JPH11308436A - 画像編集装置および方法並びに画像編集制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像編集装置および方法並びに画像編集制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH11308436A
JPH11308436A JP10115362A JP11536298A JPH11308436A JP H11308436 A JPH11308436 A JP H11308436A JP 10115362 A JP10115362 A JP 10115362A JP 11536298 A JP11536298 A JP 11536298A JP H11308436 A JPH11308436 A JP H11308436A
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image
data
area
signal
editing
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JP10115362A
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Yoshinobu Umeda
嘉伸 梅田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーカーによって指定された編集領域と原稿
の境界線である部分とを正しく認識できるようにして、
原稿画像の誤判定の発生を抑制する。 【解決手段】 マーカーによりマーキングをした原稿を
読み込み、画像をRGBデータに変換し、RGBデータ
をHSLデータに変換する(605)。1画面分のマー
カーで指定されている編集領域はHSLデータおよび閾
値を用いて検出し、原稿画像はRGBデータおよび別の
閾値を用いて検出することでマーカーおよび原稿色の2
値化データを取得し、メモリに格納する(606)。メ
モリのマーカーデータの書き込まれたアドレスを検索
し、検索されたアドレスで表される境界線で囲まれた内
部を塗りつぶす作業を、RGBのそれぞれに対して行っ
てメモリ内に領域情報を生成する(607)。原稿を再
び読み込み、画像と同期して領域情報のエリア信号を出
力し、画像に対してエリア信号に対応した編集処理を行
う(608、609)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像生成時に画像
処理動作を切り替えるためのエリア信号(編集領域信
号)を生成する手段を有する画像編集装置、およびその
画像編集方法並びに画像編集制御プログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、ディジタルカラー複写機などの
画像編集機能を有する装置においては、編集を行う領域
を指定するためのメモリとしてエリアメモリを有し、あ
らかじめそのエリアメモリに展開したエリア信号を画像
生成時に画像と同期して出力して、その出力信号を用い
て各機能を切り替える処理が広く用いられている。領域
指定の手段としては、デジタイザでのペン入力やカラー
マーカー等により、それぞれペンやマーカーで直接領域
を指定する方法と原稿の画像で囲まれた閉ループ領域を
指定する方法等がある。
【0003】このような従来例において、エリアメモリ
に領域を指定する場合、通常は読み取った画像に対して
2値化を行い、その結果により領域を指定する信号を検
出している。そして、画像を2値化する方法として、原
稿からの光情報を撮像素子であるCCD(電荷結合素
子)等のフルカラーセンサにより赤(R)緑(G)青
(B)に色分解し、さらにRGBデータを色相(H)彩
度(S)明度(L)に変換を行った後、H、S、L各々
の値が所定の範囲内にあるか、否かによって2値化を行
うという処理方法が一般に使われている。
【0004】また、原稿画像である黒画像は、領域の境
界線として、または編集すべき画像として利用するた
め、マーカー等の領域を指定する信号と同様にHSLの
値を参照して2値化を行い、その結果をエリアメモリに
格納し、後に領域編集信号を生成する際の境界線等とし
て利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、領域の
境界線又は編集対象である黒、灰色、白といった無彩色
をHSLで表すと、明度(L)と彩度(S)に対しては
ある範囲内の値を取るが、色相(H)については取り得
る値を制限することができず、そのため境界線である部
分を認識しなかったり、境界線でない部分を境界線と認
識するといった誤判定を起こすことがあった。
【0006】また、従来カラーマーカーにより指定した
領域に対して画像処理を行うための原稿は白黒原稿に限
定されていたため、白黒原稿以外のカラー原稿に対して
は、ユーザーが境界線を指定することができなかった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、マーカーによって指定された編集領域
と原稿の境界線である部分とを正しく認識できるように
して、境界線である部分を認識しなかったり、境界線で
ない部分を境界線と認識するといった原稿画像の誤判定
の発生を抑制することを可能にし、更には、白黒原稿以
外の原稿に対しても、マーカー用いて編集領域の境界線
をユーザーが指定することができるようにした画像編集
装置およびその画像編集方法並びに画像編集制御プログ
ラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、原稿に対して編集領域を指定す
る領域指定手段と、前記領域指定手段により前記編集領
域を指定された原稿を読み取る画像読み取り手段と、前
記画像読み取り手段により読み取られた情報を第1の画
像データに変換する第1の変換手段と、前記第1の画像
データを第2の画像データに変換する第2の変換手段
と、前記第1の画像データを用いて画像情報を検出する
第1の検出手段と、前記第2の画像データを用いて領域
情報を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段
によって検出された前記画像情報と前記第2の検出手段
によって検出された前記領域情報とをメモリに格納する
記憶手段と、前記メモリに格納された前記領域情報と前
記画像情報に基づいてエリア信号を生成する領域生成手
段と、前記領域生成手段から出力する前記エリア信号に
基づいて前記原稿に対する画像編集を行う画像編集手段
とを有することを特徴とする。
【0009】ここで、前記領域指定手段はマーカーによ
り原稿上に印を付けることにより指定するとすることが
できる。
【0010】また、前記第1の画像データはRGBデー
タであり、前記第2の画像データは色相(H),彩度
(S),明度(L)データであるとすることができる。
【0011】さらに、前記第1の検出手段は、前記RG
Bデータと閾値を比較し、その比較結果によって前記画
像情報を検出するとすることができる。
【0012】さらに、前記第2の検出手段は、前記HS
Lデータと閾値を比較し、その比較結果によって前記領
域情報を検出するとすることができる。
【0013】さらに、前記閾値は、操作部から入力する
とすることができる。
【0014】さらに、前記閾値は、操作部から画像情報
となる色を指定することにより決定するとすることがで
きる。
【0015】さらに、前記閾値は、座標指定手段を用い
て原稿上の位置を指定し、原稿上の該指定した位置にあ
る色を前記画像読み取り手段により読み込むことによっ
て決定するとすることができる。
【0016】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、原稿に対して編集領域を指定する領域指定ステップ
と、前記領域指定ステップで前記編集領域を指定された
原稿を読み取る画像読み取りステップと、前記画像読み
取りステップで読み取られた情報を第1の画像データに
変換する第1の変換ステップと、前記第1の画像データ
を第2の画像データに変換する第2の変換ステップと、
前記第1の画像データを用いて画像情報を検出する第1
の検出ステップと、前記第2の画像データを用いて領域
情報を検出する第2の検出ステップと、前記第1の検出
ステップで検出された前記画像情報と前記第2の検出ス
