JPH11301058A - ストレージ印刷システム - Google Patents

ストレージ印刷システム

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JPH11301058A
JPH11301058A JP10126853A JP12685398A JPH11301058A JP H11301058 A JPH11301058 A JP H11301058A JP 10126853 A JP10126853 A JP 10126853A JP 12685398 A JP12685398 A JP 12685398A JP H11301058 A JPH11301058 A JP H11301058A
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JP
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printing
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function
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JP10126853A
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Takuro Fujioka
卓郎 藤岡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプールメモリに蓄積されたファイルデータ
の保護を図り、また所有者の承諾なしに蓄積されたファ
イルデータが削除されることがない、信頼性に優れたス
トレージ印刷システムを提供する。 【解決手段】 ストレージ印刷システムは、デジタル複
合機とホスト機9から構成される。デジタル複合機は、
コピー/システム制御部1、スキャナ2、スキャナ制御
部3、プリンタ制御部4、FAX制御部5、プロッタ
6、スプールメモリ7、表示/操作部8を備える。スプ
ールメモリ7にホスト機9からの印字データをPDL形
態で保管する際、パスワード等のセキュリティ情報やユ
ーザーIDコードが付加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト機と、プリ
ンタ装置あるいは、コピー機能、FAX機能、プリンタ
機能、スキャナ機能等を1台で合わせ持つデジタル複合
機などの印刷装置とからなり、スキャナで読み取られた
原稿の印字データやホスト機からの印字データを用紙に
印刷せずにスプールメモリに一時的に蓄積して保管し、
かつ必要に応じて取り出して印刷する機能を有するスト
レージ印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナで読み取られた原稿の印字デー
タ、あるいはホスト機で作成された印字データを用紙に
印刷せずに、メモリに一旦格納して保管し、かつ必要に
応じて取り出して印刷することができるストレージ印刷
システム(ストレージ印刷装置)が知られている。
【0003】図11及び図12は従来のストレージ印刷
時の処理を示すフローチャートである。ストレージ印刷
でない場合は(S81でN)、通常にホスト機側からデ
ータ送信を行う(S82)。デジタル複合機側では、所
定のPDLに従ってページメモリ上にビットマップ展開
し(S83)、1ページ分のビットマップ展開終了後、
順次データ送信を行い(S84)、通常の印刷処理を行
う(S85)。
【0004】ストレージ印刷の場合は(S81でY)、
ホスト機側では、ヘッダ情報の作成を行い(S86)、
印字データ(PDL)にこのヘッダ情報を添付して(S
87)、データ送信を行う(S88)。
【0005】デジタル複合機側では、PDL形式のまま
スプールメモリにデータ蓄積を行い(S89)、ホスト
機とのI/Fが双方向データ転送が可能であれば(S9
0でY)、NVRAMに蓄積されたヘッダ情報をホスト
機に転送し(S91)、表示/操作部にヘッダ情報の表
示を行い(S92)、スプールメモリ内の蓄積ファイル
の印刷を行う場合は(S93でY)、蓄積ファイルの選
択を行い(S94)、選択されたファイルの読み出しを
行って(S95)、以下、上記ステップS83に移行す
る。
【0006】図13及び図14は従来のストレージ印刷
時におけるスプールメモリ空き容量チェックの処理を示
すフローチャートである。ストレージ印刷用新規ファイ
ルが受信された場合(S101)、スプールメモリの空
