JPH1130381A - 分岐継手と給水用器材との接続構造 - Google Patents

分岐継手と給水用器材との接続構造

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JPH1130381A
JPH1130381A JP9214735A JP21473597A JPH1130381A JP H1130381 A JPH1130381 A JP H1130381A JP 9214735 A JP9214735 A JP 9214735A JP 21473597 A JP21473597 A JP 21473597A JP H1130381 A JPH1130381 A JP H1130381A
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JP
Japan
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water supply
flange
branch
fixing plate
branch joint
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Application number
JP9214735A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Yamamoto
和明 山本
Yuji Yamamoto
祐司 山本
Kenji Mizukawa
賢司 水川
Hiroyuki Fukutomi
弘幸 福冨
Tadahiko Ueno
忠彦 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L23/00Flanged joints
    • F16L23/02Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製の分岐継手を給水本管に取付け、
この分岐継手の分岐管接続部に鉄製の消火栓をフランジ
接続しても、消火栓の重量や消火栓に作用する横荷重に
起因する曲げや捩じりなどのモ−メントに対してすぐれ
た強度を有している分岐継手と給水用器材との接続構造
を提供すること。 【解決手段】 本管接続部11と分岐管接続部12とを
有する分岐継手1の本管接続部11が給水本管2と接続
され、分岐管接続部12のフランジ13が給水用器材3
側の短管7の下側フランジ71とフランジ接続されてい
る分岐継手と給水用器材との接続構造において、分岐管
接続部12のフランジ13の外面に、フランジ13,7
1の外周が占める面積より大きい表面積を有する固定板
が当接され、両フランジと共にボルト・ナット6にて締
着されている分岐継手と給水用器材との接続構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分岐継手と給水用器
材との接続構造に関し、詳細には、分岐継手の分岐管接
続部に接続された給水用器材のグラツキを防止でき、か
つ、捩じりモーメントなどに対してすぐれた接続強度を
有する接続構造に関し、たとえば水道本管に消火栓用T
字継手を介して消火栓を取付ける場合に有用なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】水道本管に消火栓を取付ける場合、水道
本管に消火栓用のT字継手を接続し、このT字継手の分
岐管接続部のフランジに、直接あるいはフランジ付き短
管を介して消火栓の下端をフランジ接続している。そし
て、消火に際しては、消火栓のホ−ス接続口と消防ポン
プとを消防ホ−スで接続し、消火栓から取り出した水を
消防ポンプで加圧して消火ホ−スにより火元まで導いて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記消火栓は鉄製であ
り、重量が大である。また、消火栓と消防ホ−スとの接
続時、さらには、消火栓からの取水中、消火栓への大な
る横荷重(主に、ホ−ス引張り力)の作用が避けられな
い。これに加えて、消火栓の重量、消火栓に作用する横
荷重に対して水道本管が実質上固定され、かつ、これら
の荷重が大であるため、かなり大きなモ−メントが作用
し、消火栓用のT字継手のフランジの付け根や分岐管接
続部の付け根に曲げ応力が集中する。
【0004】従来、消火栓用のT字継手には鋳鉄製品が
使用されており、特に機械的な問題は生じていない。し
かしながら、高コストであり、錆が生じたり、重量があ
ってその取り扱いに不便である。これに対して、ポリエ
チレン樹脂や硬質塩化ビニル樹脂などの合成樹脂製の消
火栓用のT字継手においては、かかる問題はないが、鋳
鉄製に比べて機械的強度が低く、フランジの付け根部分
や分岐管接続部の付け根部分が上記曲げ応力の集中で破
