JPH11304902A - 補正データの受信装置及び補正データの受信方法 - Google Patents

補正データの受信装置及び補正データの受信方法

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JPH11304902A
JPH11304902A JP10516298A JP10516298A JPH11304902A JP H11304902 A JPH11304902 A JP H11304902A JP 10516298 A JP10516298 A JP 10516298A JP 10516298 A JP10516298 A JP 10516298A JP H11304902 A JPH11304902 A JP H11304902A
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JP10516298A
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Masahiro Shimizu
昌宏 清水
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 FM多重受信機の受信周波数を他の放送局の
周波数に変更すると、補正データを受信することができ
ず、移動体の現在位置を補正することができなくなる課
題を解決する。補正データの受信を損なうことなく、他
局が放送する交通情報等を受信することができる補正デ
ータの受信装置及び補正データの受信方法を得る。 【解決手段】 補正データをGPS受信機28に出力す
ると、チューナ22の受信周波数fを一時的に他の放送
局の周波数に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、GPS受信機が
位置補正に使用する補正データを受信する補正データの
受信装置及び補正データの受信方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図13は例えば特開平8−170983
号公報に示された従来の補正データの受信装置が適用す
るナビゲーションシステムを示す構成図であり、図にお
いて、1〜4はGPS衛星、5は地球上の位置が明らか
な固定基準局のアンテナ、6はGPS衛星1〜4から送
信されるGPSデータを受信して固定基準局の位置を計
算するとともに、その計算結果と基準位置(予め正確に
測定された固定基準局の位置)を比較して、各GPSデ
ータの補正データ(デファレンシャルGPSデータ)を
生成する補正データ生成部、7は補正データ生成部6に
より生成された補正データをDARC方式(Data
Radio Channel方式)の伝送フォーマット
にしたがってフォーマッティングするフォーマッティン
グ部である。ただし、「DARC」は商標である。
【0003】また、8はフォーマッティング部7により
フォーマッティングされた補正データをFM音声信号
(音楽等)と多重化して変調する変調器、9は変調器8
から出力された変調波を送信アンテナ10からFM多重
DARC方式の放送信号として送信する送信器、10は
FM放送局の送信アンテナ、11はナビゲーション装置
を搭載する移動体、12はFM放送局の放送信号を受信
するとともに、その放送信号から補正データを抽出する
FM多重受信機、13はGPS衛星1〜4から送信され
るGPSデータを受信して移動体11の現在位置を計算
するとともに、FM多重受信機12により抽出された補
正データを用いて当該現在位置を補正するGPS受信機
である。
【0004】次に動作について説明する。近年、移動体
(自動車や人間等)の現在位置を測定する場合、地球の
周回軌道上にある複数のGPS衛星から送信されるGP
Sデータを受信することにより、各GPS衛星との疑似
距離を計算して、現在位置を把握するグローバルポジシ
ョニングシステム(GPSシステム)が広く利用されて
いる。
【0005】しかし、GPS衛星から送信されるGPS
データには、電離層遅延誤差や大気圏遅延誤差(信号到
達時間の変化に伴う誤差)、さらには人為的誤差など、
様々な誤差要因が含まれるため、GPSデータに基づく
現在位置の計算結果には、必然的に誤差が含まれること
になる。
【0006】そこで、従来は、かかる誤差分を除去する
ため、まず、地球上の位置が明らかな固定基準局の補正
データ生成部6が、GPS衛星1〜4から送信されるG
PSデータをアンテナ5を介して受信して固定基準局の
位置を計算する。そして、補正データ生成部6は、各G
PSデータから固定基準局の位置を計算すると、その計
算結果と基準位置(予め正確に測定された固定基準局の
位置)をを比較して、各GPSデータの補正データ(デ
ファレンシャルGPSデータ)を生成する。
【0007】そして、フォーマッティング部7は、補正
データ生成部6が補正データを生成すると、その補正デ
ータをDARC方式の伝送フォーマットにしたがってフ
ォーマッティングする。具体的には、図14に示すよう
なDARC方式の伝送フォーマット(1フレームが27
2のブロックから構成される伝送フレーム)にフォーマ
ッティングされるが、補正データは、第1番目と第2番
目のデータパケットに割り当てられる。
【0008】そして、変調器8は、フォーマッティング
部7が補正データをフォーマッティングすると、フォー
マッティングされた補正データとFM音声信号(音楽
等)を周波数分割により多重化して変調し、その変調波
を出力する。そして、送信器9は、変調器8が変調波を
出力すると、その変調波を送信アンテナ10からFM多
重DARC方式の放送信号として送信する。なお、送信
器9は、変調波の伝送速度を16Kbit/secとす
るので、1フレームを約5秒で伝送することになる。
【0009】このようにして、FM放送局からFM多重
DARC方式の放送信号が送信されると、移動体11の
FM多重受信機12は、FM放送局の放送信号を受信す
るとともに、その放送信号から補正データを抽出する。
即ち、補正データが割り当てられた第1番目と第2番目
のデータパケットから補正データを読み込む処理を実施
する。
【0010】一方、移動体11のGPS受信機13は、
GPS衛星1〜4から送信されるGPSデータを受信す
