JPH11308536A - Rfモジュレータの信号切換回路 - Google Patents

Rfモジュレータの信号切換回路

Info

Publication number
JPH11308536A
JPH11308536A JP10884598A JP10884598A JPH11308536A JP H11308536 A JPH11308536 A JP H11308536A JP 10884598 A JP10884598 A JP 10884598A JP 10884598 A JP10884598 A JP 10884598A JP H11308536 A JPH11308536 A JP H11308536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
modulator
signal
connection
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10884598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3513010B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Takeguchi
充広 竹口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10884598A priority Critical patent/JP3513010B2/ja
Publication of JPH11308536A publication Critical patent/JPH11308536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3513010B2 publication Critical patent/JP3513010B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】待機状態におけるRFモジュレータの消費電力
を0にする。 【解決手段】アンテナ入力11とテレビ出力12との接
続を開閉する第1のスイッチ回路21と、アンテナ入力
11とチューナ出力13との接続を開閉する第2のスイ
ッチ回路22と、モジュレータ入力14とテレビ出力1
2との接続を開閉する第3のスイッチ回路23とを備
え、第1のスイッチ回路21を、電力を消費しないとき
には接続を閉じる回路とし、第2のスイッチ回路22と
第3のスイッチ回路23とを、電力を消費しないときに
は接続を開く回路としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PAL信号やSE
CAM信号用のビデオカセットデッキ等に用いられるR
Fモジュレータに係り、より詳細には、電力を消費しな
い状態において、アンテナ入力端子に入力された信号
を、減衰させることなくテレビ出力端子に送出する信号
切換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカセットデッキ、ビデオディスク
再生装置、BS受信装置、パーソナルコンピュータ等に
設けられるRFモジュレータは、以下の機能を実行する
構成となっている。すなわち、映像信号および音声信号
を入力するための端子を備えていないテレビ受信機に対
し、内部において生成された映像信号と音声信号とを送
出するため、映像信号と音声信号とをテレビジョン放送
の信号形式と同形式の信号に変換して、テレビ受信機に
送出する。また、接続されたテレビ受信機がテレビジョ
ン放送を受信するときには、アンテナにより受信された
信号を、外部に接続されるテレビ受信機に送出する(ビ
デオカセットデッキである場合には、アンテナにより受
信された信号を、外部に接続されたテレビ受信機と内部
のチューナとに分配する)。
【0003】図4〜図6は、上記した機能を実行するた
め、従来技術として提案された構成を示している。
【0004】図4に示す構成は、RF・オフ・スルー・
スイッチ方式となっている。すなわち、アンテナ入力端
子1に導かれたRF信号を、バラン51を用いて2つの
RF信号に分配し、分配したRF信号の一方を、チュー
ナ出力端子3に導いている。また、分配した信号の他方
を、電子式スイッチ52のa接点に導いている。そし
て、電子式スイッチ52のb接点には、モジュレータ4
からの出力を導き、c接点から送出されるRF信号をテ
レビ出力端子2に導いている。
【0005】以上の構成とすることにより、テレビ出力
端子2に接続されたテレビ受信機がテレビジョン放送を
受信する場合には、c接点をa接点に接続して、バラン
51により分配されたRF信号を、テレビ出力端子2に
導いている。このとき、モジュレータ4は動作停止の状
