JPH11300714A - テーブル式打設装置 - Google Patents
テーブル式打設装置Info
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- JPH11300714A JPH11300714A JP10129576A JP12957698A JPH11300714A JP H11300714 A JPH11300714 A JP H11300714A JP 10129576 A JP10129576 A JP 10129576A JP 12957698 A JP12957698 A JP 12957698A JP H11300714 A JPH11300714 A JP H11300714A
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- hydraulic
- solenoid
- hydraulic cylinder
- electromagnetic switching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コントローラーの制御演算を単純化すること
により、製造コストのかからないテーブル式打設装置を
提供すること。 【解決手段】 テーブルの両端を上下させる一対の油圧
シリンダーと、これら一対の油圧シリンダーのそれぞれ
に設けた一対の電磁切り換えバルブと、電磁切り換えバ
ルブを制御するコントローラーとを備え、上記一対の第
1、第2電磁切り換えバルブは、一方のソレノイドを励
磁すると、この電磁切り換えバルブに設けた油圧シリン
ダーが収縮し、他方のソレノイドを励磁すると、上記油
圧シリンダーが伸長する構成とし、第1電磁切り換えバ
ルブの一方のソレノイドと第2電磁切り換えバルブの他
方のソレノイドとを直列に接続し、第1切り換えバルブ
の他方のソレノイドと第2電磁切り換えバルブの一方の
ソレノイドとを直列に接続する。
により、製造コストのかからないテーブル式打設装置を
提供すること。 【解決手段】 テーブルの両端を上下させる一対の油圧
シリンダーと、これら一対の油圧シリンダーのそれぞれ
に設けた一対の電磁切り換えバルブと、電磁切り換えバ
ルブを制御するコントローラーとを備え、上記一対の第
1、第2電磁切り換えバルブは、一方のソレノイドを励
磁すると、この電磁切り換えバルブに設けた油圧シリン
ダーが収縮し、他方のソレノイドを励磁すると、上記油
圧シリンダーが伸長する構成とし、第1電磁切り換えバ
ルブの一方のソレノイドと第2電磁切り換えバルブの他
方のソレノイドとを直列に接続し、第1切り換えバルブ
の他方のソレノイドと第2電磁切り換えバルブの一方の
ソレノイドとを直列に接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、型枠を揺動させ
ながらその型枠内にコンクリートを均一に行き渡らせる
とともに、コンクリート内のエアを抜き、締め堅めるた
めに使用する、テーブル式打設装置に関するものであ
る。
ながらその型枠内にコンクリートを均一に行き渡らせる
とともに、コンクリート内のエアを抜き、締め堅めるた
めに使用する、テーブル式打設装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3、図4に示す従来例は、架台1に固
定した支持部材2に、揺動自在に固定したテーブル4を
揺動させ、このテーブル4上に設置した型枠20内に、
生コンを打設し、コンクリートの二次製品を製造するテ
ーブル式打設装置である。この装置は、架台1上に支持
部材2を起立させるとともに、この支持部材2に軸3を
介してテーブル4を揺動自在に設けている。また、上記
架台1に一対のストッパー5、5を起立させるととも
に、この架台1の両端にはテーブル4との間に、油圧シ
リンダー7、8を設置し、これらの油圧シリンダー7、
8の駆動を制御して、テーブル4を揺動させるようにし
ている。
定した支持部材2に、揺動自在に固定したテーブル4を
揺動させ、このテーブル4上に設置した型枠20内に、
生コンを打設し、コンクリートの二次製品を製造するテ
ーブル式打設装置である。この装置は、架台1上に支持
部材2を起立させるとともに、この支持部材2に軸3を
介してテーブル4を揺動自在に設けている。また、上記
架台1に一対のストッパー5、5を起立させるととも
に、この架台1の両端にはテーブル4との間に、油圧シ
リンダー7、8を設置し、これらの油圧シリンダー7、
8の駆動を制御して、テーブル4を揺動させるようにし
ている。
【0003】上記左右一対の油圧シリンダー7、8を駆
動制御する回路を、図4に示す。なお、図中、油圧回路
を実線で、電気回路を破線で示している。また、油圧シ
リンダー7、8は、両ロッド型の油圧シリンダーで、シ
リンダーチューブ7d、8d側を架台1に、ロッド7
e、8eをテーブル4に連結している。テーブル4の左
右端に設置した油圧シリンダー7と油圧シリンダー8に
は、それぞれ電磁切り換えバルブ9、10を設けるとと
もに、この電磁切り換えバルブ9、10には、コントロ
ーラーCを接続している。そして、電磁切り換えバルブ
9、10が切り換わることによって、それに接続された
油圧シリンダー7、8のロッドが上下どちらかに移動す
るようにしている。また、このコントローラーCには、
油圧シリンダー7と油圧シリンダー8のロッド位置を検
出する位置センサ11と12を接続している。
動制御する回路を、図4に示す。なお、図中、油圧回路
を実線で、電気回路を破線で示している。また、油圧シ
リンダー7、8は、両ロッド型の油圧シリンダーで、シ
リンダーチューブ7d、8d側を架台1に、ロッド7
e、8eをテーブル4に連結している。テーブル4の左
右端に設置した油圧シリンダー7と油圧シリンダー8に
は、それぞれ電磁切り換えバルブ9、10を設けるとと
もに、この電磁切り換えバルブ9、10には、コントロ
ーラーCを接続している。そして、電磁切り換えバルブ
9、10が切り換わることによって、それに接続された