断し易く、特に、フランジを溶接またはバット融着など
により後付け加工したものでは、その溶接または融着界
面の強度のバラツキが生じ易く、そのフランジ付け根で
の破断の恐れがある。
【0005】本発明の目的は、合成樹脂製の分岐継手を
水道本管に取付け、この分岐継手の分岐管接続部に鉄製
の消火栓をフランジ接続しても、その消火栓の重量や消
火栓に作用する横荷重に基づく曲げや捩じりなどのモ−
メントに対してすぐれた強度を有している分岐継手と給
水用器材との接続構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
本管接続部と分岐管接続部とを有する分岐継手の本管接
続部が給水本管と接続され、前記分岐管接続部が給水用
器材側の下端部とフランジ接続されている分岐継手と給
水用器材との接続構造において、前記フランジ接続され
ている両フランジの少なくとも一方に、フランジの外周
が占める面積より大きい面積を有する固定板が当接さ
れ、そのフランジとともにボルト・ナットにて締着され
ている分岐継手と給水用器材との接続構造である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の分
岐継手と給水用器材との接続構造において、固定板のほ
ぼ中央に、分岐継手の分岐管接続部の外径より少し大き
な挿通孔が設けられ、この挿通孔の外周の仮想同心円上
に複数のボルト挿通孔が設けられ、かつ、固定板が前記
挿通孔のほぼ内径を通る面にて2分割されているもので
ある。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の分
岐継手と給水用器材との接続構造において、固定板がそ
の対向する両ボルト挿通孔を結ぶ延長線上の近傍部分
に、作業者の手が入る大きさの作業用孔が設けられてい
るものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
記載の分岐継手と給水用器材との接続構造において、固
定板がガラス繊維にて補強された硬質の熱硬化性樹脂発
泡体製の板状体であるものである。
【0010】本発明における分岐継手としては、給水本
管との本管接続部と、給水用器材側の下端部と接続され
る分岐管接続部とを有するものであればよく、たとえば
フランジ付きT字管、フランジ付き分岐サドルなどが挙
げられる。このフランジ部は一体成形してもよいし、溶
接などの手段にて後加工にて形成してもよい。分岐継手
の材質は給水本管と同材質のものとするのが望ましく、
たとえば硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂などの
合成樹脂材料から製されてなるものである。
【0011】また、この分岐継手を給水本管に接続する
手段は特に限定されず、たとえば分岐継手の本管接続部
がゴム輪受け口とされていてもよいし、通常の接着タイ
プのTS受け口であってもよい。この他、たとえばポリ
エチレン樹脂製の分岐継手の場合(なお、給水本管もポ
リエチレン樹脂製のものである)、本管接続部の受け口
に電熱線を埋設し、この電熱線の通電発熱により受け口
内面と給水本管外面とを融着するものであってもよい。
なお、受け口は拡径されていてもよい。
【0012】また、分岐継手として、サドル内面に電熱
線を埋設したポリエチレン樹脂製の分岐サドルを使用
し、ポリエチレン樹脂製の給水本管の上部管壁を穿孔
し、この上に分岐継手のサドルを載置し、サドル内面と
給水本管の外面とを電熱線の通電により融着すればよ
い。この融着による接続手段が難しい材質の場合は、サ
ドル内面を給水本管の外面に接着剤を用いて接着する接
着手段、あるいは番線などを巻いて巻き締め固定する手
段を採用してもよい。
【0013】本発明におけるフランジ接続手段は特に限
定されるものではなく、たとえば給水用器材側の下端部
のフランジと、分岐継手の分岐管接続部側のフランジを
ボルト・ナットにて締着して接続するものであってもよ
いし、上記分岐継手側のフランジと給水用器材側のフラ
ンジとの強度などの相違が大きい場合には、両者を直接
的にフランジ接続することによる破損などの危険性を緩
和するため、たとえば分岐継手側のフランジに係止し、
給水用器材側とフランジ接続するためのフランジと、分
岐継手をその外壁において広い面で掴持し、かつ、フラ
ンジを支承するための2つ割りのクランプから構成され
ている固定部材を用いてもよい。
【0014】また、本発明における固定板は、上記給水
用器材および分岐継手のフランジの外周が占める面積よ
り大きい面積を有し、上記フランジ接続面に平行してボ
ルト・ナットによって給水用器材および分岐継手のフラ
ンジ部とともに締着され、翼を拡げたようにフランジ接
続面よりはみ出して取り付けられている。この固定板は
