JPH11304482A - 水中位置計測装置 - Google Patents

水中位置計測装置

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JPH11304482A
JPH11304482A JP10809698A JP10809698A JPH11304482A JP H11304482 A JPH11304482 A JP H11304482A JP 10809698 A JP10809698 A JP 10809698A JP 10809698 A JP10809698 A JP 10809698A JP H11304482 A JPH11304482 A JP H11304482A
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JP
Japan
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underwater
measurement
distance
measuring device
measurement data
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Application number
JP10809698A
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English (en)
Inventor
Seiji Yamashita
誠二 山下
Kazuhiro Sugawara
一宏 菅原
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中に設けた基準位置を正確かつ迅速に計測
すると共に、計測された基準位置に基づいて水中作業機
械の水中における作業姿勢を把握することのできる水中
位置計測装置を提供することにある。 【解決手段】水中位置計測装置において、陸上の基準点
に設置されターゲットの位置を測距する光学式測距器1
と、水底に移動可能に設置され下部に測定される基準部
5を有すると共に水上部に前記ターゲット35を備える
計測用支柱3と、前記測距データに基づいて前記基準点
に対する前記基準部の位置を演算して求める位置演算装
置7とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中位置計測装置
に係わり、特に、海底等の水中における基準位置の計測
および計測された基準位置に基づく水中用作業機械の作
業位置を計測する水中位置計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水中ショベル等の水中用作業機械
が実用化され、水中での工事、例えば、ケーソンの基礎
工事のように水深から一定の深さに砕石を敷きならす工
事に使用されるようになってきている。水中での作業を
効率的に行うためには、水中ショベルの作業位置を知る
必要がある。
【0003】従来、この水中の所定の位置を計測するた
めに、支援船から超音波を放射して水中の被計測位置か
ら反射してくる超音波と支援船の位置とに基づいて距離
計による3角測量を行っていた。また、支援船の位置は
RTK(リアルタイムキネマチック)GPS測位法によ
り計測しつつ、支援船の複数の場所から、被測定位置ま
での距離を測定していた。この場合、支援船の揺れの影
響によりリアルタイムに計測できないために、一定時間
計測して、データの統計的処理を行って水中の被測定位
置を計測していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のR
TKGPS測位法による位置測定は、固定された場所か
らの計測は高精度に行えるが、水上の支援船のように揺
れる場所からの位置測定は精度が低く、また、水底の位
置計測には、支援船の位置計測と支援船からの水中位置
を長時間の計測を行った後、統計的手法によって求める
ため長時間を要していた。
【0005】本発明の目的は、上記の従来技術の問題点
に鑑みて、水中に設けた基準位置を正確かつ迅速に計測
すると共に、計測された基準位置に基づいて水中作業機
械の水中における作業姿勢を把握することのできる水中
位置計測装置を提供することにある。
【0006】
【発明が解決しようとする手段】本発明は、上記の目的
を達成するために次のような手段を採用した。
【0007】陸上の基準点に設置されターゲットの位置
を測距する光学式測距器と、水底に移動可能に設置され
下部に測定される基準部を有すると共に水上部に前記タ
ーゲットを備える計測用支柱と、前記測距データに基づ
いて前記基準点に対する前記基準部の位置を演算して求
める位置演算装置と、を備えることを特徴とする。
【0008】また、請求項1に記載の水中位置計測装置
において、前記測距データは、距離データ、水平角度デ
ータおよび垂直角度データを含み、前記光学式測距器は
該測距データを送信する手段を備え、前記計測用支柱
は、該計測用支柱の方位を計測する方位計測手段および
傾斜を計測する傾斜計測手段と、前記方位計測手段およ
び傾斜計測手段の計測データを送信する送信手段とを備
え、前記位置演算装置は、前記測距データおよび前記計
測データを受信する受信手段を備え、受信した該測距デ
ータおよび該計測データに基づいて前記基準点に対する
前記基準部の位置を演算して求めることを特徴とする。
【0009】また、請求項1ないしは請求項2のいずれ
か1つの請求項に記載の水中位置計測装置において、前
記光学式測距器は前記ターゲットを追尾する機能を有す
ることを特徴とする。
【0010】また、請求項1ないしは請求項3のいずれ
か1つの請求項に記載の水中位置計測装置において、水
中において作業を行う水中作業機械に、少なくとも、該
水中作業機械の各関節部の回転角度および旋回体の旋回
角度を計測する角度計測手段と前記基準部と接触する所
定の接触部とを設け、前記位置演算装置は、前記接触部
を前記基準部に接触させることにより、前記演算された
基準部の位置データと前記角度計測手段から得られた計
測データとに基づいて、前記水中用作業機械の前記基準
点に対する初期位置を演算して求めることを特徴とす
る。
【0011】また、請求項4に記載の水中位置計測装置
において、前記位置演算装置は、前記初期位置に基づい
て前記水中用作業機械の各関節部の前記基準点に対する
作業位置を演算して求めることを特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の水中位置計測装置
において、前記位置演算装置を支援船に設けると共に、
該位置演算装置は前記演算された作業位置を表示する表
示手段を備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1から図3を用いて説明する。
【0014】図1は本実施形態に係わる水中位置計測装
置を適用した作業形態の一例を示す図、図2は水中位置
計測装置の全体構成を示すブロック図、図3は水中位置
計測装置に用いられ計測用支柱の詳細図である。
【0015】これらの図において、1は陸上に予め測量
された基準点に設置されて後述する計測用支柱に設けら
れる光学式ターゲットを追尾して光学式ターゲットまで
の距離を計測する自動追尾式レーザ距離計、2は自動追
尾式レーザ距離計1によって計測された計測データを後
述する支援船に送信する無線装置、3は計測される基準
部を有し水底からほぼ垂直に設置される計測用支柱、4
は計測用支柱3で計測された各種の計測データを支援船
に送信する無線装置、5は計測用支柱4下部に設定され
測定される基準部、6は受信した各種の計測データに基
づいて基準部5の位置を演算して求める位置演算装置を
備えると共に、水中ショベルに動力を送る支援船、7は
支援船6に設けられ自動追尾式レーザ距離計1および計
測用支柱3から送信されてくる各種の計測データに基づ
いて基準部5の位置を演算する位置演算装置、8は無線
装置2および無線装置4からの計測データを受信する無
線装置、9は水中において作業を行う水中ショベルであ
る。
【0016】また、計測用支柱3は、図2および図3に
示すように、計測用支柱3の方位を計測する方位計31
と、計測用支柱3の上部に設けられる計測用支柱3の傾
斜を計測する第1の傾斜計32と、計測用支柱3の中間
部に設けられる計測用支柱3の傾斜を計測する第2の傾
斜計33と、計測用支柱3の下部に設けられる計測用支
柱3の傾斜を計測する第3の傾斜計34と、自動追尾式
レーザ距離計1によって追尾される光学式ターゲット3
5とを備えている。なお、本実施形態では傾斜計を3箇
所設置する例について説明したが作業状況や作業環境に
応じて設置箇所、使用個数は任意に設定できる。また、
上記の無線装置は携帯電話のような単純なものから、業
務用無線機のようなものまで必要に応じていずれを採用
