JPH11306623A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH11306623A JPH11306623A JP10113017A JP11301798A JPH11306623A JP H11306623 A JPH11306623 A JP H11306623A JP 10113017 A JP10113017 A JP 10113017A JP 11301798 A JP11301798 A JP 11301798A JP H11306623 A JPH11306623 A JP H11306623A
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- drum
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Abstract
行し、映像信号を時間軸上間引いて長時間記録する磁気
記録再生装置で、再生映像のスキュー歪みや色ずれ抑圧
する手段を簡素かつ安定な制御で実現すること。 【解決手段】速度制御23はモータ回転速度比例信号を
1倍速のテープヘッド相対速度を得る目標周期に予め常
に制御し、位相制御24は垂直同期信号とモータ回転位
相信号とを所定の位相差で制御し、非記録期間は速度制
御23と位相制御24の両方でドラムモータ3を制御
し、記録期間は速度制御23だけでドラムモータ3を制
御する。
Description
磁気記録再生装置において、磁気テープを1倍速と称す
る速度と異なる速度で走行させ、映像信号を時間軸上間
引いて記録することにより長時間の記録再生を行う磁気
記録再生装置に関わり、特にその回転ヘッドドラムの回
転制御手段に有効な技術に関する。
は、図7に記載するようにテープ上に斜めの記録トラッ
ク形成する。ここで、ベクトル301はテープ静止時の
ヘッド軌跡を意味する。また、テープをベクトル306
に示す1倍速で走行させた場合に、テープ上から見たヘ
ッド軌跡のベクトルはベクトル301からベクトル30
6を引いたベクトル302となる。
ルド(Nは自然数で限定はされないが一般的には奇数)
に1度だけ記録する等、時間軸上の間引きを行って記録
することにより長時間の記録再生を行う磁気記録再生装
置では、テープを1/N倍速で連続走行あるいは間欠駆
動走行を行って、その走行期間あるいは停止期間の所定
期間に映像信号を記録する。この場合、例えば、図7の
ベクトル305に示す速度でテープを走行させた場合の
ヘッド軌跡はベクトル301からベクトル305を引い
たベクトル303となる。
転位相とを位相同期させて記録した場合、1トラック中
に所定数の水平同期信号(例えば、VHSあるいは8ミ
リビデオ方式において、NTSC信号の場合は262.
5、PAL信号の場合は312.5)が書き込まれる。
これは、ベクトル302、303の何れの場合も同じで
ある。したがって、ベクトル303による長時間モード
で記録した部分を1倍速モードのベクトル302で再生
すると、1トラック中に再生される水平同期信号数およ
び水平同期信号周波数が異なってしまう。その結果、前
者は相隣るトラック間での水平同期信号の連続性が失わ
れるため、再生画像にスキュー歪みが生じる。また、後
者は記録時と再生時とでテープヘッド相対速度が異なっ
ていることを意味し色信号の色相ずれを生じる。
号公報記載の磁気記録再生装置では次のような手段を講
じていた。即ち、回転ヘッドドラムを駆動するドラムモ
ータの回転速度制御する手段と、ドラムモータの回転位
相を記録信号と同期させるための位相制御手段と、それ
らとは別に強制的にドラムモータを加速および減速する
電圧を印加する手段とを設けている。これにより、記録
期間開始前に位相制御手段を解除すると共に、ドラムモ
ータに強制的な減速電圧を印加し、更に、テープ速度に
あわせてドラム速度制御手段の制御目標を1倍速時のテ
ープヘッド相対速度を得るドラムモータ速度に切り替え
る。また、記録期間終了後は位相制御手段を再び有効に
すると共に、ドラムモータに強制的な加速電圧を印加
し、更に、ドラム速度制御手段の制御目標を位相制御手
段によって制御される速度と等しい制御目標に切り替え
る。
ラムモータの回転位相とを概略同期させつつ、記録期間
はテープ速度にあわせて1倍速時のテープヘッド相対速
度を得るドラムモータ速度に制御し、再生画像における
スキュー歪みや色ずれを抑圧していた。
来の技術は以下の点について、特段、考慮されていなか
った。
度を1倍速時のテープヘッド相対速度を得る速度に切り
替えていた。このため、速度目標を切り替えてから、速
度エラーが確定するまでには制御ループの応答時間が必
要であるため速やかな制御移行が難しかった。
よび減速電圧の印加はフィードフォワードの制御である
ため、モータやメカ負荷のばらつきあるいは変動に対し
て十分に対応することが難しかった。
よび減速電圧の印加を行うためには本来のドラムモータ
の駆動制御手段とは別のハードウェアあるいはソフトウ
ェアを必要とするため低コスト化や小型化の点について
は、特段、考慮されていなかった。
モータの減速を行うため、記録映像信号の垂直同期信号
がテープフォーマット上所望の位置からずれて記録され
てしまうことについて、特段、考慮されていなかった。
発明では、映像信号を時間軸上間引いて磁気テープに間
欠的に記録するヘリカル走査型の磁気記録再生装置にお
いて、ドラムモータの速度および位相制御系に対して以
下の手段を講じた。
御手段とを具備し、両者が制御する目標速度とを異なら
しめた。そして映像信号を記録する期間は上記ドラム速
度制御手段だけで制御し、映像信号を記録しない期間は
上記ドラム速度制御手段および上記ドラム位相制御手段
との両方で制御するようにした。ここで、上記ドラム位
相制御手段が制御する目標速度は、映像信号の垂直同期
信号に同期した速度であることが好ましい。一方、上記
ドラム速度制御手段が制御する目標速度は、1倍速時の
テープヘッド相対速度を得る速度であることが好まし
い。これにより、位相制御を解除する前に既に速度エラ
ーが確定しているため、位相制御解除後は速やかに1倍
速のテープヘッド相対速度を得るドラムモータ速度に移
行できる。また、この速度エラーはフィードバックルー
プにより確定しているエラー信号であるため、モータ特
性やメカ負荷のばらつき、あるいは、変動があっても安
定した制御が実現される。この結果、ドラムモータの回
転位相と記録信号の垂直同期は概略同期しつつ、記録す
る瞬間は1倍速時のテープヘッド相対速度を得る速度に
安定して制御され、スキュー歪みや色ずれを効果的に抑
圧できる。
手段とドラム位相制御手段とを具備し、映像信号を記録
する直前の所定期間および記録する期間は上記ドラム速
度制御手段だけで制御し、該期間以外は上記ドラム速度
制御手段および上記ドラム位相制御手段との両方で制御
するようにした。これにより、記録を開始する時点にお
いて、ドラムモータの速度は安定して1倍速時のテープ
ヘッド相対速度を得るための速度に制御される。この結
果、強制的な減速パルスを生成および印加するためのハ
ードウェアあるいはソフトウェアを不要とする簡素なシ
ステムを実現できる。
手段とドラム位相制御手段とを具備し、上記ドラム速度
制御手段はその目標速度に関し、上記ドラム位相制御手
段が制御するモータ制御速度よりも低く設定した第1の
速度制御モードと、上記ドラム位相制御手段が制御する
モータ制御速度よりも高く設定した第2の速度制御モー
ドとを有する。そして、映像信号を記録する直前の所定
期間および記録期間は上記第1の速度制御モードのドラ
ム速度制御手段だけで制御し、記録終了の直後の所定期
間は上記第2の速度制御モードのドラム速度制御手段だ
けで制御し、該2つの期間以外は上記第1の速度制御モ
ードのドラム速度制御手段と上記ドラム位相制御手段の
両方で制御するようにした。これにより、記録信号とド
ラムモータ回転位相との位相制御関係が速やかに復元さ
れる。この結果、強制的な加速パルスを生成および印加
するためのハードウェアあるいはソフトウェアを不要と
す簡素なシステムを実現できる。
が目標として設定する映像信号の垂直同期信号と上記ド
ラムモータの回転位相との位相差を、1倍速で記録を行
う場合の目標位相差よりも大きい位相差とした。これに
より、時間軸上記録を開始する少し手前からドラム位相
制御系を解除しり、あるいは、従来通り減速パルスを加
えてドラムモータを減速させた場合、記録信号に対して
ドラム回転位相が遅れて、記録を開始する瞬間に、丁
度、1倍速時の記録信号とドラムモータの位相差関係を
得ることができる。この結果、再生画像のスキュー歪み
をより一層抑圧する安定した制御を実現できる。
ら3を使用して説明する。
は磁気テープ、2は磁気ヘッド4,5を搭載した回転ヘ
ッドドラム、3は回転ヘッドドラム2を駆動するドラム
モータ、6はピンチローラ7と共に磁気テープ1を挟み
込んで走行させるキャプスタンシャフト、8はキャプス
タンシャフトを駆動するキャプスタンモータ、9は回転
ヘッドドラム2とテープの走行ピッチとを位相同期させ
るための信号(以下CTL信号と記載する)を記録再生
するCTLヘッド、10は2つある磁気ヘッド4,5の
うちテープに当たっている側の磁気ヘッドの入力あるい
は出力信号を選択するスイッチ、11は磁気ヘッドに対
し記録と再生の信号処理を切り替えるスイッチ、12は
必要な記録信号電圧を得るための記録アンプ、13は記
録信号が複合映像信号であれば輝度信号と搬送色信号に
分離し、輝度信号は主として周波数変調し、色信号は主
として低域周波数に変換する記録信号処理回路、14は
磁気ヘッド4,5の出力信号を再生アンプ15で必要レ
ベルに増幅して得られた再生信号から、輝度信号成分は
主として周波数復調し、色信号成分は主として低域周波
数から搬送周波数に変換し、必要に応じて得られた輝度
信号と搬送色信号とを加算して再生複合映像信号を得る
再生信号処理回路、16は記録映像信号の同期信号(特
に垂直同期信号)を分離する同期分離回路、17はドラ
ムモータ3,キャプスタンモータ8の回転位相基準を生
成する基準信号生成回路18を記録時に記録信号の垂直
同期信号に同期させるための切り替えスイッチ、19は
磁気ヘッド4,5の切り替え信号を生成するヘッド切り
替え信号(以下HSW信号)生成回路、20は記録時の
CTL信号生成回路、21はキャプスタンモータ8に取
り付けられているセンサ(不図示)から出力される回転
周波数に比例した周波数の信号(以下CFG信号)を分
周する回路、22は記録時と再生時のキャプスタンモー
タ8の回転位相基準信号を切り替えるスイッチ、23は
ドラムモータ3に取り付けられたセンサ(不図示)から
出力される回転周波数に比例した周波数の信号(以下D
FG信号)の周期を目標の周期に制御する信号を生成す
るドラムモータ速度制御回路、24は基準信号とHSW
信号の位相差を所定の位相差に制御する信号を生成する
ドラムモータ位相制御回路、25はドラムモータを強制
的に加速あるいは減速する期間を与える信号を生成する
回路、26は記録期間を与える信号を生成する回路、2
7はCFG信号の周期を目標の周期に制御する信号を生
成するキャプスタンモータ速度制御回路、28は基準信
号または再生CTL信号の何れかと、CFG信号の分周
信号とを比較してキャプスタンモータ8の回転位相を制
御する信号を生成するキャプスタンモータ位相制御回
路、29はドラム位相制御信号の有効無効を切り替える
スイッチ、30はドラム速度制御信号とドラム位相制御
信号とを加算する回路、31はキャプスタン速度制御信
号とキャプスタン位相制御信号とを加算する回路、32
はドラムモータに対し強制的な減速あるいは加速電圧与
える回路38,39とフィードバックによるドラムモー
タ回転制御信号とを切り替えるスイッチ、33,34は
ドラムおよびキャプスタンモータの回転を制御する信号
を電力増幅すると共に多相駆動を行うモータドライバア
ンプ、35は再生CTL信号を必要電圧に増幅および波
形整形するアンプ、36は記録CTL信号を必要な電圧
に増幅するアンプ、37は記録CTL信号と再生CTL
信号を切り替えるスイッチ、である。
の全体的動作について説明する。
記録映像信号は記録信号処理回路13と記録アンプ12
によって適宜処理および増幅された後、スイッチ11と
10を介して磁気ヘッド4,5に供給されて記録され
る。逆に再生時は磁気ヘッド4,5で再生された信号が
スイッチ10および11を介して再生アンプ15に供給
され、再生アンプ15と再生信号処理回路14で適宜増
幅および処理されて再生映像信号が得られる。
回転位相の基準信号は次のようにして生成される。ま
ず、記録時は同期分離回路16において記録信号の垂直
同期信号が分離され、スイッチ17を介して基準信号処
理回路18に与えられる。基準信号生成回路18は記録
信号の垂直同期信号に同期した信号、あるいは、垂直同
期信号そのもの、あるいは、垂直同期信号の分周信号を
基準信号として生成する。また、再生時はスイッチ17
が解放され、基準信号生成回路自らが映像信号の垂直信
号と同周期かあるいはその分周周期の信号を生成する。
生成された基準信号はドラム位相制御回路24、およ
び、スイッチ22を介してキャプスタン位相制御回路2
8、および記録CTL信号生成回路20に供給される。
これにより、ドラムモータの回転およびキャプスタンモ
ータの回転および記録CTL信号の書き込みは全て同期
して動作する。この結果、例えば、1倍速の記録あるい
は再生を行う場合、ドラムモータが一回転する間に、キ
ャプスタンモータは2トラック分走行し、記録CTL信
号が1周期分書き込みあるいは読み出される。
する。まず、HSW信号生成回路19はDFG信号とド
ラムモータに取り付けられたセンサ(不図示)から出力
されるドラムモータの回転位相を検出する信号(以下D
PG信号)とから磁気ヘッド4,5の切り替えタイミン
グを与えるHSW信号を生成する。生成されたHSW信
号はドラム位相制御回路24、ドラム加減速期間生成回
路25、記録期間生成回路26に供給される。
作する。ドラム速度制御回路23は入力されるDFG信
号の周期と目標の周期とを比較し得られる誤差信号に、
制御特性上必要な利得と位相の特性補償を行った速度制
御信号を生成する。また、ドラム位相制御回路24はH
SW信号と基準信号の位相差と目標の位相差とを比較し
て得られる誤差信号に、制御特性上必要な利得と位相の
特性補償を行った位相制御信号を生成する。ドラム位相
制御信号はスイッチ29を介して加算回路30でドラム
速度制御信号と加算され、スイッチ32を介してモータ
ドライバアンプ33に供給される。これにより、ドラム
モータは所望の回転速度および位相に制御される。
うに動作する。キャプスタン速度制御回路27は入力さ
れるCFG信号の周期と目標の周期とを比較し得られる
誤差信号に、制御特性上必要な利得と位相の特性補償を
行った速度制御信号を生成する。また、キャプスタン位
相制御回路28は記録時は基準信号、再生時は再生CT
L信号とCFG信号の分周信号の位相差と目標の位相差
とを比較して得られる誤差信号に、制御特性上必要な利
得と位相の特性補償を行った位相制御信号を生成する。
キャプスタン位相制御信号は加算回路31でキャプスタ
ン速度制御信号と加算されてモータドライバアンプ34
に供給される。これにより、キャプスタンモータは所望
の回転速度および位相に制御される。
動作を図1と図2を併用して説明する。まず、記録期間
生成回路25はHSW信号103の半周期を単位として
N回(Nは自然数で限定はしないが一般的に奇数。ま
た、以下も同じ。なお、図2はN=3場合の例。図3,
図5,図6も同様)に一度記録を許可する期間の信号1
05を生成する。記録期間信号105はスイッチ11を
記録が許可された期間だけ記録信号処理回路側が有効と
なるように制御する。これにより、記録映像信号の時間
軸上の間引きが行われる。また、キャプスタン速度制御
回路27および位相制御回路28はキャプスタンモータ
を1/N倍速に制御する。また、ドラム速度制御回路2
3はテープヘッド相対速度がキャプスタンモータおよび
ドラムモータの両方を1倍速で制御したときのテープヘ
ッド相対速度と等しくなるためのドラムモータ速度に制
御目標を設定する。一方、ドラム位相制御回路24は記
録映像信号の垂直同期信号104とHSW信号104が
所定の位相差で同期するべく制御する。ここで、スイッ
チ29は記録期間信号105によって記録する期間は開
放し、位相制御信号が加算回路30に供給されないよう
に動作する。この結果、記録期間は速度制御回路23だ
けで制御されるため、テープヘッド相対速度が1倍速時
の相対速度と等しい速度になるべくドラムモータの速度
が制御される。一方、非記録期間はスイッチ29は閉封
し、速度制御回路23と位相制御回路24の両方で制御
される。この場合ドラムモータの回転速度としては、制
御理論上、位相制御回路24が制御しようとする速度に
安定し、ドラムモータは記録映像信号の垂直同期信号と
同期した回転位相で制御される。
制御回路23および位相制御回路24および加算回路3
0の出力信号は106,107,108の通りである。
記録開始期間直前の速度制御信号106には減速を行う
信号が生成され、一方、位相制御信号107には加速の
制御信号が生成されていて、加算回路30の出力では打
ち消しあう状態となっている。次に、記録開始後は位相
制御信号107が加算されないため、記録開始直前に既
に確定した速度制御信号が直ちに出力され速やかに速度
制御がなされる。この結果、位相誤差が徐々に増大する
ため位相制御信号107もまた増大する。この状態で、
記録期間が終了すると、増大した位相エラーが再び加算
されるため、位相エラーが徐々に減少し速度制御信号1
06と均衡する状態に戻る。
ラム速度制御処理回路23の制御目標を1倍速時のテー
プヘッド相対速度に一致する相対速度を得る速度に制御
し、ドラム位相制御回路24は記録映像信号と回転位相
が同期するように制御し、記録期間は速度制御信号だけ
で制御を行い、非記録期間は速度制御信号と位相制御信
号の両方で制御する構成とした。この結果、上記のよう
な極簡単な構成でありながら、記録開始直前にはモータ
やメカ負荷のばらつきあるいは変動の影響を受けにくい
フィードバック制御による安定した速度制御信号が確定
しているため、位相制御を解除後速やかに速度が変化
し、安定した長時間記録を実現できる効果を得ることが
できる。
合の対応策を図1と図3を併用して説明する。
号104とから、ドラムモータ加減速期間生成回路25
によって、記録開始期間前後に強制的な減速および加速
を行うための期間信号109,110を生成する。この
信号でスイッチ32を制御して記録開始直前に減速電圧
印加回路38を有効にして強制的な減速を行い、また、
記録期間終了後には加速電圧印加回路39を有効にして
強制的な減速および加速を行わせる。
同様の規模となってしまう。しかし、それでもなお、記
録開始期間前の加速電圧印加直前にはフィードバックに
よる安定な速度制御信号111が確定しており、また、
位相制御信号112を加算しない期間を短くできるた
め、非記録期間でのドラムモータの位相制御回路24の
支配力が従来よりも有効となり、より安定した制御を実
現できる効果がある。
の応答によらず、減速および加速電圧印加回路を不要と
する本発明の第2の実施例を説明する。
だし、図4に示す構成は図1に示す構成とそのほとんど
の部分を同一とするため、図1には記載のない部分の構
成だけを説明する。
立にドラムモータの位相制御信号のフィードバックの有
効無効を切り替える期間を生成する回路、41はHSW
信号とDFG信号とからドラムモータの速度目標を切り
替える期間を与える信号を生成する回路、である。
併用して説明する。ただし、磁気記録再生装置全体とし
ての動作は、図1での説明と変わるとことはないため、
長時間記録モードの動作についてだけ説明する。まず、
ドラム位相制御ON/OFF期間生成回路40はHSW
信号103とDFG信号102とから記録期間より手前
から位相制御を無効とし、記録期間終了後も所定時間位
相制御を無効とする位相制御OFF期間信号114を生
成する。また、ドラム速度切替期間生成回路41はHS
W信号103とDFG信号102とにより記録期間終了
後から上記位相制御OFF期間信号が終了までの期間と
同様の時刻までの速度切替期間信号115を生成する。
そして、この速度切替期間信号115はドラム速度制御
回路23を制御し、この期間のドラム速度目標を加速す
る速度目標に切り替える。
度制御信号および位相制御信号および加算回路30の出
力信号はそれぞれ116,117,118の通りとな
る。ここで、記録開始期間の手前、即ち、位相制御をO
FFとする直前では、速度制御信号116には減速を行
う信号が生成され、一方、位相制御信号117には加速
の制御信号が生成されていて、加算回路30の出力では
打ち消しあう状態となっている。次に、位相制御がOF
Fとすると位相制御信号117が加算されないため、既
に確定した速度制御信号117が直ちに出力され速やか
に速度制御がなされる。この結果、記録開始までにはド
ラム速度は安定して所望の速度に制御される。また、こ
の結果、位相誤差が徐々に増大するため位相制御信号1
17もまた増大する。この状態で、記録期間が終了する
と、次に、速度目標が加速するように切り替えられる。
その結果、位相エラーは徐々に減少する。ここで、ドラ
ム位相制御OFF期間信号とドラム速度切替期間信号の
終了タイミングを適切に設定することにより、位相エラ
ーが丁度減少した時点で、再び、ドラム速度目標を1倍
速時のテープヘッド相対速度を得る速度に戻し、次の記
録期間がくるまでは速度および位相制御が均衡した制御
信号118により制御される。
を印加するシステムを有することなく簡素で安定した長
時間記録モードを実現できる。
施例の加減速電圧の印加回路を使用した場合には、記録
開始期間よりも時間軸上早めにドラムモータの減速が開
始される。そのため、記録映像信号の垂直同期信号が記
録される位相がHSW信号に対し近づき、本来望まれる
テープトラックのフォーマットからずれるおそれがあ
る。これに対処するため、図6に示すように、HSW信
号103と垂直同期信号104の目標位相差は203の
ように本来の目標位相差203’よりも大きめに設定す
る。これにより、ドラム速度制御と位相制御が共になさ
れている場合は、HSWのエッジ位相は200にあり、
記録を開始する瞬間にはドラムモータの回転速度が若干
下がっているので201’に移動し、記録終了時点では
202”に移動する。この場合上記したとおり、20
3’の位相差が所望の位相差となるように、予め位相制
御処理回路24の目標位相差は203に設定することに
より問題が回避される。
ャプスタンモータの制御速度を1/Nと記載してきた。
しかし、記録する瞬間のドラムモータの回転速度が1倍
速時のテープヘッド相対速度と一致する相対速度を得る
速度に制御せれていることが条件となるだけである。し
たがって、例えば、記録映像信号のNフィールドに一度
の間欠駆動である場合の停止期間中に記録を行うのであ
れば、これに応じたドラムモータ速度、また、キャプス
タンモータを間欠駆動する場合の走行期間中に記録する
場合には、そのキャプスタンモータ速度に応じたドラム
モータ速度をそれぞれ設定することにより、上記説明と
同様のシステムを実現できる。
載によるハードウェアによるシステムを記載したが、例
えば、図1,3の点線部分にマイクロプロセッサを応用
し、その内部の手段をソフトウェアで構成しても同様の
システムが実現できることは言うまでもないことであ
る。
軸上間引いて間欠的に記録する長時間記録の磁気記録再
生装置において、ドラムモータの回転位相を記録信号と
概略同期させつつ、記録する瞬間は1倍速時のテープヘ
ッド相対速度を得るドラムモータ速度に制御して、再生
画像のスキュー歪みや色ずれの抑圧するシステムを簡素
で安定した制御によって実現できる効果がある。
成を示すブロック図である。
形図である。
形図である。
成を示すブロック図である。
形図である。
形図である。
される記録トラックを示す模式図である。
信号生成回路 41…ドラムモータ速度目標切り替え期間信号生成回路
Claims (7)
- 【請求項1】円筒状の周面に磁気ヘッドを有する回転ヘ
ッドドラムと、該ドラムを駆動するドラムモータと、該
ドラムモータの速度を制御するドラム速度制御手段およ
び位相を制御するドラム位相制御手段と、上記ドラムに
巻き付けられた磁気テープを走行させるキャプスタンモ
ータと、該キャプスタンモータの速度を制御するキャプ
スタン速度制御手段および位相を制御するキャプスタン
位相制御手段とを具備し、上記キャプスタンモータを1
倍速と称する速度とは異なる速度で駆動し、映像信号を
時間軸上間引いて上記磁気テープに間欠的に記録するヘ
リカル走査型の磁気記録再生装置において、 記録時に、上記ドラム速度制御手段が制御する目標速度
と、上記ドラム位相制御手段が制御する目標速度とを異
ならしめ、上記映像信号を記録する期間は上記ドラム速
度制御手段だけで制御し、上記映像信号を記録しない期
間は上記ドラム速度制御手段および上記ドラム位相制御
手段との両方で制御することを特徴とする磁気記録再生
装置。 - 【請求項2】円筒状の周面に磁気ヘッドを有する回転ヘ
ッドドラムと、該ドラムを駆動するドラムモータと、該
ドラムモータの速度を制御するドラム速度制御手段およ
び位相を制御するドラム位相制御手段と、上記ドラムに
巻き付けられた磁気テープを走行させるキャプスタンモ
ータと、該キャプスタンモータの速度を制御するキャプ
スタン速度制御手段および位相を制御するキャプスタン
位相制御手段とを具備し、上記キャプスタンモータを1
倍速と称する速度とは異なる速度で駆動し、映像信号を
時間軸上間引いて上記磁気テープに間欠的に記録するヘ
リカル走査型の磁気記録再生装置において、 記録時に、上記ドラム速度制御手段が制御する目標速度
と、上記ドラム位相制御手段が制御する目標速度とを異
ならしめ、上記映像信号を記録する直前の所定期間およ
び記録する期間は上記ドラム速度制御手段だけで制御
し、該期間以外は上記ドラム速度制御手段および上記ド
ラム位相制御手段との両方で制御することを特徴とする
磁気記録再生装置。 - 【請求項3】円筒状の周面に磁気ヘッドを有する回転ヘ
ッドドラムと、該ドラムを駆動するドラムモータと、該
ドラムモータの速度を制御するドラム速度制御手段およ
び位相を制御するドラム位相制御手段と、上記ドラムに
巻き付けられた磁気テープを走行させるキャプスタンモ
ータと、該キャプスタンモータの速度を制御するキャプ
スタン速度制御手段および位相を制御するキャプスタン
位相制御手段とを具備し、上記キャプスタンモータを1
倍速と称する速度とは異なる速度で駆動し、映像信号を
時間軸上間引いて上記磁気テープに間欠的に記録するヘ
リカル走査型の磁気記録再生装置において、記録時に、
上記ドラム速度制御手段はその目標速度に関し、上記ド
ラム位相制御手段が制御するモータ制御速度よりも低く
設定した第1の速度制御モードと、上記ドラム位相制御
手段が制御するモータ制御速度よりも高く設定した第2
の速度制御モードとを具備し、上記映像信号を記録する
直前の所定期間および記録期間は上記第1の速度制御モ
ードのドラム速度制御手段だけで制御し、記録終了の直
後の所定期間は上記第2の速度制御モードのドラム速度
制御手段だけで制御し、該2つの期間以外は上記第1の
速度制御モードのドラム速度制御手段と上記ドラム位相
制御手段の両方で制御することを特徴とする磁気記録再
生装置。 - 【請求項4】請求項1、2または3に記載の磁気記録再
生装置において、記録時の上記キャプスタン速度制御手
段および上記キャプスタン位相制御手段は、磁気テープ
の連続走行駆動モードと間欠走行駆動モードの少なくと
も何れか一方を含み、連続走行駆動モードの走行期間あ
るいは間欠走行駆動モードの走行期間あるいは停止期間
に上記間欠記録がなされることを特徴とする磁気記録再
生装置。 - 【請求項5】請求項1または2に記載の磁気記録再生装
置において、記録時に、上記ドラム位相制御手段が制御
する上記目標速度は上記映像信号の垂直同期信号に同期
した速度であって、上記ドラム速度制御手段が制御する
上記目標速度は1倍速時のテープヘッド相対速度を得る
速度であることを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項6】請求項2または3に記載の磁気記録再生装
置において、 記録時に、上記ドラム位相制御手段が制御する上記目標
速度は上記映像信号の垂直同期信号に同期した速度であ
って、上記ドラム位相制御手段が目標として設定する上
記垂直同期信号と上記ドラムモータの回転位相との位相
差は、1倍速で記録を行う場合の目標位相差よりも大き
い位相差であることを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項7】請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
磁気記録再生装置において、 上記したキャプスタンモータの1倍速の速度とは、上記
映像信号を時間軸上間引かずに上記磁気テープに記録す
る場合の駆動速度であることを特徴とする磁気記録再生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10113017A JPH11306623A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10113017A JPH11306623A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306623A true JPH11306623A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14601360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10113017A Pending JPH11306623A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11306623A (ja) |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP10113017A patent/JPH11306623A/ja active Pending
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