JPH11303806A - 操作弁装置 - Google Patents

操作弁装置

Info

Publication number
JPH11303806A
JPH11303806A JP13814698A JP13814698A JPH11303806A JP H11303806 A JPH11303806 A JP H11303806A JP 13814698 A JP13814698 A JP 13814698A JP 13814698 A JP13814698 A JP 13814698A JP H11303806 A JPH11303806 A JP H11303806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
hydraulic
pump
operating
valves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13814698A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Nunotani
貞夫 布谷
Mitsumasa Akashi
光正 明石
Morita Hayashi
盛太 林
Naoki Ishizaki
直樹 石崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP13814698A priority Critical patent/JPH11303806A/ja
Publication of JPH11303806A publication Critical patent/JPH11303806A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ用配管と走行用配管が交差しない操作
弁装置とする。 【解決手段】 複数の油圧ポンプ6,8と、第1の油圧
ポンプ6からの吐出圧油を第1のアクチュエータヘ供給
する第1の操作弁と、第2の油圧ポンプ8からの吐出圧
油を第2のアクチュエータへ供給する第2の操作弁と、
第2の油圧ポンプ8からの吐出圧油を第3のアクチュエ
ータへ供給する第3の操作弁と、第1の油圧ポンプ6の
吐出路7と第2の油圧ポンプ8の吐出路9とを連通及び
遮断する合分流弁1とを積層して車体31に結合する操
作弁装置のうち、第1第2のアクチュエータ用の第1第
2の操作弁を合分流弁1の一方側に積層配置し、他の操
作弁を合分流弁1の他方側に積層配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧走行式のブル
ドーザ、油圧ショベル等の油圧駆動式作業車両の各油圧
アクチュエータを操作するための操作弁装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記油圧駆動式作業車両で、例えば油圧
走行式のブルドーザ、油圧ショベルは複数の作業機を駆
動するための油圧シリンダや旋回モータと左右の走行用
油圧モータを備えている。複数の油圧シリンダや旋回モ
ータ等の作業用油圧アクチュエータ及び左右の走行用油
圧モータに、複数の油圧ポンプを用いた回路構成で圧油
を供給するようにした油圧システムが種々提案されてい
る。
【0003】例えば特公平7−92090号公報にて提
案された油圧システムは、第1油圧ポンプの吐出圧油を
左の走行用操作弁と作業用操作弁とを介して左の走行用
油圧モータと一部の作業用油圧アクチュエータへ供給
し、第2油圧ポンプの吐出圧油を右走行用操作弁と作業
用操作弁とを介して右走行用油圧モータと残りの作業用
油圧アクチュエータへ供給するようになっている。さら
に第1第2の両油圧ポンプの吐出圧油を合分流弁で合流
・分離するようにしてある。
【0004】上記の油圧システムは、合分流弁を切換え
ることにより、第1油圧ポンプの吐出圧油と第2油圧ポ
ンプの吐出圧油を合流して左右の走行用油圧モータと各
作業用油圧アクチュエータに供給する。また両油圧ポン
プのそれぞれの吐出圧油を独立させた場合には、一方の
油圧ポンプの吐出圧油を左走行用油圧モータと作業用油
圧アクチュエータへ、他方の油圧ポンプの吐出圧油を右
走行用油圧モータと残りの作業用油圧アクチュエータへ
それぞれ供給することができる。
【0005】上記した従来の油圧システムに用いる各操
作弁と合分流弁は、複数のポートを有する弁本体内に各
ポートの開閉を切換えるスプールを摺動自在に嵌挿した
構成となっている。各操作弁と合分流弁とは、それぞれ
の弁本体を積層して連結して、いわゆる多連弁と呼ばれ
る操作弁装置となっている。そして操作弁装置は図10
に示すように、合分流弁100を中間に配置して、その
一方側(上側)に作業用操作弁101と左走行用操作弁
102を順次積層し、他方側(下側)に残りの作業用操
作弁103と右走行用操作弁104を順次積層した構成
にして車体側に取り付けている。左右の走行用操作弁1
02,104に、左右の各走行用油圧モータに接続した
走行用油圧モータ用配管105A,105Bが、また各
作業用操作弁101,103に、各作業用油圧アクチュ
エータに接続した作業機用油圧アクチュエータ配管10
6,106が、さらに合分流弁100には油圧ポンプに
接続したポンプ用配管107がそれぞれ接続されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の操作弁装置
にあっては、車体の下側に配置された左右の走行用油圧
モータに配管が接続される左右の走行用操作弁102,
104が操作弁装置の上下方向両外側に配置されてい
た。そのため上側に配置された一方の走行用操作弁10
2に接続された走行用油圧モータ用配管105Aが、他
の弁100,101,103に車体の前後方向に延設さ
れる他の配管106,107と交差してしまい、走行用
油圧モータ用配管105Aの取り廻しが悪かった。
【0007】本発明は上記のことに鑑みなされたもの
で、走行用操作弁の弁本体に接続した走行用配管を分合
流弁及び他の操作弁の各弁本体を横切ることなしに配置
できると共に、ポンプ配管及び弁構成の簡素化を図るこ
とができるようにした操作弁装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記目的
を達成するために、第1の発明に係る操作弁装置は、複
数の油圧ポンプ6,8と、第1の油圧ポンプ6からの吐
出圧油を第1のアクチュエータヘ供給する第1の操作弁
と、第2の油圧ポンプ8からの吐出圧油を第2のアクチ
ュエータへ供給する第2の操作弁と、第2の油圧ポンプ
8からの吐出圧油を第3のアクチュエータへ供給する第
3の操作弁と、第1の油圧ポンプ6の吐出路7と第2の
油圧ポンプ8の吐出路9とを連通及び遮断する合分流弁
1とを積層して互いに結合する操作弁装置のうち、第1
第2のアクチュエータ用の第1第2の操作弁を合分流弁
1の一方側に積層配置し、他の操作弁を合分流弁1の他
方側に積層配置した構成となっている。
【0009】第1の発明に係る操作弁装置によれば、操
作弁装置を結合する車体に対して一方側、例えば下側に
配置される左右の走行用油圧モータへ圧油を供給する左
右の走行用操作弁2,3を合分流弁1の下側に配置する
ことにより、両操作弁2,3の弁本体に接続した走行用
配管32が合分流弁1及び他の操作弁の各弁本体を横切
ることなしに左右の走行用油圧モータ11,12まで配
設でき、従って各配管が交差することがなくなり、配管
の取り廻しが容易になる。
【0010】第2の発明に係る操作弁装置は、上記第1
の発明に係る操作弁装置において、合分流弁1の一方側
に積層配置される第1第2の操作弁のうち、合分流弁1
に近い方の第1の操作弁に、第2の油圧ポンプ8から第
2の操作弁に吐出圧油を供給するためのポンプポート1
0を設けた構成となっている。第2の発明に係る操作弁
装置の構成では、第2の油圧ポンプ8から第2の操作弁
のポンプポートに至る外部配管を省略することができ、
ポンプ配管の簡素化を図ることができる。
【0011】第3の発明に係る操作弁装置は、上記第1
の発明に係る操作弁装置において、第1の操作弁と第2
の操作弁の双方を同一構成にした構成となっており、操
作弁の共通化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態の油圧システ
ムの回路図を示す。図中1は合分流弁、2は左走行用操
作弁、3は右走行用操作弁、4,5は作業機用操作弁で
ある。例えば4はブレード用操作弁、5はチルト用操作
弁である。上記左右の走行用操作弁2,3が合分流弁1
の一方側(図中左側)に配置されている。作業機用操作
弁であるブレード用操作弁4とチルト用操作弁5が他方
側(図中右側)に配置されている。
【0013】第1油圧ポンプ6の吐出路7は右走行用操
作弁4のポンプポート3Aに接続している。第2油圧ポ
ンプ8の吐出路9はブレード用操作弁4とチルト用操作
弁5のそれぞれのポンプポート4A,5Aに接続してい
る。さらに第2油圧ポンプ8の吐出路9は、上記右走行
用操作弁3に設けたポンプ通路10を経て左走行用操作
弁2のポンプポート2Aに接続されている。
【0014】左走行用油圧モータ11は、左走行用操作
弁2の第1第2のアクチュエータポート2D,2Eに接
続している。右走行用油圧モータ12は、右走行用操作
弁3の第1第2のアクチュエータポート3D,3Eに接
続している。またブレード用シリンダ13は、ブレード
用操作弁4の第1第2のアクチュエータポート4D,4
Eに接続している。さらにチルト用シリンダ14は、チ
ルト用操作弁5の第1第2のアクチュエータポート5
D,5Eに接続している。
【0015】上記各操作弁2,3,4,5はそれぞれ中
立位置Aと、中立位置Aの両側に位置すると共に、正・
逆通路となっている第1第2位置B,Cとを有してお
り、常時中立位置Aに保持されている。第1受圧部2
B,3B,4B,5Bにパイロット圧が作用されること
により第1位置Bに切換る。また第2受圧部2C,3
C,4C,5Cにパイロット圧が作用されることにより
第2位置Cに切換る。これによって、それぞれの第1第
2のアクチュエータポート2D,2E,3D,3E,4
D,4E,5D,5Eの一方から左右の走行用油圧モー
タ11,12及びブレード用シリンダ13、チルト用シ
リンダ14に圧油が供給されるようになっている。
【0016】合分流弁1は、第1油圧ポンプ6の吐出路
7と第2油圧ポンプ8の吐出路9を連通する合流位置D
と、遮断する分離位置Eを備えている。スプリング15
と第1受圧部1Aに作用するパイロット圧で合流位置D
に保持されるようになっている。また第2受圧部1Bに
作用するパイロット圧で分離位置Eになるようになって
いる。
【0017】図2は、上記合分流弁1及び各操作弁2〜
5の各受圧部に選択的にパイロット圧を作用させてこれ
を切換え操作するパイロット圧切換装置を示す回路図で
ある。そして図中20は左走行用油圧パイロット弁であ
る。左走行用油圧パイロット弁20を切換え操作するこ
とにより、左走行用操作弁2の第1第2の受圧部2B,
2Cのいずれか一方にパイロット圧が作用されてこの操
作弁2が切換え操作される。このときのパイロット圧が
第1シャトル弁21にて検出されるようになっている。
また、22は右走行用油圧パイロット弁である。右走行
用油圧パイロット弁22を切換え操作することにより、
右走行用操作弁3の第1第2の受圧部3B,3Cのいず
れか一方にパイロット圧が作用されてこの操作弁3が切
換え操作される。このときのパイロット圧が第2シャト
ル弁23にて検出されるようになっている。そして、上
記第1第2のシャトル弁21,23にて検出されたパイ
ロット圧は第3シャトル弁24に導かれ、両パイロット
圧の高い方の圧力が合分流弁1の第2受圧部1Bに作用
されるようになっている。
【0018】25はブレード用油圧パイロット弁であ
る。ブレード用油圧パイロット弁25を切換え操作する
ことにより、ブレード用操作弁4の第1第2の受圧部4
B,4Cのいずれか一方にパイロット圧が作用されてこ
の操作弁4が切換え操作される。このときのパイロット
圧が第4シャトル26にて検出されるようになってい
る。また、27はチルト用油圧パイロット弁である。こ
のチルト用油圧パイロット弁27を切換え操作すること
により、チルト用操作弁5の第1第2の受圧部5B,5
Cのいずれか一方にパイロット圧が作用されてチルト用
操作弁5が切換え操作さる。このときのパイロット圧が
第5シャトル弁28にて検出されるようになっている。
そして、上記第4第5のシャトル弁26,28にて検出
されたパイロット圧は第6シャトル弁29に導かれ、両
パイロット圧の高い方の圧力が合分流弁1の第1受圧部
1Aに作用されるようになっている。
【0019】上記構成において、左右の走行用油圧パイ
ロット弁20,22の一方、または両方を操作して、左
右の走行用操作弁2,3の一方、または両方を切換え
て、左右の走行用油圧モータ11,12の一方、または
両方を駆動して走行するときには、合分流弁1の第2受
圧部1Bにパイロット圧が作用してこれが分離位置Eと
なり、第1第2の油圧ポンプ6,8の吐出圧油が左右の
走行用油圧モータ11,12に独立して供給される。
【0020】ブレード用油圧パイロット弁25とチルト
用油圧パイロット弁27の一方、または両方を操作し
て、ブレート用操作弁4とチルト用操作弁5の一方、ま
たは両方を切換えて、ブレード用シリンダ13、チルト
用操作シリンダ14の一方、または両方を作動して作業
するときは、合分流弁1の第1受圧部1Aにパイロット
圧が作用してこれが合流位置Dとなり、第1第2の油圧
ポンプ6,8の吐出油が合流してブレード用シリンダ1
3、チルト用シリンダ14に供給される。
【0021】また、左右の走行用油圧パイロット弁2
0,22と、各作業機用の油圧パイロット弁25,27
を同時に操作して、走行と作業機操作とを同時に行う場
合には、合分流弁1の第1第2の受圧部1A,1Bの両
方にパイロット圧が作用するので、このときの合分流弁
1はスプリング15の付勢力にて合流位置Dとなる。
【0022】上記した実施の形態において、シャトル弁
の代りに圧力スイッチを用い、その検出信号をコントロ
ーラに入力し、コントローラで電磁開閉弁を開閉して合
分流弁1の第1第2の受圧部1A,1Bにパイロット圧
を作用して上述と同様に合分流弁1を切換えるようにし
てもよい。
【0023】また、各操作弁を、操作量に応じた電気信
号を出力する電気レバー装置と電磁比例圧力制御弁を用
いて切換える場合には、電気レバー装置の電気信号をコ
ントローラに入力し、コントローラで電磁開閉弁を開閉
して合流弁1の第1第2受圧部1A,1Bに圧油を供給
して合分流弁1を上述と同様に切換えてもよい。
【0024】図3は操作弁装置を示す。各操作弁2〜5
と合分流弁1は弁本体にスプールを摺動自在に嵌挿した
もので、各弁本体は上下方向に重ね合せて連結してあ
る。具体的には合分流弁1の弁本体30Aの下面(一方
の面)に右走行用操作弁3の弁本体30C、左走行用操
作弁2の弁本体30Bが順次重ね合せてある。合分流弁
1の弁本体30Aの上面(他方の面)にブレード用操作
弁4の弁本体30D、チルト用操作弁5の弁本体30E
が順次重ね合せ連結してある。そして、左走行用操作弁
2が最も下となるように縦向きに車体31に取付けてあ
る。右走行用操作弁3にはポンプポートが2つ設けてあ
る。一方は右用、他方は左用である。左用のポートは図
6で示した油圧システムの回路図の他例の外部配管1
0′に相当する通し穴でも良く、図1のポンプ通路10
に相当するようにスプールを介して常に連通させる方法
でもよい。
【0025】上記左右の走行用操作弁2,3の弁本体3
0B,30Cの第1第2のアクチュエータポート2D,
3D,2E,3Eに走行用配管32がそれぞれ接続して
ある。走行用配管32は車体31の下部に向けて配設し
てある。このようであるから、図4に示すように車体3
1の下部後方寄りに取付けられた左右の走行用油圧モー
タ11,12への配管が簡単となる。また左右の走行用
油圧モータ11,12への配管32,32が他の操作弁
4,5に接続されたチルト用やブレード用の配管と交差
しない。
【0026】合分流弁1の弁本体30Aの第1第2のポ
ンプポート1D,1Eには第1第2のポンプ用配管3
3,34が接続してあり、第1第2のポンプ用配管は3
3,34は横方向に向けて配設されて図4で概略的に示
した油圧駆動式ブルドーザの車体31の前方上部寄りに
取付けてある第1第2の油圧ポンプ6,8の各吐出ポー
トに接続されている。このようであるから、第1第2の
ポンプ用配管33,34と走行用配管32が図3に示す
ように交差することがない。
【0027】ブレード用操作弁4、チルト用操作弁5の
弁本体30D,30Eの第1第2のアクチュエータポー
ト4D,5D,4E,5Eには作業用配管35,35が
それぞれ接続されている。この作業用配管35,35は
車体31の前方に向けて配設されて図4で概略的に示し
た油圧駆動式ブルドーザの車体の前側部に配置されたブ
レード用シリンダ13、チルト用シリンダ14に接続さ
れている。
【0028】上述したように操作弁装置は油圧駆動式ブ
ルドーザに用いられる。そして車体31の前部寄りのエ
ンジン室40に操作弁装置が縦向きに取付けてある。第
1第2の油圧ポンプ6,8はエンジン41で駆動され
る。左右の走行用油圧モータ11,12は左右の履帯4
2を回転駆動する。ブレード用シリンダ13はブレード
43を備えたブレードアーム44を上下揺動し、チルト
用シリンダ14はブレードアーム44に対してブレート
43を揺動する。
【0029】以上の実施の形態は油圧駆動式ブルドーザ
について述べたが、油圧ショベルの操作弁装置として用
いることもできる。この場合には合分流弁の弁本体の一
方の面に左右の走行用油圧モータの弁本体を順次重ね合
せ、合分流弁の弁本体の他方の面にブーム用操作弁、ア
ーム用操作弁、バケット用操作弁、旋回用操作弁等の各
弁本体を順次重ね合せて連結すればよい。
【0030】また、操作弁装置は縦向きに限ることはな
く横向き等任意の姿勢で取付けてもよい。また、第1油
圧ポンプ6と第2油圧ポンプ8は独立した2つの油圧ポ
ンプでもよいし、1つの油圧ポンプで2つの吐出ポート
を有する一体化された油圧ポンプ、例えば図5で示す2
フローウエイ形ピストンポンプ50としてもよい。この
2フローウエイ形ピストンポンプ50とすれば、機器構
成が単純になり実際の容積も小さくて済む。
【0031】上記図1に示した実施の形態では、左右の
走行用操作弁2,3のうち、合分流弁1に近い方の右走
行用操作弁3に、合分流弁1からの圧油を直接左走行用
操作弁2側へ流すためのポンプ通路10を弁本体内に設
けた例を示したが、このポンプ通路10は、図6で示し
た油圧システムの他の回路のように、右走行操作弁3の
外側に、外部配管10′を用いて、第2油圧ポンプ8の
吐出路9を左走行操作弁2のポンプポート2Aに接続し
てもよい。これにより、右走行用操作弁3の構成は、他
の各操作弁2,4,5と同じになり、部品の共通化を図
ることができる。
【0032】図7は図6で示した外部配管10′を用い
た操作弁装置に用いる共通化した操作弁2〜5の具体例
を概略的に示すものである。中央軸部60の軸方向両側
に小径部62A,62Bを有するスプール61が軸方向
両側に設けられた受圧部2B〜5B、2C〜5Cに選択
的にパイロット圧が作用されて、軸方向に移動すること
により、小径部62A,62Bにより、ポンプポート2
A〜5Aが選択的に第1あるいは第2のアクチュエータ
ポート2D〜5D、2E〜5Eに切換え連通されるよう
になっている。そして63A,63Bはタンクポートで
ある。この各タンクポート63A,63Bは弁本体に貫
通して串ざし通路になっていて、各操作弁の相互で連通
しており、最外側の一方側の弁本体において栓にて閉
じ、他方側の弁本体においてタンク及びポンプ側に接続
するようになっている。
【0033】また、図1に示した実施の形態では、左右
の走行用操作弁2,3の構成が、一方(右側)の操作弁
に他方(左側)の操作弁のポンプポートに連通するポン
プ通路10を設けた点において、両者の構成が異なる
が、この両操作弁2,3を上記ポンプ通路10を有する
構成のもので共通化してもよい。
【0034】図8は2個の操作弁を共通化した場合の操
作弁装置の構成を概略的に示すものである。合分流弁1
の一側面側に図1に示す実施の形態と同構成にして、ポ
ンプ通路10を弁本体を貫通して設けた右走行用操作弁
3を結合し、この右走行用操作弁3と同一構成にした左
走行用操作弁2′を、補助プレート70を介して結合す
る。そしてこの補助プレート70に、右走行用操作弁3
のポンプ通路10の出口と、左走行用操作弁2′のポン
プポート2Aとを連通させるための補助通路71がクラ
ンク状に設けてある。
【0035】なお、図9は2個の操作弁を共通化した場
合の操作弁装置の他例を示したものである。上記補助通
路71は、L字状に折り曲がった一方の通路71Aを補
助プレート70の側面に溝状に形成してもよい。この場
合、左走行用操作弁2′に設けられたポンプ通路10の
一端が上記溝状になった通路71Aに連通してしまうの
で、このポンプ通路10の他端を栓72にて閉じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す油圧システムの回路
図である。
【図2】パイロット圧切換装置を示す回路図である。
【図3】操作弁装置の正面図である。
【図4】油圧駆動式ブルドーザの概略説明図である。
【図5】2フローウエイ形ピストンポンプの説明図であ
る。
【図6】図1で示す構成の他例図である。
【図7】図6で示した実施の形態の操作弁の具体例を概
略的に示す断面図である。
【図8】2個の操作弁を共通化した場合の操作弁装置の
概略的な構成説明図である。
【図9】図8で示す構成の他例図である。
【図10】従来の操作弁装置の一例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1…合分流弁 2,2′…左走行用操作弁 3…右走行用操作弁 4…ブレード用操作弁 5…チルト用操作弁 6…第1油圧ポンプ 8…第2油圧ポンプ 10…ポンプ通路 10′…外部配管 11…左走行用油圧モータ 12…右走行用油圧モータ 13…ブレード用シリンダ 14…チルト用シリンダ 20…左走行用油圧パイロット弁 22…右走行用油圧パイロット弁 25…ブレード用油圧パイロット弁 27…チルト用油圧パイロット弁 30…弁本体 31…車体 32…走行用配管 33…第1ポンプ用配管 34…第2ポンプ用配管 35…作業用配管 40…エンジン室 41…エンジン 42…履帯 43…ブレード 44…ブレードアーム 50…2フローウエイ形ピストンポンプ 100…合分流弁 101…作業用操作弁 102…左走行用操作弁 103…残りの作業用操作弁 104…右走行用操作弁 105A,105B…左右走行用油圧モータ用配管 106…作業用油圧アクチュエータ配管 107…ポンプ用配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石崎 直樹 栃木県小山市横倉新田400 株式会社小松 製作所小山工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油圧ポンプ(6,8)と、第1の
    油圧ポンプ(6)からの吐出圧油を第1のアクチュエー
    タヘ供給する第1の操作弁と、第2の油圧ポンプ(8)
    からの吐出圧油を第2のアクチュエータへ供給する第2
    の操作弁と、第2の油圧ポンプ(8)からの吐出圧油を
    第3のアクチュエータへ供給する第3の操作弁と、第1
    の油圧ポンプ(6)の吐出路(7)と第2の油圧ポンプ
    (8)の吐出路(9)とを連通及び遮断する合分流弁
    (1)とを積層して互いに結合する操作弁装置のうち、
    第1第2のアクチュエータ用の第1第2の操作弁を合分
    流弁(1)の一方側に積層配置し、他の操作弁を合分流
    弁(1)の他方側に積層配置したことを特徴とする操作
    弁装置。
  2. 【請求項2】 合分流弁(1)の一方側に積層配置され
    る第1第2の操作弁のうち、合分流弁(1)に近い方の
    第1の操作弁に、第2の油圧ポンプ(8)から第2の操
    作弁に吐出圧油を供給するためのポンプポート(10)
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の操作弁装置。
  3. 【請求項3】 第1の操作弁と第2の操作弁の双方を同
    一構成にしたことを特徴とする請求項1記載の操作弁装
    置。
JP13814698A 1998-02-20 1998-05-20 操作弁装置 Pending JPH11303806A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13814698A JPH11303806A (ja) 1998-02-20 1998-05-20 操作弁装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3849598 1998-02-20
JP10-38495 1998-02-20
JP13814698A JPH11303806A (ja) 1998-02-20 1998-05-20 操作弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11303806A true JPH11303806A (ja) 1999-11-02

Family

ID=26377758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13814698A Pending JPH11303806A (ja) 1998-02-20 1998-05-20 操作弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11303806A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228872A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Kayaba Ind Co Ltd 建設車両用バルブ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228872A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Kayaba Ind Co Ltd 建設車両用バルブ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4272207B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
EP2660479B1 (en) Hydraulic pump for construction machinery
JP4624203B2 (ja) 建設機械用油圧制御装置
JP2006329341A (ja) 作業機械の油圧制御装置
JP6964052B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JP5293176B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
JP2003184815A (ja) 建設機械の油圧制御装置及び油圧ショベルの油圧制御装置
JPH0410536B2 (ja)
JPH11303806A (ja) 操作弁装置
JPH11303808A (ja) 油圧駆動式作業車両の油圧システム
JP2019183972A (ja) 作業車両の油圧回路
JPH07238575A (ja) 走行用油圧装置
JP2007120512A (ja) 作業機械の油圧制御装置
KR100631065B1 (ko) 합류회로를 구비하는 굴삭기의 유압제어회로
JPH0643260Y2 (ja) 建設機械の油圧装置
JP3741244B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JPH0374292B2 (ja)
JP3142640B2 (ja) 油圧作業機の油圧回路
JP3143946B2 (ja) 油圧ショベルの油圧回路
JPH0813545A (ja) 建設機械における油圧回路
JPH08270021A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH116174A (ja) 建設車両のアクチュエータ作動回路
JPH0248517Y2 (ja)
JPH0649644Y2 (ja) クローラ式油圧ショベルの油圧回路
JPS6195131A (ja) 建設機械の液圧回路