地中に埋設された場合、翼を拡げたようにフランジ接続
面よりはみ出しているので、埋設部周囲の土砂によって
位置に接続部をより強固に固定し得るものである。
【0015】また、固定板は、給水用器材に負荷される
捩じりモーメントに対して耐えうる剛性などの機械的強
度を有するものであれば、特にその材質や構造などは限
定されず、たとえば金属板、木材板、合成樹脂板などが
挙げられる。そして、この固定板は長期間にわたって地
中に埋設されるので、ガラス繊維や炭素繊維などの補強
用繊維にて補強された合成樹脂板のように耐腐食性材料
からなるものが好ましい。
【0016】たとえば熱硬化樹脂製の硬質発泡体のもの
が好ましく、この発泡体を与える熱硬化性樹脂の種類と
しては、発泡性が付与された硬質タイプのウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などが好ま
しい。板体中の補強用繊維の含有量は、板体の比重が
0.6〜1.0になるようにするのが望ましく、たとえ
ば40〜60重量%の範囲内とすればよい。また、フラ
ンジ接続部に無用の負荷が加えられないように、たとえ
ば内部に中空リブ構造を有するガラス繊維補強合成樹脂
製の中空板状体などの軽量な板状体が好ましい。
【0017】固定板はその中央部に上記分岐継手の分岐
管接続部を挿通できる円形の孔が設けられた一枚板から
なるものであってもよいが、側縁中央部に半円形の孔が
設けられた二枚一組の板状体からなるものが好ましい。
このように、半円孔が設けられた二枚一組の板状体とす
ることにより、施工の際、固定板の取付け作業が容易に
なる。
【0018】なお、固定板が一枚板からなるものである
場合は、分岐継手のフランジと給水用器材側のフランジ
との間に固定板を挟持させ、両フランジとともにボルト
・ナットにて固定板を締着すればよい。この際、固定板
と両フランジとの間にシール用のゴム輪を介在させるの
が望ましい。また、固定板が分割タイプの場合は、分岐
継手のフランジの外側(下側)、あるいは給水用器材側
のフランジの外側(上側)に固定板を当接させ、フラン
ジとともにボルト・ナットにて固定板を締着すればよ
い。
【0019】上記分岐継手と給水用器材との接続構造に
おいては、通常、給水用器材の給水ヘッド部のみを露出
させ、その他の部分はいずれも地中に埋設される。
【0020】(作用)請求項1記載の発明の分岐継手と
給水用器材との接続構造においては、フランジ接続され
ている両フランジの少なくとも一方に、フランジの外周
が占める面積より大きい面積を有する固定板が当接さ
れ、そのフランジとともにボルト・ナットにて締着され
ているので、埋設状態の固定板はその周囲の土砂にしっ
かりと固定されており、フランジ接続部には捩じりモ−
メントなどを打ち消すモ−メント反力が発生し、フラン
ジ接続部から分岐管接続部の付け根側へのモ−メントの
伝達はなく、分岐管接続部のグラツキや分岐管接続部の
つけ根での破断を完全に排除できる。
【0021】請求項2記載の発明の分岐継手と給水用器
材との接続構造においては、固定板のほぼ中央に、分岐
継手の分岐管接続部の外径より少し大きな挿通孔が設け
られ、この挿通孔の外周の仮想同心円上に複数のボルト
挿通孔が設けられ、かつ、固定板が前記挿通孔のほぼ内
径を通る面にて2分割されているので、分岐管接続部の
端部あるいは給水用器材の下端側にフランジがあって
も、両フランジの外側に、見かけ上、固定板を挿通した
状態で固定板を何れかのフランジ側にボルト・ナットに
て締着して取付けることができる。
【0022】請求項3記載の発明の分岐継手と給水用器
材との接続構造においては、固定板の対向する両ボルト
挿通孔を結ぶ延長線上の近傍部分に作業用孔が設けられ
ているので、この作業用孔から作業者が手を入れて、ボ
ルト・ナットにて上記いずれかのフランジ側に固定板を
締着して取付けることができる。
【0023】また、給水用器材の配管施工が完了した
後、掘削溝内に土砂を埋め戻しする際、上記作業用孔を
通じて固定板の下側に土砂を充填することができ、固定
板の下側に隙間が生じることがない。しかも、土砂の埋
め戻し作業をスムーズに行え、施工性にすぐれている。
【0024】請求項4記載の発明の分岐継手と給水用器
材との接続構造においては、固定板がガラス繊維にて補
強された硬質の熱硬化性樹脂発泡体製の板状体であるの
で、固定板が軽量であり、固定板の取付作業をスムーズ
に行える。しかも、耐腐食性にすぐれているので、長期
にわたって性能を維持できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の分岐継手と給水用
器材との接続構造の実施の形態について説明する。図1
は本発明の接続構造の第1実施例を一部切り欠いて示す
正面図、図2は図1の側面図、図3は図1における固定
板を拡大して示す平面図、図4は図3のX−X線での断
