JPH11305390A - フィルムパッケージ及びこれを用いる画像再生装置 - Google Patents
フィルムパッケージ及びこれを用いる画像再生装置Info
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- JPH11305390A JPH11305390A JP10736698A JP10736698A JPH11305390A JP H11305390 A JPH11305390 A JP H11305390A JP 10736698 A JP10736698 A JP 10736698A JP 10736698 A JP10736698 A JP 10736698A JP H11305390 A JPH11305390 A JP H11305390A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】同一種類のフィルムに対し多種類の特殊仕上げ
を容易に行えるようにする。 【解決手段】光学的な撮影を行う同一種類の感光材料を
有するフィルムを収納するフィルムパッケージに、その
仕上げ条件等を記載する条件記載欄を設け、フィルムに
撮影された画像を光電的に読み取るスキャナと、該スキ
ャナによって読み取られた画像データに対して、所定の
画像処理を施して出力画像データとして出力する画像処
理手段と、前期画像データに応じて感光材料を走査露光
し、露光済の感光材料に現像処理を施したプリントを出
力するプリンタと、を有する画像再生装置に、前期条件
記載欄を読み取る読取手段を設けたことにより、前期条
件記載欄に指定された条件に応じた仕上げを行うことを
可能とした。
を容易に行えるようにする。 【解決手段】光学的な撮影を行う同一種類の感光材料を
有するフィルムを収納するフィルムパッケージに、その
仕上げ条件等を記載する条件記載欄を設け、フィルムに
撮影された画像を光電的に読み取るスキャナと、該スキ
ャナによって読み取られた画像データに対して、所定の
画像処理を施して出力画像データとして出力する画像処
理手段と、前期画像データに応じて感光材料を走査露光
し、露光済の感光材料に現像処理を施したプリントを出
力するプリンタと、を有する画像再生装置に、前期条件
記載欄を読み取る読取手段を設けたことにより、前期条
件記載欄に指定された条件に応じた仕上げを行うことを
可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的な撮影を行
う同一種類の感光材料を有するフィルムを収納するフィ
ルムパッケージと、このフィルムに撮影された画像を光
電的に読み取り、所定の画像処理を施した後、この画像
が再現された仕上がりプリント(写真)として出力する
画像再生装置に関するものである。
う同一種類の感光材料を有するフィルムを収納するフィ
ルムパッケージと、このフィルムに撮影された画像を光
電的に読み取り、所定の画像処理を施した後、この画像
が再現された仕上がりプリント(写真)として出力する
画像再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、ネガフィルム、リバーサルフィ
ルム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影
された画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィ
ルムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光す
る、いわゆる直接露光(アナログ露光)によって行われ
ていた。
ルム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影
された画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィ
ルムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光す
る、いわゆる直接露光(アナログ露光)によって行われ
ていた。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上
がり)プリントとするデジタルフォトプリンタ等の画像
再生装置が実用化された。
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上
がり)プリントとするデジタルフォトプリンタ等の画像
再生装置が実用化された。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、画像をデジ
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス(鮮鋭化)処理、カラーフェリアや濃度フェリ
アの補正、アンダー露光やオーバー露光の補正、周辺光
量不足の補正等を好適に行って、従来の直接露光では得
られなかった高品位なプリントを得る事ができる。しか
も、複数画像の合成や画像分割、さらには文字の合成等
も画像データ処理によって行う事が出来、用途に応じて
自由に編集/処理したプリントも出力可能である。しか
も、デジタルフォトプリンタによれば、画像をプリント
(写真)として出力するのみならず、画像データをコン
ピュータ等に供給したり、フロッピーディスク等の記録
媒体に保存しておくこともできるので、画像データを、
写真以外の様々な用途に利用することができる。
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス(鮮鋭化)処理、カラーフェリアや濃度フェリ
アの補正、アンダー露光やオーバー露光の補正、周辺光
量不足の補正等を好適に行って、従来の直接露光では得
られなかった高品位なプリントを得る事ができる。しか
も、複数画像の合成や画像分割、さらには文字の合成等
も画像データ処理によって行う事が出来、用途に応じて
自由に編集/処理したプリントも出力可能である。しか
も、デジタルフォトプリンタによれば、画像をプリント
(写真)として出力するのみならず、画像データをコン
ピュータ等に供給したり、フロッピーディスク等の記録
媒体に保存しておくこともできるので、画像データを、
写真以外の様々な用途に利用することができる。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタ等の画
像再生装置は、基本的に、フィルムに記録された画像を
光電的に読み取るスキャナ、読み取った画像を画像処理
して記録用の画像データ(露光条件)とする画像処理装
置、および、この画像データに応じて感光材料を走査露
光して現像処理を施してプリントとするプリンタより構
成される。
像再生装置は、基本的に、フィルムに記録された画像を
光電的に読み取るスキャナ、読み取った画像を画像処理
して記録用の画像データ(露光条件)とする画像処理装
置、および、この画像データに応じて感光材料を走査露
光して現像処理を施してプリントとするプリンタより構
成される。
【0006】スキャナでは、光源から射出された読取光
をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画像を担
持する投影光を得て、この投影光を結像レンズによって
CCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換す
ることにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像
処理を施した後に、フィルムの画像データ(画像データ
信号)として画像処理装置に送る。画像処理装置は、ス