き容量チェックを行い(S102)、スプール可能か否
か判断する(S103)。スプール可能であれば、PD
L形式のままスプールメモリにデータを蓄積する(S1
04)。スプールできない場合は、スプールメモリ内の
ファイルのヘッダ情報(印刷履歴)をチェックし(S1
05)、全てのファイルが印刷前であるか否かチェック
する(S106)。印刷前でなければ、印刷済みファイ
ルの削除を行う(S107)。
【0007】全てのファイルが印刷前であれば、NVR
AM内のファイルのヘッダ情報(登録日時)をチェック
する(S108)。そして登録日時の最も古いファイル
をスプールメモリから読み出す(S109)。次に所定
のPDLに従ってページメモリ上にビットマップ展開し
(S110)、1ページ分のビットマップ展開終了後、
順次データ送信を行い(S111)、通常の印刷処理を
行って(S112)、蓄積日時の最も古いファイルを削
除する(S113)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したフローチャー
トでも明らかなように、従来技術では、スプールメモリ
に蓄積されたPDL形態のファイルデータは、セキュリ
ティ情報を持たないために、このシステムを利用するユ
ーザーは誰でも蓄積されたファイルデータを印刷、削除
することが可能であった。従って、蓄積されたファイル
データの保護(機密保持及びファイルデータの保管維
持)を図ることが出来ないという問題があった。
【0009】また従来技術では、過去にストレージ機能
を使って蓄積されたファイルデータ(PDL形態)でス
プールメモリが満杯になったとき、自動的に登録日時の
最も古いファイルデータから順番に削除されてしまうた
めに、このファイルを蓄積したユーザーから事前にファ
イルデータを削除することに対する承認を得ることが出
来なかった。
【0010】そこで本発明は、スプールメモリに蓄積さ
れたファイルデータの保護を図り、また所有者の承諾な
しに蓄積されたファイルデータが削除されることがな
い、信頼性に優れたストレージ印刷システムを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ホスト機と、プリンタ装置
あるいは、コピー機能、FAX機能、プリンタ機能、ス
キャナ機能等を1台で合わせ持つデジタル複合機などの
印刷装置とからなり、スキャナで読み取られた原稿の印
字データやホスト機からの印字データを用紙に印刷せず
にスプールメモリに一時的に蓄積して保管し、かつ必要
に応じて取り出して印刷する機能を有するストレージ印
刷システムにおいて、 ホスト機側のプリンタドライバ
は、保管されるデータファイルにパスワード等のセキュ
リティ情報を付加する機能を有し、印刷装置側のシステ
ム制御部は、蓄積データファイルの印刷、削除等の操作
時には、セキュリティ情報の確認を行う機能を有するこ
とを特徴とするものである。
【0012】また上記目的を達成するために、請求項2
記載の発明は、ホスト機と、プリンタ装置あるいは、コ
ピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能等
を1台で合わせ持つデジタル複合機などの印刷装置とか
らなり、スキャナで読み取られた原稿の印字データやホ
スト機からの印字データを用紙に印刷せずにスプールメ
モリに一時的に蓄積して保管し、かつ必要に応じて取り
出して印刷する機能を有するストレージ印刷システムに
おいて、 ホスト機側のプリンタドライバは、保管され
るデータファイルにホスト機のユーザーIDコードを付
加する機能を有し、印刷装置側のシステム制御部は、蓄
積データファイルの印刷、削除等の操作時には、そのホ
スト機からの操作情報しか受け付けないようにする機能
を有することを特徴とするものである。
【0013】また上記目的を達成するために、請求項3
記載の発明は、請求項2記載の発明において、印刷装置
側のシステム制御部は、ホスト機からの印字データを保
管する際、過去に保管されたファイルデータでスプール
メモリのメモリ量が不足している場合には、保管された
日時の古いものから順番にそのユーザーIDコードを持
つホスト機に対して削除要求情報を送信し、削除許可が
得られたファイルデータのみ消去して新規のファイルデ
ータをスプールメモリに蓄積する機能を有することを特
徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は本発明の実施の形態を示
すストレージ印刷システムの構成図である。本ストレー
ジ印刷システムは、印刷装置としての各機能ブロック1
〜8を有するデジタル複合機と、ホスト機9から構成さ
れている。
【0015】デジタル複合機の機能ブロックとしては、
コピー/システム制御部1、スキャナ2、スキャナ制御
部3、プリンタ制御部4、FAX制御部5、プロッタ
6、スプールメモリ7、表示/操作部8がある。
【0016】コピー/システム制御部1は、コピー機能
の制御(スキャナ2、プロッタ6のリソース制御)全般
を行う。また、表示/操作部8、及びスキャナ制御部
3、プリンタ制御部4、FAX制御部5とのイメージデ
ータ転送を行うことによりデジタル複合機全体のシステ
ム制御を担う。
【0017】スキャナ2は、原稿から光学的に画像を読
み出し、光信号からデジタル信号変換を行ってイメージ
データとしてコピー/システム制御部1に送出する。ス
キャナ制御部3は、スキャナ2で原稿から読み取ったイ
メージデータを、コピー/システム制御部1、イメージ
データバス10を通じて受け取り、ホスト機9からの要
求に応じてそのイメージデータを、ホスト機9に送出す
る。
【0018】プリンタ制御部4は、ホスト機9で作成さ
れた文書や画像データを所定のPDLに変換して受信
し、そのデータを実際に用紙に印刷するイメージデータ
に変換して、コピー/システム制御部1に送出し、プロ
ッタ6で用紙に印刷を行わせる。
【0019】FAX制御部5は、公衆回線を通じて他の
FAX機11とイメージデータの送受信を行う。送信時
はスキャナ2で読み込まれたイメージデータに対して所
定のデータ圧縮を行って相手のFAX機11に送出し、
受信時は送られてきた圧縮データを伸張してイメージデ
ータに展開後、コピー/システム制御部1に送出し、プ
ロッタ6で用紙に印刷させる。
【0020】プロッタ6は、コピー/システム制御部
1、プリンタ制御部4、FAX制御部5で作られたイメ
ージデータをイメージデータバス10を通じてポリゴン
モータの回転に合わせて受け取り、順次用紙に印字す
る。
【0021】スプールメモリ7は、ユーザーがストレー
ジ機能を利用する場合、スキャナ2で原稿から読み出さ
れたイメージデータをスキャナ制御部3、FAX制御部
5、プロッタ6に送出する前に一時的にデータ圧縮して
保管したり、プリンタ制御部4から送られたPDLデー
タを一時的に保管しておくメモリである。このスプール
メモリ7の制御は、コピー/システム制御部1、プリン
タ制御部4の何方からでも行うことができる。
【0022】表示/操作部8は、ユーザーが本デジタル
複合機を操作、制御するためのユーザーインターフェイ
ス部である。ホスト機9は、PC、WS等のホスト端末
機である。本デジタル複合機とはシリアル、パラレル、
SCSI、ネットワーク等で接続され、双方向のデータ
送受信ができる。
【0023】イメージデータバス10は、各制御部1,
3,4,5、リソース部2,6を繋ぐイメージデータが
流れるデータバスである。バスの制御はコピー/システ
ム制御部1で一括して行う。
【0024】図2は図1のプリンタ制御部の機能ブロッ
ク図である。プリンタ制御部4は、CPU21、ROM
22、RAM23、DMAC24、フォントROM2
5、ホストI/F26、NVRAM27、ページメモリ
28、スプールメモリI/F29、イメージバスI/F
30を備える。
【0025】CPU21は、プリンタ制御部全体とスプ
ールメモリ7の制御を司る。ROM22は、プログラム
格納用のメモリである。RAM23は、プログラム制御
用ワークメモリ、ホスト機9からのデータ受信バッファ
の各エリアを備える。
【0026】DMAC24は、I/O−メモリ、メモリ
−メモリ間のデータ転送用のDMAコントローラであ
る。フォントROM25は、文字フォント格納用メモリ
である。ホストI/F26は、ホスト機9との双方向デ
ータ通信用I/Fである。
【0027】NVRAM27は、印刷モードの初期値、
エラーロギング、料金管理等のデータを保管する不揮発
性メモリであり、スプールメモリ7に格納されたファイ
ルのヘッダ、セキュリティ情報も保管する。ページメモ
リ28は、プリントデータ用のフレームバッファであ
り、ビットマップ展開された印字データを格納する。
【0028】スプールメモリI/F29は、スプールメ
モリ7のI/F制御を行う。スプールメモリ7へはコピ
ー/システム制御部1からのアクセスも可能である。イ
メージバスI/F30は、ページメモリ28にビットマ
ップ展開された印字データをエンジンスピードに合わせ
て順次コピー/システム制御部1に送出する。
【0029】図3及び図4は第1の実施の形態(請求項
1記載の発明に対応)の制御例を示すフローチャートで
ある。プリンタ機能を使うユーザーがホスト機9で所望
の文書、画像ファイル等を作成した後、本デジタル複合
機のプリンタドライバが制御する画面からストレージ印
刷の選択を指定するか否か判断する(S1)。ストレー
ジ印刷を選択しない場合は(S1でN)、通常のオンラ
イン即時印刷と見做し通常にファイルデータが送信され
(S2)、プリンタ制御部4が受け取ったPDLコマン
ドデータから図2のページメモリ28にビットマップ展
開が行われ(S3,S4)。1ページ分のデータ展開処
理が終了した後、順次コピー/システム制御部1に送出
されて(S5)、所望の用紙に通常の印刷処理が行われ
る(S6)。
【0030】ストレージ印刷を選択した場合(S1で
Y)、ホスト機9から送出される印字データは、通常印
刷と同様に所定のPDLコマンドデータに変換される
が、これに合わせて図9に一例を示すような、作成され
たファイルの概要を示すヘッダ情報が作られ(S7)、
これが印字データ(ファイルデータ)に付加される(S
8)。
【0031】さらにそのファイルデータを印刷、削除す
る等の処理を行う場合のデータ保護用に、任意にユーザ
ーが設定したパスワード等のセキュリティ情報を付加す
る(S9,S10)。そして全データがデジタル複合機
に送られる(S11)。ステップS2及びS7〜S11
の処理はホスト機9のプリンタドライバによる処理であ
る。
【0032】プリンタ制御部4では、受信したデータか
らPDLコマンドデータを抽出してそのままか、または
何らかの圧縮を施してスプールメモリ7に保管する(S
12)。ヘッダ情報、及びセキュリティ情報は、図2に
示すプリンタ制御部4を構成するNVRAM27に保管
される(S13)と同時に、ヘッダ情報だけはコピー/
システム制御部1にその内容を送出して、図10に一例
を示すように、表示/操作部8にその内容の表示を行う
(S15)。さらにヘッダ情報は、コピー/システム制
御部1、プリンタ制御部4を通じてホスト機9に転送さ
れ(S14)、ホスト機9側の画面上でも同様の内容の
表示を行う。
【0033】その後、ユーザーがスプールメモリ7に保
管されているファイルデータの印刷を行う場合には(S
16でY)、図10に一例を示すような蓄積ファイル情
報一覧より任意のファイルを選択するが(S17)、こ
のとき選択されたファイルデータに付加されたセキュリ
ティ情報をNVRAM27からロードする(S18)と
同時に、パスワード等の入力指定を表示/操作部8、も
しくはホスト機9の画面に表示してユーザー確認を行う
(S19)。
【0034】NVRAM27からロードされたセキュリ
ティ情報と入力されたパスワード等のデータが一致した
場合のみ(S21でY)、選択されたファイルデータの
読み出しを行って(S3)、所定のPDLに従ってペー
ジメモリ28にビットマップ展開が行われ(S4)、1
ページ分のデータ展開処理が終了した後、順次コピー/
システム制御部1に送出されて(S5)、所望の用紙に
印刷処理が行われる(S6)。
【0035】図5及び図6は第2の実施の形態(請求項
2記載の発明に対応)の制御例を示すフローチャートで
ある。ステップS31〜S51において、図3及び図4
に示すステップS1〜S21と略同様の処理が行われ
る。異なるところはステップS39,S40,S43,
S48,S49,S50である。
【0036】第1の実施の形態では、ユーザーがストレ
ージ印刷の選択を指定した場合、ホスト機9から送出さ
れる印字データが所定のPDLコマンドデータに変換さ
れ、これにファイルの概要を示すヘッダ情報が付加され
た後、任意にユーザーがパスワード等のセキュリティ情
報を設定するが、第2の実施の形態ではこの代わりに、
プリンタドライバが自動的にそのホスト機9固有のID
コード等をOSから取得して付加し(S39,S4
0)、印字データ、ヘッダ情報と共にデジタル複合機側
へ送信する。
【0037】デジタル複合機側では、ユーザーID番号
をNVRAM27に蓄積する(S43)。その後、ユー
ザーがスプールメモリ7に保管されているファイルデー
タの印刷を行う場合にも同様の処理となり、図10に一
例を示すような蓄積ファイル情報一覧より任意のファイ
ルを選択するが、このとき選択されたファイルデータに
付加されたIDコード等のデータをNVRAM27から
ロードする(S48)と同時に、ストレージ印刷指示を
行ったホスト機9に対してそのIDコード等の照会を自
動的に行う(S49)。
【0038】NVRAM27からロードされたIDコー
ド等のデータと、照会されたIDコード等の情報を比較
して(S50)、データが一致した場合のみ(S51で
Y)、選択されたファイルデータの読み出しを行い、所
定のPDLに従ってページメモリ28にビットマップ展
開が行われ、1ページ分のデータ展開処理が終了した
後、順次コピー/システム制御部1に送出されて所望の
用紙に印刷処理が行われる(S33〜S36)。
【0039】図7及び図8は第3の実施の形態(請求項
3記載の発明に対応)の制御例を示すフローチャートで
ある。プリンタ機能を使うユーザーがホスト機9で所望
の文書、画像ファイル等を作成した後、本デジタル複合
機のプリンタドライバが制御する画面からストレージ印
刷を選択した場合、プリンタ制御部4で受信されたPD
L形態のファイルデータをスプールメモリ7に蓄積する
前に、スプールメモリ7の空き容量をチェックして(S
61,S62)、十分な空き容量があるか否かを確認す
る。
【0040】十分な空き容量があった場合には(S63
でY)、そのまま蓄積されるが(S64)、十分な空き
容量がなかった場合には(S63でN)、最初にNVR
AM27に保管されている過去の蓄積ファイルのヘッダ
情報から印刷履歴を調べて(S65)、過去に印刷され
たことがあるファイルを選択して(S66でN)、この
ファイルデータをスプールメモリ7から自動的に削除す
る(S67)。このとき、削除された同ファイルのヘッ
ダ情報もNVRAM27から削除する。
【0041】このような処理によって新たに蓄積するフ
ァイルデータの空き領域を確保するが、前述のヘッダ情
報から印刷履歴を調べた結果、全ての蓄積ファイルが未
印刷であった場合には(S66でY)、再度ヘッダ情報
から登録日時を調べ(S68)、登録日時に古いファイ
ルデータから順番にNVRAM27からユーザーIDデ
ータを読み出して(S69)、該当するユーザーIDを
持ったホスト機9に対して該当ファイルデータの削除を
行うことを警告する(S70)。
【0042】この警告を受けて当該ホスト機9から削除
可能である通知を受けたら(S71でY)、直ちに該当
ファイルデータの削除を行って、スプールメモリ7の空
き容量を確保する(S72)。削除不可、もしくはある
規定時間内に返答通知がなかった場合には(S71で
N)、当該ファイルデータをビットマップ展開後に通常
印刷を行った後に削除可能であるかの警告通知を行う。
【0043】この警告通知を受けて当該ホスト機9から
の印刷後削除可能である通知を受けたら(S73で
Y)、直ちにビットマップ展開し、通常印刷を行った後
に(S75〜S77)、該当ファイルデータの削除を行
う(S72)。また、当該ホスト機9から印刷後削除が
不可能である通知を受け(S73でN)、もしくはある
規定時間内に返答通知がなかった場合には、前述のヘッ
ダ情報から次に古い蓄積ファイルデータ(S74)のユ
ーザーIDデータをNVRAM27から読み出して同様
の処理を行う。これらの繰り返し処理により、新規にス
プールメモリ7に蓄積されるファイルデータに対する空
き容量を確保する。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、登録する
ファイルごとにパスワード等のセキュリティ情報を付加
し、蓄積ファイルの印刷、削除等の操作時には必ずセキ
ュリティ情報の確認を行うようにしたので、そのファイ
ルをスプールメモリに蓄積したユーザー以外の利用者が
誤って当該ファイルデータを印刷、削除する等の操作が
出来なくなるため、ファイルデータの保護を図ることが
できる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、登録するフ
ァイルごとに自動的にホスト機固有のIDデータを付加
することで、そのファイルをスプールメモリに蓄積した
ユーザー以外の利用者が誤って当該ファイルデータを印
刷、削除する等の操作が出来なくなるため、ファイルデ
ータの保護を図ることができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、新規にファ
イルデータを蓄積する際、スプールメモリの空き容量が
十分でない場合には、ファイルデータのヘッダ情報から
登録日時を調べて、登録日時の最も古いファイルデータ
から順番に付加されているIDデータに基づいて、その
ファイルをスプールメモリに蓄積したホスト機に対して
削除警告を出して所有者の承認を得ることができるの
で、削除対象となった所有者が知らない内にスプールメ
モリからデータが削除されるという不都合を無くすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すストレージ印刷シス
テムの構成図である。
【図2】図1のプリンタ制御部の機能ブロック図であ
る。
【図3】第1の実施の形態の制御例を示すフローチャー
ト(その1)である。
【図4】第1の実施の形態の制御例を示すフローチャー
ト(その2)である。
【図5】第2の実施の形態の制御例を示すフローチャー
ト(その1)である。
【図6】第2の実施の形態の制御例を示すフローチャー
ト(その2)である。
【図7】第3の実施の形態の制御例を示すフローチャー
ト(その1)である。
【図8】第3の実施の形態の制御例を示すフローチャー
ト(その2)である。
【図9】ヘッダ情報の一例を示す図である。
【図10】ヘッダ情報の表示画面の一例を示す図であ
る。
【図11】従来のストレージ印刷時の処理を示すフロー
チャート(その1)である。
【図12】従来のストレージ印刷時の処理を示すフロー
チャート(その2)である。
【図13】従来のストレージ印刷時におけるスプールメ
モリの空き容量チェックの処理を示すフローチャート
(その1)である。
【図14】従来のストレージ印刷時におけるスプールメ
モリの空き容量チェックの処理を示すフローチャート
(その2)である。
【符号の説明】
1 コピー/システム制御部 2 スキャナ 3 スキャナ制御部 4 プリンタ制御部 5 FAX制御部 6 プロッタ 7 スプールメモリ 8 表示/操作部 9 ホスト機 10 イメージデータバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト機と、プリンタ装置あるいは、コ
    ピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能等
    を1台で合わせ持つデジタル複合機などの印刷装置とか
    らなり、スキャナで読み取られた原稿の印字データやホ
    スト機からの印字データを用紙に印刷せずにスプールメ
    モリに一時的に蓄積して保管し、かつ必要に応じて取り
    出して印刷する機能を有するストレージ印刷システムに
    おいて、 ホスト機側のプリンタドライバは、保管され
    るデータファイルにパスワード等のセキュリティ情報を
    付加する機能を有し、印刷装置側のシステム制御部は、
    蓄積データファイルの印刷、削除等の操作時には、セキ
    ュリティ情報の確認を行う機能を有することを特徴とす
    るストレージ印刷システム。
  2. 【請求項2】 ホスト機と、プリンタ装置あるいは、コ
    ピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能等
    を1台で合わせ持つデジタル複合機などの印刷装置とか
    らなり、スキャナで読み取られた原稿の印字データやホ
    スト機からの印字データを用紙に印刷せずにスプールメ
    モリに一時的に蓄積して保管し、かつ必要に応じて取り
    出して印刷する機能を有するストレージ印刷システムに
    おいて、 ホスト機側のプリンタドライバは、保管され
    るデータファイルにホスト機のユーザーIDコードを付
    加する機能を有し、印刷装置側のシステム制御部は、蓄
    積データファイルの印刷、削除等の操作時には、そのホ
    スト機からの操作情報しか受け付けないようにする機能
    を有することを特徴とするストレージ印刷システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 印刷装置側のシステム制御部は、ホスト機からの印字デ
    ータを保管する際、過去に保管されたファイルデータで
    スプールメモリのメモリ量が不足している場合には、保
    管された日時の古いものから順番にそのユーザーIDコ
    ードを持つホスト機に対して削除要求情報を送信し、削
    除許可が得られたファイルデータのみ消去して新規のフ
    ァイルデータをスプールメモリに蓄積する機能を有する
    ことを特徴とするストレージ印刷システム。
JP10126853A 1998-04-20 1998-04-20 ストレージ印刷システム Pending JPH11301058A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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