JPH08274947A - 画像回転方法および画像回転装置 - Google Patents

画像回転方法および画像回転装置

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JPH08274947A
JPH08274947A JP7072890A JP7289095A JPH08274947A JP H08274947 A JPH08274947 A JP H08274947A JP 7072890 A JP7072890 A JP 7072890A JP 7289095 A JP7289095 A JP 7289095A JP H08274947 A JPH08274947 A JP H08274947A
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JP
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image data
code
memory
strip
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Application number
JP7072890A
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English (en)
Inventor
Junichi Kobayashi
淳一 小林
Hiroyoshi Watabe
弘好 渡部
Gen Okabe
玄 岡部
Takenori Obara
丈典 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転させる画像領域が1ページ分になったよ
うな場合でも、1ページ分の画像メモリよりも小さな容
量のメモリを使用して画像の回転を行う。 【構成】 画像入力部22から入力された原稿の画像は
N個の帯状領域に分割され、このうちの1つがイメージ
メモリ25に入力され、他は圧縮伸長部18で圧縮され
てコードメモリ19に格納される。次にイメージメモリ
25から画像データが読み出され、回転処理部21で回
転され、圧縮後にコードメモリ19に格納される。他の
帯状領域のデータは、コードメモリ19から読み出さ
れ、伸長されてイメージメモリ25に格納された後、同
様に回転、圧縮されてコードメモリ19に格納される。
コードメモリ19に格納された回転後の圧縮コードは伸
長されて画像出力部23から出力される。イメージメモ
リ25の小型化でメモリの容量を節減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置や画像
のディジタル処理を行う複写機等の画像処理装置で画像
の回転処理を行うための画像回転方法および回転処理に
使用される画像回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばファクシミリ装置では、画像の読
み取られる方向と送信する画像の向き、あるいは受信し
た画像の向きと用紙に対して記録を行う向きが一致しな
い場合があり、このような場合には画像を90度あるい
は270度回転させることが多い。従来、画像の回転を
行う画像回転装置では、例えば読み取った画像を1ペー
ジ分の画像メモリに一旦格納するようになっている。そ
して、その格納された内容を読み出しては所定の回転手
段を用いてこれを回転させ、得られた画像部分をこの画
像メモリの新たな1ページ分の該当する箇所に格納する
といった作業を行っている。
【0003】このような画像回転装置では、画像メモリ
として回転前と回転後の画像をそれぞれ1ページずつ格
納する領域を確保する必要があった。解像度が上がるほ
ど1ページ分の画像を記憶するためのメモリ容量が大き
くなる。したがって、最低2ページ分のメモリ容量を必
要とする従来のこのような装置では、高画質の装置を製
作しようとすればするほど画像メモリとして大容量のも
のが必要となり、コストダウンを図ることが困難とな
り、画像回転装置の価格を高価なものとしてしまうとい
う問題があった。
【0004】そこで特開平1−205384号公報で
は、各ラインを構成するドットパターンにおける画素の
色の変化点のみをアドレス化するようにしている。そし
て、このアドレスを規格化された符号に変換して得られ
た画像データを基にして、90度単位での回転後のライ
ン上における画素色の変化点のアドレスを直接算出し、
回転後のアドレスを再度符号化するようにしている。
【0005】すなわち、MMR圧縮符号化方式では、基
準となる水平方向の各符号ラインと共に、その直前に位
置する参照ラインとの画素色の変化点の相対関係によっ
て符号を行っているので、この相関関係の情報を基にし
て90度単位での回転後における画像の画素色変化点を
算出し、この位置情報を処理することで回転後の画素色
変化点の位置情報を得るようにしている。そして、この
位置情報をMMR圧縮符号化方式で符号化することで、
元になる画像データをドットパターンの画像データに変
換することなく、回転後のMMR圧縮画像データを得る
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この提案の
画像回転方法あるいは画像回転装置では画素色の変化点
を求めるための演算量が多くなるばかりでなく、変換用
のためのテーブルも大きなものが必要となり、効率的に
回転後の画像を得ることができないという問題があっ
た。
【0007】そこで、画像を小さな領域に分割して処理
することが考えられる。例えば特開平3−164980
号公報では、原画像データを所定のブロックに分割する
と共に、各ブロックごとに可変長符号化データに変換
し、この可変長符号化データを復号処理して画像を作成
することが提案されている。しかしながら、1ページ分
の画像の回転を行おうとすると、回転後の1ページ分の
メモリ領域が必要となり、画像メモリの削減を行うこと
ができない。
【0008】そこで本発明の目的は、回転させる画像領
域が1ページ分になったような場合でも、1ページ分の
画像メモリよりも小さな容量のメモリを使用して画像の
回転を行うことのできる画像回転方法および画像回転装
置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、ファクシミリ装置等
の画像処理装置に通常実装されている圧縮・伸長部や圧
縮データを格納する圧縮データメモリを使用することで
画像の回転を高速処理することのできる画像回転方法お
よび画像回転装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)原稿を予め定めた複数の帯状領域に分割して
読み取り、(ロ)このうちの任意の1つの帯状領域の画
像データを画像メモリに格納し、他の帯状領域について
は圧縮して圧縮コードとしてコードメモリに格納し、
(ハ)画像メモリに格納した前記した任意の1つの帯状
領域の画像データを所定の角度だけ回転させた後、圧縮
してコードメモリに格納し、(ニ)コードメモリにすで
に格納されている回転前の圧縮コードを1つの帯状領域
ごとに読み出しては伸長して画像メモリに格納し、これ
を前記した所定の角度だけ回転させた後、圧縮してコー
ドメモリに格納し、(ホ)このようにしてコードメモリ
に全部の帯状領域につての回転した圧縮コードが格納さ
れたとき、これらを読み出して伸長させ回転後の画像デ
ータとすることを特徴とする画像回転方法にある。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、原稿を
1次元イメージセンサあるいは2次元イメージセンサ等
の読取手段を用いて複数の帯状領域に分割して読み取
る。そして、このうちの1つについてはそのイメージの
まま、すなわち画像データのままで画像メモリに格納
し、他の帯状領域はMH法(Modified Huffman coding
scheme)、MR法(Modified READ coding scheme )、
MMR法(Modified MR coding scheme )等の所定の圧
縮方法で圧縮コードに変換してコードメモリに格納す
る。画像メモリは1つの帯状領域を記憶する容量を持て
ばよい。また、コードメモリは圧縮後のデータを格納し
ているので、通常の場合、その容量は少なくてよい。
【0012】このようにして、原稿の読み取った情報を
画像メモリおよびコードメモリに分担して格納させた
ら、今度は画像メモリに格納されている画像データを回
転手段で回転させ、これを圧縮してコードメモリに格納
する。これにより、画像メモリが空くので、1つの帯状
領域に相当する圧縮コードをコードメモリから読み出し
て伸長し、画像データに戻す。この画像データを画像メ
モリに格納する。そして、この画像データを回転手段で
回転させ、これを圧縮してコードメモリに格納する。こ
の操作を残りの帯状領域に相当する圧縮コードのすべて
について順に繰り返すと、コードメモリには回転後の圧
縮コードが格納されることになる。そこで、これらの圧
縮コードを読み出して伸長すれば、回転後の画像データ
が取り出せることになる。
【0013】請求項2記載の発明では、(イ)原稿を走
査して1ラインずつ画像データの読み取りを行う画像読
取手段と、(ロ)Nを2以上の整数とするときこの画像
読取手段によって読み取られた各走査ラインの画像デー
タをライン方向にN分割することによって得られたN個
の帯状領域を1つずつ交代で格納する画像メモリと、
(ハ)画像データのうちN個の帯状領域の部分のうちの
1つずつを交代して入力し圧縮する画像データ圧縮手段
と、(ニ)この画像データ圧縮手段によって圧縮して得
られた圧縮コードを格納するコードメモリと、(ホ)こ
のコードメモリに格納された圧縮コードをN個の帯状領
域の部分のうちの1つずつ伸長する伸長手段と、(ヘ)
N個の帯状領域の部分のうちの1つずつの画像データを
交代して入力してこれを所定の角度回転させる回転手段
と、(ト)画像読取手段の読み取った画像データのうち
N個の帯状領域のうちの1つを画像メモリに格納すると
共に、残りの帯状領域の画像データを画像データ圧縮手
段によって1ラインの帯状領域ごとに圧縮し走査された
順序でこれらの間に識別符号を挟んだ状態で連続した圧
縮コードとしてコードメモリに格納する第1段階制御手
段と、(チ)画像読取手段が1ページ分の画像の読み取
りを終了させた段階で画像メモリに格納された帯状領域
の画像データを回転手段によって回転させると共に、回
転後の画像データを画像データ圧縮手段によって圧縮さ
せて圧縮コードとしてコードメモリに格納させる第2段
階制御手段と、(リ)この第2段階制御手段の処理が終
了した段階でコードメモリに第1段階制御手段によって
格納された(N−1)個の帯状領域を順次読み出して伸
長手段で伸長させこれを交代で回転手段によって回転さ
せ、回転後の画像データを画像データ圧縮手段によって
圧縮させて圧縮コードとしてこのコードメモリに格納す
る第3段階制御手段と、(ヌ)コードメモリに格納され
た回転後の圧縮コードを読み出して伸長手段によって伸
長させ回転後の画像データとして出力させる第4段階制
御手段とを画像回転装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、原稿を
走査して1ラインずつ画像データの読み取りを行う1次
元イメージセンサ等の画像読取手段と、原稿をN分割し
たときの1つの帯状領域の画像データを格納するだけの
容量を備えた画像メモリと、画像データ圧縮手段と、コ
ードメモリと、伸長手段と、回転手段ならびに個別の段
階での制御を行う第1〜第4段階制御手段を用意する。
そして、第1段階制御手段によって、画像読取手段で読
み取った1つの帯状領域の画像データを画像メモリに最
初に格納すると共に、残りの帯状領域の画像データにつ
いては1ラインの帯状領域ごとに圧縮し走査された順序
でこれらの間にEOL(End Of Line )符号等の帯状領
域同士の境目として区別することのできる所定の識別符
号を挟んだ状態で連続した圧縮コードとしてコードメモ
リに格納する。
【0015】このようにして画像読取手段によって読み
取られた画像データを圧縮等によっていずれかの記憶手
段に格納したら、第2段階制御手段は画像メモリに格納
された帯状領域の画像データを回転手段によって回転さ
せると共に、回転後の画像データを画像データ圧縮手段
によって圧縮させ、圧縮コードとしてコードメモリに格
納させる。これにより、画像メモリが再利用できる状態
となる。
【0016】そこで第3段階制御手段は、コードメモリ
に第1段階制御手段によって格納された(N−1)個の
帯状領域を順次読み出して伸長手段で伸長させこれを交
代で回転手段によって回転させ、回転後の画像データを
画像データ圧縮手段によって圧縮させて圧縮コードとし
てこのコードメモリに格納する。すなわち、画像メモリ
に1つの帯状領域の画像データを入れては、これを基に
して回転処理を行い、圧縮してコードメモリに回転後の
圧縮データを格納するといった作業を繰り返させる。こ
のようにして、最後にはコードメモリに原稿の全画像デ
ータを所定の角度だけ回転した状態の圧縮コードが格納
されることになる。第4段階制御手段は、コードメモリ
に格納されたこの圧縮コードを読み出して伸長手段によ
って伸長させ回転後の画像データとして出力させること
になる。
【0017】このように請求項2記載の発明では、画像
領域をN個に分割してその1つの帯状領域の画像データ
を画像メモリに格納して回転処理を行い、以後はこの画
像メモリに順次他の帯状領域の画像データを格納しては
同様に回転処理を行うので、1ページ分の画像メモリよ
りも小さな容量のメモリを使用して画像の回転を行うこ
とができる。また、同一の回転手段や圧縮、伸長手段を
共用することも可能である。更にコードメモリには各帯
状領域の圧縮コードを連続した領域で格納するので、メ
モリの効率的な活用を行うことができる。
【0018】請求項3記載の発明では、(イ)原稿を走
査して1ラインずつ画像データの読み取りを行う画像読
取手段と、(ロ)Nを2以上の整数とするときこの画像
読取手段によって読み取られた各走査ラインの画像デー
タをライン方向にN分割することによって得られたN個
の帯状領域を1つずつ交代で格納する画像メモリと、
(ハ)画像データのうちN個の帯状領域の部分のうちの
1つずつを交代して入力し圧縮する画像データ圧縮手段
と、(ニ)この画像データ圧縮手段によって圧縮して得
られた圧縮コードを帯状領域ごとに個別に格納するN個
のコードメモリと、(ホ)このコードメモリに格納され
た圧縮コードをN個の帯状領域の部分のうちの1つずつ
伸長する伸長手段と、(ヘ)N個の帯状領域の部分のう
ちの1つずつの画像データを交代して入力してこれを所
定の角度回転させる回転手段と、(ト)画像読取手段の
読み取った画像データのうちN個の帯状領域のうちの1
つを画像メモリに格納すると共に、残りの帯状領域の画
像データを画像データ圧縮手段によって圧縮し帯状領域
ごとにコードメモリの対応するものに格納する第1段階
制御手段と、(チ)画像読取手段が1ページ分の画像の
読み取りを終了させた段階で画像メモリに格納された帯
状領域の画像データを回転手段によって回転させると共
に、回転後の画像データを画像データ圧縮手段によって
圧縮させて圧縮コードとして対応するコードメモリに格
納させる第2段階制御手段と、(リ)この第2段階制御
手段の処理が終了した段階でコードメモリに第1段階制
御手段によって格納された(N−1)個の帯状領域を順
次読み出して伸長手段で伸長させこれを交代で回転手段
によって回転させ、回転後の画像データを画像データ圧
縮手段によって圧縮させて圧縮コードとして(N−1)
個のコードメモリのうちの対応するものにそれぞれ格納
する第3段階制御手段と、(ヌ)N個のコードメモリに
格納された帯状領域ごとの回転後の圧縮コードを読み出
して伸長手段によって伸長させ回転後の画像データとし
て出力させる第4段階制御手段とを画像回転装置に具備
させる。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、原稿を
走査して1ラインずつ画像データの読み取りを行う1次
元イメージセンサ等の画像読取手段と、原稿をN分割し
たときの1つの帯状領域の画像データを格納するだけの
容量を備えた画像メモリと、画像データ圧縮手段と、画
像データ圧縮手段によって圧縮して得られた圧縮コード
を帯状領域ごとに個別に格納するN個のコードメモリ
と、伸長手段と、回転手段ならびに個別の段階での制御
を行う第1〜第4段階制御手段を用意する。そして、第
1段階制御手段によって、画像読取手段で読み取った1
つの帯状領域の画像データを画像メモリに最初に格納す
ると共に、残りの帯状領域の画像データを画像データ圧
縮手段によって圧縮し帯状領域ごとにコードメモリの対
応するものに格納する。
【0020】すなわち、請求項2記載の発明と異なり請
求項3記載の発明では、帯状領域ごとに別々のコードメ
モリが用意されている。もちろん、1つのコードメモリ
の別々の領域が帯状領域ごとにメモリ領域として割り当
てられている場合も、ここでいうN個のコードメモリと
いうことになる。請求項2記載の発明の場合には、帯状
領域同士を区別するための識別符号を使用して異なった
帯状領域の圧縮コードが連続したコード列として格納さ
れることになるが、請求項3記載の発明では同一帯状領
域の圧縮コードは同一のコードメモリに格納されるの
で、これらについては必要に応じてラインごとの識別符
号が付けられればよい。
【0021】このようにして画像読取手段によって読み
取られた画像データを圧縮等によっていずれかの記憶手
段に格納したら、第2段階制御手段は画像メモリに格納
された帯状領域の画像データを回転手段によって回転さ
せると共に、回転後の画像データを画像データ圧縮手段
によって圧縮させ、圧縮コードとして対応するコードメ
モリに格納させる。これにより、画像メモリが再利用で
きる状態となる。
【0022】そこで第3段階制御手段は、コードメモリ
に第1段階制御手段によって格納された(N−1)個の
帯状領域を順次読み出して伸長手段で伸長させこれを交
代で回転手段によって回転させ、回転後の画像データを
画像データ圧縮手段によって圧縮させて圧縮コードとし
て対応する帯状領域ののコードメモリに格納する。すな
わち、画像メモリに1つの帯状領域の画像データを入れ
ては、これを基にして回転処理を行い、圧縮して読み出
したコードメモリと同一のコードメモリに回転後の圧縮
データを格納するといった作業を(N−1)回繰り返さ
せる。このようにして、最後にはN個のコードメモリす
べてに原稿の全画像データを所定の角度だけ回転した状
態の圧縮コードが格納されることになる。第4段階制御
手段は、これらN個のコードメモリに格納されたこの圧
縮コードを読み出して伸長手段によって伸長させ回転後
の画像データとして出力させることになる。
【0023】このように請求項3記載の発明では、画像
領域をN個に分割してその1つの帯状領域の画像データ
を画像メモリに格納して回転処理を行い、以後はこの画
像メモリに順次他の帯状領域の画像データを格納しては
同様に回転処理を行うので、1ページ分の画像メモリよ
りも小さな容量のメモリを使用して画像の回転を行うこ
とができる。また、同一の回転手段や圧縮、伸長手段を
共用することも可能である。更にコードメモリは各帯状
領域の圧縮コードをそれぞれ別々に格納するようにN個
設けられているので、これらの管理が容易になる。
【0024】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0025】第1の実施例
【0026】図1は、本発明の第1の実施例における画
像回転装置の回路構成の概要を表わしたものである。こ
の第1の実施例の画像回転装置は回転制御を行うための
CPU(中央処理装置)11を備えている。CPU11
はシステムバス12およびイメージバス13を解して各
種の回路素子と接続され、画像の回転処理を行うように
なっている。
【0027】このうちシステムバス12には、各種プロ
グラムや固定的なデータを格納するためのROM(リー
ド・オンリ・メモリ)15や、各種データを一時的に格
納するためのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)1
6や、操作のための入力を行う操作パネル17や、画像
データを圧縮したり伸長する圧縮伸長部18や圧縮コー
ドを格納するコードメモリ19が接続されている。ま
た、イメージバス13には、圧縮伸長部18の他に、画
像の回転処理を行う回転処理部21と、画像の入力を行
う画像入力部22と画像の出力(表示またはプリントア
ウト)を行う画像出力部23とが接続されている。回転
処理部21には、回転処理を行うためのイメージメモリ
25が接続されている。画像入力部22は、例えば1次
元イメージセンサを備えており、この図では示していな
い原稿の読み取りを行い、画像データを入力するように
なっている。
【0028】図2は、本実施例における原稿の読み取り
の様子を示したものである。原稿31は、N個(Nは2
以上の整数)の領域に分割して読み取られ、回転処理が
行われる。原稿31の主走査幅をXとすると、N分割さ
れるとき、1つの領域の主走査方向の幅はX/Nとな
る。本実施例ではNが“4”の場合を扱うことにする。
この場合、原稿31は4つの帯状領域321 、322
323 、324 に分割される。原稿31の1つの領域の
主走査方向の幅はX/4となる。
【0029】図3は、第1の実施例における画像の回転
処理を説明するためのものである。まずCPU11は、
回転処理部21を処理を行わないで入力された画像デー
タをそのまま透過するための透過モードに設定する(ス
テップS101)。この状態で画像入力部22から画像
データの入力が開始される。入力された画像データのう
ち図2における第1の帯状領域321 に相当するものは
圧縮を行うことなくイメージメモリ25に格納される。
残りの第2〜第4の帯状領域322 、323 、324
画像データは、圧縮伸長部18によって圧縮された後、
コードメモリ19に格納される(ステップS102)。
したがって、本実施例でイメージメモリ25は4分の1
ページのメモリ容量を備えていればよい。
【0030】以上のようにして原稿31の読み取りと画
像データの格納処理が終了すると、CPU11は回転処
理部21を透過モードから回転モードに切り換える(ス
テップS103)。これにより、回転処理部21はイメ
ージメモリ25から画像データを読み出し、これを操作
パネル17から事前に指示された所定角度だけ回転させ
る。回転後の画像データは圧縮伸長部18に送られて圧
縮され、コードメモリ19に格納される(ステップS1
04)。
【0031】なお、回転処理部21で回転処理の終了し
たイメージの帯を圧縮伸長部18でMR法あるいはMM
R法で圧縮する場合には、一番最初のラインの処理で前
ラインが存在しないとき白ラインを参照するようにすれ
ばよい。また、一番最後のラインはイメージのまま保存
することになる。ただし、第2の帯状領域322 以降の
処理では、その帯状領域32の一番最初のラインの前に
は1つ前の帯状領域32の最後のラインが存在すること
になる。したがって、この最後のラインを参照ラインと
することができる。
【0032】圧縮伸長部18でMH法によって圧縮処理
を行う場合には、参照ラインが不要なので以上のような
一番最初のラインにおける特別の処理が不要である。圧
縮したデータは前のラインのデータに続けて格納するよ
うにすればよい。本実施例ではMH法で圧縮処理を行
う。
【0033】ステップS104で1つの帯状領域(帯)
32の処理が完了したら、原稿31のすべての処理が終
了したかどうかのチェックが行われる(ステップS10
5)。処理が終了していなければ(N)、回転処理部2
1が再び透過モードに設定される(ステップS10
6)。
【0034】この例では第1の帯状領域321 の処理が
完了し第2の帯状領域322 以降の処理が終了していな
いので、CPU11は回転処理部21を透過モードに設
定することになる。この状態でCPU11はコードメモ
リ19に格納された第2の帯状領域322 の圧縮コード
を読み出し、圧縮伸長部18でこれを伸長してイメージ
メモリ25に展開する(ステップS107)。そして、
ステップS103の処理に戻って第2の帯状領域322
に対する画像データの回転と圧縮および圧縮コードの格
納が行われる。
【0035】このようにして、第4の帯状領域324
での画像の回転処理が終了すると(ステップS105;
Y)、1ページ分の画像データは回転された状態でコー
ドメモリ19に格納されたことになる。そこで原稿31
の回転とその圧縮処理が終了したことになる(エン
ド)。
【0036】図4は、コードメモリに格納された圧縮コ
ードを伸長する処理の流れを表わしたものである。CP
U11はこの場合もまず回転処理部21を透過モードに
設定する(ステップS201)。そして、コードメモリ
19から最初のブロックを読み出し、これを圧縮伸長部
18に送って伸長し、イメージメモリ25に展開する
(ステップS202)。なお、コードメモリ19に1ペ
ージ分の圧縮コードが格納されているときには、圧縮コ
ードの解読とイメージメモリ25への出力を平行して行
ってもよい。
【0037】このようにして最初のブロックの処理が終
了したら、イメージメモリ25に展開した内容を画像出
力部23に送出する。画像出力部23は、これを基にし
て原稿のプリントアウトの作業を開始させることにな
る。
【0038】CPU11はこのようにして1ブロック分
の処理が終了したら、すべてのブロックの展開内容を画
像出力部25に出力したかどうかの判断を行う(ステッ
プS204)。現在、最初のブロックの処理しか終了し
ておらず、まだ全ブロックの処理が終了していない。そ
こでこの場合には(N)、コードメモリ19から次のブ
ロックの圧縮コードを読み出し、これを圧縮伸長部18
に送って伸長し、イメージメモリ25に展開する(ステ
ップS205)。この後は、ステップS203に進んで
展開した画像データが画像出力部23に送られることに
なる。
【0039】以下同様にして画像データについて1ブロ
ックごとの処理が行われる。この結果として、全部のブ
ロックの処理が終了したら(ステップS204;Y)、
伸長後のすべての画像データが画像出力部23に送られ
たことになるので、圧縮コードの伸長処理が終了するこ
とになる(エンド)。
【0040】図5は図2に対応したもので、90度の回
転処理が行われた場合のデコーディングの様子を表わし
たものである。図2に示した第1の帯状領域321 が9
0度回転した結果として、まず第1の帯状領域411
してデコーディングが行われる。ただし、デコーディン
グは第1の帯状領域411 について前記したようにブロ
ック単位で行われることになる。以下同様にして第2〜
第4の帯状領域412〜414 についてのデコーディン
グが行われることになる。
【0041】図6は、画像の読み取りからコーディング
までのCPUおよび圧縮伸長部の処理を具体的に表わし
たものである。まず、CPU11は画像入力部22から
1ライン分の画像データを読み取り、これを回転処理部
21内の作業バッファに読み込む(ステップS30
1)。次にこの読み込んだ1ライン分の画像データを4
分割し、このうちの1番目の領域は第1の帯状領域32
1 に相当するのでイメージメモリ25に直接展開する。
そして、2番目の領域(第2の帯状領域322 に相当す
る領域で、X/4ドットに分割された長さ分)の圧縮を
圧縮伸長部18に指示する(ステップS302)。な
お、1ライン分の画像データを4分割したのは、本実施
例で数値Nを“4”としているためであり、一般にはN
分割することになる。この場合には、X/Nドットに分
割された長さ分の圧縮を指示することになる。
【0042】圧縮伸長部18はこれを基にしてMH法で
圧縮処理を行い、2番目の領域の圧縮の終了箇所にEO
L(エンド・オブ・ライン)符号を付して、これをコー
ドメモリ19のコードデータ領域に格納する(ステップ
S303)。EOL符号を付けることにしたのは、1ラ
インの画像を4分割した3つの帯状領域322 〜32 4
に対応する3ライン分の画像として圧縮する必要がある
からである。
【0043】このようにして第2の帯状領域322 につ
いての圧縮処理が終了したら、画像入力部22から入力
した1ライン分の画像データのすべての領域を圧縮した
かどうかの判別を行う(ステップS304)。2番目の
領域の圧縮が終了したので、1ラインの全部を圧縮した
のではない(N)。そこで、この場合には1ラインのう
ちの次の領域(第3の帯状領域323 に相当する領域
で、X/4ドットに分割された長さ分)の圧縮を圧縮伸
長部18に指示する(ステップS305)。
【0044】圧縮伸長部18はこれを基にしてMH法で
圧縮処理を行う(ステップS303)。このようにして
第3の帯状領域323 についての圧縮処理が終了したら
同様にして第4の帯状領域324 についての圧縮処理が
行われる。これにより、ステップS304で1ラインの
全領域を圧縮したと判断される(Y)。この場合には、
原稿31の1ページすべてのラインの圧縮が終了したか
どうかの判別が行われる(ステップS306)。1ライ
ン目の処理が終了しただけなので(N)、この場合CP
U11は画像入力部22から次の1ライン分の画像デー
タを前記した作業バッファに読み込んで(ステップS3
07)、ステップS301に戻って同様の処理を行うこ
とになる。そして、各ラインの処理がすべて終了すると
(ステップS306;Y)、画像の読み取りからコーデ
ィングまでのCPUおよび圧縮伸長部の処理が終了する
ことになる(エンド)。
【0045】したがって、この図6に示した処理では、
画像入力部22によって1ライン分の画像データを読み
取る速度と1ライン分の圧縮を行う速度が等しくなる。
したがって、画像データの圧縮処理が読み取りよりも遅
