JPH11306738A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JPH11306738A
JPH11306738A JP10888998A JP10888998A JPH11306738A JP H11306738 A JPH11306738 A JP H11306738A JP 10888998 A JP10888998 A JP 10888998A JP 10888998 A JP10888998 A JP 10888998A JP H11306738 A JPH11306738 A JP H11306738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
digital data
recording medium
recording
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10888998A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Araki
誠 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10888998A priority Critical patent/JPH11306738A/ja
Publication of JPH11306738A publication Critical patent/JPH11306738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録再生装置において、SCMS等の規定に
違反することなく、記録媒体間のデジタルデータの移動
を行うことができると共に、その際の音質や画質等の劣
化を抑制することができるようにする。 【解決手段】 ディスク121から再生されたデジタル
データをアナログデータに変換することなくディスク2
21に記録したとき、システムコントローラ112が移
動要求のあったデジタルデータが位置していた領域を記
録可能領域とするTOCデータを作成し、この作成した
TOCデータを信号処理回路301で変調や所定の信号
処理が施してRF信号とし、ヘッド駆動回路113を介
して記録ヘッド114に送出し、光ピックアップ101
からの光との相互作用によりディスク121のUTOC
領域に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置又は
記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルデータの記録や再生
を行う記録再生装置としては、MD(Mini Disc)装置
やDVD(Digital Versatile Disc)装置等があり、こ
れらの記録再生装置においては、著作者保護の観点から
SCMS(Serial Copy Management System)等の規定
により、第1記録媒体から再生したデジタルデータをア
ナログデータに変換することなく第2記録媒体に記録す
るデジタル記録が一部規制されており、MD装置を例に
説明すると、再生専用の市販ディスクから記録再生可能
なディスクへの1世代のデジタル記録に関して許可さ
れ、1世代のデジタル記録によって作成された記録再生
可能なディスクから記録再生可能なディスクへの1世代
以降のデジタル記録に関して禁止されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
記録再生装置の使用方法として、レンタルビデオ店や友
人からCD(Compact Disc)や市販の再生専用MDやD
VDを借り、その借りてきたCDやMDやDVDに記録
された所望のデジタルデータを記録再生可能なMDやD
VDに記録する方法が一般的に行われているが、このよ
うにして作成された記録再生可能なMDやDVDから所
望のデジタルデータを、他の記録再生可能なMDやDV
Dに移動させて好みのデジタルデータを集めたMDやD
VDを作成するには、SCMS等の規定により1世代以
降のデジタル記録が禁止されていることから一旦アナロ
グデータに変換する必要があり、その際に音質や画質等
が劣化するといった問題点があった。
【0004】本発明は、SCMS等の規定に違反するこ
となく、記録媒体間のデジタルデータの移動を行うこと
ができると共に、その際の音質や画質等の劣化を抑制す
ることができる記録再生装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、第1記録媒体に記録された
デジタルデータを再生して第2記録媒体に記録する記録
再生装置において、第1記録媒体から再生したデジタル
データをアナログデータに変換することなく第2記録媒
体に記録したとき、第2記録媒体に記録したデジタルデ
ータを第1記録媒体上から削除する制御手段を設けたも
のである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、上記制御手段が、デジタルデータの記
録位置を表すインデックスデータを記録媒体上から削除
することによってデジタルデータの削除を行うものであ
る。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の構成に加え、上記制御手段が、第1記
録媒体から再生されたデジタルデータをアナログデータ
に変換することなく第2記録媒体に記録する際、デジタ
ルデータと共にそのデジタルデータに対応する移動世代
を記録するものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3の何れかに記載の発明の構成に加え、第1記録媒体
及び第2記録媒体に記録されるデジタルデータとしてデ
ータ圧縮されたデジタルデータを用いる一方、上記制御
手段が、 第1記録媒体から再生したデジタルデータを
アナログデータに変換することなく第2記録媒体に記録
する際、データ伸長やデータ圧縮の処理を施さないよう
にするものである。
【0009】請求項5記載の発明は、第1記録媒体に記
録されたデジタルデータを再生して第2記録媒体に記録
する記録再生方法であって、第1記録媒体から再生した
デジタルデータをアナログデータに変換することなく第
2記録媒体に記録したとき、第2記録媒体に記録したデ
ジタルデータを第1記録媒体上から削除するものであ
る。
【0010】請求項6記載の発明は、第1記録媒体及び
第2記録媒体に記録されるデジタルデータとしてデータ
圧縮されたデジタルデータを用いる一方、第1記録媒体
に記録されたデジタルデータを再生して第2記録媒体に
記録する記録再生方法であって、第1記録媒体から再生
したデジタルデータをアナログデータに変換することな
く第2記録媒体に記録する際、データ伸長やデータ圧縮
の処理を施さないようにすると共に、第1記録媒体から
再生したデジタルデータをアナログデータに変換するこ
となく第2記録媒体に記録したとき、第2記録媒体に記
録したデジタルデータを第1記録媒体上から削除するも
のである。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、第
1記録媒体から再生されたデジタルデータをアナログデ
ータに変換することなく第2記録媒体に記録したとき、
制御手段が第2記録媒体に記録したデジタルデータを第
1記録媒体上から削除することにより、SCMS等の規
定に違反することなく、記録媒体間のデジタルデータの
移動を行うことができると共に、その際の音質や画質等
の劣化を抑制することができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、第1記録媒
体から再生されたデジタルデータをアナログデータに変
換することなく第2記録媒体に記録したとき、制御手段
が第2記録媒体に記録したデジタルデータに対応するイ
ンデックスデータを第1記録媒体上から削除することに
より、SCMS等の規定に違反することなく、記録媒体
間のデジタルデータの移動を行うことができると共に、
その際の音質や画質等の劣化を抑制することができ、且
つデジタルデータの削除にかかる時間を短縮することが
できる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、第1記録媒
体から再生されたデジタルデータをアナログデータに変
換することなく第2記録媒体に記録する際、デジタルデ
ータと共にそのデジタルデータに対応する移動世代を記
録すると共に、第2記録媒体に記録したデジタルデータ
に対応するインデックスデータを第1記録媒体上から削
除することにより、SCMS等の規定に違反することな
く、記録媒体間のデジタルデータの移動を行うことがで
きると共に、その際の音質や画質等の劣化を抑制するこ
とができ、且つ第2記録媒体に記録する移動世代によっ
てデジタルデータの移動回数を規制することができる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、第1記録媒
体及び第2記録媒体に記録されるデジタルデータとして
データ圧縮されたデジタルデータを用いた場合におい
て、デジタルデータに対するデータ伸長やデータ圧縮の
処理を施すことなくデジタル記録を行うと共に、第1記
録媒体から再生されたデジタルデータをアナログデータ
に変換することなく第2記録媒体に記録したとき、第2
記録媒体に記録したデジタルデータを第1記録媒体上か
ら削除することにより、SCMS等の規定に違反するこ
となく、記録媒体間のデジタルデータの移動を行うこと
ができると共に、そのデジタルデータの移動にかかる時
間を大幅に短縮することができ、且つその際の音質や画
質等の劣化を抑制することができる。
【0015】請求項5記載の発明によれば、第1記録媒
体から再生されたデジタルデータをアナログデータに変
換することなく第2記録媒体に記録したとき、第2記録
媒体に記録したデジタルデータを第1記録媒体上から削
除することにより、SCMS等の規定に違反することな
く、記録媒体間のデジタルデータの移動を行うことがで
きると共に、その際の音質や画質等の劣化を抑制するこ
とができる。
【0016】請求項6記載の発明によれば、第1記録媒
体及び第2記録媒体に記録されるデジタルデータとして
データ圧縮されたデジタルデータを用いた場合におい
て、デジタルデータに対するデータ伸長やデータ圧縮の
処理を施すことなくデジタル記録を行うと共に、第1記
録媒体から再生されたデジタルデータをアナログデータ
に変換することなく第2記録媒体に記録したとき、第2
記録媒体に記録したデジタルデータを第1記録媒体上か
ら削除することにより、SCMS等の規定に違反するこ
となく、記録媒体間のデジタルデータの移動を行うこと
ができると共に、そのデジタルデータの移動にかかる時
間を大幅に短縮することができ、且つその際の音質や画
質等の劣化を抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の記録再生装置の一実施の形
態であるMD装置の電気的構成を示す概略機能ブロック
図、図2及び図3は同MD装置におけるデジタルデータ
移動時の動作制御を示すフローチャート、図4は本発明
の記録再生装置の他の実施の形態であるMD装置の電気
的構成を示す概略機能ブロック図、図5は同MD装置に
おけるデジタルデータ移動時の動作制御を示すフローチ
ャートである。
【0019】以下、本発明の一実施の形態であるMD装
置を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0020】図1において、データの再生動作について
説明すれば、光ピックアップ101,201は、記録再
生可能な記録媒体としてのディスク121,221に光
を照射し、ディスク121,221からの反射光を取り
込む再生ヘッドであり、ディスク121,221に記録
されたRF信号を読み取るようになっている。
【0021】RFアンプ102,202は、光ピックア
ップ101,201により読み取られたRF信号を増幅
してエンコーダ・デコーダ信号処理回路(以下、信号処
理回路とする)103,203に送出するようになって
いる。又、RFアンプ102,202は、RF信号から
フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号等の
サーボ制御信号を生成し、サーボ制御回路111,21
1に送出するようになっている。
【0022】信号処理回路103,203は、サブコー
ドの処理等を行うためにシステムコントローラ112,
212と通信可能に設けられると共に、RFアンプ10
2,202を経たRF信号を復調してデジタルデータに
変換し、そのデジタルデータに誤り訂正等の所定の処理
を施してメモリコントローラ104,204に転送する
ようになっている。
【0023】メモリコントローラ104,204は、信
号処理回路103,203を経たデジタルデータをショ
ックプルーフメモリ105,205に記憶させるように
システムコントローラ112,212の指示に従って、
ショックプルーフメモリ105,205の書込動作及び
読取動作を制御するようになっている。このメモリコン
トローラ104,204は、信号処理回路103,20
3から出力されたデジタルデータを転送すると共に、シ
ョックプルーフメモリ105,205から出力されたデ
ジタルデータをデータ伸長・圧縮回路106,206に
転送するようになっている。
【0024】ショックプルーフメモリ105,205
は、信号処理回路103,203から出力されたデジタ
ルデータを一時的に記憶するようになっており、DRA
Mによって構成されている。このショックプルーフメモ
リ105,205は、信号処理回路103,203とデ
ータ伸長・圧縮回路106,206との間に配されてお
り、振動等の外乱による記録・再生の中断を防止するた
めにデジタルデータを保護すること、及び信号処理回路
103,203から出力されるデジタルデータの転送速
度と、データ伸長・圧縮回路106,206に入力され
るデジタル情報の転送速度との差を吸収すること、並び
にインデックスデータを記憶することを目的として設け
られている。
【0025】データ伸長・圧縮回路106,206は、
メモリコントローラ104,204から出力され、所定
の圧縮率で時間軸圧縮されたデジタルデータを時間軸伸
長し、この時間軸伸長したデジタルデータをデジタル出
力端子118,218を介して外部出力すると共に、時
間軸伸長したデジタルデータをコンパレータ107,2
07のD/Aコンバータ107a,207aに転送し、
ここで元のアナログデータに再生した後、アナログ出力
端子116,216に出力する。アナログ出力端子11
6,216は、スピーカ等を有する図示しない出力部に
接続されている。尚、A/Dコンバータ107b,20
7bについては後述する。
【0026】送りモータ108,208は、光ピックア
ップ101,201をディスク119,219の記録ト
ラック(図示せず)に直交する方向へ移動させるための
モータである。スピンドルモータ109,209は、デ
ィスク121,221を回転させるためのモータであ
る。ドライバ回路110,210は、送りモータ10
8,208と、スピンドルモータ109,209と、光
ピックアップ101,201の対物レンズ(図示せず)
を駆動する図示しない駆動装置とを動作させるために、
これらに電力を供給するようになっている。
【0027】サーボ制御回路111,211は、光ピッ
クアップ101,201から出射される光をディスク1
21,221の目標記録トラックに追従させる等の動作
が正確に行われるように、ドライバ回路110,210
により駆動される上記各装置をフィードバック制御する
回路である。このサーボ制御回路111,211は、シ
ステムコントローラ112,212の指示に従って、R
Fアンプ102,202から出力されたサーボ信号に基
づいてフォーカス、トラッキング及びスピン等の制御量
を決定し、その制御量を制御信号としてドライバ回路1
10,210に送出するようになっている。
【0028】システムコントローラ112,212は、
信号処理回路103,203、メモリコントローラ10
4,204、サーボ制御回路111,211、及びヘッ
ド駆動装置213,213を集中管理するマイクロコン
ピュータである。又、システムコントローラ112,2
12は、制御端子120,220を通じてシステムコン
トローラ212,112と相互に制御データの授受を行
うようになっている。
【0029】入力装置115,215は、図示しないス
イッチ及びキー等で構成されており、例えばスイッチを
ONして入力可能とした後、キーボード等による手動入
力動作によってディスク121,221への複数のデジ
タルデータの書込、消去等の処理動作、及びディスク1
21,221に記録されている複数のデジタルデータの
再生順序をシステムコントローラ112,212に入力
する。
【0030】次に、データの記録動作について説明すれ
ば、アナログ入力端子117,217はマイク等を有す
る図示しない入力部に接続されており、A/Dコンバー
タ107b,207bはアナログ入力端子117,21
7より入力されたアナログデータをデジタルデータに変
換してデータ伸長・圧縮回路106,206に転送する
ようになっている。
【0031】データ伸長・圧縮回路106,206は、
A/Dコンバータ107b,207bから出力されたデ
ジタルデータ、及びデジタル入力端子119,219よ
り入力されたデジタルデータの時間軸を所定の圧縮率、
例えば約1/5に圧縮してメモリコントローラ104,
204に転送するようになっている。
【0032】メモリコントローラ104,204は、デ
ータ伸長・圧縮回路106,206から出力されたデジ
タルデータをショックプルーフメモリ105,205に
転送すると共に、ショックプルーフメモリ105,20
5からデジタルデータを読み出していないとき、ショッ
クプルーフメモリ105,205に記憶されているデジ
タルデータ量をショックプルーフメモリ105,205
のアドレスを監視することで検出し、その検出結果をシ
ステムコントローラ112,212に出力する。そし
て、ショックプルーフメモリ105,205のデータ量
が所定値に達すると、システムコントローラ112,2
12は、そのショックプルーフメモリ105,205に
記憶されたデジタルデータを信号処理回路103,20
3に出力する。このとき、メモリコントローラ104,
204はショックプルーフメモリ105,205から出
力されたデジタルデータを信号処理回路103,203
に入力されるデジタルデータの転送速度との差を吸収す
ることも目的としている。
【0033】信号処理回路103,203は、メモリコ
ントローラ104,204から出力されたデジタルデー
タを変調してRF信号に変換し、ヘッド駆動装置11
3,213に転送するようになっている。
【0034】ヘッド駆動装置113,213は、信号処
理回路103,203から出力されたRF信号を記録ヘ
ッド114,214に転送すると共に、記録ヘッド11
4,214によるディスク121,221の目標トラッ
クへのRF信号の記録が正確に行われるように、記録ヘ
ッド114,214をディスク121,221に直交す
る方向へ移動させるようになっている。記録ヘッド11
4,214は、ディスク121,221の記録領域にR
F信号を記録するようになっている。
【0035】そして、上記記録及び再生に用いられるデ
ィスク121,221は、内周側から外周側に向かって
順に、ディスク制御信号等が記録されているリードイン
領域と、記録された複数のSG(Sound Group)データ
に関する情報等を書き込むUTOC(User Table Of Co
ntents)領域と、複数の個々に完結されたSGデータを
記録するプログラム領域と、ディスク制御信号等が記録
されているリードアウト領域を有しており、UTOC領
域に記録されているデータを書き換えることによってプ
ログラム領域に記録されているSGデータの分割や合成
や消去等の編集が行えるようになっている。
【0036】上記のように構成されたMD装置につい
て、ディスク121に記録されたデジタルデータをディ
スク221に移動するときの動作を、図2及び図3に示
すフローチャートに基づいて説明する。
【0037】装置本体に電源が投入されている状態にお
いてディスク121,221が装着される、又はディス
ク121,221が装着されている状態において装置本
体の電源が投入されると、光ピックアック101,20
1により、ディスク121,221のUTOC領域から
RF信号が読み出され、RFアンプ102,202で増
幅されると共に、信号処理回路3で復調や所定の信号処
理が施されてTOCデータとして復元された後、メモリ
コントローラ104,204に送出され、ここでショッ
クプルーフメモリ105,205に設けられたTOC記
憶領域に記憶される(ステップF101,F201)。
【0038】そして、このTOCデータの読み込みが完
了した状態において、入力装置115からSGデータの
移動命令がある(ステップF102)と、システムコン
トーラ112は装置本体に装着されたディスク121が
記録再生可能な記録媒体であるか否か確認し(ステップ
F103)、このとき、記録再生可能な記録媒体ではな
いと判断された場合には、デジタルデータの移動を中止
し、又記録再生可能な記録媒体であると判断された場合
には、移動要求のあったSGデータの移動世代をショッ
クプルーフメモリ105のTOC記憶領域に記憶された
TOCデータから読み出し、その移動世代が所定世代以
上であるか否か確認する(ステップF104)。
【0039】そして、このとき、移動要求のあったSG
データの移動世代が所定世代以上であると判断された場
合には、デジタルデータの移動を中止し、又所定世代以
上でないと判断された場合には、制御端子120,22
0を通じてシステムコントローラ212にスタート信号
を出力する(ステップF105)と共に、移動要求のあ
ったSGデータの再生時間をショックプルーフメモリ1
05のTOC記憶領域に記憶されたTOCデータから読
み出し、その再生時間データを制御端子120,220
を通じてシステムコントローラ212に出力する(ステ
ップF106)他方、システムコントローラ212は、
制御端子220,120を通じてシステムコントローラ
112からのスタート信号が入力されたとき(ステップ
F202)、装置本体に装着されたディスク221が記
録再生可能な記録媒体であるか否か確認し(ステップF
203)、このとき、記録再生可能な記録媒体ではない
と判断された場合には、制御端子220,120を通じ
てシステムコントローラ112にストップ信号を出力す
る(ステップF217)と共に、デジタルデータの移動
を中止し、又記録再生可能な記録媒体であると判断され
た場合には、ショックプルーフメモリ205のTOC記
憶領域に記憶されたTOCデータによりディスク221
の記録可能領域RAのスタートアドレス及びエンドアド
レスを認識し、その記録可能領域RAを基に記録する領
域を選択して、サーボ制御回路211及びヘッド駆動装
置213により光ピックアップ201及び記録ヘッド2
14を目標の記録トラックまで送り、ディスク221の
回転数を所定の値に制御すると共に、図示しない対物レ
ンズの位置が記録トラックを追従するように駆動させる
(ステップF204)。
【0040】その後、システムコントローラ212は、
制御端子220,120を通じてシステムコントローラ
112からの再生時間データが入力されたとき(ステッ
プF205)、その入力された再生時間とディスク22
1の記録可能時間とを比較し(ステップF206)、こ
のとき、記録可能時間よりも再生時間の方が短くSGデ
ータの記録が可能であると判断された場合には、制御端
子220,120を通じてシステムコントローラ112
にスタート信号を出力し(ステップF207)、又記録
可能時間よりも再生時間の方が長くSGデータの記録が
不可能であると判断された場合には、制御端子220,
120を通じてシステムコントローラ112にストップ
信号を出力する(ステップF217)と共に、デジタル
データの移動を中止する。
【0041】一方、システムコントローラ112は、制
御端子120,220を通じてシステムコントローラ2
12からのストップ信号が入力された場合には(ステッ
プF107)、デジタルデータの移動を中止し、又制御
端子120,220を通じてシステムコントローラ21
2からのスタート信号が入力された場合には(ステップ
F108)、ショックプルーフメモリ105のTOC記
憶領域に記憶されたTOCデータにより移動要求のあっ
たSGデータのスタートアドレス及びエンドアドレスを
認識し、そのデータを基にディスク121のプログラム
領域から光ピックアップ101によりRF信号を読み出
す(ステップF109)と共に、移動要求のあったSG
データの読み出しが完了したとき(ステップF11
0)、制御端子120,220を通じてシステムコント
ローラ212に読出完了信号を出力する(ステップF1
11)。
【0042】尚、光ピックアップ101により読み出さ
れたRF信号は、RFアンプ102で増幅された後、信
号処理回路103で復調や所定の信号処理が施されてS
Gデータとして復元され、その後、メモリコントローラ
104に送出され、ここでショックプルーフメモリ10
5のデータ領域に書き込まれて一時的に記憶されると共
に、書き込まれた順に読み出される。そして、メモリコ
ントローラ104から出力されたSGデータは、データ
伸長・圧縮回路106に送出され、ここで時間軸伸長さ
れた後、デジタル出力端子118及びデジタル入力端子
219を通じてデータ伸長・圧縮回路206に出力され
る。又、このとき、データ伸長・圧縮回路106によっ
て時間軸伸長されたSGデータをコンパレータ107に
送出し、D/Aコンバータ107aによってアナログデ
ータに変換した後、出力端子116に接続された図示し
ない出力装置によって外部に放音するようにしても良
い。
【0043】又、RFアンプ102で増幅されたRF信
号は、フィードバック制御に用いられるサーボ制御信号
としてサーボ制御回路111にも送出され、サーボ制御
回路111は、サーボ制御信号に基づいてシステムコン
トローラ112の指示により制御量を決定し、ドライバ
回路110に対し制御信号を出力する。すると、ドライ
バ回路10は、制御信号の大きさに応じて送りモータ1
08とスピンドルモータ109光ピックアップ101の
対物レンズ駆動装置とをそれぞれ動作させ、これりによ
り、光ピックアップ101が目標の記録トラックまで送
られ、ディスク121の回転数が所定の値に制御される
と共に、図示しない対物レンズの位置が記録トラックを
正確に追従するように駆動される。
【0044】他方、データ伸長・圧縮回路206は、デ
ジタル入力端子219及びデジタル出力端子118を通
じてデータ伸長・圧縮回路106からのSGデータが入
力されたとき、その入力されたSGデータを所定の圧縮
率で時間軸圧縮した後、メモリコントローラ204に送
出し、メモリコントローラ204は、そのSGデータを
ショックプルーフメモリ205のデータ領域に一時記憶
する。そして、ショックプルーフメモリ205にSGデ
ータが所定量まで記憶されたとメモリコントローラ20
4が検出したとき、システムコントローラ212がこの
検出結果に基づいてメモリコントローラ204を制御し
て、ショックプルーフメモリ205のデータ領域に記憶
されているデジタルデータを書き込まれた順に読み出
し、この読み出したSGデータは、信号処理回路203
で変調や所定の信号処理が施されてRF信号とされ、ヘ
ッド駆動回路213を介して記録ヘッド214に送出さ
れ、光ピックアップ201からの光との相互作用により
ディスク221のプログラム領域に記録される(ステッ
プF208)。尚、このとき、データ伸長・圧縮回路2
06に入力されるSGデータをコンパレータ207に送
出し、D/Aコンバータ207aによってアナログデー
タに変換した後、出力端子216に接続された図示しな
い出力装置によって外部に放音するようにしても良い。
【0045】そして、システムコントローラ212は、
制御端子220,120を通じてシステムコントローラ
112からの読出完了信号が入力される(ステップF2
09)と共に、ディスク221のプログラム領域へのS
Gデータの記録が完了したとき(ステップF210)、
制御端子220,120を通じてシステムコントローラ
112に記録完了信号を出力する(ステップF21
1)。
【0046】尚、制御端子220,120を通じてシス
テムコントローラ112からのエンド信号が入力される
ことなく、ディスク221のプログラム領域へのデジタ
ルデータの記録が完了した場合や、制御端子220,1
20を通じてシステムコントローラ112からのエンド
信号が入力されてから所定時間経過してもディスク22
1のプログラム領域へのデジタルデータの記録が完了し
ない場合には、デジタルデータの移動エラーであると判
断してデジタルデータの移動を中止し、ディスク221
に記録されたSGデータを無効にするようにしても良
く、又何らかの理由により、ディスク121からのSG
データの再生又はディスク221へのSGデータの記録
に障害が発生した場合には、ディスク121からのSG
データの再生及びディスク221へのSGデータの記録
を一時停止し、障害が普及しだいディスク121からの
SGデータの再生及びディスク221へのSGデータの
記録を再開するようにしても良い。
【0047】一方、システムコントローラ112は、制
御端子120,220を通じてシステムコントローラ2
12からの記録完了信号が入力されたとき(ステップF
112)、移動要求のあったSGデータの関連データ
(記録日時やネームや移動世代等)をショックプルーフ
メモリ105のTOC記憶領域に記憶されたTOCデー
タから読み出し、制御端子120,220を通じてシス
テムコントローラ212に出力する(ステップF11
3)。
【0048】そして、システムコントローラ212は、
制御端子220,120を通じてシステムコントローラ
112からの関連データが入力されたとき(ステップF
212)、その入力された関連データに含まれる移動世
代に1世代加算して再作成した関連データと、ディスク
221のプログラム領域に記録したSGデータのスター
トアドレス及びエンドアドレスとに基づいてTOCデー
タを作成し、この作成したTOCデータを信号処理回路
203で変調や所定の信号処理が施してRF信号とし、
ヘッド駆動回路213を介して記録ヘッド214に送出
し、光ピックアップ201からの光との相互作用により
ディスク221のUTOC領域に記録する(ステップF
213)と共に、そのTOCデータのディスク221へ
の記録が正常に完了したとき(ステップF214)、制
御端子220,120を通じてシステムコントローラ1
12にエンド信号を送出し(ステップF215)、その
後、制御端子220,120を通じてシステムコントロ
ーラ112からのエンド信号が入力されたとき(ステッ
プF216)、デジタルデータの移動が正常に完了した
と判断してデジタルデータ移動動作を終了する。
【0049】尚、このとき、制御端子220,120を
通じてシステムコントローラ112にエンド信号を送出
してから所定時間経過しても制御端子220,120を
通じてシステムコントローラ112からのエンド信号が
入力されないとき、制御端子220,120を通じてシ
ステムコントローラ112に状況を通知するよう指示す
ると共に、その通知された状況によっては違法コピーで
あると判断し、TOCデータの更新によって今回記録し
たSGデータを削除するようにしても良い。
【0050】一方、システムコントローラ112は、制
御端子120,220を通じてシステムコントローラ2
12からのエンド信号が入力されたとき(ステップF1
14)、移動要求のあったSGデータの関連データを削
除すると共に、移動要求のあったSGデータが位置して
いた領域を記録可能領域とするTOCデータを作成し、
この作成したTOCデータを信号処理回路103で変調
や所定の信号処理が施してRF信号とし、ヘッド駆動回
路113を介して記録ヘッド114に送出し、光ピック
アップ101からの光との相互作用によりディスク12
1のUTOC領域に記録し(ステップF115)、その
後、そのTOCデータのディスク121への記録が正常
に完了したとき(ステップF116)、制御端子12
0,220を通じてシステムコントローラ212にエン
ド信号を送出する(ステップF117)と共に、デジタ
ルデータの移動が正常に完了したと判断してデジタルデ
ータ移動動作を終了する。
【0051】尚、このとき、TOCデータのディスク1
21への記録が行えない等の理由により、移動要求のあ
ったSGデータを削除することができない場合には、制
御端子120,220を通じてシステムコントローラ2
12にその旨を通知し、システムコントローラ212に
よるTOCデータの更新によってディスク221に今回
記録したSGデータを削除するようにしても良い。
【0052】従って、上記動作制御によれば、ディスク
121から再生されたデジタルデータをアナログデータ
に変換することなくディスク221に記録したとき、デ
ィスク221に記録したデジタルデータをディスク12
1上から削除することにより、SCMSの規定に違反す
ることなく、記録媒体間のデジタルデータの移動を行う
ことができる。
【0053】尚、上記動作制御では、ディスク121に
記録されたデジタルデータをディスク221に移動する
場合について説明したが、ディスク221に記録された
デジタルデータをディスク121に移動する場合につい
ても同様の動作制御により移動することができることは
言うまでもない。
【0054】又、上記実施の形態では、データ伸長・圧
縮回路106,206にデジタル出力端子118,21
8及びデジタル入力端子119,219を設け、SGデ
ータを一旦データ伸長した後に再びデータ圧縮して記録
した場合について説明したが、この場合、データ圧縮は
元のデータからなるべく影響が少ないようにデータ量を
減らしているとはいえ、元のフルデータに対してデータ
を間引いていることは否めず、具体的には一例として、
元データが512ワード(1028ビット)である場合
に圧縮後のデータは212ビット(メイン+サブデー
タ)となり、影響の少ないレベルの低い部分は切り取ら
れ、圧縮を行うごとに音質や画質が劣化していく。そこ
で、これら圧縮を行うごとに音質や画質が劣化するとい
った問題点を解決するために、信号処理回路103,2
03にデジタル出力端子及びデジタル入力端子を設け、
SGデータに対してデータ伸長処理及びデータ圧縮処理
を施すことなく記録するようにしても良い。
【0055】次に、本発明の他の実施の形態であるMD
装置を、図4及び図5に基づいて説明する。尚、図4に
おいて図1と共通する部分には共通の符号を付し、その
説明については省略する。
【0056】図4において、エンコーダ・デコーダ/信
号処理回路(以下、信号処理回路とする)301は、サ
ブコードの処理等を行うためにシステムコントローラ3
08と通信可能に設けられると共に、RFアンプ10
2,202を経たRF信号を復調してデジタルデータに
変換し、そのデジタルデータに誤り訂正等の所定の処理
を施してメモリコントローラ302に転送するようにな
っている。
【0057】メモリコントローラ302は、信号処理回
路301を経たデジタルデータをショックプルーフメモ
リ303に記憶させるようにシステムコントローラ30
8の指示に従って、ショックプルーフメモリ303の書
込動作及び読取動作を制御するようになっている。この
メモリコントローラ302は、信号処理回路301から
出力されたデジタルデータを転送すると共に、ショック
プルーフメモリ303から出力されたデジタルデータを
データ伸長・圧縮回路304に転送するようになってい
る。
【0058】ショックプルーフメモリ303は、信号処
理回路301から出力されたデジタルデータを一時的に
記憶するようになっており、DRAMによって構成され
ている。このショックプルーフメモリ303は、信号処
理回路301とデータ伸長・圧縮回路304との間に配
されており、振動等の外乱による記録・再生の中断を防
止するためにデジタルデータを保護すること、及び信号
処理回路301から出力されるデジタルデータの転送速
度と、データ伸長・圧縮回路304に入力されるデジタ
ル情報の転送速度との差を吸収すること、並びにインデ
ックスデータを記憶することを目的として設けられてい
る。
【0059】データ伸長・圧縮回路304は、メモリコ
ントローラ302から出力され、所定の圧縮率で時間軸
圧縮されたデジタルデータを時間軸伸長し、この時間軸
伸長したデジタルデータをコンパレータ305のD/A
コンバータ305aに転送し、ここで元のアナログデー
タに再生した後、アナログ出力端子306に出力する。
アナログ出力端子306は、スピーカ等を有する図示し
ない出力部に接続されている。
【0060】システムコントローラ308は、信号処理
回路301、メモリコントローラ302、サーボ制御回
路111,211、及びヘッド駆動装置213,213
を集中管理するマイクロコンピュータである。
【0061】入力装置309は、図示しないスイッチ及
びキー等で構成されており、例えばスイッチをONして
入力可能とした後、キーボード等による手動入力動作に
よってディスク121,221への複数のデジタルデー
タの書込、消去等の処理動作、及びディスク121,2
21に記録されている複数のデジタルデータの再生順序
をシステムコントローラ308に入力する。
【0062】次に、データの記録動作について説明すれ
ば、アナログ入力端子307はマイク等を有する図示し
ない入力部に接続されており、A/Dコンバータ305
bはアナログ入力端子307より入力されたアナログデ
ータをデジタルデータに変換してデータ伸長・圧縮回路
304に転送するようになっている。
【0063】データ伸長・圧縮回路304は、A/Dコ
ンバータ305bから出力されたデジタルデータの時間
軸を所定の圧縮率、例えば約1/5に圧縮してメモリコ
ントローラ104,204に転送するようになってい
る。
【0064】メモリコントローラ302は、データ伸長
・圧縮回路304から出力されたデジタルデータをショ
ックプルーフメモリ303に転送すると共に、ショック
プルーフメモリ303からデジタルデータを読み出して
いないとき、ショックプルーフメモリ303に記憶され
ているデジタルデータ量をショックプルーフメモリ30
3のアドレスを監視することで検出し、その検出結果を
システムコントローラ308に出力する。そして、ショ
ックプルーフメモリ303のデータ量が所定値に達する
と、システムコントローラ308は、そのショックプル
ーフメモリ303に記憶されたデジタルデータを信号処
理回路301に出力する。このとき、メモリコントロー
ラ302はショックプルーフメモリ303から出力され
たデジタルデータを信号処理回路301に入力されるデ
ジタルデータの転送速度との差を吸収することも目的と
している。
【0065】信号処理回路301は、メモリコントロー
ラ302から出力されたデジタルデータを変調してRF
信号に変換し、ヘッド駆動装置113,213に転送す
るようになっている。
【0066】上記のように構成されたMD装置につい
て、ディスク121に記録されたデジタルデータをディ
スク221に移動するときの動作を、図5に示すフロー
チャートに基づいて説明する。
【0067】装置本体に電源が投入されている状態にお
いてディスク121,221が装着される、又はディス
ク121,221が装着されている状態において装置本
体の電源が投入されると、光ピックアック101,20
1により、ディスク121,221のUTOC領域から
RF信号が読み出され、RFアンプ102,202で増
幅されると共に、信号処理回路301で復調や所定の信
号処理が施されてTOCデータとして復元された後、メ
モリコントローラ302に送出され、ここでショックプ
ルーフメモリ303に設けられたTOC記憶領域に記憶
される(ステップF301)。
【0068】そして、このTOCデータの読み込みが完
了した状態において、入力装置309からディスク12
1からディスク221へのSGデータの移動命令がある
(ステップF302)と、システムコントーラ308
は、装置本体に装着されたディスク121,221が記
録再生可能な記録媒体であるか否か確認し(ステップF
303)、このとき、ディスク121,221の何れか
一方でも記録再生可能な記録媒体ではないと判断された
場合には、デジタルデータの移動を中止し、又ディスク
121,221の両方が記録再生可能な記録媒体である
と判断された場合には、移動要求のあったSGデータの
移動世代をショックプルーフメモリ303のTOC記憶
領域に記憶されたTOCデータから読み出し、その移動
世代が所定世代以上であるか否か確認する(ステップF
304)。
【0069】そして、このとき、移動要求のあったSG
データの移動世代が所定世代以上であると判断された場
合には、デジタルデータの移動を中止し、又所定世代以
上でないと判断された場合には、ショックプルーフメモ
リ303のTOC記憶領域に記憶されたTOCデータに
よりディスク221の記録可能領域RAのスタートアド
レス及びエンドアドレスを認識し、その記録可能領域R
Aを基に記録する領域を選択して、サーボ制御回路21
1及びヘッド駆動装置213により光ピックアップ20
1及び記録ヘッド214を目標の記録トラックまで送
り、ディスク221の回転数を所定の値に制御すると共
に、図示しない対物レンズの位置が記録トラックを追従
するように駆動させる(ステップF305)。
【0070】そして、システムコントローラ308は、
ディスク221の記録スタンバイが完了した後、移動要
求のあったSGデータの再生時間をショックプルーフメ
モリ105のTOC記憶領域に記憶されたTOCデータ
から読み出し、その再生時間とディスク221の記録可
能時間とを比較し(ステップF306)、このとき、記
録可能時間よりも再生時間の方が長くSGデータの記録
が不可能であると判断された場合には、デジタルデータ
の移動を中止し、又記録可能時間よりも再生時間の方が
短くSGデータの記録が可能であると判断された場合に
は、ショックプルーフメモリ303のTOC記憶領域に
記憶されたTOCデータにより移動要求のあったSGデ
ータのスタートアドレス及びエンドアドレスを認識し、
そのデータを基にディスク121のプログラム領域から
光ピックアップ101によりRF信号を読み出すと共
に、光ピックアップ101により読み出されたRF信号
を、RFアンプ102で増幅した後、信号処理回路30
1で復調や所定の信号処理が施してSGデータとして復
元し、その後、再び変調や所定の信号処理を施してRF
信号とし、ヘッド駆動回路213を介して記録ヘッド2
14に送出し、光ピックアップ201からの光との相互
作用によりディスク221のプログラム領域に記録する
ことにより、SGデータの移動を行う(ステップF30
7)。
【0071】尚、このとき、信号処理回路301で復調
や所定の信号処理が施されて復元されたSGデータをメ
モリコントローラ302に送出し、ここでショックプル
ーフメモリ303のデータ領域に書き込んで一時的に記
憶すると共に、書き込まれた順に読み出し、データ伸長
・圧縮回路304で時間軸伸長した後、コンパレータ3
05に送出し、D/Aコンバータ305aによってアナ
ログデータに変換した後、出力端子306に接続された
図示しない出力装置によって外部に放音することによ
り、移動要求のあったSGデータの先頭のみ、若しくは
SGデータを部分的に外部に放音するようにしても良
い。
【0072】又、何らかの理由により、ディスク121
からのSGデータの再生又はディスク221へのSGデ
ータの記録に障害が発生した場合には、ディスク121
からのSGデータの再生及びディスク221へのSGデ
ータの記録を一時停止し、障害が普及しだいディスク1
21からのSGデータの再生及びディスク221へのS
Gデータの記録を再開するようにしても良い。
【0073】一方、システムコントローラ308は、デ
ィスク121のプログラム領域からのSGデータの読み
出し、及びディスク221のプログラム領域へのSGデ
ータの記録が完了することによって、移動要求のあった
SGデータの移動が正常に完了したとき(ステップF3
08)、移動要求のあったSGデータの関連データ(記
録日時やネームや移動世代等)をショックプルーフメモ
リ303のTOC記憶領域に記憶されたTOCデータか
ら読み出すと共に、その読み出したされた関連データに
含まれる移動世代に1世代を加算して再作成した関連デ
ータと、ディスク221のプログラム領域に記録したS
Gデータのスタートアドレス及びエンドアドレスとに基
づいてTOCデータを作成し、この作成したTOCデー
タを信号処理回路301で変調や所定の信号処理が施し
てRF信号とし、ヘッド駆動回路213を介して記録ヘ
ッド214に送出し、光ピックアップ201からの光と
の相互作用によりディスク221のUTOC領域に記録
する(ステップF309)。
【0074】尚、移動要求のあったSGデータの移動が
正常に完了しなかった場合や、ディスク221のUTO
C領域へのTOCデータの記録が正常に完了しなかった
場合には、デジタルデータの移動エラーであると判断し
てデジタルデータの移動を中止し、ディスク221に記
録されたSGデータを無効にするようにしても良いそし
て、システムコントローラ308は、ディスク221の
UTOC領域へのTOCデータの記録が正常に完了した
とき(ステップF310)、移動要求のあったSGデー
タの関連データを削除すると共に、移動要求のあったS
Gデータが位置していた領域を記録可能領域とするTO
Cデータを作成し、この作成したTOCデータを信号処
理回路301で変調や所定の信号処理が施してRF信号
とし、ヘッド駆動回路113を介して記録ヘッド114
に送出し、光ピックアップ101からの光との相互作用
によりディスク121のUTOC領域に記録し(ステッ
プF311)、その後、ディスク121のUTOC領域
へのTOCデータの記録が正常に完了したとき(ステッ
プF312)、デジタルデータの移動が正常に完了した
と判断してデジタルデータ移動動作を終了する。
【0075】尚、このとき、ディスク121のUTOC
領域にTOCデータが記録できない等の理由により、移
動要求のあったSGデータを削除することができない場
合には、ディスク221への違法コピーであると判断
し、システムコントローラ308によるTOCデータの
更新によってディスク221に今回記録したSGデータ
を削除するようにしても良い。
【0076】従って、上記動作制御によれば、ディスク
121から再生されたデジタルデータをアナログデータ
に変換することなくディスク221に記録したとき、デ
ィスク221に記録したデジタルデータをディスク12
1上から削除することにより、SCMSの規定に違反す
ることなく、記録媒体間のデジタルデータの移動を行う
ことができると共に、データ圧縮に伴う音質や画質等の
劣化をも防止することができる。
【0077】尚、上記動作制御では、ディスク121に
記録されたデジタルデータをディスク221に移動する
場合について説明したが、ディスク221に記録された
デジタルデータをディスク121に移動する場合につい
ても同様の動作制御により移動することができることは
言うまでもない。
【0078】又、上記実施の形態では、デジタルデータ
の再生や記録を行う回路部材を複数設け、ディスクから
のデジタルデータの再生とディスクへのデジタルデータ
の記録を並行して行うようにしたが、これに限定される
ものではなく、デジタルデータの再生や記録を行う回路
部材を1つだけ設け、ディスクから再生したデジタルデ
ータをショックプルーフメモリに記憶した後、ディスク
を交換し、交換したディスクにショックプルーフメモリ
に記憶したデジタルデータを記録するようにしても良
く、このとき、ショックプルーフメモリの記憶容量の関
係上、デジタルデータを分割して移動させ、移動要求の
あったデジタルデータが全て移動されたときに双方のデ
ィスクのTOCデータの更新を行うようにすると良い。
【0079】又、本実施の形態では、デジタルデータの
移動を行う記録再生装置として、MD装置を例にあげ説
明したが、これに限定されるものではなく、DVD装置
を含むその他の装置についても同様に適用することがで
きることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上のように、請求項1又は請求項5記
載の発明によれば、第1記録媒体から再生されたデジタ
ルデータをアナログデータに変換することなく第2記録
媒体に記録したとき、第2記録媒体に記録したデジタル
データを第1記録媒体上から削除することにより、SC
MS等の規定に違反することなく、記録媒体間のデジタ
ルデータの移動を行うことができるため、デジタル記録
によって作成された複数の記録媒体から所望のデジタル
データのみを集めた記録媒体を作成することができると
共に、その際の音質や画質等の劣化を抑制することがで
きる。
【0081】請求項2記載の発明によれば、記録媒体上
のインデックスデータを削除することによってデジタル
データの削除を行うため、デジタルデータの削除にかか
る時間を短縮することができ、それに伴って、デジタル
データの移動にかかる総時間を短縮することができる。
【0082】請求項3記載の発明によれば、第1記録媒
体から再生されたデジタルデータをアナログデータに変
換することなく第2記録媒体に記録する際、デジタルデ
ータと共にそのデジタルデータに対応する移動世代を記
録することにより、その移動世代によってデジタルデー
タの移動回数を規制することができる。
【0083】請求項4記載の発明によれば、第1記録媒
体及び第2記録媒体に記録されるデジタルデータとして
データ圧縮されたデジタルデータを用いた場合におい
て、デジタルデータに対するデータ伸長やデータ圧縮の
処理を施すことなくデジタル記録を行うことにより、デ
ジタルデータの移動にかかる時間を大幅に短縮すること
ができると共に、データ伸長及びデータ圧縮の繰り返し
による音質や画質等の劣化を抑制することができる。
【0084】請求項6記載の発明によれば、第1記録媒
体及び第2記録媒体に記録されるデジタルデータとして
データ圧縮されたデジタルデータを用いた場合におい
て、デジタルデータに対するデータ伸長やデータ圧縮の
処理を施すことなくデジタル記録を行うと共に、第1記
録媒体から再生されたデジタルデータをアナログデータ
に変換することなく第2記録媒体に記録したとき、第2
記録媒体に記録したデジタルデータを第1記録媒体上か
ら削除することにより、SCMS等の規定に違反するこ
となく、記録媒体間のデジタルデータの移動を行うこと
ができるため、デジタル記録によって作成された複数の
記録媒体から所望のデジタルデータのみを集めた記録媒
体を作成することができると共に、そのデジタルデータ
の移動にかかる時間を大幅に短縮することができ、且つ
その際の音質や画質等の劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置の一実施の形態であるM
D装置の電気的構成を示す概略機能ブロック図である。
【図2】同MD装置におけるデジタルデータ移動時の動
作制御を示すフローチャートである。
【図3】同MD装置におけるデジタルデータ移動時の動
作制御を示すフローチャートである。
【図4】本発明の記録再生装置の他の実施の形態である
MD装置の電気的構成を示す概略機能ブロック図であ
る。
【図5】同MD装置におけるデジタルデータ移動時の動
作制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101、201 光ピックアップ 102、202 RFアンプ 103、203 エンコーダ・デコーダ/信号処理回
路 104、104 メモリコントーラ 105、205 ショックプルーフメモリ 106、206 データ伸長・圧縮回路 112、212 システムコントーラ 113、213 ヘッド駆動装置 114、114 記録ヘッド 115、215 入力装置 118、218 デジタル出力端子 119、219 デジタル入力端子 120、220 制御端子 121、221 ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1記録媒体に記録されたデジタルデー
    タを再生して第2記録媒体に記録する記録再生装置にお
    いて、 第1記録媒体から再生したデジタルデータをアナログデ
    ータに変換することなく第2記録媒体に記録したとき、
    第2記録媒体に記録したデジタルデータを第1記録媒体
    上から削除する制御手段を設けたことを特徴とする記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、デジタルデータの記録
    位置を表すインデックスデータを記録媒体上から削除す
    ることによってデジタルデータの削除を行うことを特徴
    とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、第1記録媒体から再生
    されたデジタルデータをアナログデータに変換すること
    なく第2記録媒体に記録する際、デジタルデータと共に
    そのデジタルデータに対応する移動世代を記録すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 第1記録媒体及び第2記録媒体に記録さ
    れるデジタルデータとしてデータ圧縮されたデジタルデ
    ータを用いる一方、 上記制御手段は、 第1記録媒体から再生したデジタル
    データをアナログデータに変換することなく第2記録媒
    体に記録する際、データ伸長やデータ圧縮の処理を施さ
    ないようにすることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    の何れかに記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 第1記録媒体に記録されたデジタルデー
    タを再生して第2記録媒体に記録する記録再生方法であ
    って、 第1記録媒体から再生したデジタルデータをアナログデ
    ータに変換することなく第2記録媒体に記録したとき、
    第2記録媒体に記録したデジタルデータを第1記録媒体
    上から削除することを特徴とする記録再生方法。
  6. 【請求項6】 第1記録媒体及び第2記録媒体に記録さ
    れるデジタルデータとしてデータ圧縮されたデジタルデ
    ータを用いる一方、第1記録媒体に記録されたデジタル
    データを再生して第2記録媒体に記録する記録再生方法
    であって、 第1記録媒体から再生したデジタルデータをアナログデ
    ータに変換することなく第2記録媒体に記録する際、デ
    ータ伸長やデータ圧縮の処理を施さないようにすると共
    に、第1記録媒体から再生したデジタルデータをアナロ
    グデータに変換することなく第2記録媒体に記録したと
    き、第2記録媒体に記録したデジタルデータを第1記録
    媒体上から削除することを特徴とする記録再生方法。
JP10888998A 1998-04-20 1998-04-20 記録再生装置 Pending JPH11306738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10888998A JPH11306738A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10888998A JPH11306738A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11306738A true JPH11306738A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14496181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10888998A Pending JPH11306738A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11306738A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395471B1 (ko) * 2001-03-08 2003-08-25 엘지전자 주식회사 광디스크 장치에서의 디스크 복사방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395471B1 (ko) * 2001-03-08 2003-08-25 엘지전자 주식회사 광디스크 장치에서의 디스크 복사방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7061838B2 (en) Apparatus and method for caching and selectively reproducing information from recording media
JPH11306738A (ja) 記録再生装置
JP3547253B2 (ja) ディスクプレーヤ及び情報再生方法
JP2948457B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2834959B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2901439B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2895356B2 (ja) 記録再生装置
JP2994909B2 (ja) 記録再生装置
JP2901440B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2948431B2 (ja) 記録再生装置
JPH07296560A (ja) 情報記録再生装置
JP3749039B2 (ja) 情報再生装置及び情報記録装置
JP3513186B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3739596B2 (ja) 記録再生装置
JPH08287611A (ja) 複合機器
JP3429248B2 (ja) ダビング方法
JPH0729357A (ja) 情報記録再生装置
JPH076508A (ja) 情報記録再生方式
JPH0765507A (ja) ディスク状記録媒体の記録及び/又は再生装置
JPH06215534A (ja) 記録再生装置
JPH05325508A (ja) ディスク記録再生装置
JP2001057054A (ja) 記録装置および記録方法
JP2001076424A (ja) データ記録装置
JP2000293924A (ja) 再生装置
JPH06259935A (ja) 情報記録再生装置