JP2004083085A - 有底袋体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自立できる有底袋体として、底部材と袋体本体とを熱溶着によって接合したものでは、接合コスト、接合強度、接合部分の見栄え等で不十分である。
【解決手段】筒状袋体本体2の底壁部(底部材10)が底面部11、底面部11の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部12及び第1縦壁部12から半径方向外側に突出した横壁部13を備え、袋体本体2の下端縁2b外側に、第1縦壁部12と対向するように第1外壁部15及び第2外壁部16からなる射出成形樹脂製第2縦壁部14が一体に形成されている。
【選択図】 図4
【解決手段】筒状袋体本体2の底壁部(底部材10)が底面部11、底面部11の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部12及び第1縦壁部12から半径方向外側に突出した横壁部13を備え、袋体本体2の下端縁2b外側に、第1縦壁部12と対向するように第1外壁部15及び第2外壁部16からなる射出成形樹脂製第2縦壁部14が一体に形成されている。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製のソフトシートからなる袋体本体の上部が熱可塑性樹脂で接合されるとともに内外を連通する連通口が形成され、下部に剛性の底壁部が形成された日用品雑貨類のソフトバッグ類や医療用バッグ等に使用される有底袋体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ペットボトル等のハード状の袋体が日常的に各種用途に使用されているが、容積が嵩むために使用後の後始末で苦慮している。一方、ソフトバッグは、ペットボトル等のハード状の中空体に比べて、袋体の内容物を使用した後は、小さく折り畳んで処理できるので、持ち運びが容易でありかつ廃品処理が容易である。そのため、最近では、ソフトバッグは飲料バッグ、化粧品バッグ、洗剤バッグ、それらの詰め替え用バッグ等の日用品雑貨類のソフトバッグ類や点滴用バッグ・透析用バッグ等の医療用バッグ等に幅広く使用されている。
【0003】
一般的に、ソフトシートからなる袋体としては、▲1▼単に袋体本体の上端縁及び下端縁をそれぞれ密着接合して袋体形状を形成し、上端縁に連通口を設けたもの、▲2▼袋体本体の上部に連通口が設けられ、袋体本体の下部に袋体本体と同質のソフトシートが一体に形成されて折り畳んで設けられたもの、▲3▼袋体本体の上部に連通口が設けられ、袋体の下部に別体の合成樹脂からなる底壁部が一体に接合されたもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記▲1▼のものは、袋体の内部に何も入れていない状態や使用後では非常にコンパクトに収納でき、取り扱いが容易であるが、このようなソフトバッグは、蓋体を開いた状態にして使用者が手を離すと、ひしゃげて自立することができなかった。従って、ソフトバッグを膝や地面の上に置いて蓋体を開き、内部に収容されたものを取り出そうとする際、常に片手でソフトバッグを支えていなければならず、不便であった。また、商品として店舗で陳列する際にも、何らかの支えや補助容器を必要とする等の不具合を有する。
【0005】
上記▲2▼のものとしては、特開平5−116237号公報、特開平6−312734号公報等が知られている。このものでは、上記▲1▼のものと同様にコンパクトであり、取り扱いが容易であるが、折り畳んだ底部を有する袋体を成形するのに工数とコストがかかる上に、折り畳んだ底部が比較的柔軟であり、自立性に劣る。
【0006】
上記▲3▼のものとしては、特開2001−270534号公報、特開平11−245903号公報等が知られている。特開2001−270534号公報のものでは、筒状袋体本体及び底部材が柔軟性を有する合成樹脂製シートであり、使用後は上記▲1▼や▲2▼のものと同様にコンパクトに折り畳むことができ、処理が容易である。しかし、底部材が柔軟性を有する合成樹脂製シートであるために自立性に劣る不具合を有する。その上、底部材と袋体本体下部とを熱溶着するため、その部分の剛性は弱く、自立性に劣る。
【0007】
また、袋体本体上部では、上部コーナを斜めに切断して熱溶着し、上部中央にスパウト(連通口)を挿入して更に熱溶着しているものであり、数回熱溶着する必要があり、熱溶着作業の工数が多く作業工数がかかるとともに、熱溶着部の見栄えが悪い欠点を有する。
【0008】
一方、特開平11−245903号公報のものでは、射出成形によって成形した底部材を筒状袋体本体に圧入嵌合して、加熱溶着している。このものでは、袋体本体下部の開口端部を加熱軟化させ、予熱した底部材を圧入するものであり、開口端部の形状を維持して底部材を圧入する必要があり、両者のセットが非常に難しい。また、袋体本体下端縁が底部材の外周に位置するために、端部の見栄えも悪い。
【0009】
本発明は、熱溶着による不具合を解消するために、熱溶着以外の接合法を模索した結果、熱可塑性樹脂を射出して接合することに着目したものである。そして、自立性を強化するために、剛性の合成樹脂で底部材を成形し、この底部材と筒状本体とを射出成形樹脂で接合するようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、筒状袋体本体の下部に底壁部が接合され、上部に連通口を備えた有底袋体であって、上記袋体本体が合成樹脂製のソフトシートからなり、上記底壁部が剛性の合成樹脂からなり、該底壁部が底面部と該底面部の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部とを備え、上記袋体本体下部の下端縁外側に上記第1縦壁部と対向するように第2縦壁部が一体に形成されている構成である。
【0011】
この構成では、袋体本体下端縁の内外周に第1縦壁部及び第2縦壁部を備えるので、底部分の剛性が高く、自立性に非常に優れるものが得られる。また、袋体本体下端縁が露出してないので、見栄えも良い。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載の有底袋体において、第2縦壁部が射出成形樹脂で成形され、袋体本体の下端縁が第1縦壁部と上記第2縦壁部とに接合されているので、射出成形樹脂を射出することで接合でき、量産性が高く、接合強度も高いものが得られる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2に記載の有底袋体において、第1縦壁部の下部と第2縦壁部の下部とを一体に接合する横壁部が設けられているので、上記第1縦壁部と第2縦壁部の接合強度が高く、自立性も高い。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の有底袋体において、袋体本体上部の上端縁に接合され、該上端縁を密閉する上端縁接合部を備え、該上端縁接合部と連通口とが一体に熱可塑性樹脂の射出成形によって成形されているので、上端縁のシールと連通口の形成とを一度にでき、生産性に優れる。それと同時に、連通口と袋体本体との接合強度が高く、両者間の密閉性が優れている。