い場合には、圧縮処理が終了するまで画像入力部22が
入力を一時的に待機することになる。
【0046】図7は以上説明した画像データの読み取り
と圧縮の順序を表わしたものである。原稿のイメージに
おけるまず第1のライン511 の第2の帯状領域322
の圧縮処理が行われ()、次に同ラインの第3の帯状
領域323 の圧縮処理が行われ()、同ラインの第4
の帯状領域324 の圧縮処理が行われる()。次に第
2のライン512 の第2の帯状領域322 の圧縮処理が
行われ()、同ラインの第3の帯状領域323 の圧縮
処理が行われ()、同ラインの第4の帯状領域324
の圧縮処理が行われる()。以下同様である。このよ
うに各ラインの圧縮は第2〜第4の帯状領域322 〜3
4 に対して行われ、第1の帯状領域321 はイメージ
メモリ25に入れられる。圧縮する領域52における各
帯状領域32の幅53は原稿の1ラインの長さをXとす
るとX/4であることは既に説明した通りである。
【0047】図8は、図7に示した最初の2ライン分の
各帯状領域の圧縮処理後の圧縮コードを示したものであ
る。この圧縮コード61はコードメモリ19に格納され
る。丸付き数字〜は、図7における第1および第2
のラインの各帯状領域322〜324 に対応させてい
る。各帯状領域322 〜324 の間には、EOL符号6
2が挿入されている。これら帯状領域322 〜324
長さが不均一なのは、画像データの状態によって圧縮結
果が異なることによる。
【0048】図9は、コードメモリに格納された圧縮コ
ードの伸長処理の流れを表わしたものである。まず、図
1に示したコードメモリ19から(m−2)ライン分の
圧縮コードを読み込んで、捨てる(ステップS40
1)。ここで“m”とは処理を行おうとする帯状領域3
2の操作開始位置を起点とした番号をいう。例えば第3
の帯状領域323 は“m”が“3”となる。また、ここ
でいうラインとは、各帯状領域322 〜324 をいう。
図8で示した圧縮コード61のEOL符号62の間が1
ラインと認識されるからである。
【0049】図10は“m”が“3”の場合の圧縮コー
ドの処理の様子を表わしたものである。図でハッチング
で示した箇所がそれぞれ第3の帯状領域323 である。
ステップS401で(m−2)ライン分の圧縮コードを
読み込んで捨てるということは、1ライン分、すなわち
最初の第2の帯状領域322 の圧縮コードを捨てるとい
うことである。これにより、該当するm(=3)ライン
目となるので、これを次のEOL符号62の前まで作業
バッファに読み込む(ステップS402)。そして、M
H法で圧縮されているこの圧縮コードを圧縮伸長部18
で伸長し、イメージメモリ25に入れることになる(ス
テップS403)。
【0050】図10の上半分にはイメージメモリの第3
の帯状領域323 に相当するメモリ領域253 を表わし
ており、デコードした画像データ651 がこの最初の1
ライン目に書き込まれる状態を示している。
【0051】この処理が終了すると、CPU11は1ペ
ージ中のすべてのラインを伸長したかどうかの判別を行
う(ステップS404)。そうではないので(N)、コ
ードメモリ19からEOL符号62を検出しながら次の
(N−m)ラインを読み捨てる(ステップS405)。
ここでラインとは、前記したように各帯状領域322
324 をいう。また、数値“N”はここでは“4”であ
る。したがって、1ライン分(次の第4の帯状領域32
4 )を読み捨てて、1サイクル分(本来の1ライン分)
の処理を終了させてステップS401に戻る。
【0052】ステップS401では更に1ライン分(次
の第2の帯状領域322 )を捨てるので、次のステップ
S402では該当する第3の帯状領域323 の圧縮コー
ドのデコードが行われることになる。デコードした画像
データ652 は同様にしてメモリ領域253 に書き込ま
れる。以下同様にして第3の帯状領域323 の圧縮コー
ドの伸長が順次行われ、メモリ領域253 にこれらの画
像データが格納されていくことになる。このようにし
て、原稿1ページ分の処理が終了したら(ステップS4
04;Y)、第3の帯状領域323 に相当する伸長処理
が終了する。第2あるいは第4の帯状領域322 、32
4 についての伸長処理もこれと同様に行われることにな
る。
【0053】このように圧縮データの伸長処理では、E
OL符号62が圧縮コード61に組み込まれているの
で、目的の帯状領域32(ブロック)を簡単に検出する
ことができる。従来では1走査ラインを完全にデコード
してからでないと、目的とする帯状領域32の伸長を行
うことができない。したがって、本実施例の構成によ
り、画像の伸長を高速に処理することができることにな
る。
【0054】第2の実施例
【0055】図11は、本発明の第2の実施例における
画像の読み取りからコーディングまでのCPUおよび圧
縮伸長部の処理を具体的に表わしたものである。なお、
この第2の実施例における画像回転装置の回路構成は図
1に示したものと同一であるので、これを本実施例の説
明でもそのまま使用することにする。もちろん、ROM
15に格納されるプログラムの内容は具体的に異なるも
のであり、コードメモリ19の格納内容等も若干の相違
がある。また、第2の実施例でも第1の実施例と同様に
原稿31を4つの帯状領域321 〜324 に分割して処
理するものとし、画像データの圧縮にはMH法を用いる
ものとする。この前提の下で、第2の実施例では第1の
実施例で示した図2〜図5もそのまま使用することにす
る。
【0056】第1の実施例の図6に対応する第2の実施
例の図11で、まず、CPU11は画像入力部22から
1ライン分の画像データを読み取り、これを回転処理部
21内の作業バッファに読み込む(ステップS50
1)。次にこの読み込んだ1ライン分の画像データを4
分割し、このうちの1番目の領域は第1の帯状領域32
1に相当するのでイメージメモリ25に直接展開する。
そして、2番目の領域(第2の帯状領域322 に相当す
る領域で、X/4ドットに分割された長さ分)の圧縮を
圧縮伸長部18に指示する(ステップS502)。な
お、1ライン分の画像データを4分割したのは、本実施
例でも数値Nを“4”としているためであり、一般には
N分割することになる。この場合には、X/Nドットに
分割された長さ分の圧縮を指示することになる。
【0057】圧縮伸長部18はこれを基にしてMH法で
圧縮処理を行い、2番目の領域の圧縮の終了箇所にEO
L(エンド・オブ・ライン)符号を付して、これをコー
ドメモリ19の個別のコードデータ領域に格納する(ス
テップS503)。EOL符号を付けることにしたの
は、1ラインの画像を4分割した3つの帯状領域322
〜324 に対応する3ライン分の画像として圧縮する必
要があるからである。
【0058】このようにして第2の帯状領域322 につ
いての圧縮処理が終了したら、画像入力部22から入力
した1ライン分の画像データのすべての領域を圧縮した
かどうかの判別を行う(ステップS504)。2番目の
領域の圧縮が終了したので、1ラインの全部を圧縮した
のではない(N)。そこで、この場合には1ラインのう
ちの次の領域(第3の帯状領域323 に相当する領域
で、X/4ドットに分割された長さ分)の圧縮を圧縮伸
長部18に指示する(ステップS505)。
【0059】圧縮伸長部18はこれを基にしてMH法で
圧縮処理を行う(ステップS503)。このようにして
第3の帯状領域323 についての圧縮処理が終了したら
同様にして第4の帯状領域324 についての圧縮処理が
行われる。これにより、ステップS504で1ラインの
全領域を圧縮したと判断される(Y)。この場合には、
原稿31の1ページすべてのラインの圧縮が終了したか
どうかの判別が行われる(ステップS506)。1ライ
ン目の処理が終了しただけなので(N)、この場合CP
U11は画像入力部22から次の1ライン分の画像デー
タを前記した作業バッファに読み込んで(ステップS5
07)、ステップS501に戻って同様の処理を行うこ
とになる。そして、各ラインの処理がすべて終了すると
(ステップS506;Y)、画像の読み取りからコーデ
ィングまでのCPUおよび圧縮伸長部の処理が終了する
ことになる(エンド)。
【0060】したがって、この図11に示した処理で
は、画像入力部22によって1ライン分の画像データを
読み取る速度と1ライン分の圧縮を行う速度が等しくな
る。したがって、画像データの圧縮処理が読み取りより
も遅い場合には、圧縮処理が終了するまで画像入力部2
2が入力を一時的に待機することになる。また、第1の
実施例との間の相違点としては、ステップS503で圧
縮コードが帯状領域32別にコードメモリ19のそれぞ
れ異なった箇所に格納されることである。
【0061】図12は、各ラインの帯状領域への分割と
コーディングの様子を表わしたものである。第2の実施
例でも、まず原稿のイメージにおける第1のライン51
1 の第2の帯状領域322 の圧縮処理が行われ()、
次に同ラインの第3の帯状領域323 の圧縮処理が行わ
れ()、同ラインの第4の帯状領域324 の圧縮処理
が行われる()。次に第2のライン512 の第2の帯
状領域322 の圧縮処理が行われ()、同ラインの第
3の帯状領域323 の圧縮処理が行われ()、同ライ
ンの第4の帯状領域324 の圧縮処理が行われる
()。以下同様である。第1の帯状領域321 につい
ては圧縮することなくイメージメモリ25に入れられ
る。
【0062】第2の帯状領域322 についての圧縮処理
結果(、、、……)は、これらをEOL71で区
切った形で、コードメモリ19における所定のアドレス
2から圧縮コード721 、724 、727 、……とし
て順に格納されていく。第3の帯状領域323 について
の圧縮処理結果(、、、……)は、これらをEO
L71で区切った形で、コードメモリ19における第2
の帯状領域322 と重複しない他の所定のアドレスA3
から圧縮コード722 、725 、728 、……として順
に格納されていく。同様に第4の帯状領域324 につい
ての圧縮処理結果(、、、……)は、これらをE
OL71で区切った形で、コードメモリ19における第
2および第3の帯状領域322 、323 と重複しない他
の所定のアドレスA4 から圧縮コード723 、726
729 、……として順に格納されていくことになる。
【0063】図13は、この第2の実施例の画像回転装
置における圧縮データの伸長処理の様子を表わしたもの
である。ここでは、所定の帯状領域32の画像データを
90度回転させる場合を説明する。まず図1に示したC
PU11は、第2〜第4の帯状領域322 〜324 のう
ち回転処理を行う所定の帯状領域32を選択する(ステ
ップS601)。そして、図12に示したコードメモリ
19からその帯状領域32の開始アドレスA(例えば第
2の帯状領域322 の場合には、アドレスA2)を起点
として、EOL71までの1ライン分の圧縮データを作
業バッファに格納する(ステップS602)。ここで1
ライン分とは、X/4ドット幅をいう。
【0064】圧縮伸長部18は、MH法で圧縮されてい
るこの圧縮データを伸長し、これを図1に示したイメー
ジメモリ25に格納する(ステップS603)。この
後、CPU11は該当する帯状領域32の全ラインの処
理が終了したかどうかを判別し(ステップS604)、
終了していないこの状態ではステップS602に進んで
次のEOL71までの1ライン分の圧縮データを作業バ
ッファに格納する。そして、これを伸長して同様にイメ
ージメモリ25に格納することになる(ステップS60
3)。以下同様にして、該当する帯状領域32の全ライ
ンの処理が終了するまでこのようなイメージメモリ25
への書き込み作業が繰り返される。
【0065】各帯状領域322 〜324 ごとに圧縮デー
タの格納領域が独立しているので、一度帯状領域32が
特定されたら、その領域に格納されている圧縮データを
アドレス順に順次読み出していけばよい。すなわち、イ
メージメモリ25への書込作業は極めて簡単となる。該
当する帯状領域32の全ラインの処理が終了したら、回
転処理が終了する(エンド)。CPU11は必要に応じ
て他の帯状領域32についても同様に回転処理を行うこ
とになる。
【0066】図14は、1つの帯状領域の読み出しとイ
メージメモリへの格納の様子を図解したものである。こ
こでは、コードメモリ19に格納された圧縮データのm
番目の帯状領域32m の圧縮データを読み出してイメー
ジメモリ25へ書き込む処理を表わしている。帯状領域
32の総数をnとする。本実施例では第1〜第4の帯状
領域321 〜324 が存在するので、総数nは“4”と
なる。
【0067】今、第2の帯状領域322 に格納された圧
縮データをコードメモリ19から読み出してデコードす
るものとする。帯状領域32の総数をnとすると、一般
に第mの帯状領域32m の圧縮データは、図14に示す
ようにそれぞれ最初からm番目、(m+n)番目、(m
+2n)番目、……の各帯状領域32にEOL71で区
分けされた圧縮データの連続となる。本実施例では帯状
領域32の総数nが“4”であり、mが“2”の場合を
例にとると、それぞれ最初から2番目、6番目、10番
目、……の第2の帯状領域322 が順に読み出され、伸
長されてイメージメモリ25にその順番で書き込まれる
ことになる。このように所定の帯状領域32の回転処理
を行うためには、単にコードメモリ19の所望の記憶領
域から順に圧縮データを読み出して、これをイメージメ
モリ25に順に格納するだけでよい。
【0068】以上説明した第1および第2の実施例で
は、原稿31を4つの帯状領域321〜324 に分割し
て回転処理を行う場合について説明した。本発明の画像
回転装置では、原稿31は4つに分割される必要は必ず
しもなく、2以上であれば分割数が特に限定されるもの
ではない。もちろん、分割数が多くなればなるほどメリ
ットも生じる反面、デメリットも生ずる。そこで、これ
らを原稿の分割数の適切な範囲を考察することにする。
【0069】まず、画像の回転に際して原稿31の画像
の分割数を増加するメリットを考察する。分割数を増や
すと、必要とするイメージメモリ25の容量を大きく減
少させることができる。画像の回転処理に回転前と回転
後の2つの作業のための画像領域が必要であるとする
と、分割を行わない場合には2ページ分のメモリ容量が
必要である。原稿31の画像を分割した場合に必要なメ
モリ容量は、第1および第2の実施例で示した分割数が
4の場合には2分の1ページ分が必要となる。分割数が
6になると、3分の1ページ分が必要となり、分割数8
では4分の1ページでよい。このようにメモリ容量は分
割数に反比例する。
【0070】次に原稿31の画像の分割数を増加する場
合のデメリットを考察する。分割数を増加させると、コ
ードメモリ19に格納する圧縮コードの量が増加してし
まう。これは次のような理由による。
【0071】(1)1ラインの最後には、EOL符号を
挟む必要がある。EOL符号が12ビットで構成されて
いるものとする。分割しないときには、1ラインについ
て12ビットのEOL符号を必要とするが、分割数が4
となると、4つのEOL符号を必要とするので、総量と
して48ビットの増加となる。分割数が8に増加する
と、1ラインについて96ビット必要となり、大幅な増
加となる。
【0072】(2)1ラインが複数に分割されることに
より、画像データを圧縮する際の圧縮率が減少する。例
えば1ラインがすべて黒色で構成しているものとする。
分割を行わない場合にはこれを1つの圧縮コードに置き
換えることができる。分割が行われれば、その分割数だ
けの数の圧縮コードが必要になる。ただし、これは極端
な例であり、1ラインの画像の状態によっては大差がな
い結果となる場合もある。
【0073】原稿31の画像の分割数の増加によるメリ
ットとデメリットを併せて考えると、分割数をあまり増
加させても圧縮コードの格納に必要とするメモリ量が増
加し、適切な結果を得ることかできなくなることが予想
される。今、分割を行わないときに2ページ分のメモリ
を必要とすることと、圧縮コードの量が分割数に比例す
るとの前提に立つと、原稿31の1ページを処理するの
に必要なメモリ量は分割数をパラメータとして、次の式
(1)、(2)で表わすことができる。 (必要なイメージメモリのメモリ量)= 2ページ分のメモリ量÷分割数 ……(1) (必要な圧縮コードの量)= 本来1ページに要する圧縮コード量×分割数×比例定数 ……(2)
【0074】図15は、原稿の画像の分割数を横軸にと
り、必要なメモリ量を縦軸にとった場合の以上の式から
表わされるコードメモリとイメージメモリのメモリ量お
よびこれらの総和の関係を示したものである。ここでメ
モリ量は、A4サイズの原稿31を200bpi(ビッ
ト/インチ)で読み取ったときに必要とされる両メモリ
19、21の量を基にしている。また、2ページ分のイ
メージメモリ25の必要なメモリ量を1010Kバイト
とし、コード量はITU−Tの標準チャート8種類をM
H法で圧縮した際に得られる平均コード容量としての6
3Kバイトを使用している。
【0075】この例では、コードメモリ19とイメージ
メモリのメモリ量の総和が最小となるのは、コードメモ
リ19のメモリ量を表わした直線81と画像メモリ(イ
メージメモリ25)のメモリ量を表わした曲線82との
加算値としての必要メモリ量を表わした曲線83が極小
になる箇所であり、これは図から分割数が4または5の
場合である。ただし、最適な分割数は、画像密度や画像
の大きさ、原稿31を読み取るスキャナの性能あるいは
原稿31の画像状態によっても影響されるので、最適な
分割数はこの値から多少変動する場合がある。
【0076】なお、図15に示したMH法では、原稿3
1の元の1ラインすべてが白の場合に分割数が1の場合
と16の場合に、それぞれ必要なビット数を計算すると
次のようになる。 分割数が1のとき ;メイクアップコード9(ビット)+ ターミネーティングコード8(ビット)+ EOLコード12(ビット) =29(ビット) 分割数が16のとき;〔メイクアップコード5(ビット)+ ターミネーティングコード8(ビット)+ EOLコード12(ビット)〕×16 =400(ビット) このときの比例定数は、400÷(29×16)=0.
86としている。
【0077】なお、以上説明した第1および第2の実施
例では1つのCPU11が回転処理の制御を行ったが、
複数のCPUが分担してこの制御を行うようにしてもよ
い。また、コードメモリ19をRAM16とは別に設け
ているが、作業用メモリとしてのRAMの一部を構成す
るようにしてもよい。イメージメモリ25についても、
同様である。
【0078】また、実施例ではイメージメモリ25が回
転処理部21に接続され、回転処理部21を透過状態と
処理状態に切り替えるようにしたが、イメージメモリを
イメージバス等のバスに直接接続し、あるいは他のスイ
ッチング手段を経て接続するようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、原稿を1次元イメージセンサあるいは2次元
イメージセンサ等の読取手段を用いて複数の帯状領域に
分割して読み取り、このうちの1つずつを同一の画像メ
モリに交代で格納するようにし、残りを圧縮してコード
メモリに格納するようにしたので、読み取ったデータを
処理のために保持するメモリの容量を大幅に減少させる
ことができる。また、画像メモリに格納する1つの帯状
領域に対して順に画像の回転や圧縮を行うので、これら
の回路や圧縮後のコードデータを伸長する回路をそれぞ
れの帯状領域のデータ間で共用することができ、画像の
回転のための装置を安価に製造することができる。
【0080】また、請求項2記載の発明によれば、画像
領域をN個に分割してその1つの帯状領域の画像データ
を画像メモリに格納して回転処理を行い、以後はこの画
像メモリに順次他の帯状領域の画像データを格納しては
同様に回転処理を行うので、1ページ分の画像メモリよ
りも小さな容量のメモリを使用して画像の回転を行うこ
とができる。また、同一の回転手段や圧縮、伸長手段を
共用することも可能である。更にコードメモリには各帯
状領域の圧縮コードを連続した領域で格納するので、メ
モリの効率的な活用を行うことができる。また、帯状領
域ごとに圧縮コードに識別符号を付けるので、連続した
圧縮コード列の所望の箇所に迅速に辿り着くことがで
き、回転のための処理が高速化するという利点もある。
【0081】更に、請求項3記載の発明では、画像領域
をN個に分割してその1つの帯状領域の画像データを画
像メモリに格納して回転処理を行い、以後はこの画像メ
モリに順次他の帯状領域の画像データを格納しては同様
に回転処理を行うので、1ページ分の画像メモリよりも
小さな容量のメモリを使用して画像の回転を行うことが
できる。また、同一の回転手段や圧縮、伸長手段を共用
することも可能である。更に各帯状領域の圧縮コードを
それぞれ別々に格納するようにコードメモリがN個設け
られているので、これらの管理が容易になり、同様に回
転処理の迅速化に寄与することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例における画像回転装置
の回路構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】 第1の実施例における原稿の読み取りの様子
を示した説明図である。
【図3】 第1の実施例における画像の回転処理の様子
を示した流れ図である。
【図4】 第1の実施例におけるコードメモリに格納さ
れた圧縮コードを伸長する処理の流れを表わした流れ図
である。
【図5】 第1の実施例における90度の回転処理が行
われた場合のデコーディングの様子を表わした説明図で
ある。
【図6】 第1の実施例で画像の読み取りからコーディ
ングまでのCPUおよび圧縮伸長部の処理を具体的に表
わした流れ図である。
【図7】 第1の実施例における画像データの読み取り
と圧縮の順序を表わした流れ図である。
【図8】 図7に示した最初の2ライン分の各帯状領域
の圧縮処理後の圧縮コードを示した説明図である。
【図9】 第1の実施例でコードメモリに格納された圧
縮コードの伸長処理の流れを表わした流れ図である。
【図10】 第1の実施例で“m”が“3”の場合の圧
縮コードの処理の様子を表わした説明図である。
【図11】 本発明の第2の実施例における画像の読み
取りからコーディングまでのCPUおよび圧縮伸長部の
処理を具体的に表わした流れ図である。
【図12】 第2の実施例で各ラインの帯状領域への分
割とコーディングの様子を表わした説明図である。
【図13】 第2の実施例における各ラインの帯状領域
への分割とコーディングの様子を表わした説明図であ
る。
【図14】 第2の実施例で1つの帯状領域の読み出し
とイメージメモリへの格納の様子を図解した説明図であ
る。
【図15】 原稿の画像の分割数を横軸にとり、必要な
メモリ量を縦軸にとった場合の以上の式から表わされる
コードメモリとイメージメモリのメモリ量およびこれら
の総和の関係を示した特性図である。
【符号の説明】
11…CPU、15…ROM、16…RAM、18…圧
縮伸長部、19…コードメモリ、21…回転処理部、2
2…画像入力部、23…画像出力部、25…イメージメ
モリ、31…原稿、321 〜324 、411 〜414
第1〜第4の帯状領域、51…ライン、62…EOL符
フロントページの続き (72)発明者 小原 丈典 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を予め定めた複数の帯状領域に分割
    して読み取り、 このうちの任意の1つの帯状領域の画像データを画像メ
    モリに格納し、他の帯状領域については圧縮して圧縮コ
    ードとしてコードメモリに格納し、 前記画像メモリに格納した前記任意の1つの帯状領域の
    画像データを所定の角度だけ回転させた後、圧縮して前
    記コードメモリに格納し、 前記コードメモリにすでに格納されている回転前の圧縮
    コードを1つの帯状領域ごとに読み出しては伸長して前
    記画像メモリに格納し、これを前記所定の角度だけ回転
    させた後、圧縮して前記コードメモリに格納し、 このようにして前記コードメモリに全部の帯状領域につ
    いての回転した圧縮コードが格納されたとき、これらを
    読み出して伸長させ回転後の画像データとすることを特
    徴とする画像回転方法。
  2. 【請求項2】 原稿を走査して1ラインずつ画像データ
    の読み取りを行う画像読取手段と、 Nを2以上の整数とするときこの画像読取手段によって
    読み取られた各走査ラインの画像データをライン方向に
    N分割することによって得られたN個の帯状領域を1つ
    ずつ交代で格納する画像メモリと、 前記画像データのうち前記N個の帯状領域の部分のうち
    の1つずつを交代して入力し圧縮する画像データ圧縮手
    段と、 この画像データ圧縮手段によって圧縮して得られた圧縮
    コードを格納するコードメモリと、 このコードメモリに格納された圧縮コードを前記N個の
    帯状領域の部分のうちの1つずつ伸長する伸長手段と、 前記N個の帯状領域の部分のうちの1つずつの画像デー
    タを交代して入力してこれを所定の角度回転させる回転
    手段と、 前記画像読取手段の読み取った画像データのうち前記N
    個の帯状領域のうちの1つを前記画像メモリに格納する
    と共に、残りの帯状領域の画像データを前記画像データ
    圧縮手段によって1ラインの帯状領域ごとに圧縮し走査
    された順序でこれらの間に識別符号を挟んだ状態で連続
    した圧縮コードとして前記コードメモリに格納する第1
    段階制御手段と、 前記画像読取手段が1ページ分の画像の読み取りを終了
    させた段階で前記画像メモリに格納された帯状領域の画
    像データを前記回転手段によって回転させると共に、回
    転後の画像データを画像データ圧縮手段によって圧縮さ
    せて圧縮コードとして前記コードメモリに格納させる第
    2段階制御手段と、 この第2段階制御手段の処理が終了した段階で前記コー
    ドメモリに第1段階制御手段によって格納された(N−
    1)個の帯状領域を順次読み出して前記伸長手段で伸長
    させこれを交代で前記回転手段によって回転させ、回転
    後の画像データを前記画像データ圧縮手段によって圧縮
    させて圧縮コードとしてこのコードメモリに格納する第
    3段階制御手段と、 前記コードメモリに格納された回転後の圧縮コードを読
    み出して前記伸長手段によって伸長させ回転後の画像デ
    ータとして出力させる第4段階制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする画像回転装置。
  3. 【請求項3】 原稿を走査して1ラインずつ画像データ
    の読み取りを行う画像読取手段と、 Nを2以上の整数とするときこの画像読取手段によって
    読み取られた各走査ラインの画像データをライン方向に
    N分割することによって得られたN個の帯状領域を1つ
    ずつ交代で格納する画像メモリと、 前記画像データのうち前記N個の帯状領域の部分のうち
    の1つずつを交代して入力し圧縮する画像データ圧縮手
    段と、 この画像データ圧縮手段によって圧縮して得られた圧縮
    コードを帯状領域ごとに個別に格納するN個のコードメ
    モリと、 このコードメモリに格納された圧縮コードを前記N個の
    帯状領域の部分のうちの1つずつ伸長する伸長手段と、 前記N個の帯状領域の部分のうちの1つずつの画像デー
    タを交代して入力してこれを所定の角度回転させる回転
    手段と、 前記画像読取手段の読み取った画像データのうち前記N
    個の帯状領域のうちの1つを前記画像メモリに格納する
    と共に、残りの帯状領域の画像データを前記画像データ
    圧縮手段によって圧縮し帯状領域ごとに前記コードメモ
    リの対応するものに格納する第1段階制御手段と、 前記画像読取手段が1ページ分の画像の読み取りを終了
    させた段階で前記画像メモリに格納された帯状領域の画
    像データを前記回転手段によって回転させると共に、回
    転後の画像データを画像データ圧縮手段によって圧縮さ
    せて圧縮コードとして対応するコードメモリに格納させ
    る第2段階制御手段と、 この第2段階制御手段の処理が終了した段階で前記コー
    ドメモリに第1段階制御手段によって格納された(N−
    1)個の帯状領域を順次読み出して前記伸長手段で伸長
    させこれを交代で前記回転手段によって回転させ、回転
    後の画像データを前記画像データ圧縮手段によって圧縮
    させて圧縮コードとして(N−1)個のコードメモリの
    うちの対応するものにそれぞれ格納する第3段階制御手
    段と、 前記N個のコードメモリに格納された帯状領域ごとの回
    転後の圧縮コードを読み出して前記伸長手段によって伸
    長させ回転後の画像データとして出力させる第4段階制
    御手段とを具備することを特徴とする画像回転装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004056085A1 (ja) * 2002-12-16 2004-07-01 Sony Corporation 画像符号化装置及び方法、並びに符号化画像複合化装置及び方法
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JP2015089024A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法

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