面図である。
【0026】1はポリエチレン樹脂製のT字形の分岐継
手であり、給水本管2の端部が挿入接続される本管接続
部11,11と、分岐管接続部12とを有している。分
岐管接続部12の端部にはフランジ13が溶接されて取
付けられている。分岐継手1の本管接続部11,11は
ゴム輪(図示せず)が装着された受け口とされており、
ゴム輪を介して給水本管2の端部が水密状に挿入接続さ
れている。なお、給水本管2もポリエチレン樹脂製のも
のである。
【0027】3は鉄製の給水用器材である消火栓であ
り、下端にフランジ31を備えている。給水用器材3
は、図1および2に示すように、2個のフランジ付き短
管7を介在して分岐継手1のフランジ13と接続されて
いる。
【0028】4は平面視正方形の固定板であり、具体的
にはガラス繊維にて補強された硬質ウレタン樹脂製の低
発泡板状体である。この固定板4は分岐継手1と給水用
器材3のフランジ接続部のフランジの外周が占める面積
より大きい表面積を有しており、縦が約600mm、横
が約600mm、厚みが約25mmの寸法である。
【0029】図3に示すように、固定板4の真中には円
形の挿通孔42が設けられている。この挿通孔42は分
岐継手1の分岐管接続部12に挿通するための孔であ
り、その内径(約90mm)は分岐管部の外径よりも少
し径大とされている。挿通孔42の外周の仮想同心円上
には4個のボルト挿通孔43が設けられている。このボ
ルト挿通孔43は短管7のフランジ71および分岐継手
1のフランジ13のそれぞれに設けられているボルト挿
通孔(ともに図示せず)と対応した位置に設けられてい
る。そして、対向する2個のボルト挿通孔43,43を
結ぶ延長線上には、挿通孔42よりも少し径大(約10
0mm)の作業用孔44が設けられている。この4個の
作業用孔44は作業者の手が入る大きさのものである。
【0030】固定板4は挿通孔42の内径を通る面にて
長方形の板片41,41に2分割されており、図4に示
すように、両板片41のリブ部41a,41aが当接さ
れボルト・ナット41bにて締着されて一体化できるよ
うになっている。
【0031】つぎに、上記分岐継手1と給水用器材3と
の接続方法について説明する。まず、掘削溝G内に配置
された給水本管2,2の端部を、分岐継手1の本管接続
部11,11内に挿入して給水本管2,2を分岐継手1
と接続する。そして、2分割された板片41,41の挿
通孔42に対応する部分を分岐継手1の分岐管接続部1
2の周りに配置し、両板片41のリブ部41a,41a
を当接して4本のボルト・ナット41bにて締着して固
定板4を組み立て、固定板4を分岐継手1の分岐管接続
部12に挿通した状態とする。
【0032】つぎに、固定板4の4個のボルト挿通孔4
3の位置合わせを行い、固定板4を分岐継手1のフラン
ジ13および給水用器材3側の短管7のフランジ71と
共に4本のボルト・ナット6にて締着してフランジ接続
する。この際、固定板4の対向する2個のボルト挿通孔
43,43を結ぶ延長線上に存在している4個の作業用
孔44を利用して、作業者がボルトへのナットの螺合お
よび締着をスムーズに行える。
【0033】固定板4の締着が完了した後、短管7の上
側フランジに別の短管7の下側フランジをボルト・ナッ
トにて締着する。そして、この短管7の上側フランジに
給水用器材3の下側フランジ31をボルト・ナットにて
締着して分岐継手1と給水用器材3との接続を完了す
る。
【0034】そして、土砂を掘削溝G内に埋め戻して施
工作業を完了する。この土砂の埋め戻しの際、上記作業
用孔44を利用して固定板4の下側に土砂を充填するこ
とができるので、埋め戻し作業をスムーズに行える。な
お、上記分岐継手1と給水用器材3との接続構造におい
ては、図1に示すように通常、給水用器材3の給水ヘッ
ド部のみを露出させ、その他の部分はいずれも地中に埋
設される。
【0035】図5は固定板の変形例を示す平面図であ
る。固定板4Aは全体の形状を平面視円形とし、挿通孔
42の内径を通る面にて半円形の板片41,41に2分
割し、4個の作業用孔44の周りに多数の径中(約40
mm)の土砂挿通孔45,45・・・を有している。な
お、これ以外は上記第1実施例における固定板4と同一
であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0036】図6は、本発明の接続構造の第2実施例を
一部切り欠いて示す正面図、図7は図6の側面図であ
る。なお、上記第1実施例と同一の部分については同一
符号を付している。
【0037】図において、1はポリエチレン樹脂製の分
岐継手、たとえば消火栓用チ−ズであり、本管接続用主
管部11と上方向分岐管部12とを有し、上方向分岐管
部端にフランジ13を溶接もしくはバット融着により取
付けてある。2は本管であり、分岐継手1の主管部11
の受口内面に装着したゴム輪を介して挿入接続してあ
る。
【0038】3は給水用器材である鉄製の消火栓であ
り、下端にフランジ31を備えている。4はガラス繊維
にて補強された固定板であり、分岐継手1と給水用器材
3のフランジ接続部のフランジの外周が占める面積より
大きい面積を有するものであって、分岐継手1の分岐管
部12に挿通され、分岐継手1のフランジ51及び給水
用器材3のフランジ31とともにフランジ接続部に締着
されている。
【0039】上記固定板4の他の変形例を図8〜図11
に示す。図8は、円形の固定板4を半円形に2等分4
1、41したものであって、中央の大きな円42は分岐
継手1の分岐管部12に挿通するための孔であり、その
周囲の4個の小円43は後述する固定具5のフランジ5
1および給水用器材3のフランジ31とともに締着する
ためのボルト挿通孔である。図9は、平面視正方形の固
定板を一辺に平行して2等分44,44したものであ
り、中央の大きな円42およびその周囲の4個の小円4
3は、図8に示したものと同じである。
【0040】図10(1)は、図9と同じ正方形の固定
板を一辺に平行して2等分45、45したものであり、
図10(1)のY−Y線における断面図である図10
(2)に示すように、固定板の裏面に補強用のリブ4
6、46が設けられ、固定板に加わる曲げや捩じりのよ
り強力な応力にも対応できるものである。
【0041】図11(1)は、図10の固定板の補強用
のリブを、該固定板の中央部に変更したものであって、
47は正方形の一辺に平行して2等分された固定板であ
り、中央の大きな円42およびその周囲の4個の小円4
3は、図8に示したものと同じである。図11(2)
は、図11(1)のZ−Z線における断面図であって、
48は補強用のリブである。図示はしないが、固定板4
の中央部に補強用のリブを設けたものとして、図11に
示された補強用のリブ48と直交する方向に、2等分さ
れた固定板47、47の突き合わせ面に沿ってそれぞれ
の2等分された固定板47、47の裏面に腹合わせに2
枚を取り付けたものであってもよい。
【0042】5は分岐継手用固定具であり、分岐継手1
のフランジ13に係止し、給水用器材とフランジ接続す
るためのフランジ51と、分岐継手をその外壁において
広い面で掴持し、かつ、上記フランジ51を支承するた
めの2つ割りのクランプ52、52から構成されてい
る。
【0043】給水用器材3のフランジ31と固定具5の
フランジ51は、ボルト・ナット6によって相互にフラ
ンジ接続され、給水用器材3への分岐流路を形成する
が、このフランジ接続部において、両フランジ31,5
1とともに締着される固定板4は、図6および図7に示
すように、分岐継手1のフランジ13と固定具5のフラ
ンジ51の間に挟持されているが、これに限定されるも
のではなく、たとえば固定板4を固定具5のフランジ5
1の外側(下側)からこれを押圧する如く重ね合わせて
締着されてもよい。
【0044】上記分岐継手と給水用器材との接続構造に
おいては、通常、給水用器材の給水ヘッド部のみを露出
させ、その他の部分はいずれも地中に埋設される。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明の分岐継手と給水用
器材との接続構造においては、フランジ接続されている
両フランジの少なくとも一方に、フランジの外周が占め
る面積より大きい面積を有する固定板が当接され、その
フランジとともにボルト・ナットにて締着されているの
で、埋設状態の固定板はその周囲の土砂にしっかりと固
定されており、フランジ接続部には捩じりモ−メントな
どを打ち消すモ−メント反力が発生し、フランジ接続部
から分岐管接続部の付け根側へのモ−メントの伝達はな
く、分岐管接続部のグラツキや分岐管接続部のつけ根で
の破断を防止できる。このため、鋳鉄製に比較して機械
的強度の低いプラスチック製の消火栓チ−ズであって
も、安全に使用できる。
【0046】請求項2記載の発明の分岐継手と給水用器
材との接続構造においては、固定板が、そのほぼ中央に
設けられた挿通孔のほぼ内径を通る面にて2分割されて
いるので、分岐管接続部の端部あるいは給水用器材の下
端側にフランジがあっても、両フランジの外側に、見か
け上、固定板を挿通した状態で固定板をいずれかのフラ
ンジ側にボルト・ナットにて締着して取付けることがで
きる。
【0047】請求項3記載の発明の分岐継手と給水用器
材との接続構造においては、固定板の対向する両ボルト
挿通孔を結ぶ延長線上の近傍部分に作業用孔が設けられ
ているので、この作業用孔から作業者が手を入れて、ボ
ルト・ナットにて上記いずれかのフランジ側に固定板を
締着して取付けることができ、施工作業の効率が大幅に
向上する。
【0048】また、給水用器材の配管施工が完了した