【0015】
請求項5の発明は、請求項4に記載の有底袋体において、上端縁接合部は、袋体本体の上部開口部外周を覆う筒状部と、該筒状部から連続して半径方向内方に向かって絞られて形成された円錐状部と、該円錐状部から連続して該円錐状部の略中心部で略軸方向に延びて形成された開口筒部とを一体に備えた剛性の合成樹脂からなり、上記開口筒部で連通口を構成している。この構成では、袋体本体の下部に加えて上部も剛性の高いものが得られ、従来のペットボトルに代わるものが得られる。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の有底袋体において、袋体本体の側端縁の合せ部には、この合せ部の外周を覆う熱可塑性樹脂からなる側端縁接合部が形成され、この側端縁接合部が袋体本体上部の上端縁接合部と第2縦壁部とに接合されている。この構成では、この側端縁接合部が剛性を有するので、自立時の補強用にも機能し、自立性を向上できる。
【0017】
請求項7の発明は、筒状袋体本体の下部に底壁部が接合され、上部に連通口を備えた有底袋体の製造方法であって、合成樹脂製のソフトシートからなる筒状袋体本体を第1金型にセットし、次いで、上記袋体本体上部に成形された第1キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出して上記袋体本体上部に上端縁接合部と連通口とを一体に成形し、その後、上記袋体本体を第2金型にセットするとともに、剛性の合成樹脂からなる底部材を上記袋体本体下端縁の内側にセットし、しかる後、上記袋体本体下端縁の外側に形成された第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出して上記袋体本体下端縁と上記底部材とを一体に成形するので、袋体本体下端部と底部材との接合強度に優れ、生産性に優れる。その上、袋体本体下端部が外部に露出しないので、見栄えが良い。
【0018】
請求項8の発明は、請求項7に記載の有底袋体の製造方法において、第1金型に袋体本体をセットした状態で該袋体本体下端縁の外側に第2キャビティーを設け、該第2キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出して第1外壁部を一体に成形し、上記袋体本体を第2金型にセットした状態で上記第1外壁部の外側に形成された第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出して、第2外壁部を第1外壁部と一体に成形する。この製造方法では、第2熱可塑性樹脂により、第1熱可塑性樹脂、袋体本体下端部及び底部材とを接合するので、生産性に優れるとともに互いの密着性がよく、接合強度の優れたものを得られる。
【0019】
請求項9の発明は、請求項7又は8に記載の有底袋体の製造方法において、底部材は、底面部と該底面部の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部とを備え、第2金型に上記底部材をセットした状態で上記第1縦壁部外面を袋体本体下端縁の内面に接して位置するように配設し、この第1縦壁部内側に第3金型を挿入セットする。この製造方法では、袋体本体下端縁の内部に無理やり底部材を嵌合するのではないので、袋体本体の下端部に無理な力が作用せず、袋体本体下端部が皺にならず、底部材にきれいに接合される。
【0020】
請求項10の発明は、請求項9に記載の有底袋体の製造方法において、底部材は第1縦壁部の下部外側に半径方向外側に延びる横壁部を備え、第2金型に該底部材をセットした状態で上記横壁部を袋体本体下端縁より外側に突出させる。この製造方法では、第2熱可塑性樹脂が下端縁の内側に回りこまなくても、底部材と第2熱可塑性樹脂とを一体に接合できるので、製造が容易であり、シール性にも優れる。
【0021】
請求項11の発明は、請求項10に記載の有底袋体の製造方法において、第2金型に袋体本体をセットした状態で横壁部の上部と第1外壁部の外周とにまたがって第2キャビティーを設け、この第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出するので、第2熱可塑性樹脂の射出成形で、底部材と袋体本体下端部との接合を行うことができ、製造工数が短く、量産性に優れる。
【0022】
請求項12の発明は、請求項7ないし11のいずれかに記載の有底袋体の製造方法において、第1金型において、袋体本体を中子金型の外周にセットした状態で上記袋体本体上端縁の外側及び上端縁の上方側に筒状空間を形成するとともに、上記中子金型の上側と第1金型との間に円錐状空間を形成し、かつ円錐状空間の略中央上側部に連通口用空間を形成することにより、これら筒状空間、円錐状空間及び連通口用空間によって第1キャビティーを形成し、この第1キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出することにより、上記袋体本体の上端縁に接合される上端縁接合部を成形するとともに、袋体本体内部と外部とを連通する連通口を一体に成形する。この製造方法では、連通口の製造と上部接合部の製造とを同時にできるので、製造コストを低減できる。それとともに、連通口を別部材で用意し、挿入するものでは連通口との接合部のシール性が問題になるが、この製造方法では、端縁連結部と連結口とが同時に一体に成形されるので、従来のようなシール性の問題を生じない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1ないし図4は本発明の第1実施形態に係わり、図1は有底袋体1を示す。図2は第1金型の部分図、図3は第1金型の別の部分図を示し、図4は第2金型の部分図を示す。
【0024】
第1実施形態に係わる有底袋体1は、熱可塑性樹脂製のソフトシートからなる筒状袋体本体2を備え、該袋体本体2の上端縁2aに上端縁接合部3及び連通口7が同時に一体に熱可塑性樹脂の射出成形によって成形されて接合され、上記上端縁2aを上端縁接合部3で密閉するようになっている。この上端縁接合部3は、袋体本体2の上部開口部外周を覆う筒状部4と、該筒状部4から連続して半径方向内方に向かって絞られて形成された円錐状部5と、該円錐状部5から連続して該円錐状部5の略中心部で略軸方向に延びて形成された開口筒部6とを一体に備えた剛性の合成樹脂からなり、上記開口筒部6で上記連通口7を構成している。この連通口7の外周(開口筒部6外周)にはネジが形成されて、キャップ32がネジ締めされている。上記袋体本体2下部の下端縁2b外側には、リング状の第1外壁部15が射出成形樹脂で成形され、上記袋体本体2の側端縁2c外周には側端縁接合部18が成形されている。
【0025】
上記袋体本体2の下部には底壁部9が接合されている。この底壁部9は、剛性の熱可塑性樹脂で予め成形された底部材10で構成されている。この底部材10(底壁部9)は、略円錐形状の底面部11を備え、この底面部11の半径方向外周下端部には第1縦壁部12が下方に突出して形成されている。この第1縦壁部12の外径は袋体本体2の下端縁2bの内径にほぼ等しい。上記第1縦壁部12の下端部には、半径方向外側に延びる横壁部13が一体に形成されている。この横壁部13は、筒状本体2の下端縁2bよりも半径方向外側に突出して設けられている。一方、上記袋体本体2下部の下端縁2b外側には、上記第1縦壁部12と対向するように第2外壁部16が射出成形樹脂で一体に成形され、これら第1外壁部15と第2外壁部16とで第2縦壁部14が形成されている。これにより、上記袋体本体2の下端縁2bが第1縦壁部12と第2縦壁部14とに一体に接合されている。また、上記袋体本体2の下端縁2bには、第1縦壁部12の下部と第2縦壁部14の下部とを一体に接合する横壁部13が一体に成形されている。さらに、上記袋体本体2の側端縁2cの合せ部には、この合せ部の外周を覆う熱可塑性樹脂からなる側端縁接合部18が形成されている。この側端縁接合部18は、上記袋体本体2上部の上端縁接合部2aと上記第2縦壁部14とに接合されている。
【0026】
次に、上述の如く構成された有底袋体1の製造方法を型構造と共に説明する。
【0027】
第1金型20の柱状中子金型21に合成樹脂製のソフトシートからなる筒状の袋体本体2が被され、袋体本体2が上記中子金型21の外周にセットされる。そして、第1金型20が型締めされた際に、袋体本体2の上端縁2a外側及び上端縁2a上方側(図2の上側)に筒状空間23が形成され、該中子金型21の上方肩部と第1金型20との間に円錐状空間24が形成され、該円錐状空間24の更に上方側に上記第1金型20と中子金型21との間に連通口用空間25が形成される。これらの筒状空間23、円錐状空間24及び連通口用空間25によって、第1キャビティー22が形成されている。袋体本体2の下端縁2b外側には第2キャビティー26が形成されている。また、この第1実施形態では、袋体本体2が1枚のソフトシートからなるので、このシートの側端縁2cを接合する必要がある。そのために、側端縁2cの外周に第3キャビティー27が形成されている。この第3キャビティー27は第1キャビティー22及び第2キャビティー26に連通している。なお、側端縁2cをこの第1金型20で同時に接合するようにしたが、前もって予め接合しておいても良い。
【0028】
これらの第1キャビティー22、第2キャビティー26及び第3キャビティー27に第1熱可塑性樹脂J1が充填される。31は第1熱可塑性樹脂J1の充填通路を示す。充填時、袋体本体2の上端縁2a及び下端縁2bは挟持されていないが、袋体本体2の内径と中子金型21の外径がほぼ同じであり、第1熱可塑性樹脂J1を射出しても、袋体本体2の上端縁2a及び下端縁2bが踊る(袋体本体2の上端縁2a及び下端縁2bが中子金型21から離れる)ことはない。
【0029】
この第1金型20において第1熱可塑性樹脂J1を射出することによって、袋体本体2の上端縁2aに上端縁接合部3及び連通口7が同時に成形されるとともに、袋体本体2の下端縁2b外側にリング状に第1外壁部15が成形される。更に、袋体本体2の側端縁2c外周に側端縁接合部18が成形される。この側端縁接合部18は、成形済みの有底袋体1を立てた場合に、自立性を補強することにも役立っている。
【0030】
次に、この成形した袋体本体2を第2金型28にセットする。この第2金型28でのセット状態を説明する。剛性の熱可塑性樹脂で予め成形された底部材10が用意される。この底部材10は、円錐形状の底面部11を備え、この底面部11の半径方向外周下端部に第1縦壁部12を備える。この第1縦壁部12の外径は袋体本体2の下端縁2bの内径にほぼ等しい。第1縦壁部12の下端部に、半径方向外側に延びる横壁部13を備えている。この横壁部13は、筒状本体2の下端縁2b(第1熱可塑性樹脂J1が接合された下端縁)よりも半径方向外側に突出して設けられている。
【0031】
上記構造の底部材10が第3金型30に外嵌される。そして、成形した袋体本体2の下端縁2bが底部材10の第1縦壁部12の外周に被され、下端縁2bの先端は横壁部13の上面に当接している。第2金型28が型締めされた際には、下端縁8の外周、即ち第1外壁部15の外周と横壁部13の上側に第2キャビティー26が形成される。この第2キャビティー26に第2熱可塑性樹脂J2が射出され、第2外壁部16が成形される。この第2熱可塑性樹脂J2の熱で下端縁2bが第1縦壁部12に溶着されるとともに、横壁部13と第1外壁部15に第2熱可塑性樹脂J2が充填接合され、底部材10と下端部2bとの接合・シールが行われる。第1外壁部15と第2外壁部16とで第2縦壁部14が形成される。
【0032】
このようにして成形された有底袋体1は、図1に示すように、第1縦壁部12、横壁部13及び第2縦壁部14(第1外壁部15及び第2外壁部16)によって、底部の剛性が確保されるので、自立性に非常に優れ、安定して陳列棚等に載置できる。その上、袋体本体2の上部では、上端縁接合部3と連通口7とが同時に一体に成形されているので、別部材の連通口を挿入する場合に比べて製造工程が少なく製造コストを削減でき、上端縁接合部3と連通口7との接合部分のシール性は十分に確保される。上端縁接合部3と連通口7とが所定の剛性を有するので、自立した有底袋体1に対して、袋体本体2内に内容物を注入することや内容物を注出することの作業が容易に行える。また、連通口7の外周にネジを形成し、キャップ32をネジ締めするようにした場合に、ネジ締めが確実に行える。
【0033】
なお、第1外壁部15の全周に第2キャビティー26を設けずに、第1外壁部14の一部を第2金型28で締めて保持するようにし、第2金型28及び第3金型30に袋体本体2の下端部2bをセットした場合に、下端部8を確実に支持するようにしている。
【0034】
図5及び図6は第2実施形態を示し、袋体本体2の下端部2bの構造が異なるものを示す。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。横壁部43の外周に周方向に凹凸形状を設け、この凹部に第2熱可塑性樹脂J2が充填されるようにした。即ち、第2外壁部46がこの凹部にも入り込んで成形されることで、第2外壁部46と横壁部43との接合強度が向上する。
【0035】
図7は第3実施形態に係わり、図6と同様な図を示す。第1外壁部55の外側が凹凸に形成され、第2外壁部56がこの凹凸に合わさるように充填成形される。この第3実施形態では、両者の接合強度を向上できる。尚、この第3実施形態では、周方向に凹凸形状に形成したが、上下に凹凸形状に形成しても良く、上下及び周方向の凹凸の組み合わせでも良い。
【0036】
図8は第4実施形態に係わり、図5と同様な図を示す。第2キャビティー66を大きく設けたものである。即ち、第2キャビティー66を第1外壁部15の外側から横壁部13の端縁部を経由して横壁部13の下面まで廻して形成している。この第4実施形態では、第2熱可塑性樹脂での保持・シール性が向上される。
【0037】
図9は第5実施形態に係わり、図5と同様な図を示す。第1外壁部75を段形状に形成し、この段部と横壁部13との間に挟まれた空間を第2キャビティー76としたものである。成形後の第1外壁部75と第2キャビティー76に形成された第2外壁部78との段差を無くし、見栄えを良くしたものである。
【0038】
尚、第1実施形態から第5実施形態はそれぞれ個々に別々の構造を示すが、組み合わせが可能な箇所については、これらの実施形態の構造を組合わせた構造にしても良い。また、第1外壁部と第2外壁部、第2外壁部と横壁部、横壁部と第1外壁部等の結合力を高めるための構造としては、上記凹凸形状に限らず、中空部を設ける、傾斜部を設ける、嵌合部を設ける等の各種の構造が適用できるものである。
【0039】
さらに、第1実施形態において、第1金型20と中子金型21とで連通口用空間25を形成しているが、別体のインサート金型を用意して連通口用空間25を形成するようにしても良い。
【0040】
また、連通口7の外側にネジ部を設けて、キャップ32をネジ締めしたが、ネジ締めに限らず、キャップを内嵌あるいは外嵌するようにしても良い。
【0041】
また、第1実施形態では、上端縁接合部3として筒状部4、円錐状部5及び開口筒部6からなるものであったが、筒状部4、円錐状部5を無くして本体の上端縁を直接重ね合わせて、その外周に接熱可塑性樹脂を充填しで接合するようにしても良い。その場合、連通口用にはインサート金型を挿入し、このインサート金型の外周と第1金型との間に連通口用のキャビティーを形成するようにすれば良い。
【0042】
また、第1実施形態では、袋体本体2は1枚のソフトシートからなるものであったが、2枚のソフトシートからなるものとし、両側端縁部を熱可塑性樹脂で充填接合するようにしても良い。この場合には、両端縁部を接合する必要があるが、両側端縁部に形成した側端縁接合部18が自立設置時の補強部分として機能するので自立性上からは好ましい。尚、ブロー成形のように側端縁部に切れ目のない筒状体を用意しても良い。このものでは、自立性は他のものより劣るが、側端縁部を接合する必要がなく、製造が容易である。
【0043】
【発明の効果】
本発明では、筒状袋体本体の下部に底壁部が接合され、上部に連通口を備えた有底袋体において、上記袋体本体が合成樹脂製のソフトシートからなり、上記底壁部が剛性の合成樹脂からなり、該底壁部が底面部と該底面部の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部とを備え、上記袋体本体下部の下端縁外側に上記第1縦壁部と対向するように第2縦壁部が一体に形成されているので、袋体本体の下端縁の剛性が高く、自立性に非常に優れるものが得られる。また、袋体本体の下端縁が露出してないので、見栄えも良い。
【0044】
また、底部材を剛性のある別部材で成形するので、底の形状をいろいろな形状に成形することが可能であり、底形状を円形に限らず、多角形に成形することも可能である。また、自立性能の要求値や内容物に応じて、底部材の強度を適切に設定できる。
【0045】
さらに、第1縦壁部の下部と第2縦壁部の下部とを一体に接合する横壁部が設けられ、第2縦壁部が射出成形樹脂で成形されるものでは、第2縦壁部を成形することによって、底部材と袋体本体下端縁の接合及び下端縁の剛性を高めることができるので、接合強度が高く自立性に優れたものが得られるだけでなく、製造工程を短縮でき、生産性の向上、製造コストの大幅な低減を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる有底袋体を示す。
【図2】図1の有底袋体を製造するために、ソフトシート本体を第1金型にセットした状態の部分図を示す。
【図3】図2と同様な図であって、別の部分図を示す。
【図4】図2で成形した本体を第2金型にセットした状態の部分図を示す。
【図5】本発明の第2実施形態に係わり、図4と同様な図を示す。
【図6】図5の底面図を示す。
【図7】本発明の第3実施形態に係わり、図6と同様な図を示す。
【図8】本発明の第4実施形態に係わり、図5と同様な図を示す。
【図9】本発明の第5実施形態に係わり、図5と同様な図を示す。
【符号の説明】
1 有底袋体
2 筒状袋体本体
2a 上端縁
2b 下端縁
3 上端縁接合部
7 連通口
9 底壁部
10 底部材
12 第1縦壁部
13 横壁部
14 第2縦壁部
18 側端縁接合部
20 第1金型
21 中子金型
22 第1キャビティー
26 第2キャビティー
27 第3キャビティー
28 第2金型
30 第3金型
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製のソフトシートからなる袋体本体の上部が熱可塑性樹脂で接合されるとともに内外を連通する連通口が形成され、下部に剛性の底壁部が形成された日用品雑貨類のソフトバッグ類や医療用バッグ等に使用される有底袋体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ペットボトル等のハード状の袋体が日常的に各種用途に使用されているが、容積が嵩むために使用後の後始末で苦慮している。一方、ソフトバッグは、ペットボトル等のハード状の中空体に比べて、袋体の内容物を使用した後は、小さく折り畳んで処理できるので、持ち運びが容易でありかつ廃品処理が容易である。そのため、最近では、ソフトバッグは飲料バッグ、化粧品バッグ、洗剤バッグ、それらの詰め替え用バッグ等の日用品雑貨類のソフトバッグ類や点滴用バッグ・透析用バッグ等の医療用バッグ等に幅広く使用されている。
【0003】
一般的に、ソフトシートからなる袋体としては、▲1▼単に袋体本体の上端縁及び下端縁をそれぞれ密着接合して袋体形状を形成し、上端縁に連通口を設けたもの、▲2▼袋体本体の上部に連通口が設けられ、袋体本体の下部に袋体本体と同質のソフトシートが一体に形成されて折り畳んで設けられたもの、▲3▼袋体本体の上部に連通口が設けられ、袋体の下部に別体の合成樹脂からなる底壁部が一体に接合されたもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記▲1▼のものは、袋体の内部に何も入れていない状態や使用後では非常にコンパクトに収納でき、取り扱いが容易であるが、このようなソフトバッグは、蓋体を開いた状態にして使用者が手を離すと、ひしゃげて自立することができなかった。従って、ソフトバッグを膝や地面の上に置いて蓋体を開き、内部に収容されたものを取り出そうとする際、常に片手でソフトバッグを支えていなければならず、不便であった。また、商品として店舗で陳列する際にも、何らかの支えや補助容器を必要とする等の不具合を有する。
【0005】
上記▲2▼のものとしては、特開平5−116237号公報、特開平6−312734号公報等が知られている。このものでは、上記▲1▼のものと同様にコンパクトであり、取り扱いが容易であるが、折り畳んだ底部を有する袋体を成形するのに工数とコストがかかる上に、折り畳んだ底部が比較的柔軟であり、自立性に劣る。
【0006】
上記▲3▼のものとしては、特開2001−270534号公報、特開平11−245903号公報等が知られている。特開2001−270534号公報のものでは、筒状袋体本体及び底部材が柔軟性を有する合成樹脂製シートであり、使用後は上記▲1▼や▲2▼のものと同様にコンパクトに折り畳むことができ、処理が容易である。しかし、底部材が柔軟性を有する合成樹脂製シートであるために自立性に劣る不具合を有する。その上、底部材と袋体本体下部とを熱溶着するため、その部分の剛性は弱く、自立性に劣る。
【0007】
また、袋体本体上部では、上部コーナを斜めに切断して熱溶着し、上部中央にスパウト(連通口)を挿入して更に熱溶着しているものであり、数回熱溶着する必要があり、熱溶着作業の工数が多く作業工数がかかるとともに、熱溶着部の見栄えが悪い欠点を有する。
【0008】
一方、特開平11−245903号公報のものでは、射出成形によって成形した底部材を筒状袋体本体に圧入嵌合して、加熱溶着している。このものでは、袋体本体下部の開口端部を加熱軟化させ、予熱した底部材を圧入するものであり、開口端部の形状を維持して底部材を圧入する必要があり、両者のセットが非常に難しい。また、袋体本体下端縁が底部材の外周に位置するために、端部の見栄えも悪い。
【0009】
本発明は、熱溶着による不具合を解消するために、熱溶着以外の接合法を模索した結果、熱可塑性樹脂を射出して接合することに着目したものである。そして、自立性を強化するために、剛性の合成樹脂で底部材を成形し、この底部材と筒状本体とを射出成形樹脂で接合するようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、筒状袋体本体の下部に底壁部が接合され、上部に連通口を備えた有底袋体であって、上記袋体本体が合成樹脂製のソフトシートからなり、上記底壁部が剛性の合成樹脂からなり、該底壁部が底面部と該底面部の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部とを備え、上記袋体本体下部の下端縁外側に上記第1縦壁部と対向するように第2縦壁部が一体に形成されている構成である。
【0011】
この構成では、袋体本体下端縁の内外周に第1縦壁部及び第2縦壁部を備えるので、底部分の剛性が高く、自立性に非常に優れるものが得られる。また、袋体本体下端縁が露出してないので、見栄えも良い。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載の有底袋体において、第2縦壁部が射出成形樹脂で成形され、袋体本体の下端縁が第1縦壁部と上記第2縦壁部とに接合されているので、射出成形樹脂を射出することで接合でき、量産性が高く、接合強度も高いものが得られる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2に記載の有底袋体において、第1縦壁部の下部と第2縦壁部の下部とを一体に接合する横壁部が設けられているので、上記第1縦壁部と第2縦壁部の接合強度が高く、自立性も高い。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の有底袋体において、袋体本体上部の上端縁に接合され、該上端縁を密閉する上端縁接合部を備え、該上端縁接合部と連通口とが一体に熱可塑性樹脂の射出成形によって成形されているので、上端縁のシールと連通口の形成とを一度にでき、生産性に優れる。それと同時に、連通口と袋体本体との接合強度が高く、両者間の密閉性が優れている。
【0015】
請求項5の発明は、請求項4に記載の有底袋体において、上端縁接合部は、袋体本体の上部開口部外周を覆う筒状部と、該筒状部から連続して半径方向内方に向かって絞られて形成された円錐状部と、該円錐状部から連続して該円錐状部の略中心部で略軸方向に延びて形成された開口筒部とを一体に備えた剛性の合成樹脂からなり、上記開口筒部で連通口を構成している。この構成では、袋体本体の下部に加えて上部も剛性の高いものが得られ、従来のペットボトルに代わるものが得られる。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の有底袋体において、袋体本体の側端縁の合せ部には、この合せ部の外周を覆う熱可塑性樹脂からなる側端縁接合部が形成され、この側端縁接合部が袋体本体上部の上端縁接合部と第2縦壁部とに接合されている。この構成では、この側端縁接合部が剛性を有するので、自立時の補強用にも機能し、自立性を向上できる。
【0017】
請求項7の発明は、筒状袋体本体の下部に底壁部が接合され、上部に連通口を備えた有底袋体の製造方法であって、合成樹脂製のソフトシートからなる筒状袋体本体を第1金型にセットし、次いで、上記袋体本体上部に成形された第1キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出して上記袋体本体上部に上端縁接合部と連通口とを一体に成形し、その後、上記袋体本体を第2金型にセットするとともに、剛性の合成樹脂からなる底部材を上記袋体本体下端縁の内側にセットし、しかる後、上記袋体本体下端縁の外側に形成された第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出して上記袋体本体下端縁と上記底部材とを一体に成形するので、袋体本体下端部と底部材との接合強度に優れ、生産性に優れる。その上、袋体本体下端部が外部に露出しないので、見栄えが良い。
【0018】
請求項8の発明は、請求項7に記載の有底袋体の製造方法において、第1金型に袋体本体をセットした状態で該袋体本体下端縁の外側に第2キャビティーを設け、該第2キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出して第1外壁部を一体に成形し、上記袋体本体を第2金型にセットした状態で上記第1外壁部の外側に形成された第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出して、第2外壁部を第1外壁部と一体に成形する。この製造方法では、第2熱可塑性樹脂により、第1熱可塑性樹脂、袋体本体下端部及び底部材とを接合するので、生産性に優れるとともに互いの密着性がよく、接合強度の優れたものを得られる。
【0019】
請求項9の発明は、請求項7又は8に記載の有底袋体の製造方法において、底部材は、底面部と該底面部の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部とを備え、第2金型に上記底部材をセットした状態で上記第1縦壁部外面を袋体本体下端縁の内面に接して位置するように配設し、この第1縦壁部内側に第3金型を挿入セットする。この製造方法では、袋体本体下端縁の内部に無理やり底部材を嵌合するのではないので、袋体本体の下端部に無理な力が作用せず、袋体本体下端部が皺にならず、底部材にきれいに接合される。
【0020】
請求項10の発明は、請求項9に記載の有底袋体の製造方法において、底部材は第1縦壁部の下部外側に半径方向外側に延びる横壁部を備え、第2金型に該底部材をセットした状態で上記横壁部を袋体本体下端縁より外側に突出させる。この製造方法では、第2熱可塑性樹脂が下端縁の内側に回りこまなくても、底部材と第2熱可塑性樹脂とを一体に接合できるので、製造が容易であり、シール性にも優れる。
【0021】
請求項11の発明は、請求項10に記載の有底袋体の製造方法において、第2金型に袋体本体をセットした状態で横壁部の上部と第1外壁部の外周とにまたがって第2キャビティーを設け、この第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出するので、第2熱可塑性樹脂の射出成形で、底部材と袋体本体下端部との接合を行うことができ、製造工数が短く、量産性に優れる。
【0022】
請求項12の発明は、請求項7ないし11のいずれかに記載の有底袋体の製造方法において、第1金型において、袋体本体を中子金型の外周にセットした状態で上記袋体本体上端縁の外側及び上端縁の上方側に筒状空間を形成するとともに、上記中子金型の上側と第1金型との間に円錐状空間を形成し、かつ円錐状空間の略中央上側部に連通口用空間を形成することにより、これら筒状空間、円錐状空間及び連通口用空間によって第1キャビティーを形成し、この第1キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出することにより、上記袋体本体の上端縁に接合される上端縁接合部を成形するとともに、袋体本体内部と外部とを連通する連通口を一体に成形する。この製造方法では、連通口の製造と上部接合部の製造とを同時にできるので、製造コストを低減できる。それとともに、連通口を別部材で用意し、挿入するものでは連通口との接合部のシール性が問題になるが、この製造方法では、端縁連結部と連結口とが同時に一体に成形されるので、従来のようなシール性の問題を生じない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1ないし図4は本発明の第1実施形態に係わり、図1は有底袋体1を示す。図2は第1金型の部分図、図3は第1金型の別の部分図を示し、図4は第2金型の部分図を示す。
【0024】
第1実施形態に係わる有底袋体1は、熱可塑性樹脂製のソフトシートからなる筒状袋体本体2を備え、該袋体本体2の上端縁2aに上端縁接合部3及び連通口7が同時に一体に熱可塑性樹脂の射出成形によって成形されて接合され、上記上端縁2aを上端縁接合部3で密閉するようになっている。この上端縁接合部3は、袋体本体2の上部開口部外周を覆う筒状部4と、該筒状部4から連続して半径方向内方に向かって絞られて形成された円錐状部5と、該円錐状部5から連続して該円錐状部5の略中心部で略軸方向に延びて形成された開口筒部6とを一体に備えた剛性の合成樹脂からなり、上記開口筒部6で上記連通口7を構成している。この連通口7の外周(開口筒部6外周)にはネジが形成されて、キャップ32がネジ締めされている。上記袋体本体2下部の下端縁2b外側には、リング状の第1外壁部15が射出成形樹脂で成形され、上記袋体本体2の側端縁2c外周には側端縁接合部18が成形されている。
【0025】
上記袋体本体2の下部には底壁部9が接合されている。この底壁部9は、剛性の熱可塑性樹脂で予め成形された底部材10で構成されている。この底部材10(底壁部9)は、略円錐形状の底面部11を備え、この底面部11の半径方向外周下端部には第1縦壁部12が下方に突出して形成されている。この第1縦壁部12の外径は袋体本体2の下端縁2bの内径にほぼ等しい。上記第1縦壁部12の下端部には、半径方向外側に延びる横壁部13が一体に形成されている。この横壁部13は、筒状本体2の下端縁2bよりも半径方向外側に突出して設けられている。一方、上記袋体本体2下部の下端縁2b外側には、上記第1縦壁部12と対向するように第2外壁部16が射出成形樹脂で一体に成形され、これら第1外壁部15と第2外壁部16とで第2縦壁部14が形成されている。これにより、上記袋体本体2の下端縁2bが第1縦壁部12と第2縦壁部14とに一体に接合されている。また、上記袋体本体2の下端縁2bには、第1縦壁部12の下部と第2縦壁部14の下部とを一体に接合する横壁部13が一体に成形されている。さらに、上記袋体本体2の側端縁2cの合せ部には、この合せ部の外周を覆う熱可塑性樹脂からなる側端縁接合部18が形成されている。この側端縁接合部18は、上記袋体本体2上部の上端縁接合部2aと上記第2縦壁部14とに接合されている。
【0026】
次に、上述の如く構成された有底袋体1の製造方法を型構造と共に説明する。
【0027】
第1金型20の柱状中子金型21に合成樹脂製のソフトシートからなる筒状の袋体本体2が被され、袋体本体2が上記中子金型21の外周にセットされる。そして、第1金型20が型締めされた際に、袋体本体2の上端縁2a外側及び上端縁2a上方側(図2の上側)に筒状空間23が形成され、該中子金型21の上方肩部と第1金型20との間に円錐状空間24が形成され、該円錐状空間24の更に上方側に上記第1金型20と中子金型21との間に連通口用空間25が形成される。これらの筒状空間23、円錐状空間24及び連通口用空間25によって、第1キャビティー22が形成されている。袋体本体2の下端縁2b外側には第2キャビティー26が形成されている。また、この第1実施形態では、袋体本体2が1枚のソフトシートからなるので、このシートの側端縁2cを接合する必要がある。そのために、側端縁2cの外周に第3キャビティー27が形成されている。この第3キャビティー27は第1キャビティー22及び第2キャビティー26に連通している。なお、側端縁2cをこの第1金型20で同時に接合するようにしたが、前もって予め接合しておいても良い。
【0028】
これらの第1キャビティー22、第2キャビティー26及び第3キャビティー27に第1熱可塑性樹脂J1が充填される。31は第1熱可塑性樹脂J1の充填通路を示す。充填時、袋体本体2の上端縁2a及び下端縁2bは挟持されていないが、袋体本体2の内径と中子金型21の外径がほぼ同じであり、第1熱可塑性樹脂J1を射出しても、袋体本体2の上端縁2a及び下端縁2bが踊る(袋体本体2の上端縁2a及び下端縁2bが中子金型21から離れる)ことはない。
【0029】
この第1金型20において第1熱可塑性樹脂J1を射出することによって、袋体本体2の上端縁2aに上端縁接合部3及び連通口7が同時に成形されるとともに、袋体本体2の下端縁2b外側にリング状に第1外壁部15が成形される。更に、袋体本体2の側端縁2c外周に側端縁接合部18が成形される。この側端縁接合部18は、成形済みの有底袋体1を立てた場合に、自立性を補強することにも役立っている。
【0030】
次に、この成形した袋体本体2を第2金型28にセットする。この第2金型28でのセット状態を説明する。剛性の熱可塑性樹脂で予め成形された底部材10が用意される。この底部材10は、円錐形状の底面部11を備え、この底面部11の半径方向外周下端部に第1縦壁部12を備える。この第1縦壁部12の外径は袋体本体2の下端縁2bの内径にほぼ等しい。第1縦壁部12の下端部に、半径方向外側に延びる横壁部13を備えている。この横壁部13は、筒状本体2の下端縁2b(第1熱可塑性樹脂J1が接合された下端縁)よりも半径方向外側に突出して設けられている。
【0031】
上記構造の底部材10が第3金型30に外嵌される。そして、成形した袋体本体2の下端縁2bが底部材10の第1縦壁部12の外周に被され、下端縁2bの先端は横壁部13の上面に当接している。第2金型28が型締めされた際には、下端縁8の外周、即ち第1外壁部15の外周と横壁部13の上側に第2キャビティー26が形成される。この第2キャビティー26に第2熱可塑性樹脂J2が射出され、第2外壁部16が成形される。この第2熱可塑性樹脂J2の熱で下端縁2bが第1縦壁部12に溶着されるとともに、横壁部13と第1外壁部15に第2熱可塑性樹脂J2が充填接合され、底部材10と下端部2bとの接合・シールが行われる。第1外壁部15と第2外壁部16とで第2縦壁部14が形成される。
【0032】
このようにして成形された有底袋体1は、図1に示すように、第1縦壁部12、横壁部13及び第2縦壁部14(第1外壁部15及び第2外壁部16)によって、底部の剛性が確保されるので、自立性に非常に優れ、安定して陳列棚等に載置できる。その上、袋体本体2の上部では、上端縁接合部3と連通口7とが同時に一体に成形されているので、別部材の連通口を挿入する場合に比べて製造工程が少なく製造コストを削減でき、上端縁接合部3と連通口7との接合部分のシール性は十分に確保される。上端縁接合部3と連通口7とが所定の剛性を有するので、自立した有底袋体1に対して、袋体本体2内に内容物を注入することや内容物を注出することの作業が容易に行える。また、連通口7の外周にネジを形成し、キャップ32をネジ締めするようにした場合に、ネジ締めが確実に行える。
【0033】
なお、第1外壁部15の全周に第2キャビティー26を設けずに、第1外壁部14の一部を第2金型28で締めて保持するようにし、第2金型28及び第3金型30に袋体本体2の下端部2bをセットした場合に、下端部8を確実に支持するようにしている。
【0034】
図5及び図6は第2実施形態を示し、袋体本体2の下端部2bの構造が異なるものを示す。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。横壁部43の外周に周方向に凹凸形状を設け、この凹部に第2熱可塑性樹脂J2が充填されるようにした。即ち、第2外壁部46がこの凹部にも入り込んで成形されることで、第2外壁部46と横壁部43との接合強度が向上する。
【0035】
図7は第3実施形態に係わり、図6と同様な図を示す。第1外壁部55の外側が凹凸に形成され、第2外壁部56がこの凹凸に合わさるように充填成形される。この第3実施形態では、両者の接合強度を向上できる。尚、この第3実施形態では、周方向に凹凸形状に形成したが、上下に凹凸形状に形成しても良く、上下及び周方向の凹凸の組み合わせでも良い。
【0036】
図8は第4実施形態に係わり、図5と同様な図を示す。第2キャビティー66を大きく設けたものである。即ち、第2キャビティー66を第1外壁部15の外側から横壁部13の端縁部を経由して横壁部13の下面まで廻して形成している。この第4実施形態では、第2熱可塑性樹脂での保持・シール性が向上される。
【0037】
図9は第5実施形態に係わり、図5と同様な図を示す。第1外壁部75を段形状に形成し、この段部と横壁部13との間に挟まれた空間を第2キャビティー76としたものである。成形後の第1外壁部75と第2キャビティー76に形成された第2外壁部78との段差を無くし、見栄えを良くしたものである。
【0038】
尚、第1実施形態から第5実施形態はそれぞれ個々に別々の構造を示すが、組み合わせが可能な箇所については、これらの実施形態の構造を組合わせた構造にしても良い。また、第1外壁部と第2外壁部、第2外壁部と横壁部、横壁部と第1外壁部等の結合力を高めるための構造としては、上記凹凸形状に限らず、中空部を設ける、傾斜部を設ける、嵌合部を設ける等の各種の構造が適用できるものである。
【0039】
さらに、第1実施形態において、第1金型20と中子金型21とで連通口用空間25を形成しているが、別体のインサート金型を用意して連通口用空間25を形成するようにしても良い。
【0040】
また、連通口7の外側にネジ部を設けて、キャップ32をネジ締めしたが、ネジ締めに限らず、キャップを内嵌あるいは外嵌するようにしても良い。
【0041】
また、第1実施形態では、上端縁接合部3として筒状部4、円錐状部5及び開口筒部6からなるものであったが、筒状部4、円錐状部5を無くして本体の上端縁を直接重ね合わせて、その外周に接熱可塑性樹脂を充填しで接合するようにしても良い。その場合、連通口用にはインサート金型を挿入し、このインサート金型の外周と第1金型との間に連通口用のキャビティーを形成するようにすれば良い。
【0042】
また、第1実施形態では、袋体本体2は1枚のソフトシートからなるものであったが、2枚のソフトシートからなるものとし、両側端縁部を熱可塑性樹脂で充填接合するようにしても良い。この場合には、両端縁部を接合する必要があるが、両側端縁部に形成した側端縁接合部18が自立設置時の補強部分として機能するので自立性上からは好ましい。尚、ブロー成形のように側端縁部に切れ目のない筒状体を用意しても良い。このものでは、自立性は他のものより劣るが、側端縁部を接合する必要がなく、製造が容易である。
【0043】
【発明の効果】
本発明では、筒状袋体本体の下部に底壁部が接合され、上部に連通口を備えた有底袋体において、上記袋体本体が合成樹脂製のソフトシートからなり、上記底壁部が剛性の合成樹脂からなり、該底壁部が底面部と該底面部の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部とを備え、上記袋体本体下部の下端縁外側に上記第1縦壁部と対向するように第2縦壁部が一体に形成されているので、袋体本体の下端縁の剛性が高く、自立性に非常に優れるものが得られる。また、袋体本体の下端縁が露出してないので、見栄えも良い。
【0044】
また、底部材を剛性のある別部材で成形するので、底の形状をいろいろな形状に成形することが可能であり、底形状を円形に限らず、多角形に成形することも可能である。また、自立性能の要求値や内容物に応じて、底部材の強度を適切に設定できる。
【0045】
さらに、第1縦壁部の下部と第2縦壁部の下部とを一体に接合する横壁部が設けられ、第2縦壁部が射出成形樹脂で成形されるものでは、第2縦壁部を成形することによって、底部材と袋体本体下端縁の接合及び下端縁の剛性を高めることができるので、接合強度が高く自立性に優れたものが得られるだけでなく、製造工程を短縮でき、生産性の向上、製造コストの大幅な低減を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる有底袋体を示す。
【図2】図1の有底袋体を製造するために、ソフトシート本体を第1金型にセットした状態の部分図を示す。
【図3】図2と同様な図であって、別の部分図を示す。
【図4】図2で成形した本体を第2金型にセットした状態の部分図を示す。
【図5】本発明の第2実施形態に係わり、図4と同様な図を示す。
【図6】図5の底面図を示す。
【図7】本発明の第3実施形態に係わり、図6と同様な図を示す。
【図8】本発明の第4実施形態に係わり、図5と同様な図を示す。
【図9】本発明の第5実施形態に係わり、図5と同様な図を示す。
【符号の説明】
1 有底袋体
2 筒状袋体本体
2a 上端縁
2b 下端縁
3 上端縁接合部
7 連通口
9 底壁部
10 底部材
12 第1縦壁部
13 横壁部
14 第2縦壁部
18 側端縁接合部
20 第1金型
21 中子金型
22 第1キャビティー
26 第2キャビティー
27 第3キャビティー
28 第2金型
30 第3金型
Claims (12)
- 筒状袋体本体の下部に底壁部が接合され、上部に連通口を備えた有底袋体であって、
上記袋体本体が合成樹脂製のソフトシートからなり、
上記底壁部が剛性の合成樹脂からなり、
該底壁部が底面部と該底面部の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部とを備え、
上記袋体本体下部の下端縁外側に上記第1縦壁部と対向するように第2縦壁部が一体に形成されていることを特徴とする有底袋体。 - 請求項1に記載の有底袋体において、
第2縦壁部が射出成形樹脂で成形され、
袋体本体の下端縁が第1縦壁部と上記第2縦壁部とに接合されていることを特徴とする有底袋体。 - 請求項2に記載の有底袋体において、
第1縦壁部の下部と第2縦壁部の下部とを一体に接合する横壁部が設けられていることを特徴とする有底袋体。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の有底袋体において、
袋体本体上部の上端縁に接合され、該上端縁を密閉する上端縁接合部を備え、
該上端縁接合部と連通口とが一体に熱可塑性樹脂の射出成形によって成形されていることを特徴とする有底袋体。 - 請求項4に記載の有底袋体において、
上端縁接合部は、袋体本体の上部開口部外周を覆う筒状部と、
該筒状部から連続して半径方向内方に向かって絞られて形成された円錐状部と、
該円錐状部から連続して該円錐状部の略中心部で略軸方向に延びて形成された開口筒部とを一体に備えた剛性の合成樹脂からなり、
上記開口筒部で連通口を構成していることを特徴とする有底袋体。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の有底袋体において、
袋体本体の側端縁の合せ部には、この合せ部の外周を覆う熱可塑性樹脂からなる側端縁接合部が形成され、
この側端縁接合部が袋体本体上部の上端縁接合部と第2縦壁部とに接合されていることを特徴とする有底袋体。 - 筒状袋体本体の下部に底壁部が接合され、上部に連通口を備えた有底袋体の製造方法であって、
合成樹脂製のソフトシートからなる筒状袋体本体を第1金型にセットし、
次いで、上記袋体本体上部に成形された第1キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出して上記袋体本体上部に上端縁接合部と連通口とを一体に成形し、
その後、上記袋体本体を第2金型にセットするとともに、剛性の合成樹脂からなる底部材を上記袋体本体下端縁の内側にセットし、
しかる後、上記袋体本体下端縁の外側に形成された第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出して上記袋体本体下端縁と上記底部材とを一体に成形することを特徴とする有底袋体の製造方法。 - 請求項7に記載の有底袋体の製造方法において、
第1金型に袋体本体をセットした状態で該袋体本体下端縁の外側に第2キャビティーを設け、該第2キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出して第1外壁部を一体に成形し、
上記袋体本体を第2金型にセットした状態で上記第1外壁部の外側に形成された第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出して、第2外壁部を第1外壁部と一体に成形することを特徴とする有底袋体の製造方法。 - 請求項7又は8に記載の有底袋体の製造方法において、
底部材は、底面部と該底面部の外周でかつ下方に突出して形成された第1縦壁部とを備え、
第2金型に上記底部材をセットした状態で上記第1縦壁部外面を袋体本体下端縁の内面に接して位置するように配設し、この第1縦壁部内側に第3金型を挿入セットすることを特徴とする有底袋体の製造方法。 - 請求項9に記載の有底袋体の製造方法において、
底部材は第1縦壁部の下部外側に半径方向外側に延びる横壁部を備え、
第2金型に該底部材をセットした状態で上記横壁部を袋体本体下端縁より外側に突出させることを特徴とする有底袋体の製造方法。 - 請求項10に記載の有底袋体の製造方法において、
第2金型に袋体本体をセットした状態で横壁部の上部と第1外壁部の外周とにまたがって第2キャビティーを設け、この第2キャビティーに第2熱可塑性樹脂を射出することを特徴とする有底袋体の製造方法。 - 請求項7ないし11のいずれかに記載の有底袋体の製造方法において、
第1金型において、袋体本体を中子金型の外周にセットした状態で上記袋体本体上端縁の外側及び上端縁の上方側に筒状空間を形成するとともに、上記中子金型の上側と第1金型との間に円錐状空間を形成し、かつ円錐状空間の略中央上側部に連通口用空間を形成することにより、これら筒状空間、円錐状空間及び連通口用空間によって第1キャビティーを形成し、
この第1キャビティーに第1熱可塑性樹脂を射出することにより、上記袋体本体の上端縁に接合される上端縁接合部を成形するとともに、袋体本体内部と外部とを連通する連通口を一体に成形することを特徴とする有底袋体の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2002248276A JP2004083085A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 有底袋体及びその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008532856A (ja) * | 2005-03-08 | 2008-08-21 | フッタマキ ロンスベルク、ツバイヒニーダーラッスング デァ フッタマキ ドイチュラント ゲーエムべーハー ウント ツェーオー.カーゲー | 包装用容器、特に缶状容器 |
JP2012206736A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製容器 |
-
2002
- 2002-08-28 JP JP2002248276A patent/JP2004083085A/ja active Pending
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