JPH11306693A - データ読み取り方法、データ読み取り装置、及び、ハードディスク装置 - Google Patents

データ読み取り方法、データ読み取り装置、及び、ハードディスク装置

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JPH11306693A
JPH11306693A JP10472998A JP10472998A JPH11306693A JP H11306693 A JPH11306693 A JP H11306693A JP 10472998 A JP10472998 A JP 10472998A JP 10472998 A JP10472998 A JP 10472998A JP H11306693 A JPH11306693 A JP H11306693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シンクバイトの検出率を高めて記録媒体から情
報を読み出す読み出し時間の短縮を図ることができるデ
ータ読み取り装置を提供すること。 【解決手段】周期パターンのプリアンブルデータに続い
て読み出されるシンクバイトは、リード信号RDに基づ
いてADC22の出力信号の情報が遷移する引き込み位
置が粗な部分と密な部分とを含む粗密パターンにて構成
される。PLL回路23は、このシンクバイトの引き込
み位置において、シンクバイトを読み出したリード信号
RDに対してクロック信号CLKの同期引き込みを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体からデー
タの読み取りを高速且つ安定に行うことができるデータ
読み取り方法、データ読み取り装置に関するものであ
る。
【0002】近年、記録媒体は、記録される情報の高密
度化が進められるとともに、情報を読み出す速度の高速
化が進められている。そのため、記録媒体からデータを
読み取るデータ読み取り装置においても、動作の高速化
が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図7の磁気ディスク等の記録媒体11に
記録された格納データは、ヘッド装置12にて読み取ら
れる。ヘッド装置12はMR(Magneto Resistive )ヘッ
ドを含み、読み取ったデータの状態(1又は0)に応じ
た電圧波形(磁気ディスクの再生波形)のリード信号R
Dを信号処理回路13に出力する。
【0004】信号処理回路13の可変ゲインアンプ(V
GA)14は、リード信号RDの振幅を所定の振幅に増
幅し、その増幅した信号を判定帰還等化器(DFE:De
cision Feedback Equalizer )15に出力する。
【0005】図8に示すように、DFE15は、前置フ
ィルタ16、加算器17、判定器18、シフトレジスタ
19、フィードバックフィルタ20を含む。前置フィル
タ16は、フィルタリング後の信号を加算器17に出力
する。加算器17は、前置フィルタ16の出力信号とフ
ィードバックフィルタ20の出力信号を加算し、加算結
果を判定器18に出力する。
【0006】判定器18は、加算器17の出力電圧と予
め設定された基準電圧とを比較し、その比較結果に基づ
いて「1」又は「0」の判定信号S1をシフトレジスタ
19に出力する。これにより、判定器18は、加算器1
7の出力信号を1ビットのデジタル信号に変換する。
【0007】シフトレジスタ19は、判定器18から出
力されるデジタル信号を、クロック信号CLKに同期し
てサンプリングし、そのサンプリングデータを順次記憶
する。これにより、シフトレジスタ19は、標本化され
た過去の複数ビットのデータを記憶する。
【0008】フィードバックフィルタ20は、例えばF
IRフィルタよりなる。フィードバックフィルタ20
は、信号中に含まれる符号間干渉を取り除くように動作
する。フィードバックフィルタ20は、シフトレジスタ
19に記憶された複数ビットのデータに基づくアナログ
信号を加算器17に出力する。
【0009】このように構成されたDFE15は、符号
間干渉を取り除いた再生信号を出力する。前記加算器1
7の出力信号は、タイミングクロック再生用PLL回路
21のA/D変換器(ADC)22に出力される。AD
C22は、加算器17の出力信号をディジタル信号に変
換し、そのデジタル信号をタイミングリカバリPLL回
路(以下、TR−PLLという)23に出力する。
【0010】TR−PLL23は、ディジタル信号にて
位相比較を行い、リード信号RDにクロック信号CLK
を同期させる、所謂クロックの引き込み動作を行う。こ
のクロック信号CLKにより、DFE15のシフトレジ
スタ19は、判定器18の出力信号をクロック信号CL
Kのエッジに応答してサンプリングする。これにより、
シフトレジスタ19は、リード信号RDのビット転送速
度でサンプリングすることにより、前記磁気ディスク1
1の記録データに対応する判定信号を記憶する。
【0011】図7に示すように、DFE15は、再生信
号をシリアル−パラレル変換回路(S/P変換回路)2
4に出力する。S/P変換回路24は、再生信号をパラ
レル信号に変換しデコーダ25に出力する。デコーダ2
5は、パラレル信号を所定の方式により復号し、その復
号データをデスクランブラ26に出力する。デスクラン
ブラ26は、所定の方式によりデコーダの出力データの
ビットの並べ替えを行い再生データを生成する。その再
生データはインタフェース回路27を介してHDC31
に出力される。
【0012】SP変換回路24は、パラレルデータを、
シンクバイト検出回路(SB検出回路)28に出力す
る。SB検出回路28は、ユーザデータに先立って読み
出されるシンクバイト(SB)を検出する。
【0013】詳述すると、SB検出回路28は、シンク
バイトを検出するための複数ビットよりなるデータを格
納したレジスタ28aを有する。SB検出回路28は、
レジスタ28aに格納したデータとリード信号RDから
再生されたビットデータを比較し、それらの全ビットが
一致した場合にシンクバイト検出信号S2をHDC31
に出力する。
【0014】HDC31は、信号処理回路13に読み出
し動作の開始を指示する。その後、HDC31は、シン
クバイト検出信号S2を入力すると、そのシンクバイト
検出信号に応答して、シンクバイトに続く再生データを
記録データとして扱い、この記録データに対する処理を
行う。
【0015】図9は、記録媒体11の各セクタの記録フ
ォーマットの概要を示す。各セクタ35は、プリアンブ
ル(PR)領域35a、シンクバイト(SB)領域35
b及びデータ領域35cを含む。
【0016】PR領域35aには、VGA14における
増幅率の設定やTR−PLL23におけるクロック信号
CLKをリード信号RDに同期させるための制御データ
であるプリアンブルコード(PRコード)が記録されて
いる。PRコードは、例えば「111000」のビット
データであり、このPRコードのリード信号RDは正弦
波となる。TR−PLL23は、リード信号RDに同期
したクロック信号CLKを生成する。このクロック信号
CLKにより、ADC22は、リード信号RDから各ビ
ットデータを再生する。
【0017】SB領域35bには、主に次のデータ領域
35cの始まりを検出するためのデータであるシンクバ
イトコード(SBコード)が記録されている。HDC3
1は、SBコードに続くビットデータを記録データとし
て扱い、この記録データに対する処理を行う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ディス
ク11から情報を読み出す読み出し速度を高速化する
と、それに伴って再生信号におけるビットエラーの発生
率が高くなる。そして、SB検出回路28は、読み出し
たSBデータの全ビットがレジスタに予め記憶した検出
のためのデータと一致したときのみ検出信号を出力する
構成となっている。そのため、読み出したSBデータに
ビットエラーが発生すると、SBデータがレジスタ28
aに記憶されたデータと一致しないため、SB検出回路
28は検出信号を出力しない。
【0019】読み出し動作の開始からHDC31にシン
クバイト検出信号S2が出力されるまでの時間は、磁気
ディスク11の回転速度等により予め判っている。従っ
て、HDC31は、読み出し動作を開始してから所定時
間の間に検出信号を入力しないと、シンクバイト検出を
失敗したと判断して図示しないマイクロプロセッサ(M
PU)に読み取り失敗を示す信号を送出する。その信号
に応答し、MPUは再度読み出し動作の開始を指示す
る。即ち、MPUは、検出信号が入力されるまで繰り返
し読み出し動作を開始させなければならない。このこと
は、MPUの負荷増加を招く。また、ホスト側へのデー
タ転送が遅れることから、磁気ディスク11から情報を
読み出す時間が長くなるという問題がある。
【0020】また、磁気ディスクを高密度化すると、プ
リアンブルデータを読み出す期間が短くなる。即ち、図
8のTR−PLL23が引き込みを行う時間が短くな
る。これにより、TR−PLL23は、リード信号RD
の位相とクロック信号CLKの位相が大きくずれている
場合、クロック信号CLKをリード信号RDに同期させ
る所謂同期引き込みが不十分になる。
【0021】このことは、DFE15の帰還ループの動
作を不安定にする。即ち、シフトレジスタ19は、クロ
ック信号CLKに同期して判定信号をサンプリングして
いる。そのため、クロック信号CLKがリード信号RD
に同期していないと、シフトレジスタ19は、クロック
信号CLKに応答して誤ったデータをサンプリングす
る。その誤データは、加算器17により前置フィルタ1
6の出力信号と加算されて判定器に入力される。このこ
とは、DFE15の判定誤りや、帰還ループの発散を引
き起こす。これにより、シンクバイト検出失敗によるリ
ードエラーが起こり、MPUがリトライを指示し、磁気
ディスク11からホスト側へのデータ転送時間が増大す
るという問題がある。
【0022】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は読み出し信号にクロック
信号を十分同期させることができるデータ読み取り方
法、データ読み取り装置、及び、ハードディスク装置を
提供することにある。
【0023】また、シンクバイトの検出率を高めて記録
媒体から情報を読み出す時間の短縮を図ることのできる
データ読み取り方法、データ読み取り装置、及び、ハー
ドディスク装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、プリアンブル、シンクバ
イト、ユーザデータを順番に読み出し信号として記録媒
体から読み出し、プリアンブル信号に位相引き込みをし
たクロック信号に基づいてサンプリングした再生信号を
出力するデータ読み取り方法において、前記シンクバイ
トを粗密パターンを含む構成とし、該シンクバイトによ
り前記クロック信号を出力するタイミングクロック再生
PLLのより細かな引き込みができるようにした。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデータ読み取り方法において、前記読み出し信号をサ
ンプリングしたデータと、前記シンクバイトを検出する
ために予め記憶した比較データを、予め設定した比較ポ
イントにおいて比較するためのウインドを開き、該ウイ
ンド内において前記サンプリングデータと比較データを
順次比較し、その比較結果に基づいて前記サンプリング
データと比較データが一致した場合にシンクバイト検出
とした。
【0026】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のデータ読み取り方法において、前記シンクバイトの読
み出し時期に対応してトリガ信号が入力された後、入力
されるウインド信号に基づいて前記再生信号とレジスタ
から入力される比較信号とを比較するために前記シンク
バイトが入力される期間よりも短い期間のウインドが設
定され、該ウインドの期間に入力される前記比較信号と
前記再生信号の各ビットがそれぞれ一致した場合にシン
クバイト検出信号を出力するようにした。
【0027】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のデータ読み取り方法において、前記読み出し信号に基
づく入力電圧を基準電圧と比較して前記入力電圧をデジ
タル信号に変換し、該ディジタル信号に基づいて演算し
た帰還量を前記入力電圧に帰還する帰還ループに対し
て、前記比較信号と前記再生信号が一致しない場合に、
前記再生信号に代えて前記比較信号に基づいて帰還量を
演算するようにした。
【0028】請求項5に記載の発明は、プリアンブル、
シンクバイト、ユーザデータを順番に読み出し信号とし
て記録媒体から読み出し、タイミングクロック再生PL
Lによりプリアンブル信号に位相引き込みをしたクロッ
ク信号を生成し、該クロック信号に基づいてサンプリン
グした再生信号を出力するデータ読み取り装置におい
て、前記シンクバイトを粗密パターンを含む構成とし、
前記タイミングクロック再生PLLはシンクバイトによ
り前記クロック信号をより細かに引き込みを行うように
した。
【0029】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のデータ読み取り装置において、前記読み出し信号をサ
ンプリングしたデータを再生信号として出力する波形等
化器と、前記シンクバイトを検出するための比較データ
が予め記憶され、該比較データを比較信号として順次出
力するレジスタと、予め設定された比較ポイントにおい
て前記再生信号と前記比較信号を比較するウインドを開
き、該ウインド期間において入力される前記再生信号と
前記比較信号が一致した場合にシンクバイト検出信号を
出力する一致検出回路とを備えた。
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のデータ読み取り装置において、前記一致検出回路は、
前記シンクバイトの読み出し時期に対応してトリガ信号
が入力された後、入力されるウインド信号に基づいて前
記再生信号とレジスタから入力される比較信号とを比較
するために前記シンクバイトが入力される期間よりも短
い期間のウインドを設定し、該ウインドの期間に入力さ
れる前記比較信号と前記再生信号の各ビットがそれぞれ
一致した場合にシンクバイト検出信号を出力するように
した。
【0031】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のデータ読み取り装置において、前記波形等化器は判定
帰還型等化器であって、読み出し信号に基づく入力電圧
を基準電圧と比較して前記入力電圧をデジタル信号に変
換する判定器と、前記判定器の出力信号を順次記憶する
シフトレジスタと、該シフトレジスタに記憶された各ビ
ット情報に基づいて前記判定器の入力信号に対する帰還
量を演算する帰還フィルタとを備え、前記一致比較回路
は、前記比較信号と前記再生信号が一致しない場合に、
前記比較信号を前記再生信号が読み出された前記シフト
レジスタの領域に記憶させるようにした。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
のデータ読み取り装置において、前記一致比較回路は、
前記比較信号と前記再生信号が一致しない場合に、前記
比較信号を前記シフトレジスタに代えて前記帰還フィル
タに出力するようにした。
【0033】請求項10に記載の発明は、請求項5乃至
9のうちの何れか1項に記載のデータ読み取り装置にお
いて、前記レジスタは、前記シンクバイトに対応する比
較データを記憶し、前記トリガ信号に基づいて比較デー
タを所定方向に巡回させるシフト動作を行い、該比較デ
ータを比較信号として出力する巡回レジスタである。
【0034】請求項11に記載の発明は、請求項5乃至
10のうちの何れか1項に記載のデータ読み取り装置を
備えたハードディスク装置である。 (作用)従って、請求項1,5に記載の発明によれば、
シンクバイトを粗密パターンを含む構成とすることによ
り、タイミングクロック再生PLLはシンクバイトによ
りクロック信号をより細かに引き込みを行うため、クロ
ック信号が読み出し信号に十分に同期する。
【0035】請求項2,6に記載の発明によれば、比較
信号と再生信号を比較するウインドを設定し、所定のポ
イントにて比較信号と再生信号が一致する事によりシン
クバイト検出とすることで、シンクバイト検出までの時
間が短縮される。
【0036】請求項3,7に記載の発明によれば、シン
クバイトの読み出し時期に対応してトリガ信号が入力さ
れた後にシンクバイトが入力される期間よりも短い期間
開かれるウインドにより、比較信号と再生信号が比較さ
れ、そのウインド期間の比較信号と再生信号が一致する
場合にシンクバイト検出とした。これにより、シンクバ
イトの全ビットが一致しなくても、シンクバイト検出信
号を出力することができるため、読み出しを開始してか
らシンクバイト検出信号を出力するまでの時間、ひいて
はユーザデータの読み出し時間が短縮される。
【0037】請求項4,8,9に記載の発明によれば、
比較信号と再生信号が一致しない場合に、比較信号に基
づいて帰還量が演算されて帰還ループに帰還されるた
め、誤った再生信号に基づく帰還量が帰還されて帰還ル
ープが発散するのが防止される。
【0038】請求項10に記載の発明によれば、レジス
タは、シンクバイトに対応する比較データを記憶し、前
記トリガ信号に基づいて比較データを所定方向に巡回さ
せるシフト動作を行う巡回レジスタであり、その巡回レ
ジスタから出力される比較信号により、その比較信号と
再生信号が簡単な構成で順次比較される。
【0039】請求項11に記載の発明によれば、請求項
5乃至10のうちの何れか1項に記載のデータ読み取り
装置が備えられ、ハードディスク装置におけるユーザデ
ータの読み出し時間の短縮が図られる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図6に従って説明する。尚、説明の便宜
上、従来と同様の構成については同一の符号を付してそ
の説明を一部省略する。
【0041】図1は、ハードディスク装置の概略構成を
示す。ハードディスク装置41は、ホストコンピュータ
42に接続されている。ハードディスク装置41は、ホ
ストコンピュータ42の書き込み要求に応答し、ホスト
コンピュータ42から入力される記録データを記録媒体
としての磁気ディスク11に記録する。また、ハードデ
ィスク装置41は、ホストコンピュータ42の読み出し
要求に応答し、磁気ディスク11に記録された格納デー
タを読み出し、ホストコンピュータ42に出力する。
【0042】ハードディスク装置41は、磁気ディスク
11、第1,第2モータM1,M2、ヘッド装置12、
ハードディスクコントローラ(HDC)31、信号処理
回路43、サーボ回路44、マイクロプロセッサ(MP
U)45、メモリ(RAM)46、インタフェース回路
47を含む。
【0043】磁気ディスク11は、第1モータM1によ
り一定の回転数にて回転駆動される。ヘッド装置12
は、第2モータM2により磁気ディスク11の半径方向
に位置制御される。ヘッド装置12は、磁気ディスク1
1に記録された情報を読み出してリード信号RDとして
信号処理回路43に出力する。
【0044】信号処理回路(リードチャネルICと呼ば
れる)43は、リード信号RDを、そのリード信号RD
に同期してサンプリングしてディジタル信号に変換す
る。信号処理回路43は、変換後のディジタル信号に復
号処理を施し、その処理後の信号を出力する。
【0045】サーボ回路44は、バス48を介して信号
処理回路43の出力信号が入力される。サーボ回路44
は、出力信号に含まれるサーボのための情報に基づい
て、第2モータM2を制御し、ヘッド装置12を目的の
トラックにオントラックさせる。
【0046】MPU45は、メモリ46に予め記憶され
たハードディスク装置41を制御するためのプログラム
データに基づいて、HDC31、信号処理回路43、サ
ーボ回路44、インタフェース回路47を制御する。H
DC31は、バス48を介して信号処理回路43の出力
信号を入力する。
【0047】HDC31は、入力されたデータを所定の
バイト数よりなるセクタ単位に組み立て、その組み立て
たセクタ毎に例えばECC(Error Correcting Code) 誤
り訂正処理等の処理を行い、その処理後のデータをバス
48を介してインタフェース回路47に出力する。イン
タフェース回路47は、所定の通信方式に基づいてHD
C31の出力データを変換して読み出しデータとしてホ
ストコンピュータ42へ出力する。
【0048】HDC31には、ホストコンピュータ42
から書き込みデータがインタフェース回路47を介して
入力される。HDC31は、書き込みデータに誤り訂正
のためのデータを付加し、バス48を介して信号処理回
路43に出力する。信号処理回路43は、HDC31の
出力データをヘッド装置12を介して磁気ディスク11
に書き込む。
【0049】図2は、信号処理回路43を構成するデー
タ読み出し回路のブロック回路図を示す。信号処理回路
43は、可変ゲインアンプ(VGA)14、判定帰還型
等化器(DFE:Decision Feedback Equalizer)15、
シリアル−パラレル(S/P)変換回路24、デコーダ
25、デスクランブラ26、インタフェース(I/F)
回路27、タイミングリカバリ(TR)PLL回路2
1、シンクバイト(SB)検出回路51、シーケンス制
御回路52を含む。
【0050】シーケンス制御回路52は、所定の読み出
しシーケンスに基づいて上記の各回路14,15,2
1,24〜27,51を制御する。VGA14は、リー
ド信号RDの振幅を所定の振幅に増幅し、その増幅した
信号をDFE15に出力する。
【0051】図3は、DFE15、TRPLL回路2
1、SB検出回路51のブロック回路図を示す。DFE
15は、前置フィルタ16、加算器17、判定器18、
シフトレジスタ19、フィードバックフィルタ20を含
む。前置フィルタ16は、フィルタリング後の信号を加
算器17に出力する。加算器17は、前置フィルタ16
の出力信号とフィードバックフィルタ20の出力信号を
加算し、加算結果を判定器18に出力する。
【0052】図4に示すように、判定器18は、加算器
17の出力電圧V1と予め設定された基準電圧Refと
を比較し、その比較結果に基づいて「1」又は「0」の
判定信号S1をシフトレジスタ19に出力する。
【0053】例えば、判定器18は、出力電圧V1が基
準電圧Refよりも高い場合には「1」の判定信号S1
を、出力電圧V1が基準電圧Refよりも低い場合には
「0」の判定信号S1を出力する。即ち、判定器18
は、加算器17の出力信号をサンプリング(標本化)し
て1ビットのデジタル信号である判定信号S1に変換す
る。
【0054】シフトレジスタ19は、フィードバックフ
ィルタ20の構成に対応する段数(n段)のレジスタR
a1〜Ranを含む。シフトレジスタ19は、判定器18か
ら出力される判定信号S1を、クロック信号CLKに同
期してサンプリングし、そのサンプリングデータを初段
のレジスタRa1に記憶する。そして、シフトレジスタ1
9は、クロック信号CLKに同期して、記憶したデータ
を順次後段のレジスタにシフトする。これにより、シフ
トレジスタ19は、標本化された過去の複数ビット(n
ビット)のデータを記憶する。
【0055】フィードバックフィルタ20は、例えばF
IRフィルタよりなる。このFIRフィルタのタップ数
に応じてシフトレジスタ19の段数が設定される。フィ
ードバックフィルタ20は、信号中に含まれる符号間干
渉を取り除くように動作する。フィードバックフィルタ
20は、シフトレジスタ19に記憶された複数ビットの
データに基づくアナログ信号を加算器17に出力する。
これにより、判定器18の出力信号は、過去のビットに
よる干渉が除去された再生信号となり、この再生信号が
シフトレジスタ19に記憶される。
【0056】このように構成されたDFE15は、符号
(シンボル)間干渉を打ち消した再生信号を出力する。
前記加算器17の出力信号は、サンプリングクロック再
生用PLL回路21に出力される。PLL回路21は、
A/D変換器(ADC)22、TR−PLL23を含
む。ADC22は、加算器17の出力信号をディジタル
信号に変換し、そのデジタル信号をTR−PLL23に
出力する。
【0057】TR−PLL23は、磁気ディスク11か
ら制御データとしてのプリアンブルデータを読み出した
リード信号RDにクロック信号CLKを同期させる、所
謂クロックの引き込み動作を行う。このクロック信号C
LKにより、DFE15のシフトレジスタ19は、判定
器18の出力信号をクロック信号CLKのエッジに応答
してサンプリングする。これにより、シフトレジスタ1
9は、リード信号RDの転送速度でサンプリングするこ
とにより、前記磁気ディスク11の記録データに対応す
る判定信号を記憶する。
【0058】更に、TR−PLL23は、シンクバイト
を読み出したリード信号RDに基づいて、クロック信号
CLKの引き込み動作を行う。TR−PLL23は、A
DC22から入力される信号の状態が遷移する場所を引
き込み位置とする。その引き込み位置において、TR−
PLL23はADC22から入力される信号とクロック
信号CLKの位相を比較し、その比較結果に基づいてク
ロック信号CLKの周波数を変更するように構成されて
いる。従って、シンクバイトは、遷移する場所含むよう
なビット列のパターンに設定されている。
【0059】図4は、本実施形態のシンクバイトのパタ
ーン構成を示す。シンクバイトは12ビットのビット列
であり、「111100011000」のパターンに設定されてい
る。このシンクバイトのパターンは、信号の状態が遷移
する、即ち、0,1のビットが、「0→1」,「1→
0」と遷移する引き込み位置であり、所謂ビットが反転
する間隔が長いパターン「11110 」と、反転する間隔が
短いパターン「0110」を組み合わせて構成されている。
即ち、シンクバイトは、状態の遷移が粗なパターンと、
状態の遷移が密なパターンが組み合わされている。尚、
先行するプリアンブルのパターンは「0」ビットにて終
了する。従って、間隔の長いパターンは、PLL回路に
プリアンブルに続いて入力されるため、そのパターンは
「011110」となる。
【0060】このように構成されたシンクバイトによ
り、TR−PLL23は、プリアンブルを読み出してい
る期間に続いてシンクバイトを読み出している期間にお
いてもクロック信号CLKの引き込みを行うことができ
る。即ち、上記のシンクバイトは、TR−PLL23に
おける引き込み期間を長くする。これにより、図1の磁
気ディスク11の回転数が高くなってプリアンブルを読
み出す期間が短くなっても、TR−PLL23は、プリ
アンブルに加えてシンクバイトによりクロック信号CL
Kの引き込みを十分に行うことができる。
【0061】そして、DFE15のシフトレジスタ19
は、上記のクロック信号CLKに基づいて判定器18か
らの判定信号S1をサンプリングする。そして、クロッ
ク信号CLKは、リード信号RDの周波数に十分に引き
込まれていることから、シフトレジスタ19は、正確な
タイミングで判定信号S1をサンプリングする。これに
より、判定誤りを低減することができる。
【0062】DFE15は、再生信号を、SB検出回路
51に出力する。SB検出回路51は、サーキュレータ
52、一致検出回路53を含む。サーキュレータ52は
巡回レジスタであり、例えば図4に示すように、12ビ
ットにて構成されるシンクバイトのビット数に対応する
数のレジスタRb1〜Rb12 を有する。各レジスタRb1〜
Rb12 には、シンクバイトと同じ値の比較データを構成
する各ビットがそれぞれ記憶される。
【0063】サーキュレータ52には、シーケンス制御
回路52からトリガ信号TRGが入力される。シーケン
ス制御回路52は、入力されるクロック信号CLKに基
づいて、シンクバイトの先頭ビットを読み出すタイミン
グに合せてHレベルのトリガ信号TRGを一定期間(例
えば、クロック信号CLKの1周期分)出力するように
構成されている。
【0064】トリガ信号TRGを出力するタイミングに
ついて詳述すれば、図1の磁気ディスク11の各セクタ
には、プリアンブル、シンクバイト、ユーザデータの順
番に格納されている。そして、プリアンブルのビット数
は、予め判っている。そして、セクタに格納されている
情報を読み出した場合、そのセクタの先頭ビット(プリ
アンブルの先頭ビット)の読み出し位置を検出すること
は容易である。
【0065】従って、プリアンブルの先頭ビットを読み
出してからのクロック信号CLKのエッジをカウントす
ることにより、シンクバイトの先頭ビットが読み出され
るタイミングを検出することは容易である。そして、シ
ーケンス制御回路52は、このタイミングでトリガ信号
TRGを出力するように構成されている。
【0066】サーキュレータ52は、図2のシーケンス
制御回路52から入力されるトリガ信号TRGの立ち上
がりエッジに応答し、クロック信号CLKに基づいて各
レジスタRb1〜Rb12 に記憶した比較データの各ビット
を所定方向に巡回させるシフト動作を行う。即ち、サー
キュレータ52は、入力されるクロック信号CLKの立
ち上がりエッジに応答し、初段〜11段目のレジスタR
b1〜Rb11 に記憶した比較データの各ビットを2段目〜
最終段のレジスタRb2〜Rb12 にシフトすると共に、最
終段のレジスタRb12 に記憶したビットを初段のレジス
タRb1にシフトする。サーキュレータ52は、初段のレ
ジスタRb1に記憶した1ビットのデータを比較ビット信
号S3として一致検出回路53に出力する。
【0067】一致検出回路53には、DFE15のシフ
トレジスタ19初段に記憶された1ビットのデータが再
生ビット信号S4としてクロック信号CLKに同期して
順次入力される。
【0068】一致検出回路53には、シーケンス制御回
路52からウインド信号WGとトリガ信号TRGが入力
される。シーケンス制御回路52は、トリガ信号TRG
の立ち上がりエッジから所定期間(図5ではクロック信
号CLKの1周期分)経過した後に、所定期間(図5で
は8周期分)だけHレベルのウインド信号WGを出力す
る。
【0069】一致検出回路53は、トリガ信号TRGが
入力された後、ウインド信号WGがHレベルの間、比較
ビット信号S3と再生ビット信号S4を順次比較する。
一致検出回路53は、ウインド信号WGがHレベルの間
に入力される比較ビット信号S3と再生ビット信号S4
が全て一致した場合、シンクバイト検出信号S2を出力
する。このことは、シンクバイト検出の確率を高くす
る、即ちバイト同期確立を容易にする。
【0070】即ち、一致検出回路53は、Hレベルのウ
インド信号WGが入力されている間、即ちそれぞれ8個
の比較ビット信号S3と再生ビット信号S4を比較す
る。これは、12ビットの比較データと判定データを比
較する場合に比べて一致する確立が高い。そして、それ
ぞれ8個の比較ビット信号S3と再生ビット信号S4が
一致していれば、残りのビットも一致している確立が高
い。従って、一致検出回路53は、従来のSB検出回路
51に比べてシンクバイト検出信号S2を出力しやすく
なる。
【0071】また、シーケンス制御回路52は、トリガ
信号TRGから所定期間経過後、Hレベルのウインド信
号WGに応答して比較ビット信号S3と再生ビット信号
S4の比較を行う。このシンクバイトの先頭ビット、又
は先頭ビットから複数ビットは、クロック信号CLKの
同期が不十分であるときに、誤った値がサンプリングさ
れてシフトレジスタ19に記憶されるからである。
【0072】しかし、その後の複数の比較ビット信号S
3は、前記TR−PLL23の引き込みによりリード信
号RDと同期しているため、正確なデータがサンプリン
グされている。また、そのシンクバイトに続いて読み出
されるユーザデータは、クロック信号CLKがリード信
号RDに十分同期していることから、正確なデータがサ
ンプリングされてシフトレジスタ19に記憶される。
【0073】そのため、シンクバイトの先頭の1ビッ
ト、又は先頭から複数ビット経過した後に、比較ビット
信号S3と再生ビット信号S4を比較することにより、
一致検出回路は、シンクバイトを検出する。これによ
り、読み出し開始からシンクバイト検出までの時間は、
従来のそれに比べて短くなる。
【0074】そして、図1のHDC31は、シンクバイ
ト検出信号を入力すると、シンクバイトに続いて入力さ
れるデータをユーザデータとして処理する。そのため、
読み出しを開始してからユーザデータを読み出すまでの
時間は、従来のそれに比べて短くなる。
【0075】尚、シーケンス制御回路52を、トリガ信
号TRGの立ち上がりエッジ後、クロック信号CLKの
2周期以上経過した後にHレベルのウインド信号WGを
出力する構成としてもよい。また、シーケンス制御回路
を、クロック信号CLKの7周期以下又は9周期以上、
Hレベルのウインド信号WGを出力する構成としてもよ
い。
【0076】ところで、比較ビット信号S3と再生ビッ
ト信号S4が一致しない場合、一致検出回路53は、比
較ビット信号S3をシフトレジスタ19の初段のレジス
タRa1に格納する。これにより、一致検出回路53は、
誤りのある再生ビット信号S4の情報を比較ビット信号
S3により書き換える。これは、再生ビット信号S4が
シンクバイトを構成するビットであり、そのビットの位
置が判っているからである。
【0077】上記したように、1つのセクタに格納され
ている情報を読み出した場合、そのセクタの先頭ビット
(プリアンブルの先頭ビット)の読み出し位置を検出す
ることは容易である。そして、プリアンブルのビット数
は予め判っている。従って、プリアンブルの先頭ビット
を読み出してからのクロック信号CLKのエッジをカウ
ントすることにより、シンクバイトの先頭ビットが読み
出されるタイミングを検出することは容易である。シー
ケンス制御回路52は、このタイミングでトリガ信号T
RGを出力するように構成されている。このため、一致
検出回路53には、シンクバイトの先頭ビットである再
生ビット信号S4と同じタイミングで、比較データの先
頭ビットである比較ビット信号S3が入力される。
【0078】そして、一致検出回路53は、読み出しに
ビットエラーが生じて再生ビット信号S4と比較ビット
信号S3が一致しない場合、正しい値の比較ビット信号
S3をシフトレジスタに書き込む。これにより、シンク
バイトを読み出している間に誤りを伝搬してDFE15
の帰還ループが発散するのを防止する。
【0079】尚、図6に示すように、一致検出回路53
は、再生ビット信号S4と比較ビット信号S3が一致し
ない場合に、比較ビット信号S3を直接フィードバック
フィルタ20に出力する構成としてもよい。この構成に
よっても、DFE15の帰還ループの発散を防止するこ
とができる。
【0080】DFE15は、再生信号を図2のSP変換
回路24に出力する。SP変換回路24は、再生信号を
パラレル信号に変換しデコーダ25に出力する。デコー
ダ25は、パラレル信号を所定の方式により復号し、そ
の復号データをデスクランブラ26に出力する。デスク
ランブラ26は、所定の方式によりデコーダの出力デー
タのビットの並べ替えを行い再生データを生成する。そ
の再生データはインタフェース回路27を介してHDC
31に出力される。
【0081】HDC31は、信号処理回路43に読み出
し動作の開始を指示する。その後、HDC31は、シン
クバイト検出信号S2を入力すると、そのシンクバイト
検出信号に応答して、シンクバイトに続く再生データを
記録データとして扱い、この記録データに対する処理を
行う。
【0082】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)周期パターンのプリアンブルデータに続いて読み
出されるシンクバイトは、リード信号RDに基づいてA
DC22の出力信号の情報が遷移する引き込み位置が粗
な部分と密な部分とを含む粗密パターンにて構成され
る。TR−PLL23は、このシンクバイトの引き込み
位置において、シンクバイトを読み出したリード信号R
Dに対してクロック信号CLKの同期引き込みを行う。
その結果、磁気ディスク11が高速に回転駆動されてプ
リアンブルデータを読み出したリード信号の期間が短く
なっても、シンクバイトを読み出したリード信号RDに
クロック信号CLKを同期させることができるため、リ
ード信号RDにクロック信号CLKを十分に同期させる
ことができる。このクロック信号CLKにより、DFE
15の判定誤りや、帰還ループの発散を防止し、ユーザ
データの読み込むまでの時間が長期化を防ぐことができ
る。
【0083】(2)一致検出回路53は、Hレベルのウ
インド信号が入力されている間、再生ビット信号S4と
比較ビット信号S3の比較を行い、比較ビット信号S3
と再生ビット信号S4の各ビットがそれぞれ一致した場
合にシンクバイト検出信号S2を出力する。これによ
り、シンクバイトの全ビットが一致しなくてもシンクバ
イト検出信号を出力することができるため、読み出しを
開始してからシンクバイト検出信号を出力するまでの時
間、ひいては記録データの読み出し時間を短縮すること
ができる。
【0084】(3)一致検出回路53は、比較ビット信
号S3と再生ビット信号S4が一致しない場合に、正し
い値の比較ビット信号S3をシフトレジスタに書き込
む。これにより、シンクバイトを読み出している間再生
ビット信号S4による誤りを伝搬するのを防ぎ、DFE
15の帰還ループが発散するのを防止することができ
る。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1,5に記
載の発明によれば、読み出し信号にクロック信号を十分
に同期させることが可能なデータ読み取り方法、データ
読み取り装置、ハードディスク装置を提供することがで
きる。
【0086】また、請求項1乃至10に記載の発明によ
れば、シンクバイトの検出率を高めて記録媒体から情報
を読み出す読み出し時間の短縮を図ることができる。ま
た、請求項4,8,9に記載の発明によれば、シンクバ
イトを検出できないときにおいても、波形等化器の帰還
ループの発散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のハードディスク装置の概略構成
図。
【図2】 一実施形態の信号処理回路のブロック回路
図。
【図3】 DFE,TRPLL回路びSB検出回路のブ
ロック回路図。
【図4】 一実施形態のシンクバイトの作用を示す説明
図。
【図5】 信号処理回路の動作を示すタイミング図。
【図6】 別のDFE及びSB検出回路のブロック回路
図。
【図7】 従来の信号処理回路のブロック回路図。
【図8】 従来のDFE及びTRPLL回路のブロック
回路図。
【図9】 セクタの記録フォーマットを示す説明図。
【符号の説明】
15 波形等化器としての帰還判定型等化器 21 タイミングクロック再生PLL 52 レジスタとしてのサーキュレータ 53 一致検出回路 CLK クロック信号 RD 読み出し信号としてのリード信号 S2 再生信号 TRG トリガ信号 WG ウインド信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリアンブル、シンクバイト、ユーザデ
    ータを順番に読み出し信号として記録媒体から読み出
    し、プリアンブル信号に位相引き込みをしたクロック信
    号に基づいてサンプリングした再生信号を出力するデー
    タ読み取り方法において、 前記シンクバイトを粗密パターンを含む構成とし、該シ
    ンクバイトにより前記クロック信号を出力するタイミン
    グクロック再生PLLのより細かな引き込みができるよ
    うにしたデータ読み取り方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ読み取り方法に
    おいて、 前記読み出し信号をサンプリングしたデータと、前記シ
    ンクバイトを検出するために予め記憶した比較データ
    を、予め設定した比較ポイントにおいて比較するための
    ウインドを開き、該ウインド内において前記サンプリン
    グデータと比較データを順次比較し、その比較結果に基
    づいて前記サンプリングデータと比較データが一致した
    場合にシンクバイト検出としたデータ読み取り方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ読み取り方法に
    おいて、 前記シンクバイトの読み出し時期に対応してトリガ信号
    が入力された後、入力されるウインド信号に基づいて前
    記再生信号とレジスタから入力される比較信号とを比較
    するために前記シンクバイトが入力される期間よりも短
    い期間のウインドが設定され、該ウインドの期間に入力
    される前記比較信号と前記再生信号の各ビットがそれぞ
    れ一致した場合にシンクバイト検出信号を出力するよう
    にしたデータ読み取り方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデータ読み取り方法に
    おいて、 前記読み出し信号に基づく入力電圧を基準電圧と比較し
    て前記入力電圧をデジタル信号に変換し、該ディジタル
    信号に基づいて演算した帰還量を前記入力電圧に帰還す
    る帰還ループに対して、 前記比較信号と前記再生信号が一致しない場合に、前記
    再生信号に代えて前記比較信号に基づいて帰還量を演算
    するようにしたデータ読み取り方法。
  5. 【請求項5】 プリアンブル、シンクバイト、ユーザデ
    ータを順番に読み出し信号として記録媒体から読み出
    し、タイミングクロック再生PLLによりプリアンブル
    信号に位相引き込みをしたクロック信号を生成し、該ク
    ロック信号に基づいてサンプリングした再生信号を出力
    するデータ読み取り装置において、 前記シンクバイトを粗密パターンを含む構成とし、前記
    タイミングクロック再生PLLはシンクバイトにより前
    記クロック信号をより細かに引き込みを行うようにした
    データ読み取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデータ読み取り装置に
    おいて、 前記読み出し信号をサンプリングしたデータを再生信号
    として出力する波形等化器と、 前記シンクバイトを検出するための比較データが予め記
    憶され、該比較データを比較信号として順次出力するレ
    ジスタと、 予め設定された比較ポイントにおいて前記再生信号と前
    記比較信号を比較するウインドを開き、該ウインド期間
    において入力される前記再生信号と前記比較信号が一致
    した場合にシンクバイト検出信号を出力する一致検出回
    路とを備えたデータ読み取り装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデータ読み取り装置に
    おいて、 前記一致検出回路は、前記シンクバイトの読み出し時期
    に対応してトリガ信号が入力された後、入力されるウイ
    ンド信号に基づいて前記再生信号とレジスタから入力さ
    れる比較信号とを比較するために前記シンクバイトが入
    力される期間よりも短い期間のウインドを設定し、該ウ
    インドの期間に入力される前記比較信号と前記再生信号
    の各ビットがそれぞれ一致した場合にシンクバイト検出
    信号を出力するようにしたデータ読み取り装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のデータ読み取り装置に
    おいて、 前記波形等化器は判定帰還型等化器であって、読み出し
    信号に基づく入力電圧を基準電圧と比較して前記入力電
    圧をデジタル信号に変換する判定器と、前記判定器の出
    力信号を順次記憶するシフトレジスタと、該シフトレジ
    スタに記憶された各ビット情報に基づいて前記判定器の
    入力信号に対する帰還量を演算する帰還フィルタとを備
    え、 前記一致比較回路は、前記比較信号と前記再生信号が一
    致しない場合に、前記比較信号を前記再生信号が読み出
    された前記シフトレジスタの領域に記憶させるようにし
    たデータ読み取り装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のデータ読み取り装置に
    おいて、 前記一致比較回路は、前記比較信号と前記再生信号が一
    致しない場合に、前記比較信号を前記シフトレジスタに
    代えて前記帰還フィルタに出力するようにしたデータ読
    み取り装置。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至9のうちの何れか1項に
    記載のデータ読み取り装置において、 前記レジスタは、前記シンクバイトに対応する比較デー
    タを記憶し、前記トリガ信号に基づいて比較データを所
    定方向に巡回させるシフト動作を行い、該比較データを
    比較信号として出力する巡回レジスタであるデータ読み
    取り装置。
  11. 【請求項11】 請求項5乃至10のうちの何れか1項
    に記載のデータ読み取り装置を備えたハードディスク装
    置。
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