JP2018004065A - 吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具及びそれを用いた配管方法 - Google Patents

吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具及びそれを用いた配管方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フランジ継ぎ手で相互に結合された長尺の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分を固定して支持する支持具、及び、それを用いた同吸込ホースの配管方法を提供する。
【解決手段】・・・
フランジ継ぎ手3で相互に結合された吸込ホースのフランジ継ぎ手の突縁4a、4bの外周に沿うように曲げられた、その外周の半分弱の長さを持つ板材5a、6aを本体とする、フランジ継ぎ手の二つの突縁を挟み込む形の二つ割れのAクランプ部材5、及び、Bクランプ部材6から成る支持具1であって、Aクランプ部材5がフランジ継ぎ手固定対象部材8に固定され、Bクランプ部材6が、ボルト7a・ナット7bでAクランプ部材に固定されることにより、フランジ継ぎ手3部分をフランジ継ぎ手固定対象部材にしっかりと固定する吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具1、及び、それを用いるフランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの配管方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、フランジ継ぎ手で相互に結合された長尺の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分を固定する支持具及びそれを用いた同吸込ホースの配管方法に関するものである。
吸込ホースは、サクションホース、あるいは、吸引ホースとも呼ばれ、スパイラル状の金属線や樹脂線と、オレフィン系硬質樹脂や、硬質塩化ビニールと軟質塩化ビニール等を組み合わせて構成される。耐圧は通常−0.1から1.0MPaを有し、化学分析装置の資料採取部と分析装置本体の間をつなぐ小口径・短尺のものから、後述する特許文献1の垂直揚土装置のように大口径・長尺のものまで、各種業務分野で広く使用されている。
長尺の吸込ホースが必要な際には、ネジ継ぎ手、フランジ継ぎ手、専用ジョイント等を持ちいて吸込ホース同士を結合する。耐圧の高い場合や、後述する特許文献1のように結合される二つの吸込ホース内面をフラットに接続したい場合には、フランジ継ぎ手が良く用いられる。
前述の通り、吸込ホースの用途は種々あるが、多くの場合は掃除機本体と吸込ノズル部を繋ぐ吸込ホースのように、機器と機器の間を繋ぐだけで用が足りる場合が多い。特許文献1のように長尺の吸込ホースを用いる場合にも、あくまでも仮設的な扱いである。どちらの場合も、吸込ホースを配置するルートを厳密に定められることはなく、したがって、吸込ホースのために特別に考えられた支持具や固定具は見当たらない。
しかし、定期的に補修のため系統から隔離される本設配管の補修期間中の代替配管としてフランジ継ぎ手で結合された長尺の吸込ホースがプラント内に常設される場合もある。この様な場合には、長期間の使用に耐えるために、いくつかの配慮が必要になる。
まず、フランジ継ぎ手で相互に結合された長尺の吸込ホースを床の上にじか置きすると、そのフランジ継ぎ手は床に密着し、メインテナンスがやりにくくなるばかりではなく、腐食も起こりやすくなるので、フランジ継ぎ手を床との間に隙間を空けて配置する必要がある。
次に、吸込ホースの内部流体の圧力の変動等により、フランジ継ぎ手が振動したり、踊ったりして動くと、そのフランジ継ぎ手に近接する吸込ホースに局部的に大きな応力がかかり、吸込ホースの耐久性に問題が生ずる恐れがある。これを防ぐためには、フランジ継ぎ手をしっかりと固定する必要がある。
さらに、他の配管や機器との干渉を避け、作業員の往来に支障を来さないように、本設配管同様に設計図面に従って指示された位置に配置する必要がある。そのためには、フランジ継ぎ手の部分だけでなく、吸込ホースの部分も適切に固定して支持する必要がある。
特許情報プラットホームの特許・実用新案テキスト検索を用いて、「要約+請求の範囲」欄に、「吸込ホース サクションホース 吸い込みホース 吸引ホース」の言葉と、「フランジ」の言葉と、さらに、「拘束 支持 サポート 固定」の言葉を含む公開特許公報及び公開実用新案公報を検索したところ、22件がヒットした。その中で、吸込ホース同士をフランジ結合しているものは、下記の2件のみであった。
特許文献1「垂直揚土装置」は、地中孔を掘削する際に真空吸引で掘削土砂を地上まで搬送するのに吸引ホースを用いており、地中孔が深くなるにつれてその長さを長くするためにフランジを有する接続装置を用いている。この発明では吸引ホース内面への掘削土砂の付着堆積による詰まりを防止するために、あえて吸引ホースにたるみを持たせる配置をしており、吸込ホース自体はその地上部分では支持具で支持され、その地中孔内にたれ下げた部分では固定部材に連結手段で連結されているものの、フランジを固定したり、図面に指示された位置どおりに吸込ホースを配置する考えはない。