態に設定される。一方、ビデオテープの再生を行う場合
には、モジュレータ4を動作状態に設定すると共に、c
接点をb接点に接続している。そのため、モジュレータ
4からのRF信号はテレビ出力端子2に送出される。
【0006】なお、上記構成では、バラン51による分
配ロス、および電子式スイッチ52のロスの関係から、
アンテナ入力端子1からチューナ出力端子3への通過特
性は約−4dbとなっており、アンテナ入力端子1から
テレビ出力端子2への通過特性は、約−6dbとなって
いる。従って、強電界地域用となっており、主にNTS
C方式のビデオカセットデッキ(VHF帯域用)に使用
される。
【0007】一方、ヨーロッパでは、複数の国が互いに
密集しているため、混信や妨害を回避する目的から、テ
レビジョン放送の出力電力は小さな値に設定されてい
る。従って、電界強度が弱いことから、RFモジュレー
タの通過特性に損失がある場合には、S/N比が劣化
し、画像の質が悪化する。そのため、PAL方式のビデ
オカセットデッキ(VHF帯域とUHF帯域用)や、S
ECAM方式のビデオカセットデッキ(UHF帯域用)
では、図5に示す構成、あるいは図6に示す構成が採用
されている。なお、図5、図6に示す構成では、アンテ
ナ入力端子1からチューナ出力端子3への通過特性は約
4dbであり、アンテナ入力端子1からテレビ出力端子
2への通過特性は0〜2dbとなっている。
【0008】図5に示す構成は、RF・ブースタ・スイ
ッチ方式となっている。すなわち、アンテナ入力端子1
に導かれたRF信号を、ブースタ53を用いて増幅して
いる。そして、増幅されたRF信号を、バラン51を用
いて2つのRF信号に分配し、分配したRF信号の一方
を、チューナ出力端子3に導いている。また、分配した
信号の他方を、電子式スイッチ52のa接点に導いてい
る。そして、電子式スイッチ52のb接点には、モジュ
レータ4からの出力を導き、c接点をテレビ出力端子2
に接続している。
【0009】以上の構成とすることにより、テレビ出力
端子2に接続されたテレビ受信機がテレビジョン放送を
受信する場合には、c接点をa接点に接続し、バラン5
1により分配されたRF信号を、テレビ出力端子2に導
いている。このとき、モジュレータ4は動作停止の状態
に設定される。一方、ビデオテープの再生を行う場合に
は、モジュレータ4を動作状態に設定すると共に、c接
点をb接点に接続している。そのため、モジュレータ4
からのRF信号はテレビ出力端子2に送出される。な
お、ブースタ53は、常時、動作状態に設定される。
【0010】図6に示す構成は、RF・ブースタ・ミキ
サ方式となっている。すなわち、アンテナ入力端子1に
導かれたRF信号を、ブースタ53を用いて増幅してい
る。そして、増幅したRF信号を、バラン51を用いて
2つのRF信号に分配し、分配したRF信号の一方を、
チューナ出力端子3に導いている。また、分配した信号
の他方をブースタ54に導いて増幅し、増幅したRF信
号を電子式スイッチ55に導いている。また、モジュレ
ータ4の出力を電子式スイッチ55に導くと共に、電子
式スイッチ55の出力をテレビ出力端子2に接続してい
る。
【0011】以上の構成とすることにより、テレビ出力
端子2に接続されたテレビがテレビジョン放送を受信す
る場合には、ブースタ54により増幅されたRF信号
を、電子式スイッチ55を介して、テレビ出力端子2に
導いている。このとき、モジュレータ4は動作停止の状
態に設定される。一方、ビデオテープの再生を行う場合
には、モジュレータ4を動作状態に設定すると共に、モ
ジュレータ4からのRF信号とブースタ54からのRF
信号とを、電子式スイッチ55において混合している。
そして、混合したRF信号をテレビ出力端子2に送出し
ている。なお、ブースタ53,54は、常時、動作状態
に設定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術を用いた場合、以下に示す問題が生じていた。すなわ
ち、ビデオカッセトデッキを使用しない待機状態におい
ては、アンテナ入力端子1からテレビ出力端子2への通
過特性を、0〜2dbの値に維持する必要がある。この
ためには、図5に示す構成のものでは、ブースタ53を
動作させておく必要があり、図6に示す構成のもので
は、ブースタ53とブースタ54との双方を動作させて
おく必要がある。従って、待機状態においても、RFモ
ジュレータは電力を消費することになるので、待機状態
におけるビデオカセットデッキの消費電力が大きくなっ
ていた。
【0013】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、アンテ
ナ入力とテレビ出力との接続を開閉するスイッチ回路
を、電力を消費しないときには接続を閉じる回路とし、
アンテナ入力とチューナ出力との接続を開閉するスイッ
チ回路と、モジュレータ入力とテレビ出力との接続を開
閉するスイッチ回路とを、電力を消費しないときには接
続を開く回路とすることにより、待機状態におけるRF
モジュレータの消費電力を0とすることのできるRFモ
ジュレータの信号切換回路を提供することにある。
【0014】また請求項2記載の発明の目的は、上記目
的に加え、回路構成を簡単なものとすることのできるR
Fモジュレータの信号切換回路を提供することにある。
【0015】また請求項3記載の発明の目的は、アンテ
ナ入力とテレビ出力との接続を開閉するスイッチと、ア
ンテナ入力とチューナ出力との接続を開閉するスイッチ
と、モジュレータ入力とテレビ出力との接続を開閉する
スイッチとを、機械的スイッチとすることにより、待機
状態におけるRFモジュレータの消費電力を0とするこ
とのできるRFモジュレータの信号切換回路を提供する
ことにある。
【0016】また請求項4記載の発明の目的は、上記目
的に加え、PAL方式およびSECAM方式のRFモジ
ュレータの待機状態における消費電力を0とすることの
できるRFモジュレータの信号切換回路を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明に係るRFモジュレータの信号切換
回路は、アンテナからの信号が入力されるアンテナ入力
と、テレビへの信号が送出されるテレビ出力と、チュー
ナへの信号が送出されるチューナ出力と、モジュレータ
からの信号が導かれるモジュレータ入力とを備えたRF
モジュレータの信号切換回路に適用し、アンテナ入力と
テレビ出力との接続を開閉する第1のスイッチ回路と、
アンテナ入力とチューナ出力との接続を開閉する第2の
スイッチ回路と、モジュレータ入力とテレビ出力との接
続を開閉する第3のスイッチ回路とを備え、第1のスイ
ッチ回路を、電力を消費しないときには接続を閉じる回
路とし、第2のスイッチ回路および第3のスイッチ回路
を、電力を消費しないときには接続を開く回路としてい
る。
【0018】すなわち、電力を消費しない状態におい
て、アンテナ入力とテレビ出力との接続が閉じられ、ア
ンテナ入力とチューナ出力との接続が開かれ、モジュレ
ータ入力とテレビ出力との接続が開かれる。従って、チ
ューナ出力がアンテナ入力から切り離され、モジュレー
タ入力がテレビ出力から切り離される。そのため、電力
を消費しない状態において、アンテナ入力に導かれたR
F信号は、減衰することなく、テレビ出力に送出され
る。
【0019】また請求項2記載の発明に係るRFモジュ
レータの信号切換回路は、上記構成に加え、第1のスイ
ッチ回路のスイッチ素子を、ソースとゲートとが同電位
となるときにドレイン・ソース間がオンとなるFETで
構成し、第2のスイッチ回路のスイッチ素子および第3
のスイッチ回路のスイッチ素子をダイオードで構成して
いる。
【0020】すなわち、FETのゲートをソースに対し
てマイナス電位とするための電圧を発生する抵抗を、ゲ
ートとソースとの間に接続すると、第1のスイッチ回路
は、この抵抗に電流を流さないとき接続を閉じ、電流を
流すと接続を開く。つまり、消費電力が0となるとき接
続を閉じる構成が、FETと抵抗、および抵抗に電流を
流す経路により構成されることになる。また、ダイオー
ドは、電流を流さない状態では接続を開き、電流を流す
と接続を閉じる。従って、消費電力が0となるとき接続
を開く構成が、ダイオードと、ダイオードに電流を流す
経路とにより構成されることになる。
【0021】また請求項3記載の発明に係るRFモジュ
レータの信号切換回路は、アンテナからの信号が入力さ
れるアンテナ入力と、テレビへの信号が送出されるテレ
ビ出力と、チューナへの信号が送出されるチューナ出力
と、モジュレータからの信号が導かれるモジュレータ入
力とを備えたRFモジュレータの信号切換回路に適用
し、アンテナ入力とテレビ出力との接続を開閉する第1
のスイッチと、アンテナ入力とチューナ出力との接続を
開閉する第2のスイッチと、モジュレータ入力とテレビ
出力との接続を開閉する第3のスイッチとを備え、第1
のスイッチと第2のスイッチと第3のスイッチとを、機
械的に接続を切り換えるスイッチで構成している。
【0022】すなわち、接続を機械的に切り換えている
ので、第1のスイッチの接続を閉じ、第2のスイッチと
第3のスイッチとの接続を開いた状態に維持するための
電力を必要としない。また、第1のスイッチの接続を閉
じ、第2のスイッチと第3のスイッチとの接続を開く
と、アンテナ入力とテレビ出力との接続が閉じられ、ア
ンテナ入力とチューナ出力との接続が開かれ、モジュレ
ータ入力とテレビ出力との接続が開かれる。従って、チ
ューナ出力がアンテナ入力から切り離され、モジュレー
タ入力がテレビ出力から切り離される。このため、電力
を消費しない状態において、アンテナ入力に導かれたR
F信号は、減衰することなく、テレビ出力に送出され
る。
【0023】また請求項4記載の発明に係るRFモジュ
レータの信号切換回路は、上記構成に加え、PAL方式
またはSECAM方式のRF信号に用いる構成となって
いる。
【0024】すなわち、アンテナ入力に導かれたPAL
方式またはSECAM方式のRF信号は、減衰されるこ
となく、テレビ出力から送出される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ説明する。
【0026】図1は、請求項1、2、4記載の発明に係
るRFモジュレータの信号切換回路の一実施形態の電気
的接続を示す回路図であり、詳細には、PAL方式およ
びSECAM方式のビデオカセットデッキに使用される
RFモジュレータとなっている。なお、図4〜図6に示
した従来技術と機能が同一となる部分については、同一
符号が付与されている。また、図2は、図1に示す構成
の等価回路を示している。
【0027】本実施形態は、大別すると、信号切換回路
5、ブースタ6、およびモジュレータ4の3つのブロッ
クを備えている。信号切換回路5は、RF信号の切り換
えを行うブロックとなっていて、アンテナ入力端子1か
らのRF信号が導かれるアンテナ入力11、テレビ出力
端子2にRF信号を送出するテレビ出力12、ブースタ
6にRF信号を送出するチューナ出力13、および、モ
ジュレータ4からのRF信号が導かれるモジュレータ入
力14を備えている。
【0028】また、ブースタ6は、チューナ出力13か
ら送出されるRF信号の増幅を行うブロックとなってお
り、増幅したRF信号をチューナ出力端子3に送出す
る。また、モジュレータ4は、映像信号7と音声信号8
とをテレビジョン放送の形式に従ったRF信号に変換す
るブロックとなっており、変換したRF信号をモジュレ
ータ入力14に送出する。
【0029】より詳細に説明すると、信号切換回路5
は、アンテナ入力11とテレビ出力12との接続を開閉
する第1のスイッチ回路21、アンテナ入力11とチュ
ーナ出力13との接続を開閉する第2のスイッチ回路2
2、およびモジュレータ入力14とテレビ出力12との
接続を開閉する第3のスイッチ回路23の3つのスイッ
チ回路を備えている。
【0030】そして、第1のスイッチ回路21は、電力
を消費することなく、アンテナ入力11とテレビ出力1
2との間の接続を閉じる回路となっている。また、第2
のスイッチ回路22は、電力を消費することなく、アン
テナ入力11とチューナ出力13との接続を開く回路と
なっており、第3のスイッチ回路23は、電力を消費す
ることなく、モジュレータ入力14とテレビ出力12と
の接続を開く回路となっている。
【0031】以下に、第1〜第3のスイッチ回路21〜
23の構成について、詳細に説明する。
【0032】アンテナ入力11は、コンデンサC1を介
して、FET18のソースとダイオードD2のカソード
とに接続されている。そして、ダイオードD2のアノー
ドは、コンデンサC3を介して、チューナ出力13に接
続されている。また、モジュレータ入力14は、コンデ
ンサC4を介して、ダイオードD3のアノードに接続さ
れている。そして、ダイオードD3のカソードは、FE
T19のソースに接続されると共に、コンデンサC2を
介して、テレビ出力12に接続されている。また、FE
T18のドレインと、FET19のドレインとは互いに
接続されている。
【0033】また、FET18のゲートは、抵抗R1を
介して、FET18のソースに接続されると共に、抵抗
R2を介して接地されている。また、FET19のゲー
トは、抵抗R4を介して、FET19のソースに接続さ
れると共に、抵抗R3を介して接地されている。また、
ダイオードD2のアノードは、抵抗R5を介して、制御
端子9に接続され、ダイオードD3のアノードは、抵抗
R6を介して、制御端子9に接続されている。
【0034】なお、第1のスイッチ回路21は、2つの
FET18,19、2つのコンデンサC1,C2、およ
び4つの抵抗R1〜R4により構成されている。また、
第2のスイッチ回路22は、ダイオードD2、コンデン
サC3、および3つの抵抗R1,R2,R5により構成
され、第3のスイッチ回路23は、ダイオードD3、コ
ンデンサC4、および3つの抵抗R3,R4,R6によ
り構成されている。すなわち、抵抗R1,R2は、第1
のスイッチ回路21と第2のスイッチ回路22とで共用
される素子となっており、抵抗R3,R4は、第1のス
イッチ回路21と第3のスイッチ回路23とで共用され
る素子となっている。なお、コンデンサC1〜C4は、
直流成分をカットするための素子となっている。
【0035】また、FET18,FET19には、ソー
ス・ゲート間の電圧が0Vとなるときにソース・ドレイ
ン間がオンになるNチャンネルFETが使用されてい
る。また、ダイオードD2,D3には、ピンダイオード
あるいはショットキーダイオード等のように、接合容量
が小さいダイオードが使用されている。
【0036】また、FET18およびFET19は、第
1のスイッチ回路21のスイッチ素子となっており、ダ
イオードD2は、第2のスイッチ回路22のスイッチ素
子、ダイオードD3は、第3のスイッチ回路23のスイ
ッチ素子となっている。そのため、FET18は、図2
に示すスイッチS1aに対応し、FET19はスイッチ
S1bに対応することになる。また、ダイオードD2は
スイッチS2に対応し、ダイオードD3はスイッチS3
に対応することになる。
【0037】次に、上記構成からなる信号切換回路の動
作を説明する。ビデオカセットデッキが待機状態に設定
される場合、ブースタ6とモジュレータ4とに対する電
源供給が停止される。また、制御端子9の電圧は0Vと
なる。すなわち、RFモジュレータは、動作電源の消費
電力が0となる状態に設定されることになる。
【0038】上記状態においては、ダイオードD2,D
3の双方に電流が流れない。従って、ダイオードD2の
アノード・カソード間は接続が開かれた状態となる。ま
た、ダイオードD3のアノード・カソード間は接続が開
かれた状態となる。また、抵抗R1には電流が流れない
ので、FET18のゲートは、ソースと同電位となり、
FET18のソース・ドレイン間はオン状態となる。ま
た、抵抗R4には電流が流れないので、FET19のゲ
ートは、ソースと同電位となり、FET19のソース・
ドレイン間はオン状態となる。
【0039】すなわち、図1に示す回路は、図2(A)
に示す回路と等価となり、アンテナ入力11とテレビ出
力12との間は、オン状態となる。また、ブースタ6は
アンテナ入力11から切り離され、モジュレータ4はテ
レビ出力12から切り離された状態となる。そのため、
アンテナ入力端子1に導かれたRF信号は、減衰を受け
ることなく、テレビ出力端子2から送出される。
【0040】一方、ビデオカセットデッキが再生動作等
の動作状態に設定される場合、ブースタ6とモジュレー
タ入力14とに動作電源が供給される。また、制御端子
9には、所定電圧(例えば12V)が印加される。
【0041】制御端子9に所定電圧が印加されると、抵
抗R5、ダイオードD2、抵抗R1、および抵抗R2か
らなる経路に電流が流れる。従って、ダイオードD2の
カソード・アノード間がオンとなる。また、FET18
のゲートの電位は、ソースの電位より低くなるため、F
ET18のソース・ドレイン間がオフとなる。また、抵
抗R6、ダイオードD3、抵抗R4、および抵抗R3か
らなる経路に電流が流れる。従って、ダイオードD3の
カソード・アノード間がオンとなる。また、FET19
のゲートの電位は、ソースの電位より低くなるため、F
ET19のソース・ドレイン間がオフとなる。
【0042】すなわち、図1に示す回路は、図2(B)
に示す回路と等価となり、アンテナ入力端子1に導かれ
たRF信号は、ブースタ6に導かれて増幅された後、チ
ューナ出力端子3より送出される。また、モジュレータ
入力14から送出されるRF信号は、テレビ出力端子2
に導かれる。
【0043】なお、このとき、アンテナ入力11とテレ
ビ出力12とは、オフ状態にある2つのFET18,1
9でもって切り離されているため、アンテナ入力端子1
とテレビ出力端子2との間には、充分なアイソレーショ
ンが確保されることになる。
【0044】なお、本実施形態は、アンテナ入力11と
テレビ出力12との間に、2つのFET18,19を接
続した構成としているが、1つのFETのソース・ドレ
イン間のアイソレーションでもって、必要なアイソレー
ション値を確保することができる場合には、一方のFE
Tを、RF信号に対してインピーダンスが微小となる容
量のコンデンサとすることが可能となっている。
【0045】図3は、請求項3、4記載の発明に係るR
Fモジュレータの信号切換回路の1実施形態の電気的接
続を示す回路図である。なお、図1に示す構成と機能を
同一となる部分については、図1と同一符号を付与して
いる。
【0046】この構成では、信号切換回路10は、c接
点を、a接点またはb接点に、機械的に切り換えて接続
するスイッチ16,17により構成されている。すなわ
ち、アンテナ入力11は、スイッチ16のc接点に接続
されており、スイッチ16のa接点は、チューナ出力1
3に接続されている。また、スイッチ17のc接点は、
テレビ出力12に接続されており、スイッチ17のa接
点は、モジュレータ入力14に接続されている。そし
て、スイッチ16のb接点とスイッチ17のb接点と
は、互いに接続されている。
【0047】すなわち、スイッチ16のc接点とb接点
とにより構成されるスイッチと、スイッチ17のc接点
とb接点とにより構成されるスイッチとが、請求項3記
載の第1のスイッチに対応する構成となっている。ま
た、スイッチ16のc接点とa接点とにより構成される
スイッチが第2のスイッチに対応し、スイッチ17のc
接点とa接点とにより構成されるスイッチが、第3のス
イッチに対応する構成となっている。
【0048】なお、スイッチ16,17は、手動により
接続が切り換わるスイッチとすることが可能であると共
に、リレーコイルを駆動しない状態ではc接点がb接点
に接続され、リレーコイルを駆動するとc接点がa接点
に接続されるリレーとすることが可能である。
【0049】次に、上記構成からなる信号切換回路の動
作を説明する。ビデオカセットデッキが待機状態に設定
される場合、ブースタ6とモジュレータ4とに対する電
源供給が停止される。また、スイッチ16,17のそれ
ぞれのc接点はb接点に接続される。従って、アンテナ
入力11とテレビ出力12とは、互いに接続された状態
となる。また、ブースタ6はアンテナ入力11から切り
離され、モジュレータ4はテレビ出力12から切り離さ
れた状態となる。そのため、アンテナ入力端子1に導か
れたRF信号は、減衰を受けることなく、テレビ出力端
子2から送出される。また、このときのRFモジュレー
タの消費電力は0となる。
【0050】一方、ビデオカセットデッキが再生動作等
の動作状態に設定される場合、ブースタ6とモジュレー
タ入力14とに動作電源が供給される。また、スイッチ
16,17のそれぞれのc接点はa接点に接続される。
そのため、アンテナ入力端子1に導かれたRF信号は、
ブースタ6に導かれて増幅された後、チューナ出力端子
3より送出される。また、モジュレータ入力14から送
出されるRF信号は、テレビ出力端子2に導かれる。
【0051】なお、このとき、アンテナ入力11とテレ
ビ出力12とは、スイッチ16のc接点とb接点との間
の隙間と、スイッチ17のc接点とb接点との間の隙間
とでもって切り離されている。そのため、スイッチ1
6,17を、小型形状の手動切り換えのスイッチ、ある
いは小型形状のリレーとした場合でも、アンテナ入力端
子1とテレビ出力端子2との間には、充分なアイソレー
ションが確保されることになる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るRFモジュレ
ータの信号切換回路は、アンテナ入力とテレビ出力との
接続を開閉する第1のスイッチ回路と、アンテナ入力と
チューナ出力との接続を開閉する第2のスイッチ回路
と、モジュレータ入力とテレビ出力との接続を開閉する
第3のスイッチ回路とを備え、第1のスイッチ回路を、
電力を消費しないときには接続を閉じる回路とし、第2
のスイッチ回路および第3のスイッチ回路を、電力を消
費しないときには接続を開く回路としている。そのた
め、電力を消費しない状態において、アンテナ入力とテ
レビ出力との接続が閉じられ、アンテナ入力とチューナ
出力との接続が開かれ、モジュレータ入力とテレビ出力
との接続が開かれる。従って、電力を消費しない状態に
おいて、アンテナ入力に導かれたRF信号は、減衰する
ことなくテレビ出力に送出されるので、待機状態におけ
るRFモジュレータの消費電力を0にすることができ
る。
【0053】また請求項2記載の発明に係るRFモジュ
レータの信号切換回路は、第1のスイッチ回路のスイッ
チ素子を、ソースとゲートとが同電位となるときにドレ
イン・ソース間がオンとなるFETとし、第2のスイッ
チ回路のスイッチ素子および第3のスイッチ回路のスイ
ッチ素子をダイオードとしている。すなわち、FETの
ゲートをソースに対してマイナス電位とするための電圧
を発生する抵抗を、ゲートとソースとの間に接続する
と、第1のスイッチ回路は、この抵抗に電流を流さない
ときには接続を閉じ、電流を流すと接続を開く。つま
り、消費電力が0となるとき接続を閉じる構成が、FE
Tと抵抗、および抵抗に電流を流す経路により構成され
る。また、ダイオードは、電流を流さない状態では接続
を開き、電流を流すと接続を閉じる。従って、消費電力
が0となるとき接続を開く構成が、ダイオードと、ダイ
オードに電流を流す経路とにより構成されることにな
る。これにより、全体の回路構成を簡単なものとするこ
とができる。
【0054】また請求項3記載の発明に係るRFモジュ
レータの信号切換回路は、アンテナ入力とテレビ出力と
の接続を開閉する第1のスイッチと、アンテナ入力とチ
ューナ出力との接続を開閉する第2のスイッチと、モジ
ュレータ入力とテレビ出力との接続を開閉する第3のス
イッチとを備え、第1のスイッチと第2のスイッチと第
3のスイッチとを、機械的に接続を切り換えるスイッチ
としている。すなわち、接続を機械的に切り換えている
ので、第1のスイッチの接続を閉じ、第2のスイッチと
第3のスイッチとの接続を開いた状態に維持するための
電力を必要としない。また、第1のスイッチの接続を閉
じ、第2のスイッチと第3のスイッチとの接続を開く
と、アンテナ入力に導かれたRF信号は、減衰すること
なくテレビ出力に送出される。そのため、待機状態にお
けるRFモジュレータの消費電力を0にすることができ
る。
【0055】また請求項4記載の発明に係るRFモジュ
レータの信号切換回路は、PAL方式またはSECAM
方式のRF信号に用いる構成となっている。すなわち、
アンテナ入力に導かれたPAL方式またはSECAM方
式のRF信号は、減衰されることなくテレビ出力から送
出される。そのため、PAL方式およびSECAM方式
のRFモジュレータの待機状態における消費電力を0に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2、4記載の発明に係るRFモジュ
レータの信号切換回路の一実施形態の電気的接続を示す
回路図である。
【図2】図1に示す構成の等価的な回路図である。
【図3】請求項3、4記載の発明に係るRFモジュレー
タの信号切換回路の一実施形態の電気的接続を示す回路
図である。
【図4】従来技術の電気的接続を示す回路図である。
【図5】従来技術の電気的接続を示す回路図である。
【図6】従来技術の電気的接続を示す回路図である。
【符号の説明】
1 アンテナ入力端子 2 テレビ出力端子 3 チューナ出力端子 4 モジュレータ 5 信号切換回路 6 ブースタ 7 映像信号 8 音声信号 10 信号切換回路 11 アンテナ入力 12 テレビ出力 13 チューナ出力 14 モジュレータ入力 16 第1のスイッチと第2のスイッチを構成するスイ
ッチ 17 第1のスイッチと第3のスイッチを構成するスイ
ッチ 18,19 第1のスイッチ回路のスイッチ素子である
FET 21 第1のスイッチ回路 22 第2のスイッチ回路 23 第3のスイッチ回路 D2 第2のスイッチ回路のスイッチ素子であるダイオ
ード D3 第3のスイッチ回路のスイッチ素子であるダイオ
ード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナからの信号が入力されるアンテ
    ナ入力と、テレビへの信号が送出されるテレビ出力と、
    チューナへの信号が送出されるチューナ出力と、モジュ
    レータからの信号が導かれるモジュレータ入力とを備え
    たRFモジュレータの信号切換回路において、 アンテナ入力とテレビ出力との接続を開閉する第1のス
    イッチ回路と、アンテナ入力とチューナ出力との接続を
    開閉する第2のスイッチ回路と、モジュレータ入力とテ
    レビ出力との接続を開閉する第3のスイッチ回路とを備
    え、 第1のスイッチ回路を、電力を消費しないときには接続
    を閉じる回路とし、第2のスイッチ回路および第3のス
    イッチ回路を、電力を消費しないときには接続を開く回
    路としたことを特徴とするRFモジュレータの信号切換
    回路。
  2. 【請求項2】 第1のスイッチ回路のスイッチ素子を、
    ソースとゲートとが同電位となるときにドレイン・ソー
    ス間がオンとなるFETで構成し、第2のスイッチ回路
    のスイッチ素子および第3のスイッチ回路のスイッチ素
    子をダイオードで構成したことを特徴とする請求項1記
    載のRFモジュレータの信号切換回路。
  3. 【請求項3】 アンテナからの信号が入力されるアンテ
    ナ入力と、テレビへの信号が送出されるテレビ出力と、
    チューナへの信号が送出されるチューナ出力と、モジュ
    レータからの信号が導かれるモジュレータ入力とを備え
    たRFモジュレータの信号切換回路において、 アンテナ入力とテレビ出力との接続を開閉する第1のス
    イッチと、アンテナ入力とチューナ出力との接続を開閉
    する第2のスイッチと、モジュレータ入力とテレビ出力
    との接続を開閉する第3のスイッチとを備え、 第1のスイッチと第2のスイッチと第3のスイッチと
    を、機械的に接続を切り換えるスイッチで構成したこと
    を特徴とするRFモジュレータの信号切換回路。
  4. 【請求項4】 PAL方式またはSECAM方式のRF
    信号に用いられることを特徴とする請求項1、2、また
    は3に記載のRFモジュレータの信号切換回路。
JP10884598A 1998-04-20 1998-04-20 Rfモジュレータの信号切換回路 Expired - Fee Related JP3513010B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10884598A JP3513010B2 (ja) 1998-04-20 1998-04-20 Rfモジュレータの信号切換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10884598A JP3513010B2 (ja) 1998-04-20 1998-04-20 Rfモジュレータの信号切換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11308536A true JPH11308536A (ja) 1999-11-05
JP3513010B2 JP3513010B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=14495051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10884598A Expired - Fee Related JP3513010B2 (ja) 1998-04-20 1998-04-20 Rfモジュレータの信号切換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3513010B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007288244A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Rinnai Corp 地上デジタルチューナ
KR100852582B1 (ko) 2007-06-20 2008-08-14 주식회사 케이이씨 안테나 신호 전환 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007288244A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Rinnai Corp 地上デジタルチューナ
KR100852582B1 (ko) 2007-06-20 2008-08-14 주식회사 케이이씨 안테나 신호 전환 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3513010B2 (ja) 2004-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6757028B2 (en) Television tuner for reducing power consumption and video device using the television tuner
JPH11308536A (ja) Rfモジュレータの信号切換回路
US5003620A (en) Tuner circuit and receiving band change-over circuit with a push-pull amplifier
KR100211755B1 (ko) 안테나 부스터 믹서회로
JP3526771B2 (ja) Rfモジュレータ装置
JPH0227628Y2 (ja)
JPH09181642A (ja) 通信端末装置
JPH06350478A (ja) 通信装置
KR960007568B1 (ko) 위성방송 수신기의 디코더용 콘넥터를 비디오 카세트 레코더와 공용하기 위한 스위칭 회로
JPS586350B2 (ja) コクチソウチ
JP3565739B2 (ja) テレビジョンチューナ
US6163686A (en) Signal selecting circuit
KR970002891Y1 (ko) 고주파(rf)신호 출력회로
JP3097063U (ja) テレビジョンチューナ
GB2157907A (en) High-frequency switching circuit
GB2313238A (en) Antenna booster mixer circuit
KR970011509B1 (ko) 텔레비전에서의 비디오모드시 튜너단의 전원차단장치
JPH0756541Y2 (ja) 切換スイッチ内蔵rf変調装置
JPS61206325A (ja) テレビジヨン受像機
JPS6223177Y2 (ja)
JPS62140524A (ja) アンテナ切換装置
JP3343488B2 (ja) Rf信号伝送装置およびこのrf信号伝送装置を有するcatvチューナ
JPH0139018Y2 (ja)
JPS6238381Y2 (ja)
JPH0630346A (ja) Bsチューナ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040108

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees