JPH09158689A - セグメントおよびセグメント構造体 - Google Patents
セグメントおよびセグメント構造体Info
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- JPH09158689A JPH09158689A JP7314494A JP31449495A JPH09158689A JP H09158689 A JPH09158689 A JP H09158689A JP 7314494 A JP7314494 A JP 7314494A JP 31449495 A JP31449495 A JP 31449495A JP H09158689 A JPH09158689 A JP H09158689A
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- Japan
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- segment
- bolt
- fiber reinforced
- resin
- reinforced resin
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トンネル内の水分,硫化水素等に対する耐腐
食性を向上させ、特に下水道トンネルのようなトンネル
の耐久性を向上させるとともに、分岐部もしくは合流部
でシールド掘進機による切削を可能とする。 【解決手段】 結合材に樹脂を用いて骨材を結合したモ
ルタルもしくはコンクリート部材よりなるセグメント本
体2に、隣接セグメント同士を連結するセグメント締結
部材を組込むための空間部3を形成し、この空間部3内
にセグメント締結部材による締結力を支持する繊維強化
樹脂製の支圧部材(中空ボルトボックス4)をセグメン
ト本体2と一体に設ける。
食性を向上させ、特に下水道トンネルのようなトンネル
の耐久性を向上させるとともに、分岐部もしくは合流部
でシールド掘進機による切削を可能とする。 【解決手段】 結合材に樹脂を用いて骨材を結合したモ
ルタルもしくはコンクリート部材よりなるセグメント本
体2に、隣接セグメント同士を連結するセグメント締結
部材を組込むための空間部3を形成し、この空間部3内
にセグメント締結部材による締結力を支持する繊維強化
樹脂製の支圧部材(中空ボルトボックス4)をセグメン
ト本体2と一体に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドトンネル
に使用するセグメントおよびそのセグメントを締結部材
により相互に連結してなるセグメント構造体に関するも
のである。
に使用するセグメントおよびそのセグメントを締結部材
により相互に連結してなるセグメント構造体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、シールドトンネルに使用されるセ
グメントとしては、鋼製セグメント,ダクタイル(球状
黒鉛鋳鉄)セグメント等の金属製セグメントもしくは鉄
筋とコンクリートとよりなるRCセグメントが最も一般
的である。また、互いに隣接するセグメント同士を連結
するためのボルト,ナット等の締結部材およびその締結
部材による締結力を支持するためのワッシャ,ボルトボ
ックス等の支圧部材についても、金属(鋼)製とされる
のが普通である。
グメントとしては、鋼製セグメント,ダクタイル(球状
黒鉛鋳鉄)セグメント等の金属製セグメントもしくは鉄
筋とコンクリートとよりなるRCセグメントが最も一般
的である。また、互いに隣接するセグメント同士を連結
するためのボルト,ナット等の締結部材およびその締結
部材による締結力を支持するためのワッシャ,ボルトボ
ックス等の支圧部材についても、金属(鋼)製とされる
のが普通である。
【0003】また、本発明に関連する技術として、既設
のセグメントを掘削刃により容易に切断できるように、
このセグメントを、カーボン繊維,ガラス繊維,アラミ
ド繊維またはビニロンのうちのいずれかを樹脂に含浸し
てなる成形材または、その短いファイバーまたはスチー
ルファイバーを用いて補強したコンクリート構造で構成
したものが、特開平4−213695号公報において開
示されている。
のセグメントを掘削刃により容易に切断できるように、
このセグメントを、カーボン繊維,ガラス繊維,アラミ
ド繊維またはビニロンのうちのいずれかを樹脂に含浸し
てなる成形材または、その短いファイバーまたはスチー
ルファイバーを用いて補強したコンクリート構造で構成
したものが、特開平4−213695号公報において開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に下
水トンネル等において、前述のような金属製セグメント
もしくはRCセグメントを長時間使用すると、硫化水
素,水等によって締結部材,支圧部材もしくはセグメン
ト内部の鉄筋(過酷な場合にはコンクリート自体)が腐
食し、トンネル内の補修が度々必要になる。このため、
この補修期間中におけるトンネルの使用が不可能になる
だけでなく、補修作業そのものにも苦渋が伴うとともに
多大な期間と費用とがかかるという問題点がある。
水トンネル等において、前述のような金属製セグメント
もしくはRCセグメントを長時間使用すると、硫化水
素,水等によって締結部材,支圧部材もしくはセグメン
ト内部の鉄筋(過酷な場合にはコンクリート自体)が腐
食し、トンネル内の補修が度々必要になる。このため、
この補修期間中におけるトンネルの使用が不可能になる
だけでなく、補修作業そのものにも苦渋が伴うとともに
多大な期間と費用とがかかるという問題点がある。
【0005】一方、関連する技術として示した前述の公
報には、シールド掘進機の掘削刃で容易に切削できるよ
うにした繊維強化樹脂成形体もしくはその短いファイバ
ーまたはスチールファイバーを用いて補強したコンクリ
ート構造のセグメントが提案されているが、この公報に
おいては、締結部材,支圧部材までをも非金属材料で製
作することについては何ら開示されていないので、金属
製の締結部材や継手手段が掘削刃にからみついたり、刃
を損傷させることがあるとともに、腐食に対しては依然
として前述のような問題点が存在する。
報には、シールド掘進機の掘削刃で容易に切削できるよ
うにした繊維強化樹脂成形体もしくはその短いファイバ
ーまたはスチールファイバーを用いて補強したコンクリ
ート構造のセグメントが提案されているが、この公報に
おいては、締結部材,支圧部材までをも非金属材料で製
作することについては何ら開示されていないので、金属
製の締結部材や継手手段が掘削刃にからみついたり、刃
を損傷させることがあるとともに、腐食に対しては依然
として前述のような問題点が存在する。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、トンネル内の水分,硫化水素等に対する耐
腐食性を向上させ、特に下水道トンネルのようなトンネ
ルの耐久性を向上させることのできるセグメントおよび
セグメント構造体を提供することを目的とするものであ
る。
れたもので、トンネル内の水分,硫化水素等に対する耐
腐食性を向上させ、特に下水道トンネルのようなトンネ
ルの耐久性を向上させることのできるセグメントおよび
セグメント構造体を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述の
目的を達成するために、本発明によるセグメントは、結
合材に樹脂を用いて骨材を結合したモルタルもしくはコ
ンクリート部材よりなるセグメント本体に、隣接セグメ
ント同士を連結するセグメント締結部材を組込むための
空間部を形成し、この空間部内に前記セグメント締結部
材による締結力を支持する繊維強化樹脂製の支圧部材を
前記セグメント本体と一体に設けることを特徴とするも
のである。
目的を達成するために、本発明によるセグメントは、結
合材に樹脂を用いて骨材を結合したモルタルもしくはコ
ンクリート部材よりなるセグメント本体に、隣接セグメ
ント同士を連結するセグメント締結部材を組込むための
空間部を形成し、この空間部内に前記セグメント締結部
材による締結力を支持する繊維強化樹脂製の支圧部材を
前記セグメント本体と一体に設けることを特徴とするも
のである。
【0008】本発明においては、水および硫化水素に対
して耐腐食性のある結合材に樹脂を用いて骨材を結合し
たモルタルもしくはコンクリート部材によりセグメント
本体が作製され、かつセグメント締結部材による締結力
を支持する支圧部材が同じく耐腐食性のある繊維強化樹
脂により作製されているので、例えば地下鉄もしくは特
に下水道等のトンネルにおいて長期間の使用によっても
腐食することのない耐久性の高いトンネルが提供可能と
なる。また、このセグメントをトンネルの分岐部もしく
は合流部のような接続部に用いれば、削孔機またはシー
ルド機のカッタヘッドで切削可能であり、トンネル同士
の地中接合が容易となって工期の短縮と工費の節減が可
能となる。
して耐腐食性のある結合材に樹脂を用いて骨材を結合し
たモルタルもしくはコンクリート部材によりセグメント
本体が作製され、かつセグメント締結部材による締結力
を支持する支圧部材が同じく耐腐食性のある繊維強化樹
脂により作製されているので、例えば地下鉄もしくは特
に下水道等のトンネルにおいて長期間の使用によっても
腐食することのない耐久性の高いトンネルが提供可能と
なる。また、このセグメントをトンネルの分岐部もしく
は合流部のような接続部に用いれば、削孔機またはシー
ルド機のカッタヘッドで切削可能であり、トンネル同士
の地中接合が容易となって工期の短縮と工費の節減が可
能となる。
【0009】前記支圧部材は、前記セグメント締結部材
を収納する中空ボックスであり得る。このような支圧部
材によれば、製造時に型枠に対するその支圧部材のセッ
トを容易に行うことができ、セグメント本体への支圧部
材の組み込みが容易となる。
を収納する中空ボックスであり得る。このような支圧部
材によれば、製造時に型枠に対するその支圧部材のセッ
トを容易に行うことができ、セグメント本体への支圧部
材の組み込みが容易となる。
【0010】本発明においては、更に互いに隣接する空
間部にそれぞれ設けられる支圧部材同士を連結する繊維
強化樹脂製の連結部材を設けるのが好ましい。このよう
な連結部材を設けると、セグメント自身の強度を増すこ
とができるとともに、この連結部材が繊維強化樹脂によ
り作製されているので、耐腐食性と切削容易性とを確保
することができる。
間部にそれぞれ設けられる支圧部材同士を連結する繊維
強化樹脂製の連結部材を設けるのが好ましい。このよう
な連結部材を設けると、セグメント自身の強度を増すこ
とができるとともに、この連結部材が繊維強化樹脂によ
り作製されているので、耐腐食性と切削容易性とを確保
することができる。
【0011】この場合、前記連結部材は、両端部がそれ
ぞれ支圧部材に一体的に設けられる棒状の連結体であっ
ても良いし、前記セグメント本体に形成される全ての空
間部を取り囲むとともに、各空間部内の支圧部材の外周
部にそれぞれ固着される無端状の連結体であっても良
い。
ぞれ支圧部材に一体的に設けられる棒状の連結体であっ
ても良いし、前記セグメント本体に形成される全ての空
間部を取り囲むとともに、各空間部内の支圧部材の外周
部にそれぞれ固着される無端状の連結体であっても良
い。
【0012】次に、本発明によるセグメント構造体は、
前述のセグメントの端面同士を突き合わせて繊維強化樹
脂製のセグメント締結部材により相互に連結してなるこ
とを特徴とするものである。
前述のセグメントの端面同士を突き合わせて繊維強化樹
脂製のセグメント締結部材により相互に連結してなるこ
とを特徴とするものである。
【0013】このような構成のセグメント構造体によれ
ば、セグメント同士を連結するセグメント締結部材が更
に繊維強化樹脂により作製されているので、このセグメ
ント構造体を全体として腐食等に対して耐久性の高いも
のとすることができるとともに、削孔機またはシールド
機のカッタヘッドでの掘削を容易に行うことができる。
ば、セグメント同士を連結するセグメント締結部材が更
に繊維強化樹脂により作製されているので、このセグメ
ント構造体を全体として腐食等に対して耐久性の高いも
のとすることができるとともに、削孔機またはシールド
機のカッタヘッドでの掘削を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるセグメントお
よびセグメント構造体の具体的実施例について、図面を
参照しつつ説明する。
よびセグメント構造体の具体的実施例について、図面を
参照しつつ説明する。
【0015】(第1実施例)本発明の第1実施例に係る
セグメントが図1((a)斜視図,(b)隣接するセグ
メント同士の連結状態で示す断面図,(c)平面図)に
示されている。
セグメントが図1((a)斜視図,(b)隣接するセグ
メント同士の連結状態で示す断面図,(c)平面図)に
示されている。
【0016】本実施例のセグメント1は、全体として弧
状に湾曲した板状形状とされ、結合材に樹脂を用いて骨
材を結合したモルタルもしくはコンクリート部材(例え
ばレジンモルタルもしくはレジンコンクリート)よりな
るセグメント本体2と、このセグメント本体2の内面側
であって両端面および両側面から所定距離隔てた位置に
形成される複数個(本実施例では6個)の略長方体形状
の空間部3と、これら空間部3内に配される繊維強化樹
脂(例えばFRPもしくはCFRP)製の中空ボルトボ
ックス4とを備えるものとされている。前記空間部3に
は、接合端面側に向けてその接合端面まで達するボルト
通し孔5と、このボルト通し孔5と相対向する方向に向
かうボルト格納孔6とがその空間部3に連通するように
設けられている。
状に湾曲した板状形状とされ、結合材に樹脂を用いて骨
材を結合したモルタルもしくはコンクリート部材(例え
ばレジンモルタルもしくはレジンコンクリート)よりな
るセグメント本体2と、このセグメント本体2の内面側
であって両端面および両側面から所定距離隔てた位置に
形成される複数個(本実施例では6個)の略長方体形状
の空間部3と、これら空間部3内に配される繊維強化樹
脂(例えばFRPもしくはCFRP)製の中空ボルトボ
ックス4とを備えるものとされている。前記空間部3に
は、接合端面側に向けてその接合端面まで達するボルト
通し孔5と、このボルト通し孔5と相対向する方向に向
かうボルト格納孔6とがその空間部3に連通するように
設けられている。
【0017】このように構成されるセグメント1は、型
枠に中空ボルトボックス4をセットした後、この型枠内
に例えばレジンモルタルもしくはレジンコンクリートを
一様に流し込み、固化,養生,乾燥の行程を経て製造さ
れる。
枠に中空ボルトボックス4をセットした後、この型枠内
に例えばレジンモルタルもしくはレジンコンクリートを
一様に流し込み、固化,養生,乾燥の行程を経て製造さ
れる。
【0018】互いに隣接するセグメント1,1同士を連
結して円筒状のセグメント構造体を形成する際には、ボ
ルト7の一端部がボルト通し孔5に、他端部がボルト格
納孔6に収納されるように一方のセグメント1内にその
ボルト7を配置しておき、次いでセグメント1,1の端
面同士を突き合わせ、ボルト7を引き出してそのボルト
7を他方のセグメント1のボルト通し孔5に挿入し、中
空ボルトボックス4との間にワッシャー8を介在させて
ナット9で締め付けるようにする。この場合、中空ボル
トボックス4およびワッシャー8が、ボルト7による締
結力を支持するための支圧部材となる。本実施例では、
これらボルト7,ワッシャー8およびナット9をいずれ
も繊維強化樹脂製としている。
結して円筒状のセグメント構造体を形成する際には、ボ
ルト7の一端部がボルト通し孔5に、他端部がボルト格
納孔6に収納されるように一方のセグメント1内にその
ボルト7を配置しておき、次いでセグメント1,1の端
面同士を突き合わせ、ボルト7を引き出してそのボルト
7を他方のセグメント1のボルト通し孔5に挿入し、中
空ボルトボックス4との間にワッシャー8を介在させて
ナット9で締め付けるようにする。この場合、中空ボル
トボックス4およびワッシャー8が、ボルト7による締
結力を支持するための支圧部材となる。本実施例では、
これらボルト7,ワッシャー8およびナット9をいずれ
も繊維強化樹脂製としている。
【0019】本実施例によれば、セグメント本体2が耐
腐食性の例えばレジンモルタルもしくはレジンコンクリ
ートで作製され、かつ支圧部材としての中空ボルトボッ
クス4,ワッシャー8およびセグメント締結部材として
のボルト7,ナット9がいずれも繊維強化樹脂により作
製されているので、特に下水道トンネル内において長期
間使用しても腐食することがない。また、この種材料は
シールド機のカッタヘッド等により切削可能であるの
で、このセグメント1を切削してトンネル同士を地中接
合する際にも有利である。
腐食性の例えばレジンモルタルもしくはレジンコンクリ
ートで作製され、かつ支圧部材としての中空ボルトボッ
クス4,ワッシャー8およびセグメント締結部材として
のボルト7,ナット9がいずれも繊維強化樹脂により作
製されているので、特に下水道トンネル内において長期
間使用しても腐食することがない。また、この種材料は
シールド機のカッタヘッド等により切削可能であるの
で、このセグメント1を切削してトンネル同士を地中接
合する際にも有利である。
【0020】(第2実施例)図2には、本発明の第2実
施例に係るセグメントの平面図が示されている。この実
施例のセグメント11においては、中空ボルトボックス
4に代えて、空間部3にL型支圧部材12もしくは平板
型支圧部材13を配するように構成されている。この場
合にも、これら支圧部材12,13は繊維強化樹脂製で
ある。これ以外の構成および作用効果については第1実
施例と同様であるので図に同一符号を付すに止めてその
詳細な説明を省略することとする。
施例に係るセグメントの平面図が示されている。この実
施例のセグメント11においては、中空ボルトボックス
4に代えて、空間部3にL型支圧部材12もしくは平板
型支圧部材13を配するように構成されている。この場
合にも、これら支圧部材12,13は繊維強化樹脂製で
ある。これ以外の構成および作用効果については第1実
施例と同様であるので図に同一符号を付すに止めてその
詳細な説明を省略することとする。
【0021】(第3実施例)図3には、本発明の第3実
施例に係るセグメント((a)全体斜視図,(b)支圧
部材の斜視図)が示されている。この実施例のセグメン
ト21は、一直線上に並ぶ複数個(本実施例では3個)
の空間部3にそれぞれ配される繊維強化樹脂製の支圧部
材を連結して一体化してなるものである。すなわち、こ
の支圧・連結部材22は、各空間部3に対応する位置に
設けられる支圧部22aと、隣接する支圧部22a同士
を連結する連結部22bとよりなり、支圧部22aの幅
Aが連結部22bの幅Bより大きくなるように、かつ両
端部が略L型に折曲げられて構成されている。なお、連
結部22bの幅Bは、セグメント本体2の強度を損なわ
ない程度の幅に設定される。
施例に係るセグメント((a)全体斜視図,(b)支圧
部材の斜視図)が示されている。この実施例のセグメン
ト21は、一直線上に並ぶ複数個(本実施例では3個)
の空間部3にそれぞれ配される繊維強化樹脂製の支圧部
材を連結して一体化してなるものである。すなわち、こ
の支圧・連結部材22は、各空間部3に対応する位置に
設けられる支圧部22aと、隣接する支圧部22a同士
を連結する連結部22bとよりなり、支圧部22aの幅
Aが連結部22bの幅Bより大きくなるように、かつ両
端部が略L型に折曲げられて構成されている。なお、連
結部22bの幅Bは、セグメント本体2の強度を損なわ
ない程度の幅に設定される。
【0022】このように隣接する支圧部22aを連結部
22bによって一体化させると、セグメント本体2の周
方向に繊維強化樹脂よりなる補強部材が埋め込まれた形
となるので、この連結部22bがセグメント本体2を補
強する役目をし、全体としてセグメント21の強度を高
めることができる。
22bによって一体化させると、セグメント本体2の周
方向に繊維強化樹脂よりなる補強部材が埋め込まれた形
となるので、この連結部22bがセグメント本体2を補
強する役目をし、全体としてセグメント21の強度を高
めることができる。
【0023】(第4実施例)図4には、本発明の第4実
施例に係るセグメント((a)全体斜視図,(b)支圧
部材の斜視図)が示されている。この実施例のセグメン
ト31においては、支圧・連結部材32における支圧部
をボックス形状にするために、この支圧・連結部材32
が、第3実施例における支圧部22aの部分にL型板3
2aおよびコ型板32bを接着してなる構成とされてい
る。
施例に係るセグメント((a)全体斜視図,(b)支圧
部材の斜視図)が示されている。この実施例のセグメン
ト31においては、支圧・連結部材32における支圧部
をボックス形状にするために、この支圧・連結部材32
が、第3実施例における支圧部22aの部分にL型板3
2aおよびコ型板32bを接着してなる構成とされてい
る。
【0024】(第5実施例)図5〜図7には、本発明の
第5実施例が示されている。この実施例のセグメント4
1は、セグメント本体42内にリブ43a付きの中空ボ
ルトボックス43を配するとともに、このリブ43aを
介して互いに隣接する中空ボルトボックス43同士を繊
維強化樹脂製の直線状の連結ロッド44により縦横に連
結するように構成されている。この場合、中空ボルトボ
ックス43は、繊維強化樹脂よりなる成形材の所要のリ
ブ43aに孔加工を施すことにより形成され、この孔部
に前記連結ロッド44を挿通して繊維強化樹脂製の端部
固定具45にて固定することにより中空ボルトボックス
43同士が連結されるようになっている。なお、互いに
隣接するセグメント41同士は、図6(b)(c)に示
されるように、繊維強化樹脂製のボルト46a,ナット
46bおよびワッシャー46cを用いて連結される。
第5実施例が示されている。この実施例のセグメント4
1は、セグメント本体42内にリブ43a付きの中空ボ
ルトボックス43を配するとともに、このリブ43aを
介して互いに隣接する中空ボルトボックス43同士を繊
維強化樹脂製の直線状の連結ロッド44により縦横に連
結するように構成されている。この場合、中空ボルトボ
ックス43は、繊維強化樹脂よりなる成形材の所要のリ
ブ43aに孔加工を施すことにより形成され、この孔部
に前記連結ロッド44を挿通して繊維強化樹脂製の端部
固定具45にて固定することにより中空ボルトボックス
43同士が連結されるようになっている。なお、互いに
隣接するセグメント41同士は、図6(b)(c)に示
されるように、繊維強化樹脂製のボルト46a,ナット
46bおよびワッシャー46cを用いて連結される。
【0025】また、隣接する中空ボルトボックス43同
士間の距離が長い箇所には、図5,図7に示されている
ように、連結ロッド44の中央部にその連結ロッド44
が挿通される孔47a,47bを有する連結ブロック4
7が配置されるとともに、隣接する2個の連結ブロック
47,47を支持する連結プレート48が設けられ、更
に互いに隣接する連結ブロック47同士を他の連結ロッ
ド44で連結するように構成されている。ここで、図7
(b)(c)に示されるように、連結ブロック47に形
成される孔47a,47bは一部が開放する形状とさ
れ、この孔47a,47bの径が連結ロッド44の外径
よりも若干小さめにされている。また、この孔47a,
47bの両端部は、挿入される連結ロッド44とのなじ
みを良くするために面取りされている。この場合、連結
ブロック47および連結プレート48ともに繊維強化樹
脂製とされ、これら連結ブロック47と連結プレート4
8との接合面および連結ロッド44と連結ブロック47
との接合面は型枠内への組み込み時にエポキシ樹脂接着
剤で固着される。
士間の距離が長い箇所には、図5,図7に示されている
ように、連結ロッド44の中央部にその連結ロッド44
が挿通される孔47a,47bを有する連結ブロック4
7が配置されるとともに、隣接する2個の連結ブロック
47,47を支持する連結プレート48が設けられ、更
に互いに隣接する連結ブロック47同士を他の連結ロッ
ド44で連結するように構成されている。ここで、図7
(b)(c)に示されるように、連結ブロック47に形
成される孔47a,47bは一部が開放する形状とさ
れ、この孔47a,47bの径が連結ロッド44の外径
よりも若干小さめにされている。また、この孔47a,
47bの両端部は、挿入される連結ロッド44とのなじ
みを良くするために面取りされている。この場合、連結
ブロック47および連結プレート48ともに繊維強化樹
脂製とされ、これら連結ブロック47と連結プレート4
8との接合面および連結ロッド44と連結ブロック47
との接合面は型枠内への組み込み時にエポキシ樹脂接着
剤で固着される。
【0026】(第6実施例)図8,図9には、本発明の
第6実施例が示されている。この実施例のセグメント5
1は、セグメント本体42の円弧面に沿う方向に配され
る連結ロッド52として、予め所定の曲率に成形された
曲線ロッドを用いたものである。また、この連結ロッド
52と中空ボルトボックス43のリブ43aとが接着剤
により固着されている。これ以外の点については、前記
第5実施例と同様である。
第6実施例が示されている。この実施例のセグメント5
1は、セグメント本体42の円弧面に沿う方向に配され
る連結ロッド52として、予め所定の曲率に成形された
曲線ロッドを用いたものである。また、この連結ロッド
52と中空ボルトボックス43のリブ43aとが接着剤
により固着されている。これ以外の点については、前記
第5実施例と同様である。
【0027】前記第5実施例および第6実施例において
は、連結ロッド44,52と中空ボルトボックス43の
リブ43aとの固着方法として、端部固定具45を用い
る方法(第5実施例)もしくは直に接着する方法(第6
実施例)について説明したが、この端部固定具を用いる
方法としては、図10に示されるように他にいろいろな
変形例が可能である。
は、連結ロッド44,52と中空ボルトボックス43の
リブ43aとの固着方法として、端部固定具45を用い
る方法(第5実施例)もしくは直に接着する方法(第6
実施例)について説明したが、この端部固定具を用いる
方法としては、図10に示されるように他にいろいろな
変形例が可能である。
【0028】ブッシュ接着方式(図10(a)) 連結ロッド44にブッシュ53を嵌合し、これら連結ロ
ッド44とブッシュ53との接合面およびブッシュ53
とリブ43aとを接着する。
ッド44とブッシュ53との接合面およびブッシュ53
とリブ43aとを接着する。
【0029】テーパワッシャーによるねじ固定方式
(図10(b)) 連結ロッド44の先端部にねじ部44aを設け、このね
じ部44aに螺合される2個のナット54により2個の
テーパワッシャー55を介してリブ43aを挟み付けて
固着する。
(図10(b)) 連結ロッド44の先端部にねじ部44aを設け、このね
じ部44aに螺合される2個のナット54により2個の
テーパワッシャー55を介してリブ43aを挟み付けて
固着する。
【0030】テーパブッシュによるねじ固定方式(図
10(c)) 連結ロッド44の先端部にねじ部44aを設けるととも
に、このねじ部44aにテーパブッシュ56を嵌合し、
このねじ部44aに螺合される2個のナット54により
2個のワッシャー57を介してリブ43aを挟み付けて
固着する。
10(c)) 連結ロッド44の先端部にねじ部44aを設けるととも
に、このねじ部44aにテーパブッシュ56を嵌合し、
このねじ部44aに螺合される2個のナット54により
2個のワッシャー57を介してリブ43aを挟み付けて
固着する。
【0031】2分割くさび方式(図10(d)) 連結ロッド44とリブ43aとの間に2分割型の雄ウェ
ッジリング58を、リブ43aに先行して固着してある
ブッシュ59内に介挿してその連結ロッド44をリブ4
3aに固着する。
ッジリング58を、リブ43aに先行して固着してある
ブッシュ59内に介挿してその連結ロッド44をリブ4
3aに固着する。
【0032】なお、前記ブッシュ53,ナット54,テ
ーパワッシャー55,テーパブッシュ56,ワッシャー
57,雄ウェッジリング58および雌ウェッジリング5
9が繊維強化樹脂で作製されるのは言うまでもない。ま
た、前記〜においては、固着時に接着剤を併用して
も良い。
ーパワッシャー55,テーパブッシュ56,ワッシャー
57,雄ウェッジリング58および雌ウェッジリング5
9が繊維強化樹脂で作製されるのは言うまでもない。ま
た、前記〜においては、固着時に接着剤を併用して
も良い。
【0033】また、第1実施例のようにリブを有しない
中空ボルトボックス4に対して連結ロッド44を固定す
る場合に、図11に示されているような構造を採ること
ができる。すなわち、この図11に示される例では、中
空ボルトボックス4に連結ブロック60を固定する孔6
1が穿設され、連結ロッド44がその連結ブロック60
の孔60a内に挿通されて接着されるとともに、この連
結ブロック60のロッド部60bが中空ボルトボックス
4の孔61内に挿通されてナット62およびワッシャー
63により固定される。このような構造により、中空ボ
ルトボックスの形状を単純化することができる。なお、
図11に符号64にて示されているのは、互いに隣接す
るセグメント同士を連結するのに用いられるボルトを挿
通するための孔である。
中空ボルトボックス4に対して連結ロッド44を固定す
る場合に、図11に示されているような構造を採ること
ができる。すなわち、この図11に示される例では、中
空ボルトボックス4に連結ブロック60を固定する孔6
1が穿設され、連結ロッド44がその連結ブロック60
の孔60a内に挿通されて接着されるとともに、この連
結ブロック60のロッド部60bが中空ボルトボックス
4の孔61内に挿通されてナット62およびワッシャー
63により固定される。このような構造により、中空ボ
ルトボックスの形状を単純化することができる。なお、
図11に符号64にて示されているのは、互いに隣接す
るセグメント同士を連結するのに用いられるボルトを挿
通するための孔である。
【0034】また、図7および図11に示される例にお
いては、連結ブロック47,60と連結ロッド44とを
接着剤により固着するものを説明したが、これら両者間
は、図12に示されているように、連結ロッド44の先
端部にねじ部44aを設け、このねじ部44aに螺合さ
れる2個のナット65により2個のワッシャー66を介
して固着するようにしても良い。
いては、連結ブロック47,60と連結ロッド44とを
接着剤により固着するものを説明したが、これら両者間
は、図12に示されているように、連結ロッド44の先
端部にねじ部44aを設け、このねじ部44aに螺合さ
れる2個のナット65により2個のワッシャー66を介
して固着するようにしても良い。
【0035】(第7実施例)図13には、本発明の第7
実施例に係るセグメントの斜視図が示されている。この
実施例のセグメント71は、全ての中空ボルトボックス
4の周囲を取り囲むとともに、各中空ボルトボックス4
の外周部にそれぞれ固着されるように繊維強化樹脂製の
無端状連結体72を配するようにされている。このよう
な連結体72を配することによってもセグメント71の
強度向上を図ることができる。
実施例に係るセグメントの斜視図が示されている。この
実施例のセグメント71は、全ての中空ボルトボックス
4の周囲を取り囲むとともに、各中空ボルトボックス4
の外周部にそれぞれ固着されるように繊維強化樹脂製の
無端状連結体72を配するようにされている。このよう
な連結体72を配することによってもセグメント71の
強度向上を図ることができる。
【0036】前記実施例においては、互いに隣接するセ
グメント同士を連結する際に、ボルト,ナットよりなる
セグメント締結部材を用いるものについて説明したが、
このセグメント締結部材としては、他に、ピン継手を用
いるものあるいはコッター継手を用いるものなどを採用
することができる。
グメント同士を連結する際に、ボルト,ナットよりなる
セグメント締結部材を用いるものについて説明したが、
このセグメント締結部材としては、他に、ピン継手を用
いるものあるいはコッター継手を用いるものなどを採用
することができる。
【0037】図14に示されているのはピン継手の例で
あって、一方側のセグメントにピン81が、他方側のセ
グメントにチャック82がそれぞれ設けられ、ピン81
がチャック82内に挿入されることによって両セグメン
トが連結されるように構成されている。なお、(a)に
は連結前の状態,(b)には連結後の状態がそれぞれ示
されている。ピン継手としては、この他に、ピンとホゾ
とによるピンホゾ継手などがある。
あって、一方側のセグメントにピン81が、他方側のセ
グメントにチャック82がそれぞれ設けられ、ピン81
がチャック82内に挿入されることによって両セグメン
トが連結されるように構成されている。なお、(a)に
は連結前の状態,(b)には連結後の状態がそれぞれ示
されている。ピン継手としては、この他に、ピンとホゾ
とによるピンホゾ継手などがある。
【0038】また、図15に示されているのはコッター
継手の例であって、この例では、各セグメントに設けら
れる断面C型の溝付き部材91,91に、断面H型のコ
ッター(直線くさび)92を挿入することにより、各セ
グメントを引き寄せて連結するように構成されている。
継手の例であって、この例では、各セグメントに設けら
れる断面C型の溝付き部材91,91に、断面H型のコ
ッター(直線くさび)92を挿入することにより、各セ
グメントを引き寄せて連結するように構成されている。
【図1】図1は、第1実施例に係るセグメントを示す図
であって、(a)は斜視図,(b)は隣接するセグメン
ト同士の連結状態で示す断面図,(c)は平面図であ
る。
であって、(a)は斜視図,(b)は隣接するセグメン
ト同士の連結状態で示す断面図,(c)は平面図であ
る。
【図2】図2は、第2実施例に係るセグメントの平面図
である。
である。
【図3】図3は、第3実施例に係るセグメントを示す図
であって、(a)は斜視図,(b)は支圧部材の斜視図
である。
であって、(a)は斜視図,(b)は支圧部材の斜視図
である。
【図4】図4は、第4実施例に係るセグメントを示す図
であって、(a)は斜視図,(b)は支圧部材の斜視図
である。
であって、(a)は斜視図,(b)は支圧部材の斜視図
である。
【図5】図5は、第5実施例に係るセグメントの平面図
である。
である。
【図6】図6は、第5実施例に係るセグメントを示す図
であって、(a)は図5のC矢視図,(b)は図5のD
−D断面図,(c)は図5のE−E断面図である。
であって、(a)は図5のC矢視図,(b)は図5のD
−D断面図,(c)は図5のE−E断面図である。
【図7】図7は、第5実施例における連結ロッドの連結
構造を示す図であって、(a)は斜視図,(b)(c)
はそれぞれ連結ブロックの正面図および側面図である。
構造を示す図であって、(a)は斜視図,(b)(c)
はそれぞれ連結ブロックの正面図および側面図である。
【図8】図8は、第6実施例に係るセグメントの平面図
である。
である。
【図9】図9は、第6実施例に係るセグメントを示す図
であって、(a)は図8のF矢視図,(b)は図8のG
−G断面図,(c)は図8のH−H断面図である。
であって、(a)は図8のF矢視図,(b)は図8のG
−G断面図,(c)は図8のH−H断面図である。
【図10】図10(a)(b)(c)(d)は、第5実
施例および第6実施例における連結ロッドと中空ボルト
ボックスとの固着方法の変形例を示す図である。
施例および第6実施例における連結ロッドと中空ボルト
ボックスとの固着方法の変形例を示す図である。
【図11】図11は、連結ロッドと中空ボルトボックス
との固着方法の他の変形例を示す図であって、(a)は
斜視図,(b)(c)はそれぞれ連結ブロックの正面図
および側面図である。
との固着方法の他の変形例を示す図であって、(a)は
斜視図,(b)(c)はそれぞれ連結ブロックの正面図
および側面図である。
【図12】図12は、連結ロッドと連結ブロックとの固
着方法の変形例を示す図である。
着方法の変形例を示す図である。
【図13】図13は、第7実施例に係るセグメントの斜
視図である。
視図である。
【図14】図14は、セグメント締結部材の他の実施例
を示す図であって、(a)は連結前の状態,(b)は連
結後の状態をそれぞれ示す図である。
を示す図であって、(a)は連結前の状態,(b)は連
結後の状態をそれぞれ示す図である。
【図15】図15は、セグメント締結部材の更に他の実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
1,11,21,31,41,51,71 セグメント 2,42 セグメント本体 3 空間部 4,43 中空ボルトボックス(支圧部材) 5 ボルト通し孔 6 ボルト格納孔 7,46a ボルト 8,46c,57,66 ワッシャー 9,46b,54,65 ナット 12 L型支圧部材 13 平板型支圧部材 22,32 支圧・連結部材 22a 支圧部 22b 連結部(棒状連結体) 43a リブ 44,52 連結ロッド(棒状連結体) 45 端部固定具 47,60 連結ブロック 48 連結プレート 53 ブッシュ 55 テーパワッシャー 56 テーパブッシュ 58 雄ウェッジリング 59 ブッシュ 72 無端状連結体 81 ピン 82 チャック 92 コッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 吉雄 神奈川県座間市栗原中央2−22−7 (72)発明者 三谷 典夫 大阪府枚方市上野3−1−1 株式会社小 松製作所大阪工場内 (72)発明者 川合 一成 大阪府枚方市上野3−1−1 株式会社小 松製作所大阪工場内
Claims (6)
- 【請求項1】 結合材に樹脂を用いて骨材を結合したモ
ルタルもしくはコンクリート部材よりなるセグメント本
体に、隣接セグメント同士を連結するセグメント締結部
材を組込むための空間部を形成し、この空間部内に前記
セグメント締結部材による締結力を支持する繊維強化樹
脂製の支圧部材を前記セグメント本体と一体に設けるこ
とを特徴とするセグメント。 - 【請求項2】 前記支圧部材は、前記セグメント締結部
材を収納する中空ボックスであることを特徴とする請求
項1に記載のセグメント。 - 【請求項3】 さらに、互いに隣接する空間部にそれぞ
れ設けられる支圧部材同士を連結する繊維強化樹脂製の
連結部材を設けることを特徴とする請求項1または2に
記載のセグメント。 - 【請求項4】 前記連結部材は、両端部がそれぞれ支圧
部材に一体的に設けられる棒状の連結体であることを特
徴とする請求項3に記載のセグメント。 - 【請求項5】 前記連結部材は、前記セグメント本体に
形成される全ての空間部を取り囲むとともに、各空間部
内の支圧部材の外周部にそれぞれ固着される無端状の連
結体であることを特徴とする請求項3に記載のセグメン
ト。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のうちのいずれかに記載
のセグメントの端面同士を突き合わせて繊維強化樹脂製
のセグメント締結部材により相互に連結してなることを
特徴とするセグメント構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314494A JPH09158689A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | セグメントおよびセグメント構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314494A JPH09158689A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | セグメントおよびセグメント構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09158689A true JPH09158689A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18053981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7314494A Withdrawn JPH09158689A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | セグメントおよびセグメント構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09158689A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003184494A (ja) * | 2001-12-13 | 2003-07-03 | Nippon Steel Corp | 易切削性トンネルセグメント構造 |
JP2003278491A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Ishikawajima Constr Materials Co Ltd | 継手具 |
JP2020165090A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 株式会社横河Nsエンジニアリング | 部材間の連結構造および連結方法 |
JP2022071225A (ja) * | 2020-10-20 | 2022-05-16 | 鹿島建設株式会社 | セグメントの継手構造、及び、トンネルの施工方法 |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP7314494A patent/JPH09158689A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003184494A (ja) * | 2001-12-13 | 2003-07-03 | Nippon Steel Corp | 易切削性トンネルセグメント構造 |
JP2003278491A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Ishikawajima Constr Materials Co Ltd | 継手具 |
JP2020165090A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 株式会社横河Nsエンジニアリング | 部材間の連結構造および連結方法 |
JP2022071225A (ja) * | 2020-10-20 | 2022-05-16 | 鹿島建設株式会社 | セグメントの継手構造、及び、トンネルの施工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |