JPH11303990A - 装軌車両のブレーキ装置 - Google Patents
装軌車両のブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH11303990A JPH11303990A JP11041598A JP11041598A JPH11303990A JP H11303990 A JPH11303990 A JP H11303990A JP 11041598 A JP11041598 A JP 11041598A JP 11041598 A JP11041598 A JP 11041598A JP H11303990 A JPH11303990 A JP H11303990A
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- JP
- Japan
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- brake
- hst
- motor
- hst motor
- brake device
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- Control Of Fluid Gearings (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行ユニットの小型化と構造の簡略化により
コストダウンが図れると共にメンテナンス性も向上させ
られる装軌車両のブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 HST方式のポンプ・モータで駆動され
る装軌車両において、HSTモータ5を減速する遊星歯
車式減速装置6の入力軸6a側に油圧作動式の多板ブレ
ーキ13を配設し、遊星歯車式減速装置6の入力軸6a
側を直接制動するようにした。また、前記多板ブレーキ
13をHSTモータ5に組み付けて同HSTモータ5と
一体に車体フレーム側の支持部材7に対し着脱し得るよ
うにした。
コストダウンが図れると共にメンテナンス性も向上させ
られる装軌車両のブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 HST方式のポンプ・モータで駆動され
る装軌車両において、HSTモータ5を減速する遊星歯
車式減速装置6の入力軸6a側に油圧作動式の多板ブレ
ーキ13を配設し、遊星歯車式減速装置6の入力軸6a
側を直接制動するようにした。また、前記多板ブレーキ
13をHSTモータ5に組み付けて同HSTモータ5と
一体に車体フレーム側の支持部材7に対し着脱し得るよ
うにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラキャリア
等の装軌車両のブレーキ装置に関する。
等の装軌車両のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】装軌車両として、従来、HST(Hydro
Static Trancemission)方式のポンプ・モータで駆動さ
れるものが知られている。
Static Trancemission)方式のポンプ・モータで駆動さ
れるものが知られている。
【0003】例えば、エンジンからの動力はダンパを介
してHSTポンプに伝達され、このHSTポンプから吐
出される油はHSTモータを駆動し、この動力が減速装
置を介してスプロケットに伝達され、履帯(ゴムクロー
ラ等)が回転駆動されるものがある。
してHSTポンプに伝達され、このHSTポンプから吐
出される油はHSTモータを駆動し、この動力が減速装
置を介してスプロケットに伝達され、履帯(ゴムクロー
ラ等)が回転駆動されるものがある。
【0004】そして、この種車両にあっては、HSTモ
ータの制動機能により減速又は停止していた。しかし、
車両の降坂時に坂道の勾配が大きい状況、車両質量が重
い状態等では、負荷が大きくなり、HSTモータの制動
能力では減速不可能な場合がある。また、HSTモータ
の油圧回路に損傷を来した場合や、HSTモータに内臓
されている駐車ブレーキ機構が損傷を来した場合、制動
機能が皆無となり、減速及び停止が不可能となり危険で
ある。
ータの制動機能により減速又は停止していた。しかし、
車両の降坂時に坂道の勾配が大きい状況、車両質量が重
い状態等では、負荷が大きくなり、HSTモータの制動
能力では減速不可能な場合がある。また、HSTモータ
の油圧回路に損傷を来した場合や、HSTモータに内臓
されている駐車ブレーキ機構が損傷を来した場合、制動
機能が皆無となり、減速及び停止が不可能となり危険で
ある。
【0005】そこで、本出願人等は先に、図3に示すよ
うに、HSTモータにより駆動される減速装置に常用ブ
レーキを配設した装軌車両のブレーキ装置を提案した。
うに、HSTモータにより駆動される減速装置に常用ブ
レーキを配設した装軌車両のブレーキ装置を提案した。
【0006】これを説明すると、図中100 はHSTモー
タ、101 はHSTモータ100 に入力側が連結した遊星歯
車式減速装置、102 は遊星歯車式減速装置101 の出力側
に連結したスプライン102aを有するスプロケットハブ、
103 はスプライン103aを有するブレーキハウジング、10
4 はブレーキハウジング103 にボルト105 で結合された
ピストンハウジングで、これらブレーキハウジング103
とピストンハウジング104 間に油圧作動式の多板ブレー
キ106 が介装される。尚、ピストンハウジング104 は油
路104aと充填室104bを有する。
タ、101 はHSTモータ100 に入力側が連結した遊星歯
車式減速装置、102 は遊星歯車式減速装置101 の出力側
に連結したスプライン102aを有するスプロケットハブ、
103 はスプライン103aを有するブレーキハウジング、10
4 はブレーキハウジング103 にボルト105 で結合された
ピストンハウジングで、これらブレーキハウジング103
とピストンハウジング104 間に油圧作動式の多板ブレー
キ106 が介装される。尚、ピストンハウジング104 は油
路104aと充填室104bを有する。
【0007】多板ブレーキ106 は、前記スプロケットハ
ブ102 のスプライン102aと係合するスプライン107aを有
する摩擦板107 と、前記ブレーキハウジング103 のスプ
ライン103aと係合するスプライン108aを有する相手板10
8 と、これら摩擦板107 と相手板108 を押圧するピスト
ン109 と、このピストン109 のリターンスプリング110
とを備える。尚、図中111 はHSTモータ100 とピスト
ンハウジング104 を結合するボルトである。
ブ102 のスプライン102aと係合するスプライン107aを有
する摩擦板107 と、前記ブレーキハウジング103 のスプ
ライン103aと係合するスプライン108aを有する相手板10
8 と、これら摩擦板107 と相手板108 を押圧するピスト
ン109 と、このピストン109 のリターンスプリング110
とを備える。尚、図中111 はHSTモータ100 とピスト
ンハウジング104 を結合するボルトである。
【0008】従って、ブレーキペダルの操作により発生
した圧油が油路104aを通り充填室104bに充填され、充填
室104b内の油圧が上昇すると、ピストン109 がリターン
スプリング110 の付勢力に抗して押し出され、摩擦板10
7 及び相手板108 をブレーキハウジング103 との間では
さみ込む。
した圧油が油路104aを通り充填室104bに充填され、充填
室104b内の油圧が上昇すると、ピストン109 がリターン
スプリング110 の付勢力に抗して押し出され、摩擦板10
7 及び相手板108 をブレーキハウジング103 との間では
さみ込む。
【0009】これにより、摩擦板107 と相手板108 の摩
擦力が増加し、相対回転数が抑えられる。この結果、ス
プロケットハブ102 に制動力が働く。スプロケットハブ
102の制動力は、図示しないスプロケットを介して履帯
を制動することにより装軌車両が減速又は停止する。
擦力が増加し、相対回転数が抑えられる。この結果、ス
プロケットハブ102 に制動力が働く。スプロケットハブ
102の制動力は、図示しないスプロケットを介して履帯
を制動することにより装軌車両が減速又は停止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな装軌車両のブレーキ装置においては、スプロケット
が結合されるスプロケットハブ部に多板ブレーキを組み
付け(換言すれば、遊星歯車式減速装置の出力側に組み
付け)、これを作動させてスプロケットを直接制動する
ようになっているため、大きな制動トルクが必要とな
る。
うな装軌車両のブレーキ装置においては、スプロケット
が結合されるスプロケットハブ部に多板ブレーキを組み
付け(換言すれば、遊星歯車式減速装置の出力側に組み
付け)、これを作動させてスプロケットを直接制動する
ようになっているため、大きな制動トルクが必要とな
る。
【0011】そのため、ブレーキ自体が大きく複雑にな
ると共に、減速装置、車体側制御装置も複雑になり、コ
スト高になると共にメンテナンス性が悪いという問題点
があった。特に、消耗品である多板ブレーキの摩擦板及
び相手板の交換等の際には、ゴムクローラが巻回して取
り外しが面倒なスプロケットを外した上に遊星歯車式減
速装置とHSTモータ及びブレーキ等からなる走行ユニ
ットをボルトを緩めて車体フレームから取り外さなけれ
ばならず、その作業が面倒であった。
ると共に、減速装置、車体側制御装置も複雑になり、コ
スト高になると共にメンテナンス性が悪いという問題点
があった。特に、消耗品である多板ブレーキの摩擦板及
び相手板の交換等の際には、ゴムクローラが巻回して取
り外しが面倒なスプロケットを外した上に遊星歯車式減
速装置とHSTモータ及びブレーキ等からなる走行ユニ
ットをボルトを緩めて車体フレームから取り外さなけれ
ばならず、その作業が面倒であった。
【0012】そこで、本発明の目的は、走行ユニットの
小型化と構造の簡略化によりコストダウンが図れると共
にメンテナンス性も向上させられる装軌車両のブレーキ
装置を提供することにある。
小型化と構造の簡略化によりコストダウンが図れると共
にメンテナンス性も向上させられる装軌車両のブレーキ
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る装軌車両のブレーキ装置は、HST方式
のポンプ・モータで駆動される装軌車両において、HS
Tモータを減速する減速装置の入力側に油圧作動式多板
ブレーキを配設したことを特徴とする。
の本発明に係る装軌車両のブレーキ装置は、HST方式
のポンプ・モータで駆動される装軌車両において、HS
Tモータを減速する減速装置の入力側に油圧作動式多板
ブレーキを配設したことを特徴とする。
【0014】また、前記油圧作動式多板ブレーキは、H
STモータの出力側に組み付けられ同HSTモータと一
体に車体フレーム側に対し着脱されると共に、HSTモ
ータからも容易に着脱されることを特徴とする。
STモータの出力側に組み付けられ同HSTモータと一
体に車体フレーム側に対し着脱されると共に、HSTモ
ータからも容易に着脱されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る装軌車両のブ
レーキ装置を実施例により図面を用いて詳細に説明す
る。
レーキ装置を実施例により図面を用いて詳細に説明す
る。
【0016】[実施例] [構成]図1は本発明の一実施例を示すブレーキ装置の
断面図、図2は本ブレーキ装置が適用されるクローラキ
ャリアの外観側面図である。
断面図、図2は本ブレーキ装置が適用されるクローラキ
ャリアの外観側面図である。
【0017】図2に示すように、クローラキャリア1に
おけるゴムクローラ2が掛け回されるスプロケット3と
それに結合されている走行ユニット4に、後述するHS
Tモータ5と遊星歯車式減速装置6が内蔵される。
おけるゴムクローラ2が掛け回されるスプロケット3と
それに結合されている走行ユニット4に、後述するHS
Tモータ5と遊星歯車式減速装置6が内蔵される。
【0018】図1に示すように、図示しない車体フレー
ムに固設された円筒状の支持部材7の内側に前記HST
モータ5が嵌合され、ボルト8で固定されると共に、支
持部材7の外側にベアリング9を介してスプロケットハ
ブ21が回転可能に嵌合される。
ムに固設された円筒状の支持部材7の内側に前記HST
モータ5が嵌合され、ボルト8で固定されると共に、支
持部材7の外側にベアリング9を介してスプロケットハ
ブ21が回転可能に嵌合される。
【0019】前記走行ユニット4に内蔵された遊星歯車
式減速装置6の入力軸6aと前記HSTモータ5の出力
軸5aとはカップリング10で連結され、このカップリ
ング10の外周一部にスプライン10aが形成される。
式減速装置6の入力軸6aと前記HSTモータ5の出力
軸5aとはカップリング10で連結され、このカップリ
ング10の外周一部にスプライン10aが形成される。
【0020】このカップリング10のスプライン10a
外周と、HSTモータ5の端面に該モータの出力軸5a
を囲繞してボルト11で結合された、スプライン12a
を有する環状のピストンハウジング12との間に油圧作
動式の多板ブレーキ(常用ブレーキ)13が組み付けら
れる。尚、ピストンハウジング12は充填室12bと油
路12cとを有する。
外周と、HSTモータ5の端面に該モータの出力軸5a
を囲繞してボルト11で結合された、スプライン12a
を有する環状のピストンハウジング12との間に油圧作
動式の多板ブレーキ(常用ブレーキ)13が組み付けら
れる。尚、ピストンハウジング12は充填室12bと油
路12cとを有する。
【0021】多板ブレーキ13は、前記カップリング1
0のスプライン10aと係合するスプライン14aを有
する摩擦板14と、前記ピストンハウジング12のスプ
ライン12aと係合するスプライン15aを有する相手
板15と、これら摩擦板14と相手板15を押圧するピ
ストン16と、このピストン16のリターンスプリング
17と、前記ボルト11でピストンハウジング12に共
締めされる反力板18とを備える。尚、図1中20はH
STモータ5の内部に形成されてピストンハウジング1
2の油路12cに接続する油路である。
0のスプライン10aと係合するスプライン14aを有
する摩擦板14と、前記ピストンハウジング12のスプ
ライン12aと係合するスプライン15aを有する相手
板15と、これら摩擦板14と相手板15を押圧するピ
ストン16と、このピストン16のリターンスプリング
17と、前記ボルト11でピストンハウジング12に共
締めされる反力板18とを備える。尚、図1中20はH
STモータ5の内部に形成されてピストンハウジング1
2の油路12cに接続する油路である。
【0022】[作用・効果]このように構成されるた
め、図示しないHSTポンプに駆動されるHSTモータ
5の回転は、カップリング10を介して遊星歯車式減速
装置6に入力され、ここで所定のギア比で減速された後
スプロケットハブ21を介してスプロケット3に伝達さ
れ、これによってゴムクローラ2が回転駆動されてクロ
ーラキャリア1が走行する。
め、図示しないHSTポンプに駆動されるHSTモータ
5の回転は、カップリング10を介して遊星歯車式減速
装置6に入力され、ここで所定のギア比で減速された後
スプロケットハブ21を介してスプロケット3に伝達さ
れ、これによってゴムクローラ2が回転駆動されてクロ
ーラキャリア1が走行する。
【0023】一方、クローラキャリア1の停止時は、ブ
レーキペダルの操作により発生した圧油が油路20及び
12cを通り充填室12bに充填され、充填室12b内
の油圧が上昇すると、ピストン16がリターンスプリン
グ17の付勢力に抗して押し出され、摩擦板14及び相
手板15を反力板18との間ではさみ込む。
レーキペダルの操作により発生した圧油が油路20及び
12cを通り充填室12bに充填され、充填室12b内
の油圧が上昇すると、ピストン16がリターンスプリン
グ17の付勢力に抗して押し出され、摩擦板14及び相
手板15を反力板18との間ではさみ込む。
【0024】これにより、摩擦板14と相手板15の摩
擦力が増加し、相対回転数が抑えられる。この結果、遊
星歯車式減速装置6の入力軸6a側にカップリング10
を介して直接制動力が働く。この入力軸6a側の制動力
がスプロケットハブ21及びスプロケット3を介してゴ
ムクローラ2を制動することにより、クローラキャリア
1が減速又は停止する。
擦力が増加し、相対回転数が抑えられる。この結果、遊
星歯車式減速装置6の入力軸6a側にカップリング10
を介して直接制動力が働く。この入力軸6a側の制動力
がスプロケットハブ21及びスプロケット3を介してゴ
ムクローラ2を制動することにより、クローラキャリア
1が減速又は停止する。
【0025】逆に、ブレーキペダルの操作により充填室
12b内の油圧が下がった場合、リターンスプリング1
7の付勢力でピストン16がピストンハウジング12の
内部に押し戻される。
12b内の油圧が下がった場合、リターンスプリング1
7の付勢力でピストン16がピストンハウジング12の
内部に押し戻される。
【0026】これにより、摩擦板14と相手板15の摩
擦力は減少し、前記入力軸6a側の制動力が解放されて
クローラキャリア1は走行可能となる。
擦力は減少し、前記入力軸6a側の制動力が解放されて
クローラキャリア1は走行可能となる。
【0027】このようにして、本実施例では、HSTモ
ータ5により駆動される遊星歯車式減速装置6の入力軸
6a側に油圧作動式の多板ブレーキ13を配設したの
で、クローラキャリア1の降坂時に坂道の勾配が大きい
状況、車両質量が重い状態等で負荷が大きくなり、HS
Tモータ5の制動能力では減速不可能な場合でも、安全
に停止可能である。また、HSTモータ5の油圧回路に
損傷を来した場合や、HSTモータ5に内臓されている
駐車ブレーキ機構が損傷を来した場合でも、遊星歯車式
減速装置6の入力軸6a側を直接制動するため、減速及
び停止が可能である。
ータ5により駆動される遊星歯車式減速装置6の入力軸
6a側に油圧作動式の多板ブレーキ13を配設したの
で、クローラキャリア1の降坂時に坂道の勾配が大きい
状況、車両質量が重い状態等で負荷が大きくなり、HS
Tモータ5の制動能力では減速不可能な場合でも、安全
に停止可能である。また、HSTモータ5の油圧回路に
損傷を来した場合や、HSTモータ5に内臓されている
駐車ブレーキ機構が損傷を来した場合でも、遊星歯車式
減速装置6の入力軸6a側を直接制動するため、減速及
び停止が可能である。
【0028】そして、本実施例では、多板ブレーキ13
を遊星歯車式減速装置6の入力軸6a側に設けたので、
制動トルクを[1/減速比]に減ずることが可能とな
り、これにより、多板ブレーキ13を小さく簡単な構造
にできる。
を遊星歯車式減速装置6の入力軸6a側に設けたので、
制動トルクを[1/減速比]に減ずることが可能とな
り、これにより、多板ブレーキ13を小さく簡単な構造
にできる。
【0029】この結果、多板ブレーキ13をHSTモー
タ5に組み付けることができ、かつその外径を支持部材
7の内径より小さくした。
タ5に組み付けることができ、かつその外径を支持部材
7の内径より小さくした。
【0030】また、HSTモータ5の内部に、多板ブレ
ーキ13に供給する圧油の油路20を形成したことによ
り、減速機との分離が容易になった。
ーキ13に供給する圧油の油路20を形成したことによ
り、減速機との分離が容易になった。
【0031】これらによって、遊星歯車式減速装置6や
車体側の制御装置の構造が簡単になると共に、メンテナ
ンスも容易となる。
車体側の制御装置の構造が簡単になると共に、メンテナ
ンスも容易となる。
【0032】即ち、摩擦板14や相手板15の交換等の
際には、ボルト8を緩めてHSTモータ5を支持部材7
から外すことで、ゴムクローラ2が巻回して取り外しが
面倒なスプロケットハブ21及びスプロケット3を取り
外すことなく、多板ブレーキ13を同時に外すことがで
き、かつ、HSTモータ5からもボルト11を緩めるこ
とにより、容易に外すことができ、その作業が迅速かつ
容易に行える。
際には、ボルト8を緩めてHSTモータ5を支持部材7
から外すことで、ゴムクローラ2が巻回して取り外しが
面倒なスプロケットハブ21及びスプロケット3を取り
外すことなく、多板ブレーキ13を同時に外すことがで
き、かつ、HSTモータ5からもボルト11を緩めるこ
とにより、容易に外すことができ、その作業が迅速かつ
容易に行える。
【0033】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であるこ
とはいうまでもない。
発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であるこ
とはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、HST方式の
ポンプ・モータで駆動される装軌車両において、HST
モータを減速する減速装置の入力側に油圧作動式多板ブ
レーキを配設したことを特徴とするので、HSTモータ
の制動機能を補って装軌車両を確実に停止させられると
共に、走行ユニットの小型化と構造の簡略化によりコス
トダウンが図れると共にメンテナンス性も向上させられ
る。
ポンプ・モータで駆動される装軌車両において、HST
モータを減速する減速装置の入力側に油圧作動式多板ブ
レーキを配設したことを特徴とするので、HSTモータ
の制動機能を補って装軌車両を確実に停止させられると
共に、走行ユニットの小型化と構造の簡略化によりコス
トダウンが図れると共にメンテナンス性も向上させられ
る。
【0035】請求項2の発明によれば、前記油圧作動式
多板ブレーキは、HSTモータの出力側に組み付けられ
同HSTモータと一体に車体フレーム側に対し着脱され
ると共に、HSTモータからも容易に着脱されることを
特徴とするので、より一層のメンテナンス性の向上が図
れる。
多板ブレーキは、HSTモータの出力側に組み付けられ
同HSTモータと一体に車体フレーム側に対し着脱され
ると共に、HSTモータからも容易に着脱されることを
特徴とするので、より一層のメンテナンス性の向上が図
れる。
【図1】本発明の一実施例を示すブレーキ装置の断面図
である。
である。
【図2】本ブレーキ装置が適用されるクローラキャリア
の外観側面図である。
の外観側面図である。
【図3】従来例のブレーキ装置の断面図である。
1 クローラキャリア 2 ゴムクローラ 3 スプロケット 4 走行ユニット 5 HSTモータ 5a HSTモータの出力軸 6 遊星歯車式減速装置 6a 遊星歯車式減速装置の入力軸 7 支持部材 10 カップリング 12 ピストンハウジング 13 多板ブレーキ 14 摩擦板 15 相手板 16 ピストン 21 スプロケットハブ
Claims (2)
- 【請求項1】 HST方式のポンプ・モータで駆動され
る装軌車両において、HSTモータを減速する減速装置
の入力側に油圧作動式多板ブレーキを配設したことを特
徴とする装軌車両のブレーキ装置。 - 【請求項2】 前記油圧作動式多板ブレーキは、HST
モータの出力側に組み付けられ同HSTモータと一体に
車体フレームに対し着脱されると共に、HSTモータか
らも容易に着脱されることを特徴とする請求項1記載の
装軌車両のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11041598A JPH11303990A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 装軌車両のブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11041598A JPH11303990A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 装軌車両のブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303990A true JPH11303990A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14535205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11041598A Withdrawn JPH11303990A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 装軌車両のブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11303990A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103867652A (zh) * | 2014-03-03 | 2014-06-18 | 青岛力克川液压机械有限公司 | 一种ltm10履带行走装置 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP11041598A patent/JPH11303990A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103867652A (zh) * | 2014-03-03 | 2014-06-18 | 青岛力克川液压机械有限公司 | 一种ltm10履带行走装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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