後、掘削溝内に土砂を埋め戻しする際、上記作業用孔を
通じて固定板の下側に土砂を充填することができ、固定
板の下側に隙間が生じず、かつ、土砂の埋め戻し作業を
スムーズに行え、施工性にすぐれている。
【0049】請求項4記載の発明の分岐継手と給水用器
材との接続構造においては、固定板がガラス繊維にて補
強された硬質の熱硬化性樹脂発泡体製の板状体であるの
で、固定板が軽量であり、固定板の取付作業をスムーズ
に行え、しかも、すぐれた耐腐食性を有しているので、
長期にわたって性能を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続構造の第1実施例を示す説明図で
ある。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1における固定板を示す拡大平面図である。
【図4】図3のX−X線での断面図である。
【図5】固定板の変形例を示す平面図である。
【図6】本発明の接続構造の第2実施例を示す説明図で
ある。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6における固定板を示す平面図である。
【図9】固定板の変形例を示す平面図である。
【図10】固定板の他の変形例を示すものであり、
(1)は平面図、(2)は(1)のY−Y線における断
面図である。
【図11】固定板のさらに他の変形例を示すものであ
り、(1)は平面図、(2)は(1)のZ−Z線におけ
る断面図である。
【符号の説明】
1 分岐継手 11 本管接続部 12 分岐管接続部 13 フランジ 2 給水本管 3 消火栓(給水用器材) 31 フランジ 4 固定板 41 板片 42 挿通孔 43 ボルト挿通孔 44 作業用孔 45 土砂挿通孔 5 固定部材 51 フランジ 52 クランプ 6 ボルト・ナット 7 フランジ付き短管 71 フランジ M 捩じりモーメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福冨 弘幸 山口県防府市岸津2−11−12 (72)発明者 上野 忠彦 山口県防府市大字新田1782−5

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本管接続部と分岐管接続部とを有する分
    岐継手の本管接続部が給水本管と接続され、前記分岐管
    接続部が給水用器材側の下端部とフランジ接続されてい
    る分岐継手と給水用器材との接続構造において、 前記フランジ接続されている両フランジの少なくとも一
    方に、フランジの外周が占める面積より大きい面積を有
    する固定板が当接され、そのフランジとともにボルト・
    ナットにて締着されていることを特徴とする分岐継手と
    給水用器材との接続構造。
  2. 【請求項2】 固定板のほぼ中央に、分岐継手の分岐管
    接続部の外径より少し大きな挿通孔が設けられ、この挿
    通孔の外周の仮想同心円上に複数のボルト挿通孔が設け
    られ、かつ、固定板が前記挿通孔のほぼ内径を通る面に
    て2分割されているものである請求項1記載の分岐継手
    と給水用器材との接続構造。
  3. 【請求項3】 固定板がその対向する両ボルト挿通孔を
    結ぶ延長線上の近傍部分に、作業者の手が入る大きさの
    作業用孔が設けられているものである請求項2記載の分
    岐継手と給水用器材との接続構造。
  4. 【請求項4】 固定板がガラス繊維にて補強された硬質
    の熱硬化性樹脂発泡体製の板状体である請求項1ないし
    3記載の分岐継手と給水用器材との接続構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167510A (ja) * 2010-01-21 2011-09-01 Furukawa Electric Co Ltd:The トンネル消火配管構造、トンネル消火配管の分岐構造、トンネル消火配管の断熱構造、およびトンネル消火配管の強度低下防止方法
JP2014114826A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Cosmo Koki Co Ltd 弁装置を有する分岐管
CN107448706A (zh) * 2017-10-07 2017-12-08 江苏捷通管业科技有限公司 一种多功能石油化工管道
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CN113531254A (zh) * 2021-07-30 2021-10-22 南京汇仁化工设备有限公司 一种动力波溢流堰

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