ると、移動体11の現在位置を計算するが、FM多重受
信機12が補正データを抽出すると、その補正データを
用いて当該現在位置を補正する処理を実行する。これに
より、移動体11の現在位置の計算精度が向上する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の補正データの受
信装置は以上のように構成されているので、補正データ
を送信するFM放送局の放送を受信すれば、移動体11
の現在位置を補正することができるが、他のFM放送局
が放送する交通情報や天気予報等を受信する必要がある
場合には、移動体11の搭乗者がFM多重受信機12の
受信周波数を他のFM放送局の周波数に変更する必要が
生じる。しかし、FM多重受信機12の受信周波数を他
の放送局の周波数に変更すると、補正データを受信する
ことができず、移動体11の現在位置を補正することが
できなくなる課題があった。なお、FM多重受信機12
を移動体11に2台設置すれば、移動体11の現在位置
の補正と交通情報等の取得を同時に実施することができ
るが、コストや設置スペースの点で現実的ではない。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、補正データの受信を損なうことな
く、他局が放送する交通情報等を受信することができる
補正データの受信装置及び補正データの受信方法を得る
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る補正デー
タの受信装置は、抽出手段が補正データをGPS受信機
に出力すると、受信手段の受信周波数を一時的に他の放
送局の周波数に変更するようにしたものである。
【0014】この発明に係る補正データの受信装置は、
受信手段の受信周波数を周期的に変更するようにしたも
のである。
【0015】この発明に係る補正データの受信装置は、
受信周波数の変更の許否を設定する設定手段を設けたも
のである。
【0016】この発明に係る補正データの受信装置は、
受信手段の受信周波数を他の放送局の周波数に固定して
使用する旨を設定する設定手段を設けたものである。
【0017】この発明に係る補正データの受信装置は、
補正データを放送する放送局と他の放送局の受信比率を
設定する設定手段を設けたものである。
【0018】この発明に係る補正データの受信装置は、
移動体の速度が閾値以下の低速度である場合、受信手段
の受信周波数を他の放送局の周波数に固定するようにし
たものである。
【0019】この発明に係る補正データの受信装置は、
移動体が位置する場所に応じて、補正データを放送する
放送局と他の放送局の受信比率を調整するようにしたも
のである。
【0020】この発明に係る補正データの受信装置は、
現在表示している地図の縮尺率に応じて、補正データを
放送する放送局と他の放送局の受信比率を調整するよう
にしたものである。
【0021】この発明に係る補正データの受信装置は、
補正データを放送する放送局の受信状態が劣化している
場合、受信手段の受信周波数を一時的に他の放送局の周
波数に固定するようにしたものである。
【0022】この発明に係る補正データの受信装置は、
他の放送局の受信状態が劣化している場合、受信手段の
受信周波数を一時的に補正データを放送する放送局の周
波数に固定するようにしたものである。
【0023】この発明に係る補正データの受信装置は、
受信手段の受信周波数を固定したのち、所定の時間が経
過すると受信周波数の固定を解除するようにしたもので
ある。
【0024】この発明に係る補正データの受信装置は、
受信手段の受信周波数を固定したのち、移動体の移動距
離が所定の距離に到達すると受信周波数の固定を解除す
るようにしたものである。
【0025】この発明に係る補正データの受信装置は、
受信手段の受信周波数を他の放送局の周波数に変更した
場合、他の放送局から送信されるデータの受信蓄積量が
所定量に到達するまで、その受信周波数を保持するよう
にしたものである。
【0026】この発明に係る補正データの受信装置は、
1フレーム内に包含される補正データに係るデータブロ
ック数と後方保護数に応じて、補正データを放送する放
送局と他の放送局の受信比率を調整するようにしたもの
である。
【0027】この発明に係る補正データの受信装置は、
補正データを受信すると、前方保護数を最小値に設定す
るようにしたものである。
【0028】この発明に係る補正データの受信方法は、
GPS受信機が位置補正に使用する補正データをGPS
受信機に出力すると、そのアンテナの受信周波数を一時
的に他の放送局の周波数に変更するようにしたものであ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による補
正データの受信装置を示す構成図であり、図において、
21はFM放送局の電波を受信するFMアンテナ(受信
手段)、22はコントローラ26により指定された受信
周波数fのFM検波を実施して、その検波信号を出力す
るチューナ(受信手段)、23はチューナ22から出力
された検波信号からFM多重信号を抽出するバンドパス
フィルタ(抽出手段)、24はバンドパスフィルタ23
により抽出されたFM多重信号を復調するデータ復調回
路(抽出手段)、25はデータ復調回路24により復調
されたFM多重信号を復号するデータ復号回路(抽出手
段)、26はチューナ22の受信周波数fが補正データ
を送信するFM放送局の受信周波数fに設定されている
場合、データ復号回路25により復号されたFM多重信
号から補正データを抽出する一方、その補正データをG
PS受信機28に出力すると、チューナ22の受信周波
数fを一時的に他のFM放送局の周波数に変更するコン
トローラ(抽出手段、変更手段)である。
【0030】また、27はGPSアンテナ、28は複数
のGPS衛星(図13を参照)から送信されるGPSデ
ータを受信して移動体11の現在位置を計算するととも
に、コントローラ26から出力された補正データを用い
て現在位置を補正するGPS受信機、29は地図情報を
記憶する地図データベース、30は地図上に移動体11
の現在位置を表示する表示器である。なお、図2はこの
発明の実施の形態1による補正データの受信方法を示す
フローチャートである。
【0031】次に動作について説明する。GPS受信機