特許文献2「リバースサーキュレイションドリルの掘削装置」は、昇降自在に支持されて回転する、下端にドリルパイプを付けたケリーバーの上端にサクションホース、サクションポンプ、排出管を繋ぎ、水と土砂と土の混合体からなる流体を排出する装置で、ケリーバーと複数のドリルパイプの連結にフランジを用いることには触れているものの、サクションホースの途中に図示されているフランジ継ぎ手状の物にはなんら言及がない。また、サクションホースはサクションポンプとケリーバーの上端に設けられたスイベルジョイントを繋ぐだけで、その間で固定あるいは支持をしようと言う意図は見られない。
これら2件を含むヒットした22件の中には、吸込ホースを配置するに必要となる適切な固定や支持にふれたものはなかった。また、今まで出願人は、吸込ホースを配置するための特別な支持具や固定具、また、それらを用いた配管方法を見たことがない。
なお、通常使われる鋼管製の配管でも長尺のものが必要であれば、配管の端部にフランジ継ぎ手を設けて互いに結合することが多い。これをプラント内で配置するには、配管部分をU字型の板材や棒材で把持し、それを用いて固定部材に固定する。鋼管製配管では、配管部分もフランジ継ぎ手部分と同様に十分な剛性を有しているので、把持するのが容易な配管部分のみを固定すれば十分だからである。
これに対し、フランジ継ぎ手で結合された吸込ホースでは、吸込ホースの部分の剛性が低いために、吸込ホース部分のみをU字型の板材や棒材で把持し、それを用いて吸込ホース部分を固定部材に固定する方法では、重量物であるフランジ継ぎ手部分が垂れ下がってしまいフランジ継ぎ手で結合された吸込ホース全体を適切に固定し、保持することができない。
特開2000−291054号公報 特開2000−002074号公報
無し
そこで解決しようとする課題は、フランジ継ぎ手で相互に結合された長尺の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分を固定し支持する支持具、及び、それを用いたフランジ継ぎ手で相互に結合された長尺の吸込ホースの配管方法を提供することである。フランジ継ぎ手部分を固定し支持する支持具は、その取り扱いが容易なものが望ましい。
上記課題を解決する本発明は、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの該フランジ継ぎ手の二つの突縁を挟み込む形の二つ割れのAクランプ部材、及び、Bクランプ部材から成る支持具であって、両クランプ部材はそれぞれ該フランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた、該外周の半分弱の長さを持つ板材を本体とし、該Aクランプ部材が該フランジ継ぎ手部分を固定する対象である固定部材(以下「フランジ継ぎ手固定対象部材」と言う)に固定され、該Bクランプ部材が、ボルト・ナット等の留め具で該Aクランプ部材に固定されることにより、該フランジ継ぎ手部分を挟み込んで該フランジ継ぎ手固定対象部材に固定する吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具である。
相互に結合された吸込ホースのそれぞれの端部に取りつけられたフランジの、向き合った二つの突縁を挟み込む形の二つ割れのAクランプ部材、及び、Bクランプ部材から成る支持具である。Aクランプ部材、及び、Bクランプ部材は、それぞれフランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた、該外周の半分弱の長さを持つ板材を本体とし、一方のAクランプ部材はフランジ継ぎ手固定対象部材に取りつけられるための脚部と、Bクランプ部材との結合部分を有し、他方のBクランプ部材はAクランプ部材に固定するための結合部分を有する。
まず、フランジ継ぎ手固定対象部材にAクランプ部材の脚部を溶接やボルト・ナット等の留め具を用いて固定する。そのAクランプ部材のフランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた板材部分に、固定すべきフランジ継ぎ手の二つの突縁をあてがい、その二つの突縁を上から覆うように、Bクランプ部材のフランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた板材部分をフランジ継ぎ手の突縁に合わせたのちに、Bクランプ部材の結合部分をボルト・ナット等の留め具でAクランプ部材の結合部分に固定する。
両クランプ部材の本体を成す板材は、それぞれフランジ継ぎ手の突縁の外周の半分弱の長さを持つから、Bクランプ部材の結合部分をボルト・ナット等の留め具でAクランプ部材の結合部分に固定することにより、両クランプ部材はフランジ継ぎ手の突縁の外周をしっかりと挟み込んで把持することができる。
この支持具を使用することにより、フランジ継ぎ手で相互に結合された長尺の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分そのものを固定することができ、フランジ継ぎ手を床にじか置きでなく、床との間に隙間を空けて配置することができる。フランジ継ぎ手に係る作業が容易になり、腐食を防止することができる。
さらに、この支持具を使用することにより、フランジ継ぎ手部分を固定部材にしっかりと固定することができるので、吸込ホースの内部流体に圧力変動等が生じても、フランジ継ぎ手が振動したり、踊ったりして動くことが防止できて、フランジ継ぎ手に近接する吸込ホースに局部的な応力がかかり、吸込ホースの耐久性に問題を生ずることを防止できる。
また、上記課題を解決する本発明は、請求項1に記載のフランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具であって、前記フランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた板材の幅方向の両端部に、前記フランジ継ぎ手の二つの突縁の側壁を両側から挟む形の円弧状の凸部を設けたフランジ継ぎ手部分の支持具である。
前述の本発明のフランジ継ぎ手部分の支持具を用いるに当たっては、まずフランジ継ぎ手固定対象部材に固定されたAクランプ部材の板材部分に、固定すべきフランジ継ぎ手の二つの突縁をあてがうが、そのフランジ継ぎ手にはその自重とそれが接続されている長尺の吸込ホースからの力を受けているので、必ずしも容易に板材部分にフランジ継ぎ手の突縁を合わせられるわけではなく、特に、吸込ホースの軸方向にずれやすい。また、その二つの突縁を上から覆うように、Bクランプ部材のフランジ継ぎ手の板材部分をフランジ継ぎ手の突縁に合わせてBクランプ部材の結合部分をボルト・ナット等の留め具でAクランプ部材の結合部分に固定する際にも、フランジ継ぎ手がAクランプ部材の板材部分からずれて動かないようにしっかりと支えておく必要が生じることがある。
したがって、作業は、一の作業員がフランジ継ぎ手をAクランプ部材の板状部分に置いて、その位置で支え、他の作業員がその上からBクランプ部材の板状部分をあてがって全体を押さえつけ、手の空いた一の作業員がBクランプ部材の結合部分をボルト・ナット等の留め具でAクランプ部材の結合部分に固定すると言う二人作業にならざるを得ない。
そこで、フランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた板材、すなわち、両クランプ部材の本体を成す板材の幅方向の両端部に、フランジ継ぎ手の二つの突縁の側壁を両側から挟む形の円弧状の凸部を設けることにより、フランジ継ぎ手固定対象部材に固定されたクランプ部材の板材部分に固定すべきフランジ継ぎ手の二つの突縁をあてがう際に、作業員は二つの円弧状の凸部の間にそのフランジ継ぎ手の突縁を置くことにより、容易にそのフランジ継ぎ手の位置、特に、吸込ホースの軸方向の位置を合わせることができる。二人作業の必要がなくなるので、省力化の効果も得られる。
作業員は、その位置でフランジ継ぎ手を、フランジ継ぎ手固定対象部材に固定されたクランプ部材の板材に押しつけながら、さらにその二つの突縁を上から覆うように、他のクランプ部材の板材部分をフランジ継ぎ手の突縁に合わせ、両クランプ部材の結合部分をボルト・ナット等の留め具で固定する作業も一人で容易に行うことができる。
さらに、上記課題を解決する本発明は、請求項1または請求項2に記載のフランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具、及び、前記フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの、該吸込ホース部分を取り巻くU字型、または、環状の板材又は棒材から成り、該吸込ホース部分を固定する対象である固定部材(以下「吸込ホース固定対象部材」と言う)に固定する支持具とを用いる、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの配管方法である。
請求項1に記載のフランジ継ぎ手部分の支持具を用いてフランジ継ぎ手をフランジ継ぎ手固定対象部材に固定すると共に、吸込ホース部分を、従来から鋼管性配管の配管部分の支持や固定に用いられてきたものと同様に、U字型、または、環状の板材又は棒材から成り、溶接やボルト・ナット等の留め具で吸込ホース固定対象部材に固定されることにより、吸込ホース部分を吸込ホース固定対象部材に固定する支持具を用いて固定することにより、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホース全体をしっかりと、かつ、本設配管同様に設計図面に従って指示された位置に配置することができる。
本発明の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具を用いることにより、フランジ継ぎ手を床にじか置きでなく、床との間に隙間を空けて配置することができるので、フランジ継ぎ手に係る作業が容易になり、腐食を防止することができる。さらに、吸込ホースの内部流体に圧力変動等が生じても、フランジ継ぎ手が動くことが防止できて、フランジ継ぎ手に近接する吸込ホースの耐久性に問題を生ずることを防止できる。
また、両クランプ部材の本体を成す板材の幅方向の両端部に、フランジ継ぎ手の二つの突縁の側壁を両側から挟む形の円弧状の凸部を設けることにより、取り扱いが容易になり、作業員の負担を軽減することができ、省力化の効果も得られる。
さらに、本発明のフランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの配管方法を採用することにより、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホース全体をしっかりと、かつ、本設配管同様に設計図面に従って指示された位置に配置することができる。固定対象部材を適宜配置すれば、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースを空中に敷設することも容易である。
本発明の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具の実施例1の正面図(a)と側面図(b)である。 そのA−A断面図である。 本発明の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具の実施例2の正面図(a)とB−B断面図(b)である。 本発明のフランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの配管方法(実施例3)の説明図である。 同配管方法で使用する吸込ホースの吸込ホース部分の支持具の正面図(a)と側面図(b)である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明をする。なお、本発明はかかる実施の形態には限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて良いことは言うまでもない。
図1は、実施例1の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具1の正面図(a)と側面図(b)、図2は、そのA−A断面図である。図1において、2点鎖線で示された吸込ホース2a及び2bは、フランジ継ぎ手3のフランジ3a及び3bにより相互に結合されている。吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具1は、二つのフランジ3a及び3bのそれぞれの突縁4a及び4bを挟み込む形の二つ割れのAクランプ部材5、及び、Bクランプ部材6から成っている。
Aクランプ部材5、及び、Bクランプ部材6は、それぞれがフランジ継ぎ手の突縁4a及び4bの外周に沿うように曲げられ、その突縁の外周のほぼ半分の長さを有する板材5a及び6aを本体とし、Aクランプ部材5はフランジ継ぎ手固定対象部材8に取りつけられるための脚部5bと、Bクランプ部材6との結合部分5cを有し、Bクランプ部材6はAクランプ部材に固定するための結合部分6cを有する。
この支持具の使用に当たっては、まず、フランジ継ぎ手固定対象部材8にAクランプ部材5の脚部5bを溶接やボルト5d・ナット等の留め具を用いて固定する。そのAクランプ部材5のフランジ継ぎ手3のフランジの突縁4a及び4bの外周に沿うように曲げられた板材5aに、固定すべきフランジ継ぎ手の二つの突縁4a及び4bをあてがい、その二つの突縁を上から覆うように、Bクランプ部材のフランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた板材6aをフランジ継ぎ手の突縁4a及び4bに合わせたのちに、Bクランプ部材の結合部分6cをボルト7a・ナット7b等の留め具でAクランプ部材の結合部分5cに固定する。ここで、留め具はボルト・ナットに限らず、例えば、片側をヒンジ構造にする等のバリエーションが考えられる。
この支持具1を使用することにより、フランジ継ぎ手3a及び3bで相互に結合された長尺の吸込ホースのフランジ継ぎ手3部分そのものをしっかりと固定することができ、フランジ継ぎ手3を床にじか置きでなく、床との間に隙間を空けて配置することができる。フランジ継ぎ手3に係る作業が容易になり、腐食を防止することができる。
さらに、この支持具1を使用することにより、フランジ継ぎ手3をフランジ継ぎ手固定対象部材8にしっかりと固定することができるので、吸込ホースの内部流体に圧力変動等が生じても、フランジ継ぎ手3が振動したり、踊ったりして動くことが防止できて、フランジ継ぎ手3に近接する吸込ホースに局部的な応力がかかり、吸込ホースの耐久性に問題を生ずることを防止できる。
図3は、実施例2の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具14の正面図(a)とB−B断面図(b)である。この実施例の説明に当たっては、理解を容易にするために、実施例1で使われている部材と同じ形状を持ち、同じ機能を果たす部材には、同じ名称と同じ符番を用いることとする。
本支持具14も、実施例1の支持具1と同様に、2点鎖線で示された吸込ホース2a及び2bを結合するフランジ継ぎ手3のフランジの突縁4a及び4bを挟み込む形の二つ割れのCクランプ部材15、及び、Dクランプ部材16から成っている。
Cクランプ部材15、及び、Dクランプ部材16は、それぞれがフランジ継ぎ手の突縁4a及び4bの外周に沿うように曲げられ、その突縁の外周のほぼ半分の長さを有する板材5a及び6aを本体とし、Cクランプ部材15はフランジ継ぎ手固定対象部材8に取りつけられるための脚部5bと、Dクランプ部材16との結合部分5cを有し、Dクランプ部材16はCクランプ部材15に固定するための結合部分6cを有することは、実施例1の支持具と変わらない。
本支持具14と実施例1の支持具1との違いは、板材5a及び5bの幅方向の両端部に、フランジ継ぎ手の二つの突縁4a及び4bの側壁を両側から挟む形の円弧状の凸部5e及び6eを設けたことである。
この構成を採用することにより、この支持具14を用いるに当たっては、まずフランジ継ぎ手固定対象部材8に固定されたCクランプ部材15の板材5a部分に、固定すべきフランジ継ぎ手の二つの突縁をあてがう際に、作業員は二つの円弧状の凸部5e及び6eの間にそのフランジ継ぎ手の突縁4a及び4bを置くことにより、容易にそのフランジ継ぎ手3の位置、特に、吸込ホース2の軸方向の位置を合わせることができる。
作業員は、その位置でフランジ継ぎ手3をCクランプ部材の板材5aに押しつけながら、さらにその二つの突縁4a及び4bを上から覆うように、Dクランプ部材16の板材6a部分をフランジ継ぎ手の突縁に合わせ、Dクランプ部材16の結合部分6cをボルト7a・ナット7b等の留め具でCクランプ部材15の結合部分5cに固定する作業を行う。作業は一人でも容易に行うことができ、二人作業の必要がなくなるので省力化の効果も得られる。
図4は、本発明のフランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの配管方法の説明図である。図5は、同配管方法で実施例1のフランジ継ぎ手部分の支持具1と共に使用する吸込ホースの吸込ホース部分の支持具6の正面図(a)と側面図(b)である。
吸込ホース部分の支持具11は、従来から鋼管性配管の配管部分の支持や固定に用いられてきたものと同様に、U字型の棒材11aから成り、溶接やナット12等の留め具で吸込ホース固定対象部材13に固定されることにより、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの吸込ホース2部分を吸込ホース固定対象部材13にしっかりと固定する。支持具11の本体を棒材ではなく板材とし、溶接やボルト・ナット等の留め具で吸込ホース固定対象部材13に固定しても良い。
実施例1に記載のフランジ継ぎ手部分の支持具1と、吸込ホース部分を固定部材に固定する支持具11とを、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの固定に適切な位置に配置し、それぞれの固定対象部材に固定することにより、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホース全体をしっかりと、かつ、本設配管同様に設計図面に従って指示された位置に配置することができる。固定対象部材8、13を適宜配置すれば、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースを空中に敷設することも容易である。
1 実施例1の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具
2、2a、2b 吸込ホース
3 フランジ継ぎ手
3a、3b フランジ
4、4a、4b フランジの突縁
5 Aクランプ部材
6 Bクランプ部材
5a、6a クランプ部材の板材
5b 同 脚部
5c、6c 同 結合部分
5d ボルト
5e、6e 円弧状の凸部
7a、7b ボルト・ナット
8 フランジ継ぎ手固定対象部材
11 吸込ホース部分の支持具
11a 同 棒材
12 ナット
13 吸込ホース固定対象部材
14 実施例2の吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具
15 Cクランプ部材
16 Dクランプ部材

Claims (3)

  1. フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの該フランジ継ぎ手の二つの突縁を挟み込む形の二つ割れのAクランプ部材、及び、Bクランプ部材から成る支持具であって、両クランプ部材はそれぞれ該フランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた、該外周の半分弱の長さを持つ板材を本体とし、該Aクランプ部材が該フランジ継ぎ手部分を固定する対象である固定部材(以下「フランジ継ぎ手固定対象部材」と言う)に固定され、該Bクランプ部材が、ボルト・ナット等の留め具で該Aクランプ部材に固定されることにより、該フランジ継ぎ手部分を挟み込んで該フランジ継ぎ手固定対象部材に固定する吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具。
  2. 請求項1に記載のフランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具であって、前記フランジ継ぎ手の突縁の外周に沿うように曲げられた板材の幅方向の両端部に、前記フランジ継ぎ手の二つの突縁の側壁を両側から挟む形の円弧状の凸部を設けたフランジ継ぎ手部分の支持具。
  3. 請求項1または請求項2に記載のフランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースのフランジ継ぎ手部分の支持具、及び、前記フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの、該吸込ホース部分を取り巻くU字型、または、環状の板材又は棒材から成り、該吸込ホース部分を固定する対象である固定部材(以下「吸込ホース固定対象部材」と言う)に固定する支持具とを用いる、フランジ継ぎ手で相互に結合された吸込ホースの配管方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109538851A (zh) * 2018-11-21 2019-03-29 尹苑苑 一种防腐蚀管箍

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