テップで検出された前記領域情報とをメモリに格納する
記憶ステップと、前記メモリに格納された前記領域情報
と前記画像情報とに基づいてエリア信号を生成する領域
生成ステップと、前記領域生成ステップで生成された前
記エリア信号に基づいて前記原稿に対する画像編集を行
う画像編集ステップとを有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項17の発
明は、マーカー色を検出するために、RGBそれぞれの
マーカーに対するH,S,Lの上限値、下限値および反
転信号の設定を行うステップと、編集領域の境界線及び
編集対象となる原稿色を2値化するために黒画像信号に
対するR,G,Bの上限値、下限値および反転信号の設
定を行うステップと、任意の編集する領域にマーカーに
より予めマーキングをした原稿を読み込み、読み込んだ
画像をRGBデータに変換し、変換したRGBデータを
HSLデータに変換するステップと、読み込んだ原稿1
画面分のマーカーで指定されている編集領域については
前記HSLデータおよび前記H,S,Lの上限値、下限
値並びに反転信号を用いて検出し、原稿画像は前記RG
Bデータおよび前記R,G,Bの上限値、下限値並びに
反転信号を用いて検出することで、当該マーカーおよび
原稿色を2値化し、該2値化データをメモリに格納する
ステップと、該メモリ内のマーカーデータの書き込まれ
たアドレスを検索し、検索されたマーカーデータ位置に
対応するアドレスで表される境界線で囲まれた内部を塗
りつぶす等の作業を、RGBのそれぞれに対して行うこ
とにより、該メモリ内に領域情報を生成するステップ
と、前記原稿を再び読み込み、読み込んだ画像と同期し
て前記メモリから読み出した前記領域情報のエリア信号
を該画像と共に同期して出力するステップと、入力する
前記画像に対して前記エリア信号に対応した編集処理を
行うステップとを有することを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項18の発
明は、コンピュータによって画像編集のための制御プロ
グラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラム
はコンピュータに、編集領域を指定された原稿を読み取
らせ、読み取られた情報を第1の画像データに変換さ
せ、前記第1の画像データを第2の画像データに変換さ
せ、前記第1の画像データを用いて画像情報を検出さ
せ、前記第2の画像データを用いて領域情報を検出さ
せ、検出された前記画像情報と検出された前記領域情報
とをメモリに格納させ、前記メモリに格納された前記領
域情報と前記画像情報に基づいてエリア信号を生成さ
せ、前記エリア信号に基づいて前記原稿に対する画像編
集を行わせることを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項22の発
明は、コンピュータによって画像編集のための制御プロ
グラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラム
はコンピュータに、マーカー色を検出するために、RG
Bそれぞれのマーカーに対するH,S,Lの上限値、下
限値および反転信号の設定を行わせ、編集領域の境界線
及び編集対象となる原稿色を2値化するために黒画像信
号に対するR,G,Bの上限値、下限値および反転信号
の設定を行わせ、任意の編集する領域にマーカーにより
予めマーキングをした原稿を読み込ませ、読み込んだ画
像をRGBデータに変換させ、変換したRGBデータを
HSLデータに変換させ、読み込んだ原稿1画面分のマ
ーカーで指定されている編集領域については前記HSL
データおよび前記H,S,Lの上限値、下限値並びに反
転信号を用いて検出させ、原稿画像は前記RGBデータ
および前記R,G,Bの上限値、下限値並びに反転信号
を用いて検出させ、これら検出により得られた当該マー
カーおよび原稿色の2値化データをメモリに格納させ、
該メモリ内のマーカーデータの書き込まれたアドレスを
検索させ、検索されたマーカーデータ位置に対応するア
ドレスで表される境界線で囲まれた内部を塗りつぶす等
の作業を、RGBのそれぞれに対して行うことにより、
該メモリ内に領域情報を生成させ、前記原稿を再び読み
込み、読み込んだ画像と同期して前記メモリから読み出
した前記領域情報のエリア信号を該画像と共に同期して
出力させ、前記画像に対して前記エリア信号に対応した
編集処理を行わせることを特徴とする。
【0020】本発明では、上記構成により、原稿を読み
取り、読み取った画像をRGBデータに変換し、さらに
そのRGBデータをHSLデータに変換し、マーカーに
よって指定された編集領域についてはHSLデータを用
いて検出し、原稿画像はRGBデータを用いて検出する
ようにしたので、原稿画像の誤判定の発生を抑制でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0022】[第1の実施の形態]画像編集装置の一例
としてディジタルカラー複写装置を例にとって、本発明
の一実施の形態を詳細に説明する。
【0023】(本体構成)図3に本発明の第1の実施の
形態としてのディジタルカラー複写装置の概略内部構造
を示す。図3において、201はイメージスキャナ部で
あり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分で
ある。200はプリンタ部であり、イメージスキャナ部
201に読み取られた原稿画像に対応した画像を用紙等
のシート(被記録媒体)上にフルカラーでプリント出力
する部分である。
【0024】イメージスキャナ部201において、20
2は原稿圧板であり、原稿台ガラス203上の原稿20
4は、ハロゲンランプ205の光で照射される。原稿か
らの反射光はミラー206、207に導かれ、レンズ2
08によりフルカラーセンサである3ラインセンサ(C
CD)210上に像を結ぶ。レンズ208には赤外カッ
トフィルタ231が設けられている。
【0025】3ラインセンサ210は原稿からの光情報
を色分解して、フルカラー情報のレッド(R),グリー
ン(G),ブルー(B)成分を読み取り、信号処理部2
09に送る。3ラインセンサ210の各色成分読み取り
センサ列は例えば各々5000画素の画素から構成され
ている。これにより原稿台ガラス203に載置される原
稿中で最大サイズであるA3サイズの原稿の短手方向2
97mmを400dpi(ドット/インチ)の解像度で
読み取る。
【0026】ハロゲンランプ205,ミラー206を搭
載している第1ミラー台は速度vにより、ミラー207
を搭載している第2ミラー台は1/2vにより、3ライ
ンセンサ210の電気的走査方向(以下、主走査方向と
称する)に対して垂直方向(以下、副走査方向と称す
る)に機械的に移動することにより、原稿全面を走査す
る。また、230はホームポジションセンサであり、第
1ミラー台に取り付けられた突起部229がホームポジ
ション230の間に入るのを検知して第1ミラー台の位
置検出を行う。
【0027】211は標準白色板であり、3ラインセン
サ210のR,G,Bセンサ210−1〜210−3の
読み取りデータの補正データを発生させるためのもので
ある。この標準白色板211は可視光に対してほぼ均一
の反射特性を示し、可視では白色の色を有している。こ
の標準白色板211を用いてセンサ210−1〜210
−3の可視センサの出力データの補正を行う。
【0028】画像信号処理部209はセンサ210−1
〜210−3により読み取られたR,G,B信号を電気
的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),ブラック(K)の各成分に分解し、プリンタ部
202に送る。また、イメージスキャナ部201におけ
る一回の原稿走査(スキャン)につき、M,C,Y,K
の内、順次一つの成分がプリンタ200に送られ、計4
回の原稿走査により一回のプリントアウトが完成する。
【0029】イメージスキャナ部201から送られてく
るM,C,Y,Kの画像信号は、レーザドライバ212
に送られる。レーザドライバ212は画像信号に応じて
半導体レーザ213を変調駆動する。半導体レーザ21
3から出射したレーザ光はポリゴンミラー214、結合
レンズ215、ミラー216を介して、感光ドラム21
7上を露光・走査する。
【0030】219〜222は現像器であり、マゼンタ
