JPH11304653A - 投影光学系の結像特性計測方法及び投影露光装置 - Google Patents

投影光学系の結像特性計測方法及び投影露光装置

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JPH11304653A
JPH11304653A JP10126614A JP12661498A JPH11304653A JP H11304653 A JPH11304653 A JP H11304653A JP 10126614 A JP10126614 A JP 10126614A JP 12661498 A JP12661498 A JP 12661498A JP H11304653 A JPH11304653 A JP H11304653A
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projection
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70591Testing optical components
    • G03F7/706Aberration measurement

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影光学系の収差を高精度で迅速に計測する
ことができる結像特性計測方法を提供すること。 【解決手段】 レチクルR上に配置されたテストパター
ン31の像をウェハW上に転写する投影光学系PLの結
像特性を計測する。この際、投影光学系PLの光軸AX
に対して傾斜した方向から照明されたレチクルR上のテ
ストパターン31の像を投影光学系PLを介してウェハ
W上に転写し、転写された像の位置を開口部材24等か
らなる装置によって検出する。テストパターン31は繰
り返し周期を有しており、この周期は、レチクルRの斜
入射照明の角度に応じて変更する。これにより、投影光
学系の収差を高精度で迅速に計測することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のパターン像
を投影するための投影光学系の結像特性計測方法、及び
半導体素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等を製造す
るためのリソグラフィ工程でマスクパターンの像を投影
光学系を介して基板上に転写するために使用される投影
露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造する際に、マスクと
してのレチクルのパターン像を投影光学系を介してフォ
トレジストが塗布されたウェハ(又はガラスプレート
等)上の各ショット領域に転写する一括露光型の投影露
光装置(ステッパ等)が使用されている。また、これに
代えてステップ・アンド・スキャン方式のような走査露
光型の投影露光装置が使用されることもある。半導体素
子等の集積度が向上するにつれて、これらの投影露光装
置では、投影光学系の収差を低減させて、より高い解像
度、及びより少ないディストーションで回路パターンの
像をウェハ上に転写することが求められている。そのよ
うに投影光学系の収差を低減するためには、投影光学系
の収差を高精度に計測し、この計測結果に基づいて投影
光学系内の対応するレンズエレメントの位置等を補正す
る必要がある。
【0003】従来の投影光学系の収差の計測方法として
は、テストプリント法が知られている。この方法では、
テストレチクル上に形成された収差計測用のパターンの
像を投影光学系を介してレジストを塗布したウェハ上に
投影する。そして、現像後にウェハ上に形成されるレジ
ストパターンの位置や形状を走査型電子顕微鏡(SE
M)等を用いて計測し、得られた計測データを解析する
ことによって残留収差を求める。このように残留収差を
求めた後、投影光学系内の所定のレンズエレメントをそ
の残留収差に応じて上下左右に動かして収差を低減さ
せ、再びテストプリントを行うことによって残留収差を
確認し、その残留収差が所定の許容範囲内に収まるまで
計測と収差補正とを繰り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、収差計測用のパターンとして例えば周期パタ
ーンを用いた場合、この周期パターンからの0次回折光
と±1次回折光とを合成した三光束干渉によって結像の
収差計測を行うこととなるため、正確な収差量を得るこ
とができないという問題がある。つまり、投影光学系の
厳密な結像特性はテストパターンからの回折光の出射角
度に依存するものであるから、上記のような三光束干渉
の状態で得た収差量のように異なった出射角度における
収差量の足し合わせになっているものでは、投影光学系
の正確な結像特性を評価することができない。
【0005】また、従来の方法では、露光及び現像工程
を含む計測工程と収差の修正工程とを繰り返す必要があ
るため、収差計測を開始してから収差の修正が完了する
までに長い時間を要するという不都合がある。
【0006】また、従来の方法では、レジストを介して
収差計測を行うため、計測結果がレジストの性能に依存
するという問題がある。さらに、レジストの塗布誤差、
現像誤差などのプロセス上の誤差が収差計測値にのって
しまうという問題もある。
【0007】そこで、本発明は、投影光学系の収差を高
精度で迅速に計測することができる結像特性計測方法を
提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、投影光学系の収差計測に
際してレジストの性能やプロセスの影響を受けにくい投
影光学系の結像特性計測方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る投影光学系の結像特性計測方法は、第
1面(R)上に配置された所定パターン(31)を第2
面(24)上に転写する投影光学系(PL)の結像特性
計測方法において、前記所定パターンを前記投影光学系
の光軸(AX)に対して傾斜した方向から照明し、前記
傾斜した方向から照明された前記所定パターン(31)
の像を前記投影光学系(PL)を介して前記第2面(2
4)上に転写し、該転写された像の位置を計測し、前記
位置より前記投影光学系の所定の結像特性を計測するこ
とを特徴とする。
【0010】また、好ましい態様では、前記所定パター
ン(31)を前記投影光学系(PL)の光軸(AX)方
向とは異なる複数の方向から照明し、当該複数の方向か
ら照明された前記所定パターンの像を前記投影光学系
