JPH11302662A - コークス炉装入用石炭の粒度調整方法 - Google Patents
コークス炉装入用石炭の粒度調整方法Info
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- JPH11302662A JPH11302662A JP12394498A JP12394498A JPH11302662A JP H11302662 A JPH11302662 A JP H11302662A JP 12394498 A JP12394498 A JP 12394498A JP 12394498 A JP12394498 A JP 12394498A JP H11302662 A JPH11302662 A JP H11302662A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高嵩密度を得るための理想的粒度分布状態に
原料石炭を破砕するコークス炉装入用石炭の粒度調整方
法を提供する。 【解決手段】 冶金用コークスを製造するための原料石
炭を破砕して粒度を調整してコークス炉に装入するに際
し、破砕した原料石炭を大粒径、中粒径、小粒径以下に
分級して、分級した大粒径、小粒径以下の石炭を破砕機
8で破砕し、この破砕炭を分級した中粒径石炭と共にコ
ークス炉に装入する。
原料石炭を破砕するコークス炉装入用石炭の粒度調整方
法を提供する。 【解決手段】 冶金用コークスを製造するための原料石
炭を破砕して粒度を調整してコークス炉に装入するに際
し、破砕した原料石炭を大粒径、中粒径、小粒径以下に
分級して、分級した大粒径、小粒径以下の石炭を破砕機
8で破砕し、この破砕炭を分級した中粒径石炭と共にコ
ークス炉に装入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冶金用コークスを製
造するための原料石炭を破砕して最適な粒度に調整する
方法に関するものである。
造するための原料石炭を破砕して最適な粒度に調整する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭を加熱すると350〜500℃の温
度で軟化溶融する。この軟化溶融する際に隣接する石炭
粒子同士が相互溶融して一体化した結晶構造を形成する
ことで高炉など冶金用に要求される力学的破壊強度(代
表的なものに冷間破壊強度DI)のコークスが得られ
る。また、コークス炉は定容積の反応器であるため装入
石炭の密度が増加すれば生産性が向上する。
度で軟化溶融する。この軟化溶融する際に隣接する石炭
粒子同士が相互溶融して一体化した結晶構造を形成する
ことで高炉など冶金用に要求される力学的破壊強度(代
表的なものに冷間破壊強度DI)のコークスが得られ
る。また、コークス炉は定容積の反応器であるため装入
石炭の密度が増加すれば生産性が向上する。
【0003】この2つの要素を同時に改善する方法とし
て、石炭の装入嵩密度を向上する方法があるが、この例
としてコークス炉に装入した石炭をスタンピング、すな
わち押し固める方法がある。しかし、これはスタンピン
グするスタンパーとして特殊な設備が必要なだけでな
く、処理作業が煩雑であることから目的の一部である生
産性が向上するとは言い難いものであった。
て、石炭の装入嵩密度を向上する方法があるが、この例
としてコークス炉に装入した石炭をスタンピング、すな
わち押し固める方法がある。しかし、これはスタンピン
グするスタンパーとして特殊な設備が必要なだけでな
く、処理作業が煩雑であることから目的の一部である生
産性が向上するとは言い難いものであった。
【0004】また、近年、石炭を乾燥することによりコ
ークス炉への充填密度を良好にする方法が採用され始め
ている。しかし、乾燥が進みすぎると発塵が酷くなるこ
とから、タール等のバインダーを添加して発塵を抑える
必要性があった。
ークス炉への充填密度を良好にする方法が採用され始め
ている。しかし、乾燥が進みすぎると発塵が酷くなるこ
とから、タール等のバインダーを添加して発塵を抑える
必要性があった。
【0005】一方、嵩密度向上のためには容器に対する
充填状況を改善すればよく、この改善のため石炭粒子の
粒度構成に着目して最密充填を与える粒度分布を設計す
ればよい。しかし、冶金用コークスの品質作り込み上あ
まり大きな粒子を残すと粒子界面からの割れを誘発して
強度を低下させる懸念があるため、例えば、特公平5−
86832号公報に提案されるように大粒径の石炭のみ
を選択的に破砕する方法、又は、石炭の性状を考慮して
低コークス化性炭(非粘結炭)を集中的に破砕する方法
がある。しかし、この破砕後の石炭は小粒の存在比率が
高くなるため、コークス炉に装入した際における嵩密度
は其ほど大きくならずに、頭打ち傾向を示すものであっ
た。
充填状況を改善すればよく、この改善のため石炭粒子の
粒度構成に着目して最密充填を与える粒度分布を設計す
ればよい。しかし、冶金用コークスの品質作り込み上あ
まり大きな粒子を残すと粒子界面からの割れを誘発して
強度を低下させる懸念があるため、例えば、特公平5−
86832号公報に提案されるように大粒径の石炭のみ
を選択的に破砕する方法、又は、石炭の性状を考慮して
低コークス化性炭(非粘結炭)を集中的に破砕する方法
がある。しかし、この破砕後の石炭は小粒の存在比率が
高くなるため、コークス炉に装入した際における嵩密度
は其ほど大きくならずに、頭打ち傾向を示すものであっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コークス炉への装入嵩
密度が最大となる、即ち、最密充填を得る原料石炭の粒
度条件は、粒度範囲が広くかつ特定の粒度範囲に集中し
ないことであり、粉粒体の粒度分布を決定する際、一般
的に用いられている図2のRojin−Rammler
線図で傾きの小さい直線になるように粒度分布を調整す
る事である。しかし、大粒径の石炭が高温で溶融し難い
成分、すなわち不活性分を多く含んだままでは、大粒径
のままの石炭組織がコークス中に残り、その大粒の界面
から割れ欠陥を誘発するのでこれを防ぐための破砕は必
須である。
密度が最大となる、即ち、最密充填を得る原料石炭の粒
度条件は、粒度範囲が広くかつ特定の粒度範囲に集中し
ないことであり、粉粒体の粒度分布を決定する際、一般
的に用いられている図2のRojin−Rammler
線図で傾きの小さい直線になるように粒度分布を調整す
る事である。しかし、大粒径の石炭が高温で溶融し難い
成分、すなわち不活性分を多く含んだままでは、大粒径
のままの石炭組織がコークス中に残り、その大粒の界面
から割れ欠陥を誘発するのでこれを防ぐための破砕は必
須である。
【0007】しかし、石炭の破砕で使用される衝撃式破
砕機では大粒径の石炭を破砕可能な強度の衝撃を与えた
場合、大粒径及び中粒径の石炭はそれぞれ破砕されて中
粒径、小粒径となる。一方、小粒径以下の石炭は、破砕
により一部が微粉となる。
砕機では大粒径の石炭を破砕可能な強度の衝撃を与えた
場合、大粒径及び中粒径の石炭はそれぞれ破砕されて中
粒径、小粒径となる。一方、小粒径以下の石炭は、破砕
により一部が微粉となる。
【0008】この結果、破砕機で破砕した石炭の粒度分
布は高嵩密度上の理想分布に対して「大粒径;適正量」
「中粒径;不足」「小粒径;過剰」「微粉;適正量」タ
イプの分布、即ち、図2のRojin−Rammler
線図における点線12に示すようになり、理想的高嵩密
度を得る事が出来る粒度分布を示す実線11と粒径が2
mm程度の位置で交わり、実線11に対して大粒径側が
少なく、小粒径品が多いため、コークス炉に装入した際
における嵩密度は其ほど大きくならずに、頭打ち傾向と
なり、強度の良好なコークスを生産性良く製造すること
が困難となる問題があった。
布は高嵩密度上の理想分布に対して「大粒径;適正量」
「中粒径;不足」「小粒径;過剰」「微粉;適正量」タ
イプの分布、即ち、図2のRojin−Rammler
線図における点線12に示すようになり、理想的高嵩密
度を得る事が出来る粒度分布を示す実線11と粒径が2
mm程度の位置で交わり、実線11に対して大粒径側が
少なく、小粒径品が多いため、コークス炉に装入した際
における嵩密度は其ほど大きくならずに、頭打ち傾向と
なり、強度の良好なコークスを生産性良く製造すること
が困難となる問題があった。
【0009】本発明は高嵩密度を得るための理想的粒度
分布状態に原料石炭を破砕するコークス炉装入用石炭の
粒度調整方法を提供することを課題とするものである。
分布状態に原料石炭を破砕するコークス炉装入用石炭の
粒度調整方法を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者等は、理想的粒度
分布に原料石炭を破砕するために種々実験・検討した結
果、破砕前に従来不足していた中粒径の石炭を分離し、
大粒径と小粒径の石炭を衝撃式破砕機で破砕することに
より、大粒径は中粒径となり、しかも、分離した中粒径
の石炭は破砕工程を回避するために、小粒径の石炭が減
少して、これに前記分離した中粒径の石炭を加えること
により、小・中粒径炭の比率も適正となった理想的な粒
度分布に近づく事が出来ることを知見した。
分布に原料石炭を破砕するために種々実験・検討した結
果、破砕前に従来不足していた中粒径の石炭を分離し、
大粒径と小粒径の石炭を衝撃式破砕機で破砕することに
より、大粒径は中粒径となり、しかも、分離した中粒径
の石炭は破砕工程を回避するために、小粒径の石炭が減
少して、これに前記分離した中粒径の石炭を加えること
により、小・中粒径炭の比率も適正となった理想的な粒
度分布に近づく事が出来ることを知見した。
【0011】本発明は上記知見によりなされたものであ
り、その手段1は、冶金用のコークスを製造するための
原料石炭を破砕して粒度を調整してコークス炉に装入す
るに際し、前記破砕した原料石炭を大粒径、中粒径、小
粒径以下に分級して、該分級した大粒径、小粒径以下の
石炭を破砕機で破砕し、この破砕炭を前記分級した中粒
径の石炭と共に前記コークス炉に装入するコークス炉装
入用石炭の粒度調整方法である。
り、その手段1は、冶金用のコークスを製造するための
原料石炭を破砕して粒度を調整してコークス炉に装入す
るに際し、前記破砕した原料石炭を大粒径、中粒径、小
粒径以下に分級して、該分級した大粒径、小粒径以下の
石炭を破砕機で破砕し、この破砕炭を前記分級した中粒
径の石炭と共に前記コークス炉に装入するコークス炉装
入用石炭の粒度調整方法である。
【0012】なお上記石炭粒度の大粒径とは7〜10
(mm) 超、中粒径とは7〜10 (mm)から3〜6 (mm)
の間、小粒径とは3〜6 (mm) 未満から0.3〜1 (m
m) の間、微粉粒径とは0.3〜1 (mm) 未満のもので
ある。
(mm) 超、中粒径とは7〜10 (mm)から3〜6 (mm)
の間、小粒径とは3〜6 (mm) 未満から0.3〜1 (m
m) の間、微粉粒径とは0.3〜1 (mm) 未満のもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1を参
照しつつ説明する。図中、2は石炭槽1から送られて来
た石炭(原料石炭)を篩分ける2段篩分け機であり、大
粒径分離網3と中粒径分離網4を有している。この大粒
径分離網3で大粒径とそれ以外(中粒径、小粒径、微粉
粒径)に分離し、更に、大粒径分離網3で分離した大粒
径以外(中粒径、小粒径、微粉粒径)の石炭を中粒径分
離網4で中粒径とそれ以外(小粒径、微粉粒径)に分離
する。8は分離炭搬送装置5、6を介して送られて来た
大粒径分離網3、中粒径分離網4で各々分離した大粒径
と小粒径、微粉粒径を破砕する破砕機の一例である衝撃
式破砕機である。14は衝撃式破砕機8で破砕した石炭
(破砕炭)と前記2段篩分け機2の中粒径分離網4で分
離した中粒径を破砕炭搬送装置9、分離炭搬送装置7を
介して収容する破砕炭槽である。次に、図2中に一点鎖
線10で示す粒度分布を有する原料石炭を2段篩分けで
篩分け、2段篩分け機2で篩分けた大粒径及び小粒径以
下の石炭を衝撃式破砕機8で破砕し、これに前記2段篩
分け機2で篩分けた中粒径の石炭を加えることによりそ
の粒度分布が理想粒度分布に近くなることについて説明
する。
照しつつ説明する。図中、2は石炭槽1から送られて来
た石炭(原料石炭)を篩分ける2段篩分け機であり、大
粒径分離網3と中粒径分離網4を有している。この大粒
径分離網3で大粒径とそれ以外(中粒径、小粒径、微粉
粒径)に分離し、更に、大粒径分離網3で分離した大粒
径以外(中粒径、小粒径、微粉粒径)の石炭を中粒径分
離網4で中粒径とそれ以外(小粒径、微粉粒径)に分離
する。8は分離炭搬送装置5、6を介して送られて来た
大粒径分離網3、中粒径分離網4で各々分離した大粒径
と小粒径、微粉粒径を破砕する破砕機の一例である衝撃
式破砕機である。14は衝撃式破砕機8で破砕した石炭
(破砕炭)と前記2段篩分け機2の中粒径分離網4で分
離した中粒径を破砕炭搬送装置9、分離炭搬送装置7を
介して収容する破砕炭槽である。次に、図2中に一点鎖
線10で示す粒度分布を有する原料石炭を2段篩分けで
篩分け、2段篩分け機2で篩分けた大粒径及び小粒径以
下の石炭を衝撃式破砕機8で破砕し、これに前記2段篩
分け機2で篩分けた中粒径の石炭を加えることによりそ
の粒度分布が理想粒度分布に近くなることについて説明
する。
【0014】先ず、大粒径及び小粒径以下の石炭を衝
撃式破砕機8で破砕すると、大粒径品から破砕により中
粒径品が発生し、一方小粒径品から微粉が発生するが、
中粒径品を破砕しないため小粒径品の比率は低下する。
篩を用いず全量を破砕した場合には中粒径品が理想分布
状態より不足し、小粒径品が過剰である傾向であるが、
2段篩分けにより是正され、小粒径品が適正量に近づ
く。大粒径品から発生する中粒径品は篩分けの有無に関
わらず同等である。また微粉は通常破砕でも小粒径品が
破砕されて発生しており、この粒度範囲設定では特に影
響を受けないため、破砕後の微粉の絶対量は変化しな
い。 更に、この破砕石炭の前記2段篩分け機2で篩分けた
中粒径の石炭を加えることにより、の2段篩分け破砕
では唯一適正点より不足している中粒径品が原料石炭の
粒度構成のまま補給されることになり、大、中、小粒
径、及び微粉粒径の比率が適正化された粒度構成とな
り、これを図2中のRojin−Rammler線図に
示すと太実線13となり、理想的高嵩密度を得る事が出
来る粒度分布を示す実線11に近づく事が出来る。
撃式破砕機8で破砕すると、大粒径品から破砕により中
粒径品が発生し、一方小粒径品から微粉が発生するが、
中粒径品を破砕しないため小粒径品の比率は低下する。
篩を用いず全量を破砕した場合には中粒径品が理想分布
状態より不足し、小粒径品が過剰である傾向であるが、
2段篩分けにより是正され、小粒径品が適正量に近づ
く。大粒径品から発生する中粒径品は篩分けの有無に関
わらず同等である。また微粉は通常破砕でも小粒径品が
破砕されて発生しており、この粒度範囲設定では特に影
響を受けないため、破砕後の微粉の絶対量は変化しな
い。 更に、この破砕石炭の前記2段篩分け機2で篩分けた
中粒径の石炭を加えることにより、の2段篩分け破砕
では唯一適正点より不足している中粒径品が原料石炭の
粒度構成のまま補給されることになり、大、中、小粒
径、及び微粉粒径の比率が適正化された粒度構成とな
り、これを図2中のRojin−Rammler線図に
示すと太実線13となり、理想的高嵩密度を得る事が出
来る粒度分布を示す実線11に近づく事が出来る。
【0015】
【実施例】表1に示す成分で、表2に示す粒度分布を有
する原料石炭Aを大粒径分離網3を3mm(6.5メッ
シュ)と中粒径分離網4を10mm(2.2メッシュ)
とした2段篩分け機2で篩分けした。
する原料石炭Aを大粒径分離網3を3mm(6.5メッ
シュ)と中粒径分離網4を10mm(2.2メッシュ)
とした2段篩分け機2で篩分けした。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】そして、大粒径と小粒径以下の石炭を衝撃
式破砕機8で破砕し、その破砕後の粒度分布を表3に示
した。表3では大粒径から破砕された中粒径が5%程度
発生している。ここに前記の中粒径の石炭を配合して破
砕炭槽14に搬送した。この破砕炭槽14に於ける破砕
石炭の粒度分布を表4に示す。
式破砕機8で破砕し、その破砕後の粒度分布を表3に示
した。表3では大粒径から破砕された中粒径が5%程度
発生している。ここに前記の中粒径の石炭を配合して破
砕炭槽14に搬送した。この破砕炭槽14に於ける破砕
石炭の粒度分布を表4に示す。
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】この表4からわかる様に本実施例の粒度分
布、充填嵩密度は、大粒子の間隙に小粒子を順次最大限
に配置、充填していく最密充填理論から求めた理想粒度
分布から得られる理想充填嵩密度と遜色ないものとな
り、従来例に比較して大幅に向上した。尚、表4に示す
従来技術とは、表2に示す原料石炭Aの全部を前記衝撃
式破砕機8で破砕したものである。
布、充填嵩密度は、大粒子の間隙に小粒子を順次最大限
に配置、充填していく最密充填理論から求めた理想粒度
分布から得られる理想充填嵩密度と遜色ないものとな
り、従来例に比較して大幅に向上した。尚、表4に示す
従来技術とは、表2に示す原料石炭Aの全部を前記衝撃
式破砕機8で破砕したものである。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載のコークス炉装入用石炭の
粒度調整方法においては、簡単にしてコークス炉に装入
する原料石炭を最密充填可能な理想粒度分布に破砕する
事が出来、破壊強度(冷間破壊強度DI)の良好なコー
クスを生産性良く製造することが可能となり、この分野
に於ける効果は大きい。
粒度調整方法においては、簡単にしてコークス炉に装入
する原料石炭を最密充填可能な理想粒度分布に破砕する
事が出来、破壊強度(冷間破壊強度DI)の良好なコー
クスを生産性良く製造することが可能となり、この分野
に於ける効果は大きい。
【図1】本発明の一実施の形態に係るコークス炉装入用
石炭の粒度調整方法を適用した概略設備フロー図であ
る。
石炭の粒度調整方法を適用した概略設備フロー図であ
る。
【図2】Rojin−Rammler線図である。
1 石炭槽 2 2段篩分け
機 3 大粒径分離網 4 中粒径分離
網 5〜7 分離炭搬送装置 8 衝撃式破砕
機 9 破砕炭搬送装置 10 破砕前石炭(銘柄A)の粒度分布曲線(一点鎖
線) 11 理想的高嵩密度分布を表す曲線(実線) 12 通常破砕石炭(銘柄A)の粒度分布曲線(点線) 13 中抜き破砕石炭(銘柄A)の粒度分布曲線(太実
線) 14 破砕炭槽
機 3 大粒径分離網 4 中粒径分離
網 5〜7 分離炭搬送装置 8 衝撃式破砕
機 9 破砕炭搬送装置 10 破砕前石炭(銘柄A)の粒度分布曲線(一点鎖
線) 11 理想的高嵩密度分布を表す曲線(実線) 12 通常破砕石炭(銘柄A)の粒度分布曲線(点線) 13 中抜き破砕石炭(銘柄A)の粒度分布曲線(太実
線) 14 破砕炭槽
Claims (1)
- 【請求項1】 冶金用コークスを製造するための原料石
炭を破砕して粒度を調整してコークス炉に装入するに際
し、前記破砕した原料石炭を大粒径、中粒径、小粒径以
下に分級して、該分級した大粒径、小粒径以下の石炭を
破砕機で破砕し、この破砕炭を前記分級した中粒径の石
炭と共に前記コークス炉に装入することを特徴とするコ
ークス炉装入用石炭の粒度調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12394498A JPH11302662A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | コークス炉装入用石炭の粒度調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12394498A JPH11302662A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | コークス炉装入用石炭の粒度調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302662A true JPH11302662A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14873220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12394498A Withdrawn JPH11302662A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | コークス炉装入用石炭の粒度調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302662A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015086301A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | Jfeスチール株式会社 | コークスの製造方法 |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP12394498A patent/JPH11302662A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015086301A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | Jfeスチール株式会社 | コークスの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |