撮像素子(撮像手段) 103…アナログ部(アナログ信号処理手段 104…A/D変換器(アナログ・デジタル変換手段) 105…圧縮伸長部(画像管理手段) 106…モニタ 107…メモリ 108…レリーズボタン 11…入力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの反射光を被写体光像として
    撮像素子の撮像面上に結像するレンズ光学系と、このレ
    ンズ光学系によって結像された被写体光像をアナログ画
    像信号に変換する撮像素子を備えた撮像手段と、アナロ
    グ画像信号を処理するアナログ信号処理手段と、アナロ
    グ画像信号をデジタル画像信号に変換するアナログ・デ
    ジタル変換手段と、デジタル画像信号を圧縮または伸張
    するデジタル圧縮・伸張手段と、メモリに格納された圧
    縮画像データで圧縮率を変更できる画像管理手段を備え
    たデジタル電子スチルカメラにおいて、 前記画像管理手段が、要求に応じて、前記圧縮率を変更
    したくない前記圧縮画像データに対して、圧縮率変更を
    禁止する圧縮プロテクト処理を実行するように構成され
    ていることを特徴とするデジタル電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記圧縮プロテクト処理は、圧縮率変更
    を禁止する前記画像圧縮データの先頭に、圧縮率変更が
    禁止されていることを意味する記号であるプロテクトマ
    ーカーを書き込む処理を含むことを特徴とする請求項1
    に記載のデジタル電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記画像管理手段が、前記圧縮プロテク
    ト処理の実行下にある前記圧縮画像データを除く前記圧
    縮画像データに対して自動的に前記圧縮率を変えていく
    優先順位付き圧縮率変更処理を実行するように構成され
    ていることを特徴とする請求項2に記載のデジタル電子
    スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記画像管理手段が、ユーザーからの要
    求に応じて、前記圧縮率変更可能な前記圧縮画像データ
    に対して優先順位を設定する優先順位設定モードを実行
    すると共に、当該設定された優先順位に従った前記優先
    順位付き圧縮率変更処理を実行するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載のデジタル電子スチ
    ルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記画像管理手段が、前記圧縮率変更後
    に空きのできたメモリ領域を自動的に詰めるメモリ整理
    処理を実行するように構成されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載のデジタル電子スチルカメラ。
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