(PL)を介して前記第2面(24)上に転写して該転
写された像の位置を計測する。
【0011】また、好ましい態様では、前記所定パター
ン(31)は、周期パターン(31a〜31d)であ
り、当該所定パターンから出射する0次光(DL0)と
±1次光の一方(DL1)との光軸(AX)に対する角
度が等しくなるように前記所定パターン(31)に対す
る照明光の入射角を設定する。
【0012】また、本発明に係る別の態様の投影光学系
の結像特性計測方法は、照明光学系(1〜20)によっ
て照明された第1面(R)上の所定パターン(31)を
第2面(24)上に転写する投影光学系(PL)の結像
特性計測方法において、前記照明光学系及び前記投影光
学系のいずれかにおける前記第1面(R)に対する光学
的フーリエ変換面(11、Ep)上で部分的に光束を遮
光し、前記所定パターンとして前記第1面上に第1の繰
り返しパターン(31a、31b)と、前記第1の繰り
返しパターンの繰り返し周期と異なる第2の繰り返しパ
ターン(31c、31d)とを配置し、前記第1の繰り
返しパターンと、前記第2の繰り返しパターンの像をそ
れぞれ前記投影光学系を介して前記第2面(21)上に
転写して該転写された各パターンの像の位置を計測し、
前記位置より前記投影光学系の所定の結像特性を計測す
る。
【0013】また、好ましい態様では、前記第1の繰り
返しパターン(31a、31b)を前記第1面(R)上
に配置して前記転写されたパターンの像の位置を計測し
た後に、前記第2の繰り返しパターン(31c、31
c)を前記第1面上に配置して前記転写されたパターン
の像の位置を計測することを特徴とする。
【0014】また、好ましい態様では、前記第1及び第
2の繰り返しパターン(31a〜31d)の繰り返し周
期に応じて前記照明光学系(1〜20)から前記第1及
び第2の繰り返しパターンへの照明光の入射角を調整す
る(13A〜13E)。
【0015】また、本発明に係る投影露光装置は、パタ
ーン(31)の像を基板上に転写する投影光学系(P
L)を備えたものにおいて、前記パターンを前記投影光
学系の光軸に対して傾斜した方向から照明する照明光学
系(1〜20)と、前記傾斜した方向から照明された前
記パターンの像の位置を前記投影光学系を介して計測す
る像位置検出装置(24、42、43、61、62、7
0)とを備える。
【0016】また、本発明に係る別の投影露光装置は、
所定位置に配置されるパターン(31)を照明光学系
(1〜20)で照明し、照明されたパターンの像を投影
光学系(PL)を介して基板(W)上に転写するものに
おいて、前記パターン(31)は、第1の繰り返しパタ
ーン(31a、31b)と、前記第1の繰り返しパター
ンの繰り返し周期と異なる第2の繰り返しパターン(3
1c、31d)とを有し、前記第1の繰り返しパターン
と前記第2の繰り返しパターンを同時に、または選択的
に前記所定位置に配置する配置機構(41、42、4
3、100)と、前記照明光学系及び前記投影光学系の
いずれかの前記所定位置に対する光学的フーリエ変換面
(11、Ep)上で部分的に光束を遮光する光束遮光装
置(11、13A〜13H)と、前記所定位置に配置さ
れた前記第1の繰り返しパターン(31a、31b)の
像と前記第2の繰り返しパターン(31c、31d)の
像の位置を前記投影光学系を介して計測する像位置検出
装置(24、42、43、61、62、70)とを備え
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につき
図面を参照して説明する。本実施形態は、半導体素子等
を製造する際に使用される投影露光装置用の投影光学系
の所定の収差を計測し、この計測結果に基づいてその収
差を修正する場合に本発明を適用したものである。その
投影光学系の結像特性の計測は、専用の計測装置で行う
ことも可能であるが、以下では、その投影光学系を実際
の投影露光装置に搭載して、その収差の計測及び修正を
行う場合につき説明する。
【0018】図1は、本実施形態が適用される投影露光
装置を示し、この図1において、水銀ランプよりなる露
光光源1からの照明光IL1は、楕円鏡2によって集光
され、ミラー3、4で反射されてシャッタ5に入射す
る。シャッタ5が開状態のときに、シャッタ5を通過し
た照明光IL1は、干渉フィルタ7にて露光波長(本例
では例えば波長365nmのi線)以外の波長の照明光
が除去される。なお、露光光としては、i線以外のg線
等のほか、複数種類の波長の混合光を使用しても良い。
さらに、露光光源1としてKrFエキシマレーザやAr
Fエキシマレーザ等のエキシマレーザ光源のほか、YA
Gレーザの高調波発生装置等を使用してもよい。
【0019】干渉フィルタ7で選択された波長域の照明
光IL2は、第1インプットレンズ8A、光路折り曲げ
用のミラー9、及び第2インプットレンズ8Bを経てほ
ぼ平行光束となってフライアイレンズ10に入射する。
フライアイレンズ10の射出面は露光光源1の発光部と
共役な位置関係となっており、その射出面は二次光源面
を構成している。この射出面には、光束遮光装置とし
て、照明系用の開口絞り板11が回転自在に配置されて
いる。開口絞り板11の回転軸の周りには、各種形状の
開口絞り13A〜13Hが形成されており、開口絞り板
11を駆動モータ12で回転することによって、フライ
アイレンズ10の射出面に所望の開口絞りを設置でき
る。
【0020】フライアイレンズ10から出射して開口絞
り13A〜13Hのいずれかを通過した照明光IL2
は、第1リレーレンズ17A、投影式のレチクルブライ
ンド(可変視野絞り)18、第2リレーレンズ17B、
光路折り曲げ用のミラー19、及びコンデンサレンズ2
0を経て、レチクルRを照明する。
【0021】レチクルRとしては、回路パターンが形成
されているデバイスレチクルのほか、結像特性を評価す
るためのテストパターンが形成されているテストレチク
ル等がある。図示の場合、レチクルRとしてテストレチ
クルをセットした場合を示しており、全面に亘って適当
な間隔でテストパターン31が焼き付けられている。
【0022】フライアイレンズ10の射出面とレチクル
Rのパターン面とは光学的にフーリエ変換の関係にあ
り、フライアイレンズ10がオプティカル・インテグレ
ータとして作用するため、照明光IL2はレチクルRの
パターン面(第1面)を均一な照度分布で照明する。照
明光IL2のもとで、レチクルR上のパターンの像は投
影光学系PLを介して、フォトレジストが塗布されたウ
ェハWの表面(第2面)上に投影される。投影光学系P
Lは両側、又はウェハ側に片側テレセントリックであ
り、レチクルRからウェハWへの投影倍率は、一例とし
て1/5、1/10等である。
【0023】ここで、投影光学系PLの光軸AXに平行
にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面の直交座標系をX軸、
Y軸とすると、投影光学系PLの一方の焦点面である第
1面に配置されるレチクルRは、X方向、Y方向、回転
方向に位置決めを行うレチクルステージ21上に保持さ
れている。また、投影光学系PLの他方の焦点面である
第2面に配置されるウェハWは、ウェハホルダ22上に
吸着保持され、ウェハホルダ22はウェハステージ23
上に固定される。ウェハステージ23は、ウェハWのZ
方向の位置及び傾斜角を補正してウェハWの表面を投影
光学系PLの像面に合焦させると共に、ウェハWのX方
向、Y方向へのステッピング、及び位置決めを行う。
【0024】ウェハステージ23の2次元的な位置は、
後述するレーザ干渉計によって高精度に計測され、この
計測値に基づいてウェハステージ23の位置が制御され
ている。露光時には、ウェハW上の或るショット領域へ
の露光が終了した後、ウェハステージ23をステッピン
グさせて、次に露光するショット領域を露光フィールド
に移動して露光を行うという動作がステップ・アンド・
リピート方式で繰り返されて、ウェハW上の各ショット
領域への露光が行われる。
【0025】ウェハステージ23のウェハホルダ22の
近傍には、投影光学系PLを通過した投影光IL3によ
って形成される像の位置を検出するための開口部材24
が形成されている。投影光学系PLの収差を計測する際
には、ウェハステージ23を移動させて投影光IL3が
開口部材24の中央に形成した矩形状の開口25の位置
を通過するように相対的走査を行う。
【0026】図2は、開口絞り板11の詳細を説明する
図である。開口絞り板11の周辺には、垂直照明用の小
さい開口の開口絞り13Aと、複数の偏心した小開口よ
りなる斜入射開口絞り13B〜13Eと、輪帯照明用の
輪帯絞り13F、13Gと、通常の円形の開口絞り13
Hとが形成されている。光路上に配置された開口絞り1
3A〜13Eは、レチクルRの光学的フーリエ変換面に
おいてこれを通過する照明光IL2の範囲を画定する。
つまり、これらの開口絞り13A〜13Eを適宜選択し
て光路上に配置することにより、レチクルRへの照明光
IL2の入射角の状態を制御できるので、レチクルRを
照明する照明光IL2の空間的コヒーレンシィを制御す
ることができ、また、投影光学系PLの結像特性を評価
計測することができる。
【0027】レチクルRとしてデバイスレチクルを用い
てレチクル上の回路パターンをウェハW上に投影する際
には、レチクルRを照明する照明光IL2の空間的コヒ
ーレンシィを制御して露光を最適化する。一般に空間的
コヒーレンシィは、投影光学系PLの開口数に対する照
明光学系の開口数の比の値(即ち、照明系のσ値)で表
される。現在使用されている通常の投影露光装置の照明
系のσ値は、例えば0.5〜0.8程度である。そこ
で、通常の開口絞り13Hの場合は、σ値に換算して
0.5〜0.8程度に設定されているが、開口絞り13
Aの場合は、σ値に換算して開口絞り13Hより小さい
値、即ち0.5より小さく設定されている。σ値が小さ
いときには、レチクルRを照明する照明光IL2は、ほ
ぼ垂直入射光とみなすことができるため、レチクルRを
垂直入射光で照明する場合には前述の開口絞り13Aを
使用する。また、レチクルRを中間の角度範囲内の斜入
射光で照明する場合には、輪帯絞り13F、13Gを使
用する。
【0028】斜入射開口絞り13B〜13Eは、レチク
ルR上に形成した回折格子パターンのテストパターンを
特定方位から斜入射にて照明して投影光学系PLの結像
特性を評価するために用いることができる。このような
斜入射照明の評価に際しては、斜入射照明の角度及び方
位を設定するだけでなく、レチクルR上のテストパター
ンにより発生する回折光のうち、0次回折光と±1次回
折光の一方とが光軸AXに対してほぼ同じ角度になるよ
うに設定し、ウェハW上での結像状態が二光束干渉とな
るようにする。
【0029】斜入射開口絞り13B〜13Eを適宜選択
して照明光IL2の光路上に配置することにより、レチ
クルR上に斜入射する照明光IL2の入射角を調節し、
レチクルR上のテストパターンを通過する0次回折光の
光軸AXに対する角度及び斜入射の方位を調節すること
ができる。また、照明光IL2の入射角に応じてレチク
ルR上のテストパターンの繰り返し周期を適宜選択する
ことにより、レチクルR上のテストパターンから発生す
る±1次回折光のいずれか一方について光軸AXに対す
る角度を0次回折光の光軸に対する角度と等しくするこ
とができる。これにより、2光束干渉を用いた露光時の
投影光学系PLの収差を精密に測定するための準備がで
きる。
【0030】図3は、レチクルステージ21やウェハス
テージ23をより詳細に説明する図である。
【0031】レチクルRは、モータ(不図示)の駆動に
よりX−Y平面を2次元的に移動可能なレチクルステー
ジ21上のレチクルチャック41によって、例えば真空
吸着等によりレチクルステージ21上に固定される。レ
チクルステージ21のX、Y方向の位置は、レチクルス
テージ21の周辺に配置された反射鏡42(1軸方向の
み図示)でレーザ光を反射させてレチクルステージ21
の移動量を計測するレチクルステージ干渉計43(1軸
方向のみ図示)によって常時検出され、制御系100に
入力される。制御系100は、レチクルステージ干渉計
43からの移動量の情報に基づいてレチクルステージ2
3の位置を制御する。
【0032】一方、レチクルRのテストパターン31が
投影されるウェハWは、真空吸着等によってウェハステ
ージ23上のウェハホルダ22に固定されている。ウェ
ハステージ23のX−Y平面内の位置は、ウェハステー
ジ23の周辺に配置された反射鏡42(1軸方向のみ図
示)にレーザ光を反射させてウェハステージ23の移動
量を計測するウェハステージ干渉計43(1軸方向のみ
図示)によって常時検出され、制御系100に入力され
る。制御系100は、ウェハステージ干渉計43からの
移動量の情報に基づいてウェハステージ23の位置を制
御する。
【0033】ウェハステージ23の隅に形成されている
開口部材24は、投影光学系PLを介してウェハW側に
形成されたテストパターン31の空間像を検出するため
の像位置検出装置の一部となっている。検出光学系61
は、開口部材24の中央に形成された開口25を通過し
た結像光を受光センサ62に導くためのものである。受
光センサ62の出力は、ウェハステージ干渉計43の出
力と同期して像位置検出系70に取り込まれた後、演算
処理によってテストパターン31の空間像の位置が検出
され、その位置情報及び光像強度が制御系100に送ら
れるようになっている。後に詳細に説明するが、上記構
成に基づいて複数のテストパターン31の空間像の位置
計測を行うことにより、投影光学系PLの投影倍率を計
測することかできる。さらに、光像強度のコントラスト
等からデフォーカス(Z方向の結像位置のずれに対応)
やXY面内での結像位置を計測して、投影光学系PLの
収差量を正確に求めることができる。
【0034】制御系100は、計測により得られた結像
特性に関する情報に基づいて投影光学系PLを構成する
複数のレンズエレメント80を制御し、投影光学系PL
の結像特性を修正するとともに、露光動作における照明
条件の変更や、温度あるいは気圧等の変化により変動す
る投影光学系PLの投影倍率、収差等の補正を行うこと
ができるようになっている。
【0035】レンズエレメント80の制御についてより
詳細に説明する。投影光学系PL内の上部には、所定の
レンズエレメント80がレンズ枠33内に収納されてい
る。このレンズ枠33は、下方のレンズ枠32との間に
介装された圧電素子34A、34B(実際には3箇所に
設けられている)の伸縮量を電気的に調節することによ
って、光軸AX方向(Z方向)に微小変位できると共
に、所定範囲で傾斜できるようになっている。さらに、
レンズ枠33は、鏡筒側との間に設けた圧電素子(図示
を省略)の伸縮量を調整することによって、X−Y面内
の位置を微動できるようにもなっている。つまり、制御
系100からドライバ101に制御信号を与えることに
より、レンズ枠33のZ方向の位置や傾斜角、及びX方
向、Y方向の位置を微調整して、レンズ枠33内のレン
ズエレメントの位置を微調整することができ、投影光学
系PLの結像特性を正確に補正できるようになってい
る。
【0036】なお、本実施の形態による投影露光装置に
は、上述の構成要素のほかにウェハステージ23のZ方
向位置検出機構やウェハアライメント機構などが設けら
れているが、図示を省略している。
【0037】図4〜図6は、投影光学系PLの投影倍率
や収差等の結像特性を計測方法を説明する図である。
【0038】図4は、図2に示すレチクルR表面に形成
されたテストパターン31の形状の一例を説明する図で
ある。図示のように、テストパターン31は、X方向に
延在する複数の光透過部からなるライン・アンド・スペ
ース・パターンである回折格子マーク31a、31c
と、Y方向に延在する複数の光透過部からなるライン・
アンド・スペース・パターンである回折格子マーク31
b、31dとを備える。
【0039】回折格子マーク31aを構成する複数の光
透過部31a1〜31a5は、所定ピッチP1でY方向
に配列されており、回折格子マーク31cを構成する複
数の光透過部31c1〜31c5は、所定ピッチP2
(P2<P1)でY方向に配列されている。また、回折
格子マーク31bを構成する複数の光透過部は、所定ピ
ッチP1でX方向に配列されており、回折格子マーク3
1dを構成する複数の光透過部は、所定ピッチP2でX
方向に配列されている。
【0040】図5は、図2に示す開口部材24の平面図
である。開口部材24の中央位置には、正方形の開口2
5が形成されており、投影光学系PLからの投影光を通
過させる。この開口25には、図4に示すテストパター
ン31が投影される。
【0041】図4に戻って、テストパターン31に逆に
投影される開口25の像125は、図示のように、各回
折格子マーク31a〜31dの光透過部の寸法よりも小
さくなっている。例えば、回折格子マーク31aを用い
て結像特性を測定する際には、図3に示すウェハステー
ジ23とともに開口25をY方向に徐々に移動させて、
像125を回折格子マーク31aに対して相対的に−Y
方向に微動させる。これにより、回折格子マーク31a
の像が開口25の位置に投影されて移動する際の光量変
化が検出される。なお、回折格子マーク31cを用いて
結像特性を測定する際にも、開口25をY方向に徐々に
移動させればよい。また、他の回折格子マーク31b、
31dを用いて結像特性を測定する際には、開口25を
X方向に徐々に移動させれば、回折格子マーク31b、
31dの像が開口25の位置に投影されて移動する際の
光量変化が検出される。
【0042】図6は、回折格子マーク31a〜31dの
結像位置の検出方法を説明する図である。例えば、Y方
向にウェハステージ23を等速微動させて回折格子マー
ク31aの空間像を開口25及び受光光学系61を介し
て受光センサ62で検出する。この場合、受光センサ6
2の出力信号は、図6(a)に示すように段階的に増加
し、その後段階的に減少する波形となる。この出力信号
は、開口25のエッジ部を通過した光量を積分したもの
であるから、この波形を微分すれば、各回折格子マーク
31a〜31dを構成するライン・アンド・スペースパ
ターンの像の形状を正確に再現することができる。図6
(a)に示す波形を微分した結果を図6(b)に示す。
図6(b)において、出力信号Iを所定の基準レベルV
と比較して、出力信号Iと基準レベルVとが一致したと
きのウェハステージ23の位置a1、a2をウェハステ
ージレーザ干渉計43で計測する。
【0043】回折格子マーク31aを構成する第1の光
透過部31a1の空間像のY方向の中心位置は、開口2
5の一方のエッジを基準として、a1、a2を平均した
位置Y1として求められる。同様にして、残りの第2〜
第5の光透過部31a2〜31a5の空間像の位置Y2
〜Y5を求めこれらを平均することにより、開口25の
一方のエッジを基準とした回折格子マーク31aの中心
位置C3(Y方向の位置)が求まる。なお、位置Y1〜
Y10の平均値を求めてそれらを平均することにより、
開口25の中心を基準とした回折格子マーク31aの中
心位置が求まる。また、図6(b)の波形から、例え
ば、所定の基準レベルVで切り取られる線幅から像のコ
ントラストを求めることができる。或いは、ピーク値p
からコントラストを求めることもできる。このコントラ
ストをウェハステージ23をZ方向に微動させつつ測定
することにより、回折格子マーク31aのZ方向の結像
位置も測定することができる。つまり、回折格子マーク
31aについてY方向及びZ方向の結像位置やY方向の
結像倍率を測定することができる。
【0044】なお、詳細な説明は省略するが、回折格子
マーク31bについても、X方向にウェハステージ23
を等速微動させて上記と同様の測定を行うことにより、
回折格子マーク31bについてX方向及びZ方向の結像
位置やX方向の結像倍率を測定することができる。ま
た、回折格子マーク31cについても、Y方向にウェハ
ステージ23を等速微動させて上記と同様の測定を行う
ことにより、回折格子マーク31cについてY方向及び
Z方向の結像位置やY方向の結像倍率を測定することが
できる。さらに、回折格子マーク31dについても、X
方向にウェハステージ23を等速微動させて上記と同様
の測定を行うことにより、回折格子マーク31dについ
てX方向及びZ方向の結像位置やX方向の結像倍率を測
定することができる。
【0045】以上のような計測方法により、回折格子マ
ーク31a〜31dからなるテストパターン31の像の
空間的な結像位置や結像倍率を求めることができ、投影
光学系PLの結像特性を迅速に評価することができるよ
うになる。
【0046】例えば、一対の直交する回折格子マーク3
1a、31bのZ方向の結像位置の差は、非点収差を意
味する。つまり、レチクルRを斜入射照明した際の0次
回折光の光軸AXに対する出射角度と、両回折格子マー
ク31a、31bの繰り返し周期に対応して出射する±
1次回折光の一方の光軸AX対する出射角度とを等しく
して投影光学系PLに入射させてウェハW上に2光束干
渉像を形成した場合、両回折格子マーク31a、31b
について得られる結像位置の差から、このような光路
(瞳Epの位置において光軸からの距離が等しいリング
上の部分を通過するもの)に関する投影光学系PLの非
点収差が求まる。また、レチクルR全面に分布する各テ
ストパターン31の像の空間的な結像位置を計測するこ
とにより、像高別のベストフォーカス位置の差を得るこ
とができ、像面湾曲が求まる。さらに、レチクルRを斜
入射照明する角度と、回折格子マークの繰り返し周期と
を対応させて変更することにより、0次回折光と±1次
回折光の一方とを投影光学系PLの光軸AXに対称な複
数組の角度で投影光学系PLに入射させてウェハW上に
2光束干渉像を形成することができる。このことは、投
影光学系PLの瞳Ep位置において光軸AXからの距離
が異なる複数の光路について投影光学系PLのZ方向の
結像位置(デフォーカス量)を測定できることを意味
し、投影光学系PLの球面収差が求まる。以上の方法に
よれば、投影光学系PLの各種収差量を正確に求めるこ
とができるので、それらの収差量に相応した方向と量だ
け投影光学系PL中のレンズエレメント80を微少移動
させることにより、投影光学系PLの収差を迅速かつ精
密に低減することができるようになる。
【0047】以下、図7及び図8を参照して、球面収差
の計測方法について具体的に説明する。図7及び図8
は、斜入射照明の場合における投影光学系PLによる2
通りの結像を説明する概略図である。
【0048】図7に示すように、斜入射照明の場合、レ
チクルRからの0次回折光DL0と±1次回折光の一方
DL1との計2光束のみがウェハW上での結像に寄与す
るようにする。このため、0次回折光DL0の光軸AX
に対する角度と、±1次回折光の一方DL1の光軸AX
に対する角度とができるだけ等しくなるように、開口絞
り板11を適宜回転させて任意の斜入射開口絞りを光軸
上に配置し斜入射照明光IL2と光軸AXとのなす角度
を調整するとともに、ウェハステージ23を移動させて
レチクルR上のテストパターン31のうち計測対象とな
る繰り返し周期パターンを選択する。図示の場合、レチ
クルRの光学的フーリエ変換面に配置されてここで部分
的に光束を遮光する光束遮光装置として、図2の斜入射
開口絞り13B又は13Dのうち対応するものを選択
し、それぞれに対して図4に示す比較的ピッチの大きい
回折格子マーク31b又は31a(比較的周期の長い第
1の繰り返しパターン)を選択している。
【0049】図7(a)では、投影光学系PLは無収差
であると想定しているため、投影光学系PL中のレンズ
エレメント80(図3参照)の位置を調整してフォーカ
ス位置をシフトさせる補正は必要ない。一方、図7
(b)では、投影光学系PLに球面収差が残存している
ため、投影光学系PL中のレンズエレメント80の位置
を調整してフォーカス位置を本来のベストフォーカス位
置にシフトさせる補正が必要になる。
【0050】図8は、斜入射の角度がより大きい場合の
例を示している。この場合も、0次回折光DL0の光軸
AXに対する角度と、±1次回折光の一方DL1の光軸
AXに対する角度とを等しくするが、図4の回折格子マ
ーク31b又は31aの代わりに、これらよりピッチが
小さい別の回折格子マーク31d又は31c(比較的周
期の短い第2の繰り返しパターン)を選択し、それぞれ
に対して光学的フーリエ変換面に配置される図2の斜入
射開口絞り13C又は13Eのうちいずれか対応するも
のを選択する。この結果、図8の場合の0次回折光DL
0や1次回折光DL1の光軸AXに対する角度は、図7
の場合の0次回折光DL0や1次回折光DL1の光軸A
Xに対する角度よりもわずかに大きくなっている。つま
り、図7の場合、投影光学系PLの開口絞りEpの位置
においてより光軸AXに近い領域を0次回折光DL0や
1次回折光DL1が通過し、図8の場合、投影光学系P
Lの開口絞りEpの位置においてより光軸AXから離れ
た領域を0次回折光DL0や1次回折光DL1が通過す
る。
【0051】図8(a)では、投影光学系PLは無収差
であると想定しているため、投影光学系PL中のレンズ
エレメント80の位置を調整してフォーカス位置をシフ
トさせる補正は必要ない。一方、図8(b)では、投影
光学系PLに球面収差が残存しているため、投影光学系
PL中のレンズエレメント80の位置を調整してフォー
カス位置を本来のベストフォーカス位置にシフトさせる
補正が必要になる。
【0052】以下、図7及び図8を用いて、球面収差の
具体的な測定手順について説明する。まず、図1の投影
露光装置の開口絞り板11の回転位置を適当に調節し
て、例えば斜入射開口絞り13B(図2参照)を選択す
るとともに、ウェハステージ23をX−Y面内で適宜移
動させることにより開口部材24を対応する回折格子マ
ーク31bが投影されている位置まで移動させる。この
とき、投影光学系PLを通過する光は、図7に示すよう
な状態になっている。次に、図6に示す検出方法を用い
て、回折格子マーク31bの空間像を計測し、この空間
像のコントラストを計測する。この際、ウェハステージ
23をZ方向に漸次移動させつつ回折格子マーク31b
の空間像のコントラストの変化を計測すれば、コントラ
ストを最大にする条件で、投影光学系PLの光軸AX方
向に関する結像位置を得ることができる。以上の測定に
より、投影光学系PLの開口絞りEpの位置において、
光軸AXを含む特定面内で比較的光軸AXに近い領域を
通過する光に関して光軸AX方向の結像位置を計測する
ことができる。
【0053】次に、開口絞り板11の回転位置を適当に
調節して、斜入射開口絞り13C(図2参照)を選択す
るとともに、ウェハステージ23をX−Y面内で適宜移
動させることにより開口部材24を対応する回折格子マ
ーク31cが投影されている位置まで移動させる。この
とき、投影光学系PLを通過する光は、図8に示すよう
な状態になっている。次に、再度図6に示す検出方法を
用いて、回折格子マーク31cの空間像を計測し、この
空間像のコントラストを計測する。この際、ウェハステ
ージ23をZ方向に漸次移動させつつ回折格子マーク3
1cの空間像のコントラストの変化を計測すれば、コン
トラストを最大にする条件で、投影光学系PLの光軸A
X方向に関する結像位置を得ることができる。以上の測
定により、投影光学系PLの開口絞りEpの位置におい
て、光軸AXを含む特定面内で比較的光軸AXから離れ
た領域を通過する光に関して光軸AX方向の結像位置を
計測することができる。
【0054】以上の計測により、投影光学系PLの開口
絞りEpで光軸AXから離れた領域と光軸AXに近接し
た領域とをそれぞれ通過する一対の光に関して結像位置
を計測することができるようになるので、投影光学系P
Lの球面収差を比較的正確に決定することができる。以
上の説明では、同一方向に延びる回折格子マーク31
b、31dのみを利用した球面収差の測定について説明
したが、直交方向に延びる回折格子マーク31a、31
cを利用した球面収差の測定も行うことができ、この場
合は、投影光学系PLの光軸AXを含んで前述の特定面
と直行する面に関して光軸AX方向の結像位置、さらに
は球面収差を計測することができる。
【0055】以上の説明では、球面収差を一例とした収
差測定について説明したが、球面収差以外の測定、例え
ば、非点収差、像面湾曲等も可能であり、投影光学系P
Lの開口絞りEpの位置において光軸AXから離れた領
域を通過する光と、光軸AXに近接した領域を通過する
光とに関して、それぞれの収差を決定することができ
る。さらに、レチクルR上に配置された各テストパター
ン31について上記のような収差を測定すれば、投影光
学系PLのさらに詳細な結像特性(例えば像面湾曲等)
を知ることができる。
【0056】以上の説明から明らかなように、図7
(a)と図8(a)とに示すような結像状態が計測され
た場合、計測の範囲では、投影光学系PLに球面収差は
ない。一方、図7(b)と図8(a)とに示すような結
像状態が計測された場合や、図7(a)と図8(b)と
に示すような結像状態が計測された場合、投影光学系P
Lに球面収差が残存していることになる。
【0057】なお、上記の説明では、周期が異なる一対
の回折格子マーク31a、31cを測定することによっ
て投影光学系PLの多様な収差を測定することとしてい
るが、単一の回折格子マークのみを利用して投影光学系
PLの収差を測定することもできる。この場合、例え
ば、斜入射開口絞り13B又は13Cを光軸上に配置す
るとともに、対応する回折格子マーク31b又は31d
が投影されている位置に開口部材24を移動させる。そ
して、図6に示す検出方法を用いて回折格子マーク31
b又は31dの投影像のコントラスト、中心位置等を計
測する。これにより、投影光学系PLの光軸AXを含む
特定面内で比較的光軸AXに近い領域や比較的光軸AX
から遠い領域を通過する光に関して、収差を計測するこ
とができる。
【0058】また、上記の説明では、周期の異なる回折
格子マーク31a、31cを開口125内に個別に投影
して移動させることによってコントラストを計測すると
していたが、周期の異なる回折格子マーク31a、31
cをサイズの大きな開口内に同時(例えば隣接して)に
投影してコントラストを計測することにより、広い範囲
にわたる収差の測定が可能になる。また、単一の開口内
に同時に複数の回折格子マークを投影することにより、
異なる領域を含む広い範囲に亘って収差の測定を行うこ
とができる。この場合、パターンピッチに応じて斜入射
絞りの調整を行うこととする。
【0059】図9は、図2に示す開口絞り板11の変形
例を説明する図である。図9(a)の斜入射開口絞り1
13Bや図9(b)の斜入射開口絞り113Cを用いた
場合、投影光学系PLの非点収差を簡易に検出できる。
図9(a)の斜入射開口絞り113Bを用いて非点収差
のある投影光学系PLを計測した場合、図4の回折格子
マーク31c、31dのいずれかの像のZ方向の結像位
置が複数となる。つまり、光像強度分布のコントラスト
のピークがフォーカス方向に複数できて、その差から非
点収差の量を判定できる。図9(b)の斜入射開口絞り
113Cを用いて非点収差のある投影光学系PLを計測
した場合、図4の回折格子マーク31a、31bのいず
れかの像のZ方向の結像位置が複数となり、その差から
非点収差の量を判定できる。さらに、図9(a)の場
合、投影光学系PLの光軸AX近傍を通過する光路に関
する非点収差を検出することができ、図9(b)の場
合、投影光学系PLの瞳Epにおいて光軸AXから離れ
た位置を通過する光路に関する非点収差を検出すること
ができる。
【0060】図10は、図4に示すテストパターン31
の変形例を説明する図である。図示のテストパターン1
31を有するレチクルRをレチクルステージ21上にセ
ットした場合、各回折格子マーク131a〜131d
は、それぞれ各を反時計方向に45゜回転させたもので
ある。回折格子マーク131a〜131dの結像位置も
計測することにより、より精度良く投影光学系PLの結
像特性を決定することができる。この場合、図2の斜入
射開口絞り13B〜13Eを開口絞り板11上で45゜
回転させることもできるが、図9に示すような斜入射開
口絞り113B、113Cを用いることもできる。
【0061】以上の説明から明らかなように、上記の実
施形態によれば、簡易なコントラスト計測により正確な
ベストフォーカス位置を迅速に求めることが可能とな
る。また、レチクルRを照明する斜入射照明の角度や計
測対象である回折格子マーク31a〜13dの周期を調
節することにより、正確な球面収差を求めることができ
る。また、非点収差、像面湾曲等も正確に求めることが
できる。よって、投影光学系PLの収差の修正を、短時
間で正確に行うことができる。
【0062】以上、実施形態に即してこの発明を説明し
たがこの発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。例えば、上記の実施の形態では、球面収差、非点収
差、及び像面湾曲の計測及び修正を行っているが、同様
に歪曲収差(ディストーション)の計測及び修正も行う
ことができる。即ち、ディストーションは投影像の横ず
れであるため、上記の実施の形態の計測方法がそのまま
適用でき、この計測結果に基づいてそのディストーショ
ンを修正できる。
【0063】また、上記の実施形態において、単一の開
口25を利用して回折格子マーク31a〜31dの結像
位置を計測しているが、例えば同一形状の複数の開口を
適所に配置し、同時に複数の回折格子マーク(例えば、
回折格子マーク31a、31c)を計測することによ
り、効率的な計測が可能となる。
【0064】また、図10に示すような、回折格子マー
ク131a〜131dについては、直行する2辺がX、
Y方向に向いた開口25の他に、これを45゜回転させ
た開口を開口部材24上に形成しておくことにより、簡
易に回折格子マーク131a〜131dを計測すること
ができる。
【0065】また、上記の実施形態において、図2に示
す開口絞り13B〜13Eは、それぞれに形成された一
対の開口の光軸からの距離を適宜調節・変更することが
できる。さらに、これに対応して、図4に示す回折格子
マーク131a〜131dの繰り返し周期、すなわちピ
ッチも調節・変更する。これにより、投影光学系PLの
瞳Epにおいて光軸AXから必要な距離だけ反対方向に
離れた位置を通過して2光束干渉する投影光IL3の計
測が可能となり、光軸AXから任意の距離の光路を通過
する光に関する収差を測定することができ、球面収差の
計測が精密になる。
【0066】また、図4に示すテストパターン31は、
単一周期の回折格子マーク31a、31bのみとするこ
とができる。この場合、別のレチクルRに、回折格子マ
ーク31a、31bと異なる周期の回折格子マーク(回
折格子マーク31b、31dに対応)を形成し、レチク
ルステージ21にセットするレチクルRを交換してそれ
ぞれの回折格子マークの空間像について結像位置を求め
る。これによっても、上記と同様に、投影光学系PLの
球面収差を得ることができる。
【0067】また、開口部材24に一対の回折格子マー
ク31a、31cに対応して配置された一対の開口を設
け、これらを通過する光を個別に検出すれば、一回の走
査によって、同時に回折角(繰り返し周期)が異なるパ
ターンについて像位置を検出することができる。この
際、一対の回折格子マーク31a、31cに入射させる
照明光IL2の入射角は、両回折格子マーク31a、3
1cの繰り返し周期に対応するものに設定する。
【0068】また、開口絞り板11の開口絞り13A〜
13Hを変更する代わりに、投影光学系PLの瞳Ep位
置に開口絞り13A〜13Hと同様の開口形状を有する
絞りを交換可能に配置することによっても、レチクルR
に入射する照明光IL2の入射角を実質的に所望の範囲
に制限することができ、レチクルRに形成されたテスト
パターン31との組み合わせによって投影光学系PLの
結像位置を計測して各種収差を検出することができる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る投影光学系の結像特性計測方法によれば、前記投
影光学系の光軸に対して傾斜した方向から照明された前
記所定パターンの像を前記投影光学系を介して前記第2
面上に転写し、該転写された像の位置を計測するので、
パターンの照明条件に対応して投影光学系に入射する光
の角度を調節し、投影光学系の収差を高精度で迅速に計
測することができる。
【0070】また、好ましい態様によれば、前記所定パ
ターンを前記投影光学系の光軸方向とは異なる複数の方
向から照明し、当該複数の方向から照明された前記所定
パターンの像を前記投影光学系を介して前記第2面上に
転写して該転写された像の位置を計測するので、前記投
影光学系内の異なる位置を通過する光に関する収差を測
定することができる。
【0071】また、好ましい態様によれば、前記所定パ
ターンは、周期パターンであり、当該所定パターンから
出射する0次光と±1次光の一方との光軸に対する角度
が等しくなるように前記所定パターンに対する照明光の
入射角を設定するので、0次光と±1次光の一方とによ
る2光束を用いた照明条件の下での収差を正確に計測す
ることができる。
【0072】また、本発明に係る別の態様の投影光学系
の結像特性計測方法によれば、前記照明光学系及び前記
投影光学系のいずれかにおける前記第1面に対する光学
的フーリエ変換面上で部分的に光束を遮光し、前記所定
パターンとして前記第1面上に第1の繰り返しパターン
と、前記第1の繰り返しパターンの繰り返し周期と異な
る第2の繰り返しパターンとを配置し、前記第1の繰り
返しパターンと、前記第2の繰り返しパターンの像をそ
れぞれ前記投影光学系を介して前記第2面上に転写して
該転写された各パターンの像の位置を計測し、前記位置
より前記投影光学系の所定の結像特性を計測するので、
前記所定パターンの繰り返し周期に応じて投影光学系に
入射する光の角度を適宜調節し、投影光学系の収差を高
精度で迅速に計測することができる。
【0073】また、好ましい態様によれば、前記第1の
繰り返しパターンを前記第1面上に配置して前記転写さ
れたパターンの像の位置を計測した後に、前記第2の繰
り返しパターンを前記第1面上に配置して前記転写され
たパターンの像の位置を計測するので、前記所定パター
ンの繰り返し周期ごとに投影光学系の収差を個別に計測
することができる。
【0074】また、好ましい態様によれば、前記第1及
び第2の繰り返しパターンの繰り返し周期に応じて前記
照明光学系から前記第1及び第2の繰り返しパターンへ
の照明光の入射角を調整するので、照明光学系に計測用
の光を効率的に入射させることができ、測定精度を高め
ることができる。
【0075】また、本発明に係る投影露光装置によれ
ば、パターンの像を基板上に転写する投影光学系を備え
たものにおいて、前記パターンを前記投影光学系の光軸
に対して傾斜した方向から照明する照明光学系と、前記
傾斜した方向から照明された前記パターンの像の位置を
前記投影光学系を介して計測する像位置検出装置とを備
えるので、パターンの照明条件に対応して投影光学系に
入射する光の角度を調節し、投影光学系の収差を高精度
で迅速に計測することができる。
【0076】また、本発明に係る別の投影露光装置によ
れば、前記パターンが、第1の繰り返しパターンと、前
記第1の繰り返しパターンの繰り返し周期と異なる第2
の繰り返しパターンとを有し、前記第1の繰り返しパタ
ーンと前記第2の繰り返しパターンを同時に、または選
択的に前記所定位置に配置する配置機構と、前記照明光
学系及び前記投影光学系のいずれかの前記所定位置に対
する光学的フーリエ変換面上で部分的に光束を遮光する
光束遮光装置と、前記所定位置に配置された前記第1の
繰り返しパターンの像と前記第2の繰り返しパターンの
像の位置を前記投影光学系を介して計測する像位置検出
装置とを備えるので、前記所定パターンの繰り返し周期
に応じて投影光学系に入射する光の角度を適宜調節し、
投影光学系の収差を高精度で迅速に計測することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を実施するための投影露光装
置を示す斜視図である。
【図2】図の装置に組み込まれる開口絞り板の構造を説
明する図である。
【図3】図1の投影光学系による結像状態の計測を説明
する図である。
【図4】図1の装置にセットされるレチクルに形成され
たテストパターンを説明する図である。
【図5】図1の投影光学系によって形成されるテストパ
ターン像の位置を計測するための開口部材を説明する図
である。
【図6】テストパターン像の位置を計測する方法を説明
する図である。
【図7】斜入射の角度が比較的小さい場合の結像を説明
する図である。
【図8】斜入射の角度が比較的大きい場合の結像を説明
する図である。
【図9】図2の開口絞り板の変形例を説明する図であ
る。
【図10 】図4のテストパターンの変形例を説明する
図である。
【符号の説明】
1 露光光源 10 フライアイレンズ 11 照明系の開口絞り板 13A〜13H 開口絞り 18 投影式のレチクルブラインド 23 ウェハステージ 23 レチクルステージ 24 開口部材 25 開口 23 ウェハステージ 31 テストパターン 31a〜31d 回折格子マーク 32、33 レンズ枠 61 検出光学系 61 受光光学系 62 受光センサ 70 像位置検出系 80 レンズエレメント AX 光軸 PL 投影光学系 R レチクル W ウェハ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面上に配置された所定パターンを第
    2面上に転写する投影光学系の結像特性計測方法におい
    て、 前記所定パターンを前記投影光学系の光軸に対して傾斜
    した方向から照明し、 前記傾斜した方向から照明された前記所定パターンの像
    を前記投影光学系を介して前記第2面上に転写し、該転
    写された像の位置を計測し、 前記位置より前記投影光学系の所定の結像特性を計測す
    ることを特徴とする投影光学系の結像特性計測方法。
  2. 【請求項2】 前記所定パターンを前記投影光学系の光
    軸方向とは異なる複数の方向から照明し、当該複数の方
    向から照明された前記所定パターンの像を前記投影光学
    系を介して前記第2面上に転写して該転写された像の位
    置を計測する請求項1記載の結像特性計測方法。
  3. 【請求項3】 前記所定パターンは、周期パターンであ
    り、当該所定パターンから出射する0次光と±1次光の
    一方との光軸に対する角度が等しくなるように前記所定
    パターンに対する照明光の入射角を設定することを特徴
    とする請求項1記載の投影光学系の結像特性計測方法。
  4. 【請求項4】 照明光学系によって照明された第1面上
    の所定パターンを第2面上に転写する投影光学系の結像
    特性計測方法において、 前記照明光学系及び前記投影光学系のいずれかにおける
    前記第1面に対する光学的フーリエ変換面上で部分的に
    光束を遮光し、 前記所定パターンとして前記第1面上に第1の繰り返し
    パターンと、前記第1の繰り返しパターンの繰り返し周
    期と異なる第2の繰り返しパターンとを配置し、 前記第1の繰り返しパターンと、前記第2の繰り返しパ
    ターンの像をそれぞれ前記投影光学系を介して前記第2
    面上に転写して該転写された各パターンの像の位置を計
    測し、 前記位置より前記投影光学系の所定の結像特性を計測す
    ることを特徴とする投影光学系の結像特性計測方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の繰り返しパターンを前記第1
    面上に配置して前記転写されたパターンの像の位置を計
    測した後に、前記第2の繰り返しパターンを前記第1面
    上に配置して前記転写されたパターンの像の位置を計測
    することを特徴とする請求項4記載のする投影光学系の
    結像特性計測方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の繰り返しパターンの
    繰り返し周期に応じて前記照明光学系から前記第1及び
    第2の繰り返しパターンへの照明光の入射角を調整する
    ことを特徴とする請求項5記載の投影露光装置。
  7. 【請求項7】 パターンの像を基板上に転写する投影光
    学系を備えた投影露光装置において、 前記パターンを前記投影光学系の光軸に対して傾斜した
    方向から照明する照明光学系と、 前記傾斜した方向から照明された前記パターンの像の位
    置を前記投影光学系を介して計測する像位置検出装置と
    を備えることを特徴とする投影露光装置。
  8. 【請求項8】 所定位置に配置されるパターンを照明光
    学系で照明し、照明されたパターンの像を投影光学系を
    介して基板上に転写する投影露光装置において、 前記パターンは、第1の繰り返しパターンと、前記第1
    の繰り返しパターンの繰り返し周期と異なる第2の繰り
    返しパターンとを有し、 前記第1の繰り返しパターンと前記第2の繰り返しパタ
    ーンを同時に、または選択的に前記所定位置に配置する
    配置機構と、 前記照明光学系及び前記投影光学系のいずれかの前記所
    定位置に対する光学的フーリエ変換面上で部分的に光束
    を遮光する光束遮光装置と、 前記所定位置に配置された前記第1の繰り返しパターン
    の像と前記第2の繰り返しパターンの像の位置を前記投
    影光学系を介して計測する像位置検出装置とを備えるこ
    とを特徴とする投影露光装置。
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