してもよい。
【0017】また、自動追尾式レーザ距離計1は水平か
つ決められた方位、通常は、磁北を基準に設定される。
自動追尾式レーザ距離計1の基準点はGPSで計測され
るが、測量手段は特に問わない。GPSの場合は陸上の
基準点上にGPSアンテナを設置し、データを記憶した
後、光学式ターゲット35を測定しやすい位置を決め、
この位置を地上の基準点とする。距離計測は、自動追尾
式レーザ距離計1を光学式ターゲット35の方向に向
け、ターゲットを追尾しながら光学式ターゲット35ま
での距離をmmの精度で測定すると同時に、ターゲット
との水平、垂直角度を同時に計測する。なお、本実施形
態では、自動追尾式レーザ距離計1から光学式ターゲッ
ト35までの距離は数100mまでの位置が好ましく、
これ以上の距離では、自動追尾式レーザ距離計1の測定
精度が落ちたり、またそれを補正計算しようとするとリ
アルタイム性が損なわれる。自動追尾式レーザ距離計1
によって計測された距離データ、水平角度データおよび
垂直角度データの各計測データは無線装置2および無線
装置7を介して支援船6の位置演算装置7に送信され
る。
【0018】一方、計測用支柱3は水底に設置され、計
測用支柱3の先端部は方位計31や光学式ターゲット3
5や無線装置4を備え水上まで伸びている。ここで計測
用支柱3はなるべく剛性の高いものを使用しかつ垂直に
設置するようにするが、実際には海流の影響や、波の影
響を受けるため、完全に垂直に設置することはできな
い。そのため、上記のごとく、計測用支柱3の3箇所に
傾斜計32〜35を設置して計測用支柱3の傾斜を計測
し、光学式ターゲット35からの正しい基準部5の位置
を測定しようとするものである。方位計31は傾斜計3
2〜34向きがどの方向を向いているかを計測するもの
である。方位計31および傾斜計32〜35によって計
測された方位データおよび傾斜データは無線装置4およ
び無線装置7を介して支援船6の位置演算装置7に伝送
される。
【0019】支援船6にはワークステーションあるいは
パソコン等で構成される位置演算装置7が設けられ、こ
の装置は、自動追尾式レーザ距離計1から伝送さる距離
データ、水平角度データおよび垂直角度データの各計測
データ、および計測用支柱3から伝送される方位データ
および傾斜データの各計測データとに基づいて所定の演
算を行うことにより、地上の基準点に対する基準部5の
位置を求める。
【0020】次に、位置演算装置7における基準部5の
位置を求める演算について説明する。
【0021】はじめに、図4(a)は自動追尾式レーザ
距離計1の平面図、図4(b)は自動追尾式レーザ距離
計1の側面図であり、ここで、既に計測してある真北を
中心に右回りに+左回りを−とした基準水平角度に対す
る光学式ターゲット35の間の水平角度をα、自動追尾
式レーザ距離計1の水平からの角度を上方向を+とする
基準垂直角度に対する光学式ターゲット35との間の垂
直角度をβ、自動追尾式レーザ距離計1から光学式ター
ゲット35までの距離をL0、自動追尾式レーザ距離計
1の経度x0、緯度y0、高さz0とすると、光学式タ
ーゲット35の位置x1,y1,z1は下式で求められ
る。
【0022】 x1=x0+(L0・cosβ・sinα) (1) y1=y0+(L0・cosβ・cosα) (2) z1=z0+L0・sinβ (3) また、図5(a)は計測用支柱3の正面図、図5(b)
は計測用支柱3の側面図、図5(c)は計測用支柱3の
平面図であり、光学式ターゲット35をy軸に固定し
て、x方向の傾斜角度をγ1、y方向の傾斜角度をδ
1、y軸の方位角をεとすると、光学式ターゲット35
から基準部5までの長さをL2、光学式ターゲット35
から水底までの垂直長さを長さをz2とすると、光学式
ターゲット35に対する基準部5の位置x2,y2,z
2は下式によって求められる。
【0023】 x2’=L2・cosδ1・sinγ1 (4) y2’=L2・cosγ1・sinδ1 (5) z2= √{L22−(X22+Y22)} = L2・cosδ1・cosγ1 (6) ここで、光学式ターゲット35全体が方位角εの方向を
向いているから、 x2=x2’・cosε−y2’・sinε (7) y2=x2’・sinε+y2’・cosε (8) その結果、地上の基準点に対する基準部5の位置x3,
y3,z3は、上式(1)〜(3)および(6)〜
(8)から下式によって求められる。