キャナによって読み取られた画像データから画像処理条
件を設定して、設定した条件に応じた画像処理を画像デ
ータに施し、画像記録のための出力画像データとしてプ
リンタに送る。プリンタでは、例えば、光ビーム走査露
光を利用する装置であれば、画像処理装置から送られた
画像データに応じて光ビームを変調して、感光材料を二
次元的に走査露光(焼き付け)して潜像を形成し、次い
で、所定の現像処理等を施して、フィルムに撮影された
画像が再生されたプリント(写真)とする。
をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画像を担
持する投影光を得て、この投影光を結像レンズによって
CCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換す
ることにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像
処理を施した後に、フィルムの画像データ(画像データ
信号)として画像処理装置に送る。画像処理装置は、ス
キャナによって読み取られた画像データから画像処理条
件を設定して、設定した条件に応じた画像処理を画像デ
ータに施し、画像記録のための出力画像データとしてプ
リンタに送る。プリンタでは、例えば、光ビーム走査露
光を利用する装置であれば、画像処理装置から送られた
画像データに応じて光ビームを変調して、感光材料を二
次元的に走査露光(焼き付け)して潜像を形成し、次い
で、所定の現像処理等を施して、フィルムに撮影された
画像が再生されたプリント(写真)とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の新写
真システム(Advanced Photo System 、以下、A
PSとする)や、いわゆるレンズ付きフィルムの普及に
伴い、上述したデジタルフォトプリンタによる仕上がり
プリントの出力のみならず、顧客からDPE店等へのプ
リントの注文では、ソフトフォーカス仕上げや軟調仕上
げ、あるいは白黒仕上げやセピア仕上げ等の、いわゆる
特殊仕上げが注文されることがある等、顧客の要望も多
様化してきた。このような顧客の要望に対しても、デジ
タルフォトプリンタならば、前述の画像データの処理に
より特殊仕上げのプリントにも対応することができるた
め、従来の直接露光のフォトプリンタに比して、より仕
上がり状態の良好な特殊仕上げのプリントを、より簡易
な作業で出力することができる。
真システム(Advanced Photo System 、以下、A
PSとする)や、いわゆるレンズ付きフィルムの普及に
伴い、上述したデジタルフォトプリンタによる仕上がり
プリントの出力のみならず、顧客からDPE店等へのプ
リントの注文では、ソフトフォーカス仕上げや軟調仕上
げ、あるいは白黒仕上げやセピア仕上げ等の、いわゆる
特殊仕上げが注文されることがある等、顧客の要望も多
様化してきた。このような顧客の要望に対しても、デジ
タルフォトプリンタならば、前述の画像データの処理に
より特殊仕上げのプリントにも対応することができるた
め、従来の直接露光のフォトプリンタに比して、より仕
上がり状態の良好な特殊仕上げのプリントを、より簡易
な作業で出力することができる。
【0008】通常、このような特殊仕上げのプリントの
出力は、顧客がDPE店にプリントを注文する際に、希
望する仕上げと、その仕上げを行うコマ番号とを指示
し、店頭において、フィルム(パトローネもしくはカー
トリッジ)を入れる、いわゆるDP袋にこの指示を記入
し、焼き付け時にオペレータがDP袋の指示を見て特殊
仕上げのためのフィルタの挿入やキーボード入力等を行
い、それに応じた処理(画像処理)を施すことで対応し
ている。そのため、DP袋への記入や焼き付け時の操作
等に手間がかかり、かつ、間違えも起き易いという問題
があった。
出力は、顧客がDPE店にプリントを注文する際に、希
望する仕上げと、その仕上げを行うコマ番号とを指示
し、店頭において、フィルム(パトローネもしくはカー
トリッジ)を入れる、いわゆるDP袋にこの指示を記入
し、焼き付け時にオペレータがDP袋の指示を見て特殊
仕上げのためのフィルタの挿入やキーボード入力等を行
い、それに応じた処理(画像処理)を施すことで対応し
ている。そのため、DP袋への記入や焼き付け時の操作
等に手間がかかり、かつ、間違えも起き易いという問題
があった。
【0009】また、前述したような多様化した顧客の要
望に対応するために、常に通常のフィルム及びレンズ付
きフィルムについて、カラー、白黒、セピアといった各
種のネガフィルムを用意しておかなければならないとす
ると、在庫管理が煩雑であるという問題がある。
望に対応するために、常に通常のフィルム及びレンズ付
きフィルムについて、カラー、白黒、セピアといった各
種のネガフィルムを用意しておかなければならないとす
ると、在庫管理が煩雑であるという問題がある。
【0010】本発明は、前記従来の問題に鑑み、また多
様化した顧客の要望に応えるべくなされたものであり、
同一種類の感光材料を有するフィルムから多種類の特殊
仕上げを簡単に行えるようにするとともに、在庫管理を
容易とするフィルムパッケージ及びこれを用いる画像再
生装置を提供することを課題とする。
様化した顧客の要望に応えるべくなされたものであり、
同一種類の感光材料を有するフィルムから多種類の特殊
仕上げを簡単に行えるようにするとともに、在庫管理を
容易とするフィルムパッケージ及びこれを用いる画像再
生装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、光学的な撮影を行う同一種類の感光材料
を有するフィルムを収納するフィルムパッケージであっ
て、用途や仕上げ条件を記載する条件記載欄を備え、該
条件記載欄の内容に応じて、同一種類の感光材料を有す
るフィルムに対し、異なる仕上げがされることを可能と
したことを特徴とするフィルムパッケージを提供する。
に、本発明は、光学的な撮影を行う同一種類の感光材料
を有するフィルムを収納するフィルムパッケージであっ
て、用途や仕上げ条件を記載する条件記載欄を備え、該
条件記載欄の内容に応じて、同一種類の感光材料を有す
るフィルムに対し、異なる仕上げがされることを可能と
したことを特徴とするフィルムパッケージを提供する。
【0012】また同様に前記課題を解決するために、本
発明は、請求項1に記載されたフィルムパッケージに収
納されたフィルムに撮影された画像を光電的に読み取る
スキャナと、該スキャナによって読み取られた画像デー
タに対して、所定の画像処理を施して出力画像データと
して出力する画像処理手段と、前記出力画像データに応
じて感光材料を走査露光し、露光済の感光材料に現像処
理を施したプリントを出力するプリンタと、を有する画
像再生装置であって、請求項1に記載のフィルムパッケ
ージの条件記載欄から用途や仕上げ条件を読み取る読取
手段を備え、前記画像処理手段が、前記画像データに対
して、前記読取手段によって読み取られた用途や仕上げ
条件に応じた画像処理を行うことを特徴とする画像再生
装置を提供する。
発明は、請求項1に記載されたフィルムパッケージに収
納されたフィルムに撮影された画像を光電的に読み取る
スキャナと、該スキャナによって読み取られた画像デー
タに対して、所定の画像処理を施して出力画像データと
して出力する画像処理手段と、前記出力画像データに応
じて感光材料を走査露光し、露光済の感光材料に現像処
理を施したプリントを出力するプリンタと、を有する画
像再生装置であって、請求項1に記載のフィルムパッケ
ージの条件記載欄から用途や仕上げ条件を読み取る読取
手段を備え、前記画像処理手段が、前記画像データに対
して、前記読取手段によって読み取られた用途や仕上げ
条件に応じた画像処理を行うことを特徴とする画像再生
装置を提供する。
【0013】また、前記フィルムパッケージの条件記載
欄には予め一つの用途や仕上げ条件が記載されており、
該条件に応じた画像処理が行われることが好ましい。
欄には予め一つの用途や仕上げ条件が記載されており、
該条件に応じた画像処理が行われることが好ましい。
【0014】また、前記フィルムパッケージの条件記載
欄には複数の用途や仕上げ条件が記載されており、ユー
ザがその中から選択した一つの条件に応じた画像処理が
行われることが好ましい。
欄には複数の用途や仕上げ条件が記載されており、ユー
ザがその中から選択した一つの条件に応じた画像処理が
行われることが好ましい。
【0015】また、請求項3に記載の画像再生装置は、
さらに、前記フィルムパッケージの条件記載欄に記載さ
れた条件を取り消すか否かを検出する手段を備え、該条
件を取り消すことが検出された場合は、標準仕上げの画
像処理を行うことが好ましい。
さらに、前記フィルムパッケージの条件記載欄に記載さ
れた条件を取り消すか否かを検出する手段を備え、該条
件を取り消すことが検出された場合は、標準仕上げの画
像処理を行うことが好ましい。
【0016】さらに、前記フィルムパッケージの条件記
載欄に記載された条件をデータベースに保存するととも
に、該データベースから該条件を読みだして、それに応
じた画像処理を行うようにしたことが好ましい。
載欄に記載された条件をデータベースに保存するととも
に、該データベースから該条件を読みだして、それに応
じた画像処理を行うようにしたことが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフィルムパッケー
ジ及びこれを用いる画像再生装置について、添付の図面
に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
ジ及びこれを用いる画像再生装置について、添付の図面
に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
【0018】図1に、本発明の画像再生装置の一実施例
となるデジタルフォトプリンタの概要を示す。本発明
は、フィルムの中身が同一の銀塩感光材料であっても、
フィルムパッケージに用途や仕上げ条件を明記すること
によって、撮影者(顧客)の要望を反映したプリントの
作成をデジタル処理により可能にするものである。ここ
でフィルムパッケージとは、フィルムを収納する容器の
ことであり、通常のフィルムであればパトローネであ
り、APSのフィルムであればカートリッジであり、レ
ンズ付きフィルムであればカメラ本体を意味するものと
する。
となるデジタルフォトプリンタの概要を示す。本発明
は、フィルムの中身が同一の銀塩感光材料であっても、
フィルムパッケージに用途や仕上げ条件を明記すること
によって、撮影者(顧客)の要望を反映したプリントの
作成をデジタル処理により可能にするものである。ここ
でフィルムパッケージとは、フィルムを収納する容器の
ことであり、通常のフィルムであればパトローネであ
り、APSのフィルムであればカートリッジであり、レ
ンズ付きフィルムであればカメラ本体を意味するものと
する。
【0019】図1に示されるデジタルフォトプリンタ
(以下、フォトプリンタ10とする)は、基本的に、フ
ィルムパッケージ2に設けられた、用途や仕上げ条件を
明記する条件記載欄4の情報(仕上げ条件)を読み取る
読取手段11と、読み取られた仕上げ条件を記憶する条
件記憶手段13と、(現像済の)フィルムFから、撮影
された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取装
置)12と、読み取られた画像データ(画像情報)の画
像処理やフォトプリンタ10全体の操作および制御等を
行う画像処理装置14と、画像処理装置14から出力さ
れた画像データに応じて変調した光ビームで感光材料
(印画紙)を画像露光し、現像処理して(仕上がり)プ
リントとして出力するプリンタ16とを有して構成され
る。また、画像処理装置14には、様々な条件の入力
(設定)、処理の選択や指示、色/濃度補正等の指示を
入力するためのキーボード18aおよびマウス18bを
有する操作系18と、スキャナ12で読み取られた画
像、各種の操作指示、条件の設定/登録画面等を表示す
るディスプレイ20が接続される。
(以下、フォトプリンタ10とする)は、基本的に、フ
ィルムパッケージ2に設けられた、用途や仕上げ条件を
明記する条件記載欄4の情報(仕上げ条件)を読み取る
読取手段11と、読み取られた仕上げ条件を記憶する条
件記憶手段13と、(現像済の)フィルムFから、撮影
された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取装
置)12と、読み取られた画像データ(画像情報)の画
像処理やフォトプリンタ10全体の操作および制御等を
行う画像処理装置14と、画像処理装置14から出力さ
れた画像データに応じて変調した光ビームで感光材料
(印画紙)を画像露光し、現像処理して(仕上がり)プ
リントとして出力するプリンタ16とを有して構成され
る。また、画像処理装置14には、様々な条件の入力
(設定)、処理の選択や指示、色/濃度補正等の指示を
入力するためのキーボード18aおよびマウス18bを
有する操作系18と、スキャナ12で読み取られた画
像、各種の操作指示、条件の設定/登録画面等を表示す
るディスプレイ20が接続される。
【0020】フィルムパッケージ2の条件記載欄4は、
用途や仕上げ条件等の特殊仕上げの情報を記載する欄で
あり、この欄の形式は特に限定されるものではなく、フ
ィルムパッケージ2に直接記載するようになっていても
よいし、バーコード等が印刷されたシールを貼り付ける
ようにしてもよい。また、その内容も、「標準」、「白
黒」、「セピア」等の条件や「ポートレート仕上げ」、
「風景仕上げ」等の用途のうちいずれかがはじめから記
載され、中身が同一のフィルムに対してパッケージの表
示によって、その仕上がりが異なることを示してもよ
い。この場合は、顧客が「セピア」と表示されたフィル
ムを購入して撮影後、DPE店に持ち込むと、セピア仕
上げのプリントが得られる。または、「標準」、「白
黒」、「セピア」等の複数の条件等が表示され、これら
の条件等の中から顧客が、レ点をつけたり、何らかの印
を付する等して条件等を選択できるようにしてもよい。
この場合、フィルムパッケージ2の条件記載欄4に直接
記入する他、条件等を示すバーコードの印刷されたシー
ルが別にあって、それを顧客がフィルムパッケージ2の
条件記載欄4に貼り付けるようにしてもよい。また、上
に述べたように条件記載欄4に、予め一つの特殊仕上げ
の条件が記載されていた場合に、顧客がこれを取り消し
て標準仕上げとしたいときには、例えばバーコード上に
所定のコードの付されたシールを貼ったり、所定の印を
つける等して取り消しマークを付することもできる。な
お、条件記載欄4は、通常のフィルムの場合はパトロー
ネに、APSのフィルムの場合はカートリッジに、レン
ズ付きフィルムの場合はカメラ本体に設けるようにすれ
ばよい。
用途や仕上げ条件等の特殊仕上げの情報を記載する欄で
あり、この欄の形式は特に限定されるものではなく、フ
ィルムパッケージ2に直接記載するようになっていても
よいし、バーコード等が印刷されたシールを貼り付ける
ようにしてもよい。また、その内容も、「標準」、「白
黒」、「セピア」等の条件や「ポートレート仕上げ」、
「風景仕上げ」等の用途のうちいずれかがはじめから記
載され、中身が同一のフィルムに対してパッケージの表
示によって、その仕上がりが異なることを示してもよ
い。この場合は、顧客が「セピア」と表示されたフィル
ムを購入して撮影後、DPE店に持ち込むと、セピア仕
上げのプリントが得られる。または、「標準」、「白
黒」、「セピア」等の複数の条件等が表示され、これら
の条件等の中から顧客が、レ点をつけたり、何らかの印
を付する等して条件等を選択できるようにしてもよい。
この場合、フィルムパッケージ2の条件記載欄4に直接
記入する他、条件等を示すバーコードの印刷されたシー
ルが別にあって、それを顧客がフィルムパッケージ2の
条件記載欄4に貼り付けるようにしてもよい。また、上
に述べたように条件記載欄4に、予め一つの特殊仕上げ
の条件が記載されていた場合に、顧客がこれを取り消し
て標準仕上げとしたいときには、例えばバーコード上に
所定のコードの付されたシールを貼ったり、所定の印を
つける等して取り消しマークを付することもできる。な
お、条件記載欄4は、通常のフィルムの場合はパトロー
ネに、APSのフィルムの場合はカートリッジに、レン
ズ付きフィルムの場合はカメラ本体に設けるようにすれ
ばよい。
【0021】条件記載欄4の情報は読取手段11によっ
てフィルムの固有のIDであるフィルムIDとともに読
み取られる。読取手段11は、例えば、条件記載欄4に
バーコードが記載されている場合には、バーコードリー
ダが例示される。読取手段11によって読み取られた条
件は、条件記憶手段13に送られ、フィルム固有のID
とともに仕上げ方法を示すIDとして記憶される。条件
記憶手段13は、この条件を画像処理装置14に送り、
画像処理の際に用いるためのパラメータとして設定す
る。
てフィルムの固有のIDであるフィルムIDとともに読
み取られる。読取手段11は、例えば、条件記載欄4に
バーコードが記載されている場合には、バーコードリー
ダが例示される。読取手段11によって読み取られた条
件は、条件記憶手段13に送られ、フィルム固有のID
とともに仕上げ方法を示すIDとして記憶される。条件
記憶手段13は、この条件を画像処理装置14に送り、
画像処理の際に用いるためのパラメータとして設定す
る。
【0022】スキャナ12は、フィルムF等に撮影され
た画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、光源22
と、可変絞り24と、フィルムFに入射する読取光をフ
ィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス28と、結
像レンズユニット32と、R(赤)、G(緑)およびB
(青)の各画像読取に対応するラインCCDセンサを有
するイメージセンサ34とアンプ(増幅器)36と、A
/D(アナログ/デジタル)変換器38とを有して構成
される。
た画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、光源22
と、可変絞り24と、フィルムFに入射する読取光をフ
ィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス28と、結
像レンズユニット32と、R(赤)、G(緑)およびB
(青)の各画像読取に対応するラインCCDセンサを有
するイメージセンサ34とアンプ(増幅器)36と、A
/D(アナログ/デジタル)変換器38とを有して構成
される。
【0023】また、フォトプリンタ10においては、A
PSや135サイズのネガ(あるいはリバーサル)フィ
ルム等のフィルムの種類やサイズ、ストリップスやスラ
イド等の形態等に応じて、スキャナ12の本体に装着自
在な専用のキャリア30が用意されており、キャリア3
0を交換することにより、各種のフィルムや処理に対応
することができる。フィルムに撮影され、プリント作成
に供される画像(コマ)は、このキャリア30によって
所定の読取位置に搬送される。このようなスキャナ12
において、フィルムFに撮影された画像を読み取る際に
は、光源22から射出され、可変絞り24によって光量
調整され、拡散ボックス28で拡散された読取光が、キ
ャリア30によって所定の読取位置に位置されたフィル
ムFに入射して、透過することにより、フィルムFに撮
影された画像を担持する投影光を得る。
PSや135サイズのネガ(あるいはリバーサル)フィ
ルム等のフィルムの種類やサイズ、ストリップスやスラ
イド等の形態等に応じて、スキャナ12の本体に装着自
在な専用のキャリア30が用意されており、キャリア3
0を交換することにより、各種のフィルムや処理に対応
することができる。フィルムに撮影され、プリント作成
に供される画像(コマ)は、このキャリア30によって
所定の読取位置に搬送される。このようなスキャナ12
において、フィルムFに撮影された画像を読み取る際に
は、光源22から射出され、可変絞り24によって光量
調整され、拡散ボックス28で拡散された読取光が、キ
ャリア30によって所定の読取位置に位置されたフィル
ムFに入射して、透過することにより、フィルムFに撮
影された画像を担持する投影光を得る。
【0024】フィルムの投影光は、結像レンズユニット
32によってCCDセンサ34の受光面に結像され、C
CDセンサ34によって光電的に読み取られ、その出力
信号がアンプ36で増幅されて、画像処理装置14に送
られる。フォトプリンタ10においては、仕上がりプリ
ントを出力するための画像読み取り(本スキャン)に先
立ち、画像処理条件等を決定するために、画像を低解像
度で読み取るプレスキャンが行われる。
32によってCCDセンサ34の受光面に結像され、C
CDセンサ34によって光電的に読み取られ、その出力
信号がアンプ36で増幅されて、画像処理装置14に送
られる。フォトプリンタ10においては、仕上がりプリ
ントを出力するための画像読み取り(本スキャン)に先
立ち、画像処理条件等を決定するために、画像を低解像
度で読み取るプレスキャンが行われる。
【0025】上述したように、「白黒」、「セピア」等
の特殊仕上げの指示は、フィルムパッケージ2の条件記
載欄4によって行われ、読取手段11で読みだされ、条
件記憶手段13を通じて画像処理装置14に送られる。
一方、周知のように、APSのフィルムには、磁気記録
媒体が形成され、各種の情報が、予め磁気記録媒体に記
録されており、さらに、カメラ、現像装置、キャリア3
0によって、磁気記録媒体に各種の情報が書き込まれ、
また、必要に応じて読みだされる。そこで、APSのフ
ィルムの場合には、このフィルム上の磁気記録媒体に仕
上げ条件に関する情報を設定することもできる。例え
ば、APS対応のカメラには、通常、フィルム上の磁気
記録媒体への磁気記録手段が装備されているので、フォ
トプリンタ10との間で「セピア」等の各特殊仕上げに
対応するコード(仕上げ方法を示すID)等を設定して
おき、撮影時に、このコード等をカメラに入力して、カ
メラによって特殊仕上げ指示の情報をフィルム上に磁気
記録することもできる。この特殊仕上げの情報は、フィ
ルムキャリア30によって読み取られて、スキャナ12
の本体から画像処理装置14に送られる。本実施形態で
は、APS対応のカメラでなくとも、この特殊仕上げを
指定することができる。
の特殊仕上げの指示は、フィルムパッケージ2の条件記
載欄4によって行われ、読取手段11で読みだされ、条
件記憶手段13を通じて画像処理装置14に送られる。
一方、周知のように、APSのフィルムには、磁気記録
媒体が形成され、各種の情報が、予め磁気記録媒体に記
録されており、さらに、カメラ、現像装置、キャリア3
0によって、磁気記録媒体に各種の情報が書き込まれ、
また、必要に応じて読みだされる。そこで、APSのフ
ィルムの場合には、このフィルム上の磁気記録媒体に仕
上げ条件に関する情報を設定することもできる。例え