油圧シリンダー7、8のロッドが上下どちらかに移動す
るようにしている。また、このコントローラーCには、
油圧シリンダー7と油圧シリンダー8のロッド位置を検
出する位置センサ11と12を接続している。
【0004】なお、図中符号Pは、電動モーターEMで
駆動されるポンプ、Tはタンク、13はアキュムレー
タ、14はリリーフバルブ、15はチェックバルブであ
る。そして、上記ポンプPにより供給される油圧によ
り、油圧シリンダー7、8が駆動する。また、上記電磁
切り換えバルブ9、10は、コントローラーCからの信
号によって、一方のソレノイド9a、10a、または他
方のソレノイド9b、10bを励磁すると、バルブ位置
が切り換わり、油圧シリンダー7、8に対する供給油圧
の流れ方向を切り換えるもので、一方のソレノイド9
a、10aを励磁すると、図示の状態から上側のバルブ
位置に切り換わり、他方のソレノイド9b、10bを励
磁すると、下側のバルブ位置に切り換わる。
駆動されるポンプ、Tはタンク、13はアキュムレー
タ、14はリリーフバルブ、15はチェックバルブであ
る。そして、上記ポンプPにより供給される油圧によ
り、油圧シリンダー7、8が駆動する。また、上記電磁
切り換えバルブ9、10は、コントローラーCからの信
号によって、一方のソレノイド9a、10a、または他
方のソレノイド9b、10bを励磁すると、バルブ位置
が切り換わり、油圧シリンダー7、8に対する供給油圧
の流れ方向を切り換えるもので、一方のソレノイド9
a、10aを励磁すると、図示の状態から上側のバルブ
位置に切り換わり、他方のソレノイド9b、10bを励
磁すると、下側のバルブ位置に切り換わる。
【0005】そして、左側で、一方のソレノイド9aを
励磁し、上側のバルブ位置に切り換わると、圧油は、油
圧シリンダー7の上油圧室7aに供給され、下油圧室7
bからタンクTへ排出される。このとき、油圧シリンダ
ー7のロッドは、下方へ移動する。すなわちテーブル4
の左端部は下がる。一方、電磁切り換えバルブ10の他
方のソレノイド10bを励磁すると、下側のバルブ位置
に切り換わり、油圧シリンダー8の下油圧室8bに圧油
が供給される。すなわち、テーブル4の右端部は上が
る。反対に、左側電磁バルブ9の他方のソレノイド9b
を励磁すると、電磁切り換えバルブ9は下側のバルブ位
置に切り換わる。そして、油圧シリンダー7の下油圧室
7bに圧油が供給され、油圧シリンダー7のロッドが、
上方へ移動する。すなわち、テーブル4の左端部は上が
る。また、右側の電磁切り換えバルブ10の一方のソレ
ノイド10aを励磁すると、上側バルブ位置に切り換わ
り、油圧シリンダー8の上油圧室8aに圧油が供給され
る。したがって、テーブル4の右端部は下がる。
励磁し、上側のバルブ位置に切り換わると、圧油は、油
圧シリンダー7の上油圧室7aに供給され、下油圧室7
bからタンクTへ排出される。このとき、油圧シリンダ
ー7のロッドは、下方へ移動する。すなわちテーブル4
の左端部は下がる。一方、電磁切り換えバルブ10の他
方のソレノイド10bを励磁すると、下側のバルブ位置
に切り換わり、油圧シリンダー8の下油圧室8bに圧油
が供給される。すなわち、テーブル4の右端部は上が
る。反対に、左側電磁バルブ9の他方のソレノイド9b
を励磁すると、電磁切り換えバルブ9は下側のバルブ位
置に切り換わる。そして、油圧シリンダー7の下油圧室
7bに圧油が供給され、油圧シリンダー7のロッドが、
上方へ移動する。すなわち、テーブル4の左端部は上が
る。また、右側の電磁切り換えバルブ10の一方のソレ
ノイド10aを励磁すると、上側バルブ位置に切り換わ
り、油圧シリンダー8の上油圧室8aに圧油が供給され
る。したがって、テーブル4の右端部は下がる。
【0006】上記のようにして、コントローラーCが、
電磁切り換えバルブ9、10を制御し、その結果、油圧
シリンダー7、8が制御される。このようなコントロー
ラーCには、次のコンピュータプログラムが記憶されて
いる。すなわち、コンクリート二次製品の大きさや形状
などが異なるいろいろな種類に応じて、テーブル4をど
のように揺動させたらよいかというコンピュータプログ
ラムと、一対の油圧シリンダー7と、8の伸縮が、18
0°の位相差を持つように制御するためのコンピュータ
プログラムとが記憶されている。したがって、電磁切り
換えバルブ9、10は、そのプログラムに応じて切り換
え動作し、それに伴って、油圧シリンダー7、8が駆動
する。このとき、油圧シリンダー7、8のロッドの実際
位置は、位置センサ11、12からコントローラーCに
フィードバックされる。
電磁切り換えバルブ9、10を制御し、その結果、油圧
シリンダー7、8が制御される。このようなコントロー
ラーCには、次のコンピュータプログラムが記憶されて
いる。すなわち、コンクリート二次製品の大きさや形状
などが異なるいろいろな種類に応じて、テーブル4をど
のように揺動させたらよいかというコンピュータプログ
ラムと、一対の油圧シリンダー7と、8の伸縮が、18
0°の位相差を持つように制御するためのコンピュータ
プログラムとが記憶されている。したがって、電磁切り
換えバルブ9、10は、そのプログラムに応じて切り換
え動作し、それに伴って、油圧シリンダー7、8が駆動
する。このとき、油圧シリンダー7、8のロッドの実際
位置は、位置センサ11、12からコントローラーCに
フィードバックされる。
【0007】コントローラーCは、上記フィードバック
情報に基づいて、油圧シリンダー7と8の伸縮の位相差
が、常に180°となるように制御形態を自動修正す
る。つまり、油圧シリンダー7が伸びて、テーブル4の
左端が水平位置よりも上方にあるときには、その分だけ
油圧シリンダー8は縮み、テーブル4の右端は下がって
いる。上記のように、左右の油圧シリンダー7と8が、
位相差180°を維持するようにするためには、上記油
圧シリンダー7、8の一方の上油圧室7aまたは8aに
油圧を作用させているとき、他方の油圧シリンダー8、
7の下油圧室8bまたは7bに油圧を作用させるように