【0024】 x3=x1+x2 (9) y3=y1+y2 (10) z3=z1−z2 (11) 上記のごとく、本実施形態によれば、従来のものに比べ
て、基準部5の位置x3,y3,z3を短時間かつ容易
に計測でき、また、基準部5は計測用支柱3をずらすこ
とにより、水底の任意の位置に設定することができる。
そのため、水中における広範囲な位置計測が容易とな
る。
【0025】なお、傾斜計を複数持つ計測用支柱の場合
の実際の計算法としては、ターゲットから順次深度が深
くなる方向に位置を計算していく。例えば、傾斜計が3
個の場合には、計測用支柱3の基準点を便宜上3点設
け、全体を3分割して計算する。はじめに、最上部の傾
斜計32の値と計測用支柱3の上部から1/3の点まで
の長さを使って基準位置を計算し、次に、中間の傾斜計
33の値を使い、最後に下部の傾斜計34の値を使って
基準位置の計算を行う。即ち、(4)〜(11)式のL
2にL2/3の値を代入し、δ1、γ1の値に傾斜計3
2,33,34の値を使って、(4)〜(11)式の計
算を順次3回行うことにより、実用的な精度で準位置部
5の座標が求めることができる。
【0026】次に、本発明の第2の実施形態を図1およ
び図6から図9を用いて説明する。
【0027】本実施形態は、第1の実施形態において求
めた基準部5の位置に基づいて、水中ショベル9の作業
位置(バケット先端部の位置)を求める水中位置計測装
置に関する。
【0028】はじめに、前記基準部5の位置から水中シ
ョベル9の旋回中心の位置を求める。
【0029】図6は水中ショベル9の各関節部を拡大し
て示した図、図7は水中ショベル9のバケットの拡大図
である。
【0030】これらの図において、91は水中ショベル
9のブーム、92はアーム、93はバケット、94は計
測用支柱3に設けられる基準部5の位置と接触し易い形
状に形成されたバケット接触部であり、ここで、水中シ
ョベル9の旋回中心の旋回角度をθs、ブーム角度をθ
m、アーム角度をθa、バケットの角度をθvとする
と、ブーム91の長さをLbとしてブーム91の旋回中
心に対するアーム92の基点の位置xb,yb,zbは
下式で求められる。
【0031】 xb=Lb・cosθm・sinθs (12) yb=Lb・cosθm・cosθs (13) za=Lb・sinθm (14) さらに、アーム92の長さをLaとして旋回中心に対す
るバケット93の基点の位置xa,ya,zaは下式で
求められる。
【0032】 xa=xb−La・cos(θm+θa)・sinθs (15) ya=yb−La・cos(θm+θa)・cosθs (16) zb=za−La・sin(θm+θa) (17) さらに、バケット93の長さをLvとしてブーム91の
旋回中心に対するバケット接触部94の位置xv,y
v,zvは下式で求められる。
【0033】 xv=xa−Lv・cos(θm+θa+θv)・sinθs (16) yv=ya−Lv・cos(θm+θa+θv)・cosθs (17) zv=za−Lv・sin(θm+θa+θv) (18) さらに、水中ショベル9の方位角度をα4、x方向の傾
斜角度をγ4、y方向の傾斜角度をδ4とすると、バケ
ット接触部94に対するブーム91旋回中心の位置x
4,y4,z4は下式で求められる。
【0034】 x4=xv・cosα4・cosγ4 (19) y4=yv・sinα4・cosδ4 (20) z4=zv・cosδ4・cosγ4 (21) ここで、バケット接触部94の位置は、バケット接触部
94を計測用支柱3の基準部5に接触してセットする。
即ち、バケット接触部94を基準部5に接触した時点
で、その時の水中ショベル9から得られたブーム91の
旋回中心の旋回角度θs、ブーム角度θm、アーム角度
θa、バケット角度をθv、方位角度α4、x方向の傾
斜角度γ4、y方向の傾斜角度δ4の各データに基づい
て上記の演算を行うことにより、その時の基準位置x
3,y3,z4に対するブーム91の旋回中心の位置x
4,y4,z4を求めることができる。
【0035】ここで、バケット接触部94に対するブー
ム91の旋回中心の位置x4,y4,z4が求められた
ので、地上の基準点x0,y0,z0に対するブーム9
1の旋回中心の位置x5,y5,z5は、(9)〜(1
1)、(19)〜(21)の各式を用いて下式によって
求められる。
【0036】 x5=x3+x4 (22) y5=y3+y4 (23) z5=z3+z4 (24) 従って、作業中の水中ショベル9の各関節部の作業位
置、例えば、旋回作業中のバケット接触部94の作業位
置は、上記の演算によって求められたブーム91の旋回
中心の位置x5,y5,z5を基準にして、上記(1
2)〜(21)と同様の演算を行うことにより容易に求
めることができる。
【0037】図8は水中ショベル9の作業位置の演算お
よび表示を行う水中位置計測装置の全体構成を示す図で
ある。
【0038】図において、61は支援船6に設けられる
水中ショベル9のショベル操縦機、62は水中ショベル
9に備えられるテレビカメラ100によって撮像された
水中ショベル9の姿勢を映像表示するショベル姿勢モニ
タ、63は前記と同様に撮像された水中ショベル9のバ
ケット先端部を映像表示すると共に、水中ショベル9か
ら伝送される各種のデータに基づいて演算されたバケッ
ト接触部94の位置を表示する施工管理モニタ、95は
ショベル操縦機61からの操作指令によって制御され各
関節部に備えられる比例弁に制御信号を送出する車体制
御コントローラ、96は各関節に設けられる比例弁、9
7は水中ショベル9に備えられる各種センサからのセン
サ信号およびテレビカメラ100から得られる映像信号
を支援船6に送信するための信号検出通信用コントロー
ラ、98は水中ショベル9のブーム91、アーム92、
バケット93の各シリンダに設置されストロークセンサ
から構成され旋回角度θs、ブーム角度θm、アーム角
度θa、バケット角度θvを検出するショベル関節角度
検出器、99は水中ショベル9の方位角度α4、x方向
の傾斜角度γ4、y方向の傾斜角度δ4を検出するセン
サ、100は水中ショベル6の各部に設けられるテレビ
カメラである。
【0039】上記のごとく、位置演算装置7は、作業
中、水中ショベル9のショベル関節角度検出器98、セ
ンサ99から逐次入力される各種の計測データに基づい
て、(12)〜(24)式に示す演算を行い水中におけ
る水中ショベル9各部の作業位置を演算する。演算結果
は、テレビカメラ100によって撮像され映像と共に施
工管理モニタ63に表示される。
【0040】図9は支援船6に備えられる操縦席レイア
ウトの一例を示す図である。
【0041】図において、64はテレビカメラ100に
よって映像される姿勢モニタ62、施工管理モニタ63
以外の水中ショベル9や作業現場等を映像する水中映像
画面、65は各種の操作スイッチ類である。その他の符
号箇所は図8に示す部分と同一構成である。
【0042】上記のごとく、本実施形態によれば、位置
演算装置7において上記の演算を行うことによって、作
業中、時事刻々と水中ショベル9が基準部5の位置から
どれだけ姿勢を変えたか、あるいは水中ショベル9の現
在の作業位置が地上の基準点に対してどこにあるかを把
握することができ、また、従来のものに比べて、水中シ
ョベルの作業位置を迅速かつ精度よく把握することがで
きる。
【0043】なお、本実施形態において、水中ショベル
9が走行した場合には、水中ショベル9を再度前述の計
測用支柱3に対する位置の計測をすることにより、常に
水中ショベル9の作業位置を知ることができる。
【0044】また、計測用支柱3を移動することによっ
て、それに伴って水中ショベル9も移動し、広い作業範
囲にわたって水中ショベル9の作業位置を把握すること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上、本発明によれば、水中位置計測装
置として、陸上の基準点に設置されターゲットの位置を
測距する光学式測距器と、水底に移動可能に設置され下
部に測定される基準部を有すると共に水上部に前記ター
ゲットを備える計測用支柱と、前記測距データに基づい
て前記基準点に対する前記基準部の位置を演算して求め
る位置演算装置とを備えることにより、水底の基準部の
位置を高速に測定でき、また、計測用支柱を移動させて
も、移動場所での基準部の位置がほぼリアルタイムに決
定測定でき、水中作業の合理化が図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施形態に係わる水
中位置計測装置を適用した作業形態の一例を示す図であ
る。
【図2】第1の実施形態に係わる水中位置計測装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す水中位置計測装置に用いられ計測用
支柱の詳細図である。
【図4】図1に示す自動追尾式レーザ距離計の平面図お
よび側面図である。
【図5】図1に示す水中位置計測装置に用いられる計測
用支柱の正面図、側面図および正面図である。
【図6】水中ショベルの関節部の拡大図である。
【図7】水中ショベルのバケットの拡大図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係わる水中位置計測
装置の全体構造を示すブロック図である。
【図9】支援船6に設けられる操縦席のレイアウトの一
例を示す図である。
【符号の説明】
1 自動追尾式レーザ距離計 2,4,8 無線装置 3 計測用支柱 5 基準部 6 支援船 7 位置演算装置 9 水中ショベル 31 方位計 32〜34 傾斜計 35 光学式ターゲット 62 ショベル姿勢モニタ 63 施工管理モニタ 91 ブーム 92 アーム 93 バケット 94 バケット接触部 98 ショベル関節角度検出器 100 テレビカメラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陸上の基準点に設置されターゲットの位
    置を測距する光学式測距器と、 水底に移動可能に設置され下部に測定される基準部を有
    すると共に水上部に前記ターゲットを備える計測用支柱
    と、 前記測距データに基づいて前記基準点に対する前記基準
    部の位置を演算して求める位置演算装置と、 を備えることを特徴とする水中位置計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 前記測距データは、距離データ、水平角度データおよび
    垂直角度データを含み、前記光学式測距器は該測距デー
    タを送信する手段を備え、 前記計測用支柱は、該計測用支柱の方位を計測する方位
    計測手段および傾斜を計測する傾斜計測手段と、前記方
    位計測手段および傾斜計測手段の計測データを送信する
    送信手段とを備え、 前記位置演算装置は、前記測距データおよび前記計測デ
    ータを受信する受信手段を備え、受信した該測距データ
    および該計測データに基づいて前記基準点に対する前記
    基準部の位置を演算して求めることを特徴とする水中位
    置計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つの請求項記載において、 前記光学式測距器は前記ターゲットを追尾する機能を有
    することを特徴とする水中位置計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしは請求項3のいずれか1
    つの請求項記載において、 水中において作業を行う水中作業機械に、少なくとも、
    該水中作業機械の各関節部の回転角度および旋回体の旋
    回角度を計測する角度計測手段と前記基準部と接触する
    所定の接触部とを設け、 前記位置演算装置は、前記接触部を前記基準部に接触さ
    せることにより、前記演算された基準部の位置データと
    前記角度計測手段から得られた計測データとに基づい
    て、前記水中用作業機械の前記基準点に対する初期位置
    を演算して求めることを特徴とする水中位置計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、 前記位置演算装置は、前記初期位置に基づいて前記水中
    用作業機械の各関節部の前記基準点に対する作業位置を
    演算して求めることを特徴とする水中位置計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、 前記位置演算装置を支援船に設けると共に、該位置演算
    装置は前記演算された作業位置を表示する表示手段を備
    えることを特徴とする水中位置計測装置。
JP10809698A 1998-04-17 1998-04-17 水中位置計測装置 Pending JPH11304482A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014115993A1 (ko) * 2013-01-22 2014-07-31 Kim Sug-Moon 수중지형 측정장치 및 그 측정방법

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