現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器2
21、ブラック現像器222から構成され、これら4つ
の現像器が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム
217上に形成されたM,C,Y,Kの静電潜像を対応
するトナーで現像する。223は転写ドラムであって、
用紙カセット224または225から給紙された用紙を
この転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム217上
に現像されたトナー像を用紙上に転写する。
【0031】このようにしてM,C,Y,Kの4色が順
次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過し
て加熱定着され、装置外部に排紙される。
【0032】(画像処理ブロック)図1および図2に、
上記画像信号処理部209及びその周辺の被制御部の回
路構成を示す。ここで、図1は画像信号処理部209の
前段の構成部分、図2はその後段の構成部分を示してお
り、両図は本来1つの図であるが、作図サイズの都合上
分図したものである。
【0033】図1のフルカラーセンサ(CCD)210
は、レッド,グリーン,ブルーの3ラインのCCD10
1,102,103で構成されており、原稿からの1ラ
インの光情報を色分解して400dpiの解像度でR,
G,Bの電気信号を出力する。本実施の形態では、1ラ
インとして最大297mm(A4縦)の読みとりを行う
ため、CCD210からはR,G,B各々1ライン当た
り4677画素の画像が出力される。
【0034】図2の同期信号生成回路104は、主走査
アドレスカウンタや副走査アドレスカウンタ等から構成
される。主走査アドレスカウンタは、感光ドラム217
へのライン毎のレーザ記録の同期信号であるBD信号
(ビーム検出信号)によってライン毎にクリアされて、
画素クロック発生器105からのVCLK信号(画素ク
ロック信号)をカウントし、CCD210から読み出さ
れる1ラインの画情報の各画素に対応したカウント出力
H−ADRを発生する。このカウント出力H−ADR
は、0から5000までアップカウントされるので、C
CD210からの1ライン分の画像信号を十分読み出せ
る。また、同期信号生成回路104からは、ライン同期
信号LSYNCや画像信号の主走査有効区間信号VEや
副走査有効区間信号PE等の各種のタイミング信号が出
力される。
【0035】図1のCCD駆動信号生成部106は、上
記のカウント出力H−ADRをデコードしてCCD21
0のシフトパルスのリセットパルスや転送クロックであ
るCCD−DRIVE信号(CCD駆動信号)を発生す
る。このCCD−DRIVE信号の発生により、CCD
210からVCLK信号に同期して、同一画素に対する
R,G,Bの色分解画像信号が順次出力される。CCD
210の出力信号は増幅回路107で増幅され、増幅さ
れたレッド,グリーン,ブルーの各画像信号はA/Dコ
ンバータ108により8ビットのデジタル信号に変換さ
れる。
【0036】A/Dコンバータ108の出力信号はシェ
ーディング補正回路109に入力し、ここでCCD21
0での画素ごとの信号出力のばらつきが補正される。シ
ェーディング補正回路109は、R,G,Bの各信号の
それぞれ1ライン分のメモリを持ち、標準白色板211
の画像を読み取って、その読み取った画像信号を画素ご
との信号出力のばらつきを補正する際の基準信号として
用いている。
【0037】シェーディング補正回路109の出力信号
は副走査つなぎ回路110に入力し、ここでCCD21
0により読み取られた画像信号が副走査方向に8ライン
ずつずれるのを吸収する処理が施される。副走査つなぎ
回路110の出力信号は入力マスキング回路111に入
力し、ここで入力信号R,G,Bの色にごりを取り除く
処理が施される。
【0038】図1の112、図2の132、140はそ
れぞれバッファであり、選択用の制御信号であるZO−
ED信号がL(Low ;ロー)レベルのとき画像信号を通
し、ZO−ED信号がH(High;ハイ)レベルのとき画
像信号を通さなくする。通常、編集機能を用いるとき
は、ZO−ED信号はHベルである。
【0039】入力マスキング回路111の出力はバッフ
ァ112と平滑化フィルタ113に送出される。平滑化
フィルタ113は入力マスキング回路111から出力し
た画像信号を平滑化するフィルタであり、5×5のマト
リクス演算を行う。色変換回路114はその平滑化フィ
ルタ113の出力画像信号RGBに対して色変換を行う
もので、そのRGBの画像信号をHSL(色相、彩度、
明度)色空間座標に変換して、予め指定された色を他の
指定された色に変換し、再びRGBの色空間に戻す機能
を有する。また、この色変換回路114は多値の信号を
一定の閾値で2値に変換し、編集領域処理用のMARK
ER信号(マーカー信号)及び2値信号であるSC−B
I信号として出力を行っている。この色変換回路114
のうちMARKER信号生成部を図4、図5を用いて後
で詳細に説明する。
【0040】116は外部装置であり、画像信号を最大
A3サイズまで記憶するメモリ装置やこのメモリ装置を
制御するコンピュータ等から構成される。外部装置11
6の画像信号は、レッド、グリーン、ブルー(RGB)
信号、またはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
(CMYK)信号、あるいは2値信号(IPU−BI)
の形式で入出力される。インターフェイス(I/F)回
路115は、外部装置116からの画像信号と内部の画
像信号とのタイミングと速度を合わせるために使用され
ている。
【0041】上記の色変換回路114から出力するMA
RKER信号及びSC−BI信号は、エリア生成回路1
17へ供給される。エリア生成回路117は、デジタイ
ザ(グラフィックス・タブレット)でのペン入力やカラ
ーマーカー(図示しない)等を介して指定された編集領
域を生成し、かつその領域データを内部メモリに記憶す
る回路である。例えば、原稿に描かれたマーカペン等の
画像を色変換回路114により抽出したMARKER信
号もエリア領域としてメモリに記憶される。さらに色変
換回路114で生成されたSC−BI信号は、エリア生
成回路117において、2値画像信号としてZ−BI出
力信号に用いられる。
【0042】外部装置116からインターフェース回路
115を通じて入力された信号に対して、入力マスキン
グ回路119でマスキング処理を行う。この入力マスキ
ング回路119は、上記の入力マスキング回路111と
同様に、外部装置116からR,G,B信号が入力され
た際の色にごりを取り除く。
【0043】120はセレクタであり、選択用の制御信
号(選択信号)である上記のZO−RGB信号がLレベ
ルのときに色変換回路114の出力信号(R信号)を出
力し、ZO−RGB信号がHレベルとなると図2に示す
セレクタ131の出力信号(CMYK信号)を出力す
る。画像合成回路121は、入力マスキング回路119
を介して外部装置116からRGB信号が入力される
と、セレクタ120の制御信号ZO−RGB=Lにし
て、色変換回路114の出力であるRGB信号を入力す
ることで、CCD210により読み取られたRGB画像
信号と外部装置116から入力されたRGB画像信号と
の合成を行う。また、外部装置116からCMYK信号
が入力される場合は、CCD210からの画像信号に応
じて現在使用する現像剤に対応した色信号が1ページ分
ずつ入力されており、セレクタ120の制御信号ZO−
RGB=Hとすることで、セレクタ131の出力である
CMYK信号を画像合成回路121に入力し、このCM
YK信号と外部装置116からのCMYK信号との合成
を行う。また、画像合成回路121ではCCD210か
らの画像信号と外部装置からの2値画像との合成も可能
である。
【0044】画像合成回路121で合成する領域は、エ
リア生成回路117から供給されるエリア信号(編集領
域信号)AREAにより指定されるか、もしくは外部装
置116から入力する2値信号IPU−BIにより指定
される。また、その合成としては、CCD210からの
画像信号と外部の画像信号を領域ごとに独立して合成す
る置き換え合成の他に、2つの画像を同時に重ねて透か
し合わせたように合成する透かし合成も可能である。こ
の透かし合成では、2つの画像のうちのどちらの画像を
どれだけ透かして合成するか、という透かし率の指定も
可能である。
【0045】122はセレクタであり、画像合成回路1
21をRGB合成として用いる場合は制御信号ZO−R
GB=Lとすることで画像合成回路121の出力を選択
し、画像合成回路121をCMYK合成として用いる場
合は制御信号ZO−RGB=Hとすることで色変換回路
114の出力を選択する。セレクタ122の出力はバッ
ファ112と後述の色空間圧縮回路123間に送出され
る。
【0046】118は影/輪郭生成回路であり、CCD
210で読み取られた画像信号を2値化したSC−BI
信号や、外部装置116からの2値データであるIPU
−BI信号、またはエリア生成回路117からの2値デ
ータであるZ−BI信号に対して輪郭を抽出し、影の生
成を行う。影/輪郭生成回路118の出力(輪郭や影の
データ)は図2の後述の色付け回路133へ供給され
る。
【0047】上記バッファ112の出力信号および上記
セレクタ122の出力信号は、黒文字判定回路124と
色空間圧縮回路123へ送出される。黒文字判定回路1
24は、入力された画像信号の特徴を判定し、文字の太
さ信号(太文字度)FTMJ、エッジ信号EDGE、色
信号IROを出力する。
【0048】色空間圧縮回路123は、以下の式のマト
リクス演算を行う。
【0049】
【数1】
【0050】ここでXはR,G,Bの最小値を表す。
【0051】なお、色空間圧縮回路123において、予
め色空間圧縮を行うか、行わないかの設定をしておくこ
とにより、エリア信号AREAに応じて色空間圧縮のO
N/OFFの切り換えが可能となる。
【0052】色空間圧縮回路123の出力信号は光量−
濃度変換部(LOG変換部)127の入力する。光量−
濃度変換部(LOG変換部)127は、レッド(R),
グリーン(G),ブルー(B)の8ビットの光量信号を
対数変換によりシアン(C),マゼンタ(M),イエロ
ー(Y)の各8ビットの濃度信号に変換する。光量−濃
度変換部127の出力信号は、出力マスキング処理部1
28とサンプリング回路130へ供給される。
【0053】出力マスキング処理部128は、既知のU
CR処理(下色除去処理)によりC,M,Y3色の濃度
信号からブラック(K)の濃度信号を抽出するととも
に、各濃度信号に対応した現像剤の色濁りを除去する既
知のマスキング演算を施す。このようにして生成された
M′,C′,Y′,K′の各濃度信号の内から、セレク
タ129によって現在使用する現像剤に対応した色の信
号が選択される。セレクタ129に供給されるZO−T
ONER信号はこの色選択のために図2のCPU146
から発生される2ビットの信号であり、ZO−TONE
R信号が0の場合にはM′信号が、ZO−TONER信
号が1の場合にはC′信号が、ZO−TONER信号が
2の場合にはY′信号が、ZO−TONER信号が3の
場合にはK′信号がそれぞれ出力される。
【0054】サンプリング回路130は、入力された画
像信号R,G,B、およびR,G,B信号から生成され
た濃度信号NDとを4画素毎にサンプリングして、シリ
アルにR,G,B,ND信号として出力する。なお、こ
の濃度信号NDは例えば(R+G+B)/3で表され
る。セレクタ129の出力とサンプリング回路130の
出力は、図2のセレクタ131へ供給される。
【0055】次に、図2の回路を説明する。セレクタ1
31は、選択用制御信号であるSMP−SL信号がCP
U146によりLレベルに設定されたときに、出力マス
キング回路128の出力(M′C′Y′K′信号)を選
択し、そのSMP−SL信号がCPU146によりHレ
ベルに設定されたときに、サンプリング回路130の出
力を選択する。セレクタ131の出力は、バッファ13
2と、セレクタ232と、セレクタ120に供給され
る。バッファ132の出力は色付け回路133に送られ
る。
【0056】セレクタ232は、画像合成回路121を
CMYK合成手段として用いる場合には、CPU146
でZO−RGB信号をZO−RGB=Hと設定すること
で、画像合成回路121の出力を選択し、RGB合成手
段として用いる場合には、COPU146でZO−RG
B信号をZO−RGB=Lと設定することで、セレクタ
131の出力を選択して、後段の色付け回路133に送
る。
【0057】色付け回路133は、エリア信号AREA
が示す領域に、例えば白黒画像に予め設定した色を付け
る等の処理を行う。また、色付け回路133は、外部装
置116からの2値の画像信号IPU−BIに対する色
付け、また影/輪郭生成回路118によつて生成された
文字/影/輪郭信号に対する色付けを行う。さらに、色
付け回路133は徐々に階調が変化するようなグラデー
ションのパターンも作ることが可能である。色付け回路
133の出力はF値補正回路134に送られる。
【0058】F値補正回路134は、プリンタの現像特
性に応じたガンマ処理を行うとともに、モードごとの濃
度の設定も行うことが可能である。F値補正回路134
の出力は変倍回路135に送られる。変倍回路135
は、画像信号の1ライン分のメモリを持ち、主走査方向
の画像信号の拡大、縮小や、画像を斜めにして出力する
斜体処理を施す。また、変倍回路135は、サンプリン
グ時には、メモリにサンプリングデータを蓄積し、その
蓄積データをヒストグラムの作成に用いる。変倍回路1
35の出力はテクスチャ回路138とバッファ140に
送られる。
【0059】テクスチャ回路138は、CCD210に
より現在読み取られたカラー画像信号と、CCD210
により予め読み取られた濃度信号、もしくは外部装置1
16から既に入力された濃度信号とを乗算して出力す
る。
【0060】バッファ140の出力とテクスチャ回路1
38の出力は、スムージング回路136に送られる。ス
ムージング回路136の出力はエッジ強調回路137に
送られる。スムージング回路136、エッジ強調回路1
37は、各々5x5のフィルタから構成される。エッジ
強調回路137の出力はアドオン回路142に送られ
る。アドオン回路142は、画像信号を特定のコード化
されたパターンで出力する。このコード化された出力は
レーザ及びレーザコントローラ143に送られる。
【0061】レーザ及びレーザコントローラ143は、
アドオン回路142から出力するVIDEO信号(ビデ
オ信号)に応じてレーザの発光量を制御する。このレー
ザ光(レーザビーム)はポリゴンミラー214によって
感光ドラム217の軸方向に走査され、感光ドラム21
7上に1ラインの静電潜像を形成する。
【0062】144は感光ドラム217に近接して設け
られたフォトディテクタ(光検出器)であり、感光ドラ
ム217を走査する直前のレーザ光の通過を検出して、
1ラインの同期信号BDを発生する。145はフォトセ
ンサであり、転写ドラム223が所定位置に来たことを
検出してページ同期信号ITOPを発生し、この同期信
号ITOPは同期信号生成回路104内の副走査アドレ
スカウンタを初期化するとともに、CPU146に入力
される。
【0063】CPU146は画像読み取り,画像記録の
動作の装置全体の制御を行う。147はROM(リード
オンリメモリ)であり、CPU146で用いるプログラ
ムや予め決められた設定値が格納されている。148は
RAM(ランダムアクセスメモリ)であり、データの一
時的な保存や新たに設定された設定値等が格納される。
【0064】さらに、図1において、126はエリアL
UT(ルックアップテーブル)回路であり、エリア生成
回路117からのAREA信号に応じて各モードの設定
を行う。エリアLUT回路126の出力であるLOG−
CD信号は、LOG変換回路127のLOGテーブルを
スルー設定等に切り換えたり、エリアLUT回路126
の出力であるUCRCD信号は出力マスキング回路12
8でトリミングやマスキングを行ったり、エリアLUT
回路126の出力であるFCD信号はF値補正134の
F値の大きさを変えたりする。
【0065】125は黒文字LUT回路であり、黒文字
判定回路124の出力に応じて様々な処理を行う。例え
ば、黒文字LUT回路125から出力するUCR−SL
信号により、出力マスキング回路128のUCR量を変
化させて、より黒い文字と判定した領域には黒の量をよ
り多くする一方C,M,Yの量をより少なくして現像す
る等の処理を行う。また、黒文字LUT回路125から
出力するEDGE−SL信号により、スムージング回路
136及びエッジ強調回路137では黒い文字の領域ほ
どエッジの部分が強調されるようなフィルタに切り換え
る設定を行う。更に、黒文字LUT回路125から出力
するSNS−SL信号により、レーザコントローラ14
3においてPWM(パルス幅変調)制御の400線/2
00線の線数切り換えを行う。つまり、黒い文字と判定
した領域では解像度を上げるために400線で現像を行
い、他の画像領域では階調を上げるために200線で現
像を行う。
【0066】(色変換回路)図4に、図1の色変換回路
114の回路構成例を示す。図4において、301は入
力された各々8ビットの色分解データRGBから各8ビ
ットのHSL信号を作るRGB→HSL変換部であり、
以下に示す変換式によりRGBデータをHSLデータに
変換している。
【0067】
【数2】L=(Max(R,G,B)+Min(R,G,B))/2 Max(R,G,B)=Min(R,G,B) ならば S=0 Max(R,G,B)≠Min(R,G,B) かつ L ≦128 ならば S=(Max(R,G,B)-Min(R,G,B))/(Max(R,G,B)+Min(R,G,B)) Max(R,G,B)≠Min(R,G,B) かつ L>128 ならば S=(Max(R,G,B)-Min(R,G,B))/(256Max(R,G,B)+256Min(R,
G,B)) S=0 ならば H=0 S ≠0 かつ Max(R,G,B)=B ならば H=G-R (ただし H<0 となる場合は H=192+(G-R)
) S ≠0 かつ Max(R,G,B)=R ならば H=64+B-G S ≠0 かつ Max(R,G,B)=G ならば H=128+R-B Max(R,G,B):R、G 、B のうち、最も値が大きいもの Min(R,G,B):R、G 、B のうち、最も値が小さいもの 302はRAMであり、画像信号であるRGBと同期し
て、エリア生成回路117から出力されたエリア信号A
REAによってRAM内容を参照する。RAM302の
中には各エリア(編集領域)の編集内容が処理コードと
して格納されており、入力されたエリア信号AREAに
対応した処理コードをエンコード部304に出力する。
【0068】RGB→HSL変換部301の出力は、M
ARKER(マーカー)信号生成部303と、色変換部
305と、2値信号生成部307とに送られる。
【0069】MARKER信号生成部303は、RGB
信号とHSL信号を入力して、マーカー編集時には原稿
上にマーカーで印を付けた部分と、マーカー編集を行う
領域の境界線または編集対象となる原稿データ(本例で
は黒画像とする)とを検出して、検出したデータをMA
RKER信号(マーカー信号)として出力する。また、
このMARKER信号生成部303は色変換処理を行う
場合には色変換を行う色の範囲を検出する色検出部とし
ても利用される。
【0070】エンコード部304は、RAM302から
出力された処理コード及びMARKER信号生成部30
3から出力されたMARKER信号とからバンク信号を
生成し、色変換部305へ出力する。なお、色変換処理
を行う場合は、MARKER信号生成部303は上記の
色検出部として動作しており、出力されるMARKER
信号として色変換される範囲を表す信号が出力されてい
る。
【0071】色変換部(色変換用LUT回路)305
は、入力したH、S、L信号に対して任意の関数を用い
て演算を行うことにより色変換処理を施し、その演算結
果であるH′、S′、L′信号を出力する。また、色変
換部305にはエリア生成回路117で設定できるエリ
ア(編集領域)の数だけ異なった関数を保持することが
でき、エンコード部304から出力されたバンク信号に
よって演算を行う関数を切り替え、これによりエリア信
号AREAにより指定されたエリアごとに異なつた色変
換処理を行うことが可能となっている。なお、本実施の
形態では、色変換に用いる関数の代わりに色変換部30
5内にエリアの数だけLUTを内蔵し、入力値(HS
L)によりLUTを参照することで色変換を行ってい
る。
【0072】色変換部305の出力はHSL→RGB変
換部306に送られる。HSL→RGB変換部306
は、色変換部305から出力された各々8ビットの
H′、S′、L′データから各8ビットのR′、G′、
B′信号を作る回路であり、以下に示す変換式によりH
SLデータをRGBデータに変換し、後段の回路にデー
タを出力する。
【0073】
【数3】(ステップ1) L≦128 ならば M=L(1+S) L>128 ならば M=L(1+S)+S m=2 ×L −M (ステップ2) R=f(m,M,H) G=f(m,M,H-64) (H≧64) または G=f(m,M,H+128) (H<64) B= f(m,M,H-128) (H ≧128) または B= f(m,M,H+64) (H<128) ここで、関数f(m,M,h)は 1) 0 ≦h<32 ならば f(m,M,h)=m+(M-m)×h/32 2) 32≦h<96 ならば f(m,M,h)=M 3) 96≦h<160 ならば f(m,M,h)=m+(M-m)×(160-h)/32 4) 160 ≦h<192 ならば f(m,M,h)=m 2値信号生成部307は、入力されたRGBまたはL信
号と閾値Vとを比較した結果、 (R+G+B)/3 < V または L <
V ならば1を、それ以外ならば0を出力することで、2値
化信号SCNR−BIを生成している。なお、この2値
信号生成部307で作られた2値信号はエリア生成回路
117、または影/輪郭生成回路118において文字信
号として入力されて文字編集処理に利用される。
【0074】(MARKER信号生成部)図5に図4の
MARKER信号生成部303の回路構成例を示す。図
5において405〜416はそれぞれイネーブル信号生
成回路であり、全て同様の内部構成を持っている。そこ
で、代表例として405のイネーブル信号生成回路の内
部構成を説明する。
【0075】イネーブル信号生成回路405において、
401、402は比較回路であり、それぞれA入力とB
入力に入力された値を比較して、B<Aならば1を、B
≧Aならば0を出力する。比較回路401のA入力に
は、マーカーR検出用のH上限値CMP0HUが入力さ
れており、B入力にはMARKER信号生成部に入力さ
れたHデータ(色相データ)が入力されており、Hデー
タがCMP0HUの値よりも小さいと、1を出力し、C
MP0HUの値と等しいか大きい値が入力されると、0
を出力する。また、比較回路402のA入力には、上記
Hデータが入力され、B入力にはマーカーR検出用のH
下限値CMP0HDが入力されており、HデータがCM
P0DUの値と等しいか大きいと、1を出力し、信号C
MP0DUの値よりも小さい値が入力されると、0を出
力する。これら比較回路401,402の出力はAND
(論理積回路)403に入力されており、このAND4
03の出力は上述の説明から CMP0HD≦ H <CMP0HU で1となる。
【0076】AND403の出力は排他的論理和演算回
路404に入力する。排他的論理和演算回路404は、
反転信号INV0Hが0の場合はAND403の出力を
そのまま出力し、反転信号INV0Hが1の場合はAN
D403の出力を反転して出力する。
【0077】以上の構成により、イネーブル信号生成回
路405では、入力される比較値H(色相)、上限値C
MP0HU、下限値CMP0HD、反転信号INV0H
に対して、INV0H=0では、HがCMP0HD≦
H <CMP0HU の範囲で1が出力され、INV0
H=1では、HがH<CMP0HD または CMP0
HU≦H の範囲で1が出力される。
【0078】イネーブル信号生成回路406では、比較
値としてSデータ(彩度データ)が、上限値としてCM
P0SUが、下限値としてCMP0SDが、反転信号と
してINV0Sがそれぞれ入力されているため、INV
0S=0では、SがCMP0SD≦ S <CMP0S
U の範囲で1が出力され、INV0S=1では、Sが
S<CMP0SD または CMP0SU≦S の範囲
で1が出力される。
【0079】同様にして、イネーブル信号生成回路40
7では、比較値としてLデータ(明度データ)が、上限
値としてCMP0LUが、下限値としてCMP0LD
が、反転信号としてINV0Lがそれぞれ入力されてい
るため、INV0L=0では、LがCMP0LD≦ L
<CMP0LU の範囲で1が出力され、INV0L
=1では、LがL<CMP0LD または CMP0L
U≦L の範囲で1が出力される。
【0080】417は3入力ANDであり、イネーブル
信号生成回路405,406,407の各出力の論理積
が信号MARKER<0>として出力される。
【0081】同様にして、次段のイネーブル信号生成回
路408、409、410の各出力のAND418によ
る論理積結果が信号MARKER<1>として出力さ
れ、さらに後段のイネーブル信号生成回路411、41
2、413の各出力のAND419による論理積結果が
信号MARKER<2>として出力される。
【0082】本実施の形態では、信号MARKER<0
>において、原稿上に赤色のマーカーペンで印を付けた
部分を検出しているため、上記上限値と下限値の設定値
は赤色マーカーペンの部分が取りうるHSLの範囲で1
が出力するように予め設定を行っている。
【0083】具体的には、上段のイネーブル信号生成回
路405においては、上限値CMP0HUとして8Ch
(hは16進数を表す)を、下限値CMP0HDとして
14hを、反転信号INV0Hとして1を設定してい
る。また、中段のイネーブル信号生成回路406におい
ては、上限値CMP0SUとしてFFhを、下限値CM
P0SDとして32hを、反転信号INV0Sとして0
を設定している。下段のイネーブル信号生成回路407
においては、上限値CMP0LUとしてC8hを、下限
値CMP0LDとして32hを、反転信号INV0Lと
して0を設定している。ここで、H、S、Lは8ビット
データで表されるものとする。
【0084】また、信号MARKER<1>においては
緑色のマーカーペンにおけるマーカー信号を、信号MA
RKER<2>においては青色のマーカーペンにおける
マーカー信号を検出するため、イネーブル信号生成回路
408,409,410の設定値には緑色マーカーが取
りうるHSLの範囲を、イネーブル信号生成回路41
1,412,413の設定値には青色マーカーが取りう
るHSLの範囲を設定している。
【0085】以上の設定を行った後、原稿をスキャン
し、画像データを図1、図2に示す画像処理ブロックに
読み込むことで、イネーブル信号生成回路405,40
6,407において入力画像に対するH、S、Lデータ
と各上限値、下限値を比較することで、信号MARKE
R<0>として赤マーカーペンに対する検知信号を出力
する。信号MERKER<1>、<2>についても同様
に緑マーカーペン及び青マーカーペンに対する検出信号
を出力する。
【0086】一方、信号MARKER(K)では、マー
カー編集の編集対象、または編集領域の境界線となる原
稿の黒画像信号の検出結果を出力しているが、黒画像信
号の検出を行うために、イネーブル信号生成回路41
4、415、416で参照しているデータは、前述の
赤、緑、青色のマーカー信号の検出で用いていたHSL
データではなく、RGBデータを用いて黒画像信号の検
出を行う。
【0087】そのため、イネーブル信号生成回路414
には比較値としてRデータが入力されており、Rデータ
と設定値の上限値CMP3RU及び下限値CMP3RD
との比較結果がAND420に出力される。同様にし
て、イネーブル信号生成回路415からはGデータと設
定値の上限値CMP3GU及び下限値CMP3GDとの
比較結果がAND420に出力される。また、イネーブ
ル信号生成回路416からはBデータと設定値の上限値
CMP3BU及び下限値CMP3BDとの比較結果がA
ND420に出力される。AND420はイネーブル信
号生成回路414,415,416の出力の論理積を信
号MARKER(K)として出力している。このよう
に、黒画像信号の検出信号MARKER(K)は、他の
MARKER信号と異なり、RGBの色データを参照す
ることにより生成されている。
【0088】(エリア生成回路)図6は図1のエリア生
成回路117の内部構成例を示す。エリア生成回路11
7に色変換回路114で生成されたMARKER信号が
入力されると、間引き処理部501により間引き処理が
行われる。本実施の形態では、MARKER信号として
RGBそれぞれのマーカーに対するH、S、Lの3つの
色データ及び黒画像信号のKデータが入力されている。
400dpiのMARKER信号は、間引き処理部50
1において、孤立点除去を行った後、主走査方向4画素
×副走査方向4画素分の計16画素のOR(論理和)を
1つのデータとする100dpiのデータに変換して出
力される。
【0089】間引き処理部501から出力されたデータ
はデータ変換部502によりメモリに格納するためのデ
ータの変換を行った後、メモリ503にストアされる。
【0090】メモリ503にMARKER信号が1画面
分格納されると、描画用IC(集積回路)505がメモ
リ503内のデータを読み込み、R,G,Bで示された
MARKER信号をKデータで示した境界線まで塗りつ
ぶす処理等を行う。
【0091】描画用IC505による領域拡張作業が終
了すると、データ変換部506ではメモリ503からデ
ータを読み込んで、データ変換部502の変換処理に対
する逆変換処理を行い、その結果をメモリデータとして
補間処理部507に出力する。
【0092】補間処理部507は、データ変換部506
から出力された100dpiのメモリデータに対して補
間処理を行って、400dpiのエリア信号(編集領域
信号)を生成し、出力する。
【0093】(シーケンス)次に、図7のフローチャー
トを参照して本発明装置の制御フローを説明する。
【0094】使用者(操作者)は、予め白黒原稿の任意
の編集する領域にカラーマーカーによりマーキングをし
た原稿を、原稿台ガラス203上にセットし、コピース
タートキー(図示しない)を押す。ステップ601の、
このコピースタートキーの押し下げに応じて、CPU1
46はコピー動作を開始する。次のステップ602にお
いて、使用者によりマーカー編集が選択されているか否
かを所定の選択キー(図示しない)の入力操作の有無で
判断し、それが選択されている場合は、ステップ603
に移り、マーカー色を検出するために色変換回路114
内のMARKER信号生成部303におけるイネーブル
信号生成回路405〜413に対して、RGBそれぞれ
のマーカーに対するH,S,Lの上限値、下限値及び反
転信号の設定を行う。
【0095】また、次のステップ604において、編集
領域の境界線及び編集対象となる原稿色(黒色)を2値
化するために黒画像信号に対するR,G,Bの上限値、
下限値及び反転信号の設定を、MARKER信号生成部
303におけるイネーブル信号生成回路414〜416
に対して行う。
【0096】その後、ステップ605において、マーカ
ー及び原稿色の2値化データをエリア生成回路117内
のメモリ503に格納するために、スキャン動作(プリ
スキャン)を開始し、続くステップ606で原稿1画面
分の2値化データをメモリ503に格納する。
【0097】2値化データが全てメモリ503内に格納
されると、次のステップ607において、描画用IC5
05がメモリ503のうちのマーカーデータの書き込ま
れたアドレスを検索し、検索されたマーカーデータ位置
に対応するアドレスで表される境界線で囲まれた内部を
塗りつぶす等の編集作業を行う。このような処理をRG
Bのそれぞれに対して行うことにより、メモリ503内
にエリア信号(エリアデータ)を生成する。
【0098】なお、ステップ602においてマーカー編
集が選択されていない場合は、ステップ605のメモリ
取り込み用のプリスキャン動作は行わないが、原稿検知
及び濃度調整等のためのプリスキャンは行われている
(但し、図示は省略している)。
【0099】ステップ607におけるエリア信号の生成
処理が終了すると、ステップ608に移って原稿のスキ
ャンが開始されて、原稿台に置かれた原稿を再び読み込
むとともに、前述の補間処理を行った後に、画像と同期
してエリア生成回路117のメモリ503からエリア信
号(編集領域信号)を画像と同期して出力する。
【0100】ステップ609では入力された画像に対し
てエリア信号に対応した編集処理が行われた後、プリン
ト動作が開始される。プリント動作が終了すると、ステ
ップ610で記録紙に定着し、ステップ611で記録紙
を出力することにより、コピー処理を終了する。
【0101】[第2の実施の形態]本発明の第1の実施
の形態では、原稿上の黒画像信号の検出を行うための
R、G、Bの設定値を固定していたが、原稿の状態(原
稿紙の色、下地の濃度、AE等)をスキャンすることで
読み取り、読み取った原稿の状態に応じてそのR、G、
Bの設定値を変更することも可能である。
【0102】また、コピー動作を開始する前にそのR、
G、Bの設定値を使用者が指定することも可能である。
この場合、その指定する方法としては、例えば、RGB
各々の上限値及び下限値を数値として入力する方法、前
もって登録された色の中から選択する方法、あるいはデ
ジタイザとポイントペン(グラフィックス・タブレット
とスタイラス)を用いて原稿上の任意の位置を指定し、
その指定部分をスキャンして読み取り、その読み取り結
果を用いてR、G、Bの設定値を設定する方法等が考え
られる。なお、色を選択する、またはデジタイザ等によ
り領域を指定する場合は、指定した色に対して検出する
幅の設定も必要である。
【0103】また、第1の実施の形態では、原稿上の黒
画像信号を編集領域の境界線または編集対象として検出
していたが、第2の実施の形態においては、検出する色
は黒色に限定されるものではない。
【0104】[その他の実施の形態]なお、本発明は、
複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフ
ェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例え
ば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよ
い。
【0105】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0106】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。
【0107】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピーディスク(FD)、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0108】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿を読み取り、読み取った画像をRGBデータに変換
し、RGBデータをHSLデータに変換し、RGBデー
タを用いて原稿画像を検出し、編集領域を指定した情報
をHSLデータを用いて検出することで、マーカーによ
って指定された編集領域についてはHSLデータを用い
て検出し、原稿画像はRGBデータを用いて検出するよ
うにしたので、境界線である部分を認識しなかったり、
境界線でない部分を境界線と認識するといった原稿画像
の誤判定の発生を抑制することができるという効果を奏
する。
【0110】また、本発明によれば、白黒原稿以外の原
稿に対しても、マーカーを用いて編集領域の境界線をユ
ーザーが指定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の画像処理部の前段の構
成部分を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態の画像処理部の後段の構
成部分を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態のディジタルカラー画像
複写装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図4】図1の色変換回路114の構成を示すブロック
図である。
【図5】図4のMARKER信号生成部303の構成を
示すブロック図である。
【図6】図1のエリア生成回路117の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
101〜103 CCD 104 同期信号生成回路 109 シェーディング補正回路 111、119 入力マスキング回路 112、132,140 バッファ 113 平滑フィルタ 114 色変換回路 116 外部回路 117 エリア生成回路 118 影/輪郭生成回路 120、122、129、131 セレクタ 121 画像合成回路 123 色空間圧縮回路 124 黒文字判定回路 125 黒文字LUT回路 126 エリアLUT回路 127 光量−濃度変換部(LOG変換部) 128 出力マスキング処理部 130 サンプリング回路 133 色付け回路 134 F値補正回路 135 変倍回路 136 スムージング回路 137 エッジ強調回路 138 テクスチャ回路 142 アドオン回路 143 レーザ及びレーザコントローラ 146 CPU 147 ROM 148 RAM 200 プリンタ部 201 イメージスキャナ部 203 原稿台ガラス 204 原稿 208 レンズ 210 3ラインセンサ 209 画像信号処理部 211 標準白色板 212 レーザドライバ 213 半導体レーザ 214 ポリゴンミラー 217 感光ドラム 219〜222 現像器 223 転写ドラム 226 定着ユニット 301 RGB→HSL変換部 302 RAM 303 MARKER信号生成部 304 エンコーダ部 305 色変換部 307 2値信号生成部 401、402 比較回路 403 AND 404 排他的論理和演算回路 405〜416 イネーブル信号生成部 417〜420 AND 501 間引き処理部 502、506 データ変換部 503 メモリ 505 描画用IC 507 補間処理部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に対して編集領域を指定する領域指
    定手段と、 前記領域指定手段により前記編集領域を指定された原稿
    を読み取る画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段により読み取られた情報を第1の
    画像データに変換する第1の変換手段と、 前記第1の画像データを第2の画像データに変換する第
    2の変換手段と、 前記第1の画像データを用いて画像情報を検出する第1
    の検出手段と、 前記第2の画像データを用いて領域情報を検出する第2
    の検出手段と、 前記第1の検出手段によって検出された前記画像情報と
    前記第2の検出手段によって検出された前記領域情報と
    をメモリに格納する記憶手段と、 前記メモリに格納された前記領域情報と前記画像情報に
    基づいてエリア信号を生成する領域生成手段と、 前記領域生成手段から出力する前記エリア信号に基づい
    て前記原稿に対する画像編集を行う画像編集手段とを有
    することを特徴とする画像編集装置。
  2. 【請求項2】 前記領域指定手段はマーカーにより原稿
    上に印を付けることにより指定することを特徴とする請
    求項1に記載の画像編集装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の画像データはRGBデータで
    あり、前記第2の画像データは色相(H),彩度
    (S),明度(L)データであることを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像編集装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の検出手段は、前記RGBデー
    タと閾値を比較し、その比較結果によって前記画像情報
    を検出することを特徴とする請求項3に記載の画像編集
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の検出手段は、前記HSLデー
    タと閾値を比較し、その比較結果によって前記領域情報
    を検出することを特徴とする請求項4に記載の画像編集
    装置。
  6. 【請求項6】 前記閾値は、操作部から入力することを
    特徴とする請求項4または5に記載の画像編集装置。
  7. 【請求項7】 前記閾値は、操作部から画像情報となる
    色を指定することにより決定することを特徴とする請求
    項4または5に記載の画像編集装置。
  8. 【請求項8】 前記閾値は、座標指定手段を用いて原稿
    上の位置を指定し、原稿上の該指定した位置にある色を
    前記画像読み取り手段により読み込むことによって決定
    することを特徴とする請求項4または5に記載の画像編
    集装置。
  9. 【請求項9】原稿に対して編集領域を指定する領域指定
    ステップと、 前記領域指定ステップで前記編集領域を指定された原稿
    を読み取る画像読み取りステップと、 前記画像読み取りステップで読み取られた情報を第1の
    画像データに変換する第1の変換ステップと、 前記第1の画像データを第2の画像データに変換する第
    2の変換ステップと、 前記第1の画像データを用いて画像情報を検出する第1
    の検出ステップと、 前記第2の画像データを用いて領域情報を検出する第2
    の検出ステップと、 前記第1の検出ステップで検出された前記画像情報と前
    記第2の検出ステップで検出された前記領域情報とをメ
    モリに格納する記憶ステップと、 前記メモリに格納された前記領域情報と前記画像情報と
    に基づいてエリア信号を生成する領域生成ステップと、 前記領域生成ステップで生成された前記エリア信号に基
    づいて前記原稿に対する画像編集を行う画像編集ステッ
    プとを有することを特徴とする画像編集方法。
  10. 【請求項10】 前記領域指定ステップではマーカーに
    より原稿上に印を付けることにより指定することを特徴
    とする請求項9に記載の画像編集方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の画像データはRGBデータ
    であり、前記第2の画像データは色相(H),彩度
    (S),明度(L)データであることを特徴とする請求
    項9または10に記載の画像編集方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の検出ステップでは、前記R
    GBデータと閾値を比較し、その比較結果によって前記
    画像情報を検出することを特徴とする請求項11に記載
    の画像編集方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の検出ステップでは、前記H
    SLデータと閾値を比較し、その比較結果によって前記
    領域情報を検出することを特徴とする請求項12に記載
    の画像編集方法。
  14. 【請求項14】 前記閾値は、操作部から入力すること
    を特徴とする請求項12または13に記載の画像編集方
    法。
  15. 【請求項15】 前記閾値は、操作部から画像情報とな
    る色を指定することにより決定することを特徴とする請
    求項12または13に記載の画像編集方法。
  16. 【請求項16】 前記閾値は、座標指定手段を用いて原
    稿上の位置を指定し、原稿上の該指定した位置にある色
    を読み込むことによって決定することを特徴とする請求
    項12または13に記載の画像編集方法。
  17. 【請求項17】 マーカー色を検出するために、RGB
    それぞれのマーカーに対するH,S,Lの上限値、下限
    値および反転信号の設定を行うステップと、 編集領域の境界線及び編集対象となる原稿色を2値化す
    るために黒画像信号に対するR,G,Bの上限値、下限
    値および反転信号の設定を行うステップと、 任意の編集する領域にマーカーにより予めマーキングを
    した原稿を読み込み、読み込んだ画像をRGBデータに
    変換し、変換したRGBデータをHSLデータに変換す
    るステップと、 読み込んだ原稿1画面分のマーカーで指定されている編
    集領域については前記HSLデータおよび前記H,S,
    Lの上限値、下限値並びに反転信号を用いて検出し、原
    稿画像は前記RGBデータおよび前記R,G,Bの上限
    値、下限値並びに反転信号を用いて検出することで、当
    該マーカーおよび原稿色を2値化し、該2値化データを
    メモリに格納するステップと、 該メモリ内のマーカーデータの書き込まれたアドレスを
    検索し、検索されたマーカーデータ位置に対応するアド
    レスで表される境界線で囲まれた内部を塗りつぶす等の
    作業を、RGBのそれぞれに対して行うことにより、該
    メモリ内に領域情報を生成するステップと、 前記原稿を再び読み込み、読み込んだ画像と同期して前
    記メモリから読み出した前記領域情報のエリア信号を該
    画像と共に同期して出力するステップと、 入力する前記画像に対して前記エリア信号に対応した編
    集処理を行うステップとを有することを特徴とする画像
    編集方法。
  18. 【請求項18】 コンピュータによって画像編集のため
    の制御プログラムを記録した記録媒体であって、該制御
    プログラムはコンピュータに、 編集領域を指定された原稿を読み取らせ、 読み取られた情報を第1の画像データに変換させ、 前記第1の画像データを第2の画像データに変換させ、 前記第1の画像データを用いて画像情報を検出させ、 前記第2の画像データを用いて領域情報を検出させ、 検出された前記画像情報と検出された前記領域情報とを
    メモリに格納させ、 前記メモリに格納された前記領域情報と前記画像情報に
    基づいてエリア信号を生成させ、 前記エリア信号に基づいて前記原稿に対する画像編集を
    行わせることを特徴とする画像編集制御プログラムを記
    録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記第1の画像データはRGBデータ
    であり、前記第2の画像データは色相(H),彩度
    (S),明度(L)データであることを特徴とする請求
    項18に記載の画像編集制御プログラムを記録した記録
    媒体。
  20. 【請求項20】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 前記RGBデータと閾値を比較し、その比較結果によっ
    て前記画像情報を検出することを特徴とする請求項19
    に記載の画像編集制御プログラムを記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 前記HSLデータと閾値を比較し、その比較結果によっ
    て前記領域情報を検出することを特徴とする請求項20
    に記載の画像編集制御プログラムを記録した記録媒体。
  22. 【請求項22】 コンピュータによって画像編集のため
    の制御プログラムを記録した記録媒体であって、該制御
    プログラムはコンピュータに、 マーカー色を検出するために、RGBそれぞれのマーカ
    ーに対するH,S,Lの上限値、下限値および反転信号
    の設定を行わせ、 編集領域の境界線及び編集対象となる原稿色を2値化す
    るために黒画像信号に対するR,G,Bの上限値、下限
    値および反転信号の設定を行わせ、 任意の編集する領域にマーカーにより予めマーキングを
    した原稿を読み込ませ、 読み込んだ画像をRGBデータに変換させ、 変換したRGBデータをHSLデータに変換させ、 読み込んだ原稿1画面分のマーカーで指定されている編
    集領域については前記HSLデータおよび前記H,S,
    Lの上限値、下限値並びに反転信号を用いて検出させ、 原稿画像は前記RGBデータおよび前記R,G,Bの上
    限値、下限値並びに反転信号を用いて検出させ、 これら検出により得られた当該マーカーおよび原稿色の
    2値化データをメモリに格納させ、 該メモリ内のマーカーデータの書き込まれたアドレスを
    検索させ、 検索されたマーカーデータ位置に対応するアドレスで表
    される境界線で囲まれた内部を塗りつぶす等の作業を、
    RGBのそれぞれに対して行うことにより、該メモリ内
    に領域情報を生成させ、 前記原稿を再び読み込み、読み込んだ画像と同期して前
    記メモリから読み出した前記領域情報のエリア信号を該
    画像と共に同期して出力させ、 前記画像に対して前記エリア信号に対応した編集処理を
    行わせることを特徴とする画像編集制御プログラムを記
    録した記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105653510A (zh) * 2015-12-28 2016-06-08 智慧方舟科技有限公司 一种电子化作业的批改方法、装置和系统

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