ば、APS対応のカメラには、通常、フィルム上の磁気
記録媒体への磁気記録手段が装備されているので、フォ
トプリンタ10との間で「セピア」等の各特殊仕上げに
対応するコード(仕上げ方法を示すID)等を設定して
おき、撮影時に、このコード等をカメラに入力して、カ
メラによって特殊仕上げ指示の情報をフィルム上に磁気
記録することもできる。この特殊仕上げの情報は、フィ
ルムキャリア30によって読み取られて、スキャナ12
の本体から画像処理装置14に送られる。本実施形態で
は、APS対応のカメラでなくとも、この特殊仕上げを
指定することができる。
【0026】前記特殊仕上げの指示は、135フィルム
の場合には、フィルム製造時に、潜像バーコードとして
予め特殊仕上げコードをフィルムに記録しておいてもよ
い。この場合には、前述した取り消しマークにより特殊
仕上げを取り消したり、特殊仕上げコードを変更したい
場合にのみ、パッケージにバーコードシール等による条
件指定を行うようにすればよい。このとき、画像処理装
置での優先順位判断は、潜像バーコードよりバーコード
シールによる条件記載が優先される。また、APSフィ
ルムの場合にも、同様に、フィルム製造時に、潜像バー
コードとして予め特殊仕上げコードをフィルムに記録し
ておいてもよい。この場合、特殊仕上げコードを変更し
たい場合は、カメラや店頭機で特殊仕上げコードを磁気
記録したり、パッケージにバーコードシールを付して行
えばよい。このとき画像処理装置での優先順位は、
(1)バーコードシールによる条件記載、(2)磁気記
録、(3)潜像バーコードの順になる。また、APSカ
メラのカートリッジにICメモリを付けたICカートリ
ッジの場合にも、フィルム製造時に、予め特殊仕上げコ
ードをICメモリに記録しておいてもよい。この場合、
特殊仕上げコードの変更を行いたい場合には、カメラや
店頭機でICメモリ内の特殊仕上げコードを書き換えた
り、カメラとパソコンとの通信手段によりパソコンから
ICメモリ内の特殊仕上げコードを書き換えたり、バー
コードシールを付けたりして行えばよい。このとき画像
処理装置での優先順位は、(1)バーコードシールによ
る条件記載、(2)ICメモリ、(3)潜像バーコード
の順になる。
の場合には、フィルム製造時に、潜像バーコードとして
予め特殊仕上げコードをフィルムに記録しておいてもよ
い。この場合には、前述した取り消しマークにより特殊
仕上げを取り消したり、特殊仕上げコードを変更したい
場合にのみ、パッケージにバーコードシール等による条
件指定を行うようにすればよい。このとき、画像処理装
置での優先順位判断は、潜像バーコードよりバーコード
シールによる条件記載が優先される。また、APSフィ
ルムの場合にも、同様に、フィルム製造時に、潜像バー
コードとして予め特殊仕上げコードをフィルムに記録し
ておいてもよい。この場合、特殊仕上げコードを変更し
たい場合は、カメラや店頭機で特殊仕上げコードを磁気
記録したり、パッケージにバーコードシールを付して行
えばよい。このとき画像処理装置での優先順位は、
(1)バーコードシールによる条件記載、(2)磁気記
録、(3)潜像バーコードの順になる。また、APSカ
メラのカートリッジにICメモリを付けたICカートリ
ッジの場合にも、フィルム製造時に、予め特殊仕上げコ
ードをICメモリに記録しておいてもよい。この場合、
特殊仕上げコードの変更を行いたい場合には、カメラや
店頭機でICメモリ内の特殊仕上げコードを書き換えた
り、カメラとパソコンとの通信手段によりパソコンから
ICメモリ内の特殊仕上げコードを書き換えたり、バー
コードシールを付けたりして行えばよい。このとき画像
処理装置での優先順位は、(1)バーコードシールによ
る条件記載、(2)ICメモリ、(3)潜像バーコード
の順になる。
【0027】図2に、画像処理装置14のブロック図を
示す。なお、図2は、おもに画像処理関連の部位を示す
ものであり、画像処理装置14には、これ以外にも、フ
ォトプリンタ10全体の制御や管理を行うためのCP
U、フォトプリンタ10全体を作動するのに必要なデー
タを記憶するメモリ、本スキャンにおける可変絞り24
の絞り値を決定する手段等が配置され、また、操作系1
8やディスプレイ20は、このCPU等(CPUバス)
を介して各部位に接続される。
示す。なお、図2は、おもに画像処理関連の部位を示す
ものであり、画像処理装置14には、これ以外にも、フ
ォトプリンタ10全体の制御や管理を行うためのCP
U、フォトプリンタ10全体を作動するのに必要なデー
タを記憶するメモリ、本スキャンにおける可変絞り24
の絞り値を決定する手段等が配置され、また、操作系1
8やディスプレイ20は、このCPU等(CPUバス)
を介して各部位に接続される。
【0028】画像処理装置14は、A/D変換器10
0、Log変換器102、プレスキャン(フレーム)メ
モリ104、本スキャン(フレーム)メモリ106、画
像処理条件設定装置108(以下、設定装置108とす
る)、色/階調補正装置110、変倍処理装置112、
ダイナミックレンジ演算装置114、シャープネス処理
装置116、MTX(マトリックス)演算装置118、
LUT(ルックアップテーブル)−S120、ボケマス
ク生成装置122、LUT−L124、LUT−A12
6、および加算器128を有する。
0、Log変換器102、プレスキャン(フレーム)メ
モリ104、本スキャン(フレーム)メモリ106、画
像処理条件設定装置108(以下、設定装置108とす
る)、色/階調補正装置110、変倍処理装置112、
ダイナミックレンジ演算装置114、シャープネス処理
装置116、MTX(マトリックス)演算装置118、
LUT(ルックアップテーブル)−S120、ボケマス
ク生成装置122、LUT−L124、LUT−A12
6、および加算器128を有する。
【0029】スキャナ12から出力されたR、Gおよび
Bの各画像データは、それぞれA/D変換器100でデ
ジタルの画像データとされ、Log変換器102でLo
g変換され、プレスキャン画像データはプレスキャンメ
モリ104に、本スキャン画像データは本スキャンメモ
リ106に、それぞれ記憶(格納)される。なお、A/
D変換器100から両メモリに至る間で、必要に応じ
て、画像データに、DCオフセット補正、暗時補正、シ
ェーディング補正等の各種の補正を施してもよい。
Bの各画像データは、それぞれA/D変換器100でデ
ジタルの画像データとされ、Log変換器102でLo
g変換され、プレスキャン画像データはプレスキャンメ
モリ104に、本スキャン画像データは本スキャンメモ
リ106に、それぞれ記憶(格納)される。なお、A/
D変換器100から両メモリに至る間で、必要に応じ
て、画像データに、DCオフセット補正、暗時補正、シ
ェーディング補正等の各種の補正を施してもよい。
【0030】設定装置108は、各処理装置やLUTに
おける処理条件を決定、変更あるいは選択して、各部位
に設定するものである。プレスキャンメモリ104に画
像データが記憶されると、設定装置108は、プレスキ
ャンメモリ104から画像データを読み出し、濃度ヒス
トグラムの作成等を行い、色/階調補正装置110、変
倍処理装置112、ダイナミックレンジ処理装置114
およびシャープネス処理装置116における画像処理条
件を算出し、また、指示された仕上がりプリントのサイ
ズ等から電子変倍率を算出し、各処理装置に設定する。
おける処理条件を決定、変更あるいは選択して、各部位
に設定するものである。プレスキャンメモリ104に画
像データが記憶されると、設定装置108は、プレスキ
ャンメモリ104から画像データを読み出し、濃度ヒス
トグラムの作成等を行い、色/階調補正装置110、変
倍処理装置112、ダイナミックレンジ処理装置114
およびシャープネス処理装置116における画像処理条
件を算出し、また、指示された仕上がりプリントのサイ
ズ等から電子変倍率を算出し、各処理装置に設定する。
【0031】また、設定装置108には、各種の特殊仕
上げに応じて予め設定された、MTX演算装置118、
LUT−S120、LUT−L124およびLUT−A
126におけるMTXやLUT等のパラメータが記憶さ
れている。前述の条件記憶手段13からの特殊仕上げ指
示の情報は、この設定装置108に送られ、設定装置1
08は、指示された特殊仕上げに応じたMTXやLUT
を各部位に設定する。なお、APSの場合に、フィルム
上の磁気記憶媒体に特殊仕上げの情報をもたせた場合に
は、スキャナ12(キャリア30)から設定装置108
に前記特殊仕上げ条件が送られる。また、フィルムパッ
ケージ2の条件記載欄4に、特殊仕上げの取り消しマー
クが付されている場合には、設定装置108が、このマ
ークから特殊仕上げの取り消しを検出し、特殊仕上げの
指示はなかったものとして標準仕上げを行うこととな
る。
上げに応じて予め設定された、MTX演算装置118、
LUT−S120、LUT−L124およびLUT−A
126におけるMTXやLUT等のパラメータが記憶さ
れている。前述の条件記憶手段13からの特殊仕上げ指
示の情報は、この設定装置108に送られ、設定装置1
08は、指示された特殊仕上げに応じたMTXやLUT
を各部位に設定する。なお、APSの場合に、フィルム
上の磁気記憶媒体に特殊仕上げの情報をもたせた場合に
は、スキャナ12(キャリア30)から設定装置108
に前記特殊仕上げ条件が送られる。また、フィルムパッ
ケージ2の条件記載欄4に、特殊仕上げの取り消しマー
クが付されている場合には、設定装置108が、このマ
ークから特殊仕上げの取り消しを検出し、特殊仕上げの
指示はなかったものとして標準仕上げを行うこととな
る。
【0032】設定装置108による画像処理条件の設定
が終了すると、必要に応じて、この画像処理条件に応じ
て処理されたプレスキャン画像がディスプレイ20に表
示され、必要に応じてオペレータによる検定および色/
濃度調整や階調調整等が行われ、画像処理条件が補正さ
れ、確定される。画像処理条件が確定すると、本スキャ
ンメモリ106から本スキャン画像データが読みださ
れ、色/階調補正装置110〜加算器128に至る画像
処理が施され、出力用画像データとしてプリンタ16に
出力される。
が終了すると、必要に応じて、この画像処理条件に応じ
て処理されたプレスキャン画像がディスプレイ20に表
示され、必要に応じてオペレータによる検定および色/
濃度調整や階調調整等が行われ、画像処理条件が補正さ
れ、確定される。画像処理条件が確定すると、本スキャ
ンメモリ106から本スキャン画像データが読みださ
れ、色/階調補正装置110〜加算器128に至る画像
処理が施され、出力用画像データとしてプリンタ16に
出力される。
【0033】具体的には、本スキャン画像データは、設
定された画像処理条件に応じて、最初に、色/階調補正
装置110において画像の色および階調が補正され、次
いで、変倍処理装置112において設定された電子変倍
率に応じて拡大/縮小処理が行われ、次いで、ダイナミ
ックレンジ処理装置114において画像データのダイナ
ミックレンジの圧縮や伸長が行われ(画像処理による覆
い焼き効果などの付与)、さらに、シャープネス処理装
置116においてUSM(アンシャープネスマスク)等
によってシャープネス処理(鮮鋭化処理)が施される。
定された画像処理条件に応じて、最初に、色/階調補正
装置110において画像の色および階調が補正され、次
いで、変倍処理装置112において設定された電子変倍
率に応じて拡大/縮小処理が行われ、次いで、ダイナミ
ックレンジ処理装置114において画像データのダイナ
ミックレンジの圧縮や伸長が行われ(画像処理による覆
い焼き効果などの付与)、さらに、シャープネス処理装
置116においてUSM(アンシャープネスマスク)等
によってシャープネス処理(鮮鋭化処理)が施される。
【0034】これ以降のMTX演算装置118〜LUT
−L124およびLUT−A126の各部位は、前述の
ように、指示された特殊仕上げに応じたパラメータが設
定されており、画像データは、設定されたパラメータに
応じて処理される。従って、特殊仕上げの指示がない場
合には、標準仕上げとなり、MTX演算装置118〜L
UT−L124およびLUT−A126には、下記のパ
ラメータが設定され、画像データは処理されることな
く、シャープネス処理装置116から出力されたままの
画像データがプリンタ16に出力される。 MTX演算装置118; 単位行列 LUT−S120; 無変換(入力=出力) LUT−L124; 出力=0 LUT−A126; 無変換(入力=出力)
−L124およびLUT−A126の各部位は、前述の
ように、指示された特殊仕上げに応じたパラメータが設
定されており、画像データは、設定されたパラメータに
応じて処理される。従って、特殊仕上げの指示がない場
合には、標準仕上げとなり、MTX演算装置118〜L
UT−L124およびLUT−A126には、下記のパ
ラメータが設定され、画像データは処理されることな
く、シャープネス処理装置116から出力されたままの
画像データがプリンタ16に出力される。 MTX演算装置118; 単位行列 LUT−S120; 無変換(入力=出力) LUT−L124; 出力=0 LUT−A126; 無変換(入力=出力)
【0035】以下に、各特殊仕上げに対応して、各部位
に設定されるパラメータの一例を示すが、とくにパラメ
ータ設定の指示がない場合には、各部位には、上記パラ
メータが設定される(すなわち、処理は施されない)。
に設定されるパラメータの一例を示すが、とくにパラメ
ータ設定の指示がない場合には、各部位には、上記パラ
メータが設定される(すなわち、処理は施されない)。
【0036】特殊仕上げとして白黒仕上げを指示された
場合には、MTX演算装置118に、下記のMTX R0 =0.3R+0.59G+0.11B G0 =0.3R+0.59G+0.11B B0=0.3R+0.59G+0.11B が設定され、LUT−S120に、図3に示されるよう
なLUTが設定される。このLUTは、R、GおよびB
の3色に共通で、この設定は仕上がりプリントに再現さ
れる画像が、軟調で、かつハイライトが、しっかりでる
ような白黒画像となるように設定されたものである。シ
ャープネス処理装置116から出力された画像データ
は、このようなパラメータが設定されたMTX演算装置
118とLUT−S120で処理されて、出力用画像デ
ータとしてプリンタ16に出力される。
場合には、MTX演算装置118に、下記のMTX R0 =0.3R+0.59G+0.11B G0 =0.3R+0.59G+0.11B B0=0.3R+0.59G+0.11B が設定され、LUT−S120に、図3に示されるよう
なLUTが設定される。このLUTは、R、GおよびB
の3色に共通で、この設定は仕上がりプリントに再現さ
れる画像が、軟調で、かつハイライトが、しっかりでる
ような白黒画像となるように設定されたものである。シ
ャープネス処理装置116から出力された画像データ
は、このようなパラメータが設定されたMTX演算装置
118とLUT−S120で処理されて、出力用画像デ
ータとしてプリンタ16に出力される。
【0037】なお、このLUTも含め、LUT−S12
0、LUT−L124およびLUT−A126に設定さ
れるLUTの横軸(入力)および縦軸(出力)は、画像
データを示すものであり、従って、矢印に従ってフィル
ム上では高濃度となり、仕上がりプリント上では低濃度
となる。
0、LUT−L124およびLUT−A126に設定さ
れるLUTの横軸(入力)および縦軸(出力)は、画像
データを示すものであり、従って、矢印に従ってフィル
ム上では高濃度となり、仕上がりプリント上では低濃度
となる。
【0038】また例えば、特殊仕上げとしてセピア仕上
げを指示された場合は、MTX演算装置118に、下記
のMTX R0 =0.3R+0.59G+0.11B G0 =0.3R+0.59G+0.11B B0 =0.3R+0.59G+0.11B が設定され、LUT−S120に図4に示されるような
LUTが設定される。この設定は、仕上がりプリントに
再現される画像が、軟調でセピア色の画像となるように
設定されたものである。シャープネス処理装置116か
ら出力された画像データは、このようなパラメータが設
定されたMTX演算装置118とLUT−S120で処
理されて、出力用画像データとしてプリンタ16に出力
される。
げを指示された場合は、MTX演算装置118に、下記
のMTX R0 =0.3R+0.59G+0.11B G0 =0.3R+0.59G+0.11B B0 =0.3R+0.59G+0.11B が設定され、LUT−S120に図4に示されるような
LUTが設定される。この設定は、仕上がりプリントに
再現される画像が、軟調でセピア色の画像となるように
設定されたものである。シャープネス処理装置116か
ら出力された画像データは、このようなパラメータが設
定されたMTX演算装置118とLUT−S120で処
理されて、出力用画像データとしてプリンタ16に出力
される。
【0039】このように各特殊仕上げに応じたパラメー
タが各LUT等に設定される。また、特殊仕上げは上に
述べたものには限定されず、顧客の要望に応じた様々な
特殊仕上げが可能である。
タが各LUT等に設定される。また、特殊仕上げは上に
述べたものには限定されず、顧客の要望に応じた様々な
特殊仕上げが可能である。
【0040】以下、本実施形態の作用について説明す
る。図5に、作用の概略を示す。図に示すように、ここ
ではフィルムパッケージ2の条件記載欄4にセピア仕上
げを示すバーコードが付されているとする。この場合、
読取手段11はバーコードリーダでよい。読取手段11
は、このバーコードを読み取り、条件記憶手段13に、
フィルム固有のIDであるフィルムIDとともに、この
フィルムの仕上げ条件が「セピア」であることを伝達す
る。条件記憶手段13は、例えば、[フィルムID:0
01(セピア)]、[フィルムID:002(白
黒)]、・・・のように各フィルムの仕上げ条件の情報
を記憶する。
る。図5に、作用の概略を示す。図に示すように、ここ
ではフィルムパッケージ2の条件記載欄4にセピア仕上
げを示すバーコードが付されているとする。この場合、
読取手段11はバーコードリーダでよい。読取手段11
は、このバーコードを読み取り、条件記憶手段13に、
フィルム固有のIDであるフィルムIDとともに、この
フィルムの仕上げ条件が「セピア」であることを伝達す
る。条件記憶手段13は、例えば、[フィルムID:0
01(セピア)]、[フィルムID:002(白
黒)]、・・・のように各フィルムの仕上げ条件の情報
を記憶する。
【0041】一方、フィルムにはフィルムIDが付さ
れ、現像されて、現像済のフィルムFからスキャナ12
で光学的に画像データが読み取られる。フィルムにフィ
ルムIDを付す方法としては、例えばシールを貼るよう
にしてもよいし、光学的に焼き付ける等どのような方法
でもよい。スキャナ12から読み込まれた画像データ
は、画像処理装置14に送られ、画像処理される。画像
処理装置14には、条件記憶手段13から仕上げ条件に
ついての情報が送られ、前述したように仕上げ条件が各
LUT等にパラメータとして設定されている。画像処理
装置14では、設定された条件に応じて、フィルム固有
のIDであるフィルムIDから、それがセピア仕上げ
(001)の画像データであると判定し、各種画像処理
を行うとともに、セピア仕上げを行いプリンタ16に出
力する。
れ、現像されて、現像済のフィルムFからスキャナ12
で光学的に画像データが読み取られる。フィルムにフィ
ルムIDを付す方法としては、例えばシールを貼るよう
にしてもよいし、光学的に焼き付ける等どのような方法
でもよい。スキャナ12から読み込まれた画像データ
は、画像処理装置14に送られ、画像処理される。画像
処理装置14には、条件記憶手段13から仕上げ条件に
ついての情報が送られ、前述したように仕上げ条件が各
LUT等にパラメータとして設定されている。画像処理
装置14では、設定された条件に応じて、フィルム固有
のIDであるフィルムIDから、それがセピア仕上げ
(001)の画像データであると判定し、各種画像処理
を行うとともに、セピア仕上げを行いプリンタ16に出
力する。
【0042】また、顧客が「セピア」仕上げと表示され
たフィルムを購入して、写真撮影した後、DPE店に出
すときにセピアでなく標準仕上げを希望する場合には、
図6に示す様に、フィルムパッケージ2の条件記載欄4
に所定の取り消しマークを付せば、読取手段11がこれ
を読み取り、条件記憶手段13には、標準仕上げと設定
される。この場合には、画像処理装置14の各LUTに
は特殊仕上げのパラメータは設定されず、標準仕上げが
行われる。
たフィルムを購入して、写真撮影した後、DPE店に出
すときにセピアでなく標準仕上げを希望する場合には、
図6に示す様に、フィルムパッケージ2の条件記載欄4
に所定の取り消しマークを付せば、読取手段11がこれ
を読み取り、条件記憶手段13には、標準仕上げと設定
される。この場合には、画像処理装置14の各LUTに
は特殊仕上げのパラメータは設定されず、標準仕上げが
行われる。
【0043】また、レンズ付きフィルムの場合には、カ
メラ本体に付された条件記載欄から読取手段11が仕上
げ条件を読み取った上で現像すればよく、後の処理は通
常のフィルムの場合と同様である。このように、特殊仕
上げの情報を読取手段から自動的に入力できるようにし
たため、DPE店でのオペレータによる焼き付け時のキ
ーボード入力時の操作が楽になった。
メラ本体に付された条件記載欄から読取手段11が仕上
げ条件を読み取った上で現像すればよく、後の処理は通
常のフィルムの場合と同様である。このように、特殊仕
上げの情報を読取手段から自動的に入力できるようにし
たため、DPE店でのオペレータによる焼き付け時のキ
ーボード入力時の操作が楽になった。
【0044】特殊仕上げの指示のし方は、これ以外に
も、条件記載欄4にいくつかの特殊仕上げを記載してお
き、その中から顧客が印を付ける、あるいはシールを貼
る等によって選ぶようにしてもよい。この方法によれ
ば、中身のフィルムも標準のカラーフィルム一種類でよ
い上に、フィルムパッケージに区別がなくなるため、在
庫管理が従来に比して極めて容易となる。すなわち、図
7に示すように、従来は、通常およびAPSのフィルム
について感度100、200、400、800のカラー
ネガ、白黒ネガ、セピアネガ、また、レンズ付きフィル
ムについてもカラーネガ、白黒ネガ、セピアネガを揃え
ておく必要があったのに対し、本実施形態のようにすれ
ば、通常のフィルムについてもレンズ付きフィルムにつ
いてもカラーネガ一種類でよくなるため、在庫管理が極
めて容易となる上、フィルム生産のコストも安く抑える
ことが可能となる。
も、条件記載欄4にいくつかの特殊仕上げを記載してお
き、その中から顧客が印を付ける、あるいはシールを貼
る等によって選ぶようにしてもよい。この方法によれ
ば、中身のフィルムも標準のカラーフィルム一種類でよ
い上に、フィルムパッケージに区別がなくなるため、在
庫管理が従来に比して極めて容易となる。すなわち、図
7に示すように、従来は、通常およびAPSのフィルム
について感度100、200、400、800のカラー
ネガ、白黒ネガ、セピアネガ、また、レンズ付きフィル
ムについてもカラーネガ、白黒ネガ、セピアネガを揃え
ておく必要があったのに対し、本実施形態のようにすれ
ば、通常のフィルムについてもレンズ付きフィルムにつ
いてもカラーネガ一種類でよくなるため、在庫管理が極
めて容易となる上、フィルム生産のコストも安く抑える
ことが可能となる。
【0045】また、フィルムIDと、その仕上げ条件を
示す情報を、DPE店で同時プリント時に顧客情報とし
てデータベースに保存しておくようにすれば、焼き増し
時等の再プリントの際には、その内容を読みだして使う
ことが出来、処理が容易となる。
示す情報を、DPE店で同時プリント時に顧客情報とし
てデータベースに保存しておくようにすれば、焼き増し
時等の再プリントの際には、その内容を読みだして使う
ことが出来、処理が容易となる。
【0046】以上、本発明のフィルムパッケージ及びこ
れを用いる画像再生装置について詳細に説明したが、本
発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において、各種の改良および変更を行っても
よいのはもちろんである。
れを用いる画像再生装置について詳細に説明したが、本
発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において、各種の改良および変更を行っても
よいのはもちろんである。
【0047】
【発明の効果】以上、説明した通り、本発明によれば、
フィルムパッケージの条件記載欄の表示により、同一種
類のフィルムに対して、異なる仕上げを行うことが出来
るため、フィルム生産のコスト減少、在庫管理の容易化
が達成できるとともに、DPE店でのオペレータの操作
の容易となり、顧客の要望に応じた高品質な画像を提供
することが可能となった。
フィルムパッケージの条件記載欄の表示により、同一種
類のフィルムに対して、異なる仕上げを行うことが出来
るため、フィルム生産のコスト減少、在庫管理の容易化
が達成できるとともに、DPE店でのオペレータの操作
の容易となり、顧客の要望に応じた高品質な画像を提供
することが可能となった。
【図1】 本発明のフィルムパッケージを用いる画像再
生装置の一例であるデジタルフォトプリンタの概略を示
すブロック図である。
生装置の一例であるデジタルフォトプリンタの概略を示
すブロック図である。
【図2】 図1に示されるデジタルフォトプリンタの画
像処理装置の一例のブロック図である。
像処理装置の一例のブロック図である。
【図3】 図1に示されるデジタルフォトプリンタにお
ける白黒仕上げの際の画像処理パラメータの一例を示す
グラフである。
ける白黒仕上げの際の画像処理パラメータの一例を示す
グラフである。
【図4】 図1に示されるデジタルフォトプリンタにお
けるセピア仕上げの際の画像処理パラメータの一例を示
すグラフである。
けるセピア仕上げの際の画像処理パラメータの一例を示
すグラフである。
【図5】 本実施形態の作用を示す説明図である。
【図6】 同じく本実施形態において特殊仕上げを取り
消す処理を示す説明図である。
消す処理を示す説明図である。
【図7】 本発明により在庫管理が楽になる様子を示す
説明図である。
説明図である。
2 フィルムパッケージ 4 条件記載欄 10 デジタルフォトプリンタ 11 読取手段 12 スキャナ 13 条件記憶手段 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 22 光源 24 可変絞り 28 拡散ボックス 30 キャリア 32 結像レンズユニット 34 イメージセンサ 36 アンプ 38 A/D変換器
Claims (6)
- 【請求項1】光学的な撮影を行う同一種類の感光材料を
有するフィルムを収納するフィルムパッケージであっ
て、 用途や仕上げ条件を記載する条件記載欄を備え、 該条件記載欄の内容に応じて、同一種類の感光材料を有
するフィルムに対し、異なる仕上げがされることを可能
としたことを特徴とするフィルムパッケージ。 - 【請求項2】請求項1に記載されたフィルムパッケージ
に収納されたフィルムに撮影された画像を光電的に読み
取るスキャナと、 該スキャナによって読み取られた画像データに対して、
所定の画像処理を施して出力画像データとして出力する
画像処理手段と、 前記出力画像データに応じて感光材料を走査露光し、露
光済の感光材料に現像処理を施したプリントを出力する
プリンタと、を有する画像再生装置であって、請求項1
に記載のフィルムパッケージの条件記載欄から用途や仕
上げ条件を読み取る読取手段を備え、 前記画像処理手段が、前記画像データに対して、前記読
取手段によって読み取られた用途や仕上げ条件に応じた
画像処理を行うことを特徴とする画像再生装置。 - 【請求項3】前記フィルムパッケージの条件記載欄には
予め一つの用途や仕上げ条件が記載されており、該条件
に応じた画像処理が行われることを特徴とする請求項2
に記載の画像再生装置。 - 【請求項4】前記フィルムパッケージの条件記載欄には
複数の用途や仕上げ条件が記載されており、ユーザがそ
の中から選択した一つの条件に応じた画像処理が行われ
ることを特徴とする請求項2に記載の画像再生装置。 - 【請求項5】請求項3に記載の画像再生装置であって、
さらに、前記フィルムパッケージの条件記載欄に記載さ
れた条件を取り消すか否かを検出する手段を備え、該条
件を取り消すことが検出された場合は、標準仕上げの画
像処理を行うことを特徴とする画像再生装置。 - 【請求項6】前記フィルムパッケージの条件記載欄に記
載された条件をデータベースに保存するとともに、該デ
ータベースから該条件を読みだして、それに応じた画像
処理を行うようにしたことを特徴とする請求項2〜5の
いずれかに記載の画像再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10736698A JPH11305390A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | フィルムパッケージ及びこれを用いる画像再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10736698A JPH11305390A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | フィルムパッケージ及びこれを用いる画像再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11305390A true JPH11305390A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14457275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10736698A Withdrawn JPH11305390A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | フィルムパッケージ及びこれを用いる画像再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11305390A (ja) |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP10736698A patent/JPH11305390A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |