JPH11301985A - 垂直昇降式高所作業車のマスト落下防止装置 - Google Patents
垂直昇降式高所作業車のマスト落下防止装置Info
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- JPH11301985A JPH11301985A JP11332498A JP11332498A JPH11301985A JP H11301985 A JPH11301985 A JP H11301985A JP 11332498 A JP11332498 A JP 11332498A JP 11332498 A JP11332498 A JP 11332498A JP H11301985 A JPH11301985 A JP H11301985A
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Abstract
も、マスト縮小ワイヤに過大な張力が作用せず、このワ
イヤが縮用シーブから外れないようにする。 【解決手段】 車台3に立設し複数のマスト部材を入れ
子式に構成してなる垂直昇降式のマスト13を車台3に
立設し、上下に連なる3段以上のマスト部材のうち、中
間部に配設されたマスト部材7、9の上部に伸用シーブ
25を設ける。伸用シーブ25を設けたマスト部材7、
9の下部に縮用シーブ25を設ける。縮用シーブ25を
設けたマスト部材7、9の内側に隣接する他のマスト部
材5、7に一端が固着され、縮用シーブ25に掛け回さ
れて縮用シーブ25を設けたマスト部材7、9の外側に
隣接する他のマスト部材9、11に他端が固着されたマ
スト縮小ワイヤ27を設ける。縮用シーブ25を設けた
マスト部材7、9の外側に配設されたマスト部材9、1
1とこのマスト部材9、11に接続されるマスト縮小ワ
イヤ27との間にマスト縮小ワイヤを付勢する伸縮吸収
器31を設ける。
Description
業車のマスト落下防止装置に関し、更に詳細には、先端
部に作業台を有し垂直方向に伸縮自在なマストを備えた
垂直昇降式高所作業車のマスト落下防止装置に関する。
おいて、作業台を上昇・下降させる機構として、複数の
マスト部材を入れ子式に且つ伸縮自在に組み合わせて構
成されたマストを有した垂直昇降式高所作業車がある。
この高所作業車は、一番外側のマスト部材に作業台を配
設し、一番内側のマスト部材の内部に油圧を供給したと
きにシリンダロッドが伸長する単動型の油圧シリンダを
備えている。マストの伸長は、シリンダのストローク以
上の作業台の上昇量を得るために、シリンダの伸長作動
と、複数のマスト部材の内側に配設されたシーブとワイ
ヤの作動により、マストが伸長する機構としている。ま
た、マストの縮小は、シリンダの油圧を抜くと一番内側
以外のマスト部材の自重及び作業台の自重でシリンダが
縮小することにより行われる。
の垂直昇降式高所作業車について図3を使用して説明す
る。垂直昇降式高所作業車51は、自走可能な車台3の
上部に内部が中空に形成された第1マスト部材5が立設
されており、この第1マスト部材5の内部に油圧を与え
たときにシリンダロッド17が伸長する単動型シリンダ
19が配設されている。シリンダロッド17の先端は、
第1マスト部材5に入れ子式に取り付けられた第2マス
ト部材7の天板7aの内面に固着されている。
な伸用シーブ21が設けられており、第1マスト部材5
の上部に一端が固着されたマスト伸長ワイヤ23が伸用
シーブ21に掛け回され、このマスト伸長ワイヤ23の
他端が第3マスト部材9の下部に固着されている。第3
マスト部材9の内側上部には回転自在な伸用シーブ21
が設けられており、第2マスト部材7の上部に一端が固
着されたマスト伸長ワイヤ23が伸用シーブ21に掛け
回され、マスト伸長ワイヤ23の他端が第4マスト部材
11の下部に固着されている。
転自在な縮用シーブ25が設けられており、第1マスト
部材5の上部に一端が固着されたマスト縮小ワイヤ27
がこの縮用シーブ25に掛け回され、マスト縮小ワイヤ
27の他端が第3マスト部材9の上部に固着されてい
る。第3マスト部材9の内側下部には回転自在な縮用シ
ーブ25が備えられており、第2マスト部材7の上部に
一端が固着されたマスト縮小ワイヤ27が縮用シーブ2
5に掛け回され、マスト縮小ワイヤ27の他端が第4マ
スト部材11の上部に固着されている。第4マスト部材
11の側壁には外側に突出する作業台15が設けられて
いる。
おいて、作業台15を上昇させるには、単動型シリンダ
19に油圧を供給しシリンダロッド17を伸長させるこ
とによって行われる。シリンダロッド17が伸長する
と、シリンダロッド17の先端に固着された第2マスト
部材7が伸長し、第2マスト部材7の上部に設けられた
伸用シーブ21も第1マスト部材5に対して上昇する。
従って、伸用シーブ21には他端が第3マスト部材9に
固着されているマスト伸長ワイヤ23が掛け回されてい
るため、伸用シーブ21の上昇により第3マスト部材9
が引き上げられる。
ると第3マスト部材9の上部に設けられた伸用シーブ2
1も第2マスト部材7に対して上昇する。この伸用シー
ブ21には他端が第4マスト部材11に固着されている
マスト伸長ワイヤ23が掛け回されているため、第シー
ブ21の上昇により第4マスト部材11が引き上げられ
る。従って、第4マスト部材11に設けられた作業台1
5は単動型シリンダ19のストローク以上の移動量を有
して車台3から上昇する。
シリンダ19の油圧を抜くことによって行われる。単動
型シリンダ19の油圧が抜かれると、シリンダロッド1
7の先端に固着された第2マスト部材7の自重によって
シリンダロッド17が縮小して第2マスト部材7が降下
する。このとき、第2マスト部材7の縮小速度の制御は
単動型シリンダ19の油圧を抜く速度を制御することに
より行われる。そして、第3マスト部材9は、伸用シー
ブ21に掛け回されたマスト伸長ワイヤ23に作用する
第3マスト部材9の自重による張力により保持されるの
で、自由落下することがない。従って、第3マスト部材
9は第2マスト部材7の縮小速度にともなって縮小す
る。第4マスト部材11も第3マスト部材9と同様に、
第3マスト部材9が降下すると、第4マスト部材11
は、伸用シーブ21に掛け回されたマスト伸長ワイヤ2
3の第4マスト部材11の自重と作業台15の自重によ
る張力により保持されるので、自由落下することがな
く、第3マスト部材9の縮小速度にともなって縮小す
る。
は第4マスト部材の外側に突出しているので、作業台へ
の荷重のかかり方によってはマスト全体が傾斜したり撓
んだりし、マスト部材間の隙間が大きいときにマスト全
体の傾斜量が大きくなり、第4マスト部材が第3マスト
部材に引っ掛かかる場合が生じる。
第4マスト部材が第3マスト部材に引っ掛かると、第3
マスト部材に設けられた縮用シーブは伸縮シリンダ19
の伸長作動とともに上方に移動するが、第4マスト部材
の伸長量は制限されるので、縮用シーブに掛け回されて
第4マスト部材に接続されたマスト縮小ワイヤが弛んで
縮用シーブから外れる虞がある、という問題が生じる。
たものであり、マストが傾斜したりマスト部材間の隙間
によりマスト部材が他のマスト部材に引っ掛かっても、
マスト縮小ワイヤが縮用シーブから外れない垂直昇降式
高所作業車のマスト落下防止装置を提供することを目的
とする。
に、本発明のマスト落下防止装置を有した垂直昇降式高
所作業車は、3段以上のマスト部材を入れ子式に互いに
突出入可能に形成されたマストを車台に立設してなり、
上下に連なる3段以上のマスト部材のうち、中間部に配
設されたマスト部材の上部に伸用シーブが設けられてい
る。この伸用シーブを設けたマスト部材の内側及び外側
に隣接する他のマスト部材間には、伸用シーブを設けた
マスト部材の内側に隣接する他のマスト部材に一端が固
着され、伸用シーブに掛け回されて伸用シーブを設けた
マスト部材の外側に隣接する他のマスト部材に他端が固
着されたマスト伸長ワイヤが設けられている。従って、
伸用シーブを有したマスト部材が伸長すると、このマス
ト部材の上部に設けられた伸用シーブも上昇する。そし
て、この伸用シーブには伸用シーブを有したマスト部材
の外側に隣接する他のマスト部材に他端が固着されたマ
スト伸長ワイヤが掛け回されているので、伸用シーブの
上昇により外側に隣接する他のマスト部材が引き上げら
れる。このため、マスト全体が伸長する。
ブを設けたマスト部材の下部に縮用シーブを設け、この
縮用シーブを有したマスト部材の内側及び外側に隣接す
る他のマスト部材間には、縮用シーブを設けたマスト部
材の内側に隣接する他のマスト部材に一端が固着され、
縮用シーブに掛け回されて縮用シーブを設けたマスト部
材の外側に隣接する他のマスト部材に他端が固着された
マスト縮小ワイヤが設けられている。従って、縮用シー
ブを設けたマスト部材が縮小すると、このマスト部材の
外側に隣接する他のマスト部材は、伸用シーブに掛け回
されたマスト縮小ワイヤに作用するマスト部材の自重に
よる張力により保持されるので、自由落下することがな
い。従って、縮用シーブを設けたマスト部材の外側に隣
接する他のマスト部材は、縮用シーブを設けたマスト部
材の縮小速度にともなって縮小する。
設されたマスト部材に接続されるマスト縮小ワイヤはマ
スト縮小ワイヤを付勢する付勢手段を介して接続される
ことが好ましい。マスト縮小ワイヤに張力が作用して
も、付勢手段がその張力を吸収するのでマスト縮小ワイ
ヤに無理な力は作用しない。また、マスト縮小ワイヤを
弛ませようとする方向の力が作用しても、付勢手段がこ
の力を吸収してマスト縮小ワイヤの弛みを防止し、マス
ト縮小ワイヤが縮用シーブから外れることはない。
る筒状の本体部と、この本体部に内装されてマスト縮小
ワイヤの移動を規制する弾性部材(例えば、実施形態に
おけるコイルバネ35)と、マスト縮小ワイヤの端部に
固着され弾性部材に接続される当接部材(例えば、実施
形態におけるバネ受け板37)を有することが好まし
い。弾性部材は本体部に内装され、その一端部は本体部
又はマスト部材の上部に固着され、他端部は当接部材に
固着されることが好ましい。弾性部材はマスト縮小ワイ
ヤに作用する力を吸収する機能を有することが好まし
く、例えば、コイルばね、板バネ等を例示することがで
きる。
態を図1と図2に基づいて説明する。最初に、本発明の
マスト落下防止装置を説明する前に、この装置を搭載す
る垂直昇降式高所作業車を説明する。図1は垂直昇降式
高所作業車の要部を断面で示した正面図であり、垂直昇
降式高所作業車1は、同図に示すように、自走可能な車
台3に第1マスト部材5、第2マスト部材7、第3マス
ト部材9及び第4マスト部材11からなる垂直昇降式の
マスト13を有している。各マスト部材5、7、9、1
1は入れ子式に且つ伸縮自在に組み合わされて垂直昇降
式のマスト13が構成されている。第4マスト部材11
の側壁には右側に突出する作業台15が設けられてい
る。
れた第1マスト部材5が立設され、この第1マスト部材
5の内部には油圧を与えたときにシリンダロッド17が
伸長する単動型シリンダ19が設けられている。そし
て、第1マスト部材5の外周に入れ子式に第2マスト部
材7が取り付けられ、第1マスト部材5の天板5aを貫
通したシリンダロッド17の先端が第2マスト部材7の
天板7aの内面に固着されている。第2マスト部材7の
内側上部には回転自在な伸用シーブ21が軸支されてお
り、第1マスト部材5の上部に一端が固着されたマスト
伸長ワイヤ23がこの伸用シーブ5に掛け回され、この
マスト伸長ワイヤ23の他端が第3マスト部材9の下部
に固着されている。第3マスト部材9の内側上部には回
転自在な伸用シーブ21が軸支され、第2マスト部材7
の上部に一端が固着されたマスト伸長ワイヤ23が伸用
シーブ21に掛け回され、このマスト伸長ワイヤ23の
他端は第4マスト部材11の下部に固着されている。
転自在な縮用シーブ25が軸支され、第1マスト部材5
の上部に一端が固着されたマスト縮小ワイヤ27がこの
縮用シーブ25に掛け回され、マスト縮小ワイヤ27の
他端は第3マスト部材9の上部に固着されている。第3
マスト部材9の内側下部には回転自在な縮用シーブ25
が備えられており、第2マスト部材7の上部に一端が固
着されたマスト縮小ワイヤ27が縮用シーブ25に掛け
回され、マスト縮小ワイヤ27の他端は第4マスト部材
11の上部に固着されている。
各天板9a、11aの左上部には貫通孔29が設けら
れ、この貫通孔29の上方周辺部に伸縮吸収器(付勢手
段)31が設けられている。この伸縮吸収器31は、図
2(a)に示ように、第3マスト部材9の上部に設けら
れた本体部33と、この本体部33の内側に設けられた
コイルバネ(弾性部材)35と、このコイルバネ35の
上部に固着するバネ受け板37と、このバネ受け板37
を貫通しマスト縮小ワイヤ27の端部に接続された接続
部39を有している。
3マスト部材9の上部に固着されている。コイルバネ3
5は本体部33の内側に設けられ、コイルバネ35の底
部が第3マスト部材9の上部に固着されている。コイル
バネ35の上部には板状のバネ受け板37が固着されて
いる。このバネ受け板37は中央部に上下方向に貫通す
る貫通孔41を有し、バネ受け板37の上部には径方向
に突出する環状のフランジ部43を有している。貫通孔
41には棒状の接続部39が挿通されている。この接続
部39の上部にはナット45が螺合されており、このナ
ット45を回転することで、バネ受け板37が下方に移
動してコイルバネ35を圧縮し、マスト縮小ワイヤ39
に一定の張力が付加されている。従って、マスト縮小ワ
イヤ27があばれたり、縮用シーブ25から外れること
を防止する。
縮吸収器31は第3マスト部材9の上部に設けられる伸
縮吸収器31と同一なので、同一態様部分については同
一符号を付してその説明を省略する。即ち、マスト落下
防止装置47は縮用シーブ25とマスト縮小ワイヤ27
と伸縮吸収器31から構成されている。
作用を図1と図2を用いて説明する。上記構成の垂直昇
降式高所作業車1において、マスト13が伸長した状態
から作業台15を下降させる場合には、単動型シリンダ
19の油圧を抜くことによって行われる。単動型シリン
ダ19の油圧が抜かれると、シリンダロッド17の先端
に固着された第2マスト部材7の自重によってシリンダ
ロッド17が縮小して第2マスト部材7が降下する。こ
のとき、第2マスト部材7の縮小速度の制御は単動型シ
リンダ19の油圧を抜く速度を制御することにより行わ
れる。そして、第3マスト部材9は、伸用シーブ21に
掛け回されたマスト伸長ワイヤ23に作用する第3マス
ト部材9の自重による張力により保持されるので、自由
落下することはない。従って、第3マスト部材9は第2
マスト部材7の縮小速度にともなって縮小する。
同様に、第3マスト部材9が降下すると、第4マスト部
材11は、伸用シーブ21に掛け回されたマスト伸長ワ
イヤ23の第4マスト部材11の自重と作業台15の自
重による張力により保持されるので、自由落下すること
がなく、第3マスト部材9の縮小速度にともなって縮小
する。ここで、作業台15に過大な荷重が作用して第4
マスト部材11が傾いて第4マスト部材11が第3マス
ト部材9に引っ掛かった場合に、シリンダロッド17が
さらに縮小すると、第3マスト部材9に設けられた縮用
シーブ25は下方に移動するが、第4マスト部材11の
第3マスト部材9に対する縮小量は制限されるので、縮
用シーブ25に掛け回されて第4マスト部材11に接続
されたマスト縮小ワイヤ27に張力が作用する。
の端部は、図2(b)に示すように、伸縮吸収器31に
接続されている。従って、マスト縮小ワイヤ27に下方
に作用する張力が作用すると、即ち、マスト縮小ワイヤ
27が図2(b)の紙面の下方に移動しようとすると、
この下方に移動しようとする力が接続部39とバネ受け
板37を介してコイルバネ35に伝達されて、コイルバ
ネ35が縮小する。従って、マスト縮小ワイヤ27に作
用する張力の全部又は一部がコイルバネ35で吸収され
るので、マスト縮小ワイヤ27に無理な力は作用しな
い。
1に格納された状態から作業台15を上昇させるには、
単動型シリンダ19に油圧を供給してシリンダロッド1
7を伸長させることにより行われる。シリンダロッド1
7が伸長すると、シリンダロッド17の先端に固着され
た第2マスト部材7が伸長し、第2マスト部材7の上部
に設けられた伸用シーブ21も第1マスト部材5に対し
て上昇する。従って、伸用シーブ5には他端が第3マス
ト部材9に固着されているマスト伸長ワイヤ23が掛け
回されているため、伸用シーブ21の上昇により第3マ
スト部材9が引き上げられる。
げられると第3マスト部材9の上部に設けられた伸用シ
ーブ21も第2マスト部材部材7に対して上昇する。伸
用シーブ21には他端が第4マスト部材11に固着され
ているマスト伸長ワイヤ23が掛け回されているため、
伸用シーブ21の上昇により第4マスト部材11が引き
上げられる。ここで、第4マスト部材11が第3マスト
部材9に引っ掛かっている場合に、シリンダロッド17
がさらに伸長すると、第3マスト部材9に設けられた縮
用シーブ25は上方に移動するが、第4マスト部材11
は伸長しないので、縮用シーブ25に掛け回されて第4
マスト部材11に接続されたマスト縮小ワイヤ27が弛
もうとする。
端部は、図2(c)に示すように、伸縮吸収器31に接
続されている。従って、マスト縮小ワイヤ27が弛もう
とすると、即ち、マスト縮小ワイヤ27が図2(c)の
紙面の上方に移動しようとすると、この上方に移動しよ
うとする力が接続部39とバネ受け板37を介してコイ
ルバネ35に伝達されて、コイルバネ35が伸長する。
従って、コイルバネ35はその自由長の長さになるまで
伸びる。そして、マスト縮小ワイヤ27がさらに弛もう
としても、コイルバネ35はマスト縮小ワイヤ27を引
き戻そうとする力が作用するので、マスト縮小ワイヤ2
7の弛みを防止することができる。
式高所作業車のマスト落下防止装置によれば、縮用シー
ブを設けたマスト部材の外側に配設されたマスト部材に
接続されるマスト縮小ワイヤはマスト縮小ワイヤを付勢
する付勢手段を介して接続されることで、マスト縮小ワ
イヤに張力が作用しても付勢手段がこの張力を吸収し、
マスト縮小ワイヤが弛もうとしても付勢手段がこの弛み
を吸収する。従って、マスト縮小ワイヤが破損したり、
縮用シーブから外れることがない。
られる筒状の本体部と、この本体部に内装されてマスト
縮小ワイヤの移動を規制する弾性部材と、マスト伸長ワ
イヤの端部に固着され弾性部材に接続される当接部材を
有する場合には、マスト縮小ワイヤに作用する張力や弛
みを吸収して、マスト縮小ワイヤが破損したり縮用シー
ブから外れることを防止することができる。
直昇降式高所作業車の正面図を示す。
同図(a)はワイヤに引っ張り及び弛み方向の力が作用
していない状態、同図(b)はワイヤに引っ張り方向の
力が作用しているときの状態、同図(c)はワイヤに弛
み方向の力が作用しているときの状態を示す。
す。
Claims (2)
- 【請求項1】 3段以上のマスト部材を入れ子式に互い
に突出入可能に形成されたマストを車台に立設してなる
垂直昇降式高所作業車のマスト落下防止装置であって、 上下に連なる3段以上の前記マスト部材のうち、中間部
に配設された前記マスト部材の上部に設けられた伸用シ
ーブと、 この伸用シーブを設けた前記マスト部材の内側に隣接す
る他の前記マスト部材に一端が固着され、前記伸用シー
ブに掛け回されて前記伸用シーブを有した前記マスト部
材の外側に隣接する他の前記マスト部材に他端が固着さ
れたマスト伸長ワイヤと、 前記伸用シーブを設けた前記マスト部材の下部に設けら
れた縮用シーブと、この縮用シーブを設けた前記マスト
部材の内側に隣接する他の前記マスト部材に一端が固着
され、前記縮用シーブに掛け回されて前記縮用シーブを
設けた前記マスト部材の外側に隣接する他の前記マスト
部材に他端が固着されたマスト縮小ワイヤと、 複数の前記マスト部材のうち、最下部の前記マスト部材
に内装されて先端部が最下部の前記マスト部材の外側に
隣接する他の前記マスト部材に固着された伸縮シリンダ
を有し、 前記縮用シーブを設けた前記マスト部材の外側に配設さ
れた前記マスト部材に接続された前記マスト縮小ワイヤ
は前記マスト縮小ワイヤを付勢する付勢手段を介して接
続されることを特徴とする垂直昇降式高所作業車のマス
ト落下防止装置。 - 【請求項2】前記付勢手段は、前記マスト部材の上部に
設けられる筒状の本体部と、この本体部に内装されて前
記マスト縮小ワイヤの移動を規制する弾性部材と、前記
マスト伸長ワイヤの端部に固着され前記弾性部材に接続
される当接部材を有することを特徴とする請求項1記載
の垂直昇降式高所作業車のマスト落下防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11332498A JP3605284B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 垂直昇降式高所作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11332498A JP3605284B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 垂直昇降式高所作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11301985A true JPH11301985A (ja) | 1999-11-02 |
JP3605284B2 JP3605284B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=14609360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11332498A Expired - Fee Related JP3605284B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 垂直昇降式高所作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3605284B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100950562B1 (ko) | 2009-08-20 | 2010-04-01 | 용 최 | 리프트장치 |
KR100950561B1 (ko) * | 2009-08-31 | 2010-04-01 | 용 최 | 리프트장치 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP11332498A patent/JP3605284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100950562B1 (ko) | 2009-08-20 | 2010-04-01 | 용 최 | 리프트장치 |
KR100950561B1 (ko) * | 2009-08-31 | 2010-04-01 | 용 최 | 리프트장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3605284B2 (ja) | 2004-12-22 |
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