JPH11306320A - 画像処理方法及び画像読み取りシステム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理方法及び画像読み取りシステム及び記憶媒体

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JPH11306320A
JPH11306320A JP11101998A JP11101998A JPH11306320A JP H11306320 A JPH11306320 A JP H11306320A JP 11101998 A JP11101998 A JP 11101998A JP 11101998 A JP11101998 A JP 11101998A JP H11306320 A JPH11306320 A JP H11306320A
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JP11101998A
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Inventor
Kenji Aiyama
健司 相山
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短い処理時間で複数の解像度の画像を有する画
像ファイルを生成することができる画像処理方法を提供
する。 【解決手段】1つの原稿を読み込んで、その原稿の複数
の異なる解像度の画像データを生成する画像処理方法に
おいて、複数の異なる解像度の画像データを生成するた
めに用いる複数の解像度変更方法について、それぞれの
解像度変更方法による処理時間を演算する演算工程(S
111)と、この演算工程で得られた複数の解像度変更
方法の処理時間を比較する比較工程(S112)と、こ
の比較工程でもっとも処理時間が短いと判断された解像
度変更方法により、異なる解像度の画像データを生成す
る生成工程(S105,S113)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの原稿を読み
込んで、その原稿の複数の異なる解像度の画像データを
生成する画像処理方法及び画像読み取りシステム及び記
憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文書や画像が印刷された原稿をコンピュ
ータに取り込んで電子データとして利用する場合にはス
キャナと呼ばれる装置が利用される。スキャナはホスト
コンピュータに接続され、スキャナの利用者はスキャナ
の原稿台に原稿を置き、原稿をスキャンして原稿の画像
データを生成し、生成された画像データをホストコンピ
ュータに転送し、ホストコンピュータにおいて生成され
た画像データを利用する。
【0003】ホストコンピュータにおいて画像データを
利用する際には、利用目的に応じてそれぞれ適切な解像
度の画像を用意する必要がある。例えばコンピュータの
画面表示用には、表示装置が表示可能な画素数が少ない
ため、低解像度の画像を用いる必要があり、印刷用には
高解像度の画像を用いる必要がある。しかし、1つの解
像度の画像を解像度変換して異なる解像度の画像をコン
ピュータ上で生成するには各画素単位での演算が必要な
ため、生成に非常に長い時間がかかってしまう。このた
め、1つの画像ファイル中に複数の解像度の画像データ
を保持し、利用目的に応じて最適な解像度の画像を利用
できるようにした画像データフォーマットが提案されて
いる。
【0004】この画像フォーマットは、例えば最高解像
度を600dpiとし、横方向、縦方向それぞれの画素
数が64以下になるまで1/4縮小変倍をした画像を1
つの画像ファイルとして生成するものである。
【0005】この画像フォーマットのファイルを生成す
る一般的な手順について説明する。図1は従来の画像読
み取りシステムの構成を示すブロック図である。
【0006】図1において、1は画像読み取り装置、2
a,2bはローラ、3はベルト、4はCCD、5はモー
タ、6はAD変換器、7は変倍回路、8は画像メモリ、
9はSCSIインターフェース、10は圧板、11は原
稿、12はコンピュータである。また、30,31,3
2,33はビデオ信号線、34はSCSIケーブルであ
る。
【0007】画像を生成する場合には、まず利用者はコ
ンピュータ12において、読み取る画像の読み取り条件
を設定する。これは例えば原稿の幅、高さ、読み取り解
像度などである。
【0008】設定を行った後、利用者はこの設定を画像
読み取り装置1に通知し、画像読み取り装置1は画像の
スキャンを開始する。
【0009】画像読み取り装置1内部の構成について説
明すると、2つのローラ2a,2bにベルト3が渡され
ており、このベルト上に、光の強度を電気信号に変換す
るCCD4が固定されている。原稿11は読み込む原稿
であり、圧板10により固定される。また、光源として
蛍光燈(図示せず)がある。蛍光燈は画像読み取り中は
常時点灯している。ローラ2aはモータ5によって駆動
され、ローラ2aの回転によってCCD4が原稿の先端
から原稿の後端まで移動し、光源からの光が原稿により
反射し、反射された光はCCD4の受光部に到達し、電
気信号に変換される。
【0010】CCD4によって生成された電気信号はビ
デオ信号線30を介してAD変換器6に転送される。A
D変換器6では、アナログ電気信号がデジタル信号に変
換される。AD変換器6によって変換されたデジタル信
号はビデオ信号線31を介して変倍回路7に転送され
る。変倍回路7では、ユーザが指定した解像度の画像デ
ータが生成されるように変倍演算がなされる。そしてビ
デオ信号線32を介して画像メモリ8に転送される。画
像メモリ8では変倍回路6から送られたデータを原稿1
枚分の画像データになるまで蓄積する。
【0011】原稿1枚分の画像データが画像メモリ8に
蓄積された後、画像データはSCSIインターフェース
9、SCSIケーブル34を介してコンピュータ12に
転送されてコンピュータ12内部の記憶装置(図示せ
ず)に記憶される。
【0012】その後コンピュータ12において利用者の
操作により複数解像度の画像データを有する画像ファイ
ル生成用のソフトウェアによって、上記の記憶装置に記
憶された画像データから、ソフトウェアによる変倍演算
によってそれぞれのより低解像度の画像データを生成
し、1つのファイルにまとめて上記の記憶装置に記憶す
る。
【0013】以上により1つの原稿を読みとり、複数の
解像度の画像を有する画像ファイルを生成する処理が完
了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記で説明し
た従来の技術による画像読み取りシステムでは、コンピ
ュータ上のソフトウェア変倍によって低解像度の画像デ
ータを生成するため、複数の解像度の画像データを有す
る画像ファイルの生成に要する時間が非常に長くなって
しまうという問題点があった。
【0015】例えば600dpiのA4サイズの原稿を
読み込んで、300dpiの画像を生成するための変倍
処理には、8項の積和演算を約870万回実行せねばな
らず、記憶装置の読み書き時間も考慮すると数分から数
十分の演算時間が必要となる。
【0016】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、短い処理時間で複数の
解像度の画像を有する画像ファイルを生成することがで
きる画像処理方法及び画像読み取りシステム及び記憶媒
体を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる画像処理方法
は、1つの原稿を読み込んで、その原稿の複数の異なる
解像度の画像データを生成する画像処理方法において、
前記複数の異なる解像度の画像データを生成するために
用いる複数の解像度変更方法について、それぞれの解像
度変更方法による処理時間を演算する演算工程と、前記
演算工程で得られた複数の解像度変更方法の処理時間を
比較する比較工程と、該比較工程でもっとも処理時間が
短いと判断された解像度変更方法により、前記異なる解
像度の画像データを生成する生成工程とを具備すること
を特徴としている。
【0018】また、この発明に係わる画像処理方法にお
いて、前記複数の解像度変更方法のうちの1つは、前記
原稿を読み取るための画像読み取り手段の光学的読み取
り解像度を変更する方法であることを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わる画像処理方法にお
いて、前記複数の解像度変更方法のうちの1つは、ソフ
トウエアによる解像度変換演算による方法であることを
特徴としている。
【0020】また、この発明に係わる画像処理方法にお
いて、前記複数の解像度変更方法のうちの1つは、画像
変倍回路による変倍処理方法であることを特徴としてい
る。
【0021】また、本発明に係わる画像処理方法は、1
つの原稿を読み込んで、その原稿の複数の異なる解像度
の画像データを生成する画像処理方法において、前記原
稿を読み取る読み取り工程と、前記読み取り工程で得ら
れた画像データに基づいて演算処理により前記異なる解
像度の画像データを生成する第1の方法による処理時間
と、異なる解像度で再度前記原稿を読み取って前記異な
る解像度の画像データを生成する第2の方法による処理
時間とを演算する演算工程と、該演算工程において得ら
れた前記第1の方法による処理時間と前記第2の方法に
よる処理時間とを比較する比較工程と、前記第1の方法
と前記第2の方法のうち、前記比較工程において処理時
間が短いと判断された方法により、前記異なる解像度の
画像データを生成する生成工程とを具備することを特徴
としている。
【0022】また、本発明に係わる画像読み取りシステ
ムは、1つの原稿を読み込んで、その原稿の複数の異な
る解像度の画像データを生成する画像読み取りシステム
において、前記原稿から複数の解像度の画像データを得
るための複数の解像度変更手段と、前記複数の解像度変
更手段による解像度の変更処理時間を演算するための演
算手段と、該演算手段により得られた前記複数の解像度
変更手段の処理時間を比較する比較手段と、該比較手段
により、処理時間が最も短いと判断された解像度変更手
段により前記異なる解像度の画像データを生成するよう
に制御する制御手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0023】また、この発明に係わる画像読み取りシス
テムにおいて、前記複数の解像度変更手段のうちの1つ
は、前記原稿を読み取るための画像読み取り手段の光学
的読み取り解像度を変更する手段であることを特徴とし
ている。
【0024】また、この発明に係わる画像読み取りシス
テムにおいて、前記複数の解像度変更手段のうちの1つ
は、ソフトウエアによる解像度変換演算を行なう手段で
あることを特徴としている。
【0025】また、この発明に係わる画像読み取りシス
テムにおいて、前記複数の解像度変更手段のうちの1つ
は、画像変倍回路による変倍処理手段であることを特徴
としている。
【0026】また、本発明に係わる画像読み取りシステ
ムは、1つの原稿を読み込んで、その原稿の複数の異な
る解像度の画像データを生成する画像読み取りシステム
において、前記原稿を読み取る読み取り手段と、前記読
み取り工程で得られた画像データに基づいて演算処理に
より前記異なる解像度の画像データを生成する第1の解
像度変更手段と、異なる解像度で再度前記原稿を読み取
って前記異なる解像度の画像データを生成する第2の解
像度変更手段と、前記第1及び第2の解像度変更手段の
処理時間を演算する演算手段と、該演算手段により得ら
れた前記第1の解像度変更手段による処理時間と前記第
2の解像度変更手段による処理時間とを比較する比較手
段と、前記比較手段により処理時間が短いと判断された
解像度変更手段により、前記異なる解像度の画像データ
を生成する制御手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0027】また、本発明に係わる記憶媒体は、1つの
原稿を読み込んで、その原稿の複数の異なる解像度の画
像データを生成する画像処理の制御プログラムを格納し
た記憶媒体であって、該制御プログラムが、前記複数の
異なる解像度の画像データを生成するために用いる複数
の解像度変更方法について、それぞれの解像度変更方法
による処理時間を演算する演算工程のコードと、前記演
算工程で得られた複数の解像度変更方法の処理時間を比
較する比較工程のコードと、該比較工程でもっとも処理
時間が短いと判断された解像度変更方法により、前記異
なる解像度の画像データを生成する生成工程のコードと
を具備することを特徴としている。
【0028】また、本発明に係わる記憶媒体は、1つの
原稿を読み込んで、その原稿の複数の異なる解像度の画
像データを生成する画像処理の制御プログラムを格納し
た記憶媒体であって、該制御プログラムが、前記原稿を
読み取る読み取り工程のコードと、前記読み取り工程で
得られた画像データに基づいて演算処理により前記異な
る解像度の画像データを生成する第1の方法による処理
時間と、異なる解像度で再度前記原稿を読み取って前記
異なる解像度の画像データを生成する第2の方法による
処理時間とを演算する演算工程のコードと、該演算工程
において得られた前記第1の方法による処理時間と前記
第2の方法による処理時間とを比較する比較工程のコー
ドと、前記第1の方法と前記第2の方法のうち、前記比
較工程において処理時間が短いと判断された方法によ
り、前記異なる解像度の画像データを生成する生成工程
のコードとを具備することを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0030】(第1の実施形態)この第1の実施形態の
画像読み取りシステムは、その外面的なブロック構成は
従来のものと同様であり、画像ファイルを生成する方法
のみが異なる。
【0031】図1は本発明の第1の実施形態の画像読み
取りシステムの構成を示す図であり、図1を参照しても
う一度画像読み取りシステムのブロック構成を説明す
る。
【0032】図1において、1は原稿を光学的に読み込
んで画像データを生成する画像読み取り装置、2a,2
bはベルトを回転させるローラ、3はローラ2a,2b
によって駆動されるベルト、4は光の強度を電気信号に
変換するCCDで、ベルト3上に固定されている。5は
ローラ2a,2b,ベルト3を介してCCD4を移動さ
せるためのモータ、6はCCD4から出力された電気信
号をデジタル信号に変換するためのAD変換器、7はA
D変換器6から出力された画像データ信号の解像度を変
換するための変倍回路、8は変倍回路7によって生成さ
れた画像データを一時的に蓄積するための画像メモリ、
9はコンピュータに対して画像データを転送するインタ
ーフェースであるSCSIインターフェース、10は原
稿を押さえる圧板、11は読み込む画像が印刷された原
稿、12はコンピュータ、30はCCD4からAD変換
器6に接続されたビデオ信号線、31はAD変換器6か
ら変倍回路7に接続されたビデオ信号線、32は変倍回
路7から画像メモリ8に接続されたビデオ信号線、33
は画像メモリ8からSCSIインターフェース9に接続
されたビデオ信号線、34はSCSIインターフェース
9とコンピュータ12とを接続するSCSIケーブルで
ある。
【0033】まず、画像読み取り装置1内部の動作につ
いて、一般的な画像読み取り手順を説明する。
【0034】画像読み取りを行う場合、まず利用者は画
像読み取り装置1の原稿読み取り部に原稿を固定する。
次に、画像読み取り装置1に接続されたコンピュータ1
2上で動作する画像読み取り用プログラムを実行し、画
像読み取りに関するパラメータを設定する。これは画像
の読み取り幅、高さ、解像度などである。この設定後、
画像読み取り実行の操作を行う。画像読み取り実行の操
作はSCSIケーブル34、SCSIインターフェース
9を介して画像読み取り装置1に通知され、画像読み取
り装置1において画像の読み取りが開始される。
【0035】以下画像の読み取りについて説明する。
【0036】CCD4は光の強度を電気信号に変換する
素子が直列に配置されたユニットであり、ベルト3上に
固定されている。ベルト3はローラ2a,2bの間に配
置され、ローラ2a,2bの回転に応じて移動する。ま
た、ローラ2aはモータ5によって移動される。よっ
て、モータ5を駆動することによりCCD4の位置が移
動する。また、この画像読み取り装置1には光源として
蛍光燈(図示せず)があり、この光源からの光が原稿1
1で反射してCCD4に入力されるようになっている。
よって原稿1の各部の反射率に応じた光がCCD4に入
力されるため、CCD4からは原稿1の反射率に応じた
電気信号が出力される。そして、モータ5を駆動するこ
とによって、CCD4は原稿11の先端から後端までを
移動し、これにより原稿11全体の、各部の反射率に応
じた電気信号を生成することができる。これが原稿11
の画像データとなる。
【0037】CCD4から出力される画像データはアナ
ログ電気信号であり、ビデオ信号線30を介してAD変
換器6に入力される。
【0038】AD変換器6では入力されたアナログ電気
信号がデジタル電気信号に変換され、ビデオ信号線31
に出力される。
【0039】ビデオ信号線31を介してAD変換器6か
ら変倍回路7に入力された電気信号は、変倍回路7によ
って指定された解像度および変倍率の画像データに変換
され、ビデオ信号線32に出力される。ビデオ信号線3
2を介して変倍回路7から画像メモリ8に入力された画
像データは、画像メモリ8に一時的に保存される。
【0040】画像メモリ8に保存された画像データは、
コンピュータ12の操作によって、SCSIインターフ
ェース9、SCSIケーブルを介してコンピュータ12
に転送される。
【0041】コンピュータ12では、コンピュータ12
内部の記憶領域に転送された画像データをファイルとし
て保存する。
【0042】これで一般的な画像読み取り動作が完了す
る。
【0043】次に、同一画像の複数の解像度の画像デー
タを有する画像ファイルを本実施形態を適用して生成す
る場合について述べる。
【0044】図2は本実施形態による画像読み取りシス
テムのコンピュータ12における画像ファイル生成プロ
グラムの流れ図である。図2を用いて本実施形態の流れ
について説明する。
【0045】まずコンピュータ12において、画像読み
取り用プログラムを開始する(Step100)。
【0046】利用者によって、読み込む画像の最高解像
度、幅、高さが設定される(Step101)。
【0047】変数Rは解像度を表し、RにStep10
1において設定された解像度を設定する(Step10
2)。
【0048】回数カウント変数Iに0を設定する(St
ep103)。
【0049】Step101において設定された幅、高
さと、解像度Rなどの各パラメータを画像読み取り装置
1に対して送信する。送信されたパラメータのうち解像
度は、変倍回路7において、CCD4の解像度から指定
された解像度Rに変換されるように変倍回路7に設定さ
れる(Step104)。
【0050】画像読み取り装置1に対して画像読み取り
の実行を通知する。通知を受けた画像読み取り装置1
は、一般的な画像読み取り手順と同様に、CCD4から
の電気信号がAD変換器6によってデジタル電気信号に
変換され、変倍回路7によって指定された解像度Rに変
換され、画像メモリ8に保存される(Step10
5)。
【0051】スキャンが完了したら、画像メモリ8に保
存された画像をSCSIインターフェース9、SCSI
ケーブルを介してコンピュータ12に転送する(Ste
p106)。
【0052】転送された画像データIをコンピュータ1
2内部の記憶領域に保存する(Step107)。
【0053】回数カウント変数Iに1を加算する(St
ep108)。
【0054】解像度Rを1/2(実際上は2次元画像な
ので解像度は1/4)にする(Step109)。
【0055】画像データの幅が64画素以下になったな
らばプログラムを終了し、そうでなければ次のStep
を実行する(Step110)。
【0056】解像度Rの画像データ(画像データI)
を、解像度2Rの画像データ(画像データI−1)から
の解像度変換演算処理によって得るための時間を算出す
る(Step111)。
【0057】Step111において算出された解像度
変換に要する時間と、画像再読み取りに要する時間とを
比較し、画像再読み取りに時間がかかる場合にはSte
p1113を実行し、それ以外の場合にはStep10
4にもどる(Step112)。
【0058】画像データI−1から画像データIを、解
像度変換演算処理によって生成し、Step107にも
どる(Step113)。
【0059】この流れによって、指定された解像度か
ら、1/64以下となる最初の解像度まで、2次元的な
解像度としては1/4ずつとなる複数の画像が生成され
る。各解像度の画像は、画像読み取り装置によって読み
取られた画像か、より解像度の高い画像からの解像度変
換演算処理によって算出された画像かである。
【0060】例えば、図2のCCD4は、原稿11の先
端から後端まで5秒で移動するものとし、生成する画像
ファイルは横方向4096画素、縦方向4096画素
で、解像度600dpiの画像データから、その1/
4,1/16,1/64の解像度の画像データまでを有
するものとし、また、プログラムによって、解像度Mの
画像データから、解像度M/4の画像データを生成する
のに要する時間は1/(4×4)=1/16に比例する
とすると、画像データ1は600dpi、画像データ2
は300dpi、画像データ3は150dpi、画像デ
ータ4は75dpiの4つの画像データを生成する必要
がある。
【0061】画像データ1は通常の読み取りで生成され
る。画像データ2は、画像読み取りでは5秒、解像度変
換演算では16秒、よって画像読み取りによって画像デ
ータ2が生成される。画像データ3は、画像読み取りで
は5秒、解像度変換演算では画像データ1から画像デー
タ2への変換時間の1/16即ち1秒、よって画像デー
タ2からの解像度変換演算によって画像データ3が生成
される。画像データ4は、画像読み取りでは5秒、解像
度変換演算では1/16秒、よって画像データ3からの
解像度変換演算によって画像データ4が生成される。
【0062】以上の手順でそれぞれの解像度の画像デー
タが生成される。上記の4種類の解像度の画像データの
生成に要するのは、5+5+1+1/16=約11.0
6秒である。
【0063】これを従来の技術によって実現する場合に
は、すべて画像読み取りで行う場合は20秒、最高解像
度画像以外全て解像度変換演算で行う場合には22.0
6秒を要する。
【0064】以上述べたように、本実施形態によれば、
各解像度の画像を、最も高速に生成可能な手段によって
生成するために、同一画像の複数の異なる解像度の画像
データを1つの画像ファイルとして生成する処理を非常
に短時間で実行することができる。
【0065】(第2の実施形態)この第2の実施形態
は、第1の実施形態における画像読み取り装置1内部に
データ圧縮回路をさらに設け、またコンピュータ12に
おいて、圧縮された画像データを伸長するプログラムを
有する画像読み取りシステムである。この第2の実施形
態の画像読み取り装置の構成は、第1の実施形態と共通
する部分が多いので、同一機能部分には同一符号を付
す。
【0066】図3は第2の実施形態に係わる画像読み取
りシステムのブロック図である。
【0067】図3において、1は原稿を光学的に読み込
んで画像データを生成する画像読み取り装置、2a,2
bはベルトを回転させるローラ、3はローラ2a,2b
によって駆動されるベルト、4は光の強度を電気信号に
変換するCCDで、ベルト3上に固定されている。5は
ローラ2a,2b、ベルト3を介してCCD4を移動す
るためのモータ、6はCCD4から出力された電気信号
をデジタル信号に変換するためのAD変換器、7はAD
変換器6から出力された画像データ信号の解像度を変換
するための変倍回路、8は変倍回路7によって生成され
た画像データを一時的に蓄積するための画像メモリ、9
はコンピュータに対して画像データを転送するインター
フェースであるSCSIインターフェース、10は原稿
を押さえる圧板、11は読み込む画像が印刷された原
稿、12はコンピュータ、13は画像データを圧縮する
圧縮回路、30はCCD4からAD変換器6に接続され
たビデオ信号線、31はAD変換器6から変倍回路7に
接続されたビデオ信号線、35は変倍回路7から圧縮回
路13に接続されたビデオ信号線、32は圧縮回路13
から画像メモリ8に接続されたビデオ信号線、33は画
像メモリ8からSCSIインターフェース9に接続され
たビデオ信号線、34はSCSIインターフェース9と
コンピュータ12とを接続するSCSIケーブルであ
る。
【0068】本実施形態のブロック図は、第1の実施形
態と比較して、変倍回路7と画像メモリ8との間に画像
データを圧縮するための圧縮回路13が追加されたもの
であり、この部分以外は第1の実施形態と共通であり、
動作の流れも共通である。
【0069】変倍回路7から圧縮回路13を介して画像
メモリ8までの画像データの流れについて説明すると、
変倍回路7によって変倍された画像データは、ビデオ信
号線35を介して圧縮回路13に転送される。圧縮回路
13では、コンピュータ12からの指定によって画像デ
ータを圧縮して出力するか、圧縮せずに出力するかの選
択が可能であり、圧縮を選択した場合には変倍回路7か
ら入力された画像データはデータ圧縮によって容量の少
ない、圧縮された画像データに変換され、画像メモリ8
に出力される。圧縮しない場合には変倍回路7から入力
された画像データはそのまま画像メモリ8に出力され
る。
【0070】また、図4は本実施形態におけるコンピュ
ータ12上で動作するプログラムの流れ図である。この
流れ図に基づいて1つの原稿から複数の解像度の画像デ
ータを有する画像ファイルを生成する処理の流れについ
て説明する。
【0071】まずコンピュータ12において画像読み取
り用プログラムを開始する(Step130)。
【0072】コンピュータ12の利用者は、画像の最高
解像度、幅、高さなど、生成する画像データの条件を設
定する(Step131)。
【0073】解像度変数Rに、Step131において
設定された最高解像度を設定する(Step132)。
【0074】画像番号変数Iに0を設定する(Step
133)。
【0075】画像読み取り装置1に対して、Step1
31において設定された幅、高さなどのパラメータを通
知する(Step134)。
【0076】画像読み取り装置1に対して、スキャン実
行の命令を通知する。画像読み取り装置1ではCCD4
によって原稿11を読み込んで、CCD4によって生成
された画像データをAD変換器6によってデジタル信号
に変換し、変倍回路7によって指定された解像度Rに変
換し、圧縮処理が指定されていれば圧縮回路13によっ
て画像データを圧縮し、画像メモリ8に保存する(St
ep135)。
【0077】画像メモリ8に保存された画像データをS
CSIインターフェース9、SCSIケーブル34を介
してコンピュータ12に転送する(Step136)。
【0078】圧縮モードが設定されているか判定し、圧
縮モードであればStep138を実行し、それ以外は
Step139を実行する(Step137)。
【0079】圧縮された画像データを伸長する(Ste
p138)。
【0080】画像データIをコンピュータ12内部の記
憶装置(図示せず)に保存する(Step139)。
【0081】画像番号変数Iに1加算する(Step1
40)。
【0082】解像度Rを1/2(実際上は2次元画像な
ので解像度は1/4)にする(Step141)。
【0083】画像データの幅が64画素以下になったな
らばプログラムを終了し、そうでなければ次のStep
144を実行する(Step142)。
【0084】プログラムを終了する(Step14
3)。
【0085】低解像度画像データを生成するのに要する
時間について、各方式における所要時間を算出する(S
tep144)。
【0086】解像度変換による画像データ生成に要する
時間と、スキャンを行って画像データを非圧縮で転送し
た場合に要する時間とを比較し、前者が小さい場合には
Step146を、そうでなければStep147を実
行する(Step145)。
【0087】解像度変換による画像データ生成に要する
時間と、スキャンを行って画像データを圧縮して転送し
た場合に要する時間とを比較し、前者が小さい場合には
Step150を、そうでなければStep147を実
行する(Step146)。
【0088】スキャンを行って画像データを圧縮して転
送した場合に要する時間と、スキャンを行って画像デー
タを非圧縮で転送した場合に要する時間とを比較し、前
者が小さい場合にはStep149を、そうでなければ
Step148を実行する(Step147)。
【0089】圧縮モードを設定し、画像読み取り装置1
の圧縮回路13を圧縮モードに設定する(StepS1
48)。
【0090】非圧縮モードを設定し、画像読み取り装置
1の圧縮回路13を非圧縮モードに設定する(Step
149)。
【0091】画像データI−1から、低解像度の画像デ
ータIを生成し、Step140を実行する(Step
150)。
【0092】以上により、複数の解像度の画像データの
生成が完了する。
【0093】本実施形態の説明のため、以下の条件によ
り画像の読み取りを行うことを想定する。 ・画像データの最高解像度は600dpi ・最高解像度の画像データの幅及び高さは2048画素 ・画像データは1画素あたり1Byte ・圧縮をする場合、圧縮された画像データの容量は圧縮
する前の画像データの容量の1/3 ・高解像度画像からその1/4の解像度の画像をコンピ
ュータ12上で動作するプログラムによって生成する解
像度変換演算の処理速度は、1秒あたり2000画素 ・コンピュータ12上で動作するプログラムによって、
圧縮された画像データを伸長するのに要する処理速度は
伸長後の画像データの容量に対して、1秒あたり400
00画素 ・画像データをSCSIインターフェース9、SCSI
ケーブル34経由で画像読み取り装置1からコンピュー
タ12に対して転送する転送速度は1秒あたり5000
Byte ・圧縮回路13において画像データを圧縮する圧縮速度
は、1秒あたり10000Byte 以上の条件に基づいて、各処理に要する時間を図5に示
す。
【0094】図5において、幅、高さは各解像度の画像
の幅及び高さ、解像度はその画像の解像度、容量はその
解像度の画像データの容量、圧縮容量は圧縮した場合の
その解像度の画像データの容量、解像度変換は解像度N
の画像データからコンピュータ12上で動作するプログ
ラムによって解像度N/4の画像データを生成するのに
要する処理時間、伸長は圧縮回路13によって圧縮され
た画像データをコンピュータ12上で動作するプログラ
ムによって伸長するのに要する処理時間、非圧縮転送は
圧縮しない場合の、画像読み取り装置1からSCSIイ
ンターフェース9、SCSIケーブル34を介してコン
ピュータ12に画像データを転送する転送時間、圧縮転
送は圧縮した場合の、画像読み取り装置1からSCSI
インターフェース9、SCSIケーブル34を介してコ
ンピュータ12に画像データを転送する転送時間、圧縮
は圧縮回路13によって画像データを圧縮するのに要す
る圧縮処理時間、スキャンは、1つの画像をCCD4に
よって読み取るための読み取り時間、非圧縮+スキャン
はCCD4によって1つの画像を読み取り、圧縮処理を
行わずにコンピュータ12に転送する場合の処理時間
(スキャン+非圧縮転送の時間)、圧縮+スキャンはC
CD4によって1つの画像を読み取り、圧縮処理を行っ
てからコンピュータ12に転送し、コンピュータ12に
おいて伸長した場合の処理時間(スキャン+圧縮+圧縮
転送+伸長の時間)、である。
【0095】図5の各値から、本実施形態において、最
高解像度600dpi、最高解像度画像の幅及び高さ2
048画素の場合には、以下の4つの画像データが生成
される。
【0096】 幅及び高さ2048画素:解像度600dpi 幅及び高さ1024画素:解像度300dpi 幅及び高さ 512画素:解像度150dpi 幅及び高さ 256画素:解像度 75dpi そして、それぞれの解像度の画像は、 解像度600dpi:圧縮+スキャン 解像度300dpi:圧縮+スキャン 解像度150dpi:圧縮+スキャン 解像度 75dpi:解像度変換 により生成される。
【0097】これらの画像を生成するのに要する時間は
1178秒を要する。一方、最高解像度の画像以外を全
て解像度変換によって生成する場合には1522秒を要
し、全てスキャンして圧縮して転送し、コンピュータ1
2において伸長する場合には1188秒を要することに
なる。
【0098】以上説明したように本実施形態によれば、
低解像度画像の生成に、解像度変換により生成する方式
と、各解像度毎にスキャンして非圧縮データを転送して
生成する方式と、各解像度毎にスキャンして圧縮して圧
縮データ転送し、伸張して生成する方式とのうち最も処
理速度が早い方式を選択して実行することにより同一画
像の複数の異なる解像度の画像データを1つの画像ファ
イルとして生成する処理を非常に短時間で実行すること
ができる。
【0099】本実施形態の特有の効果としては、画像デ
ータを転送する経路の転送速度に応じて画像データを圧
縮して転送するか非圧縮で転送するかを選択可能である
ため、転送経路の状態に応じてより最適な低解像度画像
データの生成が可能となることである。
【0100】なお、上記の実施形態においては、SCS
Iインターフェースによる転送について説明したが、画
像データの転送経路はこれに限るものではなく、例えば
ネットワーク経由や、パラレルインターフェースケーブ
ルによるデータ転送にも適用可能である。
【0101】
【他の実施形態】また、本発明の目的は、前述した実施
形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード
を記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
【0102】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0103】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0104】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の解像度の画像データを有する画像データファイル
を高速に生成することが可能である。
【0107】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる画像読み取りシステム
のブロック図である。
【図2】第1の実施形態におけるコンピュータ上で動作
する画像読み取りプログラムの流れ図である。
【図3】第2の実施形態に係わる画像読み取りシステム
のブロック図である。
【図4】第2の実施形態におけるコンピュータ上で動作
する画像読み取りプログラムの流れ図である。
【図5】第2の実施形態における各画像生成方法による
画像生成にかかる時間の比較図である。
【符号の説明】
1 画像読み取り装置 2a,2b ローラ 3 ベルト 4 CCD 5 モータ 6 AD変換器 7 変倍回路 8 画像メモリ 9 SCSIインターフェース 10 圧板 11 原稿 12 コンピュータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの原稿を読み込んで、その原稿の複
    数の異なる解像度の画像データを生成する画像処理方法
    において、 前記複数の異なる解像度の画像データを生成するために
    用いる複数の解像度変更方法について、それぞれの解像
    度変更方法による処理時間を演算する演算工程と、 前記演算工程で得られた複数の解像度変更方法の処理時
    間を比較する比較工程と、 該比較工程でもっとも処理時間が短いと判断された解像
    度変更方法により、前記異なる解像度の画像データを生
    成する生成工程とを具備することを特徴とする画像処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の解像度変更方法のうちの1つ
    は、前記原稿を読み取るための画像読み取り手段の光学
    的読み取り解像度を変更する方法であることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の解像度変更方法のうちの1つ
    は、ソフトウエアによる解像度変換演算による方法であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記複数の解像度変更方法のうちの1つ
    は、画像変倍回路による変倍処理方法であることを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 1つの原稿を読み込んで、その原稿の複
    数の異なる解像度の画像データを生成する画像処理方法
    において、 前記原稿を読み取る読み取り工程と、 前記読み取り工程で得られた画像データに基づいて演算
    処理により前記異なる解像度の画像データを生成する第
    1の方法による処理時間と、異なる解像度で再度前記原
    稿を読み取って前記異なる解像度の画像データを生成す
    る第2の方法による処理時間とを演算する演算工程と、 該演算工程において得られた前記第1の方法による処理
    時間と前記第2の方法による処理時間とを比較する比較
    工程と、 前記第1の方法と前記第2の方法のうち、前記比較工程
    において処理時間が短いと判断された方法により、前記
    異なる解像度の画像データを生成する生成工程とを具備
    することを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 1つの原稿を読み込んで、その原稿の複
    数の異なる解像度の画像データを生成する画像読み取り
    システムにおいて、 前記原稿から複数の解像度の画像データを得るための複
    数の解像度変更手段と、 前記複数の解像度変更手段による解像度の変更処理時間
    を演算するための演算手段と、 該演算手段により得られた前記複数の解像度変更手段の
    処理時間を比較する比較手段と、 該比較手段により、処理時間が最も短いと判断された解
    像度変更手段により前記異なる解像度の画像データを生
    成するように制御する制御手段とを具備することを特徴
    とする画像読み取りシステム。
  7. 【請求項7】 前記複数の解像度変更手段のうちの1つ
    は、前記原稿を読み取るための画像読み取り手段の光学
    的読み取り解像度を変更する手段であることを特徴とす
    る請求項6に記載の画像読み取りシステム。
  8. 【請求項8】 前記複数の解像度変更手段のうちの1つ
    は、ソフトウエアによる解像度変換演算を行なう手段で
    あることを特徴とする請求項6に記載の画像読み取りシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記複数の解像度変更手段のうちの1つ
    は、画像変倍回路による変倍処理手段であることを特徴
    とする請求項6に記載の画像読み取りシステム。
  10. 【請求項10】 1つの原稿を読み込んで、その原稿の
    複数の異なる解像度の画像データを生成する画像読み取
    りシステムにおいて、 前記原稿を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り工程で得られた画像データに基づいて演算
    処理により前記異なる解像度の画像データを生成する第
    1の解像度変更手段と、 異なる解像度で再度前記原稿を読み取って前記異なる解
    像度の画像データを生成する第2の解像度変更手段と、 前記第1及び第2の解像度変更手段の処理時間を演算す
    る演算手段と、 該演算手段により得られた前記第1の解像度変更手段に
    よる処理時間と前記第2の解像度変更手段による処理時
    間とを比較する比較手段と、 前記比較手段により処理時間が短いと判断された解像度
    変更手段により、前記異なる解像度の画像データを生成
    する制御手段とを具備することを特徴とする画像読み取
    りシステム。
  11. 【請求項11】 1つの原稿を読み込んで、その原稿の
    複数の異なる解像度の画像データを生成する画像処理の
    制御プログラムを格納した記憶媒体であって、該制御プ
    ログラムが、 前記複数の異なる解像度の画像データを生成するために
    用いる複数の解像度変更方法について、それぞれの解像
    度変更方法による処理時間を演算する演算工程のコード
    と、 前記演算工程で得られた複数の解像度変更方法の処理時
    間を比較する比較工程のコードと、 該比較工程でもっとも処理時間が短いと判断された解像
    度変更方法により、前記異なる解像度の画像データを生
    成する生成工程のコードとを具備することを特徴とする
    記憶媒体。
  12. 【請求項12】 1つの原稿を読み込んで、その原稿の
    複数の異なる解像度の画像データを生成する画像処理の
    制御プログラムを格納した記憶媒体であって、該制御プ
    ログラムが、 前記原稿を読み取る読み取り工程のコードと、 前記読み取り工程で得られた画像データに基づいて演算
    処理により前記異なる解像度の画像データを生成する第
    1の方法による処理時間と、異なる解像度で再度前記原
    稿を読み取って前記異なる解像度の画像データを生成す
    る第2の方法による処理時間とを演算する演算工程のコ
    ードと、 該演算工程において得られた前記第1の方法による処理
    時間と前記第2の方法による処理時間とを比較する比較
    工程のコードと、 前記第1の方法と前記第2の方法のうち、前記比較工程
    において処理時間が短いと判断された方法により、前記
    異なる解像度の画像データを生成する生成工程のコード
    とを具備することを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004193818A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Hitachi Ltd ワイヤレス画像送受信システム、ワイヤレス画像送信装置及びワイヤレス画像受信装置
JP2006162656A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置
JP2006519443A (ja) * 2003-02-28 2006-08-24 アペリオ・テクノロジーズ・インコーポレイテッド バーチャルスライドを閲覧するためのシステムおよび方法

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