JPH11301696A - 2液用容器 - Google Patents

2液用容器

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JPH11301696A
JPH11301696A JP10117871A JP11787198A JPH11301696A JP H11301696 A JPH11301696 A JP H11301696A JP 10117871 A JP10117871 A JP 10117871A JP 11787198 A JP11787198 A JP 11787198A JP H11301696 A JPH11301696 A JP H11301696A
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JP
Japan
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shoulder
container
welded
liquid container
neck
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JP10117871A
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English (en)
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Tsunemi Yoshioka
常己 吉岡
Hiroshi Morizaki
寛 森崎
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3261Flexible containers having several compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3283Cylindrical or polygonal containers, e.g. bottles, with two or more substantially axially offset, side-by-side compartments for simultaneous dispensing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2種類の液体を混合可能な状態に分離して収
容でき、充填効率が高く、優れた排液性と減容性を実現
し得る医療用の輸液容器に好適な2液用容器を提供す
る。 【解決手段】 口頚部(13)が一体的に射出成形され
た肩部(12)と、これに上端部が溶着され且つ下端部
が扁平に封止されたフィルム材から成る胴部(11)と
を備え、肩部(12)は、容器の軸線に直交する断面が
中央部に括れ部(12A)を有する8の字形に成形さ
れ、胴部(11)は、肩部(12)の括れ部(12A)
に連続して上端部から下端部に至る剥離可能な帯状の溶
着部(11B)により2室に区画されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2液用容器に関す
るものであり、詳しくは、主に倒立状態に吊り下げて使
用される液体用の容器であって、2種類の液体を混合可
能な状態に分離して収容することが出来、かつ、充填効
率が高く、しかも、優れた排液性と減容性を実現し得る
医療用の輸液容器に好適な新規な2液用容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】倒立状態に吊り下げて使用される液体用
の容器は、主に、医療用の輸液容器として使用される。
斯かる容器は、特公平2−6535号公報に「輸液容
器」として、また、特公平6−17140号公報に「吊
具付容器の製造方法」として開示されている。前記の各
公報に記載された容器は、熱可塑性樹脂から成る容器本
体と、容器本体の底面に取り付けられた回動可能な吊り
具とから構成される。前記の様な容器は、全体的にある
程度の剛性を備えているため、取扱いが容易であり、ま
た、立体的であるため、液体を十分に充填できる。
【0003】他方、輸液の包装材料としては、袋状に形
成された輸液バッグが挙げられる。斯かる輸液バッグ
は、例えば、特開昭59−51860号公報に「輸液用
バッグおよびその製造方法」として、また、特開平5−
68702号公報に「輸液バッグ」として開示されてい
る。前記の各公報に記載された輸液バッグは、ポリエチ
レン等のフィルムによって扁平な袋状に形成され、底縁
のヒートシール部に吊下げ用の穴が設けられる。斯かる
輸液バッグは、柔軟性とその扁平な形態から、排液性が
極めて良好である。
【0004】また、前述した様な輸液バッグにおいて、
少なくとも2種の輸液を所望時に混合可能な状態に分離
して収容できる輸液バッグが、特公平5−10945号
公報に「輸液バッグ」として、また、特開平5−687
02号公報に「輸液バッグ」として開示されている。特
公平5−10945号公報に記載された輸液バッグは、
バッグ内を2室に区画する溶着部を有し、当該溶着部の
一部が剥離可能な連通部として構成されている。また、
特開平5−68702号公報に記載された輸液バッグ
は、バッグ内を2室に区画する仕切帯を有し、当該仕切
帯は、バッグを構成する樹脂フィルムを弱接着すること
により、所望時に剥離可能に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の輸液
容器および吊具付容器は、剛性が高いために変形し難
く、その結果、排液性に劣り、かつ、使用後に潰し難い
ため減容性に欠けると言う問題がある。一方、従来の輸
液バッグは、その柔軟性のために取扱いが不便であり、
かつ、ヒートシール部にピンホールが発生する懸念があ
る。
【0006】本発明は、前記の実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、主に倒立状態に吊り下げて使用
される液体用の容器であって、2種類の液体を混合可能
な状態に分離して収容することが出来、かつ、充填効率
が高く、しかも、優れた排液性と減容性を実現し得る医
療用の輸液容器に好適な新規な2液用容器を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明に係る2液用容器は、口頚部が一体的に射出
成形された肩部と、肩部に上端部が溶着され且つ下端部
が扁平に封止されたフィルムから成る胴部とを備えた容
器であって、前記肩部は、容器の軸線に直交する断面が
中央部に括れ部を有する8の字形(メガネ形)に成形さ
れ、前記胴部には、肩部の括れ部に連続して上端部から
下端部に至る剥離可能な帯状の溶着部により2室に区画
されていることを特徴とする。
【0008】前記の2液用容器において、収容された液
体を無駄なく使用するためには、肩部における括れ部の
両側の部位にそれぞれ口頚部が突設されているのが好ま
しい。また、容器の吊り下げ強度を確保するためには、
胴部の上端部から下端部に渡ってその側面に溶着され且
つ胴部の下端側の端部に吊り下げ穴が形成された支柱片
を備えているのが好ましく、支柱片が肩部と一体的に射
出成形されているのがより好ましい。
【0009】また、容器の吊り下げ強度を確保し且つ肩
部と胴部との溶着強度を高めるためには、胴部の上端部
に溶着される上端補強縁を支柱片と一体的に射出成形
し、この上端補強縁を介して支柱片および胴部の上端部
を肩部に溶着するのが好ましい。
【0010】さらに、胴部の下端部をピンホールの無い
状態で確実に封止するためには、支柱片と一体的に射出
成形される下端補強縁によって胴部の下端部を扁平に封
止するのが好ましい。この場合、下端補強縁は、胴部の
下端部に溶着される環状に射出成形されて扁平に溶着さ
れることにより、胴部の下端部を封止する構造としても
よい。
【0011】本発明の2液用容器においては、容器の軸
線に直交する断面が中央部に括れ部を有する8の字形に
射出成形された肩部の構造と、肩部の括れ部に連続して
上端部から下端部に至る剥離可能な帯状の溶着部により
2室に区画されている胴部の構造が、容器の内部を2室
に区画し、2種類の液体を所望時に混合可能な状態に分
離して収容する。また、前記溶着部は、外力によって容
易に剥離し、2室に分離して収容された2種類の液体を
一体化する。
【0012】また、射出成形された肩部にフィルムから
成る胴部の上端部が溶着された構造が、一層大きな内容
積を確保して液体の充填効率を高める。さらに、下端部
が扁平に封止されたフィルムから成る胴部が、バッグと
同様に小さな力で変形することにより、優れた排液性と
減容性を発揮する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る2液用容器を説明する。図1は本発明の第1実施形態
の2液用容器の外観を示す斜視図である。図2は第1実
施形態の2液用容器の肩部の断面図である。図3は第2
実施形態の2液用容器の肩部と胴部の分解斜視図であ
る。図4は第2実施形態の2液用容器を構成する胴部中
間体の斜視図である。図5は第3実施形態の2液用容器
の外観を示す斜視図である。図6は第3実施形態の2液
用容器の2つ折り状態を示す斜視図である。なお、各実
施形態の説明においては、適宜、2液用容器を「容器」
と略記する。
【0014】先ず、本発明の第1実施形態について説明
する。本発明の第1実施形態に係る容器は、図1に符号
(1)で示す様に、胴部(11)の上端側の肩部(1
2)から口頚部(13)が突設された容器である。すな
わち、第1実施形態の容器(1)は、口頚部(13)が
一体的に射出成形された肩部(12)と、肩部(12)
に上端部が溶着され且つ下端部が溶着部(11A)によ
って扁平に封止されたフィルムから成る胴部(11)と
を備えている。そして、肩部(12)は、容器の軸線に
直交する断面が中央部に括れ部(12A)を有する8の
字形(メガネ形)に成形されている(図2参照)。ま
た、胴部(11)は、肩部(12)の括れ部(12A)
に連続して上端部から下端部に至る剥離可能な帯状の溶
着部(11B)により2室に区画されている。
【0015】胴部(11)には、その上端部から下端部
に渡ってその側面に溶着され且つ胴部(11)の下端側
の端部に吊り下げ穴(14A)が形成された支柱片(1
4)が付設されている。この支柱片(14)は、肩部
(12)と一体的に射出成形されている。
【0016】胴部(11)を構成するフィルムとして
は、相互に溶着でき且つ溶着後に容易に剥離することが
出来る、いわゆる易ピール性フィルムが使用される。易
ピール性フィルムとしては、溶解度指数の異なる2種以
上の材料を混合してなるフィルムが使用される。具体的
には、「PE/PE,PPblend/PE」等が挙げ
られる。また、易ピール性フィルムとしては、溶解度指
数の異なる2種以上の材料によって層構成された積層フ
ィルムであってもよい。具体的には、「PE/PP/P
E」、「PE/EVOH/PE」、「PE/PA/P
E」等が挙げられる。
【0017】また、ガスバリヤー性を確保するために
は、易ピール性フィルムと基材フィルムとによって多層
構造になされたフィルムを使用するのが好ましい。基材
フィルムとしては、例えば、「PP」、「PE/AHP
/EVOH」、「PA/AHP/PP」又は「PE」が
挙げられる。なお、「PP」はポリプロピレン、「P
E」はポリエチレン、「AHP」は無水マレイン酸など
を分子鎖に取り込んだ接着性ポリマー、「EVOH」は
エチレン−ビニルアルコール共重合体、「PA」はポリ
アミドを示す。
【0018】さらに、胴部(11)を構成するフィルム
の厚さは、通常、150〜350μm程度、胴部(1
1)の長さは100〜280mm程度であり、斯かる長
さは、肩部(12)の断面積と共に、容器(1)の用途
に応じた必要な内容積を勘案して決定される。
【0019】胴部(11)は、前記肩部(12)、口頚
部(13)及び支柱片(14)を一体的に射出成形する
射出成形金型(図示省略)のコアに装着されることによ
り、射出成形される肩部(12)にその上端部が強固に
溶着され、射出成形される支柱片(14)にその側面が
強固に溶着される。胴部(11)は、その周長を肩部
(12)の下縁の周長に略一致させるならば、予め押出
成形されたチューブ状のフィルムによって構成すること
も出来るが、好ましくは、平面状のフィルムをコアに巻
回し、その対向端部を支柱片(14)に溶着して封止す
る。
【0020】肩部(12)、口頚部(13)及び支柱片
(14)は、前述した様に、射出成形金型(図示省略)
を使用して一体的に射出成形される。その射出成形材料
としては、容器(1)の用途に適用し得る限り、各種の
熱可塑性樹脂が使用できる。斯かる熱可塑性樹脂として
は、代表的には、ポリプロピレン、高密度、低密度、線
状低密度の各ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等が挙げら
れる。
【0021】肩部(12)は、胴部(11)の断面形状
を決定する部位であり、内容物が排出される際の内圧の
減少または外部からの押圧力によって胴部(11)が容
易に変形し得る様に形成される。すなわち、肩部(1
2)は、容器(1)の軸線に直交する断面が扁平な8の
字形(メガネ形)に形成され、その中央部の括れ部(1
2A)により二つ折り可能に構成されている。肩部(1
2)の肉厚は、通常、1.0〜2.5mm程度である。
なお、肩部(12)の下縁の外周面は、胴部(11)を
外側から被せた状態に溶着するため、若干薄肉に形成さ
れていてもよい。
【0022】口頚部(13)は、容器(1)に収容され
た液体を無駄なく使用するために、肩部(12)の括れ
部(12A)の両側の部位にそれぞれ突設されている。
この口頚部(13)は、キャップを螺着するための螺子
が外周に形成された構造など、最終製品としての容器
(1)に取り付けられる蓋に対応した適宜の形態に構成
できるが、例えば、シート状の蓋を溶着するため、フラ
ンジ(13A)が上端部に張出した構造になされる。ま
たは、口頚部(13)は、ゴム栓付きの輸液用栓体など
を取付可能な構造になされる。口頚部(13)の肉厚
は、通常、肩部(12)と同じ1.0〜2.5mm程度
であり、口頚部(13)の開口径(口の内径)は、15
〜25mm程度である。
【0023】支柱片(14)は、容器(1)の形状を維
持し且つ容器(1)を倒立状態に安全に吊すための支柱
または梁としての機能を有する。支柱片(14)は、肩
部(12)から胴部(11)の下端に向けて容器(1)
の軸線に略沿って延びる細長い板状部材であり、その肉
厚は1.0〜2.0mm程度、幅は5〜20mm程度と
され、長さは胴部(11)の下端から突出する程度の長
さとされる。具体的には、支柱片(14)の基端部(肩
部(12)の下縁部分)からの長さは120〜300m
m程度である。そして、支柱片(14)の先端部には、
例えば、直径が約10〜15mmの円形の吊下げ穴(1
4A)が形成される。なお、支柱片(14)は、射出成
形金型の設定により適宜の形状に形成し得る。
【0024】射出成形金型(図示省略)から取り出され
た容器(1)は、その減容性を高めるために、胴部(1
1)の下端開口部が溶着部(11A)によって扁平に封
止される。この場合、胴部(11)の下端部をそのまま
ヒートシール又は超音波溶着法によって溶着してもよい
が、ピンホールの無い状態で確実に封止するため、第1
実施形態の容器(1)においては、胴部(11)の下端
部に溶着される下端補強縁(16)が予め支柱片(1
4)と一体的に環状に成形され、この下端補強縁(1
6)がヒートシール又は超音波溶着法によって胴部(1
1)の下端部と共に扁平に溶着されている。この場合、
下端補強縁(16)は、肉厚が1.0〜1.5mm程
度、幅が10mm程度とされ、内周長は胴部の周長に合
せて設定される。
【0025】第1実施形態の容器(1)は、例えば2種
類の輸液が各口頚部(13)から別々に注入された後、
口頚部(13)のフランジ(13A)にシール状の蓋が
溶着される。この容器(1)の使用に際しては、胴部
(11)を揉解し、あるいは、胴部(11)を押圧して
輸液に圧力を加えることにより、胴部(11)を2室に
区画している溶着部(11B)を剥離し、胴部(11)
内で2種類の輸液を混合する。そして、支柱片(14)
の吊り下げ穴(14A)を適当な吊り具に掛止して容器
(1)を倒立状態に吊り下げる。
【0026】第1実施形態の容器(1)は、その軸線に
直交する断面が中央部に括れ部(12A)を有する8の
字形(メガネ形)に射出成形された肩部(12)の構造
と、肩部(12)の括れ部(12A)に連続して胴部
(11)の上端部から下端部に至る剥離可能な帯状の溶
着部(11B)により2室に区画されている胴部(1
1)の構造により、内部が2室に区画されるため、2種
類の輸液を分離して収容することが出来、使用時には2
種類の輸液を容易に混合することが出来る。
【0027】また、第1実施形態の容器(1)は、射出
成形された肩部(12)にフィルムから成る胴部(1
1)の上端部が溶着された構造により、一層大きな内容
積を確保して輸液の充填効率を高めることが出来る。さ
らに、容器(1)は、肩部(12)、口頚部(13)及
び支柱片(14)が一体的に射出成形されて剛性容器状
に構成されるため、全体的な剛性が高く、容器(1)の
梱包、輸送、保管および使用に際して取扱いが容易であ
る。そして、容器(1)内に収容された輸液の使用にあ
たっては、支柱片(14)が肩部(12)に一体的に射
出成形されているため、容器(1)の吊り下げ強度も十
分に確保することが出来る。また、下端部が扁平に封止
されたフィルムから成る胴部(11)がバッグと同様に
小さな力で変形することにより、優れた排液性と減容性
を発揮することが出来る。しかも、肩部(12)の括れ
部(12A)の両側の部位にそれぞれ突設された口頚部
(13)から輸液を排出することが出来るため、輸液を
無駄なく使用することが出来る。そして、輸液の使用後
においては、容器(1)を簡単に潰すことが出来る。
【0028】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本発明の第2実施形態に係る容器は、図3に符号
(2)で示す様に、前記第1実施形態の容器(1)と同
様の胴部(21)、肩部(22)、口頚部(23)及び
支柱片(24)を備えているが、肩部(22)と支柱片
(24)とはそれぞれ別体に射出成形されている。そし
て、支柱片(24)には、胴部(21)の上端部に溶着
される上部補強縁(25)および胴部(21)の下端部
を扁平に封止する下端補強縁(26)が一体的に射出成
形され、上端補強縁(25)を介して胴部(21)の上
端部が肩部(22)に溶着される。なお、前述した第1
実施形態の容器(1)と同様の構成部分については、詳
細な説明は省略する。
【0029】前記支柱片(24)、上端補強縁(25)
及び下端補強縁(26)は、肩部(22)と同じ構成材
料によって一体的に射出成形される。その際、上端補強
縁(25)及び下端補強縁(26)は、図4に示す様
に、楕円形の環状に成形されて胴部(21)の上端部お
よび下端部にそれぞれ溶着され、これにより楕円形の筒
状の胴部中間体が構成される。
【0030】図3に示す第2実施形態の容器(2)にお
いては、図4に示す胴部中間体の下端補強縁(26)が
ヒートシール又は超音波溶着法によって扁平に溶着され
ることにより、その溶着部(21A)によって胴部(2
1)の下端部が扁平に封止される。また、剥離可能な帯
状の溶着部(21B)によって胴部(21)が2室に区
画され、上端補強縁(25)が肩部(22)に接合可能
な8の字形(メガネ形)に変形される。そして、この上
端補強縁(25)が、これと別体に射出成形された肩部
(22)に溶着される。なお、上端補強縁(25)は、
肩部(22)の肉厚に合せて、通常、1.0〜2.0m
m程度の肉厚に設定される。また、下端補強縁(26)
は、肉厚が1.0〜2.0mm程度、幅が5〜10mm
程度に設定される。
【0031】第2実施形態の容器(2)は、第1実施形
態の容器(1)と同様の作用効果を奏する他、支柱片
(24)に上端補強縁(25)及び下端補強縁(26)
が一体的に射出成形されているため、第1実施形態の容
器(1)より一層高い剛性を発揮することが出来る。ま
た、射出成形される下端補強縁(26)によって胴部
(21)の下端部が封止されるため、胴部(21)の下
端部をピンホールの無い状態で確実に封止することが出
来る。さらに、射出成形される上端補強縁(25)を介
して胴部(21)の上端部が肩部(22)に溶着される
ため、肩部(22)と胴部(21)との溶着強度および
溶着精度を一層高めることが出来る。
【0032】続いて、本発明の第3実施形態について説
明する。本発明の第3実施形態に係る容器は、図5に符
号(3)で示す様に、前記第2実施形態の容器(2)と
同様の胴部(31)、肩部(32)、口頚部(33)、
支柱片(34)、上端補強縁(35)及び下端補強縁
(36)によって構成されている。そして、胴部(3
1)の幅は胴部(31)の長さの略2倍に設定されてお
り、肩部(32)の括れ部(32A)は、容器(3)を
軸線に沿って一層簡単に2つ折り出来る厚さに設定され
ている。
【0033】第3実施形態の容器(3)は、第2実施形
態の容器(2)と同様の作用効果を奏する他、2つ折り
することが出来るため、梱包、輸送、保管に際しての取
扱いが一層便利である。なお、本発明の容器(1)は、
医療用の輸液に限らず、飲料や調味料用の容器としても
使用することが出来る。
【0034】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の2液用容器
によれば、容器の軸線に直交する断面が中央部に括れ部
を有する8の字形に射出成形された肩部の構造と、肩部
の括れ部に連続して上端部から下端部に至る剥離可能な
帯状の溶着部により2室に区画されている胴部の構造に
より、容器の内部が2室に区画されるため、2種類の液
体を所望時に混合可能な状態に分離して収容することが
出来る。また、射出成形された肩部にフィルムから成る
胴部の上端部が溶着された構造により、一層大きな内容
積を確保して液体の充填効率を高めることが出来る。さ
らに、下端部が扁平に封止されたフィルムから成る胴部
がバッグと同様に小さな力で変形することにより、優れ
た排液性と減容性を発揮することが出来る。
【0035】また、肩部における括れ部の両側の部位に
それぞれ口頚部が突設されている2液用容器において
は、収容された液体を無駄なく使用することが出来る。
さらに、胴部の上端部から下端部に渡ってその側面に溶
着され且つ胴部の下端側の端部に吊り下げ穴が形成され
た支柱片を備えている2液用容器においては、容器の吊
り下げ強度を十分に確保することが出来、支柱片が肩部
と一体的に射出成形されていると、より一層高い吊り下
げ強度を確保することが出来る。
【0036】さらに、胴部の上端部に溶着される上端補
強縁が支柱片と一体的に射出成形され、この上端補強縁
を介して支柱片および胴部の上端部が肩部に溶着されて
いる2液用容器においては、容器の吊り下げ強度を確保
し且つ肩部と胴部との溶着強度および溶着精度を高める
ことが出来る。また、支柱片と一体的に射出成形される
下端補強縁によって胴部の下端部が封止されている2液
用容器においては、胴部の下端部をピンホールの無い状
態で確実に封止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の2液用容器の外観を示
す斜視図である。
【図2】第1実施形態の2液用容器の肩部の断面図であ
る。
【図3】第2実施形態の2液用容器の肩部と胴部の分解
斜視図である。
【図4】第2実施形態の2液用容器を構成する胴部中間
体の斜視図である。
【図5】第3実施形態の2液用容器の外観を示す斜視図
である。
【図6】第3実施形態の2液用容器の2つ折り状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 :第1実施形態の容器 11 :胴部 11A:溶着部 11B:溶着部 12 :肩部 12A:括れ部 13 :口頚部 13A:フランジ 14 :支柱片 14A:吊下げ穴 16 :下端補強縁 2 :第2実施形態の容器 21 :胴部 21A:溶着部 21B:溶着部 22 :肩部 22A:括れ部 23 :口頚部 23A:フランジ 24 :支柱片 24A:吊下げ穴 25 :上端補強縁 26 :下端補強縁 3 :第3実施形態の容器 31 :胴部 32 :肩部 32A:括れ部 33 :口頚部 34 :支柱片 34A:吊下げ穴 35 :上端補強縁 36 :下端補強縁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頚部が一体的に射出成形された肩部
    と、肩部に上端部が溶着され且つ下端部が扁平に封止さ
    れたフィルムから成る胴部とを備えた容器であって、前
    記肩部は、容器の軸線に直交する断面が中央部に括れ部
    を有する8の字形に成形され、前記胴部は、肩部の括れ
    部に連続して上端部から下端部に至る剥離可能な帯状の
    溶着部により2室に区画されていることを特徴とする2
    液用容器。
  2. 【請求項2】 肩部には、括れ部の両側からそれぞれ口
    頚部が突設されている請求項1に記載の2液用容器。
  3. 【請求項3】 胴部の上端部から下端部に渡ってその側
    面に溶着され且つ胴部の下端側の端部に吊り下げ穴が形
    成された支柱片を備えている請求項1又は2に記載の2
    液用容器。
  4. 【請求項4】 支柱片が肩部と一体的に射出成形されて
    いる請求項3に記載の2液用容器。
  5. 【請求項5】 胴部の下端部に溶着される下端補強縁が
    支柱片と一体的に環状に射出成形されて扁平に溶着され
    ることにより、胴部の下端部が封止されている請求項3
    又は4に記載の2液用容器。
  6. 【請求項6】 支柱片には、胴部の上端部に溶着される
    上端補強縁および胴部の下端部を扁平に封止する下端補
    強縁が一体的に射出成形され、前記胴部の上端部は、上
    端補強縁を介して肩部に溶着されている請求項3に記載
    の2液用容器。
  7. 【請求項7】 胴部を構成するフィルムは、溶解度指数
    の異なる2種以上の材料を混合してなるフィルムである
    請求項1〜6の何れかに記載の2液用容器。
  8. 【請求項8】 胴部を構成するフィルムは、溶解度指数
    の異なる2種以上の材料によって層構成された積層フィ
    ルムである請求項1〜6の何れかに記載の2液用容器。
  9. 【請求項9】 筒状に巻回され且つ対向端部が支柱片に
    溶着されたフィルムにより胴部が構成されている請求項
    3〜7の何れかに記載の2液用容器。
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