28の計算結果に含まれる誤差を除去するため、従来の
ものと同様に、チューナ22の受信周波数fを、補正デ
ータを送信するFM放送局(以下、「GPS放送局」と
いう)の周波数に合わせて、補正データを受信する処理
を実施するが、この実施の形態1では、補正データの受
信処理を継続しながら(時間的には一時中断する場合が
ある)、他のFM放送局(以下、「他局」という)が放
送する交通情報等の受信処理を実施する。
【0032】ここで、補正データを含むFM多重DAR
C方式の放送は、現在のところ、JFN(Japan
FM Network:全国FM放送協議会)系列の放
送局から放送されており、VICS(Vehicle
Information &Communicatio
n System)と呼ばれる交通情報(ただし、交通
情報もFM多重DARC方式の放送である)はNHK
(日本放送協会)から放送されている。
【0033】即ち、FM多重DARC方式の放送信号
は、上述したように、272のブロックから構成される
が、補正データは、第1番目と第2番目のデータパケッ
トに格納され、残りの270のデータパケットには、補
正データと関係のないデータ(例えば、ニュースや天気
予報等)が格納されているので、残りの270のデータ
パケットは受信する必要性がない。そこで、GPS放送
局の放送信号は、第1番目と第2番目のデータパケット
のみを受信し、他のデータパケットが放送されている間
は、他局の放送を受信するようにする。
【0034】具体的に説明すると、まず、コントローラ
26が、チューナ22の受信周波数fを他局の周波数に
設定して、他局の放送(交通情報等)を受信する処理を
開始する(ステップST1)。そして、他局の放送を受
信する処理を開始すると、GPS放送局が補正データを
放送する際(補正データに係るデータブロックを放送す
る際)に、その補正データを受信することができるよう
にするため、コントローラ26は、周波数切替用タイマ
を起動する(ステップST2)。なお、詳細は実施の形
態11で説明するが、1フレームは272のブロックか
ら構成され、補正データは2つのブロックに格納されて
いる。また、1フレームは約5秒で送信されるので、周
波数切替用タイマは、少なくとも5−(5×2)/27
2秒より短い時間に設定される(これより長い時間を設
定すると、補正データに係るデータブロックを受信でき
なくなる)。
【0035】そして、周波数切替用タイマがタイムアッ
プする前は、GPS放送局から補正データに係るデータ
ブロックが放送されないので、チューナ22の受信周波
数fは他局の周波数に保持され(ステップST5)、チ
ューナ22は他局のFM多重信号をFM検波する(ステ
ップST6)。これにより、チューナ22にFM検波さ
れた検波信号がバンドパスフィルタ23に出力されて、
他局のFM多重信号が抽出されたのち、そのFM多重信
号がデータ復調回路24及びデータ復号回路25に出力
されるので、ディジタル化された他局のFM多重信号が
コントローラ26に出力され、最終的に、FM多重信号
から抽出された交通情報等が表示器30に表示される。
【0036】このように、周波数切替用タイマがタイム
アップする前は、他局の放送を受信する処理を繰り返す
が、周波数切替用タイマがタイムアップすると(ステッ
プST5)、GPS放送局から補正データに係るデータ
ブロックが放送される時間が近づいているので、コント
ローラ26は、チューナ22の受信周波数fを他局の周
波数からGPS放送局の周波数に切り替える処理を実施
する(ステップST7)。
【0037】これにより、チューナ22の受信周波数f
がGPS放送局の周波数に一致するので、今度は、チュ
ーナ22がGPS放送局のFM多重信号をFM検波し
て、その検波信号をバンドパスフィルタ23に出力す
る。そして、GPS放送局のFM多重信号が復調・復号
されたのち、コントローラ26に出力されると、コント
ローラ26は、そのFM多重信号から補正データを抽出
し、その補正データをGPS受信機28に出力する(ス
テップST8〜ST10)。ここで、補正データを格納
するデータパケットであるか否かの判断は、データパケ
ット内に格納されているデータパケットのID番号を示
すSIを参照することにより実施する。
【0038】そして、コントローラ26は、補正データ
をGPS受信機28に出力すると、次回の補正データが
放送されるまでの間、他局の放送を受信できるようにす
るため、チューナ22の受信周波数fをGPS放送局の
周波数から他局の周波数に切り替える処理を実施し(ス
テップST11)、再度、周波数切替用タイマを起動す
る(ステップST12)。
【0039】以下、同様の処理を繰り返すため説明を省
略するが、GPS受信機28は、コントローラ26から
補正データを受けると、その補正データを用いて現在位
置を補正し、移動体11の現在位置を更新する(ステッ
プST3,ST4)。そして、コントローラ26は、G
PS受信機28から出力された移動体11の現在位置を
表示器30に表示する。
【0040】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、チューナ22の受信周波数fを周期的に変更
するように構成したので、補正データの受信を損なうこ
となく、他局が放送する交通情報等を受信することがで
きる効果を奏する。なお、交通情報等は周期的に更新さ
れる情報(例えば、5分毎に更新される)であるので、
常時、受信している必要性はなく、チューナ22の受信
周波数fが一時的にGPS放送局の周波数に切り替えら
れても、特別な不具合を生じることはない。
【0041】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による補正データの受信装置を示す構成図であり、
図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示
すので説明を省略する。31はチューナ22の受信周波
数fを他局の周波数に固定して使用する旨等を設定する
入力装置(設定手段)である。なお、図4はこの発明の
実施の形態2による補正データの受信方法を示すフロー
チャートである。
【0042】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、チューナ22の受信周波数fを周期的に変更
するものについて示したが、チューナ22の受信周波数
fを他局の周波数に固定して使用する旨等を設定する入
力装置31を設けるようにしてもよい。
【0043】即ち、移動体11の搭乗者が、詳細な現在
位置を知る必要がないと考える場合や交通情報等を常時
受信したいと考える場合には、入力装置31を用いてチ
ューナ22の受信周波数fを他局の周波数に固定する旨
を設定すると、固定フラグがONに設定され(ステップ
ST21,ST22)、周波数切替用タイマがタイムア
ップしても、チューナ22の受信周波数fが他局の周波
数に固定され、常時、交通情報等が受信されることにな
る(ステップST5,ST24)。
【0044】ただし、入力装置31を用いてチューナ2
2の受信周波数fを他局の周波数に固定しない旨を設定
すると、固定フラグがOFFに設定され(ステップST
21,ST23)、周波数切替用タイマがタイムアップ
すると、チューナ22の受信周波数fがGPS放送局の
周波数に切り替えられ、補正データが受信されることに
なる(ステップST5,ST24,ST7〜ST1
2)。
【0045】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、チューナ22の受信周波数fを他局の周波数
に固定して使用する旨を設定する入力装置31を設ける
ように構成したので、搭乗者の意図に沿う受信形態を設
定することができる効果を奏する。なお、この実施の形
態2では、チューナ22の受信周波数fを他局の周波数
に固定して使用する旨を設定する入力装置31を設ける
ものについて示したが、チューナ22の受信周波数fを
GPS放送局の周波数に固定して使用する旨を設定する
入力装置31を設けるようにしてもよく、上記実施の形
態2と同様の効果を奏することができる。
【0046】実施の形態3.上記実施の形態2では、チ
ューナ22の受信周波数fをGPS放送局又は他局の周
波数に固定する旨を設定する入力装置31を設けるもの
について示したが、GPS放送局と他局の受信比率を設
定する入力装置(設定手段)を設けるようにしてもよ
い。
【0047】例えば、交通情報等を重視する搭乗者が、
交通情報等を重視する旨を設定すると、GPS放送局の
受信回数が約1分に1回の受信比率に設定され、補正デ
ータを重視する旨を設定すると、GPS放送局の受信回
数が約5秒に1回の受信比率に設定されるようにする。
これにより、上記実施の形態2よりも、きめ細かく搭乗
者の意図に沿う受信形態を設定することができる効果を
奏する。
【0048】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4による補正データの受信装置を示す構成図であり、
図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示
すので説明を省略する。32は移動体11が所定の距離
を移動するとパルス信号を出力する車速パルス(変更手
段)、33はコントローラ26と同様の機能を有する他
に、車速パルス32から出力されるパルス信号に基づい
て移動体11の速度を演算し、移動体11の速度が閾値
以下の低速度である場合、チューナ22の受信周波数f
を他局の周波数に固定するコントローラ(抽出手段、変
更手段)である。なお、図6はこの発明の実施の形態4
による補正データの受信方法を示すフローチャートであ
る。
【0049】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、チューナ22の受信周波数fを周期的に変更
するものについて示したが、周波数切替用タイマがタイ
ムアップしても、移動体11の速度が閾値(例えば、時
速5Km)以下の低速度である場合、チューナ22の受
信周波数fを他局の周波数に固定するようにしてもよい
(ステップST31)。ただし、閾値が時速0Kmに設
定された場合には、移動体11が停止中の場合に、チュ
ーナ22の受信周波数fが他局の周波数に固定される。
【0050】これにより、現在位置の精度が要求される
可能性が低いと考えられる低速走行時では、他局の交通
情報等を連続的に受信することができる効果を奏する。
【0051】実施の形態5.上記実施の形態1では、チ
ューナ22の受信周波数fを周期的に変更するものにつ
いて示したが、図7に示すように、周波数切替用タイマ
がタイムアップしても、移動体11の現在位置が、例え
ば高速道路や郊外に位置する場合には(移動体11が現
在位置する場所の判断は、GPS受信機28が出力する
現在位置を地図データベース29に記憶されている地図
情報に照らし合わせて判断する)、一般的に、現在位置
の精度が要求されないので、チューナ22の受信周波数
fをGPS放送局の周波数に切り替える処理を中止する
(ステップST41)。一方、移動体11の現在位置
が、例えば市街地に位置する場合は、一般的に、現在位
置の精度が要求されるので、周波数切替用タイマがタイ
ムアップすれば、通常通り、チューナ22の受信周波数
fをGPS放送局の周波数に切り替える処理を実施する
(ステップST41,ST7〜ST12)。
【0052】これにより、現在位置の精度が要求される
可能性が高いと考えられる位置に移動体11がいる場合
には、補正データが受信され、現在位置の精度が要求さ
れる可能性が低いと考えられる位置に移動体11がいる
場合には、他局の交通情報等を連続的に受信することが
できる効果を奏する。
【0053】なお、この実施の形態5では、移動体11
の現在位置が、例えば高速道路や郊外に位置する場合、
究極の態様として、チューナ22の受信周波数fをGP
S放送局の周波数に切り替える処理を中止するものにつ
いて示したが、GPS放送局の受信比率を小さくするよ
うにしてもよい。
【0054】実施の形態6.上記実施の形態5では、移
動体11が現在位置する場所に応じて、GPS放送局と
他局の受信比率を調整するものについて示したが、現在
表示器30に表示されている地図の縮尺率に応じて、G
PS放送局と他局の受信比率を調整するようにしてもよ
い。
【0055】即ち、現在表示器30に表示されている地
図の縮尺率が小さい場合には、現在位置の精度が要求さ
れないので、GPS放送局の受信比率を小さくする。一
方、現在表示器30に表示されている地図の縮尺率が大
きい場合には、現在位置の精度が要求されるので、GP
S放送局の受信比率を大きくする。
【0056】これにより、現在位置の精度が要求される
可能性が高いと考えられる場合には、補正データが確実
に受信され、現在位置の精度が要求される可能性が低い
と考えられる場合には、他局の交通情報等を優先的に受
信することができる効果を奏する。
【0057】実施の形態7.上記実施の形態1では、チ
ューナ22の受信周波数fを周期的に変更するものにつ
いて示したが、図8に示すように、周波数切替用タイマ
がタイムアップしても、GPS放送局の受信状態が劣化
している場合、チューナ22の受信周波数fを一時的に
他局の周波数に固定するようにしてもよい。
【0058】即ち、周波数切替用タイマがタイムアップ
すると、コントローラ26が、受信エラーフラグがON
に設定されているか判断し、例えば、受信エラーフラグ
がOFFに設定されている場合には、通常通り、チュー
ナ22の受信周波数fをGPS放送局の周波数に切り替
えて(ステップST51,ST7)、補正データを受信
する処理を実施するが(ステップST8,ST9)、そ
の際、GPS放送局の受信状態を判定するため、受信タ
イムオーバタイマを起動する(ステップST54)。
【0059】そして、一定時間以内(受信タイムオーバ
タイマがタイムアップする前)に補正データを受信する
ことができない場合には、GPS放送局の受信状態が劣
化していると判定し、受信エラーフラグにONを設定し
(ステップST56)、チューナ22の受信周波数fを
一時的に他局の周波数に固定する(ステップST1
1)。ただし、GPS放送局の受信状態が劣化しても、
時間の経過に伴って受信状態が良好に変化する場合があ
るので、受信エラー検知済タイマを起動する(ステップ
ST57)。
【0060】これにより、周波数切替用タイマがタイム
アップしても、受信エラーフラグにONを設定されてい
るため、受信エラー検知済タイマがタイムアップするま
では、補正データが受信されず、交通情報等が連続的に
受信されることになるが(ステップST5,ST51,
ST52)、受信エラー検知済タイマがタイムアップす
ると、GPS放送局の受信状態を判定するため、一旦、
受信エラーフラグをOFFに設定し、補正データの受信
を試みる(ステップST7)。
【0061】そして、GPS放送局の受信状態が依然と
して劣化している場合には、受信エラーフラグをONに
設定して(ステップST54〜ST57)、チューナ2
2の受信周波数fを再度他局の周波数に固定するが(ス
テップST11)、GPS放送局の受信状態が良好に変
化している場合には、受信した補正データをGPS受信
機28に出力する処理を再開する(ST54,ST5
5,ST8〜ST12)。
【0062】以上で明らかなように、この実施の形態7
によれば、GPS放送局の受信状態が劣化している場
合、チューナ22の受信周波数fを一時的に他局の周波
数に固定するように構成したので、補正データを受信で
きない無駄時間を交通情報等の受信に割り当てることが
できる効果を奏する。
【0063】実施の形態8.上記実施の形態7では、周
波数切替用タイマがタイムアップしても、GPS放送局
の受信状態が劣化している場合、チューナ22の受信周
波数fを一時的に他局の周波数に固定するものについて
示したが、逆に、他局の受信状態が劣化している場合、
チューナ22の受信周波数fを一時的にGPS放送局の
周波数に固定するようにしてもよい。これにより、交通
情報等を受信できない無駄時間を補正データの受信に割
り当てることができる効果を奏する。
【0064】実施の形態9.上記実施の形態7,8で
は、受信エラーフラグにONを設定したとき、受信エラ
ー検知済タイマを起動し、受信エラー検知済タイマがタ
イムアップすれば、受信エラーフラグをOFFに戻すも
のについて示したが、図9に示すように、受信エラーフ
ラグにONを設定したとき、移動体11の現在位置を登
録し、移動体11の移動距離が所定の距離に到達する
と、受信エラーフラグをOFFに戻すようにしてもよ
い。
【0065】即ち、GPS放送局の受信状態が劣化して
も、移動体11の移動に伴って受信状態が良好に変化す
る場合があるので、受信エラー発生時の移動体11の現
在位置を登録する(ステップST63)。そして、周波
数切替用タイマがタイムアップすると、移動体11の現
在位置と受信エラー発生時の位置を比較して、移動体1
1の移動距離を計算し(ステップST61)、移動体1
1の移動距離が閾値(例えば、100m)を越えている
場合には、受信エラーフラグをOFFに戻すようにする
(ステップST62,ST53)。
【0066】これにより、GPS放送局の受信状態が劣
化しても、移動体11の移動に伴って受信状態が良好に
変化している場合には、補正データの受信を再開するこ
とができる効果を奏する。
【0067】実施の形態10.上記実施の形態1では、
チューナ22の受信周波数fを周期的に変更するものに
ついて示したが、図10に示すように、チューナ22の
受信周波数fを他局の周波数に変更した場合、他局から
送信される交通情報等の受信蓄積量が所定量に到達する
まで、その受信周波数fを保持するようにしてもよい。
【0068】具体的には、まず、コントローラ26が、
他局データ蓄積済フラグがONに設定されているか否か
判断するが、最初は、他局データ蓄積済フラグがOFF
に設定されるので(ステップST71)、他局の交通情
報等を受信する処理を開始する(ステップST72,S
T6)。そして、他局の交通情報等を受信する処理を開
始すると、交通情報等の受信蓄積量が所定量に到達する
まで、受信処理を繰り返し、所定量に到達すると、他局
データ蓄積済フラグにONを設定する(ステップST7
3,ST74)。
【0069】そして、他局データ蓄積済フラグにONを
設定すると、チューナ22の受信周波数fをGPS放送
局の周波数に切り替えるが(ステップST76)、所定
時間後に再度他局の交通情報等を受信できるようにする
ため、他局データ蓄積済フラグ解除タイマを起動する
(ステップST75)。これにより、他局データ蓄積済
フラグ解除タイマがタイムアップするまで、GPS放送
局が送信する補正データを受信する処理を開始するが
(ステップST8〜ST10,ST77)、他局データ
蓄積済フラグ解除タイマがタイムアップすると、他局の
交通情報等の受信処理を再開するため、他局データ蓄積
済フラグにOFFを設定して、チューナ22の受信周波
数fを他局の周波数に切り替える処理を実施する(ステ
ップST78,ST11)。
【0070】以上で明らかなように、この実施の形態1
0によれば、チューナ22の受信周波数fを他局の周波
数に変更した場合、他局から送信される交通情報等の受
信蓄積量が所定量に到達するまで、その受信周波数fを
保持するように構成したので、チューナ22における受
信周波数fの切替頻度が低下し、その結果、他局の交通
情報等を欠落することなく、速やかに取得することがで
きる効果を奏する。
【0071】実施の形態11.上記実施の形態1では、
周波数切替用タイマの設定時間を少なくとも5−(5×
2)/272秒より短い時間に設定するものについて示
したが、この実施の形態11では、周波数切替用タイマ
の設定時間を下記に示すように設定する。
【0072】即ち、1フレームが272のブロックから
構成され(1フレームは約5秒で送信される)、補正デ
ータは2つのブロックに格納されているので、周波数切
替用タイマの設定時間を少なくとも5−(5×2)/2
72秒より短い時間に設定する必要があることは上記実
施の形態1で言及した通りであるが、放送信号を送受信
するに際し、送信側と受信側の時間軸を合わせる必要が
あるため、時間軸を合わせる時間を上記設定時間から減
じる必要がある(同期を取らなければ、パケット単位の
データ受信ができず、補正データに係るデータブロック
のみの受信が不可能になる)。
【0073】具体的には、フレーム中の同期符号BIC
を検出することにより、パケット単位のデータ受信を可
能にするが、同期符号BICの誤検出を防止するため、
同期符号BICが所定回数連続して検出することを条件
とする(同期符号BICの連続検出回数を後方保護数と
いう)。従って、チューナ22の受信周波数fを他局の
周波数からGPS放送局の周波数に切り替える場合、後
方保護数分の同期判定時間を確保する必要があるので、
補正データに係るデータブロックの放送時間より同期判
定時間だけ前に切り替える必要がある。
【0074】そこで、この実施の形態11では、図11
に示すように、補正データに係るデータブロックを受信
すると、コントローラ26が、その補正データの受信時
間を記憶して(ステップST86)、次回の周波数切替
タイミングを演算し、周波数切替用タイマを起動する
(ステップST87)。即ち、1フレームの送信周期5
秒から補正データに係るデータブロックの受信時間約3
6mS(=5×2/272秒)と後方保護数分の時間を
減じた時間を周波数切替用タイマの設定時間にして起動
する。
【0075】以上で明らかなように、この実施の形態1
1によれば、1フレーム内に包含される補正データに係
るデータブロック数と後方保護数に応じて、GPS放送
局と他局の受信比率を調整するように構成したので、補
正データに係るデータブロックのみを確実に受信するこ
とができる効果を奏する。
【0076】実施の形態12.上記実施の形態11で
は、後方保護数を考慮して次回の周波数切替タイミング
を演算するものについて示したが、補正データに係るデ
ータブロックを受信すると、チューナ22の受信周波数
fを他局の周波数に切り替える際、前方保護数を最小値
に設定するようにしてもよい。
【0077】即ち、受信状態が一時的に劣化して、同期
符号BICが無くなると、通常は同期外れが認定され、
データの受信を再開するためには、同期を取り直す必要
がある。しかし、同期を取り直すには後方保護数分の時
間を必要とし、その間のデータを取りこぼすことにな
る。そこで、受信状態が一時的に劣化して、同期符号B
ICが無くなっても、前方保護数分の時間が経過するま
では、同期状態が維持されていると認定する。これによ
り、前方保護数分の時間が経過するまでに受信状態の劣
化が解除されれば、再度、同期を取り直すことなく、デ
ータを受信することができる。
【0078】以上から、同期状態を維持する上では、前
方保護数が大きい方が有利であることが理解されるが、
チューナ22の受信周波数fを他局の周波数に切り替え
る際、前方保護数が大きいままだと、GPS放送局との
同期状態が長時間維持されるため(直ちに同期が外れな
い)、チューナ22の受信周波数fを他局の周波数に切
り替えても、直ちに他局と同期を取ることができず、G
PS放送局との同期が外れるまでの間、他局のデータを
取りこぼすことになる。
【0079】そこで、この実施の形態12では、図12
に示すように、GPS放送局又は他局からデータを受信
している間は、前方保護数を大きな値に設定するが(ス
テップST93)、チューナ22の受信周波数fをGP
S放送局の周波数から他局の周波数に切り替える場合に
は、前方保護数を最小値に設定して(ステップST9
1)、GPS放送局との同期状態を速やかに解除し、直
ちに他局から交通情報等を受信できるようにする。
【0080】以上で明らかなように、この実施の形態1
2によれば、補正データに係るデータブロックを受信す
ると、チューナ22の受信周波数fを他局の周波数に切
り替える際、前方保護数を最小値に設定するように構成
したので、受信周波数fの切替時間が短縮され、他局の
交通情報等を速やかに受信することはできる効果を奏す
る。
【0081】実施の形態13.上記実施の形態1〜12
では、FM多重情報局間の周波数切替について説明した
が、TV,AM,短波等の情報局間の周波数切替でもよ
く、上記実施の形態1〜12と同様の効果を奏すること
ができる。因みに、FM多重情報局であれば、例えば、
欧州のRDBSに適用することも可能である。
【0082】上記各実施の形態のGPS受信機28は一
体品であっても、又、部分毎に分けられていても良いこ
とは言うまでもない。例えば、GPS受信機28とし
て、GPSデータを受信し、又、補正データも入力さ
れ、補正された現在位置を出力する機能を持ったGPS
レシーバユニットを設けても良いし、又、GPSデータ
を受信し、現在位置を出力するGPSレシーバユニット
と、このGPSレシーバユニットから出力される現在位
置を補正データを用いて補正するマイコンユニットとに
分けて設置してもよい。
【0083】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、抽出
手段が補正データをGPS受信機に出力すると、受信手
段の受信周波数を一時的に他の放送局の周波数に変更す
るように構成したので、補正データの受信を損なうこと
なく、他の放送局が放送する交通情報等を受信すること
ができる効果がある。
【0084】この発明によれば、受信手段の受信周波数
を周期的に変更するように構成したので、補正データの
受信を損なうことなく、他の放送局が放送する交通情報
等を受信することができる効果がある。
【0085】この発明によれば、受信周波数の変更の許
否を設定する設定手段を設けるように構成したので、搭
乗者の意図に沿う受信形態を設定することができる効果
がある。
【0086】この発明によれば、受信手段の受信周波数
を他の放送局の周波数に固定して使用する旨を設定する
設定手段を設けるように構成したので、搭乗者の意図に
沿う受信形態を設定することができる効果がある。
【0087】この発明によれば、補正データを放送する
放送局と他の放送局の受信比率を設定する設定手段を設
けるように構成したので、きめ細かく搭乗者の意図に沿
う受信形態を設定することができる効果がある。
【0088】この発明によれば、移動体の速度が閾値以
下の低速度である場合、受信手段の受信周波数を他の放
送局の周波数に固定するように構成したので、現在位置
の精度が要求される可能性が低いと考えられる低速走行
時では、他の放送局の交通情報等を連続的に受信するこ
とができる効果がある。
【0089】この発明によれば、移動体が位置する場所
に応じて、補正データを放送する放送局と他の放送局の
受信比率を調整するように構成したので、現在位置の精
度が要求される可能性が高いと考えられる位置に移動体
がいる場合には、補正データが確実に受信され、現在位
置の精度が要求される可能性が低いと考えられる位置に
移動体がいる場合には、他の放送局の交通情報等を優先
的に受信することができる効果がある。
【0090】この発明によれば、現在表示している地図
の縮尺率に応じて、補正データを放送する放送局と他の
放送局の受信比率を調整するように構成したので、現在
位置の精度が要求される可能性が高いと考えられる場合
には、補正データが確実に受信され、現在位置の精度が
要求される可能性が低いと考えられる場合には、他の放
送局の交通情報等を優先的に受信することができる効果
がある。
【0091】この発明によれば、補正データを放送する
放送局の受信状態が劣化している場合、受信手段の受信
周波数を一時的に他の放送局の周波数に固定するように
構成したので、補正データを受信できない無駄時間を交
通情報等の受信に割り当てることができる効果がある。
【0092】この発明によれば、他の放送局の受信状態
が劣化している場合、受信手段の受信周波数を一時的に
補正データを放送する放送局の周波数に固定するように
構成したので、交通情報等を受信できない無駄時間を補
正データの受信に割り当てることができる効果がある。
【0093】この発明によれば、受信手段の受信周波数
を固定したのち、所定の時間が経過すると受信周波数の
固定を解除するように構成したので、移動体の移動に伴
って受信状態が良好に変化している場合には、補正デー
タの受信を再開することができる効果がある。
【0094】この発明によれば、受信手段の受信周波数
を固定したのち、移動体の移動距離が所定の距離に到達
すると受信周波数の固定を解除するように構成したの
で、移動体11の移動に伴って受信状態が良好に変化し
ている場合には、補正データの受信を再開することがで
きる効果がある。
【0095】この発明によれば、受信手段の受信周波数
を他の放送局の周波数に変更した場合、他の放送局から
送信されるデータの受信蓄積量が所定量に到達するま
で、その受信周波数を保持するように構成したので、受
信手段における受信周波数の切替頻度が低下し、その結
果、他局の交通情報等を欠落することなく、速やかに取
得することができる効果がある。
【0096】この発明によれば、1フレーム内に包含さ
れる補正データに係るデータブロック数と後方保護数に
応じて、補正データを放送する放送局と他の放送局の受
信比率を調整するように構成したので、補正データに係
るデータブロックのみを確実に受信することができる効
果がある。
【0097】この発明によれば、補正データを受信する
と、前方保護数を最小値に設定するように構成したの
で、受信周波数の切替時間が短縮され、他局の交通情報
等を速やかに受信することができる効果がある。
【0098】この発明によれば、GPS受信機が位置補
正に使用する補正データをGPS受信機に出力すると、
そのアンテナの受信周波数を一時的に他の放送局の周波
数に変更するように構成したので、補正データの受信を
損なうことなく、他の放送局が放送する交通情報等を受
信することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による補正データの
受信装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による補正データの
受信方法を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による補正データの
受信装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による補正データの
受信方法を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態4による補正データの
受信装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による補正データの
受信方法を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態5による補正データの
受信方法を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態7による補正データの
受信方法を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態9による補正データの
受信方法を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態10による補正デー
タの受信方法を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態11による補正デー
タの受信方法を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態12による補正デー
タの受信方法を示すフローチャートである。
【図13】 従来の補正データの受信装置を示す構成図
である。
【図14】 DARC方式の伝送フォーマットを示す説
明図である。
【符号の説明】
21 FMアンテナ(受信手段)、22 チューナ(受
信手段)、23 バンドパスフィルタ(抽出手段)、2
4 データ復調回路(抽出手段)、25 データ復号回
路(抽出手段)、26,33 コントローラ(抽出手
段、変更手段)、31 入力装置(設定手段)、32
車速パルス(変更手段)。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局の電波を受信する受信手段と、上
    記受信手段により受信された電波を復調して、GPS受
    信機が位置補正に使用する補正データを抽出し、その補
    正データをGPS受信機に出力する抽出手段と、上記抽
    出手段が補正データをGPS受信機に出力すると、上記
    受信手段の受信周波数を一時的に他の放送局の周波数に
    変更する変更手段とを備えた補正データの受信装置。
  2. 【請求項2】 変更手段は、受信手段の受信周波数を周
    期的に変更することを特徴とする請求項1記載の補正デ
    ータの受信装置。
  3. 【請求項3】 受信周波数の変更の許否を設定する設定
    手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の補正データの受信装置。
  4. 【請求項4】 受信手段の受信周波数を他の放送局の周
    波数に固定して使用する旨を設定する設定手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の補正デ
    ータの受信装置。
  5. 【請求項5】 補正データを放送する放送局と他の放送
    局の受信比率を設定する設定手段を設けたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の補正データの受信装
    置。
  6. 【請求項6】 変更手段は、移動体の速度が閾値以下の
    低速度である場合、受信手段の受信周波数を他の放送局
    の周波数に固定することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の補正データの受信装置。
  7. 【請求項7】 変更手段は、移動体が位置する場所に応
    じて、補正データを放送する放送局と他の放送局の受信
    比率を調整することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の補正データの受信装置。
  8. 【請求項8】 変更手段は、現在表示している地図の縮
    尺率に応じて、補正データを放送する放送局と他の放送
    局の受信比率を調整することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の補正データの受信装置。
  9. 【請求項9】 変更手段は、補正データを放送する放送
    局の受信状態が劣化している場合、受信手段の受信周波
    数を一時的に他の放送局の周波数に固定することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の補正データの受信
    装置。
  10. 【請求項10】 変更手段は、他の放送局の受信状態が
    劣化している場合、受信手段の受信周波数を一時的に補
    正データを放送する放送局の周波数に固定することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の補正データの受
    信装置。
  11. 【請求項11】 変更手段は、受信手段の受信周波数を
    固定したのち、所定の時間が経過すると受信周波数の固
    定を解除することを特徴とする請求項9または請求項1
    0記載の補正データの受信装置。
  12. 【請求項12】 変更手段は、受信手段の受信周波数を
    固定したのち、移動体の移動距離が所定の距離に到達す
    ると受信周波数の固定を解除することを特徴とする請求
    項9または請求項10記載の補正データの受信装置。
  13. 【請求項13】 変更手段は、受信手段の受信周波数を
    他の放送局の周波数に変更した場合、他の放送局から送
    信されるデータの受信蓄積量が所定量に到達するまで、
    その受信周波数を保持することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の補正データの受信装置。
  14. 【請求項14】 変更手段は、1フレーム内に包含され
    る補正データに係るデータブロック数と後方保護数に応
    じて、補正データを放送する放送局と他の放送局の受信
    比率を調整することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の補正データの受信装置。
  15. 【請求項15】 変更手段は、補正データを受信する
    と、前方保護数を最小値に設定することを特徴とする請
    求項1から請求項14のうちのいずれか1項記載の補正
    データの受信装置。
  16. 【請求項16】 放送局の電波をアンテナが受信する
    と、その電波を復調して、GPS受信機が位置補正に使
    用する補正データを抽出し、その補正データをGPS受
    信機に出力する一方、その補正データをGPS受信機に
    出力すると、そのアンテナの受信周波数を一時的に他の
    放送局の周波数に変更する補正データの受信方法。
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