JPH11300797A - 射出成形用金型の吊下げ補助具 - Google Patents

射出成形用金型の吊下げ補助具

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JPH11300797A
JPH11300797A JP11579098A JP11579098A JPH11300797A JP H11300797 A JPH11300797 A JP H11300797A JP 11579098 A JP11579098 A JP 11579098A JP 11579098 A JP11579098 A JP 11579098A JP H11300797 A JPH11300797 A JP H11300797A
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JP
Japan
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mold
injection molding
molding die
hole
bolt
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Pending
Application number
JP11579098A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tsuburaya
和夫 圓谷
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KAZUYA KK
Original Assignee
KAZUYA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形用金型の吊り上げ姿勢を補正する。 【解決手段】 アイボルトを螺着するネジ孔(21)を
有した射出成形用金型(20)に適用される吊下げ補助
具であって、一端部に取付け用ボルト孔(11)を形成
するとともに、他端部に吊下げ用フック(40)を掛け
るための掛着具(12)を取付けた補助具本体(10)
と、補助具本体(10)を射出成形用金型(20)に固
定するため、取付け用ボルト孔(11)を介して射出成
形用金型(20)のネジ孔(21)に螺着されるボルト
(30)とを備え、射出成形用金型(20)の吊り下げ
姿勢が適正となるように取付け用ボルト孔(11)と係
着具(12)とのなす間隔を設定したことを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊下げ用のアイボ
ルトを螺着するネジ孔を有した射出成形用金型に適用さ
れる吊下げ補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機に金型を取付ける際には、次
のような作業が実行される。
【0003】a) 図6に示すように、金型1の上面に
螺着したアイボルト2にホイストのフック3を掛着す
る。 b) ホイストを操作して金型1を吊下げ、図7に示し
たように、成形機の固定側ダイプレート4と可動側ダイ
プレート5間にこの金型1を搬入する。 c) 金型1のロケートリング6を固定側ダイプレート
4の金型取付け孔7に挿入する。 d) 可動側ダイプレート5を閉じ方向に移動する。 e) いわゆる締板(つめ)、まくら等を用いて金型1
を固定側ダイプレート4および可動側ダイプレート5に
取付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ダイプレート4,
5間へは、金型1をほぼ水平な姿勢で搬入することが望
ましい。なぜなら、そのような姿勢で搬入すれば、上記
c)で述べたロケートリング6の挿入操作が容易になる
からである。
【0005】上記金型1の搬入姿勢は、上記アイボルト
2が螺着されるネジ孔2aの位置によって規定されるの
で、金型1を水平な姿勢で搬入するには、このネジ孔2
aの形成位置を適宜に設定すれば良い。
【0006】しかし、上記ネジ孔2aは、金型1の各構
成要素の合わせ目やその側近を避ける態様で設ける必要
があるので、金型1をほぼ水平な姿勢で吊下げ得る適正
な位置に設けられていないのが一般的であり、このた
め、以下のような問題を生じている。
【0007】A) 図7に例示したように金型1が傾斜
した姿勢で搬入されると、上記金型取付け孔7にロケー
トリング6を円滑かつ速やかに挿入することができず、
そのため作業性および生産性が低下する。
【0008】B) ロケートリング6をこじりながら金
型取付け孔7に挿入することになるので、それらの周面
に擦過傷を発生させる虞れがある。
【0009】C) 上記傾斜した姿勢でのロケートリン
グ6の挿入を可能にするため、該リング6の径を金型取
付け孔7の径よりも十分小さく設定している。したがっ
て、金型1をダイプレート4、5に取付けた状態におい
ては、ロケートリング6の中心軸線が偏位していること
が多く、そのため、図示していないスクリュ−シリンダ
のノズルの軸線をロケートリング6の中心軸線に一致さ
せる作業が必要になる。
【0010】本発明の課題は、このような状況に鑑み、
射出成形用金型の吊下姿勢を補正することが可能な吊下
げ補助具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用・効果】第1の
発明は、吊下げ用のアイボルトを螺着するネジ孔を有し
た射出成形用金型に適用される吊下げ補助具であって、
一端部に取付け用ボルト孔を形成するとともに、他端部
に吊下げ用フックを掛けるための掛着具を取付けた補助
具本体と、前記補助具本体を前記射出成形用金型に固定
するため、前記取付け用ボルト孔を介して前記射出成形
用金型のネジ孔に螺着されるボルトと、を備え、前記射
出成形用金型の吊り下げ姿勢が適正となるように前記取
付け用ボルト孔と前記係着具とのなす間隔を設定したこ
とを特徴としている。
【0012】この第1の発明によれば、金型の吊り下げ
姿勢が適正となるように該金型の吊下げ位置を補正する
ことができる。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、前記
間隔の設定の自由度を持たすため、前記取付け用ボルト
孔を長孔状に形成したことを特徴としている。
【0014】この第2の発明によれば、金型の吊下げ位
置の補正量が可変となるので、仕様の異なる種々の金型
に適用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る射出成形用金型の吊
下げ補助具は、図1に一実施形態を示すように、補助具
本体10と、この補助具本体10を射出成形用金型20
に固定するためのボルト30とを備えている。
【0016】補助具本体10は、厚肉の金属板からな
り、一端部に長孔状の取付け用ボルト孔11を形成する
とともに、他端部に掛着具たるアイボルト12を螺着し
た構成を有する。
【0017】ところで、金型20の上面には、吊下げ用
のアイボルトを螺着するためのネジ孔21が形成されて
いるが、このネジ孔21にアイボルトを螺着して金型2
0を吊下げた場合、通常、この金型20が水平な姿勢に
ならない。
【0018】すなわち、上記ネジ孔21は、金型20の
各構成要素の合わせ目やその側近を避ける態様で設ける
必要があるので、金型20をほぼ水平な姿勢で吊下げ得
る適正な位置に設けられていないからである。
【0019】上記の吊下げ補助具は、金型20が水平な
姿勢で吊下げられるように、この金型20の吊下げ位置
を補正するものである。
【0020】上記吊下げ補助具を、金型20に取付ける
際には、まず、図2に示す態様で補助具本体10を金型
20の上面に配置する。すなわち、アイボルト12を螺
着した端部が金型20の可稼動側取付け板22の側に位
置され、かつ、ボルト孔11の下方に上記ネジ孔21が
位置されるように金型20の前後軸線に沿って配置す
る。
【0021】そして、補助具本体10の取付け用ボルト
孔11にボルト30を挿通して、このボルト30を上記
ネジ孔21に螺着すれば、金型20に対する上記吊下げ
補助具の取付けが終了する。
【0022】このとき、取付け用ボルト孔11とアイボ
ルト12とのなす間隔Lが金型20の吊下げ位置の補正
量に相当することになるが、この補正量は調整可能であ
る。すなわち、ボルト30を弛めた後、長孔からなる取
付け用ボルト孔11を利用して補助具本体10をスライ
ド移動することにより上記間隔Lを調整することができ
る。
【0023】そこで、まず、推測で間隔Lを設定した
後、図示していないホイストのフック40をアイボルト
12に掛着して金型20を僅かに上昇し、該金型20の
吊下げ姿勢をチェックする。
【0024】上記姿勢チェックの結果、金型20が傾斜
していることが認識された場合には金型20を着地させ
る。そして、ボルト30を弛めた後、補助具本体10を
スライド移動して上記間隔Lを適宜調整する。もちろ
ん、この調整は金型20の傾斜度と金型20の前部、後
部のいずれが傾斜下端側に位置しているかという点を勘
案しながら実施される。
【0025】なお、上記姿勢チェックの容易化を図るた
め、補助具本体10の適所に水準器60(図4参照)を
設けることも可能である。
【0026】上記間隔Lの調整後、上記の姿勢チェック
が再度実行され、そのチェック結果が良好出ない場合に
は上記間隔Lを再調整する。
【0027】上記姿勢チェックの結果、金型20がほぼ
水平な姿勢であると認識された場合には、図3に示した
ようにホイストを駆動して金型20を成形機の固定側ダ
イプレート50と可動側ダイプレート51間に搬入し、
かつ、金型20のロケートリング23が固定側ダイプレ
ート50の金型取付け孔51aに対向するように、該金
型20の高さを調整する。
【0028】その後、上記ロケートリング23を金型取
付け孔51aに挿入するが、両者の中心軸線がほぼ合致
していることから、この挿入作業は極めて円滑かつ速や
かに行なうことができ、かつ、ロケートリング23や金
型取付け孔51aの周面に擦過傷を発生させる虞れもな
い。
【0029】ところで、上記ロケートリング23と金型
取付け孔51aの中心軸線をほぼ合致させた状態でロケ
ートリング23を挿入し得るということは、該ロケート
リング23の径と金型取付け孔51aの径との差を極め
て小さく設定した場合でも十分にロケートリング23の
挿入が可能であることを示唆している。
【0030】そして、上記径の差を小さく設定すれば、
金型20をダイプレート50,51に取付けた時点でロ
ケートリング23の軸線の位置が所定の位置に規定され
ることになる。
【0031】それゆえ、上記吊下げ補助具を使用すれ
ば、図示していないスクリュ−シリンダのノズルの軸線
をロケートリング23の中心軸線に一致させるという作
業が不要な射出成形機を構成することが可能になり、こ
れは、射出成形機の低コスト化と作業性の向上を図る上
で有利である。
【0032】上記した吊下げ補助具は、長孔状の取付け
用ボルト孔11を有するので、仕様の異なる複数の金型
に対応することができるが、以下のような手段を講じる
ことによって各金型への対応がより容易になる。
【0033】すなわち、複数種の金型における上記間隔
Lの適正長を予め計測し、図4に示すように、その計測
結果をそれらの金型の機種番号(この例では、1〜5)
と共に補助具本体10に目盛で表記するようにしておけ
ば、個々の目盛りをボルト30の側方に位置させるだけ
で各機種の金型の最適吊下げ位置を設定することが可能
になる。
【0034】なお、特定の金型のみに適用する吊下げ補
助具を構成することも可能であり、この場合、図5に示
すように、補助具本体10に通常の円形の取付け用ボル
ト孔11′を設ければ良い。
【0035】更に、図1および図5に示した吊下げ補助
具では、ホイストのフック40を掛着するためにアイボ
ルト12を補助具本体10に螺着しているが、このアイ
ボルト12に対応する機能を有した掛着具を補助具本体
10に一体形成することも当然可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に掛かる吊下げ補助具の実施形態を示す
斜視図。
【図2】図1の吊下げ補助具の使用態様を示す斜視図。
【図3】金型を成形機に搬入した状態を示す側面図。
【図4】本発明に掛かる吊下げ補助具の他の実施形態を
示す平面図。
【図5】本発明に掛かる吊下げ補助具の別の実施形態を
示す斜視図。
【図6】従来の金型の吊下げ態様を示す斜視図。
【図7】傾斜した状態で成形機に搬入された金型を示す
側面図。
【符号の説明】
10 補助具本体 11 取付け用ボルト孔 12 アイボルト 20 射出成形用金型 23 ロケートリング 30 ボルト 40 フック 50 ダイプレート 51 ダイプレート 60 水準器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイボルトを螺着するネジ孔を有した射
    出成形用金型に適用される吊下げ補助具であって、 一端部に取付け用ボルト孔を形成するとともに、他端部
    に吊下げ用フックを掛けるための掛着具を取付けた補助
    具本体と、 前記補助具本体を前記射出成形用金型に固定するため、
    前記取付け用ボルト孔を介して前記射出成形用金型のネ
    ジ孔に螺着されるボルトと、 を備え、前記射出成形用金型の吊り下げ姿勢が適正とな
    るように前記取付け用ボルト孔と前記係着具とのなす間
    隔を設定したことを特徴とする射出成形用金型の吊下げ
    補助具。
  2. 【請求項2】 前記間隔の設定の自由度を持たすため、
    前記取付け用ボルト孔を長孔状に形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の射出成形用金型の吊下げ補助具。
JP11579098A 1998-04-24 1998-04-24 射出成形用金型の吊下げ補助具 Pending JPH11300797A (ja)

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JPH11300797A true JPH11300797A (ja) 1999-11-02

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ID=14671143

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JP11579098A Pending JPH11300797A (ja) 1998-04-24 1998-04-24 射出成形用金型の吊下げ補助具

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JP (1) JPH11300797A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049626A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Yushin Precision Equipment Co Ltd 搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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