しなければならない。例えば、左の油圧シリンダー7の
上油圧室7aに圧油を供給して、油圧シリンダー7のロ
ッドを下げる場合には、同時に右の油圧シリンダー8の
ロッドを上げなくてはならない。そのためには、上記油
圧シリンダー8の下油圧室8bに圧油を供給するように
電磁切り換えバルブ10を制御しなければならない。こ
のように、コントローラーCは、左右の電磁切り換えバ
ルブ9、10へ、その切り換え方向が反対になるような
信号を同時に出力するようにしている。
情報に基づいて、油圧シリンダー7と8の伸縮の位相差
が、常に180°となるように制御形態を自動修正す
る。つまり、油圧シリンダー7が伸びて、テーブル4の
左端が水平位置よりも上方にあるときには、その分だけ
油圧シリンダー8は縮み、テーブル4の右端は下がって
いる。上記のように、左右の油圧シリンダー7と8が、
位相差180°を維持するようにするためには、上記油
圧シリンダー7、8の一方の上油圧室7aまたは8aに
油圧を作用させているとき、他方の油圧シリンダー8、
7の下油圧室8bまたは7bに油圧を作用させるように
しなければならない。例えば、左の油圧シリンダー7の
上油圧室7aに圧油を供給して、油圧シリンダー7のロ
ッドを下げる場合には、同時に右の油圧シリンダー8の
ロッドを上げなくてはならない。そのためには、上記油
圧シリンダー8の下油圧室8bに圧油を供給するように
電磁切り換えバルブ10を制御しなければならない。こ
のように、コントローラーCは、左右の電磁切り換えバ
ルブ9、10へ、その切り換え方向が反対になるような
信号を同時に出力するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の打設装置
では、各油圧シリンダー7、8を駆動制御するために、
コントローラーCは、2個の位置センサ11、12から
の信号に基づいて、2個の電磁切り換えバルブ9、10
に対し、別々の制御信号を出力するようにしていた。そ
のような制御をするために、以下のように動作してい
た。まず、コントローラーCは、左の位置センサ11か
らの信号により、油圧シリンダー7の実際位置を確認す
る。そして、その位置によって、この油圧シリンダー7
に対しては、これを伸ばしたり、縮めたりするための制
御信号を出力する。この制御信号によって、電磁切り換
えバルブ9が切り換わる。同時に、コントローラーC
は、上記油圧シリンダー7の位相に対して180°の位
相差を持つ他方の油圧シリンダー8の位置を演算する。
そして、この演算値と上記位置センサ12が検出した実
際の位置とを比較し、上記油圧シリンダー8を駆動する
ための制御信号を、電磁切り換えバルブ10へ出力す
る。
では、各油圧シリンダー7、8を駆動制御するために、
コントローラーCは、2個の位置センサ11、12から
の信号に基づいて、2個の電磁切り換えバルブ9、10
に対し、別々の制御信号を出力するようにしていた。そ
のような制御をするために、以下のように動作してい
た。まず、コントローラーCは、左の位置センサ11か
らの信号により、油圧シリンダー7の実際位置を確認す
る。そして、その位置によって、この油圧シリンダー7
に対しては、これを伸ばしたり、縮めたりするための制
御信号を出力する。この制御信号によって、電磁切り換
えバルブ9が切り換わる。同時に、コントローラーC
は、上記油圧シリンダー7の位相に対して180°の位
相差を持つ他方の油圧シリンダー8の位置を演算する。
そして、この演算値と上記位置センサ12が検出した実
際の位置とを比較し、上記油圧シリンダー8を駆動する
ための制御信号を、電磁切り換えバルブ10へ出力す
る。
【0009】つまり、コントローラーCは、2個の位置
センサ11、12からの位置信号に基づいて、両油圧シ
リンダー7、8の位相差を調整する演算と、個々の油圧
シリンダー7、8の位置を修正する演算とを同時に行な
っている。そして、これらの演算に基づき、左右の電磁
切り換えバルブ9、10に対して、別々の制御信号を、
タイミング良く出力しなければならない。左右の電磁切
り換えバルブ9、10に対しての制御信号の出力タイミ
ングがずれてしまうと、両油圧シリンダー7、8の位相
差が、180°からずれてしまうことがある。油圧シリ
ンダー7、8の位相差が180°からずれてしまうと、
テーブル4が軸3を中心にして曲がってしまうことにな
る。
センサ11、12からの位置信号に基づいて、両油圧シ
リンダー7、8の位相差を調整する演算と、個々の油圧
シリンダー7、8の位置を修正する演算とを同時に行な
っている。そして、これらの演算に基づき、左右の電磁
切り換えバルブ9、10に対して、別々の制御信号を、
タイミング良く出力しなければならない。左右の電磁切
り換えバルブ9、10に対しての制御信号の出力タイミ
ングがずれてしまうと、両油圧シリンダー7、8の位相
差が、180°からずれてしまうことがある。油圧シリ
ンダー7、8の位相差が180°からずれてしまうと、
テーブル4が軸3を中心にして曲がってしまうことにな
る。
【0010】上記のように、コントローラーCでは、複
雑な制御演算が必要なうえ、左右の電磁切り換えバルブ
9、10に対する別々の制御信号の出力をタイミングよ
く行なう必要がある。そのために、コントローラーが高
価なものになっていた。また、上記従来例の打設装置に
は、検出精度が高い高価な位置センサを、2台も用いて
いるため、その分、装置の製造コストが高くなってい
た。この発明の目的は、コントローラーの制御演算を単
純化することにより、製造コストのかからないテーブル
式打設装置を提供することである。また、確実に両方の
油圧シリンダーの位相差を180°に維持して、テーブ
ルを揺動させることができるようにすることである。さ
らに、別の目的は、位置センサを両方の油圧シリンダー
に設けず、一方だけに設ければ足りるようにすることで
ある。
雑な制御演算が必要なうえ、左右の電磁切り換えバルブ
9、10に対する別々の制御信号の出力をタイミングよ
く行なう必要がある。そのために、コントローラーが高
価なものになっていた。また、上記従来例の打設装置に
は、検出精度が高い高価な位置センサを、2台も用いて
いるため、その分、装置の製造コストが高くなってい
た。この発明の目的は、コントローラーの制御演算を単
純化することにより、製造コストのかからないテーブル
式打設装置を提供することである。また、確実に両方の
油圧シリンダーの位相差を180°に維持して、テーブ
ルを揺動させることができるようにすることである。さ
らに、別の目的は、位置センサを両方の油圧シリンダー
に設けず、一方だけに設ければ足りるようにすることで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、支持部材
と、この支持部材に揺動自在に取り付けたテーブルと、
このテーブルの両端に設け、テーブルの両端を上下させ
る一対の油圧シリンダーと、これら一対の油圧シリンダ
ーのそれぞれに対応して設けた一対の電磁切り換えバル
ブと、この電磁切り換えバルブを制御するコントローラ
ーとを備え、上記一対の第1、第2電磁切り換えバルブ
は、一方のソレノイドを励磁すると、この電磁切り換え
バルブに設けた油圧シリンダーが収縮し、他方のソレノ
イドを励磁すると、上記油圧シリンダーが伸長する構成
とし、上記第1電磁切り換えバルブの一方のソレノイド
と上記第2電磁切り換えバルブの他方のソレノイドとを
直列に接続するとともに、上記第1切り換えバルブの他
方のソレノイドと上記第2電磁切り換えバルブの一方の
ソレノイドとを直列に接続した点に特徴を有する。
と、この支持部材に揺動自在に取り付けたテーブルと、
このテーブルの両端に設け、テーブルの両端を上下させ
る一対の油圧シリンダーと、これら一対の油圧シリンダ
ーのそれぞれに対応して設けた一対の電磁切り換えバル
ブと、この電磁切り換えバルブを制御するコントローラ
ーとを備え、上記一対の第1、第2電磁切り換えバルブ
は、一方のソレノイドを励磁すると、この電磁切り換え
バルブに設けた油圧シリンダーが収縮し、他方のソレノ
イドを励磁すると、上記油圧シリンダーが伸長する構成
とし、上記第1電磁切り換えバルブの一方のソレノイド
と上記第2電磁切り換えバルブの他方のソレノイドとを
直列に接続するとともに、上記第1切り換えバルブの他
方のソレノイドと上記第2電磁切り換えバルブの一方の
ソレノイドとを直列に接続した点に特徴を有する。
【0012】第2の発明は、支持部材と、この支持部材
に揺動自在に取り付けたテーブルと、このテーブルの両
端に設け、テーブルの両端を上下させる一対の油圧シリ
ンダーと、上記一対の油圧シリンダーのうち一方の油圧
シリンダーに設けた電磁切り換えバルブと、この電磁切
り換えバルブを制御するコントローラとを備え、上記一
対の油圧シリンダーはそれぞれピストンを境にして上・
下油圧室を備えるとともに、一方の油圧シリンダーの上
油圧室と他方の油圧シリンダーの下油圧室とを連通さ
せ、かつ、上記一方の油圧シリンダーの下油圧室と他方
の油圧シリンダーの上油圧室とを連通させた点に特徴を
有する。第3の発明は、いずれか一方の油圧シリンダー
またはテーブルの一方端部のストロークを検出するスト
ローク検出手段を設け、その検出データをコントローラ
ーへフィードバックする構成にした点に特徴を有する。
に揺動自在に取り付けたテーブルと、このテーブルの両
端に設け、テーブルの両端を上下させる一対の油圧シリ
ンダーと、上記一対の油圧シリンダーのうち一方の油圧
シリンダーに設けた電磁切り換えバルブと、この電磁切
り換えバルブを制御するコントローラとを備え、上記一
対の油圧シリンダーはそれぞれピストンを境にして上・
下油圧室を備えるとともに、一方の油圧シリンダーの上
油圧室と他方の油圧シリンダーの下油圧室とを連通さ
せ、かつ、上記一方の油圧シリンダーの下油圧室と他方
の油圧シリンダーの上油圧室とを連通させた点に特徴を
有する。第3の発明は、いずれか一方の油圧シリンダー
またはテーブルの一方端部のストロークを検出するスト
ローク検出手段を設け、その検出データをコントローラ
ーへフィードバックする構成にした点に特徴を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、第1実施例の打設装置の
回路図である。この打設装置は、図3に示す従来例と同
様に、架台1上に固定した支持部材2に揺動自在にテー
ブル4を固定している。そして、このテーブル4上に設
置した型枠20内に、生コンを流し込んで打設するよう
にしている。この打設装置も、上記テーブル4の両端に
設けた油圧シリンダー7と8とを駆動制御し、このテー
ブル4を揺動させるようにしている。そして、図1に示
す上記一対の油圧シリンダー7、8の駆動制御回路は、
コントローラーCと電磁切り換えバルブ9、10との接
続が、図4に示す従来例の駆動制御回路とは異なるが、
その他は従来例と同じである。従来例と同じ構成要素に
は、同じ符号を付けて説明する。なお、図1でも、油圧
回路を実線、電気回路は破線で示している。
回路図である。この打設装置は、図3に示す従来例と同
様に、架台1上に固定した支持部材2に揺動自在にテー
ブル4を固定している。そして、このテーブル4上に設
置した型枠20内に、生コンを流し込んで打設するよう
にしている。この打設装置も、上記テーブル4の両端に
設けた油圧シリンダー7と8とを駆動制御し、このテー
ブル4を揺動させるようにしている。そして、図1に示
す上記一対の油圧シリンダー7、8の駆動制御回路は、
コントローラーCと電磁切り換えバルブ9、10との接
続が、図4に示す従来例の駆動制御回路とは異なるが、
その他は従来例と同じである。従来例と同じ構成要素に
は、同じ符号を付けて説明する。なお、図1でも、油圧
回路を実線、電気回路は破線で示している。
【0014】図1に示すように、上記一対の油圧シリン
ダー7と8には、電磁切り換えバルブ9、10を設ける
とともに、この電磁切り換えバルブ9、10には、電気
的なコントローラーCを接続している。このコントロー
ラーCは、左右の電磁切り換えバルブ9、10と直列に
接続している。具体的には、コントローラーCからの信
号線16に、左の電磁切り換えバルブ9の一方のソレノ
イド9aと右の電磁切り換えバルブ10の他方のソレノ
イド10bとを直列に接続している。また、信号線17
には、右の電磁切り換えバルブ9の他方のソレノイド9
bと左の電磁切り換えバルブ10の一方のソレノイド1
0aとを直列に接続している。さらに、このコントロー
ラーCには、右の油圧シリンダー8のロッド位置を検出
する位置センサ12を接続している。
ダー7と8には、電磁切り換えバルブ9、10を設ける
とともに、この電磁切り換えバルブ9、10には、電気
的なコントローラーCを接続している。このコントロー
ラーCは、左右の電磁切り換えバルブ9、10と直列に
接続している。具体的には、コントローラーCからの信
号線16に、左の電磁切り換えバルブ9の一方のソレノ
イド9aと右の電磁切り換えバルブ10の他方のソレノ
イド10bとを直列に接続している。また、信号線17
には、右の電磁切り換えバルブ9の他方のソレノイド9
bと左の電磁切り換えバルブ10の一方のソレノイド1
0aとを直列に接続している。さらに、このコントロー
ラーCには、右の油圧シリンダー8のロッド位置を検出
する位置センサ12を接続している。
【0015】上記のようにしたコントローラーCには、
コンクリート二次製品の大きさや形状に応じて、テーブ
ル4を、どのくらいの振幅で、また、どのくらいの周期
で揺動させたらよいかということに基づいて、上記電磁
切り換えバルブ9、10を制御するためのプログラムを
記憶させている。したがって、電磁切り換えバルブ9、
10は、そのプログラムに応じて切り換え動作し、それ
に伴って、油圧シリンダー7、8のロッドの移動方向
が、切り換わる。このとき、油圧シリンダー8のロッド
の実際位置は、位置センサ12からコントローラーCに
フィードバックされる。このように、油圧シリンダー8
のロッドの実際位置をフィードバックすると、型枠20
や二次製品の重さが違っても、常に、目的とする振幅で
テーブル4を揺動させることができる。なお、この位置
センサ12は、上記油圧シリンダー8のピストン8cと
一体に移動する検出ロッド8fの周囲に取り付けたもの
で、油圧シリンダー8の伸縮量を検出することができ
る。すなわち、この実施例では、上記検出ロッド8fと
位置センサ12とで、ストローク検出手段を構成してい
る。また、位置センサ12は、油圧シリンダー8に内蔵
せずに、テーブル4の端部に取り付けてもよい。
コンクリート二次製品の大きさや形状に応じて、テーブ
ル4を、どのくらいの振幅で、また、どのくらいの周期
で揺動させたらよいかということに基づいて、上記電磁
切り換えバルブ9、10を制御するためのプログラムを
記憶させている。したがって、電磁切り換えバルブ9、
10は、そのプログラムに応じて切り換え動作し、それ
に伴って、油圧シリンダー7、8のロッドの移動方向
が、切り換わる。このとき、油圧シリンダー8のロッド
の実際位置は、位置センサ12からコントローラーCに
フィードバックされる。このように、油圧シリンダー8
のロッドの実際位置をフィードバックすると、型枠20
や二次製品の重さが違っても、常に、目的とする振幅で
テーブル4を揺動させることができる。なお、この位置
センサ12は、上記油圧シリンダー8のピストン8cと
一体に移動する検出ロッド8fの周囲に取り付けたもの
で、油圧シリンダー8の伸縮量を検出することができ
る。すなわち、この実施例では、上記検出ロッド8fと
位置センサ12とで、ストローク検出手段を構成してい
る。また、位置センサ12は、油圧シリンダー8に内蔵
せずに、テーブル4の端部に取り付けてもよい。
【0016】また、左右の油圧シリンダー7、8に接続
した、左右の電磁切り換えバルブ9、10のソレノイド
は、先に説明したような関係で電気的に、直列に接続さ
れている。そのため、左右の電磁切り換えバルブ9、1
0のうち一方のソレノイド9aまたは10aと、他方の
ソレノイド10bまたは9bとは、同時に励磁されるこ
とになる。左の電磁切り換えバルブ9の一方のソレノイ
ド9aと右の電磁切り換えバルブ9の他方のソレノイド
10bとが同時に励磁されると、左右の電磁切り換えバ
ルブ9、10の切り換え方向は反対になる。そして、左
の油圧シリンダー7のロッドが下がった分だけ、右の油
圧シリンダー8のロッドが上がる。つまり、コントロー
ラーCから出力されるひとつの制御信号によって、両側
の電磁切り換えバルブ9、10を同時に制御し、しか
も、その切り換え方向を反対にすることで、左右の油圧
シリンダー7、8の位相差を180°にすることができ
る。
した、左右の電磁切り換えバルブ9、10のソレノイド
は、先に説明したような関係で電気的に、直列に接続さ
れている。そのため、左右の電磁切り換えバルブ9、1
0のうち一方のソレノイド9aまたは10aと、他方の
ソレノイド10bまたは9bとは、同時に励磁されるこ
とになる。左の電磁切り換えバルブ9の一方のソレノイ
ド9aと右の電磁切り換えバルブ9の他方のソレノイド
10bとが同時に励磁されると、左右の電磁切り換えバ
ルブ9、10の切り換え方向は反対になる。そして、左
の油圧シリンダー7のロッドが下がった分だけ、右の油
圧シリンダー8のロッドが上がる。つまり、コントロー
ラーCから出力されるひとつの制御信号によって、両側
の電磁切り換えバルブ9、10を同時に制御し、しか
も、その切り換え方向を反対にすることで、左右の油圧
シリンダー7、8の位相差を180°にすることができ
る。
【0017】このように、上記コントローラーCは、右
の油圧シリンダー8に設けた位置センサ12の信号に基
づいて、右の油圧シリンダー8の位置を制御するための
演算を行い、その信号を出力すれば、左の油圧シリンダ
ー7は、180°の位相差になるように、同時に制御さ
れる。つまり、コントローラーCは、左右の油圧シリン
ダー7、8の位相差を180°に保つように調整するた
めの演算を行なう必要がない。このように、コントロー
ラーCが、複雑な演算機能を持たない分、安価なものに
できる。
の油圧シリンダー8に設けた位置センサ12の信号に基
づいて、右の油圧シリンダー8の位置を制御するための
演算を行い、その信号を出力すれば、左の油圧シリンダ
ー7は、180°の位相差になるように、同時に制御さ
れる。つまり、コントローラーCは、左右の油圧シリン
ダー7、8の位相差を180°に保つように調整するた
めの演算を行なう必要がない。このように、コントロー
ラーCが、複雑な演算機能を持たない分、安価なものに
できる。
【0018】また、コントローラーCは、1種類の制御
信号だけを出力すれば良いので、従来例のように、左右
への出力タイミングを同期させる必要もない。そのた
め、コントローラーCが単純化されるとともに、タイミ
ングのずれの心配もない。したがって、両油圧シリンダ
ー7、8間の180°の位相差を、安定して維持するこ
とができる。さらに、この実施例では、位置センサ12
を設けて、油圧シリンダー8の実際のロッド位置を、コ
ントローラーCにフィードバックするようにしている。
そのため、型枠20や製品の重さが変わっても、決まっ
たストロークで揺動させることができる。なお、この場
合にも、一方の油圧シリンダーだけに、位置センサを設
ければ良いので、従来例の位置センサ2個と比べて、そ
の分でも、コストダウンできる。ただし、上記ストロー
ク検出手段を設けなくても、両油圧シリンダー7、8間
の180°の位相差を保ってテーブル4を揺動させるこ
とはできる。
信号だけを出力すれば良いので、従来例のように、左右
への出力タイミングを同期させる必要もない。そのた
め、コントローラーCが単純化されるとともに、タイミ
ングのずれの心配もない。したがって、両油圧シリンダ
ー7、8間の180°の位相差を、安定して維持するこ
とができる。さらに、この実施例では、位置センサ12
を設けて、油圧シリンダー8の実際のロッド位置を、コ
ントローラーCにフィードバックするようにしている。
そのため、型枠20や製品の重さが変わっても、決まっ
たストロークで揺動させることができる。なお、この場
合にも、一方の油圧シリンダーだけに、位置センサを設
ければ良いので、従来例の位置センサ2個と比べて、そ
の分でも、コストダウンできる。ただし、上記ストロー
ク検出手段を設けなくても、両油圧シリンダー7、8間
の180°の位相差を保ってテーブル4を揺動させるこ
とはできる。
【0019】図2に示す第2実施例は、左の油圧シリン
ダー7だけに、電磁切り換えバルブ9を設け、左右の油
圧シリンダー7、8の油圧室を直接、接続する油路1
8、19を設けた点が第1実施例と異なる。ただし、図
2に示す制御回路によって制御される打設装置全体の作
用は、第1実施例と同様である。図2に示すように、左
の油圧シリンダー7には、電磁切り換えバルブ9を設
け、この電磁切り換えバルブ9は、コントローラーCを
電気的に接続している。また、油圧シリンダー7には、
位置センサ11を設け、油圧シリンダー7のロッドの実
際位置を検出し、上記コントローラーCへフィードバッ
クするようにしている。なお、この第1実施例では、油
圧シリンダー7の検出ロッド7fと位置センサ11と
で、この発明のストローク検出手段を構成している。
ダー7だけに、電磁切り換えバルブ9を設け、左右の油
圧シリンダー7、8の油圧室を直接、接続する油路1
8、19を設けた点が第1実施例と異なる。ただし、図
2に示す制御回路によって制御される打設装置全体の作
用は、第1実施例と同様である。図2に示すように、左
の油圧シリンダー7には、電磁切り換えバルブ9を設
け、この電磁切り換えバルブ9は、コントローラーCを
電気的に接続している。また、油圧シリンダー7には、
位置センサ11を設け、油圧シリンダー7のロッドの実
際位置を検出し、上記コントローラーCへフィードバッ
クするようにしている。なお、この第1実施例では、油
圧シリンダー7の検出ロッド7fと位置センサ11と
で、この発明のストローク検出手段を構成している。
【0020】そして、このコントローラーCの制御信号
によって、上記電磁切り換えバルブ9が切り換わると、
その方向によって、油圧シリンダー7のロッドが上下に
移動する構成は、第1実施例と同じである。ここでは、
その詳細は省略する。この第2実施例の打設装置では、
左の油圧シリンダー7の上油圧室7aと右の油圧シリン
ダー8の下油圧室8bとを油路18によって連通してい
る。また、左の油圧シリンダー7の下油圧室7bと右の
油圧シリンダー8の上油圧室8aとを油路19によって
連通している。このようにした回路で、左の油圧シリン
ダー7の上油圧室7aに圧油が供給されると、左側が下
がるが、このとき、この上油圧室7aと連通している右
の油圧シリンダー8の下油圧室8bにも、同じ油圧が作
用する。このように、下油圧室8bにも油圧が作用すれ
ば、右側は上がる。そして、右の上油圧室8aと左の下
油圧室7bの油は、タンクTへ排出される。
によって、上記電磁切り換えバルブ9が切り換わると、
その方向によって、油圧シリンダー7のロッドが上下に
移動する構成は、第1実施例と同じである。ここでは、
その詳細は省略する。この第2実施例の打設装置では、
左の油圧シリンダー7の上油圧室7aと右の油圧シリン
ダー8の下油圧室8bとを油路18によって連通してい
る。また、左の油圧シリンダー7の下油圧室7bと右の
油圧シリンダー8の上油圧室8aとを油路19によって
連通している。このようにした回路で、左の油圧シリン
ダー7の上油圧室7aに圧油が供給されると、左側が下
がるが、このとき、この上油圧室7aと連通している右
の油圧シリンダー8の下油圧室8bにも、同じ油圧が作
用する。このように、下油圧室8bにも油圧が作用すれ
ば、右側は上がる。そして、右の上油圧室8aと左の下
油圧室7bの油は、タンクTへ排出される。
【0021】反対に、左の油圧シリンダー7の下油圧室
7bに油圧が作用すると、同時に、右側の上油圧室8a
にも同じ油圧が作用する。つまり、左の油圧シリンダー
7のロッドが上がると、同時に右の油圧シリンダー8の
ロッドが下がるようになっている。このように、両油圧
シリンダー7、8の油圧室を、接続しているために、一
方の油圧シリンダー7に接続した電磁切り換えバルブ9
だけを制御すれば、左右両方の油圧シリンダー7、8
を、それらの位相差が180°になるように、同時に制
御することができる。したがって、コントローラーC
は、第1実施例と同様に、ひとつの位置センサ11から
の信号に基づいて、ひとつの電磁切り換えバルブ9だけ
を制御するための演算機能を備えていればよい。コント
ローラーCの機能が単純化されるとともに、出力信号の
タイミングずれの心配もない。
7bに油圧が作用すると、同時に、右側の上油圧室8a
にも同じ油圧が作用する。つまり、左の油圧シリンダー
7のロッドが上がると、同時に右の油圧シリンダー8の
ロッドが下がるようになっている。このように、両油圧
シリンダー7、8の油圧室を、接続しているために、一
方の油圧シリンダー7に接続した電磁切り換えバルブ9
だけを制御すれば、左右両方の油圧シリンダー7、8
を、それらの位相差が180°になるように、同時に制
御することができる。したがって、コントローラーC
は、第1実施例と同様に、ひとつの位置センサ11から
の信号に基づいて、ひとつの電磁切り換えバルブ9だけ
を制御するための演算機能を備えていればよい。コント
ローラーCの機能が単純化されるとともに、出力信号の
タイミングずれの心配もない。
【0022】また、電磁切り換えバルブを、一方の油圧
シリンダーだけに設ければよいので、その分、さらにコ
ストを下げることができる。ただし、油路18、19を
必要以上に長くして、油路抵抗が大きくなると、両油圧
シリンダー7、8の油圧室間で、油圧の作用に遅れが生
じてしまうこともある。したがって、上記油路18、1
9はできるだけ短くした方がよい。また、この第2実施
例でも、ストローク検出手段を1台にしても、一対の油
圧シリンダー7、8間の位相差を180°に保って揺動
させることができる。
シリンダーだけに設ければよいので、その分、さらにコ
ストを下げることができる。ただし、油路18、19を
必要以上に長くして、油路抵抗が大きくなると、両油圧
シリンダー7、8の油圧室間で、油圧の作用に遅れが生
じてしまうこともある。したがって、上記油路18、1
9はできるだけ短くした方がよい。また、この第2実施
例でも、ストローク検出手段を1台にしても、一対の油
圧シリンダー7、8間の位相差を180°に保って揺動
させることができる。
【0023】
【発明の効果】第1の発明では、両電磁切り換えバルブ
のソレノイドを直列に接続し、ひとつの制御信号によっ
て、180°の位相差を保つように、両油圧シリンダー
を制御できるようになった。そのため、コントローラー
は、一方の油圧シリンダーだけを制御すればよく、その
機能が単純化される。したがって、このようなコントロ
ーラーを設けた打設装置の製造コストを下げることがで
きる。さらに、両油圧シリンダーを制御する制御信号の
出力タイミングがずれることがないので、確実に180
°の位相差を保つことができる。そのうえ、2個の位置
センサに基づいて別々の演算を行い、調整していた従来
例の場合と比べて、応答性が高いので、高周波の揺動に
も対応できる。
のソレノイドを直列に接続し、ひとつの制御信号によっ
て、180°の位相差を保つように、両油圧シリンダー
を制御できるようになった。そのため、コントローラー
は、一方の油圧シリンダーだけを制御すればよく、その
機能が単純化される。したがって、このようなコントロ
ーラーを設けた打設装置の製造コストを下げることがで
きる。さらに、両油圧シリンダーを制御する制御信号の
出力タイミングがずれることがないので、確実に180
°の位相差を保つことができる。そのうえ、2個の位置
センサに基づいて別々の演算を行い、調整していた従来
例の場合と比べて、応答性が高いので、高周波の揺動に
も対応できる。
【0024】第2の発明では、両油圧シリンダーの油圧
室を直接連通させることにより、180°の位相差を保
つようにしたので、コントローラーの演算機能が単純化
され、装置の製造コストを下げることができる。また、
電磁切り換えバルブを一方にだけ設ければよく、その
分、コストを下げることができる。第3の発明では、油
圧シリンダーの実際のストロークを検出して、そのデー
タをコントローラーにフィードバックすることで、型枠
や製品の重さによる影響を受けずに、目的とする振幅で
テーブルを揺動させることができる。また、油圧シリン
ダーの振幅を検出して、コントローラーにフィードバッ
クするためのストローク検出手段を、一方の油圧シリン
ダーだけに設ければ良いので、その分、従来と比べて、
コストを下げることができる。
室を直接連通させることにより、180°の位相差を保
つようにしたので、コントローラーの演算機能が単純化
され、装置の製造コストを下げることができる。また、
電磁切り換えバルブを一方にだけ設ければよく、その
分、コストを下げることができる。第3の発明では、油
圧シリンダーの実際のストロークを検出して、そのデー
タをコントローラーにフィードバックすることで、型枠
や製品の重さによる影響を受けずに、目的とする振幅で
テーブルを揺動させることができる。また、油圧シリン
ダーの振幅を検出して、コントローラーにフィードバッ
クするためのストローク検出手段を、一方の油圧シリン
ダーだけに設ければ良いので、その分、従来と比べて、
コストを下げることができる。
【図1】第1実施例の制御回路図である。
【図2】第2実施例の制御回路図である。
【図3】従来例のテーブル式打設装置の正面図である。
【図4】従来例の制御回路図である。
2 支持部材 3 軸 4 テーブル 7、8 油圧シリンダー 7a、8a 上油圧室 7b、8b 下油圧室 7c、8c ピストン 7f、8f 検出ロッド 9、10 電磁切り換えバルブ 9a、10a 一方のソレノイド 9b、10b 他方のソレノイド 11、12 位置センサ 16、17 信号線 18、19 油路
Claims (3)
- 【請求項1】 支持部材と、この支持部材に揺動自在に
取り付けたテーブルと、このテーブルの両端に設け、テ
ーブルの両端を上下させる一対の油圧シリンダーと、こ
れら一対の油圧シリンダーのそれぞれに対応して設けた
一対の第1、第2電磁切り換えバルブと、これらの電磁
切り換えバルブを制御するコントローラーとを備え、上
記一対の第1、第2電磁切り換えバルブは、一方のソレ
ノイドを励磁すると、この電磁切り換えバルブに設けた
油圧シリンダーが収縮し、他方のソレノイドを励磁する
と、上記油圧シリンダーが伸長する構成とし、上記第1
電磁切り換えバルブの一方のソレノイドと上記第2電磁
切り換えバルブの他方のソレノイドとを直列に接続する
とともに、上記第1電磁切り換えバルブの他方のソレノ
イドと上記第2電磁切り換えバルブの一方のソレノイド
とを直列に接続したことを特徴とするテーブル式打設装
置。 - 【請求項2】 支持部材と、この支持部材に揺動自在に
取り付けたテーブルと、このテーブルの両端に設け、テ
ーブルの両端を上下させる一対の油圧シリンダーと、上
記一対の油圧シリンダーのうち一方の油圧シリンダーに
設けた電磁切り換えバルブと、この電磁切り換えバルブ
を制御するコントローラとを備え、上記一対の油圧シリ
ンダーはそれぞれピストンを境にして上・下油圧室を備
えるとともに、一方の油圧シリンダーの上油圧室と他方
の油圧シリンダーの下油圧室とを連通させ、かつ、上記
一方の油圧シリンダーの下油圧室と他方の油圧シリンダ
ーの上油圧室とを連通させたことを特徴とするテーブル
式打設装置。 - 【請求項3】 いずれか一方の油圧シリンダーまたはテ
ーブルの一方端部のストロークを検出するストローク検
出手段を設け、その検出データをコントローラーへフィ
ードバックする構成にしたことを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のテーブル式打設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10129576A JPH11300714A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | テーブル式打設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10129576A JPH11300714A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | テーブル式打設装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11300714A true JPH11300714A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15012890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10129576A Pending JPH11300714A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | テーブル式打設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11300714A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2005171C2 (nl) * | 2010-07-29 | 2012-01-31 | Boer Staal Bv Den | Inrichting voor het verdichten van korrelvormige massa zoals betonspecie. |
CN105619585A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-06-01 | 佛山市恒力泰机械有限公司 | 一种陶瓷压砖机的砖坯脱模方法 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP10129576A patent/JPH11300714A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2005171C2 (nl) * | 2010-07-29 | 2012-01-31 | Boer Staal Bv Den | Inrichting voor het verdichten van korrelvormige massa zoals betonspecie. |
WO2012015305A1 (en) * | 2010-07-29 | 2012-02-02 | Den Boer Staal B.V. | Device for compacting a granular mass such as concrete cement |
EP2412503A3 (en) * | 2010-07-29 | 2012-03-28 | Den boer Staal B.V. | Device for compacting a granular mass such as concrete cement |
US9211663B2 (en) | 2010-07-29 | 2015-12-15 | Den Boer Staal B.V. | Device for compacting a granular mass such as concrete cement |
CN105619585A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-06-01 | 佛山市恒力泰机械有限公司 | 一种陶瓷压砖机的砖坯脱模方法 |
CN105619585B (zh) * | 2016-01-05 | 2018-05-04 | 佛山市恒力泰机械有限公司 | 一种陶瓷压砖机的砖坯脱模方法 |
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